アメリカのトランプ大統領とバイデン氏は、「退役軍人の日」の11日、ほぼ同じ時刻に別の場所で追悼式に出席しました。

 トランプ大統領は、ワシントン近郊のアーリントン国立墓地で行われた追悼式に雨のなか出席し、バイデン氏の勝利演説の後、初めて公式の場に姿を見せました。トランプ大統領は法律で定められているバイデン陣営との政権移行作業に応じておらず、第2期政権の存続を前提にした動きを強めています。一方、バイデン氏は、ジル夫人とともにペンシルベニア州にある朝鮮戦争の戦没者慰霊碑を訪れて献花しました。バイデン氏は声明で、退役軍人に対して「皆さんの犠牲を尊重し、任務を理解し、勇敢に戦って守った価値観を決して裏切らない最高司令官になる」とコメントしました。バイデン氏の声明について、アメリカのメディアはトランプ氏がかつて戦死した兵士を「負け犬」と呼んだと報じられたことを念頭に置いたものだと論評しています。
[テレ朝news]