【金はインフレ・円安・不確実性で需要増|ソニーフィナンシャルグループ 尾河眞樹氏】金価格は4200ドル付近まで上昇/年初150円割れも年末は155円予想/今年はドル高でも金価格が上昇する「逆相関崩れ」
[音楽] この番組はステイトストリート インベストメントマネジメントの提供でお 送りします。 こんにちは。今週も始まりました。金曜日 のゴールドキャスターの佐藤です。近前 安全資産として注目を集める金ゴールドへ の投資にスポットを当てて様々な視点から その戦略的な価値を探ります。ではゲスト をご紹介しましょう。 ソニーフィナンシャルグループ執行 役員チーフアナリストの小川牧さんです。 よろしくお願いします。よろしくお願いし ます。まずは年所からの金価格の推移見て みましょう。え、現在1トロイオスあたり 4200 ドル付近での推移となっていますが、小川さん今年の金価格の動きはどうご覧になりましたか? そうですね、ま、掃じてだったと思うんですけれども、特にね、今年はあの 4 月にあのトランプ政権によるその相互完税っていうのがあって、で、ま、非常にその市場も荒れたわけですけれども、その時にやっぱり金が買われたりなんかしまして、 で、全体的にそのトランプ政権がね、その、え、第事トランプ政権によって 強いのかなというには思ってたんですけれども、ただあの思った以上に強かったっていうような印象ですね。はい。 はい。では今日は金融アナリストの視点から小川さんにじっくりお話伺いたいと思います。金曜日のゴールド今回のテーマはこちらです。 為せと検闘士の関係ということで、このところは円安ドル高の基長が続いていますけれども、そうしたが金の価格にどう影響を与えているのか、替と均投資の関係についてまず基本的なところを教えていただけますか? そうですね、そのドル円相場の影響というところでいいとやっぱりそのあの川日本のその円立てのですね、あの均投資をされている方にとってはドレン相場結構重要になってくるんですけれども、ただそこに行く の段階でですね、 そのこうグローバルに見るとその金っていうのはドルベースで取引をされていますということになりますので、そのドルベースの金価格がどうかっていうのをまずは非常に重要なわけですよね。で、それは、え、ドルトの関係っていうのが非常に重要になってくるということなんですよね。で、まずはそのアメリカのインフレがどうか で、インフレがその、え、高まってる時、加速してる時っていうのはこれはその実物資産の価値っていうのはやっぱり上がる。 てのはの値段が上がってるんだけれどもその通貨の価値は下がってるってことになりますからそういう意味ではドル金っていうのは逆感の関係であともう 1つはそのFRB の金融政策も影響しまして FRB が利上げしてる時っていうのはその金っていうのは金利がつかない算ですよね。 なので金利がつく方のドルにやっぱり魅力を感じるということで、え、ドルが上がって金は下落するっていうような流れになりますので、こちらあのドルの名目実行化せレートがブルーのグラフでこれ 60 カ国の通貨に対するドルの動きをご覧いただいてるんですけれども、あの、ま、なんとなくではありますけれども、ま、金結局掃じて上がってるんですが、だ、細かく見れば、あの、ドルと金っていうのはドルベースの金価格っていうのは逆想感だなっていうのはなんとなくイメージしていただけるんじゃないかなという風に思い ね。 はい。 そして国内で買う場合というのはその円ベースで見るということです。 そうですね。一方でその円ベースで見るっていうことになりますけれども、 あのドル円の影響を受けるということでドル円のグラフと今度はその円立ての金価格ご覧いただいてます。 で、あの、当然そのドルベースの金価格が右肩上がりに大きくなってますから、円ベースも上がってるんですけど、これはそのドル円がですね、 2022 年以降急速にあの上昇してドル高円安が進んでますということで、で、え、この時にはやっぱりですね、その円ベースの金価格っていうのは上昇しやすい。だからその円安のメリットっていうのをさらに受けてるっていうですね、状況が見て取れるということになりますね。 うん。はい。こうしたね、為せの変動も 受ける金ということですけれども、そうし た影響を軽減するために、え、金のETF 、それからの投資というのにもヘッされて います。 のへ置ありなしどちらにしたらいいか迷うという方もあるらっしゃると思うんですがここはどう考えたらいいですか? そうですねっていうのはやっぱりそのヘッチ置という名の通りですね、そのリスクをま、提減するというようなことでわせ変動によるリスクっていうのを減らしましょうっていう話なので、ま、ご不安な方はですね、減置していただいてもいいのかなとは思いますけれども、ただその、え、ドル円のヘッジということになりますので、そうするとドルトへのですね、金利差分のコストがかかってくるんですね。 ヘッジコストというのが必ずかかりますということで、特に今みたいに金利差が結構大きい時っていうのはコストはそれなりに高くなりますから、あの、そこを踏まえてそれでも不安だからやっておこうということであれば、あの、やっていただければいいかなという風に思います。 個人的にはただ長期的に見た時にですね、 あのやっぱり円っていうのは、ま、じわじわとこう弱くなっていく円安トレンドっていうのイメージしておりますので、そういう意味では個人的にはその金の資産買う時に、ま、わざわざ減置はしなくてもいいんじゃないかなという風には思いますが、た、あの、買わせも行ったり来たりしますのでね、その枕を高くして寝たいという方は是非していただきたいということになります。 はい。しっかりメリット、デメリットを理解した上でということですね。 ではここから、え、相場との現状についても伺っていきたいと思いますが、今小川さんの視点から見てどういう風にご覧になってますか? そうですね、ま、金のあのトレンドっていうのはやっぱり最近その先ほどね、お話ししたようなロジック通りに動いてないようなことっていうのはまあまあ見られるかなと。ま、ドルトの逆走感でいう話をしましたけれども、まあなんかこう今年なんかはドルが上がっても下がっても結局は金上がってますよねっていうような動きがありました。 で、やっぱりですね、その今年 4 月のトランプ完税の時ですね。で、あの時っていうのはやっぱりそのアメリカれのようなことが起きまして、え、ドルも売られる、米国祭価格も下がる で、え、株価も下がるというこのトリプル安ていうことが起きたんですよね。で、その時に金がやっぱり上昇しましたということがありました。 で、あと最近ではですね、その IMF が結構継承を鳴らしてるんですけれども、 その各国の財政状況が急速に悪化してるということ言ってまして、世界のその国々のですね、 GDPの8割80% の国のその債務がですね、公的債務が急速にコロナ以降ですね、コロナショック以降急速に増えている、拡大しているということに対して IMFが非常に継承を鳴らしています。 で、え、こういったその、え、国の債権、 え、と通貨っていうのはその密接なあの 関わりがあって、国がやっぱりその、え、 国際を発行したり、その通貨を発行したり してるわけですから、国の財政のが下がっ てくるっていう時はやっぱり通貨のも 下がってしまいますので、え、そういう時 にはやっぱりそのどこの国にも ぶら下がっていない、あの、属金という ですね、え、ま、アセットの価値っていう のが非常に見直されていてことは 最近のそのどっちに行ってもドルがどうなっても金が強いっていうのに影響してるんじゃないかなという風に個人的には思っています。はい。 再生不安も高まっていますし、そういったこう世界的な先行きの不透明感というのは ねすぐには解消されるわけではないと思うんですけれども、そうなるとやっぱり実物資産の金というのに投資これからどんどん集まっていくという風にお考えですか? そうですね。やはり 不確実性っていうのは、あの、意外にビジュアルであのご覧いただくことができてですね、こちらご覧いただいているのが世界経済、え、政策不確実性指という EPU というもので、あの、インターネットでご覧いただくことも可能なんですね。で、国別でも見られますけれども、これグローバル指数というのを出させていただいてます。で、これ探的に申しますと、その政治経済の不確実性が高まる時にボンと上がるということなんですけれども、あの、ご覧いただくように連動してることが分かると思うんですよね。 で、特に今年のこう4 月の総合完税職の時にこう一気に上昇しました。で、今その完税については各国との合意が進んでますので一旦下がってますけれど、ま、大きな流れとしてはですね、これかなり長いチャートになりますけれども、その不確実性って世界の不確実性って高まってるということですよね。で、これと共に金価格も上昇しやすくなってるということがご確認いただけるんじゃないかなという風に思いますね。 はい。 はい。 ま、そうした金価格にも影響のある来年のせ相場についても教えていただけますか? そうですね。来年のあの川相場についてはあの奴隷について言いますとその一時的に円高っていうのはあると思うんですね。 これはその日銀がその思が思ってるよりも早いタイミングで利上げをしそうだということで、え、 12 月は日も利上げがだいぶ折り込まれている状況ですし、それからそのアメリカも利業しそうだということで日米の金差がこう縮まるっていう流れになりますので、一旦円高来年所ぐらいにかけてはですね、少し円高が進むかなという風に思ってます。 150円ちょっと割れたりする可能性もあるかなとは思いますが、え、ただその来年はですね、え、市場が予想するほど私は利下げは難しいと思っ、アメリカの利下げですね、まは難しいと思ってまして、アメリカのインフレが割と高止まりすると思ってですね、これトランプ現税なんかもあります。色々なことがありますけれども、アメリカの景を持ち直すとで、インフレ高止まりということになるとドルが強くなっていくと、ま、いうような流れで来年末は 155円、今年の年末152 円で予想してるということです。 はい。 ありがとうございます。え、ここまで母さんにか瀬と均等士の関係をテーマにお話をいただきました。一旦 CMです。 ああ、息子がピアノ教室に通い始めた。 家でも練習したいんだけど。 ほお、随分成長したもんだ。でもそんなことは想定ない。あれもちゃんと成長してますから。 [音楽] あれ? そう。あれ? ゴールドETF ゴールド投資信託はステートストリート。 まだまだ。 ここからはゴールドに関する様々な情報をご紹介します。今回はゴールド基礎講座の 5回目。担当は大橋ひ子さんです。 [音楽] 金の投資にまつわる基本の木をお伝えする ゴールド基礎講座。今回は金の需要と変化 をテーマに私、大橋子がお伝えします。え 、金の需要は用途別に宝食品、 テクノロジー、投資、中央銀行などに分類 されます。え、国際的な金の調査機関で あるワールドゴールドカウンシルが発表し た2025年第3市販期の統計データをも に足元の近所需用の同行を探ってみ ましょう。まずは宝食品です。数量では 419.2tとなり、前年同期費23%減 と2桁の減少となりました。記録的な金 価格の高等によって数量ベースでは2割 以上持ちましたが金額ベースで見ると前年 同期費13%増の410億ドルでした。 捕食品需要数量は減少しましたが金価格 高等で金額ベースでは増えていることが 分かります。続いてテクノロジー工業品 需要ですが数量で81.7tとなり前年 同期費1.5%減と小幅の減少となりまし た。AI需要による増加が見込まれる中で アメリカの完税措置によるサプライ チェーンの混乱や金価格の高等が足を 引っ張った格好となりました。え、実は 今年第3試期の金の操縦用は1313tで ワールドゴールドカウンシルが統計を発表 し始めてからの過去最高記録を更新した そうです。その牽引となったのが投資需要 です。え、数量で537.2t前年度費 47% 増と5割近く増えたことになります。中で も金のETFは221.7 tで前年同期費234% で2.3倍以上にも膨らんでいます。え、 金価格高等に投資マネーの流がどれだけ 影響したかこの数字を見てもよくわかり ます。え、最後に収銀行ですが数量で 219.9t、前年同期費10%増となり ました。重要銀行による外貨準備の ポート堀を組み直しは依前として継続して いるようです。ただし年所からの累計は 633.6 tで1000tまであと400t弱は必要 です。第4市販機にどのくらい伸びるかに よりますが4年連続の年間1000t超え の購入は難しいかもしれません。以上 ゴールド基礎講座でした。 はい。 今回は川瀬と均士というテーマで川さんにお話伺ってきましたが、やはりドル円の関係というのは非常に重要だと思ったんですけれども、何かアドバイスだけますか? はい。そうですね。ドル円も非常に重要 ですし、最終的にはね、円打点の投資には 重要なんですけれども、ただその金がどう かってことに関してはドルをのあの強弱を 見ていただく必要があると。そういう意味 ではそのドルを何で見たらいいかって言う とBISのデータもありますし ドルインデックスもありますし、それから ユロドルをご覧いただくとドルのね その動き の把握することができるのでドル自体が いろんなに対してどういう動きを強くなっ てるのか弱くなってるの かってご覧いただくのが大事ですね。はい 。ありがとうございました。 金曜日のゴールド今回はここまでです。それではまた来週お会いしましょう。川さんありがとうございました。 ありがとうございました。この番組はステイトストリートインベストメントマネジメントの提供でお送りしました。 [音楽]
【画面に表示されている株価や指数等の数値は2025年12月5日収録時点のものです】
「金曜日のゴールド」(毎週金曜12時05分放送)
【提供:ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント】
※本動画はPR・プロモーションを含みます
✨世界経済の不透明感が高まる中、安全資産としての「金(ゴールド)」が改めて注目を集めています。
日経CNBCの投資家サーベイでも、日本株に次ぐ人気投資先として「ゴールド」が浮上。
『金曜日のゴールド』では、金投資の基礎知識から価格動向、経済・地政学リスクまで、投資家にとっての戦略的価値を探ります✨
〈テーマ〉
第10回「為替と金投資の関係」
〈ゲスト〉
解説:ソニーフィナンシャルグループ チーフアナリスト 尾河 眞樹氏
進行:佐藤 美樹
〈目次〉【ゲストトーク】尾河 眞樹氏
00:29 オープニング & テーマ紹介
00:45 ゲスト紹介 & 年初からの金価格推移
・年初からの金価格は4200ドル付近まで上昇
→背景にはトランプ政権の関税政策や市場の混乱
01:44 為替と金投資の関係(ドルベース視点)
・金はドル建てで取引されるためドルの強弱が価格に直結
→インフレ加速時は「実物資産価値↑、通貨価値↓」で金価格上昇
・FRBの利上げ局面では「金利がつかない金<ドル資産」で金価格は下落しやすい
03:37 円ベースでの金価格 & 為替ヘッジの考え方
・円安が進むと円建て金価格はさらに上昇
→2022年以降の急速な円安が追い風
・為替ヘッジは「安心感 vs コスト」のトレードオフ
→現在は日米金利差が大きくヘッジコスト高め
長期的には円安トレンドを想定しヘッジ不要との見解も
05:55 現状の金市場トレンド & IMF警鐘
・今年はドル高でも金価格が上昇する「逆相関崩れ」が顕著
→IMFが世界の公的債務急増に警鐘
・GDPの80%を占める国々で債務拡大
→通貨価値低下リスクが高まる中「属さない資産=金」への需要が強まる
08:04 不確実性指数と金価格の関係
・世界経済政策不確実性指数(EPU)と金価格は連動
→4月の関税ショックでEPU急騰→金価格も上昇
→長期的に不確実性は高止まり傾向→金需要の追い風
09:00 来年の為替見通し & 金投資への影響
・来年初は日銀利上げ観測で一時的な円高(150円割れも)
→ただし米国のインフレ高止まりでドル強含み年末は155円予想
10:17 ゴールド基礎講座:金需要の最新動向
・宝飾品需要は数量減(▲23%)も金額増(+13%)=価格高騰の影響
・テクノロジー需要は微減
→AI需要期待も供給混乱で伸び悩み
・投資需要は過去最高→ETFは前年比234%増
・中央銀行は外貨準備の見直しで購入継続
→ただし年間1000t超えは微妙。
13:49 まとめ & アドバイス
・円建て投資ではドル円も重要だが根本はドルの強弱を把握すること
・ドルインデックスやユーロドルでドル動向をチェックする習慣を推奨
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