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「撮影開始直後から、『え⁉ おふたりはもしかして?』と、スタッフ同士で目配せするような場面が何度かありました。撮影はお盆まで続きます。今後どうなるのか……」

 現在、北海道を中心に撮影が進んでいるのが、Netflixのオリジナルドラマ「First Love 初恋」。2022年の配信予定で、満島ひかり(35)と佐藤健(32)のダブル主演と話題性抜群のキャスティングだ。この現場で、満島と佐藤は「息がぴったり」なのだという。

「とにかく、現場で満島さんと佐藤さんのふたりは仲がいい」

「1999年、当時16歳だった宇多田ヒカルがリリースし、大ヒットした名曲『First Love』。そして19年後の2018年に発表された『初恋』、その2曲にインスパイアされたオリジナル作品です。

90年代後半、00年代、そして現在と、3つの時代にわたる1組の男女の初恋の記憶を辿るラブストーリーで、年代や季節のシーン変化が非常に多いので、年明けすぐに撮影をはじめ、実に7カ月間もの予定を組んでいます」

 別の若いキャストで高校生時代を描くシーンもあるが、満島が演じるのはフライトアテンダントを目指していたが不慮の事故で人生の変わる女性、そして佐藤は元航空自衛隊のパイロットという役どころだ。

 この企画は、宇多田が『初恋』を発表した2018年からすでに進んでいた。脚本も書いている寒竹ゆり監督とプロデューサーが、まず声をかけたのが満島だった。

「1年以上にわたり、脚本がまだ途中段階から満島さんは制作陣と準備をしていました。そのなかで相手役として佐藤健さんを推したのは、ほかでもない満島さん。佐藤さんは偶然、デビューDVDで寒竹監督と仕事をしたことがあって、この豪華なキャスティングが実現したんです。

 とにかく、現場で満島さんと佐藤さんのふたりは仲がいい。お互いに“懐いてる”って感じですよ。満島さんは『健くん』と呼び、佐藤さんは『満島さん』と呼ぶので、そこは年齢差とキャリアの差を感じますが、待ちの時間はずっとふたりの世界で近寄りがたい。現場では、どうしてもソーシャルディスタンスである程度離れているわけですが、お互いの動きの視線の追い方や会話の様子をみていると、これまでにない相性の良さを感じるんですよね。

 満島さんが、あるシーンのあとに、『もっと若い時に一緒に演じてたら、絶対人生違ってたと思う。健くんだってそうでしょ』って言っているのを聞いたときには、ドキッとしました」

やりたい仕事しか受けない満島に“選ばれた”ドラマ
 いまや演技派として知られる満島は、安室奈美恵などを輩出した沖縄アクターズスクール出身だ。三浦大知などとともに7人組の「Folder」でデビューしたのは小学6年生の時だった。園子温監督の映画「愛のむきだし」(2009年)やテレビ東京ドラマ「モテキ」(2010年)など次々と話題作に出演。主演を務めた映画「川の底からこんにちは」(2010年)の監督・石井裕也と結婚をしたものの約5年で離婚をしたバツイチでもある。

「酸いも甘いも噛分けて、さらに俳優として存在感を増してきた。その表現力はずば抜けた歌のうまさにおいても有名です。業界的には、『仕事を選ぶ俳優』としても知られていて、やりたい仕事しか受けないイメージが強い。特に3年前にそれまで所属していた俳優事務所をやめてフリーになってからは、そこに拍車がかかったんじゃないでしょうか。連絡先となっているところに仕事のオファーの電話をすると、本人が直接でてやりとりをしていましたからね(笑)」(テレビ局関係者)

 今回、やりたい仕事として“選ばれた”のがこのドラマだ。佐藤ともどもNetflixへの出演は初めてだという。佐藤もまた、今年の3月末にそれまで所属していた大手事務所から、のれん分けのカタチで独立した。この仕事は独立前に決まっていたものだ。

「いまの時代、テレビドラマも映画も製作費がほんとうに少ないんです。ということは、俳優へのギャラの額も低い。お金をかけて撮影できるのはNetflixをはじめとする配信系で、業界では出演者のギャラは『民放の100倍、邦画の10倍』と言われています。個人事務所やフリーで活躍する役者さんたちにとっては、すごくいい仕事なんです」(同前)

「佐藤は、女性の前だとかなりツンデレなんです」
 今年公開の映画が2本ある売れっ子の佐藤だが、そのモテ男・共演者キラーっぷりはつとに知られている。

 2008年、10代のときに初の連ドラ主演作となった、「仮面ライダー電王」の共演者・秋山莉奈とさっそく熱愛を報じられ、2010年にドラマ「Q10」などで共演した前田敦子との“お姫様抱っこ事件”が「週刊文春」(2012年9月20日号)で報じられたのはこの2年後だ。AKBを卒業した前田と大島優子や、佐藤ほか何人かと飲み会をしたのはいいものの、前田が泥酔してしまった。正体をなくした前田をお姫様抱っこして送っていった佐藤に、男前だと賛美の声があがった。

「前田とは結局なにもなかった。でもその後は9つ年上の広末涼子や、共演がきっかけではなかったものの吉岡里帆とは写真付きで週刊誌に報じられましたからね。いまはファンの間で、昨年の『恋はつづくよどこまでも』で共演した上白石萌音と実際に交際しているんじゃないかとウワサされています。

 佐藤は、男友達と遊ぶときにはハシャぐタイプだけれど、女性の前だとかなりツンデレなんです。ボソボソとしか喋らないから怒ってるのかと思うと、急に甘えてくるのが上手らしい」

 満島とのラブストーリーの共演期間は、まだまだ続く。あらたな熱愛ニュースが流れる日がくるのかも。