2020.10月初旬
【カンボジアの洪水被害】
約一週間降り続いた雨の影響で、カンボジアの国内各地で洪水が発生しました。
複数の州で鉄砲水が発生するなど被害が拡大、10月11日には、カンボジア災害担当が「洪水の影響で少なくとも十数名が亡くなったと」発表するなど、大規模な災害となってしまいました。
【Cambodia Brigade70 の出動】
カンボジア国王軍にも出動指令があり、Mr,Soy narith(ソイ・ナリ氏)率いる RRC711部隊も出動、「一人でも多くの命を救う」ため、出動態勢を整え現場に向かいました。
【10.14~17/救出救助活動】
洪水被害を受けた住民を救助するため、大規模な救出救助活動が展開されました。
Mr,Soy narith(ソイ・ナリ氏)率いるRRC711部隊も、多くの人々をボートや車両などを使い安全な場所まで搬送。
集中豪雨による自然災害、洪水被害によって、多くの被災者が助けを求めていました。
日本でも、大規模な自然災害発生時には、消防や警察のみならず自衛隊が大活躍していますが、カンボジアでも軍隊や警察、そしてRRC711の救助隊や救急隊が協力し、多くの被災者を救出し救助、安全な場所まで搬送しました。
スライド写真は、洪水被害を受けた被災者を救出するBrigade70 RRC711のレスキューチームですが、これだけ大きな被害にあった被災者の皆さんですが、中には(救出される際に)安堵の笑顔を見せている方もいます。
「他国からの人的支援を受けることなく、カンボジア人がカンボジア人を救う」
お互いの言葉や感情が通じるコミュニケーションの大切さを感じます。
自国民への愛護的な活動が、信頼や尊敬、そして安堵の笑顔に繋がるものかも知れません。
救助活動終了時には、被災者や救助隊員達のため、RRC711の女性隊員達が、救出救助や救急業務で疲れているにもかかわらず、水が引いた後の環境汚染による感染やケガなどを防ぐため、清掃作業をしていました。
※レスキュー隊の活動写真を中心に、悲惨な光景などは掲載していません。