備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」のコーナーです。

新型コロナの感染防止と熱中症予防を両立させるためのツボを押さえます。

(防災士・新田俊介)
「強い日差しが照り付け、暑い日が続いています。こんな日には熱中症を防ぐために屋外でマスクを外すことも選択肢です」

■備えのツボ「新しい生活様式」を健康に!

新しい生活様式は、身体的距離の確保、マスクの着用、3密の回避などを取り入れた日常生活です。

実践しながら熱中症を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

6月、厚生労働省と環境省が作ったリーフレットです。

これに最も大きく書かれているのが、「熱中症を防ぐためにマスクをはずしましょう」という記載です。

屋外で人との距離が2メートル以上離れている時は、適宜、マスクをはずしましょう。

マスクを着けていると、皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気付かないうちに脱水になるなど、体温調節がしづらくなります。

また、マスクを着けている時は、こまめな水分補給も必要です。

国は、1日あたり1.2リットルを目安としています。

押さえてほしい備えのツボはこちら。暑さを無理に我慢して、熱中症になってしまっては元も子もありません。

健康を守るために自分で判断して行動しましょう。

子供やお年寄りなどは、特に注意が必要です。

周りの人は、積極的に声をかけて、マスクをはずせる環境でははずすようにしましょう。