Japan Open 2015 (2015年10月3日 さいたまスーパーアリーナ)で新フリープログラム『蝶々夫人』を高得点で演技して、553日ぶりに現役復帰した浅田真央選手は、ポスト浅田真央を狙うロシアのアデリーナ・ソトニコワ(ソチ五輪金メダリスト)やエリザベータ・トゥクタミシェワ(2015世界選手権金メダリスト)、日本の宮原知子(2014全日本選手権金メダリスト)ら新興ライバル達をまったく寄せ付けない「別格」の強さを見せつけた。
同日後半の部のカーニバル オン アイス 2015 では、『踊るリッツの夜』のアンコールを受けて、今シーズンの新ショートプログラムとなる『素敵なあなた』の終盤部分を会場の大観衆の前で初披露した。
浅田選手は、現役復帰の初戦を「55点」と自己採点(時間を置いて70点に訂正)したが、それは決して過小評価ではないだろう。
新たなライバル達は「打倒浅田真央」を目標に必死の追い上げをしてくるのは疑いない。
だがしかし、浅田選手の真のライバルは、彼女達ではなく、浅田選手自分自身であろう。
競技選手として、やり残したことがあるからこそ、彼女は闘いの舞台に戻ってきたのだ・・・。その道が、たとえどんなに困難だろうとも、彼女は突き進むだろう。