ゆっくり映画レビュー#249『果てしなきスカーレット』
え、本日はお集まりいただきありがとうございます。これより記者会見を始めたいと思います。 え、では今回また動画投稿が遅かった件について聞かせて。 うわーん。 ボイ泣くのはよ。 僕だってやりたい映画はたくさんあったんですよ。爆弾とか取り憑かれ男とか色々あったんですよ。でもでもポケモンとかイナ入れとか最近ゲームが面白すぎて ただ編集ってゲームやってただけじゃねえか。 本当はまだカービーのエアライダーもやりたいんですけど、これ以上視聴者の皆さんを待たせてはいけないと思うし、魔理沙さんがマジでチャンネル乗っとろうとしてくるし、要するにこんな感じで、え、動画投稿再開します。 ふざけんな。 ということで皆様お久しぶりです。年末も近づいてきた今日この頃そろそろ本気を出していきますよ。 本気どころか完全な失踪が近づいてきてる気がするんですけど。 ということで今回紹介する映画はこちら。果てしなきスカーレット。 細田守る監督の最新作ね。 サマーウォーズユとそばカスの姫などの細田守監督最新作で父親の命を奪ったおじの復讐に失敗し命を落とした王女スカーレットが死後の世界で日本の看護師ひりと共に見果てぬ場所を目指し旅をしていく話だね。出演は足玉岡田正役所浩事などでございます。 ということで行ってきました。細田守監督 4 年ぶりの新作。公開初日の朝の会で行ってきました。 映画好きならとりあえず細田森監督作はようチェックよね。 なんだかんだネームバは間違いなく日本のアニメーション監督の中でもトップクラスですからね。前作の言うとそばカスの姫は細田監督作品の中で 1 番のヒット作にもなりましたし、本作がどれぐらいいくかも注目です。 でも今は深海誠が出てきたことでヒットメーカーとしては影に隠れちゃった感があるわよね。 深海監督と比べても作品の評価もかなり割れてる感じがするし。 以前言うとそばカスの姫の時も話しましたけど細田監督と深海監督ってマの方向性を進んでる監督たちで深海監督は元々すごく癖の強い見る人を選ぶタイプの作家だったのが君の名はから作家性とエンタメ性の両率を絶妙なバランスで成り立たせてヒットしたわけですが細田監督は逆に監督の作家の方に尖がっていって良くも悪くも自分を出していく方向に進んでいるんですよね。 未来の未来なんかはまさに監督の作家性に最も尖らせた一本だったと思います。 でも細田監督の中でも評価が 1 番微妙だったよね。前後の作品と比べて工量収入も結構落ちてたし。 尖がりすぎて人を選ぶ作品になってたのは確かですね。細田監督って致名度の高さもあってどうしても大衆向けため作品を求められてる部分があると思うんですけど監督的にはもっと自分を出していくスタイルでいいきたいんじゃないですかね。 前作の言うとそばカスの姫は細田作品の中でもかなり人気の高いサマーウォーズに近いこともあって多少エタめ方向に行って結構なヒットになってました。 でもこれはこれで賛否両論だったよね。特に脚本には結構ツッコミが入ってた気がするわ。 細田監督って演出を優先して物語上の整合性とかは 2 の次にしてる感じがあって言うとそばカスの姫なんかはその部分が誰の目にも明らかな突っ込みどになってたんですよね。 細田さんは他に脚本をつけた方がいいって結構言われてたわね。 皮肉にも以前細田監督と組んで脚本を書いてた奥でらど子が国報で実写法が最大のヒットになってたりするんですよね。それはともかく前作で脚本の問題が見えつつも大ヒットにはなってましたので久々の新作がどうなるのかは気になるところではありました。 それでうプ主的にはどうだったの?世間的にはめちゃくちゃ賛否両論というかなり国評が多いみたいだけど。 え、結論から言わせてもらいますと果てしなきつまらなさでした。 あ、マジで評判通りのやばさなんだ。 いいところもあるにはあるんですけど、それ以上に監督の悪い部分が目立つ作品になってしまってます。特に脚本にはあまりにも突っコみどが多すぎますし、作品としてのメッセージも色々詰め込みすぎて結局何がしたいのかよくわからない 3 万な作品になってしまってるという印象ですね。 やっぱり今回も脚本の問題が大きいのね。 脚本も問題ですけど、もっと根本的なところがダメな気がしますね。 今回は今までの細田監督策とだいぶ雰囲気が違う感じよね。 パッと見た感じだと、今までよりファンタジー要素が強いというか。 そうですね。これまではファンタジー的な要素もありつつも基本現代の日本が舞台の作品が多かったですし、一応日本人のキャラも出てますが、外国が舞台で時代も中ぐらいですから、細田監督では珍しい作品ではありますね。 予告見た感じだと復讐がテーマだし、結構ダークな印象よね。 本作のベースとなっているのはシェイクスピアの復讐劇であるハムレットですね。 国王である父親を殺した叔じの復讐劇という点以外は全然別物になってはいますが、他にも団手の女児新曲の煉獄編からも着走を得てるそうで、おそらく本作での死の世界のベースになってるんだと思います。 死護の世界が舞台って普通に面白くなりそうな話だけどダメなの? この死護の世界というのがツっコみどだらけでめちゃくちゃになってるのが本作の 1番の問題点だと思います。 まずこの世界の大きな特徴が未来も過去も入り混じった世界で 16 世紀のデンマークから来た主人公スカーレットや令和の日本人であるひりなど全然違う場所や時間で生きていた人たちが集まってくる世界であるというところです。 え、あらゆる時代や国の人たちが出てくるのね。 ところがどっこい本作で登場するキャラクターって異常に偏ってて主要キャラがほとんどスカーレットの時代の人間ばかりなんですよね。 復讐の相手であるクローディアスはまだ 分かるとして、その部下たちも綺麗に揃っ て死後の世界に来てて、さすがに都合良 すぎないか?って感じですし、あらゆる 場所や時代の人々が集まる世界のはずなの に、スカーレット、ひじ、クローディアス とその部下たちだけでほとんど物語が作ら れてて、それ以外のキャラがほぼ モブレベルだからスケールの大きな話に 見えて実はすごく狭い人間関係で動く物語 になってるんですよね。いやいや、 それじゃ大世界が完全に宝の持ち腐れに なってるじゃないの。 ひ以外に現代人も全く登場しませんし、ほとんどひを登場させるためだけにあるような設定になっちゃってるんですよね。 どうせならいろんな国や時代の人たちが入り混じる話にすればいいのにね。 まあそうなると非常に複雑な話になるから難しそうですが、本作のキャラの関係っていくらなんでも単純すぎてつまらないんですよね。 他にもマッドマックスみたいな世界でどうやって食料とか手に入れてるのとか馬とか人間以外の生き物も死んだらこの世界に来るのとかツっコみどだらけの世界で世界観の作り込みが浅さすぎるんですよね。 こういう独特な世界での話って世界観の作り込みがまず大事だと思うけどここがガバガバなのはだいぶやばいわね。 マジで監督がやりたいことをやるための舞台装置としか思ってないから雑なのかと思うレベルです。 本作で1 番ファンタジーっぽい謎のドラゴンとかマジで何のためにいる存在なのか分からないですし、出てくるたびに都合よくスカーレットを助けるだけになってるのも残念なところです。 見た目は結構かっこいいのにご的な存在でしかないのはもったいないわね。 世界観や設定に気になるところが多すぎますが、キャラクターやストーリーに関しても疑問に思うところが多いです。さっきも言ったように本作はスカーレットの父親を奪った叔父に対する復讐で物語を通して憎しみの連鎖を立ち切るために許すことを学んで成長していく物語と言えます。 まあ、復讐劇としてはよくある感じの話よね。 メッセージ自体はありきたりなものでもそこをどう見せていくかが大事だと思うんですけど、本作はその辺の説得力が弱いんですよね。そもそも復讐の相手であるクローディアスって知り視力で大を裏切って殺した昇明の邪悪で許しを与えるような余地も感じないですし、死護の世界でこいつに復讐したところで新たなの連鎖が生まれるとは思えないんですよね。作品としてのメッセージに対して悪役として噛み合ってないと思います。 確かにクローディアス側にも事情があって許される余地がある悪役ならまだ分かるけど、普通にただの悪人なら倒しちゃえばいいじゃんってなるわね。 こいつの結末とかどっちの世界のものもしょうもなさすぎて飽きれましたし、悪役としてあまりにもひどいと言わざるを得ないです。そんなクローディアスが相手ということもあって、スカーレットの心情の変化もいまいしっくり来ないです。 そこは現代人のひりとの関わりの中で変化していくとかじゃないの? そこも正直微妙なんですよね。 全てを奪われ、復讐に人生を捧げてきたスカーレットを変えるほどの力が感じないですし、しかもひじりってずっと殺しはダめだって言ってたくせに最後にいきなり人を殺したりするんですよね。 え、そこは腐殺を貫いていくんじゃないの? 殺す気はなかったのにたまたまとかじゃなくて結構明確に殺意を持ってやってますからね。最終的に 2 人は恋愛的な関係にもなっていくんですけど、その家庭もいまいち浅くてしっくり来ないですし、主役 2 人のドラマがこのレベルですので結構致名的だと思います。 ラストでスカーレットが行きたいと連呼 するシーンとかワンピースのあのシーン まんますぎてギャグにしか見えなかった ですし一応細田監督はワンピースの映画も 監督したことあるからおマージュのつもり なのかもしれませんが完全に滑ってたと しか言えないんですよね。いきなりワン ピースやられても困惑よね。ただこれ以上 に困惑なのがミュージカルシーンです。 今回もミュージカルのね。言うとそばカス の姫の時はミュージカルシーンは結構好評 だったけど今回はそこもダメなの ある意味本作で1番印象に残るシーンでは ありますね。 渋谷でスカーレットとひが大勢のモブたちとダンスを繰り広げるんですが。 いや、もうすでにツっコみどが多すぎるんですけど。 もちろんこれはスカーレットのイメージ的なシーンではあるんですけど、あまりにも唐突にこのミュージカルに入る上に意味不明すぎてただただ困惑なんですよ。このシーンでやりたいこと自体は分かるけど、さすがにこれは一体何を見せられてるんだ?ってなりました。 なんか単純にCG のクオリティも微妙じゃない?この映画 CG のシーンも多いみたいだけど他もこんな感じなの? いや、全体的にはCG の出来は悪くないですよ。 大自然の風景とかドラゴンのシーンとかは 普通に迫力ありますし、アクションシーン もかなりクオリティが高いです。登場人物 たちの汚れっぷりとかも結構リアルですし 、この辺は細田監督のアニメーション監督 としての実力を感じる部分ではあるんです が、このミュージカルシーンだけはマジで どうしてこうなった状態ですね。今年は キプリゾンビランドサガと凄まじい クオリティのダンスを見ていたこともあっ て、マジで残念としか言いようがない場面 でした。 ということで、まだまだ言いたいことは山ほどある作品ですが、細田監督の悪い部分かりが出てしまったような映画だったと思います。国評が多く公的にもかなりやばいことになってしまっているのも仕方ないですし、監督の今後がかなり心配になる一本でした。 ポスト宮崎早とも言われてた人がこんなことになるとは思わなかったわね。 次はマジで1 回他の脚本の人をつけてやってみて欲しいところです。ただ一応映像面とかで見る価値はそれなりにあるとは思うので、興味のある方は是非劇場でご覧ください。 ということで今回はここまでご視聴ありがとうございました。次回も ゆっくりしていってね。
『果てしなきスカーレット』
監督 細田守
脚本 細田守
出演 芦田愛菜 岡田将生 役所広司 市村正親 山路和弘 柄本時生
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