10日の国会では、集中審議が行われ、東京オリンピック・パラリンピックの開催可否を巡り、野党が、菅総理を厳しく追及しました。

■菅総理「感染爆発」での五輪開催可否答えず・・・

 新型コロナの感染が拡大するなか、10日の国会では、政府の対応を巡り、集中審議が行われました。

 立憲民主党・枝野幸男代表:「何でも専門家に責任を転嫁するのは、本当おやめになった方がいいと思います。人流は減ったけれども、多くの犠牲を払ったけれども、効果出てないじゃないですか。つまり、判断間違えたんですよ。入院もできずに亡くなられた方々に対する言葉、無念の思いで、そうした皆さんを送らざるを得なかった介護施設の皆さん、そうした皆さんに語り掛けてください」

 菅義偉総理大臣:「療養中に亡くなられた方、また自宅待機で亡くなられた皆さんには、心からご冥福をお祈りを申し上げる次第でございます」

 さらに、野党は、東京オリンピック・パラリンピックについて、「もう判断の先送りはできないタイミング」だとして、中止を求めました。

 立憲民主党・山井和則衆院議員:「菅総理の頭の中は“五輪ファースト”で、結局コロナ対策、ワクチン接種、あるいはコロナで苦しんでいる事業者や国民の対策が、二の次になってしまっているのではないかなと思えて仕方がない」

 菅総理:「大変失礼だと思いますが、私は五輪ファーストでやってきたことはありません。国民の命と暮らしを守る(ことを)、最優先に取り組んできています。そこは念入りに言わせて頂きます」

 山井衆院議員:「『感染急増』ステージ3、『感染爆発』ステージ4、その時にも五輪はやるんですか」

 菅総理:「開催にあたっては、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じて、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく・・・」

 感染状況が最も深刻なステージ4「感染爆発」でも、開催するのか、菅総理は具体的に答えませんでした。

■菅総理に蓮舫議員「バッハ会長にせめて相談を」

 また、蓮舫議員は、東京オリンピックの開催が医療体制をさらに圧迫するのではないか、と指摘しました。

 立憲民主党・蓮舫代表代行:「(五輪)指定病院にオリパラ大会の五輪選手と、日本人の搬送困難自由の人が来られた場合、どちらが優先されるんですか」

 菅総理:「海外の選手には、行動規範を原則として、宿泊施設および競技会場などに限定します。そのうえで、一般の日本人との接触を厳に回避するため、それぞれの場所での動線分離を徹底・・・」

 蓮舫代表代行:「日本国総理大臣として、答弁は1つですよ。『国民が優先される』でしょう。守るべきは国民じゃないですか」「この危機的な状況をバッハ会長にせめて相談をするとも言えないんですか」

 そのIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長については、来週予定されていた来日が、延期されることが、10日に分かりました。緊急事態宣言の延長を受けた措置です。

 今後の日程は、感染状況を見極めながら、再調整される予定です。
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