【全話フル｜日本語字】5年後、ママは大物となって双子を取り戻しに来た #短編ドラマ
あなた あなたが 本当に100万元をくださるんですか？ 利害が一致しただけです お金は 1元たりとも減らしはしません でも今すぐお金が必要なんです 一日も待てません 一週間前 母が交通事故に 患者は開頭手術が必要です さもなければ命の危険があります ご家族は手術費100万元を準備してください 治療は諦める 父さん でも母さんを諦められない 助けたいの どんな手を使ってでも ごめんなさい …… どうしてもあのお金が必要なんです このご恩は必ず 金は後で用意させる 俺は帝国一族 南宮瑾諾だ 俺は 子供が欲しい 俺のために産んでくれるか はい 妊娠が確認できたら ここで出産まで過ごしてもらう 子供が生まれたら 別に報酬を渡そう 分かりました でもそれ以上の報酬は 一銭も要りません 私は南宮瑾諾の別荘で出産を待っていました 母に何かあったと電話を受け こっそり病院へ駆けつけたのです 母さん 母さん 母さん！ 一体どこにいるの 母さん 母さん 母さん！ 母さん どうしたの こんなに出血して… 雨菲 母さんの言うことを 一言一句 よく聞くのよ お前は宋強生の娘じゃない 私も顧清ではない 私の名は顧軽漫 お前の父親は沈名鶴 洛城の人よ 母さん… 早く行きなさい 早く彼を探して 今すぐ行くのよ 母さん 何を言ってるの きっと助かるわ お医者さんを呼んでくる 行かないで 早く逃げて 宋強生が お前を殺すわ あの女は腰を刺された 遠くへは行けないはずだ 今日中に 必ず見つけ出すんだ 父さんの親友 馬茹眉の声だわ でも病院は広くない どこへ逃げられるって言うの ママ 早くパパに電話して もっと人を寄越すように お姉様 どうして馬おば様をママと？ これって… 一体どういうことなの 母さん 宋雨芳はお前の父親と 馬茹眉の隠し子よ お前の実の姉ではないの あそこにいるわ 何を見ても 絶対に出てきてはだめ 出てきてはだめよ 母さん… 私… 産気づいたみたい 顧軽漫 まさか逃げて 娘を探しに行く気？ 強生も私も命までは取ろうと思わなかった なのに記憶を取り戻すなんて 昔の自分の身分を思い出すとはね 何？ 宋家の財産を 全て宋雨菲に渡すつもり？ 宋雨菲はどこだ 私が入院してから ずっと見張っていたんでしょう あの子がどこにいるか 私より詳しいはずよ まだ強がるか あいつを見つけたら まだ強気でいられるかな “蜜香”の秘伝を渡せ ママ 無駄口はよして もうずいぶん経つのに まだ口が固いのね 宋氏はとっくに私たちのもの 秘伝がなくても 問題ないわ どこかで始末して こいつが死ねば 宋雨菲は必ず現れる あの女を見つける好機よ 後から 桑沉様との幸せを壊されないようにね 任せて 桑沉様 葉桑沉 雨菲 好きだ 結婚しよう 桑沉 桑沉 母の手術に100万元が必要なの 貸してくれない？ おいおい 雨菲 金はもうないんだ しつこいぞ 桑沉… この犬め 引きずり出せ きれいに片付けろ 全て…奴らの陰謀だったのね 母さん ごめんなさい 母さん 必ず仇を討つ 死んでも 化けて出てでも許さない 玥さん 着きました 玥さん 南宮家は人が多く 関係も複雑です 本当に ご一緒しなくていいんですか いいわ あなたは宋家を見張ってて 私一人で行く 5年ぶりね やっと戻って来た 宋家の連中の借りは ゆっくりと 一人ずつ返してもらうわ 雨菲 怖がらないで 今すぐ連れて行ってあげる 子供が… 私の子供が… まずあなたと 子供一人を連れて行くわ 後でまた戻ってきて 残りの二人を連れて行くから 嫌 子供たちと一緒に行く 捜せ 必ず宋雨菲を見つけ出せ 錦繡が戻った時には 私の二人の子供は 宋雨芳に連れ去られ 南宮家に引き渡された そうして南宮家の庇護を得たのです 今は 南宮家で子供たちを取り戻すこと それが何より重要よ 誰も思わなかったわよね かつて “帝国一の美男”と謳われた南宮瑾諾が まさか 5年前の事故で 植物状態になるなんて まあ 生ける屍よ 誰が嫁ぎたいと思う？ 南宮家がいくら金持ちでも 何になるっていうの どんな女も 一生 生ける屍のそばで 生き後家でいるなんて嫌よ そうよね 私が 私が 南宮瑾諾の妻になります こんなきれいな子が 何を考えてるのかね お嬢様 中へどうぞ 沈お嬢様 どうぞ スリーカードに一枚 誰か出す？ 3のスリーカードね Kのスリーカードに5 おっと 出すか？ ああ パスだ ロケットよ！ あなたたちも大したことないわね 金！金！金！ まったくツイてない 本当よ 今日はついてないわ 全部負け はい 回収 回収 叔父さん どうしてここに 皆に紹介する こちらが新しい二若奥様だ 李二 はい 彼女を頼んだぞ はい 承知しました 続けよう 別荘の外の きらびやかな装飾と比べ 中はまるで掘っ立て小屋 簡素な机と椅子以外 何もない 遊んでばかりの使用人たちも 一筋縄ではいかなそうね 南宮瑾諾は こんな環境で暮らし 目覚める機会があっても 生ける屍になるしかないわ 二若奥様 どうぞ お風呂へご案内します 何よ ここに来た途端 すっかり二若奥様気取り？ まさか この私に 体を洗わせる気？ 南宮瑾諾の寝室はどこ？ ふん 随分お急ぎね 知らないみたいだけど うちの二若様は生ける屍よ 会ったところで あんたの欲は満たされないわ 誰の許しを得て上へ行く気？ 邪魔よ あら この女 まだ二若様に嫁いでもいないのに 奥様ぶっちゃって うっ 華奢な体つきのくせに まさか武術の心得があるとは 早く 叔父さんを呼んできて 早く行けってば 彼が南宮瑾諾 一体何があって こんな姿に 南宮瑾諾 私のこと覚えてる？ 5年前の宋雨菲よ 今は 沈愛玥と名乗ってる 戻って来たわ 恩返しにね 私の声が聞こえる？ どこのどいつだ この南宮の屋敷で騒ぎを起こすのは 南宮瑾諾の寝室にまで 押し入るとは 今日こそ叩きのめしてくれる 何この匂い 気持ち悪い 二の姫様 この女です 私の頭の傷は こいつにやられました どうか どうか我らのために あんたね 南宮家の使用人を傷つけるなんて 随分と度胸があるじゃない 二の姫様 こいつは手強いです お気をつけて ふん 私は南宮家の 本家で最も尊い姫よ どこの馬の骨とも知れぬ者に なめられてたまるもんですか 女 あんたに話してるのよ あなた 二の姫様！ 血が… あなた… 黙りなさい もう一言でも口を開けば 腕じゃ済まない 次は首よ お前… あんたたち突っ立ってないで さっさとこいつを殺しなさい 次は あんたよ 二の姫様 我々では歯が立ちません 逃げましょう この5年間 洛城で 楽な暮らしをしてきたわけじゃない 帝国に戻り 母の仇を討つために 二人の子供に会うために 私がしてきた苦労は 人の一生分以上よ あんた… 覚えてなさい 行くわよ 行くわよ うるさかったでしょう 安心して 約束するわ 今日だけだから ひげをそったら すっきりしたでしょう 髪も切ってあげるわね あの時 あなたの100万元がなければ 私の母は死んでいた きっと 自分の出自も知らないまま ましてや 宋家や 葉桑沉の 醜い本性も知らなかった あなたは私の子供の父親であるだけでなく 命の恩人でもある この南宮の屋敷は 帝国最大の私邸と言われる ここに住む者は 使用人でさえ 衣食に困らないはず なのに なぜ こんな悲しい曲を吹く人がいるのかしら この唖 口がきけないのか 耳も聞こえないのか 返事も 瞬きもできないのか 唖に生ける屍 誰にも要らない子供 そ、そ、葬送曲を吹いて し、し、死人の絵を描く 若様 踏み潰してやる よくも押したな やり返す気か お前を 親父と同じ生ける屍にしてやる この唖が やめなさい 何をしてるの 誰だ お前 俺が誰か知ってるのか 俺に指図する気か 死にたいのか 坊や 大丈夫？ 殴られて どうしてやり返さないの この子は 雲哲と瓜二つだわ 南宮家で暮らしている 私のもう一人の息子 坊や 痛かったでしょう どこかケガしてないか見せて あなたの体… どうしてこんなに傷だらけなの？ 南宮家の若様じゃないの？ おい お前は何者だ その口のきけない子を放せ ひざまずいて俺に謝らせろ さもないと ただじゃ済まさんぞ それからお前も そいつと一緒にひざまずけ この俺様に謝れ もし私たちが ひざまずいて謝らなかったら？ お前ら 今あいつが何て言ったか聞いたか？ この南宮邸で まさか この俺様をからかう奴がいるとはな どこの部屋の新入り下女だ この方が誰だか分かってるのか 大奥様と 大旦那様が 最も可愛がっているご子息 ご夫婦の 待望の跡取りで 南宮幼貝様よ お前のような下女はもちろん 他の部屋のお嬢様でも あるいは 新しい若奥様でも 若様にお辞儀をするのよ 本家の… さっき懲らしめたばかりの 本家の娘に 今度は 間抜けなデブ息子 どうやら私は これから本家と敵対する運命のようだわ 行きましょう 行かせん ひざまずけ 卑しい使用人が よくもやり返したな 若様 若様 いい子ね お名前は？ 怖がらないで 悪い人じゃないわ 私はあなたのママよ これからは ママが守ってあげるから もう誰もあなたをいじめたりしないわ この人は本当に あの人たちみたいに僕をいじめないのかな あなたには妹もいるの？ どこにいるの？ きっと知らないのね パパとママがどんな顔か だから後ろ姿を描いたのね いい子ね パパに会わせてあげる いい？ 焦ってはダメだわ この子は もう十分苦しんできた これ以上怖がらせてはダメ 焦らずにね 行きましょう やりたい放題だわ 一体 どこの誰がそんな大それたことを この下品な女です 金で買われて 生ける屍の生き後家になった女が 南宮邸で大暴れするなんて 私の娘を傷つけただけでなく 私の可愛い息子を 蓮の池に突き落としたのです こんなことが知られたら 私、大奥様の羅玉蓮の顔が立ちませんわ お前たち そいつを捕らえなさい やめなさい 木心慈 当主はあなたに約束したけれど 南宮家の名で 植物状態の息子のために 嫁を募集すると でも言っていないわ どこの馬の骨とも知れぬ者が 南宮家に受け入れられるとは この女は何者なの？ 一体何様なのよ 南宮家に来た途端 こんな騒ぎを起こして 使用人を傷つけただけでなく 私の可愛い娘と息子まで傷つけたのよ どの面下げて「やめろ」なんて言えるの 何よ 私の娘と息子の体は まさか… 会ったこともないあなたの嫁にも劣るというの？ 彼女に資格はない では私は？ 母上 お祖母様 どうか私のためにお裁きを ご覧ください、彼女は私を 黙りなさい 木心慈という女 大奥様を担ぎ出してくるとは 本気で この大奥様である私を無視するつもりね 本当にこの嫁のために 私に逆らうとは この女が 私の二人の子供を傷つけるのを許すなんて あなたが南宮家で騒ぎを起こし 瑾諾に嫁ぐと言った娘ね 南宮家は嫁を公募しました 女性の身分に関わらず 家柄が清廉で 未婚であれば 南宮家に嫁ぎ 南宮家の次男の妻となることができると 以上の条件は すべて満たしています 私がこの屋敷に入れたのは 皆さんが ここでの私の身分を認めたということです しかし、私が 未来の夫の部屋へ行くと 何度も何度も 侮辱され、罵られ、殴られました 私はただ本能的に反撃して 身を守ろうとしただけです 何か問題でも？ それとも 私はめった打ちにされて死ぬべきで 一切抵抗せずにいることが 正しかったとでも言うのですか まるで 若い頃の私にそっくりだわ おかしいわね あの子の目元は なぜあんなに 瑾諾の息子の允児に似ているのかしら 允児 どうしてあの子と一緒に？ 母上 ご自分の孫娘があんなに怪我をしているのに どうして笑っていられるのですか それに、ご自身が可愛がっている孫の 幼貝も たった今、彼女に蓮の池に突き落とされたのです あの子はもともと体が弱いのに きっと病気になってしまいます たとえあなたに理があっても 傷つけてはならない この南宮家の孫を 孫娘を 彼女はあなたのお孫さんで あの太った子は あなたのお孫さん では、上の階にいるあの子は？ あの子はあなたの孫ではないのですか？ もう一度ご覧ください この子の体にある古傷 そして新しい傷も すべてたった今つけられたものです まさか この子を少しも可哀想だとは 愛していないのですか？ この子は 允児だわ 母上 こちらは允児です 母上は長年家を離れ お寺で念仏を唱えるのが習慣でしたね 今回お戻りになったので ちょうど允児に会えます もうずいぶん 会っていませんでしたね あなたのひ孫ですよ きっと あなたもずいぶん会っていないでしょうね あの生ける屍の孫には せっかく来たのですから 上の階へ見に行きましょう 羅玉蓮 私と一緒に来なさい ご覧ください そして比べてみてください あなたが言うその孫娘と あるいは あの子を 戸の外にいる 野次馬の使用人たちと比べてみてください あなたも臭いに気づいたはず この部屋の中の 不快な臭いを 一見豪華に見えますが 実際は 乞食の巣窟にも劣る 部屋の中には ベッドと 測定器を置く棚以外 なんと 椅子一つありません 瑾諾と允児を守るため 私は 南宮家の全財産を放棄しました それなのに 私の息子と孫は 今なお このような非人道的な虐待を受けているのですか 一体どういうことだ 一体どういうことなのです ここの使用人が 瑾諾様は今 栄養液だけで命を繋いでいるので 他に何もいらないと だから 昔の物を全部持ち去ったのでしょう では 体の清潔や 寝室の空気は 必要ないというのか 清潔だなんて 瑾諾様は元気そうじゃないか ピンピンしてるぞ そうです この愚か者め さっさと片付けろ 早くしろ 羅玉蓮 は…母上 一か月前 お前は心慈に私と寺へ行くよう言いつけた 私は南宮邸の 大小事を全てお前に任せた お前は使用人に こんな風に 我ら南宮家の次男を扱わせたのか お祖母様 お怒りにならないでください ほら 次兄様はこんな状態で 何も感じてないでしょう そんなに怒る必要なんてありませんよ それに この部屋の臭いも 長く嗅いでいれば慣れますよ 所詮は生ける屍ですし 生きていても物の無駄 死ねば楽になれるのに 黙りなさい 母上 お怒りになりませんで 紫はまだ幼くて 分別がないのです 可惡 わざと木心慈に 大奥様に付き添わせたのは あの女を 見ずに済むように 不快な思いをしたくなかったから でもまさか この間に 木心慈が大奥様の 心を手懐けてしまうとは 母上 私は以前 ここの状況を知りませんでした 今日初めて知ったのです ここの使用人たちに騙されていました 私も何も知らなかったのです 母上、どうかお怒りになりませんで すぐに人を寄越して掃除させますから 必ず 掃除は結構 隣の部屋に移らせます 紫の言う通り この臭いは 長く嗅げば慣れるでしょう 今夜は お前たち親子は帰らなくていい ここに残りなさい しっかり慣れるといい 母上 そんなことなさらないでください 私は南宮家の大奥様ですよ こんなことをされては 今後この家で 威厳を保てません では 私の威厳を損なうか それとも 私の威厳を損なうか それとも 息子を呼び戻して 自らお前を処分させようか そ、それは… よ、嫁は… 滅相もございません 允児 おばあ様と行きましょう 愛玥 おばさんと呼んでもいいかしら もちろんです 愛玥 あなたを傷つけたいわけじゃないの 医者は 瑾諾が目覚めることはないと言ってる 今ならまだ後悔しても間に合うわ 当主たちも まだ戻っていないし それにあなたたちの祝言も まだ挙げていない 今ならここを去れるわ いいえ ここへ来たからには 私は去りません 彼は必ず目覚めます 必ず ここで允児を守ります それに 娘を探すために残らなければ 母さん もしかして もう一人孫娘が？ 言わないで すべてあの女のせいよ 私のもう一人の孫と孫娘が 今も行方不明なの 南宮瑾諾 知っているかしら あなたはひどい毒に侵されているの 幸い 私があなたに嫁いだわ だから解毒してあげられる 早く目を覚ましてちょうだい さもないと あなたの家族を いじめる者たちが ますますつけあがるわ 允児 母上 彼女は 私の妻だ パパ この女よ 私を叩いただけでなく 弟も傷つけたの お祖母様を言いくるめて 私と母さんをあの 気持ち悪い部屋に一晩中閉じ込めたわ 私たちのために仕返しして お前が 昨日 嫁探しの広告を見て 南宮家に嫁いできたのか 二若様 南宮瑾諾の妻となる 沈愛玥です そうです 私が沈愛玥です あなたは 若くて綺麗だし 顔立ちも整っている 五体満足なのに もっと 良い家柄に嫁げるはず 難しいことではないでしょう なぜ 自分の幸せを 犠牲にしてまで あなたに 普通の夫婦生活を送れない人の元へ？ 利害の一致です 南宮家は 二若様の面倒を 一生見られる 女性を必要としている そして私は 権力のある 男性に嫁ぎたい この帝国で 南宮家をのぞいて 他にそんな家はありません お金のため？ 私は孤児です 世間の人々の 薄情さを知っています お金と 名声のためなら 騙し合う偽りの顔も見てきました 私が彼の面倒を見ます あなた方は 私に二若様の奥様という身分と それから 毎月の生活費をください あなた方にとっても 私にとっても ウィンウィンです 恥知らずな女 何様のつもり？ 兄さんの女房に なれるですって？ ふざけないで お爺様 絶対に許さないでください こんな 金と名声目当ての女が 兄さんにふさわしいわけないわ そうよ こんな腹黒い女 南宮家が 二若様の奥様として迎えられるとでも？ 紫児の言うとおりだわ 南宮のお爺様 絶対に許してはいけません 彼女はお金のために 自分の幸せを惜しまない 瑾諾お兄様と結婚したところで 大事にするはずがありません 私はお金のために 南宮瑾諾に嫁ぐつもりです では、あなたは？ あなたも お金のために彼に嫁ぎますか？ それとも お金のためでなく 彼に嫁ぐと？ 一生彼の面倒を見ると？ 体を洗い 下の世話をし おむつを替える 来る日も来る日も 来る年も来る年も？ 嫣然 はっきりと答えなさい ええと あんな どこの馬の骨とも知れない女に負けちゃだめよ 無理強いはできません もし彼に嫁いだら 生ける屍と結婚するようなものよ あなた… 嫣然 おば様は知ってるわ あなたがずっと瑾諾を好きだったこと そうでしょう？ もし今 瑾諾に嫁ぐと言ってくれたら おば様は必ず 二人を添わせるわ それに 高家と 南宮家は付き合いが長いですから 南宮家の親戚たちも 反対しないはずよ 私には無理です おば様 瑾諾お兄様のことはずっと好きでしたけど 私はずっと彼を お兄様だと思っていました 妹が兄と結婚なんてできません この女は お金のために 瑾諾お兄様の面倒を一生見る気なら 私は 彼女に任せればいいと思います ただ試したかっただけだ 高嫣然を まさか あんなことを言うとはな この女だけでなく かつて厚かましく 息子に言い寄ってきた女たちも 今や誰も 南宮瑾諾のことなど覚えていない 沈愛玥がどんな理由で 息子に嫁ぐにせよ 南宮瑾諾に 彼女が望むなら これからは瑾諾の妻です 父上、母上、どうかお許しを この件をお認めください 今すぐ 二人の婚約書を交わします 父さん この女が何者か 全く分かりません 南宮家は 名のある家柄です もしかしたら 誰かのスパイかもしれない 南宮家を陥れるために そんなに早く 安易に認めてはいけません そうです、父さん まずは 私に身元を調査させてください それから決断を でないと 面倒なことになります 沈愛玥が嫁ぐのは この木心慈の息子です 私の息子は あなた方が言うように まだ息をしているだけの 生ける屍です あなた方の何を邪魔するというのです 沈愛玥は金が欲しい 身分が欲しい 瑾諾の母として 瑾諾が持つ 南宮家での全財産を 彼女に譲ります まだ心配なら 私たち親子3人は 南宮家の屋敷を出ていきます 私、木心慈は ただ息子のために 心優しい世話人を探したいだけ あなた方はしきりに 沈愛玥は 金のために 南宮瑾諾に嫁ぐと言いますが ですが、私があなた方に金をあげても あなた方の中で誰が 生ける屍に嫁ぎたいと？ 誰もいないのなら ここにいる皆さんは 大口を叩かないでください 息子の結婚は 私が決めます まだ反対する人がいるなら 私の息子に嫁いで 彼の後半生の面倒を見なさい この件は 私が認める ただちに二人の婚約書を この件は 私が認める ただちに二人の婚約書を お嬢さん 婚約書に目を通して 何か修正すべき点は？ 例えば 毎月の生活費とか 足りますか？ これが 南宮瑾諾の財産である以上 当然彼の名義であるべきです 彼は まだ目覚めておらず 自分の財産を管理できません ですが 彼には母親がいます 子供もいます いっそ この財産は 彼の母親の名義にして 子供が 18歳になったら 彼に渡してはどうでしょう 南宮瑾諾のお金を 本家に管理させるわけにはいかない 5年前から 兄さんの財産は 父さんがずっと管理してる この金は 南宮グループで運用すれば 増えることはあっても減りはしない あなたが来て早々 財産を移せだなんて できるわけないでしょ 福 月5000元の生活費 それで十分です それ以上は 必要ありません もう 南宮瑾諾に嫁いだのですから なら 彼の子供は 私の子供でもあります これから 南宮允児は 私と 父親と一緒に暮らしましょう 南宮瑾諾の別荘には 使えない使用人は大勢いりません よろしければ 2人つけてください 嫌なら 1人も必要ありません まさか 兄さんの面倒を一人で見て 隙を見て虐待する気じゃないでしょうね そうすれば 使用人も知らないし 彼が死ねば 財産はあなたのものになる これ以外に 要求はありません 認めない お爺様、お婆様 絶対に許さないでください お嬢様がそんなに心配なら 私と 一緒に お兄様の面倒を見るのはどうですか これからは 生ける屍のパパと 継母と ここで暮らしなさい 允児 おば様から 言っておくけど ここはね 夜になると幽霊が出るの あなたの継母は あなたを虐待するわ 彼女はお金のために パパと結婚したのよ あなたに優しくするはずがない よく考えて おば様と帰りたいなら おば様がなんとか お爺様たちに話してあげる この子ったら 話してるのよ 帰らないなら あなたとパapaは 遅かれ早かれここで死ぬわ 分かる？ あなた… 意気地なし 5年も育ててあげたのに まさか 懐かない野良犬だったなんて あなたも継母も そっくりね 本当に分からない どうして兄さんが あなたみたいな頑固な子を… 話しなさいよ あなた… やめなさい 允児 金好きの継母が来たわね 私にしか手を出さないかと 罪のない人には手を出さないと まさか 手当たり次第に噛みつく狂犬だったとは 実の姪にまで手を出すなんて 狂犬ですって？ あなた… でなければ？ まさか 妹とでも呼べと？ あなたにその資格があるかしら せめて 義姉様と呼びなさい せめて 義姉様と呼びなさい 私が… 義姉様ですって？ あなたはただの 金目当ての卑しい女よ 義姉様だなんて呼ばないわ 見ものだわ この南宮家の屋敷で いつまでいられるか 行くわよ 允児 つねられたの？ 允児 怖がらなくてもいいのよ これからは この別荘で 好きなことをしていいの だって この別荘には あなたと 私 そしてパパしかいない もう憎らしくて 嫌な人たちに いじめられたりしないから 本当に私のママなの？ 午前中、留守にして 面白いものを見逃したわ あの女は金に目がなくて 兄さんと結婚したの ただ本当に惜しいわ あの綺麗な顔が 彼女ね とても瑞々しくて まるで 西施や貂蝉のよう スタイルも抜群なの 女の私でさえ 羨ましいくらいよ もし彼女が三若様が こんなに素敵だって知ってたら 同じ南宮家の若様なのに 瑾諾お兄様には嫁がなかったわ でもまあいいわ どうせ 瑾諾お兄様じゃ満足させられない 夜の生活はね 三番目の弟は女好き 酒を飲ませれば きっと沈愛玥に手を出す そうすればあの女は 南宮家から追い出される さあさあ 三弟、もっと飲んで 彼女は 本当に君たちが言うほど？ 彼女はね 妖艶な見た目で 大人しいタイプじゃない まあ お金さえあれば きっと丸め込めるわ 私が男だったら きっと彼女を好きになるわ 私たちは身内よ ここでただ 世間話をしてるだけ 本気にしないでね はい 見てやろうじゃないの あの女がどんなものか 美人ちゃん 来たわよ 愚か者め あなたが成功しようがしまいが 本家の私とは関係ないわ フン この私に手を出そうなんて ナングウ・ジンヌオが許すかどうかね こんなに長く治療したんだから そろそろ無理やり起こさないと ベイビー 来たわよ ベイビー どこにいるの ナングウ・ティエンシン いい度胸してるじゃない 自分の兄嫁にまで 手を出すなんて 今夜が明ければ お前は俺のものだ 本当にツイてない ナングウ・ティエンシン 幽霊だ！ まさか ジンヌオはもう目覚めたの？ そうよ ジンヌオ 目を開けておばあ様を見て ジンヌオ ジンヌオ、目を覚まして ジンヌオ ジンヌオ 目を覚まして、ジンヌオ アイユエ ジンヌオはもう目覚めたの？ 彼は目覚めていません まさか分家の人たちが 騒ぎ出すのを恐れて？ なら私が手伝ってあげる 知りません どこからそんな情報を得たのか 私は24時間彼を看病しています 私が知らないはずないでしょう 彼が目覚めたなんて ティエンシンが昨夜 この目で見たのよ ジンヌオが目覚めたのを見ただけでなく 立ち上がって彼の名を呼んだと それに… 昨夜 三若様は随分とご機嫌ね 真夜中に寝もしないで 次兄の部屋に来るなんて まさか 自ら進んで 次兄の世話をしたいとでも？ それに 彼が目覚めたのを自分の目で見たのなら なぜ 次兄に会いに来ないの？ そうよ あなたの息子はジンヌオが目覚めたと言ったけど 実際は何の進展もないじゃない 私たちをからかっているの？ 南宮家全体をだまして楽しいの？ それに アイユエの言うことはもっともだわ あなたの息子が真夜中に ジンヌオの部屋で何をしていたの？ 私… もういいわ 喧嘩はやめて 先生 どうか ジンヌオを診察してください どうですか どうですか 二若様の体調は 少しは良くなりましたが 目覚めるには まだしばらくかかりそうです 私の医術を お前たちに見破らせるものか きっと ナングウ・ジンヌオに毒を盛ったのは このドゥ・ヘンね 目覚める兆候があるとは どうやら ジンヌオを生かしておけないな 今後このようなことは 確証もないのに でたらめを言わないでください 行きましょう ナングウ・ジンヌオ これがあなたへの 最後の荒療治よ これでも目覚めなければ もうあなたを守れないわ この女 夫を殺す気か 玥(ユエ)さん 宋氏はここ2年、南宮家の庇護に頼っていましたが 香水の品質は日に日に落ちています ナングウ・ジンヌオが植物状態になってから 彼らは失ったのです 南宮家という大木を 商売も急落しました 宋強生(ソン・チャンション)は1週間前に 雲玥(ユンユエ)グループの社長に面会を申し込みました 雲玥との提携を望んでいます どうされますか 彼らにお会いになりますか 会うわ 午後2時に会社に行く それと 最速で 宋氏の全株式を奪い返して 彼らに一切の逃げ道を残さないで はい 娘が南宮家にいないのなら 宋雨芳(ソン・ユーファン)に聞くしかないわね 5年よ 私も直接 彼らに血を見せてあげるべきね 玥さん ご指示通り 彼らを オフィスでお待ちいただいています これは雲玥グループの ここ3日間の報告書です あなたは先に戻って 宋雨菲(ソン・ユーフェイ) どうしてここにいるの？ 5年前 大勢の人を遣って 彼女を探させたが見つからなかった てっきり死んだものかと まさか再会するのが こんな場所だなんて あなたも雲玥グループで働いてるの？ 用件があるなら 直接言いなさい あなたなんかが 私たちと話す資格があるとでも？ 5年ぶりね この女が 今じゃこんなにいい暮らしをしてるなんて きっと取り入ったのね 雲玥グループの社長に 言いたくないなら 失せなさい あなた… あら 彼女はきっと 雲玥グループ社長の秘書よ あるいは 雲玥グループ社長の女かも どうやら 今はまだ怒らせない方がよさそうね 雨菲(ユーフェイ) この数年どこに行っていたんだ？ ずっと家にも帰らず 父さんはお前を恋しがっていた お前は ずっと… 雲玥グループの社長の下で働いているのか？ 宋さんは旧交を温めに？ お二方には あと5分の時間があります 宋雨菲 取り入ったからって 雲玥グループの社長に そんなに偉そうにしないで！ 黙れ それなら 単刀直入に言わせてもらう 我々のグループは 新しい香水を開発したんだ 雲玥グループと提携したい 雲玥グループが同意さえすれば きっと ウィンウィンの関係になれるはずだ 一体 聞いているのか お前が分からないなら 雲玥グループの社長を 呼んでこい いいわ あなたたちが調合した香水を 見せてちょうだい 宋雨菲、お前… お前… きゃっ 大丈夫か 何をする 彼女はお前の姉だぞ 彼女はお前と馬茹眉(マー・ルーメイ)の 間に生まれた子だ 私にそんな姉はいない 私はお前の父だ その口の利き方は何だ それからあなた 宋強生 あなたなんかが私の父親だなんて あなたは馬茹眉と結託して 宋雨芳という子をもうけた なのに私の母に取り入るため 彼女を騙し この子は 母の実子だと言った 母が記憶を取り戻し すべてを思い出した後 あなたたちはまた 蜜香の調合法を奪い、口封じに母を殺そうとした これらのことを 私が知らないとでも？ 知っていて、それがどうした 5年前、お前は運が良かった 生き延びたが 5年後に戻ってくるとは 死にに来たようなものだ 私が死ぬかは知らないけど でも 見てみたいわ あなたたちがどう死ぬかを 玥さん 雨菲 何をする気だ 何をする気だ 宋雨菲 まだ私たちにこんなことをするなら たとえ 雲玥グループの社長が守っていても 無様な死に様をさせてやる もっと優しく 痛い 雨菲 すまなかった さっきは父さんが言い過ぎた 彼らに言って 私たちを放してくれ 放して 私は宋氏グループの お嬢様よ 私に触らないで 彼らを 追い出して 待て 私はお前の父だぞ 雨菲 宋雨菲 私はお前の父だぞ 雨菲 言え 宋雨菲はどこだ 彼女が死ねば 宋雨菲が現れる チャンスを窺って あの女を見つけ出す 5年前、母にしたことの 借りを 少しずつ返してもらうわ 宋のお嬢様、ご気分はいかが？ 大した根性ね さすがは宋家が 外で育てた子だわ 雨菲 娘よ むやみに呼ばないで 私のボディガードは 手加減を知らないから 一体何がしたいんだ 戻ってきたのは 復讐のためだろう そうだな そこまでバカじゃないのね あの時 あなたが私の子を連れ去った あの子たちは今どこに？ お前が病院で こっそり子供を産んだ後 南宮家の者が来た 彼らが連れ去ったんだ お前の子を 私が病院で産んだのは 男女の双子よ ナングウ・ジンヌオは 男の子だけを連れ去った 女の子は 南宮家にはいない お前が非情にも 自分の子を捨てたくせに 5年経って探しに戻ってくるとは 母娘の情が深いふりをして 今さら彼女を見つけたいなんて 手遅れよ 言いなさい あの子はどこにいるの あの子はどこにいるの 彼女の居場所が知りたいのか いいだろう それなら我々宋氏と提携しろ お前は 宋家の株を 誰からも買収してはならん 私と取引する気？ 雨菲 落ち着け 話せば分かる お前の子は死んでない あの子たちは 生きている どこにいるの 彼女は… 私の忍耐にも限界があるわ 私と張り合うつもり？ あの子たちは… さっきも言ったが もし知りたいなら お前の娘の居場所を 必ず 我々宋家と提携しろ 下品な女が 体を使って 雲玥グループの社長の歓心を買っただけ 見てやろうじゃないの いつまで威張っていられるか 奇遇ね 面白くなってきたわ 私の悩みを解決してくれる人がいるなんて 通してちょうだい 玥さん 玥さん お連れしました サン… 桑沉(サン・チェン)さん どうしてここに？ 宋雨菲 なぜ彼女もここに 5年前とは まるで別人だ 全員そろったわね 同窓会でも開くつもり？ 雨菲 どうして… あなただったのね 買収したのは 葉家の本社ビルの者か お前か そうだ 私だ 葉の爺さんがお前を寄越したのか 雲玥グループの総裁と 提携の話をするためだろう こうしよう お前に二つの道を与える 今すぐ失せろ さもなくば宋氏の父娘と この提携案件を争うことだ 宋氏と葉氏 どちらか一方しか 雲玥グループとは提携できない 桑沉さん あの女の言うことを聞かないで 彼女はただ仲違いさせたいだけよ 私たちの仲を引き裂こうとしてる 三つ目の道はないのか 私の娘を目の前に連れてこい 条件は何でもいい 二日だ 期限を過ぎたら待たない 桑沉さん、見て あの男がきっと 雲玥グループの総裁よ 宋雨菲はきっと 彼に囲われているのよ 彼女にだまされないで どけ 二度と私の前に現れるな お前たち宋家とは もう二度と関わりたくない パパ パパ パパを助けなきゃ ユン児 ママ どこにいるの 早く戻ってきて ユン児 早く戻ってきて 火がすごい ユン児、怖いよ よしよし 坊や お前はもう 小さな男の子なんだ 何かあっても すぐに泣くんじゃない 冷静になるんだ どう解決するか考えるんだ 絶体絶命でも 最後には きっと生き延びられる ユン児 ユン児 ユン児 ユン児 ユン児 ユン児 ユン児、待ってて ママがすぐに すぐに助けに行くから ユン児 怖がるな パパがいる まさか この南宮瑾諾が 自分の子供さえ 助けられないとは まさか ここで 死を待つしかないのか 誰だ ユン児 大丈夫？ ユン児 まずママと行くのよ ユン児 ママの言うことを聞いて まずママがあなたを窓から 降ろしてあげる 行くわよ ユン児 あなたはもう男の子でしょ ここから降りたら すぐにおばあ様たちの所へ行くの パパとママを助けに来てもらうのよ あなたが勇気を出して助けを呼ばないと パパとママは ここから生きて出られないのよ いいわね ユン児 あなたの番よ 早く行って 私のことはいい ユン児を頼む 誰があなたを哀れんでるって？ 私はただ 哀れな子供が 実の父親を失ってほしくないだけよ あなた 力を入れて 起きて 起き… いらない 危ない あれは何？ 瑾諾 哀れな瑾諾 植物状態だと診断されたばかりなのに 今度はこんな大火事に遭うなんて あなたが死んだら この幼いユン児はどうすればいいの なんてひどいことを こんな大火事を起こすなんて 瑾諾、安心して逝ってね あなたたち、何をしてるの 早く大旦那様と 旦那様に電話して 早く来てもらうのよ 瑾諾の最期の顔を見にね 瑾諾 あなたの三番目のおじ様は数日おきに あなたに会いに来てたわ わざわざ たくさんの名医を探してくれて ただ一心に あなたが早く目覚めることだけを願って 今となっては 名医もあなたを治せず 大火事が あなたを焼き殺したわ 哀れなユン児ちゃん こんなに小さいのに父親を亡くして これからは 三番目のおば様が面倒を見るしかないわね どうやって 面倒を見るつもりだ 瑾諾 目が覚めたのね 兄さん この毒サソリは一体誰が仕込んだんだ 瑾諾がこんな状態なのに まだ彼を害そうとする奴がいるなんて 誰が知るか だが 誰かが知っていたのは確かだ 瑾諾が突然目覚めたことを 生かしておきたくないから わざと毒サソリを入れたんだろう 彼を殺すために 幸い 愛玥がすぐに見つけた でなければ 大変なことになっていた 言わせてもらえば 瑾諾自身のせいでもある 普段のやり方が冷酷すぎる 情け容赦なく 人情味がない でなければ あんな非道な連中が こんな時に 彼を害そうとは考えないだろう そうよね 冬青があの子じゃなかったら 出かける時に火を消し忘れなければ 瑾諾の屋敷が火事になるはずないわ 表向きは 使用人の過ちだけど 実は 過ちを犯したのは主の方 知らない人は 誰かさんが わざと使用人を盾にして 自分は 漁夫の利を得ようとしてると思うわよ 呉美芳、どういう意味よ 義姉さん 私があなただなんて言ってないわ 冬青に火をつけさせたって 何を焦ってるの？ あなた… もうやめろ 何を騒いでいる おじい様、おばあ様 毒サソリを探している使用人たちを 全員戻らせてください しかし 毒サソリはまだ見つかっていないぞ 大丈夫です 毒サソリは見つかっていませんが しかし、毒サソリを放った犯人は もう見つけました 私の言う通りにしてください 犯人は誰だ すぐに分かります 犯人は… 彼よ 若奥様 あなた… 濡れ衣を着せないでください 毒サソリはまだ見つかっていません なぜ私が犯人だとおっしゃるのですか そうよ、愛玥 この阿生はね 私の遠い親戚なの 小さい頃から 南宮家で育ったのよ 彼は真面目で信頼できるわ 彼が瑾諾を害するはずがないわ 他の使用人たちが 手を洗っても 水の色は変わりませんでした でも彼が手を洗った後は 水が赤く変わったのです 私は以前、情報を流しました 毒サソリを誘き出すには ロウバイの香精が必要だと そして彼は 最高濃度の ロウバイの香精を使い 梅の花と合わせて 毒サソリを誘き出したのです だから彼の手は 水に触れると 赤く染まるのです 彼が犯人です 阿生 お前が遠い親戚だからと 目をかけてやったのに これがその恩返しか 私の孫を殺そうとするとは この女はただ者じゃない たった一人で こんな大掛かりな罠を仕掛けるとは 南宮の屋敷中を 引っかき回した 誰か この恩を仇で返す者を 捕まえろ すぐに警察に突き出せ 沈愛玥 お前は一体何者だ 罠を仕掛け 罠を暴くこともできる 旦那様、大変です 允諾国際が ハッカーに10億盗まれました 本社のシステムがハッキングされ続け うちの技術部門では 今のところ対応できません 何か解決策はありますか おい、ユン児 何してるんだ せっかく10億の資金を取り返したのに なんでまた戻ってるんだ このなんだっけ なんだ、允諾国際グループか 誰の仕業だ 俺に逆らうとはな くそっ、俺のPCまで ハッキングしやがった やるな 間違いなく一番だ 今度こそ見てやる お前が何者か いいだろう 少なくとも分かった お前が帝国から来たことを 覚えてろよ もしもし、小琦 帝国に行く 今すぐだ すぐに行く ユン児 お前、こんなことができるのか やっと成功した 今度こそ見てやる お前にどんな腕があるか こっちはな 一週間もかけて このトロイの木馬を新しく作ったんだ 中には 19,990個のウイルスソフトが入ってる 小琦 どうした お坊ちゃま 早く出て ママからだ お前が出ろ 早く出ろよ もしもし 雲哲ちゃん もしもし 雲哲ちゃん 俺が出たら 俺たちが一緒にいるってバレるだろ 俺は帝国にいるんだ お前が出ろ、早く 沈雲哲 どこにいるの どこなの ママ、ここにいるよ 帝国で忙しいのに どうして急に電話してきたの もう終わったの？ 何してるの？ なんでなかなか出なかったの それに さっき見えた あの赤いの、何？ ドア枠のところの あれはただの 普通の赤外線だよ 家で暇な時に設計したんだ そのドア枠もついでに替えたのね ドア板と一緒に取り壊して まずい ママがドア枠の 異変に気づいてる 最初からあの家を改装して 洛城の家と同じにすればよかった そしたらママにバレなかったのに 家のドアがダサいと思って 僕の幼い美的センスに合わないから だから… 沈雲哲くん ビデオのカメラをオンにして 話せるかしら？ なんでできないの？ じゃあもう一度チャンスをあげる 私が出した宿題を 出して見せてごらん 僕の宿題は？ 一緒に持ってこさせたろ 自分のことは自分でやる それがうちの沈家のルールだ 誰に言ってるんだ 宿題はまだ終わってないけど でもママに誓う 二日以内に終わらせるから いや、一日で 一日でいい？ いいわ 雲哲が帝国に来てるなんて 用がないなら もう切るね うん やりなさい 位置情報は… 帝国の郊外を示しているわ 雲哲の安全のために 一度行かないと お出かけですか？ ええ 急用で出かけないと 彼女は勇敢で知略に長けている それに腹黒さも なのに南宮家に固執する 彼女の目的は 一体何なの 沈雲哲 開けて ママ どうして来たの 早くママのためにドアを開けてあげて 本当に役立たずね ごく… ママ どうして来たの ママ ここは風が強いよ そんな薄着で 風邪ひいちゃう 雲哲ちゃん まず家に入りましょ ママ 会いたかった ちゃんとやり遂げたんだ ママが出してくれた宿題 持ってくるのを忘れちゃった 全部 琦さんのせいだ 僕は来たくなかったのに 彼が無理やり連れてきたんだ ママ 雲哲は怖いの ママに弟か妹ができたら 僕をかわいがってくれなくなるのが あらあら よしよし いい子だから泣かないで ほら ほら ママはあなたをこんなに愛してるのよ どうして… 弟か妹ができたからって 愛さなくなるなんてことがあるの あなたはね 永遠にママの 一番大切な宝物よ いい？ ごめんね ママが悪かったわ 帝国に来てからずっと 会いに行けなくて ママの配慮が足りなかったわね 泣かないで ママを責めたりしないよ ママが怒ってなければいいんだ ママがあなたに怒るわけないでしょ あなたが一人で帝国に来たのに ママには何の連絡もなかったから もし何かあったら ママはどうすればいいの そうでしょ ママはあなたを心配してるの 何かあるのが怖くて だから不機嫌だったのよ いい子ね 全部 琦さんのせいだ ママに言うなって言ったんだ ママ 今夜 一緒に寝てくれる？ もちろんよ 允児 お前の大好物だ 食べてみろ 母さん こんなに遅くになっても帰ってこない 彼女は南宮家を 宿屋とでも思ってるのか 帰りたい時に泊まって 気が向かなければ帰らない 旦那様 お調べを命じられた件です これは5年前に 允児若様を誘拐した者たちです 彼らはこの後 姿を消したか あるいは 再び現れた時には すでに狂っていました しかし 手がかりは掴みました 本家と無関係ではありません 私はもう生き返った これからきっと 面白いことが起こるだろう 若旦那様 この数年 ずっとお嬢様と もう一人の若様の行方を追っています どうだ 当時 黄河下流の村人によると 産着に包まれた 男の赤ん坊と 女性の遺体が見つかったと しかし 2人の遺体は ひどく腐敗しており 顔を判別できず 親切心から火葬したそうです また もう一人 黄河の中下流域で 長年ゴミを拾っている 独身の男が 船の上で 産着の女の赤ん坊を助けたと その後 養子に出されたそうです それで 彼女は現在 田舎の 夫婦に養われていますが ユンヌオ・インターナショナルの件で まだ確認できていません 探せ 娘の正確な居場所を突き止めろ はい 允児に牛乳を 米雪が温めて 台所に置いてある 若旦那様 大変です 若様が 若様がいなくなりました 何だと ほら いち ゆっくり 転ばないで ゆっくり 汗かいちゃった 気をつけて遊びなさい 彼女には子供がいたんだ じゃあどうして 僕の本当のママだって ずっと世話してくれるって言ったの ママ 痛い ほら いい子だから おいで ママが起こしてあげる どこを転んだの これで痛くなくなったでしょ あなたのせいよ 夜に寝かしつけないで こんな所で遊ばせるなんて 何を遊ぶっていうの 全部俺のせいだ 俺は 板挟みになってるんだ つらいぜ ON よしよし 彼とは遊ばないの おうちに帰りましょうね 行くわよ 親子で俺を待たないのか 天気予報によると 今夜は大雨が降るって 一人で遊んでな 遊んでな 待ってよ こういう家族こそ 本当の幸せなんだ うちの家と違って 腹の探り合いばかり 騙し合い 騙し合い 彼女は僕のママじゃない 若様 若様 若旦那様 若様が見つかりました 允児 温度を最高に上げろ 允児 目を開けてパパを見て 允児 病院へ 屋敷に戻れ 専属の医者を呼べ はい 允児 怖がるな パパがいる 5年前 俺は命と引き換えに允児を取り戻した 今 絶対に許さない 彼に万が一のことがあるのを 若様はけいれんを 舌を噛まないように なさってください これを 若旦那様 これを 先生が来ました 小籠包を買ってきたわ 食べる？ 昨夜はどこにいた どこへ行こうと私の自由よ あなたには関係ない 昨夜どこにいたか聞いている 昨夜どこにいたか聞いている 允児に買ってきたの 彼の大好きな小籠包を もう起きてるでしょ 允児 どうしたの 熱がある この女がどんな目的で 俺に嫁ぎ 南宮家という 権謀術数が渦巻く場所に来ようと 今の俺は もう知りたくもない ただ允児の面倒をみたいだけだ 息子を 少しも傷つけさせない 一晩いなかっただけで どうして病気になるの どうやって彼の面倒を見ていたの 米雪は？ あなたのお母様は？ 毎晩彼女が 允児の面倒を見てるんじゃないの 値段を言え 日没までに 南宮の屋敷を出ていけ 何ですって 私が望む代償はあなたには払えない なぜ私が南宮家を出ていかなきゃならないの 南宮家を出ていけだと？ 元は大旦那様が 私たちの結婚を取り持ったのよ 南宮瑾諾 あなたは恩知らずね あなたたち大家族で たった5歳の子供一人 面倒も見れないくせに なぜ私に八つ当たりするのよ 若奥様 これは 若様に煎じた薬です 昨夜 あなたは一晩中帰らず 若様があなたを探しに行き 長い間 雨に打たれました 我々が見つけた時には すでに意識を失っていました 若旦那様は 若様を誰よりもかわいがっています 以前 若様を助けるために ご自身の命さえ懸けました 5年間も寝たきりだったのです 先ほど 旦那様は少し言い過ぎたかもしれませんが どうかお責めになりませんよう 昨夜は大奥様が体調を崩され 奥様と米雪様が看病に行っていました 屋敷には若旦那様お一人でした まさか 噴水のあの影は允児だったの 転ぶわよ ゆっくり 彼は私が雲哲を可愛がるのを見た だから怒ったんだわ 南宮瑾諾 彼は犯人の手から 允児を救うために 撃たれてベッドの上で 5年も寝たきりだった やっと目が覚めたのに もしかしたら 私はこんなに自分勝手じゃいけない 一心に 允児を彼から引き離すことばかり考えて 彼に隠していた 雲哲の事実を もしかしたら 彼を信じてみて すべてを打ち明けてもいいのかも 実の子でもないのに 本当に可愛がるわけないでしょう 允児は彼女と過ごして この短い時間で ほとんど彼女を 実の母親のように慕っている 彼女は誰がいなくても平気だろうが 允児は子供だ 彼の幼い心が 耐えられるわけがない 実の親でも 必ずしも 本心で接するとは限らない そうよ 允児の実の母親でさえ 彼を捨てたのよ ましてや他人の沈愛玥ならなおさら 当時 宋家のお嬢様の宋雨芳がいなければ 允児まで あの悪女に 殺されていた 私とお父さんはね 何おじさんを一番信用していたの 何おじさんが見つけてきた女性だから 家柄も人柄もいいに違いないと まさか この女が金のために あなたの実の子を売ろうとするなんて この沈愛玥も金にがめつい 允児の実の母親と そっくりだわ 私たちの瑾諾は なんて不運なのかしら こうなるなら 初めから絶対に 絶対に 沈愛玥と暮らさせるべきじゃなかった 幸い 允児の実の母親は死んだけど もし生きていたら たとえ彼女があの2人の子を 連れ戻したとしても 決して 南宮家の敷居はまたがせない 允児には 絶対に 会わせたりしない なるほど 彼らはそもそも 雲哲が戻ることを望んでいない 若旦那様 資料の中に 琦社長に関する情報が それと一枚 沈愛玥と 親密そうな写真も 琦社長は 雲月グループのCEOです そして若奥様は 彼と浅からぬ仲のようです 調べられたのはここまでです 現在 財界では噂が 琦社長は 綺麗な女性が好みで 常にそばにいる女性が変わると そして若奥様は まさに彼の 彼の何だ 彼の女性の一人だと 信じるか 信じません シェン・アイユエのような 気位の高い女が どうして男の 愛人になんてなるでしょうか それから 奥様が 私に手を貸すよう 宋家を 宋雨芳が若様を助けたからと 今 今 宋家は雲玥グループに圧迫され 私に助けろと 何も聞かなかったことにしてくれ 5年前のことだ 宋雨芳の言うことを 何でも信じるわけじゃない 旦那様の懸念は分かります 私も同感です 宋雨芳は 宋家のお嬢様ですが 世間の評判は あまり良くありません 私は… 見たことさえあります 彼女が道端で 通行人の子供を殴る動画を その宋雨芳が なぜ何の理由もなく あんなに都合よく 允児若様を助けたのでしょうか 旦那様 旦那様 お嬢様が見つかりました お迎えに行きますか ソ 人をやって密かに守らせろ 下手に動いて悟られるな 允児が元気になったら 私が自ら迎えに行く はい 允児 ごめんね ママを無視しないで 允児 允児 ごめんなさい ママを怒らないで、ね？ 允児 ママが買ってきたの あなたの大好きな小籠包よ 少し冷めちゃったけど ママが温めてあげるわ 怒ってるのね 昨日の夜 あなたのそばにいられなかったから ママが悪かったわ 謝るから、ね？ 允児 パパだ まだ病気なんだぞ ずっと頭を 布団に隠してちゃダメだ 息が苦しくなる パパの言うことを聞いて 顔を出してくれないか 允児 何か嫌なことがあったなら ゆっくりパパに話してごらん どんなことでも パパはお前の言う通りにする パパが当ててみようか 一体誰に怒っているのか 怒ってるのは シェン・アイユエに 彼女が本当のママじゃないからか 彼女に 騙されたからか 南宮家で お前の世話をすると言ったのに 昨日はそれをしなかった まだ出てこないなら パパの推測は外れだな じゃあもう一度当ててみよう もしかしてお前は パパに怒ってるのか パパを責めてるんだ お前の本当のママを失くしたって そうか それとも パパが無能だから お前に 幸せな家庭を与えられなかったと パパが無能なんだ パパは役立たずの障害者だ お前を守れなかった お前の祖母も守れなかった 覚えている 私が前回涙を流したのは 私のもう一組の子供たちが いなくなった時だ いい子だ パパがいる 今すぐ允児に言うべき？ 実は 私が彼の本当のママだって 今すぐ允児に言うべき？ 実は 私が彼の本当のママだって でも南宮家は 彼の前で5年間も 私の悪口を言ってきた 私の二言三言で 彼が信じるはずがない 允児 何か話が パパにあるのかい パパを責めないよ パパは世界一のパパだ 僕が聞き分けがなくて パパに心配かけた パパは僕のために 5年間もベッドに寝たきりだった みんな僕がパパの疫病神だって言う 僕は生まれてくるべきじゃなかった パパは僕のためじゃなければ ビジネス界の王だった 誰もパパをいじめなかった おばあ様もこの5年間 こんなに苦労しなかった パパは辛くない 允児がいるから パパは一番幸せだ お前の祖母はあんなにお前を愛してる これまでの苦労なんて きっと文句ひとつ言わないさ これから 誰も パパの允児をいじめることは許さない 誰であってもだ 私とシェン・アイユエの結婚は お前の祖母と 曾祖父様がまとめたものだ 彼女は ずっと南宮家にいたくない 彼女は允児の本当の母親じゃない それなら 行かせてやろう 南宮瑾諾はいい父親だわ 彼らを引き裂くべきじゃない 行くべきは 私の方ね 彼女は 允児の本当の母親ではないが この数ヶ月 允児にとても良くしてくれた 彼女は允児を 本当の子供のように世話をすると言った パパ お願い 允児のために ママを愛そうとしてみて シェン・アイユエが 私にどんな企みがあろうと この植物状態の私に嫁ぐことを承知した その勇気だけで 心から感服し感謝している 彼女が望むなら 心から私のそばにいたいと 私も追い出したりはしない だが恐れるのは彼女の心が ここに全くないことだ パパは優しい パパは世界で 一番のパパだ 允児 いい子で療養するんだ ちゃんと自分の体を大事にしろよ 私は 行きます 若奥様 これは旦那様からです 10億です あなたたちの旦那様は 本当に気前がいいのね 旦那様が言うには あなたの世話への感謝だと ですがもし あなたが残りたいなら 絶対に追い出したりはしないと この 騙し合いの南宮家で 私を繋ぎとめるものは 允児の他に もう誰もいないわ 10億どころか 百億、千億あっても 私、シェン・アイユエは欲しくない 若奥様 外はまだ雨が降っています 傘を 若様 どこへ、お待ちください 待て でも外はまだ雨が 若様が… 行かせてやれ シェン・アイユエ 決めたからには 未練は断ち切って 南宮瑾諾の足は あと数日で立てるようになる その時になれば 南宮家の 実権も取り戻すだろう 彼はきっと 允児を守る力がある 彼に最高の生活を与えられる ママ 行かないで 運転手さん 停めて ママ 允児 ママ 行かないで 残ってくれない？ 行ってほしくない 允児 允児 やっと話せるようになったのね、允児 ママは行かないわ ママは永遠にあなたのそばにいる どこにも行かないから、ね？ ママは他の人と結婚したの？ パパが嫌いなの？ ママがどうして 他の人と結婚するわけないでしょ もし ママが他の人と結婚したら あなたのパパとは 婚姻届を出せないのよ それは重婚罪になるの 分かる？ うん 允児がまた雨に濡れたそうね 5歳の子供一人 世話もできないなんて 私が世話できないですって？ 5歳の子供一人 あなたたち大家族が 子供一人の世話もできないくせに 私じゃないとダメだと？ それにあなた 南宮瑾諾 私が下の世話までして あなたを看病しなかったら あなたが たった数ヶ月で目を覚ませた？ 允児 允児 允児 どうしたの？ どこか具合でも悪いの？ パパとママと 一緒に寝たいの？ 最近 南宮家を出ようと思ってたけど 無理みたいね 允児が 私に懐いてしまったから もうしばらく彼の世話をしたい いつでも 南宮家を出ていい 思うんだけど 允児は 一人で 遊び相手がいなくて 寂しすぎるのよ だから 私に懐くんだわ もし 彼に突然 弟や 妹ができたら 彼の気も紛れるんじゃないかしら 私と彼に 弟か 妹を作りたいと？ 南宮家の人が言ってたわ 允児には 確か 弟か妹がいるって その子を連れ戻せば 遊び相手ができるわ どうして黙ってるの？ 彼のきょうだいは 何かあったの？ 君は 私の子供のことを随分気にするな あなたは 私の子供のことを随分気にするのね 気にするわよ、当然 允児は 今では 私を 本当の母親のように思ってる 彼のためになることを望むのは当然よ もし きょうだいがそばにいれば 明るくなれるかもしれないじゃない 私は気にしないのに あなたが他の女と 何人子供を作ったか まだ私を泥棒みたいに警戒して よく分かっているじゃないか 君を警戒しなくて 誰を警戒する あなたのお母様が言ってたわ あなたの子供を産んだ女は 子供を産んだ時 子供を売るつもりだったって 止めなかったの？ あなたはその女が どんな人かも 知らないのに 一緒に子供を作れるなんて まさか 南宮家の次男が こんなに軽率だとはね あなた なぜずっと私を見てるの 私の顔に花でも咲いてる？ 花はないが 戸籍調査員みたいだ 戸籍調査員で何が悪い 私は名目上 あなた、南宮瑾諾の妻よ 夫に 子供がいたことについて 尋ねる資格もないの？ 私の夫が 外にどんな女がいて どんな女と子供を作って 何人産んだか 知る権利もないの？ ある だが、条件がある 私の新妻は …しなければならない 自分の夫と 実質的な関係でないと 名ばかりでは 権力が欲しい それは不可能です 算了 娘の情報を聞き出せない 自分で調べるしかないわ 姉さん どうやら 誰か先に来ているみたいだ 行くぞ 見に行こう 行くぞ 見に行こう 契約書に明記してあります 私どもは前金として 1000万元を あなた方が 私たちガオ家に 最初の香水を開発すれば 報酬はこれより高くします 奥様はもうおっしゃいました あなたたちのお金には興味ないと 早くお帰りください この金額を提示できるのは ガオ家だけです 身の程をわきまえなさい あらあら 庭の花や草が 香らなくなったわ 臭すぎる 臭すぎるわ 執事 はい あの臭いものを 放り出しなさい 彼女を追い出して はい 失せろ この庭にいるな とっとと失せろ 奥様 また2人来ました シェン・アイユエ 何をしに来たの もし 調香の話をしに来たのなら お引き取りください リーおばあ様 お手伝いします どうしてそんなにひどく切るの？ 花が枯れてしまうわ この桃の木は本当にたくさんの花が咲くわね こんなに切るのは惜しいけど でも 何かを捨ててこそ 得られるものがあるのよ 余分なものを切らないと これらの花が実を結んだとしても 熟すとは限らない 一歩引いて言えば 熟したとしても この果実はね 大きくならない 同感だわ 味もね あまり良くならない だからね 量を求めるより 質を求めるべきなの いいわ あなたは あなたは 私の調査によると 彼女は帝国で 新しく設立された会社の 社長のバックにいる女よ 正確に言うと その男に囲われている女 リーおばあ様 雲玥(ユンユエ)グループはご存じのはず その会社も ブランド香水を専門にしています 彼女が今日来た目的は 私と同じでしょう 2人とも リーおばあ様に調香を依頼したいのよ 残念だけど 雲玥(ユンユエ)グループには 私ほどの金額は出せないわ ああ そうだ 彼女にはもう一つの顔があるの 彼女は沖喜の花嫁として ナングン家の 植物状態のナングン・ジンヌオに嫁いだの 表向きは ナングン・ジンヌオの妻だけど 裏ではね 夫を裏切り 外で野郎を作っているのよ もうやめて 汚い口からはろくな言葉が出てこないわね あなたみたいな女って みすぼらしいわ この屋敷は趣があるのに どうしてこんな 恥知らずな人がいるの それに その格好は何？ 何よ クラブにでも行くの？ 私… 「私」が何よ あなた… 「あなた」って誰よ あんた誰よ このチー様よ 今度会ったら迂回しなさい さもないと 痛い目に遭うわよ 失せな 早く失せな ここで 失せろ！ 行くぞ 若様 あれはガオ・イェンランです リーおばあ様の屋敷の前に 車も 庭には まだ誰かいるはずです まだ入らないでください 本当に苦労したのね まさか あなたが生きているなんて あの時 あなたのお母さんに何かあった時 私はちょうど 帝国にいなかったの でなければ 必ず あなたたちの力になったのに リーおばあ様 実は お願いしたいことがあるんです 実は お願いしたいことが あるんです 調香ね はい 母が たくさんのことを教えてくれました 調香について でも まだ未熟なんです あなたのような 伝統的な調香師でなければ 最高の香水は作れません では あの女はガオ家のため あなたは？ 誰のため？ 母が未完のままにした 蜜香シリーズのためです だから 雲玥(ユンユエ)グループを設立したんです いいわ 姉さん すごすぎるよ 一言で決めてしまうなんて 私がすごくなければ 雲玥(ユンユエ)グループが わずか数か月で 帝国中のビジネス界を 恐れさせることができる？ 若様 あの男は 噂の 雲玥(ユンユエ)グループのCEOです 通称 チー若社長と それもそうだな 姉さんがすごくなければ 俺の姉さんじゃないもんな じゃあ俺が兄さんになる このガキが私の兄さんになるですって？ 痛い痛い痛い 姉さん、姉さん 姉さん もう結婚してるのに まだそんなに乱暴なの？ それに 姉さんは俺より4つ上なだけだろ どこがガキなんだよ 1日でもあんたより年上なら あんたの姉さんよ あのチー若社長が まさか奥様の弟さんだったとは 私の中では あんたはガキよ また また俺を叩いた 帰るからな もう手伝わないからな 一人でやらせてやる 雲玥(ユンユエ)グループの社長を 誰が手伝ってほしいなんて言ったの ああ、あんたが どうしても帝国についてくるって言うから 面倒なことばっかりよ 姉さん 血は水よりも濃いんだよ 俺は実の弟だろ 無駄口はやめて 運転して では 雲玥(ユンユエ)グループのCEOは チー若社長ではなく 奥様だったのですか いや チー若社長だ だが本当のトップは 彼の姉さん シェン・アイユエだ 他に何を隠している 店長 この2つの部品を見せてください さっき もう見せたじゃないか あなた どうしてまた見るんだ？ 今来たばかりです どうして見たことに？ ほら、見てください これはさっき残した電話番号ですよ 自分で書いたんでしょう あとで誰かがこの部品を欲しがったら 電話してくれって まさか覚えてないんですか え、いや ほんの少し会わなかっただけで あなた どうして着替えたんですか 私とそっくり じゃあ まさか 弟もこの電気街に？ あなたは誰？ 弟は私の存在を知らない でも私は弟を知っている すごく面白いわ 私が先に聞いたでしょ どうして私と そっくりなの？ そうだよ どうしてそっくりなんだ？ 僕には妹がいる でもナングン家の人は 妹はもう死んだって 目の前にいるのは男の子だ 僕の妹のはずがない 何をする気？ だって私の弟だもの 悪人を相手にするように 弟に手を出すわけないでしょ 男の子だったんだ 本当に女の子じゃなかった 奇遇だね 本当にそっくりだ ユンア お兄ちゃんと呼んでくれたら 守ってあげる 肩に どうしてそんなに大きなあざがあるの？ ナングン家の人が 君を殴ったのか？ どうしてナングン家を知ってるの？ 君は自分が ナングン・ユンアだって言っただろ ナングンは 苗字だ ナングン家の人が 君をいじめたんだろ 早くお兄ちゃんに教えて 誰にいじめられたの？ 僕が仕返ししてあげる 君は僕を助けられない 帰らなきゃ 私の可愛い弟 言えないことを許して 私のママはあなたのママなのよ 帰るね ネットで連絡しようね ママたちは 妹を探しに行った 僕も行く GPSによると ママたちはここにいるはずだ 若坊ちゃん 若坊ちゃん どこへ行くんですか 待ってください 若坊ちゃん 若坊ちゃん 待ってください、若坊ちゃん 若坊ちゃん どうして走るんですか 若坊ちゃん 私を若坊ちゃんだと でも 彼が言う若坊ちゃんって誰？ もしかして ナングン邸の人？ 若様が行ってしまわれたから またいじめられたんですね だから こっそりついてきたんですね そうでしょう？ ナングン邸 それって弟の家じゃない 私を弟だと思ってるんだ 若様 ユンア 若坊ちゃん もう ここまでついて来たのなら 若様もお咎めにはならないでしょう すみません 本当に気づきませんでした 若坊ちゃんがついて来ていたことに ユンア こっちへ ユンア あなた ママの医術はすごいわ まさか 植物状態のパパを立たせるなんて 若坊ちゃん どうしましたか あなたのパパですよ 怖いのですか 怖がらないで 若様はあなたを責めません ただ心配しているだけです あなたが一人でうろついて 危険な目に遭うのを ユンア こっそりついてきたの？ おばあ様は知ってるの？ じゃあ パパがここへ来た理由を知ってる？ 知ってたら あなたたちを避けてたわ 若様 もう遅いですし どうでしょう 近くのホテルで一泊して 明日またお嬢様を探すというのは パパも妹を探しに来たんだ まずい、バレちゃうかも ユンア もう寝る時間だ うん 忘れるところだった 僕は今、弟なんだ 弟は家では喋らない ユンアー、早く上がってきなさい 風邪をひくわ おいで、ユンアー 床は冷たい ユンアー パパに教えてくれるかい どうしてこっそり出てきたんだ？ パパと一緒だからかな パパとベッドで話すのは初めてだ なんだか不思議な感じ どうした？ 話したくないのか じゃあ、寝よう パパはここに 妹を探しに来たんでしょ そうだ パパはお前の妹を探しに来た パパ 僕の本当のママのこと、好き？ おい、なんで答えないの？ 好きじゃないの？ じゃあなんでママと 僕と妹を作ったの？ 息子にどう答えればいい 彼に教えるのか 彼の母親は 私の子供を産むための道具だったとでも言うのか お前のママはな、お前たちを産んだ後 実は パパと南宮家には戻らなかった だから お前の弟と妹は行方不明になったんだ そうじゃなければ 家族みんなで一緒にいられた ママと 弟がどこにいるか知ってるの？ もう死んだ ありえない 弟とママは 絶対に死んでないと思う パパ 死体を見たわけでもないのに どうしてそんな話を信じられるの そっか、パパはママが死んだと思ってたんだ だから僕たちを探さなかったんだ パパが嘘をつくわけないだろう 実は パパはもう人を遣って調べさせた お前のママと弟は 黄河に落ちて溺れ死んだと 黄河の近くの村人が 2人の遺体を見つけた 親切な人が 遺体を火葬してくれたそうだ 目で見たものが真実だ 聞いたものは偽りだ パパ、どうして 他人の話を信じるの 僕は思う 弟とママは絶対に死んでないって ママはいい人だから じゃあ もし本当のママが帰ってきたら お前はパパに 本当のママと一緒になってほしいのか それとも 今のママと一緒になってほしいのか 今のママが 僕の本当のママじゃないの？ どうした そんなに悩むことか 私とあの女が 彼を産んだ なのに完璧な家庭を与えてやれない 過ちを犯したのは大人だ どうして子供に背負わせることができようか パパ、何が言いたいの？ なんでもない 寝よう パパはママを愛してる？ もしパパがママを愛してるなら 明日、妹を見つけたら 僕がパパと ママの仲を取り持つよ パパに真実を話そう そうすれば 僕たち家族5人 幸せに暮らせる 愛してるさ 愛してないわけないだろう 世の中に自分の妻を 愛さない夫などいるものか どうせあの女はもういない 息子をがっかりさせるより 慰めてやったほうがいい パパはママを愛してるんだ よかった 明日、妹を見つけたら 僕がパパと ママの仲を取り持つよ ねえ、姉さん 誰もいないね 待ってみよう そのうち戻ってくるかも ねえ、姉さん 誰か来たよ 聞いてくるよ まずどんな人か見て 宋雨芳（ソン・ウーファン） なんでこの女がここに ここだ おばさん、家にいますか 雨芳（ウーファン）です 宋雨芳がここに来れるってことは 私の娘はここにいる でも宋雨芳はなぜ こっそり育てて ユンアーみたいに直接 南宮家に渡さなかったのかしら おばさん 2人はここで待ってて 市場に行ったに違いない 私、見てくる 南宮瑾諾（なんぐう・きんじゃく） 彼、立ったわ どうやら南宮瑾諾は すっかり回復したようね これであの男に うちの宋家を守らせ続ける切り札ができたわ ここで何をしている 分かっているはずだ 私がここに来た目的を 私の娘はどこだ 若様と2人きりで話がしたいのです 話せ 申し訳ありません この件を あなたに隠していたのは間違いでした ですが私も 半年前まで知らなかったのです あの時、私は必死でユンアーを助けました あなたの子供を傷つけるようなことは 決してしません もし 何か特別な理由がなければ とっくにお教えしていました ママたちはどこ？ 特別な理由とは あなたのお子さんは 確かに当時 ここの村人に助けられたのです でも半年前 私があの子を見つけた時 体の具合がとても悪かったのです 私が ずっと人を遣って面倒を見ていました 一番いい医者も探して 治療をさせたんですよ 今ではあの子の体も ずいぶん良くなりました しかし ユンアーと同じで 話すことができません どこにいる 会わせろ 市場にいるはずです 先の交差点で彼女たちを待ちます ユンアー まあいいか ユンアーは自分の妹に会いに行く 私が止める必要はない どうやら南宮瑾諾は ユンアーまで連れてきたのね ユンアーを あの子に会わせるつもりだわ おかしいわ ユンアーの弾むような歩き方 どうしてあんなに雲哲に似てるの？ おばさん 甜宝（ティエンバオ） 私のこと覚えてる？ 宋おばさんよ おいで 妹… 宋さん、大丈夫ですか この… パパが外で見てる 沈雲哲（シェン・ユンジャ）、こらえろ 喋っちゃだめだ 娘だわ 会いに行かないと だめだめ、姉さん 落ち着いて まず様子を見よう もし行って娘さんじゃなかったら 藪をつついて蛇を出すことになる あの子の目元を見て ユンアーと並んでると まさしく兄妹よ あんなにそっくりなのに 私の娘じゃないわけがないわ 姉さん 南宮瑾諾がそこにいるんだ 今行ったら あの子が自分の娘だなんて言ったら それはつまり 南宮瑾諾に 自分が6年前の女だって認めることになるじゃないか シャオチーの言う通りね まだ南宮瑾諾に 私の正体を知られるわけにはいかない そして隙を見て 私の3人の子供を連れて 南宮家から出ていくの ユンアーと似てはいるが 瓜二つというわけではない 三つ子でも 顔が違うのは普通か おばさん この人たちは子供を探しに来たの この方が甜宝の本当のお父さん あの男の子は 甜宝の双子の兄さんだよ だ だめよ 前に約束したでしょ 絶対に甜宝を奪ったりしないって 今さらどうして 人を連れて探しに来るのよ 甜宝は 私たち夫婦の命なのよ 以前は なぜなら 甜宝の本当のお父さんが病気だったから 今は良くなったから 甜宝がここにいると知って 探しに来るのは当たり前でしょ あなたの今の生活状況を考えてみて そしてこの方たちを見て 甜宝の本当のお父さんを 甜宝の 今の体の状態からして あなたはどう思う あの子はあなたといるのがいいか それとも本当のお父さんと いるのがいいか だめ 甜宝は私たち夫婦の命なの 絶対にあなたたちには 連れて行かせない 彼女を引き離して これは300万の小切手です この5年間の 甜宝の世話代と そして 命を救った報酬だと思ってください お手洗いですか？ どうぞ 私が 若様 お気を悪くされないでください あなたを邪魔するつもりはなかったんです ただこの甜宝が 今、私から離れられないもので 甜宝がお守り代わりになれば 南宮瑾諾は きっとまた私たちを庇護してくれるはず 家にいるの、それとも 海辺の別荘に行ったの？ 前に会った場所にいるわ なんて運がいいんだ 500メートルも離れてない 今、パパと食事中よ もうすぐ私を 南宮家に連れて行くって 早く来て うまく抜け出すから 見てわかる 沈雲哲はパパを怖がっているようだ なぜ怖がる？ 僕たちがそっくりだから 双子 そう 双子だ 坊ちゃま お料理は全て揃いました 旦那様が個室でお待ちです 外に行ってたんですか さっきお手洗いに行ったのでは？ なんで今頃行くんですか 坊ちゃま 坊ちゃま 沈雲哲（シェン・ユンジャ） 来るのが早いな 手に持ってるのは何だ お揃いの服を2着 着替えよう なんで着替えるんだ？ 似合う？ 何君偉（ホー・ジュンウェイ）が外で見張ってる 出やすくなるだろ この服に意味なんかない 子供っぽくなければ 着れればいい もし見つかっても どっちがどっちか分からないだろ 坊ちゃま 坊ちゃま 用は済みましたか なぜ着替えたのですか 服が汚れたら着替えちゃだめか 用は済んだか、行くぞ 坊ちゃま、ではここでお待ちしております 沈雲哲、どこでもいいのに よりによって便所に来るなんて とっとと出ていけ クソする邪魔すんな 坊ちゃま 外でお待ちしております 俺たち同じ顔してるのに 顔に泥を塗られた気分だ 何事も過程じゃない 結果を見ればいいんだ 僕たち2人 なんでこんなにそっくりなんだ 全部知ってる 何を知ってるって？ 僕のママ、沈愛玥（シェン・アイユエ）は 君のママなんだ 僕たちは双子なんだよ だからこんなにそっくりなんだ ママが南宮家に行ったのは僕を探すため 僕たちが再会できるように ママが言ったのか？ ママが全部教えてくれた ママは言っちゃだめだって言ったのに なんで自分で言うんだ しかも直接教えるなんて 僕をハメたな 君が言ったことと全然違うじゃないか あなたは本当にママの子どもなのね あの日 噴水広場で ママが抱いていたあの子は あなただったんだ ママは 私の本当のママなのね そうでしょ 生きていたのなら 戻って来たのなら どうして本当のことを教えてくれないの どうしてママは私に名乗り出ないの その上 南宮家に来て 私の継母のふりなんて 静かにして 触らないで もう 泣かないでよ 僕も帝国に行ってから知ったんだ 南宮家の人間が みんなママを陥れてるって ママはあんなにいい人なのに どうして自分の子どもを 売ったりするもんか ママはパパが植物状態になったと知って すぐに 南宮家に来て治療したじゃないか それに君たちを守って いじめられないようにしてくれた じゃあ いったい何があったの だから僕たちが協力して 一緒に6年前に パパとママに何があったか調べるんだ 今 パパは妹を見つけた パパとママの誤解を解けば 家族みんなで暮らせる どうすればいいの まずみんなと食事して 何かあればネットで連絡しよう 妹は君と同じで 家では口をきかない 話せないんだ 分かるだろ どうやって彼女を導けばいいか ダメ どうしてダメなんだ ダメ 絶対にダメ あなたとパパと妹が南宮家に行くの 私は別荘に行って あなたのふりをする いいでしょ でもママがたまに戻るし おじさんもずっといる 君はおじさんを知らないだろ あなたならできる お願い お兄ちゃん お願いだから 今 何て呼んだ お兄ちゃん 分かった 今から僕たちは入れ替わる 僕たち2人以外 誰にも知られてはいけない 若様 やっと出てこられましたね もう少し遅かったら トイレまで探しに行くところでしたよ 弟は話せない じゃないと僕が直接 このバカな助手に説明するのに 若様 靴はどうされたのですか 弟は靴を買ってない 万が一に備えて 靴は脱いでおこう 若様 なぜ靴を捨てるのですか パパのこの助手 ずっとブツブツ言って うるさいな ウンチがついた 履けるわけないだろ おかしいな この若様はまるで 別人のようだ 少しも似ていない 南宮家で育てられた子に 服を買うことばかり考えて 靴を買い忘れた お兄ちゃんが靴を捨てたなら 私も捨てなきゃ ユナ 何君偉が お兄ちゃんを連れて行ったはずなのに どうしてパパまで来たの どこへ行ってた お腹がすいたと言ってただろ 行くぞ 戻るぞ おい 靴は 靴取ってくる ユナ ゆっくり走りなさい 転ばないように ユナ ユナ すごい偶然 パパもママも私のことばかり どうしてお兄ちゃんを探さないの 個室に行く方法に困ってたところだ ティエンバオに会うために まさかここでユナに会うとは ユナを連れて個室に行けば 何も知らないふりができる ただ通りかかっただけだと ユナ パパはこのレストランにいるの 会わせてくれない ユナ なぜここに 私は 足はいつ治った わざと隠していたな 隠してなんかないわ あなたが家にいなかったから 私が立つのを見なかっただけ まだ答えてないぞ ここで何をしている 買い物よ 疲れたから 適当な店で食事しようかと 買い物 これは今一番高い高級品ばかりだ 南宮家の給料はわずかなはず どこにそんな金がある お金なんてどうでもいいの 大事なのは身分よ 私は今や南宮家の次男の奥様 植物状態だったあなたが回復した それだけでもう 南宮家のデパートでは カードも現金もいらない 顔パスよ これは全部ユナへのプレゼント 遠慮しないで 次期当主様 若様が個室でお待ちです ママ ママの前でバレるわけにはいかない これで弟みたいだ 妹が… 妹がいてくれてよかった ママの気を引いてくれるから じゃないと絶対にバレてた 宋お嬢様がなぜここに この女の子 とてもかわいいわね でも なんだか どうしてユナに少し似てるの まさか 彼女が南宮家の人が言ってた 次期当主様の行方不明の娘 彼女を怖がらせるな 焦るな やっとティエンバオを見つけたんだ 怖がらせてはいけない 宋雨芳については 後でゆっくり片付ける 妹が見つかった 宋雨菲に 妹とママの仲を裂かせるわけにはいかない 弟よ 僕たちの出番だ ママの仇を討つ 明日 ママの会社へ行って 宋家のシステムをハッキングする 宋家を帝国から完全に消し去るんだ 雲哲 ご飯よ そんなに見てどうしたの もうこんな時間よ お腹すいてないの さあ 一緒にご飯食べに行きましょ どうしたの おかしいわ 今日帰ってきてから この子なんだか変 何でもないよ おじさん 行っていいよ お前… 熱でもあるのか なんで俺をおじさんって呼ぶんだ じゃあ何て まさかもうバレたのか じゃあ何て呼べばいいの 崎ちゃんだよ 前はそう呼んでただろ ママはあんなに きれいな人なのに どうしてこんな アホな弟がいるんだ システムをハッキングし終えたところで 弟を行かせてよかった これで ママの前で 本当の自分でいられる 雲哲 ママ 雲哲 どうして会社に来たの 会いたかったんだ じゃあ 今日はママと一緒にいてくれる いい 行くわよ 次期当主様 若様です ですが 若様がなぜ 奥様と一緒に出てこられたので 車で待っていろ 沈愛玥 今日こそお前の正体を暴いてやる お客様 どなたをお探しですか お客様 雲玥グループ 執行役社長 名乗らなかったわ 南宮グループの執行役社長 南宮の次期当主よ 姉さん 南宮瑾諾が会社に来たわ 会いたいって 雲玥グループの執行役社長に 雲哲がさっきエレベーターで下に こうしましょ あなたが彼に会って 私は雲哲を探すわ 見えない 見えない この子ったら パパに会って何を隠れてる どうしてパパに一声もかけずに 家を飛び出したんだ おばあ様は知ってるのか 私… ユナがいる 沈愛玥が顔を出さない心配はないな 会いに来ないはずがない 南宮社長が雲玥グループに 光栄の至りですな 何をしてる どうして 南宮社長にお茶を出さないんだ 崎ちゃん こっちを見てよ どうした ユナ 目が痛いのか おたくの執行役社長は いつ会いに来る 私ですが 何かご用で そうだ さっきそちらの南宮グループの 香料部の部長と 契約を結びました 何か まさか 南宮社長が 契約書の内容に 不備があるとでも それでわざわざ 話しに このマヌケなおじさんに教えないと 変なことを言わせちゃダメだ ママの正体がバレる 私とパパは ママを探しに来たの 沈愛玥をよ 私のママがここで何を 彼女は私 南宮ユナのママなのよ 早く会わせて 南宮瑾諾が抱いている子は まさか雲哲 南宮瑾諾は彼を… 南宮家の子と間違えてる 彼女は 当グループに 面接に来た者です すぐ電話します 早く呼んでこい このおじさん 頭悪いんじゃないの そんな言い方するなんて ユナは絶対にそんなこと言わない 新入りの一社員が 雲玥グループの執行役社長に 知られているなんて その上 電話番号まで 大した腕のようだな 彼女は うちのグループに 執行役社長の秘書として応募してきたんです 私が直接面接して 業務能力がなかなかだと思い 採用しました 私の秘書なら 電話番号を知っていても 当然でしょう だが 俺の知る限り 沈愛玥は とっくに雲氏グループの社長で お前の愛人だ おい 冗談は 顔だけにしてくれ 彼女は南宮の次期当主であるあなたの妻だ しがない雲玥グループの社長ごときが 彼女に釣り合うわけがない なるほど 雲玥グループの社長は 随分と詳しいようだな もういい 俺が直接探しに行く でないとアイツは絶対に来ない 行くぞ ユナ 南宮瑾諾は古ダヌキよ 崎ちゃんじゃ相手にならない 雲哲を見つけさせちゃダメ 雲哲 さっき 南宮瑾諾に会わなかったわね お兄ちゃんと約束しておいてよかった 会ったらすぐ同じ服を着ようって 見つかっても バレないようにね ううん ならよかった さあ ママがおじさんに会わせてあげる どうして戻るの パパが雲玥グループに来たのを見て 戻ってきたんだ お兄ちゃん ごめん パパに知ってほしかったの ママの正体を だから戻ってきたの バカだな もちろん パパに正体を知らせちゃダメなんだ ママが前に言ったこと 忘れたのか ママ もしパパが僕の存在を知ったら そしてあなたの身分も そうすればママはもう苦労しなくていい パパがあなたを守ってくれるし 僕と弟と妹もいる それってダメなこと？ この子は以前 私の前では決して こんなこと言わなかった 私の苦労を分かってくれてたのに どうして今日に限って急にこんなことを ママ、どうしてそんな目で僕を見るの？ まさかこの子はウンテツじゃなくてユンア？ 聞けないわ 本当にウンテツだったら 私がユンアと呼んだら 誤解されるかもしれない ユンアができて もう前みたいに彼を愛してないって 子供には分からないことが多いの いずれ機会が来たら ママが全部話してあげるから、ね？ 行くわよ まずは帰りましょ 彼女はもう行ったって言ったでしょ どうして信じてくれないの どうやら シン・アイユエは このエレベーターで降りたようだ 俺たちと入れ違いになったな まだパパに会ってない このままママに連れて帰されるわけにはいかない ママ トイレに行きたい ええ じゃあ行ってらっしゃい ママはあそこで待ってるわ 姉さん ウンテツが今 ナングン・ジンヌオと一緒にいる 彼に知られたかもしれない あなたがユンユエグループの総裁だって 何ですって？ トイレの外は両方向に出られる まさかウンテツはわざとトイレに行くと言って 実は逃げて ナングン・ジンヌオに会いに行ったの？ 姉さん 今どこにいるの？彼らは… このクソガキ お尻を叩いてやらなきゃ しまった、ママの顔色が変わった 絶対にひどい目に遭う 僕は何もしてないよ パパが僕を間違えたんだ 何してるの？ どうしてここに？ 彼は… あなたを探しに来たのよ ナングン総裁は きっと あなたと私の間に 何か不適切な関係があると思ってる でももう彼には説明したわ 私たちはただの普通の友達だって それとね あなたがうちのグループに 総裁秘書の面接に来た件だけど 私は あなたの仕事ぶりは良いと思うから 来てもいいわ 来てもいいって 働きに ユンユエグループの総裁秘書になりたいなら なぜ直接俺に言わない たかがユンユエグループの秘書ごときが それほどお前の心を動かすのか 俺がナングングループの 総裁専属秘書の職を与えてやるのはダメなのか 給料も待遇も ユンユエよりずっといいぞ 私がどこで働きたいか 若様にご心配いただくには及びません 早くママの所に来なさい ウンテツは何もしてないよ ママ、怒ってるの？ それにしても 足が速いじゃないか さっきロビーにいたはずなのに いや、待てよ お前とあいつ… お前たち双子か？ なんてそっくりなんだ なんてそっくりなんだ やはり瓜二つだ 服も靴まで同じだ じゃあさっきエレベーターで 抱いたのはユンアか、それともウンテツか どうして同じ服を着てるんだ 二人は会ったこともないはずなのに いったいどっちがウンテツで どっちがユンアなんだ ママ もしパパが 僕の存在とママの正体を知ったら ママはもう苦労しなくていいんだよ さっき上の階にいたあの子は きっとユンアだわ ウンテツが 私にこんなことを言うはずがない なんてこと 姉さんとあの男の もう一人の息子が ユンユエに来るなんて どうすればいいんだ チー社長 ちょうどいいところに来たな こうして いいか？ もうどうでもいい 行くぞ、行くぞ 外に悪い人がいる とりあえず隠れておこう ユンア ドアを開けろ ドアを開けろ お前… 本当にユンアか？ そうじゃなきゃ何だって言うの まさか僕がシン・ウンテツだとは言えないでしょ あんたのもう一人の息子だってね これ以上開けないなら 蹴破るぞ ここはユンユエグループだ 幼稚園だと思ってるのか クソガキ かくれんぼがしたいなら 外でやれ ここで騒ぐな お前ら誰だ 何の用だ とっとと失せろ ユンアがどうしてウンテツと 同時にユンユエグループに来たの？ ユンアがアイヌオ居から逃げ出して ムー・シンツーは止めさせなかったの？ それとも この子はこっそり抜け出してきたのかしら パパはまさか おかしくなったのか？ 名字は？ 名前は？ 熱はない なぜ寝言を言うんだ？ あなたの名字が僕の名字だよ 自分の息子も分からないの？ お前はユンア ならあいつは？ じゃあお前の名前は？ 家はどこだ？ 家族は？ 一人で来たのか？ どの答えが聞きたいの？ お前の名前が知りたい あなたの息子でしょ 自分でも分からないの？ 今はまだ彼に言えない 僕の素性を そうしないとママが誤解する 今日は僕とユンアが わざとパパの前に現れたって 奴はナングン・ユンア お前もナングン・ユンアだと この世で ユンアと 瓜二つの顔をしているのは 5年前に あの女に連れ去られた子供しかいない だがあの女と子供は もう死んだはずでは？ 聞くが お前を育てた女はどこだ さっき俺たちを見て なぜ逃げた？ 姉さん ここはアージュに任せよう 俺たちは関わらない方がいい あの お尋ねします 私の息子が 何か 失礼をいたしましたか？ もしそうでしたら 私が代わりに 謝罪いたします お前の息子？ いつから お前の息子になった？ 母親はどこだ 俺に会わせろ 彼に母親はいません 私が彼の養父です 5年以上育ててきました まさか 父親になれないとでも？ いつから僕に養父ができたんだ？ しかもアージュが ママとおじさんは 事実を隠すために パパに知られないように 本当にもう必死なんだから 本当にそいつがお前の養父か？ 本当にそいつがお前の養父か？ 僕は5年間、南宮家で暮らしてきた どうして養父がいるんだ？ パパはいつから 頭が悪くなったの？ ママの嘘がバレそうだ こんなに助けてやってるのに あいつは全然気づいてない 本当に骨折り損だ こんなに父親を困らせるやつがいるかよ お前のことだよ もしパパが 仕事の時の頭の良さを 少しでもプライベートに回してくれれば 僕たちはとっくに再会できてたのに うん 名前は？ 勤務先は？ 私はドン・ジュと申します ユンユエグループの社員です ドンだと？ ドンの何だ？ ドン… ウンテツ お前は俺、ナングン・ジンヌオの息子だ これからは このパパと同じ南宮を名乗れ 名は ナングン・ウンテツだ お前については 感謝している 息子を育ててくれた恩に 明日から ナングングループに出社すればいい お前に ふさわしい仕事を用意してやる こいつが俺 ナングン・ジンヌオの息子だと知って 少しも驚かないのか？ 今からこいつを連れて帰るが お前は少しも心配じゃないのか もし 本当に彼を連れて行かれるのなら きっと寂しくなります なんと言っても 彼は人間ですから その辺の 犬や猫とは違います 感情があるものです こうしませんか まず私が彼を連れて帰り あと2日だけ それから あなたが引き取ってください いつもアージュをからかってるけど アージュも そんなに僕を嫌がらなくてもいいのに 今すぐ彼らを連れてここを出る 今や 私の3人の子供たちが 全員 ナングン・ジンヌオのそばに行ってしまった 私はどうすればいいの ユンアが行ってしまった 彼が戻ってきたのは わざとパパに見つかるためだったんだ 若様 これは ドアを開けろ 帰るぞ 奥様は？ お前は以前ずっと俺に聞いていたな あの女と 子供のことを 今 俺はもう一人の子供を見つけた 俺のために喜んでくれるだろ どうした？ もしかしてお前 俺が突然もう一人の子供を見つけたことで 彼らの生みの親がまだ生きていて 彼女が戻ってきたら 南宮家での自分の立場が危うくなると心配しているのか 安心しろ あの時、彼女が非情にも 俺の子供を捨てた時点で 南宮家の門を 彼女がくぐることは永遠にない 南宮家の次男の嫁の座は お前だけのものだ 今に至るまで 彼はまだ あの時、私が子供を捨てたと思っている あのナングン・ジンヌオは有能なんでしょ なぜ調べようとしないの 事実の真相を 誰が欲しがるものですか 南宮家の次男の嫁の座なんて 誰があのナングン・ジンヌオを欲しがるっていうの 帰ってあなたの子供の面倒を見なさい 奥様 若様 若様 まずは帰りましょう ユンア ウンテツ アイユエ イェ・サンチェンに誘拐された 早く、早く助けて よかった 3人の子供たちが皆戻ってきた 皆生きている 本当に 本当に 南宮家のご先祖様のおかげだ ウンテツ パパに教えてくれ お前の養父の言ったことは本当か？ お前は 彼一人に育てられたのか？ 僕はあなたに育てられたよ すまない パパはまだお前たち二人を見分けられない ウンテツ パパに教えてくれるか？ そうだよ それがどうしたの？ いや、何でもない パパはただ お前たちがまだ生きているとは思わなくて 本当によかった ウンテツ これからはパパがお前の面倒を見る お前を守る もう二度とつらい思いはさせない あなたが僕の実の父親なら どうして僕を探しに来なかったの？ 今になって私を知った 当時、あなたの生みの母があなたたちを連れ去った パパはあなたたちが死んだと思っていた なぜ決めつけるの ママが悪いと どうして当時のことを調べないの ユン・ジョーの言う通りだ 5年前のことを調べるべきだな どうしたの 約束しただろ システムをハッキングしたら それぞれ家に帰るって どうしてまたユンユエ・グループに戻ったんだ パパに わざと僕たちを見つけさせるつもりか ママが 悲しむって分からないのか ママが帝国に来たのは 君と妹を探すためだ パパには 僕の存在を知られたくないんだ 今、僕も南宮家に来た ママがどうしてるか分からない ごめん 僕はただ パパとママに永遠に一緒にいてほしいだけなんだ 5年前 パパが僕のせいで 事故に遭わなければ とっくに真相を突き止めていたはずだ とっくに知ってた 君とママのことを お兄ちゃん 僕たちで パパとママの誤解を解いてあげようよ でもママは 昔のことを何も話してくれないんだ でも絶対に宋家が嘘をついてる じゃあ、おじさんは知ってるかな お前たち、どうして戻ってきたんだ 南宮瑾諾が お前たちを帰すとはな やはり双子は面白い 向かいに座れ 分かった お前たちのその構え 犯人尋問でもするつもりか いいだろう 何が聞きたい 聞け 違う 尋問だよ 5年前 どうして僕とママは 弟や妹と離れ離れになったの おじさん、正直に白状して 旦那様 奥様がイエ・サンチェンの手から リ・ジンシウという人を助けました 今、病院にいます これが リ・ジンシウの資料です リ・ジンシウ 彼女は孤児で 以前はずっと洛城で働いていました 最近、帝国に来たばかりです しかし 子供の頃にいた児童養護施設は帝国にありました 彼女は学生時代に 一番の親友がいました 名前は ソン・ユーフェイ 調査の結果 宋家の次女でした 5年前 彼女が洛城に行ってから ずっと若奥様の側で働いていました これが リ・ジンシウの卒業写真です そして彼女の隣にいるのが 若奥様です そして若奥様の当時の本名は ソン・ユーフェイと言いました 正確に言うと 若奥様の本名は シェン・アイユエではありません ソン・ユーフェイ こそが彼女の本来の名前なのです 彼女は実は ソン・ユーファンの実の妹です しかし、なぜか 長年 世間では誰も口にしたことがありませんでした 宋家にもう一人、次女がいることを ソン・ユーフェイという名前さえもです ソン・ユーファン ソン・ユーフェイ 病院へ行け お前は誰だ なぜ俺のそばに来た 病気なら医者に行け 質問しているんだ 答えろ シェン・アイユエ お前の口から聞きたい もう全部知ってるんでしょ 人の話が分からないのか お前に 自分の口で 言わせたいんだ 話せ 子供たちのために ユン児 それにティエンバオ お前は俺の子供たちの母親だ 行かせるとでも思ったか じゃなかったら？ まだ何をするつもり？ 私がこの子たちを産んだから 金のために売り飛ばそうとした だから落とし前をつけに来たのね そうでしょ？ 教えろ あの子たちを産んだ後 一体何があったのか 南宮家の旦那様は権勢を誇るお方 ご自分で調べればいいじゃない おい 離して 離さない 離したら逃げるだろ あなた… 俺はこれまで 一度も考えたことがなかった どんな女を娶れば 俺の身分にふさわしいのかと だが今、思い知った お前は俺を満足させた そう？ なら、まだ見識が足りないわね ふぅ おい 俺の子供の母親 このまま行くのか うわっ 俺の腰が あぁ！ 俺の腰が 腰が折れた 俺の腰が どうやら 奥さんがいると違うな 旦那様のキャラが 変わっちまった どこへ行く あなたの子供たちのパパが 早死にしないように 医者を呼びに行くの 医者なんていらない お前がいるじゃないか 一体、何がしたいの 彼女にはきっと事情がある そして俺は 必ず真相を突き止める 隣の女のところへ行け 旦那様 これを見てください このニュースでは 証拠が揃っていて マー・ルーメイは愛人だと ソン・チャンションの正式な妻ではないと そして2人の間に生まれた娘 ソン・ユーファンは 隠し子だそうです ソン・チャンションの本当の妻は グー・チンという名前です 現在 宋氏傘下のデパートや店舗は 一斉に全て閉鎖されました 株価はどん底に 宋氏と提携していた企業は 現在、説明を求めて殺到しています ニュースは2時間前に公開されました しかし 世論の広がりは非常に速く トップニュースは宋氏の件で持ちきりです 先ほど お嬢様から電話がありましたが 出ませんでした 旦那様 我々が介入すべきでしょうか 2時間前 シェン・アイユエはずっと病院にいた こんなことを 彼女には やる機会は全くなかったはずだ 誰がやったか調べろ だが介入はするな はい 宋氏を破産させるだけじゃ 足りない 宋氏はもともとママのものだ 違う おばあちゃんのだった おばあちゃんとママのものなら 僕たちが取り返さないと その通り ママはあんなに苦労したんだ 宋家がいい思いをするなんて許せない おじさん、そう思わない？ やめてくれ 俺を巻き込むな 俺とは関係ない 全部お前たち2人がやったことだ 俺は何も知らない おじさん 実の姉さんが苦しんでるのに 何も感じないの？ 彼女のために 不正を正そうと思わないの？ 前はお前一人 今度は二人か 一人にハメられるだけで十分なのに 今度はそっくりなのが二人 この老人の心臓がもたない 分かったよ 本当に何も聞きたくないんだね じゃあ帰って 大叔母様の家に へへへ 分かった 全部俺がやった お前たちご先祖様 ご自由にどうぞ 宋氏と南宮グループは いかなる協力関係もありません 利害関係も一切ありません 世間で噂されている宋氏と 南宮グループの協力関係云々は 全くの事実無根です 旦那様 調査の結果 確かに若様お二人の仕業です さすがは俺、南宮瑾諾の息子だ この兄弟は会ったばかりだというのに 母親を守るために 手を組んで宋氏に痛烈な一撃を与えた この速さには俺も敵わないな 恐らく 数十年後には 俺は奴らに 追い越されてしまうだろうな 旦那様 ソン・ユーファンが来ました ちょうどいい 入れろ きっちり落とし前をつけてもらう はい なぜティエンバオを連れてきた ティエンバオは私の命綱よ 若旦那様 ティエンバオが私に懐いてしまって どうしようもなく そばに置いておくしかありませんでした ティエンバオ パパのところにおいで ティエンバオお嬢様 ほら これは何でしょう ティエンバオ いつまでそうやって 娘の手を強く掴んでいるつもりだ 若旦那様 一つ お願いしたいことが その あの 若旦那様がなぜ急に 我々宋氏と 協力関係が一切ないと発表されたのですか それはお前自身に問うべきことだろう 私… 分かりません いいだろう お前が知らないというなら ヒントをやろう シェン・アイユエは誰だ 彼女は シェン・アイユエは 若旦那様の 新妻ではありませんか 彼女の身元については あなたたち南宮家が とっくに調べているはずです 彼女は田舎の女で お金のために 若旦那様に嫁いだのです チャンスは一度きりだ そして 時間も限られている もし私がシェン・アイユエは 6年前のソン・ユーフェイだと でも彼がそれを知らなかったら 自ら墓穴を掘ることになる でも本当のことを言わなければ 彼が聞きたいのは ソン・ユーフェイのことだわ じゃあどうすればいいの 若旦那様、お願いします どうか宋家を助けてください 私が ユン児を助けたことや 今ティエンバオの面倒を見ていることに免じて もう一度だけ宋家を助けてください お願いします 一体何がお知りになりたいのですか はっきり仰ってください ね？ ユー フェイ 彼はソン・ユーフェイを知っている シェン・アイユエが教えたの？ いいえ もし本当にそこまで知っているなら ここで辛抱強く 私の答えを待つはずがない 砂が落ちるのが速いわね 宋家のことは ソン・ユーフェイとは関係ありません お願いします 宋家を助けてください 答えが知りたいの？ 教えてあげてもいいわ でも条件がある 今すぐ私に1億よこすこと 今すぐ私に1億よこすこと 俺と取引する気か 殺したって 教えないわ 本当に金に汚いのは シェン・アイユエではなく その実の姉だったとはな もうチャンスはない 誰か 知りたくないの 真相を 俺が知っているのは、お前たち宋家が終わりだということだけだ 連れて行け ホー・ジュンウェイ 若様 病院へ それから イエ・サンチェンを懲らしめるよう手配しろ 情報屋から報告です 若奥様がすでに向かわれました 痛いか さっきのは数に入らん これが痛みというものだ ユエさん あいつがあなたから奪った物は すべて私が見つけ出したわ 彼の処分はどうしますか ユーフェイ 俺が悪かった 頼むから許してくれ もう二度とリー・ジンシウを傷つけたりしない いや 君の周りの誰にも 二度と手を出さない 頼む もう一度チャンスをくれ あなたが雲玥グループに行った時から 昨日リー・ジンシウを誘拐し そして今まで あなたには2回チャンスがあった でも一度も大事にしなかった 私が何を一番憎むか知ってる？ 私の大切な人を傷つけることよ ただでは済まさないわ やめろ ユーフェイ ユーフェイ 忘れたのか 俺たちの誓いを 君は言った 俺を愛してるって 生涯 俺だけに嫁ぐと 俺の妻になると 俺も愛している 俺も君を娶りたかった 俺の花嫁にしたかった このイエ・サンチェンの妻に すべて俺が悪いんだ 俺は間違っていた 本当に過ちに気づいたんだ そう 過ちに気づいたならいいわ でも 帝国で法を犯せば 法の裁きに従わないとね あなたは 牢屋でゆっくり罪を償いなさい こいつを放り出せ はい、ユエさん やめてくれ ユエユエが出産した時 あの時 私が彼女のそばにいたら 彼女と子供たちは無事だったのに あの時 ソン・ユーファンに任せるべきではなかった ユエユエの世話を すべては当時 私が仕事で忙しすぎたせいだ ソン・ユーファンたちがユエユエの世話を はい 誰から聞いたのですか ソン・ユーファンですか 違うのですか 彼女たちがまさか ユエユエの世話をするはずが そうです ユエユエを害しに行ったのです 私が一足先にユエユエを見つけなければ もしかしたら 彼女とユン・ジョーは 危なかったでしょう では 当時 若奥様は 命がけで子供を産んだのですね ソン・ユーファンが嘘を 当然です 私がユエユエを気絶させなければ ユエユエと子供は ソン・ユーファンの毒牙にかかるところでした あの宋家の一家は ろくな者じゃありません ユエユエの母親が事故に遭った時 彼らは助けもせず 治療を放棄すると言ったんです ユエユエの母親が なぜ事故に遭ったか ソン・チャンションと マー・ルーメイという女が ユエユエの母親の会社を乗っ取ろうと そして蜜香のレシピを 指示を出せ 証拠をすべて集めたら 警察に引き渡せ 宋家を刑務所に送るんだ はい 私が彼女を誤解していた お茶をどうぞ 君は 本当に100万元くれるのか これが本当の真相だったのか 6年前のソン・ユーフェイは 母親を救うために だから 出産道具になることを受け入れたんだ すべては 奴らの陰謀だったのか ママ、ごめんね ママ 彼女が怒るのも無理はない 彼女は命をかけて 俺たちの3人の子供を守り そのせいで 自分の母親を失ったんだ シェン・アイユエ この恨みは 俺が晴らしてやる ナンゴン・ジンヌオは 私のために集めてくれた ソン・チャンションたちの 母殺害の証拠を 母の殺害に関わった者は 全員 刑務所に入った 黎おばあ様が加わり 蜜香シリーズは発売に成功 私は母の遺志を継いだ ユン・ジョー、ゆっくり 南宮邸は複雑すぎるわ ナンゴン・ジンヌオ、約束して 3人の子供を連れて出ていくと そして… ナンゴン・ジンヌオは… パパとママ、一緒に パパとママ、一緒にいて お前が行く所へ俺も行く これからは家族5人 楽しく暮らそう でも、あなたはまだお試し期間中よ パパとママが一緒じゃなきゃ ママがパパを受け入れないと ティエンバオはずっと悲しいよ そうだろ、ティエンバオ じゃあ私は…
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