自民党の総裁選を前に、新たな動きです。菅義偉総理大臣が二階俊博幹事長を交代させる方向で、検討していることが分かりました。

■二階幹事長交代含め“党役員刷新”へ

 自民党・二階俊博幹事長:「(Q.岸田氏の党役員任期制限の発言についてどう考える?)そんなこと日ごろ聞いたことありませんから。ここで急に・・・誰だって?」「(Q.岸田前政調会長)岸田が言ったから、どうかしないといけない、そんなことはない。それはそれとして、自民党は発言自由だからね」

 自民党・二階幹事長の在職期間は5年以上。歴代最長の二階氏を暗に批判していたのが、岸田文雄前政調会長でした。

 自民党・岸田文雄前政調会長:「総裁を除く党役員につきましては、1期1年、連続3期までとすることによって、権力の集中と惰性を防いでいきたいと思います」

 続投を認めない改革案を二階氏は「聞いていない」としていましたが、この発言の直前、二階氏は菅総理と会談しました。

 自民党・二階俊博幹事長:「(Q.菅総理とはどのような話を?)コロナ対策をしっかりやっていきましょうと。それが中心です」「(Q.総理からは何と?)特別そういうことに対して、よろしく頼むというような話でした」

 共同通信によりますと、会談の中で二階氏は、菅総理にこう話していたといいます。

 自民党・二階俊博幹事長:「自分には遠慮せず、気にせずに人事を行ってほしい」
 
 複数の関係者によりますと、菅総理は来月の総裁選を前に、二階幹事長の交代を含めた党役員の刷新を検討しているということです。

 二階氏は、前回の総裁選でも真っ先に菅総理支持を表明。今回も、一貫してその考えが変わらないことを示してきました。

 自民党・二階俊博幹事長:「(Q.菅総理再選を支持する考えは変わりない?)当然のことです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp