岡田将生、芦田愛菜の一言に動揺「そう言ってくれるとは…」 『果てしなきスカーレット』舞台あいさつに登壇

俳優の芦田愛菜(21)、岡田将生(36)、細田守監督(58)が16日、都内で行われた映画『果てしなきスカーレット』(公開中)公開御礼舞台あいさつに登壇した。

 3人は、黒を基調とした衣装で登壇。公開以来久々の岡田、細田監督との再会に、芦田は「アフレコから始まって、夏から皆さんと一緒にプロモーションもたくさんやらせていただいていたので、会えなくなって寂しさもありましたし、久しぶりにお会いできて、よかったです」と照れ笑い。

 これに岡田は「そうですね…寂しかったですよ。めちゃくちゃ寂しかった」と笑いをこぼし、「いや、そう言ってくれるとは思っていなかったのでちょっとびっくりして」と動揺をあらわにした。また「本当に長い期間監督もご一緒させていただいて、こういう経験もなかなかないので、うれしかったです」と話した。

 宣伝活動を振り返り、芦田は「ベネチアの映画祭での雰囲気は忘れられない。初めてお客さまといっしょに映画を観たので、印象に残っています」とにっこり。本作については「作品の主題である、生きることについて深く考えるきっかけになりましたし、頭で考えることも大事だけど、体当たりでお芝居をすることが大事なんだなと教えてもらいました」としみじみ。

 岡田は「僕は長編の声優のお仕事は初めてだった」と改めて振り返り、プレスコから聖(ひじり)役を作り上げていった監督との時間を「濃密」と表現。「ぼくにとっては貴重な時間で、何事も初めてというのは二度とないので、監督との時間は貴重な時間だったなと思います」とかみ締めた。

 本作は、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)など数々の作品で日本のみならず世界中の観客を魅了し続けている細田守監督の最新作。テーマは“生きる”。「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、≪死者の国≫で再び、宿敵に復讐を果たそうとする今までの細田作品と一線を画す物語。主人公・スカーレット役を芦田愛菜、そしてスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)役を岡田将が演じる。

 MCは、日本テレビ・田辺大智アナウンサーが務めた。