アメリカ大統領選をめぐり、全米各地でトランプ大統領に抗議するデモが発生し、逮捕者も出ています。
◆トランプ大統領がいるホワイトハウス前からテレビ朝日・高羽佑輔記者の報告です。
ホワイトハウスの前は人通りがまばらで、警察官の姿もありません。今は非常に静かな状態ですが、数時間前までは緊張が高まっていました。深夜に人種差別に反対する団体が登場した際が、一番、緊迫をしていました。デモ隊は花火を打ち上げながら、人種差別反対を訴えていましたが、一部には取材をする我々のカメラを持っていた傘で遮ろうとする人もいて攻撃的でした。我々よりも、さらに近くで取材をしていた海外メディアには防弾チョッキを着ている人もいました。

一方、トランプ大統領が、この時点で「勝った」と話したことが、身内からも波紋を呼んでいます。陣営の関係者は、すべての票は集計されなければならず、今はまだ勝利宣言をする時ではないと反発しました。大統領が開票作業をストップさせようとした発言についても「誤った戦略だ」と批判しています。また、別の共和党議員も「止めてくれ、我慢が必要だ」とツイートしました。大統領は、ホワイトハウスにとどまる見通しですが、その発言が自らの陣営も振り回す形となっています。
[テレ朝news]