黒木瞳。宝塚の頂点を捨て、独りマリオに耽った「空白の半年」
黒木瞳、宝塚のトップ娘役を捨てて東京へ向かった24歳の朝。空のトランクだった。福岡行きの切符を買う覚悟で、黒木瞳はそれを押し入れに置いた。1981年、月組に入団した。入団2年目で、当時のトップスター大地真央の相手役に大抜擢された。異例の速さだった。しかし1985年、大地が退団を告げた。黒木は即座に言った。「私も辞めてもいいですか」大地は問い返した。「辞めてからどうするの」と。黒木は答えた。「とにかく東京に行きます」と。心の中では決めていた。30歳までに映画の仕事が来なければ、福岡に帰ろうと。大地と同じ日に退団し、東京のアパートに引っ越した。仕事は来なかった。半年間、一人でスーパーマリオを続けた。同期も先輩もいない場所で、24歳の元トップ娘役は画面の中のキャラクターを操りながら、電話が鳴るのを待った。やがて映画のオファーが届いた。そこから女優・黒木瞳の時代が始まった。宝塚で積み上げた全てを手放した日、彼女には東京行きの荷物しかなかった。空のトランクは押し入れで眠り続けた。福岡行きの切符は、結局一度も買わなかった。#shorts #黒木瞳 #宝塚歌劇団 #月組 #トップ娘役 #衝撃の事実 #女優デビュー #大地真央 #下積み時代 #スーパーマリオ #福岡出身 #芸能界の裏側
