アメリカ大統領選が3日に投票日を迎えます。民主党候補・バイデン氏が優勢のまま行くのか、4年前のように共和党候補・トランプ氏の逆転があるのか、アメリカ政治に詳しい慶応義塾大学・中山俊宏教授に話を聞きました。
大統領選は、各州に割り当てられた選挙人を獲得する仕組みで、過半数270を取る必要があります。トランプ大統領が勝利するためには、選挙戦の行方を左右すると言われている激戦州のうち、伝統的に共和党が強い“サンベルト”と呼ばれる地帯5州をすべて取る必要があります。さらに、さびれた工業地帯“ラストベルト”と呼ばれる地帯でも取らなければなりません。
最初の関門となるのがフロリダ州(選挙人29人)です。2016年は事前調査でクリントン氏が1.0ポイントリードでしたが、結果はトランプ氏の勝利でした。今回の調査ではバイデン48.6、トランプ47.2となっています。
(Q.フロリダ州で、前回のような逆転は考えられますか?)
慶応義塾大学・中山俊宏教授:「フロリダはちょっとわからないところがあります。少し前はバイデン氏が比較的はっきりと優位を維持していましたが、選挙前になって近付きました。ここをバイデン氏が押さえれば、トランプ氏が再選する道筋が限りなく減っていくので見所です」
(Q.他に注目する州はあります?)
慶応義塾大学・中山俊宏教授:「選挙の勝敗とは関係ないですが、テキサス州に関心を持っています。共和党が勝って当たり前の州ですが、長期的には民主党が取るかもしれないと言われています。現在の情勢では、前回ほど差がありません。メキシコ系の移民が多いので、トランプ大統領の移民政策に違和感を持っているのと、州外からの移住が多く、一部で民主党化が進んでいます。ここで共和党が落とすようなことになってくると、共和党が大統領を出せる政党ではなくなってきます」
(Q.今回、厳しいと言われているトランプ氏が、一方的に“勝利宣言”をするのではないかと言われています。どんなことが起こり得るのでしょうか?)
慶応義塾大学・中山俊宏教授:「選挙当日の投票結果は、トランプ氏の方が良い可能性があります。投票所で投じられた票は共和党が有利なためです。トランプ氏は、その後に入ってくる郵便投票の結果は、不正の温床だと言い続けているので、投票日の夜に自分が勝っている状態で、事実上の勝利宣言めいたことを言う可能性があります。
[テレ朝news]
