原節子さん、電撃引退は撮影中に起きた兄の事故死が影響か
スポーツ報知 11月26日 10時41分 

東宝撮影所にて年頭インタビューに応じ、紙風船つきに興じ笑顔を見せる原節子さん(1955年12月31日撮影)
“永遠の処女”と呼ばれた伝説の名女優・原節子さん=本名・会田昌江=が9月5日、肺炎のため神奈川県内の病院で死去していたことが25日、分かった。95歳だった。15歳で映画デビューして以来、「麦秋」「東京物語」などの小津安二郎監督作品、黒澤明監督の「白痴」など数々の名作に出演。日本映画を代表する美人女優として活躍した。しかし、1962年の東宝映画「忠臣蔵」を最後に42歳で突然の引退。鎌倉市の自宅で全く姿を見せない徹底した隠とん生活を送り、その存在自体が映画界最大の謎となっていた。
【写真】29歳当時の原節子さん。伝説の女優が亡くなった
63年の小津監督の葬儀を最後に芸能界から姿を消した原さんに「引退」の影がつきまとい始めたのが、53年に起きた“御殿場駅列車事故”だった。
