8月末でアイドルグループ、SKE48を卒業した柴田阿弥(23)がフリーアナウンサーに転身することが8日、分かった。
AKB48グループ選抜総選挙で2年連続で選抜入りした注目株が、活動拠点を名古屋から東京に移し、今月から小林麻耶(37)や皆藤愛子(32)らを擁する芸能事務所、セント・フォースに所属。
情報番組への出演やプロ野球リポートを目標に掲げ、「いろいろな活動を通してサプライズを届けたい」と誓った
目力の強いキュートなルックスと握手対応の良さで人気を集め、トークのうまさも光っていた“あやちゃん”こと柴田。
注目された進路は、あっと驚くアナウンサーだった。
先月いっぱいで6年間在籍したSKEを卒業し、今月からセント・フォースに所属。
SKE卒業生初のフリーアナとなった。
サンケイスポーツの取材に「ソロで活躍して、再来年のSKE結成10周年に“ドヤ顔”で帰ることが夢。
1日も早く事務所の戦力になれるように頑張ります」と意気込んだ。
SKEに入った当初は無名だったが、地道なファンサービスが実を結び、2013年の選抜総選挙で前年圏外から17位に大躍進。
14年以降は2年連続で選抜入りし、人気メンバーの地位を築いた。
ただ、初めて選抜に入った2年前から卒業を意識していたといい、「やりたいことを突き詰めたとき、アナウンサーの仕事がしたかった」と振り返る。
親族に元アナウンサーがおり、幼いころに憧れた職業だった。
卒業を考え始めたころ、偶然テレビの企画で温泉リポートに挑戦したことも思いを強くした。
フリーアナの初仕事は今後決まるが、夢は朝の情報番組に出演して「朝の顔」と呼ばれるようになること。
「憧れはスポーツ担当。プロ野球のキャンプ取材に行ってみたいです」とはにかんだ。
SKE時代は大々的に明かしていなかったが、実は野球好き。
アイドルになる前は家族でたびたびナゴヤドームで中日戦を観戦し、最近は法大野球部に在籍する年子の弟(4年生の柴田圭輝内野手)を応援するため、神宮球場にも訪れている。
すでにアナウンスの練習もスタート。
目標の先輩は元NHKの神田愛花(36)、元読売テレビの川田裕美(33)だ。
「神田さんは明るくておしゃべりが面白く、川田さんは主婦の方にも愛されていてコメントが的確。
お二人のように老若男女に愛される存在になりたい」と大きな瞳を輝かせた。
アイドル物語から女子アナ物語へ。“あやちゃん”の第2章が始まる。
サンケイスポーツ 9月9日(金)7時0分配信