【名優・樹木希林初主演ドラマ・1週間限定無料配信】とし子さん 第10話
[音楽] 素敵な僕の友達 で 素敵な僕の恋人 で[音楽] 素敵な僕のお袋で[音楽] いつも明歩いよし。 [音楽] 美人 ノー ジチャーミング。 あ、イエス。 [音楽] なら焼き持ち焼きでしょ。 ノーノー。 ふーん。優しいの。 イエス。 スマートかな? イエー。やノー。 誰よ、そんな人ね。一体誰って聞いてるんですよ。 僕の尿房のと子さんさ。あ。 [音楽] えっと、えっと、テレタリックエ エチが入ってたかな? 暑いな。 確かにさっきこの辺に置いたんだがな。おかしいな。うるさいな。やつだな。だな。 なんだその格好は。 あ、失礼ね。よくそ。 初めから暑だ。暑いのはお前 1 人じゃないんだ。とくわね。ここは海岸じゃないんだぞ。 言ったくてもお金がないからよ。それ見せた。 バカ。そんな金があったら誰がこの暑いよに健康なんか書くのか。俺も大君がプロいこと。 はいはい。なんであなたなの? 何があなたなのだ?この暑いのに仕事してんのは俺だけだぜ。 だってあなた昨日帰ったぬ時は半ですよ。酔っ払って 昨日の話じゃないの?今日の話をしてるんです。 うん。 全くどいつもこいつもやんだっちゃな。あ、ちゃけ子。けこ。 はーい。何?お兄さん。 あ、 ああ、暑いな。 なんだ、まだそんな学校してるのか。 お風呂が見たらくぞ。 [笑い] 兄貴って古いのね。お事を言うために私を呼んだの。 いや、そうじゃないけど。ああ、俺の英語の自引き知らないか? 知らないわよ。 たたちたちたらラブキれ約した回数にだね。え、兄貴すごい気やつね。 こっちも2時半に酔っ払って帰って ボナーの悪夢がどうとかこうとかって 知ってる。テレ隠しも手伝ってんのかしらね。 かもしれないね。 あ、バカみたい。 英語の地引きならこんなとこにあるじゃないの?うん。持ってってやった方がいいわ。暑いから相当頭に来てるみたいよ。あ。 は? お、それだ、それだ。どこにあった? 私が見てたの。う、何見せたんだ? シンポジウムっていうの。 進歩なら討論会とか座談会とかって意味だよ。 へ、嘘ばっかり。討論会じゃなくて坂れて意味もあんでないの。くだ らんことばっかり出して。えっと、あった、あった。やっぱりエッチが入ってんだな。しった。何してるんだい?熱苦しいよ。そんなところへドでンと座られたんじゃ。 あら、昔はあなたがそばにそうしてくれるだけで僕の心は落ちくって言ってくれたないの? しかしね、昔の君はそんな水の多い月底の餅ちみたいにドーンとしてませんでしたよ。 はあ。そういうあなただって私の娘心を解め化した時はもっときちっとして厳しい顔してましたよ。土上救いみたいな格好して着るんだがないんだが 分かったよ。 うるさいな。こうもしなきゃいやいや書いてる現稿だ。とても課きになりゃしませんよ。 あ、そんな嫌な現稿なら初めから引き受けなきゃいいんですよ。今なって当たりさないでくださいよ。あなただって辛いでしょうけど、もう当たりされる身にもなってください。 分かりましたよ。昔の君はそんなこと言いませんでしたよ。昔の君はね。 はい。 暑苦しいなあ。向こ行けよ。へえ。 まだそんなとこでイライラさせるなよ。 本当にも行けったら 昔の君はそんなこと言いませんでしたよ。 昔の君はね、 [音楽]私が 小さい温泉を手伝る時、あの人が温泉版の きました。 の は ちょっとお尋ねしますが色ハ館こっちでいいんですか? はあ。そんならついた。そこんところをツっと入ってね、あの変なのんびのおじさんがいるから。 どもありがとうございました。わだぜ。 [音楽] 宿のぜからあの人が夜中に1人で泣いてた ということを聞きました。気いつけねば 自殺すんでねえかって言ってました。 私ずっちゃんね、あの人の見張り頼まれた んです 。は誰 に頼まれたんだ。 ここをつけてね。 一来るかもしれない。宿帰った方がいい。 心配らないよ。僕はまだ閉めろと決めたわけじゃない。 約束してくれるかい?あんたに申し物があると私怒られる。じっちゃんね。怒られる。 [音楽] 約束する。 指げま。 [音楽] お父さん、 また飲んでんの? お水ちょうだい。 はい、 ありがとう。え、こ、あ、はい。 なんだか胸さんがしてあの人の部屋へ行っ てみました。 あの人がいません。私もしだと思え 崖けプチへ行ってみたんですよ。野山さん 。 ああ、野山さん。ちょっとあ、ああ。 山さん、ちょっとしっかりしてちょうだい 。 山さし悪いことは知りながらの気を見ました。 あの人初めからある女の人に遊び事で モテ遊ばれてたんです。あの人が結婚を 迫ると女の人はあの人の真心をあ笑って 踏みにじったんです。 変なもんだよ。自分の意と無関係で死ぬ目に会うと反対に行きたくなるんだね。それというのもと子さん君のおかげだよ。 [音楽] 私なくてはなんないことがあんでした。いてください。 え?何のことだ?急に 私警察へ突き出してください。 馬鹿なこと言わないでくれよ。君は僕の命の人だ。霊を言わなくちゃならないのにどうして君をぶったり訴えたりするんだ。 私あなたの日記を盗みました。日記を取って燃やしました。あんなもんがあると野山さんまた死に痛くなる。私は働いてください。力いっぱい働いてください。私野山さんが好きなんです。 ありがとう。 さあ、泣かないで。 僕を見て。 お母さん、お兄ちゃんがいじめるの。 何? どうしたの?お母さんどうしたの? お父さんがねえ、この熱のにお仕事してんのにあんたたちがうるさくしてるからよ。 本当?それで泣いたの? そうよ。聞き分のない子を持った親の悲しみよ。 あなた、あなた。 ん? ああ、ついなあ。ちうん。せっかく暑さ忘れていい気持ちだったのに。 そんなだらしない格好してると引きますよ。 自分だってさっきはだらしない格好で歌してたやないか。 私もきちんとしましたから、あなたもきちんとしてちょうだいね。 断っておきますけどもね。僕はこうしてだらしのない格好をしているから君は安心してられるんですよ。これで僕がきちんとしてその辺の娘たちの胸を片っ端しから解時解目がしてくらなさい。君は落ち着いていられませんよ。現ールのあけみね。 ひどいこと言うわね。 シラフなあなたからそんなこと聞かされるなんて 君はジョークがわかんないのかな?な んだって ジョーク ね?どうし私は無学な女ですよ。 いい加減にしなさい。当たらん言葉から言うんじゃないよ。え、どうせ私はくだらない女ですよ。 あ、バナさん。 あ、大さんあ、暑いですね。もう悪くの嫌になっちまったの。本当に。 おや、どうかしたんですか? あんまり熱いもんでね。頭の血が登ってうちの人とやり合ったんです。 うん。喧嘩したって別に涼しくしかなりませんよ。 なんでなんて言ったの? なんて言ってん?つまり私がそばにいると熱苦しいって今から涼しい顔して昼寝てましてんでしょ。 そんな出てきたんですか?まあ仕方ないね 。そういう時はわしはこのです。 この字は城です。あ苦しかったらあんた こそ出てきなさい。大さんそんなこと言っ たらねるの明けめていうアパート1万です よ。思い酔っ払って書いてそのこと ばっかり 生けるもんなら言なさい。 本当には本物の愛情もいくらくらの銭に感情の愛情も区別がつかないのかあんたは恥ずかしくないのか 恥ずかしいんです。 恥ずかしいだろう。恥ずかしいに決まってる。 あんたは みんな見てるの? え、どうして日本人は人も個人的な問題にこう興味持んでしょうね。 本当に お腹が減ったよ。 今度お父さんと喧嘩する時はご飯作ってからに来たよね。 名前じゃないの? だって お母さん。 はい。はい。 もううるさい。 どうしたの?お母さん。 気候のせいよ。そんな深刻な顔することないわよ。 は あ、待って。私が出るわ。お姉さんなんかすぐ甘い顔しちゃうんだから。 はい。ふふふふ。 ふふふ。 あ、いらっしゃいます。 東京で校調会議があったんでな。高一郎は あの肉ちょっと出てるんですけどさ。どうぞ。 こ一郎の嫁はおらんのか? うん。とにかくどうぞ。こちらへ。 うん。うん。 お姉さんまずいわよ。白のおじさんよ。あのやかまし屋の あの校長先生の うん。そう。お姉さんと兄貴の結婚に最後まで反対したあの頑固者。あ、いらっしゃいませ。本日はおいところどうもお初めにかかります。私高一郎の妻のと子でございます。 礼儀法も湧きまえません。 2 つかもでございますが、どうぞよろしくお願いいたします。 いや、どうもやかがって。わしはさっき稽古に言うていたやかまし屋の白です。 あ、聞こえましたか? [笑い] 地獄耳でな。小一郎は ええ、ずっと研究室の方 忙しいのかそんなに。 え、あの、なんでございます?もうさ苦しいところでございますが、食堂の方へらしていただけませんでしょうか? うん。ここじゃまずいのか? いい。でもここは大設室ですし、あの、なんとなく他人行儀な感じがいたしますので、 ほお。わしはお前さんたちの結婚式にも出ないで悪をついていた男ですぞ。 でもうちの人にとっては大事なおじさんですよ。私にとってもおじさんですもん。 [笑い] そうか。いや、いつではどうも失礼した。いや、よろしく。 どうぞよろしく。さ、ご挨拶してちゃんとね。 こんばんは。いらっしゃいませ。 こんばんは。いらっしゃいませ。 ささバナナ どうもすいません。 ありがとうござい。あちらの方いらしてください。僕たちもらして [笑い] 行こう。 どうぞ。 お姉さん兄貴迎えに行ったらきっとボナあるよ。 研究室じゃないのかね。 あのいえ研究室でございます。私ちっと迎えに行ってきますから。 う、 よし。僕も 電話通じないのか。うわ、 あのなんでございます。この時間になりましとかほら交換台が聞かないもんでございますから。じゃ、行ってきてもらおうか。 [笑い] [笑い] 頼んだ。 [笑い] お姉さんわかる? 何でも渋谷の映画館のね、裏田だとかま、行ってみるわ。 そからね、おじさんにはうちの人を研究室にいることにしといて。お姉様大変ね。ま、あの金コツの相手するよりはいいわ。じゃあ行ってくるから行ってらっしゃい。 [笑い] [音楽] 私あけみど悪いけど私野山高一郎なんてあんなしたれた男知らないわ。 したれた そうよ。あれし、こんなとこまで来て尿房を褒め立たる男なんて少し行かれてるわよ。 [笑い] 行かれてんですか? そうよ。その奥さんとかいうのがよっぽどがっちり尻りに敷んじゃないかしらね。そんなことありませんよ。 何言ってんの?今でこそ文行代の状況教授だけど、あの人ね、その奥さんに大学出してもらったんだった。 あれ?そんなことありませんよ。 あんた知らないのよ。あの人が自分でそう言ったんです。 あの人がちょっとした2枚目だし、金離れ も悪くないし、その気になってやろうかな なんて思ってるや先にうちのやつうちの やつお題目と習いてごらんなさいよ。 これでも私はこの辺じゃちょっとは売れた なよ。 それが何お前なんか束にしてかかっちゃっ てうちのやの魅力の半分もない 。1日そうですね。 いや、それにしても偉い尿房持ったもんね。そうですか。私もそんなになりたいわ。誰かないかしら。 あら、いますよ。あんたなら。 そう、嬉しいこと言ってくれるわね。ねえ、私こ荒れてんのは一緒にマナ。 え、それで山どこ行ったんでしょうか。 しつこいわね。も 野山先生はね、奥様のところ ね。どう?今夜その野山先生の奥型様を やっんで飲み明さな。いいですね。じゃあ 私用事があるから。ちょっと待ちなさいよ 。ちょっと。 あ、お帰りなさい。行った。まだですか? うん。 あ、まずいわね。 そうなのよ。おじさんはね、どうしても兄貴に一言うことがあるって。さっき宿屋電話した。今夜帰らないって言ってたわ。 あ、そう。ボナールのあさんっていうとこに行ったこと言ったらしいんだけど。 そのがどう思う? なん?うん。 うん。こいつらまだか? え、あの人足違いでどっか言ったらしくて。 うん。ま、そのうち帰ってくるだろ。 うん。しかしなんだな。気をつけにゃいかんぞ。収入が多くなると人間どうしても堕落する。 うちの下に限ってそんなあ、帰ってきたらしいです。さん はいはい。はい。 あ、お帰りなさい。 早く早 野山一をただいま浮きしてまいりました。 はい。 あ、分かりました。はい。分かりましたからほら。 あなたのおじさんが見えてんの? え?何が見えたって? え?おじさん。 ボナーのあけみは僕にアパートの鍵けました。 分かりましたよ。静かにしてちない。 お、分かった。う、どう分かったのか伺いましょう。 え、早く よしよしよしよし。そんな抱きつくない。もうそんなどっか一緒って。 あ、乱暴したよ。もうひどいな。いくら自分が太ってるからって。 え、なんだって いいすか? 大学の先生はエリートインテ でもね、そう エリートやりである以前に人間なんですからね。 従って悪いこともしますね。この気持ちわかる? え、分かります。分かりますから静かにして私の話も聞いてください。 子さんは話がわかる。そう 僕はれポンだよ。 た。はい。はい。はい。 ああ、これだめ。おじさんのだからほら。ああ、もうさ境がないんだから、これ。こっから 1番。 従って上着もします。え、上着して。ああ、おじいさん困ります。 とし子さん、 こういうことは甘やかしちゃいかんぞ。うん。 こら、こいつら。 うん。あ、お、これおじさん。 何がおじさんだ?わしはお前に一言いい嫁を持って幸せだというつもりだったがやめた。誠にカンカンカンのりだ。 わしがあの時もっと強くお前たちの結婚に反対しておけばよかった。 私幸せです。幸せなんです。本当です。 何も無理せんでもいい。 いいえ。ちょっと仕事がうまくいかなかったんで飲んだだけね。気分転換にね。そうでしょ?浮気なんか絶対してませんよ。お姉さん私知ってんです。 あ、何を知ってるんですか? あなたがね、浮気してきたっていうあけむさんに会ってきたの。いい余計なことして。あ、これおじさんしばらくでした。つ見えない。 バカと子さん、 あんたは初対面のわしに犬も食わんものを食わせてくれたな。あ、ご馳そうだった。一郎の母親にいい土産話ができました。 うん。 あ、ちょ、ちょ、ちょっと、 手れのようね。 あ、 どうした? お母さんに幸せだって言ってください。 何? こいつ何が幸せだ [笑い] たくない たかってた [音楽]
【配信期間】
2025/12/17(水)13:00~2025/12/24(水)12:59
【解説】
1966年4月6日~10月5日に隔週放送された
樹木希林(当時の芸名・悠木千帆)の
初主演ドラマ。
1964年に放送された森繁久彌主演の
「七人の孫」で樹木希林は
お手伝い役の「おとしさん」を演じ人気を博し、
このドラマはそのスピンオフ作品となる。
【第10話「今も昔も」あらすじ】
暑い中広一郎(滝田裕介)は、
自宅で原稿を書かなくてはならず機嫌が悪い。
昔の君は違ったと言われ、とし子(悠木千帆)は、
広一郎と出会った時のことを思い出していた。
そんなとし子を尻目に広一郎は出かけてしまう。
すると野山家に、
広一郎の伯父の白井(東野英治郎)がやってくる。
【スタッフ・キャスト】
脚本/山中恒 監督/下村尭二
主な出演/悠木千帆、滝田裕介、東野英治郎
北林谷栄、嘉手納清美
1966年放送 26分 モノクロ・スタンダード
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