【全話フル|日本語字】5年の勘違いの後、私が去れば彼は狂った。 #短編ドラマ
ジョウ(フランス語) 君とアン・ジーニンは いつ結婚するつもりだ 実家が決めた日取りは 半月後だ 君がアン・ジーニンと結婚したら 彼女はどうするんだ 別れた 別れない 結婚は結婚 恋愛は恋愛だ 俺が好きなのは チンユーだけだ 身分が違いすぎるのに 本気で彼女に 入れ込んでるんだな ところで彼女は 本当にフランス語が分からないのか 彼女の家は貧乏だ フランス語を習う金なんてないさ 安心しろ 彼女には分からないよ 実は私、フランス語が分かるの それにシンデレラでもない 私は ちょっと電話に出るわ ママ 決めたわ 家業を継ぎに戻る よかったわ ああ、そうだ 連れて帰ってくると言ってた 私たちに会わせる彼氏のことだけど 彼も一緒に帰ってくるの 彼は知ってるの あなたの本当の身分を あなたが結婚するなんて 花嫁は私じゃないのね いいえ 別れるつもりよ 1週間後 ここの全てを片付けたら 戻るわ 大富豪の娘だと身分を隠し 一人で社会勉強をしていた 5年も付き合ったのに 打ち明けようとしたら あなたは他の女と結婚するつもりだった 私を愛人にしようなんて これからは あなたは結婚すればいい 私は家を継ぐ 私たちは 何の電話だ、長かったな 行こう ソンお嬢様 ソン家のビジネスパートナーだ 今は身分を明かしたくない お嬢様ですって 見てよ、彼女の全身 300元もしない服よ これがお嬢様? ハハハハハ 行こう 世界一の大富豪、ソン家のお嬢様が お嬢様じゃないとでも? ほら もう二度と君を こんなパーティーには連れてこない 私が あなたの恥になったと? 何を言ってるんだ ただ君が つらい思いをするのが嫌なだけだ でも私たちには身分の差がある これから先も こういう場面はあるわ あなたの家は あなたに結婚を 催促したりしないの? ユージョウ 5年間の想いと あなたへの真心が 裏切りで終わらないことを願うわ チンユー 君はただ 俺が愛してるのは君だと 分かっていればいい 他のことは 俺が解決する うん あなたの解決法って 家では一人と結婚して 外で一人を囲うこと? ユージョウと明日 両家の顔合わせなのに 今夜は私のところに来ないの? チンユー 会社で急用ができた 行かなくちゃいけないんだ 今夜は帰れない ゆっくり休んで 会社に急用ですって? それともあなたの心が 他の女の所へ急いでるのかしら 私の一言で ユージョウは会いに来るわ 明日、私たちは顔合わせをするの 結婚したら あなたは何様? 日陰の身の 愛人かしら? あなたの愛って ずいぶん安っぽいのね やっぱり帰ってこなかった 最近、動画でよく見るの 急に辞めた同僚が 実は家業を継ぐためだったって話 チンユー、あなたもあっさり辞めたけど まさかあなたも 家業を継ぐんじゃないでしょうね ええ、そうよ 家業を継ぎに戻るの © 仕事、辞めたのか うん 05 チンユー 05 この仕事、好きだったろ どうして急に辞めたんだ これから もっとやりたい仕事があるから 仕事に疲れたら戻っておいで 毎日、大変そうに働いて 見ててつらくなる チンユー 分かってくれ 俺が君を養える 私は誰の付属品でもない 独立した人間よ 付属品だなんて 今日は帰りが早いのね 会社は? 最近、仕事が忙しくて 君と過ごす時間がなかった 今日は時間を作って一緒にいようと思って 何がしたい 食事か、映画か 付き合うよ ルー氏グループの御曹司は 仕事で忙しいのか 結婚の準備で忙しいのか じゃあ大掃除を手伝って この家の物も古くなった 残しておいても もう意味がないわ チンユー 君は 何か知ったのか 私が何を知るべきだと? 何か隠してるの? いや 何もない チンユー 何があっても 覚えておいてくれ 俺は君を愛してる 私を愛してる? 正式な恋人の私を 日陰の愛人にすること? 今日は時間があるから オークションがあるんだ 好きな物を落札していい プレゼントするよ おや、知り合いが こちらは昔からの付き合いがある家の娘 アン・ジーニンさんだ こっちは俺の恋人のソン・チンユー ルー・ユージョウの婚約者よ やっとお会いできましたわ かねがね伺っていました ユージョウさんのお相手は綺麗だと 今日お会いして 噂通りですわね 偶然じゃなかったのね あなたたちだったのね 行こう ユージョウさんは磁器がお好きだと 私も少し詳しいんです これは… ルー・ユージョウ、忘れてるでしょうけど あなたの恋人はここにいるのよ 寒かったか? 少しはマシかい? こういうのには興味ないだろ 大丈夫 気に入ったものを落札すればいい 興味がないんじゃなくて あらあら 私が思うに 彼女は何も分かってないのよ そうよ 上流社会のオークションなんて 初めて来たんでしょうね 笑ってなさい。私がソン家に戻ったら もう笑えなくなるから 次にご紹介しますのは しゅんせい大師の傑作 『松鶴延年』です まあ、しゅんせい大師の作品よ ユージョウ これはコレクション価値がとても高いわ 明後日はルーおばあ様のお誕生日よ これを買って お祝いに差し上げたいわ それは偽物よ ソンさん、どうしてそれを? 本物は 大富豪である ソン家のお嬢様が ご自分のお祖母様に贈ったから 本物は世界に一つだけ 私の家にあるの だからあれは偽物よ ソン・チンユー 知ったかぶりはやめなさいよ 恥ずかしい そうよ、お嬢様が贈っただなんて まさか ベッドの下からでも見たっていうの? ああ、まさか あなたも名字がソンだからって 自分も ソン家のお嬢様と 親戚にでもなれると思った? ハハハハ チンユー 最近君が 鑑定に関する本を読んでるのは知ってる だが鑑定眼は 本だけでは養えない ジーニンは幼い頃からオークションに 玉の彫刻にも詳しい 君より詳しいのは当然だ 要するに 私があなたを騙してると言いたいのね どうせ見る目がないのは 今に始まったことじゃないけど 1億 1億 他にございませんか W おめでとうございます、1億で落札です 1億で偽物を買うなんて ルーおばあ様が受け取った時 どんな顔をするかしら ソン・チンユー はっきり言ったつもりだけど まだ図々しく居座るなんて そんなに第三者になりたいの? アンさん 彼と5年も付き合ってきたのは 私よ どっちが第三者かしら 5年も付き合って 彼があなたと結婚しないのは なぜか考えたことないの? 私はアン家のお嬢様 彼はルー氏の御曹司 私たちは釣り合いが取れているわ それに比べてあなたは? 博打好きの父親と 病気の母親がいるだけ どこが彼にふさわしいっていうの 確かに私はでっち上げた 自分の家柄を でもまさか 彼がこんなことまで アン・ジーニンに話すなんて フッ 彼は私を刺すナイフを アン・ジーニンに渡したのね 確かに不釣り合いね あなたたちこそお似合いよ お二人が 早く結ばれることを祈ってるわ チンユー 早く帰ってきて みんな待ってるわ あなたのために プレゼントをたくさん用意したのよ パパと私は 外国であなたに 古いお城を買ったわ おば様は ダイヤの王冠を なんでも イギリス女王が着けていたものらしいわ おじ様は ガレージいっぱいの高級車を用意してくれた ママ 私は家を継ぎに戻るの 家産を食いつぶしにじゃない 家を継ぐって何だ ああ 何でもない 前に辞めた同僚に聞かれたんだ 実家で何をするのかって 冗談で言ったんだ 家業を継ぐって チンユーは そんな冗談を言う子じゃない まだ帰らないの? まだ宝石類のコレクションが 出てないから なるほど、彼女は 宝石が買いたいのね よし、行こうか 旦那様 こちらが落札された宝石です 受け取って 全部君へのプレゼントだ こういう宝石は着けないわ これからは慣れないと 金の心配はいらない これからは君に 一生分のダイヤや宝石を贈る 私が言いたいのは 私はこんな 安物の宝石は着けないってこと ユージョウさん 車が故障しちゃったの 家まで送ってくれないかしら おじ様とおば様も 私の面倒を見るようにって 忘れてないわよね でも私、車に酔うから 後部座席には乗れないの 席一つじゃない 気に しなくていいわ たとえ今 彼が好きなのがあなたでも それが何? 私が欲しいものは いずれ私の手に入るわ ソンさんは疲れたんでしょう 休ませてあげましょう どうして待ってないんだ 怒ってるのか アン・ジーニンは本当にただの 付き合いのある家の娘なだけだ 気にするな ほら 俺が本当に愛してるのは君だけだ 分かってるだろ 生理で 気分が悪いの 部屋で休むわ さあ 前に身分を明かして 両親に会わせるつもりだった 彼も同意したのに 今となっては どうやって断ろう もしもし ええ、分かったわ チンユー 急用ができたんだ 今度改めて ご両親に会いに行くよ いいかな ちょうどよかった 私も今日用事があるの 怒ってないだと? Hi Hi プレゼントもある はい 座って アユ あんた、どこでこんな偽物を? 本物そっくりじゃない 全部本物よ あのね 実は前に話した 父がギャンブル好きで 母が重病だっていう家庭環境は 嘘なの 私は大富豪 宋家の一人娘 今回のお別れは 私が家業を継ぐためよ うわー お嬢様が こんな身近にいたなんて ちょっとつねって 夢じゃないわよね 彼女ったら そうだ 実家に帰るってことは ルー・ユージョウは? 彼は知ってるの? あなたの正体を 彼は 他の人と結婚するの あり得ない 彼は名家の 有名な一途な人よ そうそう 前にあなたが月下美人が好きだと言ったら 大金はたいてあなたのために買ったじゃない あなたが風邪をひけば 何億もの契約を断って 看病してくれた 去年の交通事故の時も あなたを守るために 自分の肋骨を 3本も折ったのよ そうよ 彼が結婚するのに 花嫁があなたじゃないなんて そうよ あんなに愛してくれたのに でも今は 彼の家族が私を釣り合わないと思って 結婚を迫ってるの 私がまだ彼に 正体を明かす前に 彼は結婚式の招待状を もう印刷しちゃった 彼の話だと 私を愛人にするつもりみたい 何ですって 愛人? 真剣に5年も付き合ったのに 今さら愛人になれって? 大富豪のお嬢様を 愛人にするなんて 正気じゃないわ 本当に もし彼の家族があなたの 正体を知ったら きっと逆上するわよ 何の正体? 何の正体だって? あなたたちは何しにここに? 陸家と安家が ちょうど提携の話があって それで会って話してるの 提携? ええ 結婚という提携よ あちらで話しましょう どうぞ どうも ひどすぎる 平気よ 食事にしましょ 乾杯 後で後悔させてやるわ アユ 元気出して 大丈夫 もし元気がないなら 私たちを呼んで、付き合うから じゃあ、先に帰って じゃあ、お先に バイバイ バイバイ 気をつけて 車は呼ばなくていい 僕が送るよ ユージョウ さっき私たちは 赤ワインを飲んだから 運転できないの 電話して 運転手を呼ぶよ 君たちが 助手席を取り合うこともない 危ない! 大丈夫か? 去年の交通事故の時も 彼は あなたを守るために 自分の肋骨を 3本も折ったのよ 今 君が一番大切に思う人は もう僕じゃないんだな ただのかすり傷です 重傷ではありません しかし傷が頭部なので 入院して 2日間様子を見る必要があります 先生、ありがとうございます アユ 目が覚めたか 運転手は飲酒運転で すでに拘留された アユ すまない あの時はただ 近々アン・ジーニンと 提携があって 一緒に出席する必要があったから それで彼女を先に庇ったんだ アユ 殴っても罵ってもいい 全部受け入れる だから無視だけはしないでくれ 頼む 提携って結婚式のことでしょう アユ もうすぐ君の誕生日だ 前もって誕生日プレゼントを 買ってあげようか 何が欲しい? 何でも買ってやる 航空券を買って 3日後の 京市行きのを 京市へ何しに? 旅行にでも行きたいのか? ええ 買ったぞ アユ 僕は今、少し忙しいんだ 先に一人で京市へ行って楽しんでくれ しばらくしたら また一緒に行ってあげるから 航空券なんて誕生日プレゼントは 小さすぎる その時になったら もっと大きなサプライズを用意するよ ちっとも小さくないわ だってこれは 家に帰るための航空券だもの ルー・ユージョウ プレゼントで 私を家に送ってくれてありがとう もしもし ごめん、ハニー 会社で急用ができて 病院に行けなくなった 運転手に家まで送らせるよ 分かったわ ごめんなさいね ユージョウは私と実家で食事するの だから あなたを送る暇はないわ これはどういうこと? 京市へ遊びに行くんじゃ? あなたが予約した航空券よ 忘れたの? 1、2日行くだけじゃなかったのか? なんでそんなに荷物が多いんだ? 女の子だから 遊びに行くなら 服をたくさん持っていかないと たくさん写真を撮るためにね 昔、俺たちが 一緒に旅行に行った時 君は一度も こんなに荷物を持ったことないじゃないか 見せてみろ もしもし ああ すぐに行く アユ あまり長く遊ぶなよ 後で帰りの便を 送ってくれ 迎えに行くから さようなら ルー・ユージョウ もう戻らないわ キスしろよ なあ、ユージョウ 何を照れてるんだ あと数日で結婚だろ まさか アンお嬢様からさせる気か? 見た? 私が陸家に認められた 嫁よ あなたの家はあんなに貧乏で 陸家がどうして あなたを気に入ると思うの? あなたの家柄じゃ 乞食に嫁ぐのがお似合いよ ユージョウが昔あなたを愛してたから何? 今は私と両親に会い 親友に会い 私と同棲してる さっきは人前でキスまでした ねえ 私が完全に彼を手に入れるまであとどれくらいかしら ルー・ユージョウ 結婚おめでとう 私たちは終わりよ 失望が十分に溜まったら 去ることができる もう二度と会わない ルー・ユージョウ 私たちは 二度と会わない お嬢様、お帰りなさいませ 旦那様と奥様が お嬢様がお帰りになるなら 儀式感が必要だと これらは徹夜でリハーサルしたものです 皆様、客間で お嬢様のお戻りをお待ちです おお 帰ってきたな 我らがシャオユイが やっと帰ってきた 我らがシャオユイは 海城での修行、ご苦労だったな 見てみろ、痩せてしまって おじ様 おば様 うむ お父様 ただいま戻りました 帰ればそれでいい 私は幼い頃から年長者たちに 蝶よ花よと育てられ 辛い思いをしたことがありませんでした ルー・ユージョウに出会うまでは 私は お互いが唯一の存在で 生涯を共にすると 思ってもみませんでした 私が彼の 囲っている愛人になるところだったなんて まあ、この子は 過ぎたことは水に流しなさい 間違いは怖くない やり直せばいいだけだ いや ちょっと大げさすぎますよ これだけじゃ足りない まだ用意したんだ おい 私にもっといい考えがあるわ チンユイ 別れたばかりでしょ? 私の友人の息子がね 帰国したばかりなの その友人はね 息子が 彼女を作らないって悩んでるのよ だから 一度会ってみて 友達になるだけでもいいから え? いえ、結構です まあまあ その子には会ったことがあるの 見た目もね すごくハンサムなのよ たとえ縁がなくても 友達になるだけでもいいじゃない さあ まず連絡先を交換して いつ追加したんだ? アンさん アン・ジーニン… 彼女にバレた あり得ない 彼女はアン・ジーニンと 一度しか会ってない どうして知ってるんだ アン・ジーニンの誕生日を アユ アユ! そうだ 数日前 彼女は京市へ旅行に行った アユ 君は一度も こんなに長く僕から離れたことはない 以前は いつも家で 僕の帰りを待っていた きっと最近 一緒にいる時間が少なくて 彼女が色々考えて 勘違いしたんだ 僕とアン・ジーニンの関係を 大丈夫 彼女はあんなに僕を愛してるんだ 適当にあやせば機嫌を直すさ 置き手紙まである やっぱり拗ねてただけか あり得ない どうして僕から離れられるんだ アン・ジーニンのせいだ あり得ない あり得ない! 信じない アユの物は? 俺たちの写真は? まさか ない 何もかもなくなった 5年間も愛し合ったのに あんなに僕を愛していたのに どうしてこんなに酷いことができるんだ もしもし どなた? アユ、俺だ どこにいるんだ? 会いたい それと俺たちの写真は? しまった ブロックするのを忘れてた アユ! 何か言えよ どこにいるんだ 会いたい アユ 何か言えよ どこにいるんだ 会いたいんだ 陸さん あなたはもう家庭を持つ身でしょう 距離を置くべきですわ あの写真も アンさんが引っ越してきて 見たら不快に思うでしょうから だから燃やしました 会うことに関しては なおさら必要ありません もうすぐ結婚するのに 元カノに会うなんて アユ 別れるなんて認めない 僕とアン・ジーニンは 君が思うような関係じゃない 僕が本当に愛してるのは君だけだ どうして勝手に 僕を捨てられるんだ あなたが天秤にかけた結果 先に私を捨てたんでしょう 陸さん 別れに双方の同意は必要ありません それに あなたが先に諦めた 私たちの関係を ですからこれからは 私の人生を邪魔しないでください アユ… アユ! 話を聞いてくれ アン・ジーニン 全部アン・ジーニンのせいだ お前のせいだ チンユーにちょっかいを出さなければ チンユーは俺から離れなかった アン・ジーニン 言ったはずだ 俺が本当に好きなのは チンユーだけだと 誰の許しを得て チンユーに手を出したんだ じゃあ そういうことで ええ そうしましょう お父さん お母さん 座って 私たちは話し合ったわ あなたに引き継いでもらう 晟啓(せいき)グループのCEOを 父さん 戻ってきたばかりです まずは晟啓傘下の ブランドから始めたいんです いいえ 私たちはあなたを信じている きっと務まるわ 晟啓のCEOが 長年 外で経験を積んできた あなたの能力は 私たちも見てきたわ あなたは 自分に自信がある? 父さん 母さん 信じてくれてありがとう 私なら務まると信じています 決して期待は裏切りません よし 父さんは分かっている お前ならできると ハハハ 聞いた? 今日 新しいCEOが来るらしいわ そうそう 噂によるとね 若くて 美人らしいわよ まだ知らないの? 会長のお嬢様よ 長年 外で一人で修行して 実務では 手腕はキレ者で 仕事もすごくできるんだって こちらが 新しく就任されたCEOです 皆さん 歓迎を 皆さん こんにちは ソン・チンユーです 本日から 正式に 晟啓グループCEOの職務に就きます 彼女はただ受け入れられないだけさ 正式な関係でもなく お前についていくのが だからヤケになって別れたんだ ああ 聞いたぜ 仕事も辞めたんだろ 心配するな 金が尽きたら 戻ってくるさ ああ じゃないと 誰が彼女の ギャンブル好きの父親と 病気の母親の 面倒を見るんだよ ハハハハ そうだよな あんな清純ぶった女 よくいるだろ お前に取り入ろうとして 望みがないと分かって キレただけさ 俺の言うことを聞けよ しばらくしたら 機嫌を取ればいい そうだよ あんな女が お前の妻にふさわしいわけない 高望みも甚だしい このままそばに置くだけでも ありがたいことだ まったくだ もういいか どうして急に怒るんだよ そうだよ 前はこんな話しても 怒らなかっただろ よう どうした ジョウ兄さん まだ機嫌悪いのか 彼女に本気なのは分かってる 心配するな 彼女は諦めきれないさ お前っていう玉の輿を 賭けてもいい 半月もしないうちに 折れてくるさ その時になれば お前の 言いなりだ 謝れ はあ? 彼女に謝れと? いや ジョウ兄さん そんなにカッとなって どうしたんだよ みんな間違ったことは言ってないぜ なあ 貧乏女がお前に近づいたのは 金目当てだろ それに 前にも言ったけど 反論しなかったじゃないか 以前… 何度も言っていたのか そして俺は ずっと黙認していたのか 以前 ソン・チンユーが いない時も いる時も 俺たちがフランス語で話しても お前は黙認してた 俺たちが 彼女の目の前で直接言った時だけ 止めてきた あの黙認が 俺の彼女への態度だったのか ああ 彼女にはギャンブル好きの父親と 病気の母親がいる 仕事も失くした しばらくすれば 彼女は戻ってくるだろう 聞いたか 晟啓グループに 最近 新しいCEOが就任したらしい 知ってるか ああ 宋家のお嬢様だろ 長年 外で修行してたらしい 戻ってくるなり すぐに晟啓を任されたとか 宋家の一人娘だからな 宋家の財産は いずれあのお嬢様のものだ 時間の問題だな それにしても 同じソンでも 人と人との差って なんでこんなに大きいんだろうな ハハハ そうだろ? ジョウ兄さん おっと 危ない 姉さん ジョウ兄さん あとは頼んだぞ ちゃんと 家に送り届けてくれよ 任せとけ テンウン ありがとう なんでこんなに重いのよ おっと 危ない でも まあ この後のためなら 我慢できるわ ユージョウ どうせ私たちは結婚するんだから 少し早まっても 構わないわ チンユー 行かないでくれ 俺を置いていかないでくれ ソン・チンユー またソン・チンユー あなたがこのまま 消えてくれればいいのに チンユー… あれ?おかしいぞ チンユーはまだ京市にいる 戻ってきてない それに彼女は 俺と別れたんだ ここにいるはずがない なぜここに 昨夜 あなたが酔っぱらって あなたの別荘には 行かせてくれないし 仕方なく 私の家に連れてきたの どうして 俺と一緒に寝ていたんだ あなたを寝かせつけてから 別の部屋に行くつもりだったの でも でも あなたが私を離さなくて それに ユージョウ… アン・ジーニン その浅知恵はしまっておけ 俺がお前と結婚するのは お前が聞き分けがよくて 両親をごまかしやすいからだ 次はないと思え 結婚相手を変えるのも厭わない 私 アン・ジーニンは 手に入れたいものは 必ず手に入れる もしもし チンユー 話を聞いてくれ もしもし チンユー 切らないでくれ あの人 どうかしちゃったのかしら これは私が晟啓に来てから 初めて担当する大プロジェクト これを完璧に成功させれば 晟啓の経営陣の中で 私も地位を確立できる 彼も京市のプロジェクトに参加するなんて 陸氏の基盤は海城なのに 急に京市のプロジェクトに介入してくるなんて まさか私のために? ルー・ユージョウはまさか これを一途だと思ってないでしょうね 結婚式の準備をしながら 元カノに しつこくつきまとうなんて 二股をかけて しかも 堂々としているわね チンユー おばさんがあなたに 何を持ってきたか見て 何です?おば様 グループの入札パーティー もともと 参加する予定でしたよ もう この前言ったでしょ 友達の息子がね 海外から帰ってきたの 会わせようとしても なかなか都合が合わなかったじゃない 今回の入札 彼も行くのよ だからその時に 一緒に行きなさい おば様 私たちは入札に行くんです つまりライバルですよ ライバル同士を 入札会場でお見合いさせるなんて あなたくらいですよ 仕事ではライバルでも プライベートは違うでしょ その時に あなたがハニートラップでも仕掛ければ ライバルが一人 減るじゃない それにね 聞いたのよ その子 今まで彼女がいたことなくて でも 好きな女の子がいるんだって ちょうどあなたみたいなタイプなの 私… うん まず友達追加ね え? いつ追加したの? 好きな人が 私と同じタイプだから 友達追加したってこと? 心に忘れられない人がいて 私を身代わりにしたいのね まずい おば様ったら 直接迎えに来させただなんて ソンお嬢様 あの… まだお名前を 伺っていませんでした ジーと申します ジー・シンザーです お乗りください なぜか不機嫌そうね ジー・シンザー… 知ってる人だったかしら なぜか不機嫌そうね ジー・シンザー… 知ってる人だったかしら どうかしましたか 他の人たちは 腕を組んで 入場しているのに 私たちは以前 会ったことがありますか 彼女は本当に 俺を覚えていないのか 私たちは高校の時 同級生でした ただ あの頃の僕は いつも 隅に座っているだけの存在でした はい、これ これ 書き終わったら 後でちょうだいね クラスの意見表だ あなたも書いて あいつは無口だから 何を言っても 返事しないよ 渡しても無駄だよ そうよ クラスメートを孤立させちゃダメ クラスの一員として 誰にでも発言する権利があるわ もちろん 黙っている権利もね あの頃の僕はクラスで 存在感がなかった 彼女だけが 僕が黙っていても無視しなかった はい ジー君 卒業アルバムにサインしてくれる? みんな 行こう 卒業写真を撮るぞ 行くよー ジー君 早く卒業写真を撮りに行くわよ あなただけよ 高校の3年間 彼女は僕の人生で 最も多く現れた人だった そして僕の人生で唯一の光だった でもあの頃の僕は あまりに卑屈で臆病で 自分から 一度も話しかけられなかった 自分が憎い 自信を持って 治療を受ければ きっと心の壁を乗り越えられます 僕には秘密があります 中国で高校に通っていた頃 大好きな女の子がいました 彼女はとても美しくて優しくて 僕の人生の光のようでした でも僕は彼女に話しかけられなかった 自分は彼女にふさわしくないから ソン・チンユー 君が幸せなら 僕がこの人生で 君の人生の通りすがりの人でしかなくても それでもいい 君が別れたと聞いて だから僕は帰ってきた あ、思い出した あなた あまり喋らない人だったわね 時は美容整形メスね 数年ぶりに会ったけど こんなにイケメンになるなんて 宋軽語 軽語 早く行きましょう あの人たちと関わりたくないの 海市の名家なのに 京市に来たら 大げさに騒ぐなんて 乾杯 良い提携を 久しぶり 軽語 そいつは誰だ なんでそいつと一緒にいるんだ 放して 彼が誰かなんて あなたには関係ない 誰だと思う? あんたと別れた後 また別の男に乗り換えたんだろ じゃなきゃ あんな女が どうして入れるわけ? このパーティー会場に 宋軽語 今日こそ 京市で恥をかかせてやる ここで あんたの貧乏くさい正体を暴いてやる 放して 私たちが誰だか分かってるの? 私たちにこんな態度をとるなんて 信じられないかもしれないけど 今日あんたたちを 痛い目に遭わせてやる どうやら 彼も同じ考えのようね 大丈夫 私が何とかする フン 怖気づいたのね 物分かりが良くて助かるわ 軽語 軽語 あんなに俺を愛してたのに どうして… 軽語 俺は分かってる 宋軽語 よくも私をぶったわね 安さん これは正当防衛です あなたたちは ただ入札に参加しに来た ライバルが 誰かも知らないピエロよ あなたは 宋家の次に 裕福な紀家の次男 紀興沢 陸家と安家が 束になっても敵わない 紀家ひとつに 私に聞くより あなたたちが誰か知ってるかと 周りの人に聞いてみたら? 私たちが誰なのか あなたたち… つまり 宋軽語も 入札に参加しに来たってこと? 本当に愚かね 大富豪の宋家のお嬢様を 知らないなんて 大富豪のお嬢様が 誰かに媚びないと パーティーに来られないわけ? つまり あなたは宋家の一人娘 宋家のお嬢様 今ごろ気づくなんて 見る目がないにも程がある さっきは 宋家と紀家を痛い目に遭わせるって 息巻いてたのに ライバルも知らないで 入札に来るなんて 見せ物にされて 笑われていたのは私たちだったのね 皆さん 彼らはどうでもいい 今回の落札が最重要です 皆様 この度の入札パーティーにご参加いただきありがとうございます では発表します 今回の落札者は 晟啓グループです おめでとうございます 晟啓グループの入札案は 大変気に入りました 良い提携になることを願っています お褒めにあずかり光栄です 晟啓グループは 決してご期待を裏切りません 良い提携を 危ない すみません すみません 店員さん 大丈夫です 更衣室はどこですか 店員さん ご案内します ちょっと失礼 こちらへどうぞ 宋軽語 宋家のお嬢様だからって何よ 今日 人前で恥をかかせたわね 必ず破滅させてやる 何かお手伝いしましょうか 店員さん 服をクリーニングに出しますか いえ 大丈夫 自分で何とかしますから 分かりました 何かあればお呼びください 店員さん 店員さん 他の奴は女に金を使うが 俺は金を使わないどころか 金を稼げる お嬢ちゃん 来たぜ なんで引き戻したのよ まだ恥をかき足りないの? さっき宋さんのお嬢様が 知らない男と 部屋に入っていくのを見たの もう別れたとはいえ 彼女も そんなに自暴自棄になるなんて もしかして あなたを怒らせるためにわざと? これはスクープだ 宋家のお嬢様が元カレを怒らせるために 知らない男とホテルへ 後で写真を撮りに行くぞ 記事にできなくても 宋家から大金を 口止め料としてもらえる なんだって 軽語 この部屋だな 違うぞ こいつじゃない もういい どうでも 宋軽語の 評判が落ちればいいんだ 宋さんのお嬢様はどうだ? ここには宋さんのお嬢様はいません デタラメを言うな この目で彼女が入るのを見たんだ この目で見た? どういうことだ 話せ どういうことだ 金とルームキーを渡されて この部屋に来るように言われた 部屋には きれいなお嬢様がいると 役立たず 顔を見られてなくてよかった でも お嬢様なんて見てない そんなはずない この目で見たんだ 宋軽語が入るのを おかしい 私の様子が変だわ ハメられた 早くここから出ないと 宋さんのお嬢様 なぜここに? 私が誰か分かる? 紀興沢 高校の同級生 どうしたんだ? 助けて ハメられたの 信じてくれる? 宋軽語 もう少しの辛抱だ 阿涛 1520号室に行ってくれ 紀社長 ここにいる者が 宋さんのお嬢様が 部屋に入るのを見たと言っている こいつだ 宋さんのお嬢様を陥れようとしたのは どうすればいいか分かるな 何をする気だ 説明しろ お前たちがなぜ この部屋にいたのかを 説明できなければ誰も帰さん いや そんな権利はないはずだ 早く行かせてくれ おい 行くなよ 私たちは 彼女が 宋さんのお嬢様がここにいると スクープだと思って それでついてきたんです 彼女です 彼女がお金をくれて こう言うようにと 他のことは 本当に何も知りません 話すべきことは 全部話しました 本当に誰かが 俺に金を渡して来させたんだ 俺は この部屋に誰がいるかなんて知らない 金は要らない 全部あんたにやるから だから行かせてくれ 頼む 二度としませんから お前か お前が軽語を陥れたのか 与洲 痛いわ 安梔寧 誰がお前にそんな度胸をつけさせた 与洲 私じゃないわ 信じて 何度も警告したはずだ 全く聞く耳を持たないようだな 与洲 安梔寧 今から 俺たちの婚約は解消だ 軽語は今どこだ 陸様もお引き取りください 与洲 行かないで 私を一人にしないで 何をする気? 安さん 私たちをあなたと同じだと思わないで そんなに汚らわしくない ただ あなたに伝えたいだけ ここは京市 好き勝手は許されない 次はない 然るべき場所へ送る 私が汚らわしい? 紀興沢が宋軽語を連れ去った 今ごろ 汚らわしいことをしているか 少しは良くなったか? どうしてもダメなら 病院に行くしかない もう大丈夫 さっきの姿を 記者に見られたら 悪影響が出てしまう ありがとう 紀興沢 宋軽語 好きだ もう何年も前から いや ダメだ 今はこんなことを言ってる場合じゃない もし良くなったなら 体を拭いて出てきて 冷水に長く浸かるのは良くない なんだか変な人 もしかして私を見て 忘れられない人を思い出したのかしら この状況で 自制できるなんて 忘れられない人に対して 一途なのね まだ彼が好きなのか? どこでそう思ったの? お見合いを承諾したのは 彼が来ると知っていたから だから俺を使って彼に当てつけを 結局 俺のことは覚えていないし 会ったばかりの時は俺を避けていた なら なぜお見合いを承諾したんだ? お見合いはおば様がセッティングしたの 彼がそう思うのは きっと私を 忘れられない人の身代わりにしてるからね 私は誰かを心に思いながら 別の人と付き合う趣味はないわ 私が相手に求めるのは 誠実さよ もちろん 私自身にもそう求めているわ そうだ 恋愛で一番大事なのは誠実さだ それは口先だけで心にもないことだ 宋さんのお嬢様 まだ何か用ですか 同級生なんだから そんなに他人行儀にしないで これからは軽語と呼んで お見合いを承諾したのは おば様のためよ 始めるつもりはなかった 新しい恋愛を だから私たちは 友達として付き合いましょう 気をつけて帰ってね もう何年も待った もう少し待つくらいどうってことない 他人から友達になれただけでも 俺はもう満足だ (ダイヤル音) もしもし お父さん お父さんと呼ぶな 安家にお前のような親不孝な娘はいない お父さん やめて 入札会を台無しにし 宋家と紀家まで怒らせた なぜお前のような厄介者を育ててしまったんだ お父さん 私にはまだ陸与洲との婚約があるわ 私を見捨てないで お父さん 婚約だと?よくも婚約なんて口にできたな 陸与洲がもううちに来て 婚約を破棄した 男一人つなぎ止められない お前を置いておいて何の役に立つ 今後 安家は お前に何の援助もしない お前のような娘はいなかったことにする もしもし どうして どうして皆 私を捨てるの 宋軽語 全部あなたのせいよ 陸与洲に嫌われ 安家に捨てられた なんであなたはのうのうとしていられるの この手であなたを引きずり下ろしてやる もしもし 天運? 私たち宋軽語に騙されたのよ 私たちを猿回しの猿みたいに どう? 一緒に彼女を泥沼に引きずり込まない? ハハハハハ もしもし 軽語 ネットで誰かがあなたを中傷してる 晟啓グループまで叩かれてる 分かったわ もしもし 社長 取締役会の方々がお見えです 社長室にいらっしゃいます 分かった、すぐ行く 宋軽語 社長になったばかりで 1か月も経たないうちに 会社にこんな大きな 騒ぎを起こすとは 今日 我々に説明してもらおう そうだ 当初は君の父親が強く推薦し 君ならCEOが務まる能力があると だから我々も同意したんだ だが、どうだ 君の不品行な私生活のせいで 会社の株価が 10ポイントも下落した 張さん 会社の株主として どうしてネットの 荒らしと同じように 事実を確かめもせず、私を中傷するんですか 晟啓を潰したいんですか 私が晟啓を潰すだと? 違う、君だ 君が晟啓を潰したんだ そうだ 君がCEOの座に 座り続けることこそ 晟啓を潰すことになる 女のくせに CEOなんて務まるか さっさといい人を見つけて嫁に行け それがあなたたちの本当の目的でしょ この機会に乗じて 私を引きずり下ろそうと 馬鹿なことを このスキャンダルは 自分で起こしたんじゃないか 身が潔白なら 何も言われる筋合いはないはずだ もしこの件が 晟啓に影響しないなら? 影響しないどころか 晟啓の名声を さらに高めることができるとしたら? ハハハ まだ若いのに 大口を叩くな 何を言うか 私は口だけじゃない 実行もします もし私が負けたら 引責辞任します しかし 私が勝ったら あなたたち一人一人が 持ち株の3割を私に譲渡する 我々を合わせても 20%にも満たないんだぞ まだ欲しがるのか お父さんはこう教えたのか あなたたちの持ち株が合わせても 20%にも満たないのに 晟啓のCEOを左右しようと? 父はあなたたちの本性を知ってるのかしら お前… うっ ううっ 王さん! 王さん! ほら、王さんを怒らせて もう年なんだから 会社のことに口出ししないで さっさと家に帰って隠居生活を送りなさいよ 少しの波風にも耐えられないなんて 本当に引退すべきね ある名言を知らないの? 波が荒いほど 魚は高くなる 賭ける勇気は? あるなら契約書にサインして ないなら 私の前で指図しないで いいだろう、3日間だ 3日間だけ時間をやろう 3日で危機を解決できなければ 見てろよ 行くぞ 法務部の人を呼んで もしもし、軽語さん ネットのニュースを見たよ 本当に申し訳ない お見合いのことはなかったことにしてくれ 君に迷惑が掛からないことを願うよ 調べたんだけど ネット上のデマは 安梔寧が流したものよ 汪天運たちは それぞれのSNSで偽証してる ネットであなたを攻撃してる人たちのことも 全部スクリーンショットで証拠を残してあるわ もし後で訴えるなら 私も証拠を提供できる そんなに私を信じてくれるの ああ 君は言っただろう 恋愛に求めるのは貞節だと だから君を信じる ありがとう 実は 君を助ける方法がもう一つあるんだ いいえ ただのデマよ 自分で解決できる 分かった もし僕にできることがあったら 必ず言ってくれ ええ 安梔寧 デマを流すなんて きっと覚悟は できてるんでしょうね 与洲 汪天運たちに連絡して 軽語さんに汚水を浴びせたの? 与洲、宋軽語は 大富豪の令嬢よ でも5年間もあなたを騙してたの 貧乏だって嘘をついて 今、私たちは彼女に目をつけられてる まさか彼女が まだあなたに未練があるなんて思ってないわよね 後で報復されるのを待つより 宋家と手を組んで 彼女を叩き潰した方がいいんじゃない? ああ、彼女は5年も僕を騙した 僕は偽の身分を気にせず 5年も付き合ったのに なのに彼女は 僕を振って 入札会で恥をかかせた もし彼女があなたを大切に思っていたら 本当の身分を明かしていたはずよ そうじゃなきゃ、あなたも政略結婚なんてしなかった 彼女はあなたを気にしてない あなたも彼女にこだわる必要はないわ そうだな 彼女が高い所から落ちて どうしようもなくなれば また僕の元に戻ってくる 彼女は去る時 私たちの間の全てを 捨てて燃やしたのよ こっちが口裏を合わせれば 彼女は愛人という汚名を着せられるしかない そう、あなたが彼女を弁護しなければ 彼女に証拠はない じゃあ、頑張って 彼女を大富豪の座から 完全に引きずり下ろさないとね 安心しろ、晟啓の株価は 下がり続けている もういい 帰れ 与洲 私がこれをしたのは あなたが好きだからよ 二度と言わせるな 失せろ お父さん、お母さん まだ寝てなかったの? 張さんと王さんが 会社に文句を言いに来たと聞いたぞ ふん 長年会社に尽くしてくれたから と思って 株を分けてやったのに まさか恩を仇で返すとは もう大丈夫よ、お父さん ただの誤解だから、自分で処理できるわ 一体何があったの? ネットでたくさん あなたに良くないことが書かれてるって 大丈夫よ お母さん 競合相手のデマよ 入札に負けたから わざとデマを流してるの あなたは いつも良いことしか言わないから あの元カレでしょ 陸とかいう…与洲だったか それと、あの婚約者 何か企んでるのね 宋家の揉め事を起こすとは この宋が老いぼれたとでも思っているのか お父さん、こんな些細な波風さえ 私が処理できなかったら CEOなんて務まらないわ さっさと引退した方がましよ お父さんはそういう意味じゃ… 心配してくれてるのは分かってる でもあなたたちに 心配かけたくないの 私を信じるって約束したでしょ しかし… そうだな お前を信じよう 何かあったら必ず家に相談するんだぞ 一人で抱え込むな お父さん、ちゃんと分析したの 実はこの件 悪いことばかりじゃないのよ うまく処理すれば 私の名誉を守れるだけでなく 晟啓の名誉も守れる それに、晟啓での私の立場もより強固になる 何か考えがあるのか 身が潔白なら何も怖くないわ まず事態をエスカレートさせる 時期が来たら 証拠を出すわ 今、叩かれれば叩かれるほど どんでん返しはより劇的になる その時 晟啓の名誉も上がるはずよ みんなが改めて認識するわ 私と晟啓グループを よし 父さんの目に狂いはなかった 思い切りやりなさい もう3日目です ネットでの宋社長への攻撃と 晟啓への攻撃が ますます激しくなっています 陸様はずっと沈黙を保っています 彼が釈明してくれれば 事態はここまでこじれなかったかもしれません 彼は釈明しないわ 漁夫の利を得たいだけよ 5年間も 今やっとあなたの本性が分かった 法務部は 証拠の準備はできてる? すべて準備できております よし 法務部に証拠を送らせて 自分のSNSアカウントで 動画を公開する 広報部に協力させて 法務部は準備を 裁判所に提訴する準備を はい、社長 洲 君と安梔寧は いつ結婚するつもりだ? 実家が決めた日は半月後だ 君が安梔寧と結婚したら彼女は? 別れた 別れない 結婚は結婚、愛情は愛情だ 僕が好きなのは軽語だけだ てか、彼女マジでフランス語分かんないの? 家が貧乏なのにフランス語を習う金があるわけない 安心しろ、彼女には分からない 一体誰が第三者なの? あなたは彼と5年も付き合って 結婚してもらえなかった 考えたことないの? なぜだか 私は安家の令嬢だから 彼は陸氏の御曹司 私と彼は釣り合ってる でもあなたは? ギャンブル好きの父親と 病気の母親がいるだけ どこが彼に釣り合うの? 天網恢々 噂を恐れる者は心にやましいことがある 私はただ 法で権利を守り、噂を恐れない どうぞ 社長 法務部から確認です 安梔寧 汪天運ら デマを拡散したブロガー そして、あなたのコメント欄で 悪意のあるコメントをしたネットユーザーを提訴します こちらで 何か追加はありますか? 彼らだけでいいわ 受理通知書を受け取ったら すぐに晟啓の公式サイトで発表して はい 取るに足らない奴らだ 以前は臆病だったから 彼女を長年見逃してきた もう臆病にはならない 僕なりの方法で君を助ける 宋家の令嬢は品行方正で 正直な方だ はっきり調査しました お父さん、お母さん スマホばかり見てると目に悪いわよ 早く早く ほら、ネットユーザーたちが お前に謝ってるぞ どんでん返しだとか ピエロは自分だった、とか そうそう、ほら このコメントも 真相を知り 深く反省しています 謝罪します 今後は軽率に信じたりしません それにしても、あの安梔寧と 陸与洲 彼らの友人たちのSNSは ひどく叩かれてるわね いやはや、今のネットユーザーは 人を罵るのが 私よりうまいな 悪意を抱き デマを流せば 必ずしっぺ返しを食らう その通り、誠実に生きないとね ああいう人間は長続きしない 残りのことは 会社の法務部に任せなさい あなたは もう心配しなくていい 紀家のあの子、いいじゃないか 考えてみないか? え? なんで 急に彼の話を? おい もういいわ あの子に 自分で考えさせて まあ 本当に いい子だと思うわ うん 先に帰って寝るわね あなたたちも早く休んでね 社長 晟启(シェンチー)の株が急騰しました しかも上昇幅は 下落前を超えています 一部のネット民が晟启の公式サイトに 謝罪コメントを 多くのネット民は 晟启を支持すると 正義は人の心にあり 判決書が下り次第 公式サイトですぐに公表を はい 実は今回 株がこれほど早く上昇したのは 紀(き)社長のおかげです あなたたちは何しに? 小語(シャオユー)ちゃん もう怒らないでくれ 祝いに来たんだよ 3日と言ったら3日だ 晟启の 広報危機を乗り越えただけでなく 株まで高騰させた 末恐ろしいな そうだな 長江の後浪は前浪を推すと言うが 我々も年を取った 紀社長の息子さんと仲がいいなら なぜ早く言わなかったんだ 心配して損したよ もう なぜみんな紀興沢(ジー・シンザー)のことばかり 我々の晟启と紀家は 京市(けいし)では 1位と2位だ もし提携できれば 今後はさらに輝かしいものになるぞ 今後の会社は 君たちのような 若者に任せる 今後もし 我々老いぼれが役に立つことがあれば いつでも言ってくれ 必要ないなら 我々もここで 口出しはしない そうだそうだ これからは 安心して老後を過ごせる 仕事に戻ってくれ 我々はこれで失礼する 見送りは結構だ 数日前とは まるで別人のようだわ それで あなたたち なぜ紀興沢(ジー・シンザー)のことばかり話すの? 彼が何をしたの? ご存じないのですか ネットであなたを支持し 告白までしたんですよ 彼のウェイボーを見てください では仕事に戻ります 彼が どうしてうそを… もしもし 軽語(チンユー) 紀興沢(ジー・シンザー) あなた ウェイボーで言ったこと 会って話しましょう 宋(ソン)お嬢様 お願いです どうかお許しください もう二度としません もう逆らいませんから どうかご容赦を 許してください 安梔寧(アン・ジーニン) また何の芝居を? おい あそこどうしたんだ? 何やってんだ? ケンカか? 行くぞ 見に行こう どうしたんだ? なんでケンカしてるんだ 見に行こう 宋お嬢様 どうかお許しください お願いします 私はもう何もかも失ったんです 安梔寧(アン・ジーニン) 中傷が失敗したからって 大通りで 悲劇のヒロインを演じるわけ? すでに受け取ったでしょ 裁判所の召喚状を 法廷で会いましょう あなたに逆らってから 安家(アンけ)に見捨てられました 弁護士さえも つけてくれないんです 私を死に追いやる気ですか 法で 自身の合法的権益を守ることが どうしてあなたを追い詰めることになるの? 安(アン)さん もうあなたに ひざまずいて謝罪しました 宋お嬢様 訴えを取り下げてください 土下座で解決するなら 法は必要ないわ 裁判所の判決を待ちましょう 宋軽語(ソン・チンユー) 刃物だ 落ち着け 落ち着いてください おいおい 早く 通報しろ 訴えを取り下げないなら ここで死んでやる 早く通報を 人命にかかわるぞ まさか人を殺す気じゃ… 早まらないで まず刃物を置いて 刃物を置け 落ち着いて 落ち着け どうしてこんなことに まったく おい 誰か来たぞ あ わあ すごくイケメン かっこいい 大丈夫か? 安さん 安家が弁護士をつけないなら 安家にお願いすべきだ 陸与洲(ルー・ユージョウ)に捨てられたなら 陸与洲に頼むべきだろう 今ここで刃物を持って 被害者を脅すとは 宋お嬢様が善良だから 陥れていいとでも思ったか? 何なのよ この人 思い出したわ 富豪の令嬢を中傷した 腹黒い愛人女よ げっ よくもまあ出てこられたわね 訴えを取り下げろと脅すなんて 恥知らず 自業自得よ 当然の報いだわ 私たちを利用する気だったんだ ひどい まったくだ 顔を上げなさい 見せてみなさい 顔を上げろ 上げろって 顔を上げてどんな顔か見せなさい 行きましょう せっかく食事に来たのに こんなことになるなんて 私の手配が悪かった あなたのせいじゃないわ 話をそらさないで ウェイボーでの言葉は 一体どういう意味? 助けたいのは分かるわ あなたの好意も理解できる でもこのやり方は嫌い 人は誠実であるべきよ 宋軽語(ソン・チンユー) 君が好きだ ずっと君に片思いしていた でも僕は ずっと言えなかった じゃあ ウェイボーでの言葉は 本当なのね 本物も本物だ 高校生の時から 君は僕の暗い人生における 一筋の光だった 彼は無口で 何を考えてるか 分からない クラスメイトを孤立させないで クラスの一員として 誰にでも発言する権利があるわ もちろん黙っている権利もね 紀(ジー)くん 卒業写真を撮るわよ あなただけよ 君がいなければ 僕はとっくに退学していただろう でも私たち ほとんど話したことないのに あの頃の僕は 君と話す勇気がなかった 自分はふさわしくないと思ってた 君にふさわしい男になりたかった だから海外に留学し 精神科医の助けを借りて 積極的に治療を受けた ようやく勇気が出て 自分の気持ちと向き合えた時 突然知ったんだ 君に恋人ができたと 宋軽語(ソン・チンユー) 君が幸せなら 僕が一生 君の人生の通りすがりの人でしかなくても それでよかった 5年間待った 君が幸せなのを陰から見てるだけで 遠くから2人の幸せを見ているだけでも よかった でも君が別れたと聞いて すぐに帰国した でも 僕は… 分かってる 君はまだ 新しい恋を始める準備ができていない 待てるよ 君の準備ができたら 僕を最初の選択肢にしてくれるかい? ちょっとトイレに 何しに来た 軽語(チンユー)は会いたくないそうだ “阿語(アーユー)”が会いたくない? 君は俺より彼女を分かってるか? 俺たちは5年付き合い 2年同棲した 彼女は俺の癖をすべて知り 俺は彼女の肌の隅々まで知ってる 言葉に気をつけろ もう我慢できないか? 君の知らないことはまだたくさんある “阿語”は俺の女だ 彼女を奪うな 彼女は誰の所有物でもない 独立した個人だ 彼女を 僕から奪い去ろうとするな 彼女は俺のだ 何してるの “阿語” 君に会って 直接謝罪しようと思ったんだ そしたら彼が急に殴ってきて 違う 彼が… 俺が何て言った? 俺は… “阿語” 僕が悪かった もう一度チャンスをくれないか 彼は 彼には精神疾患が 彼は 暴力的な傾向があるんだ 俺を許さなくてもいい でも絶対に こんな男と一緒になっちゃダメだ そんなものはない 病気はないだと? じゃあ言ってみろ 留学中に 定期的に精神科医に 会っていた だがそれは… 見たか? 彼はうそをついている “阿語” 僕が悪かった もう二度と君をだまさない 君を失ったら どう生きていけばいいか分からない 君なしじゃダメなんだ 軽語(チンユー) “阿語” やっぱり君はまだ… 安梔寧(アン・ジーニン)が道でひざまずいて 刃物で私を脅した あなたがやらせたんでしょ いや 違う 俺じゃない 彼女のことは知らない 安家は彼女を見捨てた 京市(けいし)に人脈もないのに どうして私の居場所が分かったの? あなた以外に 陸(ルー)の御曹司さん あなたが教えたのよ 俺じゃない 5年も経って ようやく分かったわ 私は一度も 本当のあなたを知らなかった “阿語” もし本当に私のことを好きだったことがあるなら じゃあこれからはもう 私の生活を邪魔しないで 彼にそんなことを言うな 愛が何かも分かってない 僕が精神科医に会っていたのは なぜなら 軽い自閉症を患っていたからだ 暴力的傾向はない だが手段なら いくらでもある 覚悟はいいか 陸与洲(ルー・ユージョウ) お前… 軽語(チンユー) 安心して 彼は今後 君を邪魔する時間はなくなる 店を変えて食事をしよう “阿語” 彼が俺を脅すのを黙って見てるのか 本当に俺を少しも愛してないのか 君に頼んだ 陸氏(ルーし)グループのプロジェクトを 横取りする件はどうなった ちょうどご報告するところでした 紀社長 陸氏の今後 3年間の大型プロジェクトは すべて我々が横取りしました まだ足りん 彼らが今 進めているプロジェクトもだ そうなりますと 我々のコストがかなり大きく… 構わん コストは私がコントロールする 私が欲しいのは… 陸氏を潰せ 資金を断つのだ プロジェクトをできなくしろ はい 紀社長 チンユィをだまし侮辱し 心をもてあそんだ 当然の報いだ なぜだ うまくいっていたプロジェクトが なぜ急にダメになったんだ もしもし 陸社長 取引先の潤安恒通が 契約を解除すると なぜだ 順調だったのに なぜ解約するんだ 先方の話では納期に 問題があったと 契約どおりに履行されなかったと 長年取引してきたのに ずっとこうだったのに 分かった 紀興沢だ 紀興沢の仕業に違いない 解約の件は まず時間を稼いでくれ 私は今から父さんの友人に 電話する もしもし 父さん まだやる気があるのか ないのなら とっとと失せろ お前のせいで 各方面から 陸氏が圧力をかけられている 父さん 怒らないで 必ず解決してみせるから せいぜい解決することだな もし解決できなければ 私がお前を始末する 分かりました 父さん どうぞ 宋社長 裁判所から判決が出ました 誹謗中傷の拡散数が 100万を超え 影響が甚大で 悪質だと判断されました 汪天運らは 法廷での態度が悪く 謝罪を拒否したため 懲役2年の判決です 自業自得ね 宋社長 陸と名乗る方が お会いしたいと 通して 仕事に戻って アーユィ 昔は 君に申し訳ないことをした でも僕は 本当に君をだましたことはない 最初から最後まで 君だけを愛していた だから 昔のよしみで 陸氏を見逃してくれ 陸氏を潰そうとしているのは私じゃない 人違いよ それに 陸さん 私たちの間の情なんて とっくにあなたに使い果たされたでしょ 私に隠れて婚約した時も あなたの仲間たちが 私をあざけり見下した時も 安梔寧がデマを流した時も なぜ思い出さないの 私たちの間に情があったことを あれは僕がしたことじゃない あなたが黙認したのよ 陸氏を潰そうとしているのも私じゃない だから あなたを助けられない アーユィ リンダ お客様を どうぞ 陸社長 助けてくれる人が来たわ 彼にお願いしたら? 食事に誘いに来た 昼は何が食べたい? そう言われると お腹がすいてきちゃった 食べるのは 洋食? それとも隠れ家レストラン? どっちでもいいわ あなたに任せる 決まったかい? 何が食べたい? 隠れ家レストランにしましょ 分かった この前 君に聞いたこと まだ返事をもらってない 何のこと? 君の準備ができた時 僕を最初の候補にしてくれるかい? そんなに 聞くのなら じゃあ 仕方ないから承知してあげる 寂しい冬と夏を幾度も待った でも次の冬夏は 寂しいのは もう私じゃない 終
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