美しき五月に
シューマン 作曲 / 堀内敬三 訳詞
ピアノ・ヴォーカル: Picojoule<ピコジュール>

 この曲は、シューマン (1810~1856)作曲、ハイネの詩による連作歌曲集「詩人の恋」全16曲の第一曲”美しき五月に”の訳詞バージョンです。

初めてこの曲を知ったのは、高校の音楽の授業のときでした。
聴いた瞬間に、空間が歪み、目眩でもするようにクラクラしてしまったことを覚えています。

”どうしたらこんな曲が書けるのだろう?”

何かに取り憑かれたように、何度も何度も、楽譜を読んでは、ピアノで音をなぞった日々を、思い出します。

クラッシックの楽曲は、通常しっかりとした訓練に裏付けされた技術で演奏されることが多いのは十二分に承知しております。

けれど、あのときの高校二年の音楽の教科書に載っていた楽譜を、そのまま演奏してみたなりました。
粗相があったとしても、シューマンは、痛くも痒くもないだろうと思います。
なので、歌ってみることにしました。

原語ではないけれど、訳詞もシンプルで素敵です。