アメリカ大統領選挙を翌日に控え、トランプ大統領とバイデン氏はかつて製造業が盛んだったラストベルトと呼ばれる中西部の激戦州で最後の訴えをしました。

 トランプ大統領:「あす、大きな赤い共和党の波を目にするだろう。民主党が吹き飛ぶと思う。バイデン氏は9歳でペンシルベニアを離れた。石のように冷たい偽善者で大統領になる資質を備えていない」
 トランプ大統領は世論調査でバイデン氏が2.9ポイント差でリードするペンシルベニア州を訪れ、「バイデン氏は増税し、規制を増やす」として自らの減税政策をアピールしました。また、連邦最高裁判所が投票日までの消印があれば3日以降に届いた郵便投票を集計に入れられるとの判断を示したことに不満を示し、「我々は知事らを監視している」としました。トランプ大統領は前回の当選の原動力となったラストベルトのミシガン州やペンシルベニア州を中心に夜遅くまで最後の訴えを続けます。
 民主党・バイデン候補:「トランプ氏は負け犬だ。最も労働組合を支持する大統領になると約束します。皆さんの意見を尊重します」
 バイデン氏もペンシルベニア州を訪れ、「中国の不正な貿易に立ち向かう」として、労働者を守る姿勢をアピールしました。歌手のレディー・ガガさんも登場するなどこの州だけで3回のイベントを集中的に開き、投票を呼び掛けました。
[テレ朝news]