オリンピックボランティアへのワクチン接種を巡り、丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣が1回目の接種で「一次的な免疫をつけて頂く」と発言しました。自民党内からも「理解されない」と批判が上がっています。

 オリンピック開幕まであと23日となるなか、30日から約7万人いる大会ボランティアへの1回目のワクチン接種が始まりました。

 接種されるワクチンはモデルナ社製のため、2回目の接種は早くても4週間後の来月31日からとなります。モデルナ社製のワクチン、十分な効果が得られるのは2回目を接種してから14日目以降、つまりオリンピック開催の後ということになります。

 これについて丸川大臣は・・・。

 丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣:「1回目の接種で、まず一次的な免疫をつけて頂くということ」

 「一次的な免疫」という聞きなれない言葉・・・。

 丸川大臣を巡っては、競技会場での酒類提供に関して「ステークホルダーの存在がある」と発言し物議を醸すなど不安定な発言が続いています。

 来日したウガンダ選手団から2人の感染者が出た事態などを受けて政府は30日、海外選手らの事前合宿先となる自治体向けの指針を改定。

 新たな指針では事前合宿で感染者が確認された場合、選手ら全員を一時的にホテルの個室などに隔離することが盛り込まれました。

 ウガンダを巡ってはモナコで開かれていた7人制ラグビーの最終予選でも複数の感染者が確認され棄権となりましたが、隔離先のホテルからコロナ検査を行う予定だった選手1人が行方不明になっていることから隔離する方法が問われそうです。
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