【全話フル|日本語字】月明かりの下の運命の恋〜この手を離さない#minidrama
夏暦二三三年 承淵帝が即位し 音楽を好まれた ついに韶楽(しょうがく)を九州に広めた いにしえに林氏の娘がいた 一度氷の琴を奏でれば、その場を驚かせた 帝はそれを聞いて心を奪われ 皇后に指名した この大夏朝(かちょう)はもちろん 九州を探し回っても 氷の琴においては 聖手(名人)と肩を並べる者は なかなか見つからない 今年の勅命を受けたのは 古筝(こそ)の聖手 まだ若いが その琴の心は並外れている まさに天賦の才 世にもまれなことだ 我々のような凡人には 今日、聖手の琴の音を 聞けるとは まことに幸運なことだ ああ 晩棠(ばんとう) この琴は ついに朕一人のために 奏でられるようになった 聖手をお迎えし 仙音の恵みを賜りたい あれ?人がいない 陛下 古筝の聖手がいなくなりました 早く探せ 晩棠 九州を探し回ってでも 朕は必ずお前を見つけ出す 潇潇(しょうしょう)の琴の腕前は すでに沈夫人の真伝を受けている 一ヶ月後には 十年ぶりの 瓊音(けいおん)の祭典が開かれる まさか、参加する気はないのか? 蘇先生 あなたは忘れたのか 五年前に契約を結んだことを すべての琴の腕比べから 遠ざかるという 当時の契約は 五年間の期限だった 数えてみれば 一ヶ月後にはちょうど契約が解除される あなたは沈硯之(しんけんし)のためにすべてを捧げた 今こそ 自分のことを考えるべきだ 五年前に私は選抜を逃れて 沈硯之に嫁いだ その後 沈家の価値万両の古琴が 水に浸かってしまった 倒産寸前だった そこで私は陳(ちん)の店主と契約を結んだ 五年は琴の試合に出ない 聖手の名を使って 八千両の銀と引き換えた 以前に楽館で貯めたへそくりと合わせて どうにか 沈家の借金を返済した あなたは聖手の名さえ捨てた まる五年も奥 Palace に閉じこもって 彼を立てた 沈硯之 でも、あなた自身は? お母さん 今の暮らしぶりは 何も求めるものがない お母様、いらっしゃったのね ええ お母さん ええ またお父さんは来なかった どうして潇潇(しょうしょう)の琴を聴いてくれないの? お父さん お父さんは仕事に行ったんだ お金を稼いで 潇潇にきれいな服を買ってくれるんだよ ああ さあ、潇潇 お母さんと城南の桂花糕(けいかこう)を食べに行こう あなたは あそこの桂花糕が大好きなんでしょう? ええ、行きましょう お父さん 珠儿(しゅあ)も琴が得意です いつかお母さんのように 古筝の聖手になるでしょう そうか、そうか 珠儿はとても賢い 沈様、あなたのおかげで 珠儿は女子学校に入って 音楽を学ぶことができる ほんの少しの手助けをしただけだ お気になさらず 以前、あなたが沈家を救ったために 病の根を落とし 音楽界から引退した 今日、あなたに頼み事がある 私が見過ごせるはずがない 長年 沈硯之は私を勘違いしたままだ 彼、沈家の恩人と 今でも私に頭が上がらない 沈様 お父様 お父様 お父様 奥様、潇潇 彼らは誰? どうして来たの? まさか 私たち母娘が あなたたちの団欒を邪魔したのか? あなたがいつも言っている 仕事が忙しいというのは 女子学校で 彼女と夫婦、親子ごっこをすることだったのか? 私はただ月心(げっしん)と 珠儿を学校に送りに来ただけだ 奥様、大げさにする必要はないでしょう あなたにはそれくらいの度量もないのですか? よく言うわ、度量だって 彼女が街中であなたをお父様と呼んだ時 あなたは当然のように答えていた まさか、そんな親子の情も 私が我慢すべきことなの? ばかげている 月心は私の親友だ 琴の腕前も天下に並ぶ者はいない 近いうちに 彼女は私の楽団に入り 首席楽師になるだろう 珠儿に関しては 彼こそ私の父です 沈夫人、お気を悪くなさらないでください 珠儿は幼い頃から父親がいなかった つい口が滑って 硯之をお父様と呼んでしまった どうかお気を悪くなさらないでください お父様は珠儿のお父様よ あらあら、あなたったら お母さん お父さんはいつも 潇潇だけを可愛がると言っていたじゃない 沈硯之 あなたがそんなに父親になりたいのなら 他人の父親になってなさい 行きましょう 林晚棠 沈様 すべて私の教育が行き届いていないせいです 沈夫人を怒らせてしまいました 構わない すべてあの女が騒ぎ立てるからだ 私はしっかり お仕置きしてやらねば ふん お母さん お父さんには他に 大切な娘ができたんだ 潇潇はいらないんだ 潇潇 お母さんがあなたを連れてお父さんのもとを離れたら 一緒についてきてくれる? お母さん 私がこの楽譜を全部覚えたら 私たちはもうお父さんと離れなくて済む? 林晚棠 潇潇、行きましょう お父さんと一緒に帰りましょう でもお母さん お前の母親は気がおかしいんだ もう彼女についていくな 何を言っているんだ お母さん 潇潇 珠儿は初めて学校に来たのに 琴の腕前はなかなかだ お父さんは彼女に楽譜をプレゼントしたいんだ お前はこの楽譜を 珠儿にあげたらどうだ? 沈硯之 あなた 潇潇、この楽譜を珠儿にあげてもいい? これは潇潇が勝ち取ったものだ 沈硯之 自分が何を言っているのかわかっているのか? 沈様 珠儿が楽譜を買いたいと 口にしただけなのに あなたは本当に気にかけてくれたのね 潇潇 あなたは街角でお母さんを待っていて いい? 沈硯之 あなたは父親失格だ 潇潇は昼も夜も食事も忘れて琴の練習をした あなたに聴かせるために それなのに あなたは外で浮気をするだけでなく 潇潇の 何日もの努力の結晶を 奪おうとする そんな父親がいるか? あらあら、お姉様 沈様を責めないでください 珠儿はいつもトップだった 今回、この素晴らしい楽譜を見て どうしても 誰があなたの姉ですか? 私は夫と話しているの 口を挟む資格はない 母さんの琴の腕は 沈家を救った もちろん資格はあるわ 珠儿 月心は沈家を救ったんだ そんな言い方ないでしょう 沈家を救ったからって 私より偉いとでも言うの そうなの 月心様は かつて天下に名を馳せた 筝の名手 不愉快な思いをする必要はないわ 沈砚之 つまり あなたは今 林晚棠はもう役に立たないと 思ってるの あなたのために青春を捨てたのに 沈家のために奔走したのに 商売が苦しい時も いつもそばにいたのに 今は邪魔者扱い 林晚棠 まだわがままを言うなら 容赦しないわよ あなたの楽譜はもらったわ それは瀟瀟が勝ち取った楽譜よ どうしてあなたに 欲しいものは必ず手に入れる あなたの楽譜は私のもの あなたのお父様も私のもの 危ない 瀟瀟 珠儿 大丈夫 瀟瀟 どこをぶつけたの 痛くない お母様、珠儿は大丈夫 お母様 瀟瀟、手が痛い 瀟瀟、怖くないよ お母様が父上に 病院に連れて行ってもらうから 沈郎を行かせないで お母様、手が痛い 珠儿 お母様を心配させないで 沈郎 どうしよう 珠儿が怪我をした 早く病院へ お母様、お父様 瀟瀟痛い 瀟瀟 沈郎 珠儿は将来 筝の名手になるんだから 手がダメになったらどうするの 落ち着いて すぐに診てもらうから ええ 沈砚之、止まりなさい 聞こえなかったの 実の娘が怪我をしたのよ お姉様と遊びたかっただけなのに まさか お姉様が私と母を罵った お父様を奪って 私を馬から突き落とした 沈お姉様 私と珠儿が嫌いなのは知ってるけど でも どうして娘をそそのかすの 珠儿を傷つけるなんて 瀟瀟が突き落とした うちの子はそんなことしません お父様は私が 瀟瀟 どうして珠儿を突き落としたの お父様、違う 瀟瀟じゃない まだ本当のことを言わないの お前の母親にそそのかされたのか お母様 あの子が突き落としたの 瀟瀟、怖くないよ お母様が守ってあげる 沈砚之 瀟瀟は 突き落としてないって言ってる 実の娘の言うことさえ 信じないの 沈郎、瀟瀟を見て かすり傷一つない それに比べて珠儿の手は もし何かあったら 一生琴が弾けなくなる とりあえず珠儿を病院へ 月心は私のせいで音楽界を引退した 珠儿の手を傷つけたくない それに瀟瀟は大丈夫そうだし 林晚棠 先に珠儿を診てもらってくる 残りのことは後で話そう お母様 手が痛い お母様 体が不自由になるの 瀟瀟 砚之 瀟瀟の腕が折れた 早く医者に診てもらって お父様 手が痛い お父様 お父様 珠儿の手が痛い 瀟瀟 あなたも父上が 恩知らずになるのは嫌でしょう 嫌だ 月心は沈家に恩がある だから珠儿の手を傷つけられない 瀟瀟、少し待ってて すぐに戻るから お母様が医者に連れて行くから 沈砚之 今日、行くなら 離婚よ 林晚棠、離婚を盾にするな お父様 沈砚之 いつから そんなに冷たくなったの お母様、瀟瀟の手が痛い 瀟瀟 お母様が医者に連れて行くから 先生 娘はどうですか 奥様は大丈夫です 休めば治ります ありがとうございます 薬をもらってきます ええ お父様 行くの どこにも行かない ここにいるよ 先生、先生 瀟瀟 お母様がお医者様を連れてきたわ 瀟瀟 瀟瀟 早く入って 先生 娘を助けてください 奥様 お嬢様の右腕は ひどく損傷しています 雪霊芝が必要です ただ 非常に高価な薬です 娘を助けられるなら いくらでも払います 構いません まず百両 お支払いください 今日は持ってきていません 後払いは 無理でしょうか 奥様 先生、お願いします 娘を助けてください すぐに銀を持ってきます 珠儿、いい子ね 薬を飲んで 沈砚之 瀟瀟が腕から出血して 意識を失った 百両用意して 助けに行く 何 出血して意識不明 さっき別れた時は 大丈夫だったのに 一体何があったんだ 林晚棠 どういうことだ 沈砚之 今は説明してる暇はない 金を貸して 沈郎 さっき珠儿が転んだ時 お医者様は薬を処方しただけ 瀟瀟は外傷もないのに どうして百両も必要なの 冷月心 また邪魔をするな あなた 瀟瀟の病気は 一刻の猶予もない 晩棠が嘘をつくはずがない 先生 この街に百両もする 薬はありますか 医者を長年やっていますが 聞いたことがない そんな薬はない 林晚棠 また嘘をついたな どうしてそうなったんだ 沈砚之(しんけんし) あなたの娘の潇潇(しょうしょう) 今、医館に寝ています なのにあなたは この女の嘘を信じて 自分の娘を助けないのですか お姉様 どういう意味ですか 林晚棠(りんばんとう) 本当に醜くなったわね 嘘をつくだけでなく 嫉妬深い女に成り下がったのね あなた 今すぐ 沈家の祠堂へ行って 跪きなさい よく反省しなさい 沈砚之(しんけんし) いつか後悔するわ 晚棠(ばんとう) 一生、あなたを裏切らない 力を入れて、奥様、力を 旦那様、旦那様 大変です うちの清音閣(せいいんかく)の新しくできた劇場で 事件が起きました 何? 力を入れて、奥様 ああ 月心(げっしん)はわが家に恩がある だから珠儿(しゅあ)の手は無事でなければ 潇潇(しょうしょう) 待っていろ すぐに戻る 沈砚之(しんけんし) あなたのために琴を封印し あなたのために資金を集めて難を救い あなたのために潇潇(しょうしょう)を産んだ なのにあなたは いつも私を捨てていく まさか 私の真心は 本当に報われないの? 沈夫人、沈夫人 沈夫人 蘇师傅(そしふ) 蘇师傅(そしふ) お願いします 百両の銀を貸してください 娘を助けてください 前に言っていた 瓊音大典(けいおんたいてん) 行きます お願いします、娘を助けてください 早く起きて 百両どころか いくらでも出す 潇潇(しょうしょう)はどこに 早く連れて行って はい お父様 手が痛い 沈郎(しんろう) どうしました? 具合が悪いのですか? 使用人を呼びましょうか 精神安定剤を持ってきましょう あなたと珠儿(しゅあ)は ここでゆっくり休んでいてください 楽府に用事があるから 処理してくる 沈砚之(しんけんし) やはり 忘れられないのね 林晚棠(りんばんとう)の可愛い子を 奥様はまだ祠堂で跪いていますか? それが 小僧は奥様が府を出ていくのを見ました 城南の医館の方へ向かっていました 城南の医館? 砚之(けんし) 潇潇(しょうしょう)の腕が折れたの 早く医者に診てもらって 沈砚之(しんけんし) 説明している暇はない 早く金を まさか晚棠(ばんとう)は嘘をついていない? 潇潇(しょうしょう)に本当に何かあったのか 早く城南の医館へ お母様、お父様は? 潇潇(しょうしょう)、目が覚めたの 潇潇(しょうしょう) 潇潇(しょうしょう) どうしてこんなことに もう分かったでしょう あちらに行って 沈家の商売を救った恩人に あなたは名門林家の娘 沈家の正妻なのに どうして田舎の女のようなことを言うの? 私… 私は田舎の女よ あなたは愛人を連れて学校へ行き 正妻の目の前で 私生児に父親と呼ばせる 潇潇(しょうしょう)の気持ちを考えたことがあるの? 沈砚之(しんけんし)、これがあなたの夫 父親としての道なの? 何度言えばわかるの? 月心(げっしん)は かつて天下に名を馳せた古筝の名手 もし彼女が当時、驚鴻曲(けいこうきょく)を奏でなかったら 我が沈家は水火の苦しみに あなたと私は今日 こんな莫大な富を得ることはできなかった 何を言っているの? 彼女は古筝の名手なの? 彼女が沈家を救ったの? そうだ 五年前 月心(げっしん)は全財産を私にくれた さらに私のために 古筝の名手の地位を捨てた それなのに今 この毒婦は 私に見て見ぬふりをしろと言うのか お前は目が見えないのか 沈家を救ったのは私だ なのにお前は彼女を恩人扱いする 林晚棠(りんばんとう) お前は嘘つきだ こんなことまで 月心(げっしん)の功績を横取りするのか お前の目に映るのは冷月心(れいげっしん)だけだ もう話すことはない 沈砚之(しんけんし) 離婚しましょう 何だって? 私は あなたと 離婚する 離婚? 絶対に認めない 家に帰るぞ 離して あなたが私たち母娘を捨てた あの時から あなたと離婚することを決めた 何度も説明したはずだ 月心(げっしん)は私を助けて怪我をした まさか今 珠儿(しゅあ)を 潇潇(しょうしょう)のせいで怪我させたいのか 私を不仁不義な 立場に陥れたいのか 沈砚之(しんけんし) お父様 潇潇(しょうしょう)は彼女を押してない どうして信じてくれないの? 押してない? じゃあ珠儿(しゅあ)はどうして 沈砚之(しんけんし) あなたは他人を信じるんだ 自分の娘を信じないのか 父親としてどうなの? 私が調べて真相を明らかにする 離婚は 諦めろ お父様 お父様とお母様の 離婚に賛成する 何? 潇潇(しょうしょう) 私と母さんの離婚を望むのか? ええ あなたみたいな父親はいらない 母さんと一緒にいる 沈潇潇(しんしょうしょう) お前の母さんは長年 私を頼って生きてきたんだ お前は父親から離れたら 母親と一緒に 苦労するだけだ 私は絶対に潇潇(しょうしょう)を 苦労させない たとえ苦労しても 母さんと一緒がいい お父様 この数年間 ずっと母さんが私を育ててくれた 琴を教えて楽譜を読めるようにしてくれた 女子学校にも通わせてくれた でもお父様は? ソロバンの音が私の琴の音よりもせわしない 一度も家族団らんの食事をしたことがない 私があなたを必要とする時 あなたは 他人に父親をしている あなたみたいな父親はいらない 林晚棠(りんばんとう) またお前が潇潇(しょうしょう)を唆したな こんなとんでもないことを言わせるなんて 行くぞ 父さんと一緒に帰る 行かせない 女子学校の先生が 私たちの家のことに口出しするのか お前は何様だ お前は宝石を見分けられない 瓦礫の光を追いかけるんだ ふん 宝石なんかあるものか ただの無知な女だ 無知な女 言っておくけど 時が経てば 晩棠は必ず楽壇のトップに立つ そして必ず大夏に名を轟かせる 帝の御心にもかなうだろう 瀟瀟 師について行きなさい はい 沈硯之 私の決意は固い あなたとはここで夫婦の縁を切る 林晩棠 後悔しないでね 瀟瀟 どこか具合が悪いところはある? お母さんに言ってごらん わあ いい匂い 蘇先生 私たち母子はまだ感謝もしていません 私たちを泊めてくださって こんなにおいしい料理まで作ってくださって 瀟瀟 これは私が 学堂で一番の先生に 特別に作ってもらったんだ たくさん食べなさい 治ったら あなたはお母さんと一緒に 瓊音盛典に 行くんだよ お母様、それに出るの? 機会があれば 帝にお目通りできる瓊音盛典? そうよ あなたのお母様が瓊音大典に出場すれば きっと一番になれるわ もしかしたら 御前で驚鴻宴にも招かれるかもしれない お母様 そんなにすごい人だったんだ 私も一緒に演奏できる? もちろんよ お母様が瀟瀟を連れて 一緒に瓊音盛典に行くわ うん 5年前に自分の手で捨てた全てを 今 全て取り戻す 沈様 最近、奥様の消息は? 旦那様 こちらに奥様から 手紙が届いております 奥様からの手紙? 離縁状 林晩棠が私に離縁を申し出るとは 苦労を知らないからだ 苦労をすれば 必ず戻ってくる 沈様 お願いが一つございます この玉佩を 少しお借りできませんでしょうか その玉佩を何に使うのですか? 珠児と二人で瓊音大典に出場します この玉佩は精神を安定させる効果があると聞きました もし沈様が貸してくださるなら 私たちの精神を安定させ 舞台に上がるのを恐れません 月心 精神安定の玉佩にすぎません 欲しいのなら お貸ししましょう ありがとうございます、沈様 この精神安定の玉佩は 沈家の正室の象徴だと言われています 私はこの玉佩を手に入れるだけでなく 沈家の正室の座も手に入れるわ 月心 あなたと珠児はしっかり準備をしなさい すでに古筝の名手 が復帰して参加するという情報を 流しました あなたがトップに立てば 我が清音閣が 天下に名を馳せる日となるでしょう その時 我が沈家の皇商への道も 容易に手に入るでしょう 硯之、ご安心ください あなたを失望させません 林晩棠 この沈家の女主人という地位は 私が必ず手に入れる 今回の瓊音盛典には 古筝の名手 が娘を連れてくるらしい 私もそう聞いた 古筝の名手の 天上の音を聞きに来たんだ 来たんだ 古筝の名手が来ると言うから 晩棠 今年の瓊音大典に あなたは来るだろうか 今日、生で 古筝の名手のオリジナル曲 鳳凰于飛が見られるだろうか 瓊音大典は十年ぶりだ 今日は九州の楽師が集まっている それは 大音希声の人を選ぶためだ 古筝の名手の美名を得た楽師は 一万両の黄金を得るだけでなく 九重の白玉の階段を上り 御前で驚鴻宴を催し 今の帝のために演奏することができる 帝のために演奏する それは何という名誉だろう どうりで 今日は多くの名士が来ている 沈氏一族も来ているらしい 沈氏一族の清音閣は 百年の経営で 天下の名気を集めている もし彼らの楽師が トップに立てば 宮中に謁見し 天家の商売ができるのではないか 今日の審査は 楽壇の大家たちにも 証人としてお越しいただいた この様子を見ると 鳳凰于飛の曲が 必ずや再現されるだろう 今回見逃したら 後悔することになるだろう 瀟瀟は音楽が好きだから わからない 林晩棠は瀟瀟を連れてくるだろうか 今日を過ぎれば 私は名実ともに 古筝の名手だ 林晩棠 陛下、どうされましたか? 今、晩棠の名前を聞いた気がした やはりお前か 林晩棠 この数日、瀟瀟を連れて 行方知れずだった どこに行っていた? 言え どこに行った? どこに行こうと私の勝手だ あなたには関係ない 沈姉さん どうして瓊音大典に来たの? 何か問題でも? 姉さん 瓊音大典に来られるのは 楽壇のトップだけ 姉さんは どんな曲を弾くの? とにかく 私はあんな 人の夫を誘惑するような わいせつな曲は弾かないわ あなた 最初の楽師、冷月心を迎えましょう 冷月心 ふん 林晩棠 瓊音大典は皇室の式典だ ここで 沈家の恥をさらさないでくれ お母様は私を連れて優勝しに来たんだ 優勝? ふん 林晩棠 お前は琴に触れたことすらない 優勝できると思っているのか? 白昼夢を見るな 沈硯之 あなたとは五年も寝食を共にしたのに 私が何ができるかさえ知らない もういい あなたと口論するのはやめにする 瀟瀟 後で私と一緒に 舞台に上がるわよ うん これは古曲の蝶恋花だ 古筝の名手だけが この曲の琴譜を持っていると聞いた まさか冷月心が古筝の名手なのか 母娘二人 息がぴったりだ まるで天衣無縫だ まるで余韻がいつまでも 耳に残るようだ このような琴の音は 私も久しぶりに聞いた 陛下 これがお探しだった 古筝の名手ではありませんか? この琴の音は違う 彼女でもない 今日 この曲で証明する 私、古筝の聖手、冷月心 再び楽壇の江湖へ まさか 冷月心が古筝の聖手だったとは 古筝の聖手 この瓊音大典 本物の古筝の聖手が来ない限り 誰にも 私には勝てない まさか冷月心が かつて 江湖から姿を消した古筝の聖手とは 今日の首位は 彼女のものになるのか どうか皆様 ご静聴ください 静かに見守ってください こんな下手な指使いで よくも古筝の聖手を名乗れるわね お姉様の意味は あなたには無理だってことよ 私の母こそ古筝の聖手よ ふん 大口を叩いて 林晩棠 月心は古筝の聖手 忠告するわ 舞台に上がって恥をかくのはやめなさい さっさと瀟瀟を連れて 家に帰りなさい 林晩棠 あなたが欲しいのは あの1万両の金でしょう くれてやるわ 数日前 娘を助けるために100両貸してくれと頼んだのに あなたはびた一文くれなかった 今となっては、あなたの1万両の金は 糞よりも汚れている 私、林晩棠は 決して触れない いいわ、林晩棠 今日は私に逆らうつもりなのね どこまでできるか見せてもらうわ 後で恥をかいて 泣いて戻ってきても知らないわよ すぐに思い知らせてやるわ 本当の 十指から秋の水の生まれる音を 行くわよ、瀟瀟 ええ どうしたの、瀟瀟 お母様 少し怖い 初めて こんなにたくさんの人の前で演奏するから 戦う前から怖気づくとは よくも聖手の名を狙えるわね 恥を知りなさい 降りろ これは 瀟瀟 お母様も初めて こんなにたくさんの人の前で演奏した時 とても緊張したの 知ってる? お母様は どうやって演奏を終えたか この雲紗のおかげよ まるでバリアのように 外からの雑念を遮ってくれる お母様を怖くなくしてくれるの 瀟瀟もつけたい ええ お母様と瀟瀟、一緒につけましょう あれは 鳳凰于飛(夫婦円満の象徴) 晩棠 この雲紗は 古筝の聖手の 遺失物のようだ ただの商人の妻が 聖手の雲紗をつけるとは 笑止千万 降りろ お母様、大丈夫? 大丈夫よ 瀟瀟 私たちの琴心が自由であれば 必ずや弦は天に響き 天下の人々を感服させる ええ 待ってください 満場からブーイングを受けているのが見えませんか まだ弾き続けるつもりですか 弾きます 度胸があるわね 続けなさい 林晩棠 醜態を晒すといいわ 沈硯之が お前のような古茶を相手にするかどうか わあ 天の音が現れた ええ この素晴らしい響きは 古筝の聖手しか出せない 音色だ たとえ師祖が生きていても 及ばないだろう 我々がこの音を聞けるとは この世に未練はない この曲は天上にのみあるべき 人間界で何度聞けるだろうか 晩棠 本当に晩棠なのか 古筝の聖手だ 古筝の聖手が再び江湖に 米 古筝聖手門 晩棠 本当に古筝の聖手だ そんなはずはない 林晩棠が古筝の聖手だなんて もし沈郎に見破られたら 私の身代わり計画が 素晴らしい 素晴らしい さすがは朕が認めた聖手だ 古筝の聖手 私たちは桂冠を手に入れたわ 瀟瀟 心が清らかであれば 指から自然と天上の音が生まれる ええ、お母様の言う通り 瀟瀟、降りましょう この女の子は誰だ この方は、商人の妻、沈氏 この娘は沈氏の娘 三沈瀟瀟 何 沈氏 朕の晩棠が なぜ商人のような者に嫁いだ すぐに調べろ はっ すぐに調べてまいります 晩棠 あの日、一目見た時から 朕の心はすでに決まっていた なのになぜ 金持ちに嫁ぐことを選び 朕のそばにいることを拒むのか 月心の指法は 晩棠と同じ流派だが この鳳求凰(求婚の歌)の曲調は 聞いたことがない まさか 沈郎 この鳳求凰は 本来なら私があなたのために作ったもの だがあなたは覚えているか 5年前の私の手を この古筝の聖手はいったい何者だ もし彼女に来てもらえるなら 沈家の楽館に座ってもらい 沈家の楽館は必ず再建できる 危ない 大丈夫ですか 病院へお連れします 私の手 このリボン あなたは古筝の聖手 ええ 月心が怪我をしたのは 確かに私のせいだ それに林晩棠は 琴の腕があるなら なぜ普段は隠している なぜ沈家が滅亡の危機に瀕した時 になって初めて技を披露する 聖手の復帰が 沈氏の商売の命運にかかわると 知らないはずがない ふん やはり企みがあったか この10年間、聾唖を装っていたのは 今日のために この絶唱 林晩棠 あなたが本物であろうと偽物であろうと 私にはあなたを破滅させる方法がある 陛下にご報告いたします 沈硯之は 林氏晩棠を妻に娶り 嫡女をもうけたにもかかわらず 人倫に背き 沈家の財産のほとんどを 外の母娘につぎ込んでいる さらに数日前 自分の娘が病気に苦しんでいるのに びた一文出さず 見殺しにした 無礼だ 晩棠が沈家で こんなにひどい目に遭っていたとは 絶対に許さない 晩棠 昔、あなたは清風明月を追い求め 朕に会おうともしなかった やはりこの九重の宮殿が あなたを閉じ込めるのが怖かったからか やはり朕の竜のローブがあなたを怖がらせたのか 今から沈家は聖手の名を利用して 世間を欺くことをする 大邸宅が崩れる時 たぶんその時 あなたはもう安全な場所がない あなたがこの王室の身分を恐れているなら 朕はしばらくこの九五の尊位を捨てる あなたに一世の安定を与える 謝某は瀟湘楽館で 琴を弾いて十数年 今日林さんの この鳳求凰を聞いて 本当に瑶池の仙楽が降りてきたようだ 私は謝承淵です 聖手に少し教えてもらえませんか この人 なぜこんなに親しみやすいんだ 教えるなんてとんでもない ただあなたがある旧友と 少し似ていると思っただけだ 林晚棠 知ってるのか あなたは箏の聖手の名前をかぶって でたらめを言っている 私の沈家に どれだけの災いをもたらすか 離して 悪いパパ お母さんを離して 彼女を離して あなたは何者だ ここで騒ぎを起こすとは この人は誰だ オーラがどうしてこんなに強いんだ あなたは何者ですか よくも私の沈家の家事に口出しを 私は今の皇子だ 私は瀟湘楽館の楽師だ 謝承淵だ 小さな楽師が よくも私を止められるな この京都の地で ちょっと聞いてみろ 誰が私、沈某人を止められるか まして あなたのような三流の楽師が 私について来い 家に帰る 家の法で処罰する 離して 私は林晚棠 二度とあなたたち沈家と 少しの関わりも持ちたくない 林晚棠 私が離婚届を書かない限り あなたは永遠に私の沈家の 祠堂に名前が載っている正妻だ 絶対に許さない あなたが外で私の沈家の評判を落とすのを あの日の沈府で 私はすでに言った 箏の聖手は私だ あなたたち沈家のためにすべてを尽くし あなたたち沈家を再建させたのは 私もそうだ 晩棠 今日に至るまで あなたはまだ自己欺瞞をしている 月心の今回の復帰が 私の沈家の百年の基業に関わることを知っているか そんな嘘だらけの言い訳を あなたはまだ信じているのか 彼女を信じないなら まさかあなたのような嫉妬深い女を信じるのか 月心の今回の復帰は 骨を削る痛みに耐えた 私の沈家の半数の産業がそのためにある なんと気前がいい 沈硯之 原来潇潇 求医問薬の救命金 すべてあなたが埋めたのか あの偽物の底なし沼を 沈公子は気前がいい 実の娘の薬代が足りないのに 何万もの金を他人に捧げている 私の沈家の銭荘は晩棠が自由に引き出せる 瓊音大典 私には計画がある あなたのような部外者が口出しすることではない 彼女はあなたに求めたことがない あなたを探したことがないのか あなたは与えたのか これはそもそも事故だった なぜいつまでもこだわるんだ ああ、わかった こいつはあなたが探してきた愛人だ わざわざ私を不快にさせるために探してきたんだ そうじゃないか 沈硯之、何を言ってるんだ あなたは自分の娘の面の前で そんな言葉を言って私を中傷するのか あなたは人間ですか 謝公子 先に瀟瀟を連れて行ってください 瀟瀟 謝おじさんが飴細工を買いに連れて行ってあげる いいか うん、行く 止まれ、瀟瀟は私の娘だ どうして他人に連れて行かれるんだ 沈硯之、これらの年 あなたが少しでも心を砕いていたら この家に どうしてこうなった だから あなたは聖手を偽って私に復讐するのか 好きに思えばいい これから あなたとは縁を切る あなたが離婚届を書かないなら 私が代筆した サインしてください 私の沈家を滅ぼしたら抜け出せると思っているのか そうはさせない あなたが目を覚ますまで待つしかないな あなたのような可愛い子 旦那様、大変です うちの清音閣をスポンサーしてくれたオーナーが 集団で契約を破棄しました 手付金10万両を要求しています 行くぞ 終わった、これで全部終わった 沈郎 沈郎、落ち着いて すぐに世間の人は知るだろう 誰が本物の聖手なのか 我々は聖手の理解者だ どうして小物が世間を欺き名を盗むのを許せるか 今日は必ず月心さんのために 正義を貫く 正義を貫く 邪悪を討ち聖手を守る 邪悪を討つ 聖手を守り邪悪を討つ 聖手を守る 彼女にひざまずいて謝罪させる ひざまずいて謝罪させる 邪悪を懲らしめる 聖手の名を正す 邪悪を懲らしめ聖手の名を正す 彼女だ この世間を欺き名を盗む小人だ 何 あなたたちは何をするんだ 可愛い子 あなたは聖手を装って 人妻を誘惑した 死ぬべきだ 我々は聖手が侮辱されるのを絶対に許さない 奸臣を討つ 邪悪を討ち聖手を守る ばかげている 晩棠があのような卑劣な人間であるはずがない すぐに真相を究明しろ 承知しました 奸臣を討つ 晩棠 五年探して ついに再会した 今回は 私は絶対に他人を あなたを傷つけさせない あなたはいったい誰なんだ まさかこの偽物が 愛人に守られているとは 厳しく罰しろ この可愛い子を 厳しく罰しろ、この可愛い子を 厳しく罰しろ 誰が私、おじい様の行く手を阻むんだ 林晚棠 お前は終わりだ あなたたちだったのか 女 白昼堂々 男と抱き合って 道端で囲まれているとは お前は私の沈家の面子を どこに置くんだ 沈家の妾だったのか 沈さん ご安心ください 今日 私たちは必ずあなたに代わって この可愛い子を懲らしめます この女は 風紀を乱し 恥を知らない ペッ このような女は 水責めにするべきだ 地獄の十八層に落とせ 沈砚之(しんけんし) いつ私があの人と 肩を組んでいたのを見た あなたたちには何の証拠があるの ここで言いがかりをつけるなんて 私があなたを屋敷に連れ帰ると言ってから あの人はいつもあなたをかばっている そうでなければ あなたが外で作った男でしょう 一体何なの? 沈砚之(しんけんし) じゃあ彼女は何なの? あなた、沈砚之(しんけんし)が 外で囲っている愛人なの? 聖手(せいしゅ)様は 沈(しん)家の正式な奥様だ あなたたちに汚される筋合いはない 正式な奥様? いつ彼女が あなたの沈(しん)家の正式な奥様になったの? じゃあ私は何なの? 馬鹿げている またここで何をでたらめ言っているんだ 聖手(せいしゅ)様の腰に下げられているのは 沈(しん)家の当主夫人の証だ なぜあなたはその玉佩(ぎょくはい)が必要なの? 私と珠儿(しゅあ)は一緒に 瓊音大典(けいおんたいてん)に参加します この玉佩(ぎょくはい)は 精神を安定させる効果があるそうです もし沈郎(しんろう)様が私に貸してくだされば 私たち二人の精神を安定させ 安心して舞台に上がれます 月心(げっしん) 静心玉(せいしんぎょく)にすぎない 欲しいのなら 貸してあげよう 月心(げっしん)、沈郎(しんろう)様に感謝いたします 何か言うことはあるか? 恩知らずな悍婦(かんば)め 大典(たいてん)はもう終わった なぜまた玉佩(ぎょくはい)をつけているんだ 沈砚之(しんけんし) なるほど あなたは一度も私を 貴族の宴席に連れて行ってくれなかった この当主夫人の玉佩(ぎょくはい)さえも 私に与えてくれなかった まさか 彼女のためだったとは 林晚棠(りんばんとう) 聖手(せいしゅ)様に対して無礼を働くな ただの玉佩(ぎょくはい)一枚 なぜそこまで詰め寄る必要がある ただの玉佩(ぎょくはい)? この数年 私はあなたのために子供を産み育て 沈(しん)家を切り盛りしてきた それなのに少しも 信頼を得られない 私に隠れて他人と私通しておいて よくも信頼という言葉を持ち出せるな 小可愛(シャオクーアイ) お前 無礼だ 私が自分の家族を𠮟責するのに あなたに関係があるのか? 自分の家族だと知っているなら なぜそんなに辱めるんだ 沈砚之(しんけんし) 私があなたの沈(しん)家の門をくぐってから 嫁入り道具を売り払い あなたの再起を助けたのは私だ それなのにあなたは毎日 名ばかりの詐欺師と つるんでいる 沈(しん)老爷(ラオイエ)が妻と娘に付き添うのは 当然のことだ 聖手(せいしゅ)様、ご安心ください 私たちは必ずあなたのために正義を貫きます 私たちは必ず聖手(せいしゅ)様を助け この悪女を厳罰に処します そうです 必ず聖手(せいしゅ)様のために正義を貫きます 今日、はっきりさせなければならない この二人のうち、どちらが正妻なのか ちょうどいい 私も知りたい 誰が輿入れの 正式な妻なのか 誰が 恥知らずな妾なのか 沈郎(しんろう)様 瓊音大典(けいおんたいてん)は 衆人環視の中でした 妾(わたくし)が当主夫人の玉佩(ぎょくはい)をつけているのをご覧になりました もしここで暴かれたら 沈(しん)家の面目はどうなるのですか その賠償金は でも晚棠(ばんとう)は 正式な妻でしょう でも今は皆、私が聖手(せいしゅ)だと知っている もしここで身元を暴かれたら 十万両の賠償金は 沈(しん)家は払えますか? 沈(しん)姐姐(ジェージェ) 少しの間だけ我慢すれば 沈(しん)家のために 十万両の赤字を免れることができます 沈(しん)姐姐(ジェージェ)の賢さを信じています きっと理解してくれるでしょう 月心(げっしん)の言う通りです 沈(しん)家の基盤は 決して台無しにしてはなりません 晚棠(ばんとう) 瓊音大典(けいおんたいてん)で あなたは名声も利益も手に入れた 少し譲歩してくれないか 後日必ず償う 沈砚之(しんけんし) あなたは彼女を守るために 妻を妾にするのか 潇潇(しょうしょう)をこれからどうさせるつもりだ まさか 潇潇(しょうしょう)に 庶子という肩書を背負わせて 笑い者にするつもりか? 私が沈(しん)家の基盤を守っていれば あなたは今まで通り贅沢な暮らしができる 潇潇(しょうしょう)を教育し 内府を管理すればいい もしあなたが聖手(せいしゅ)を装わなければ こんなことにはならなかった 贅沢な暮らしとはいいご身分ね 私は林晚棠(りんばんとう)は 死んでもそんな屈辱は受けない 頑迷(がんめい)だ 少しでも私のために 沈(しん)家のことを考えてくれないのか 沈砚之(しんけんし) あなたに解決できないなら 私が手を貸してあげる 沈郎(しんろう)様 私が姐姐(ジェージェ)を説得してきましょうか そうか 説得してくれ この恩知らずな女を 沈(しん)姐姐(ジェージェ) 辛い思いをされているのを知っています あら まあ 聖手(せいしゅ)様は こんな悍婦(かんば)に 恩を仇で返すようなことを まるで菩薩様のようなお心だ 姐姐(ジェージェ)はご存じないでしょう 沈郎(しんろう)様がこれほど私をかばうのは 私が沈(しん)家の商売を救ったからだけでなく 珠儿(しゅあ)が 彼の血を引いているからです だから 彼はあなたたち母娘が 笑い者になっても構わないのです 沈(しん)姐姐(ジェージェ) あなたは私が嫌いでも 手を出してはいけません 林晚棠(りんばんとう) なぜそんなに勝手なことをするんだ 彼女があれほど私と潇潇(しょうしょう)を侮辱したのに なぜ叩いてはいけないの? 私は違う 私はただ沈(しん)姐姐(ジェージェ)にしばらく我慢してほしかっただけ あなたのような態度は 劇団に行って芝居をするべきだ 面の皮が城壁よりも三枚厚い 林晚棠(りんばんとう) つけあがるな 沈(しん)大人(ダーレン) 妻と妾は一目瞭然だ むしろあなたのような下賤な妾が よくも当主夫人に手を上げられるな 老爷(ラオイエ) 借金取りが押しかけてきました もし返済しなければ訴えると言っています どうすればいいのですか? 今は月心(げっしん)の身元をはっきりさせるしかない どうせ私と晚棠(ばんとう)の結婚は 知っている人は少ない 林晚棠(りんばんとう) 事ここに至っては まずは沈(しん)氏の基盤を守るしかない そうすればあなたを 守ってやれる 私を? あなたは一度も私を守ってくれたことがない 潇潇(しょうしょう)が高熱を出した夜 私が一人で夜明けまで付き添った時か それとも私が 医者を呼んでくれと あなたにひざまずいて頼んだ時か あなたの冷たい視線 それとも それとも 今日また 私と息子を捨てるのですか 顧みずに 沈家の基盤があってこそ すべてがある 沈旦那 今日ははっきりさせてください 一体誰が正妻なのか 聖手に弁明を 早く言って 彼女こそ 本物の古筝の聖手 そして私、沈某こそ 正式に娶った正妻 彼女こそ 本物の古筝の聖手 そして私、沈某こそ 正式に娶った正妻 馬鹿げている 昔、私は沈家のためにすべてを捧げた それなのに今 彼は家の財産のために私を古着のように捨てるのか この女に至っては 側室などではない 実は 私につきまとう狂人だ 坊や 男らしくもない 男が 沈旦那を傷つけるとは 兄弟たち こいつを殴り殺せ この男を殴り殺せ 殺せ やめろ やめてください 殴れ やめろ まだ邪魔をするか 一緒に殴れ この坊やたちを殴り殺せ この坊やたちを殴り殺せ この坊やたちを殴り殺せ 謝承淵 なぜこんなことを 無事でよかった 今日あなたたちがしたことすべて いつか必ず百倍にして返す 沈硯之 昔 私は瀟瀟のために何度も我慢した 今日から あなたに一切の容赦はしない 何をするつもりだ 忘れたのか まだ離婚していない この公印入りの婚姻証明書は まだインクが新しい 林晩棠 お前の行動は 沈家を破滅させるつもりか 百年続く基盤を たかが屈辱に耐えられないのか 瀟瀟のためなら どんな屈辱も飲み込める だが、瀟瀟に悪評を立てさせることは 絶対にない 皆さん、ご覧ください これは政府の公印入りの婚姻証明書 私が沈家に正式に 娶った正妻です 彼女はただの 人妻を誘惑する下賤な妾だ 沈硯之 法律によれば 妾を正妻より上に置く者は 杖百回 流刑三千里 あなたに至っては 妻がいるのに妾を妻とする 杖九十回 まさか 彼女は 本当に正妻なのか 聖手は なんと妾なのか 畜生 フン フン 公印入りの婚姻証明書 最近は文書偽造が横行している 誰がこの婚姻証明書が本物だとわかるのか フン 法律によれば 婚姻証明書を偽造した者は 杖百回 流刑三千里 情状が重い場合は 斬首 彼女は首をはねられるのか 見てやる 今日誰が彼女に手出しできるのか ペッ お前たちのことを政府が知れば お前も法の網から逃れられない ああ 人が殴られた 見に来てください 白昼堂々、暴行だ 皆さん、見てください こいつは 通りで暴行している 役人に知らせろ 役人に知らせて捕まえろ 早く役人に 急いで役人に知らせろ 役人に知らせろ いけない ここの役人が来たら 朕の身分を見破られる お前たちは 一人は聖手を偽り 一人は通りで暴行する 今日 必ず聖手と沈旦那に ひざまずいて謝罪しろ ひざまずいて謝罪しろ ひざまずけ ひざまずけ ひざまずけ ひざまずけ 我々は聖手の理解者だ 小物が世を欺くのを許さない 今日 今日 正当な裁きを求める 聖手が侮辱されるのは許さない 悪者を排除する 聖手が腰につけているのは 沈家の女主人としての証 またお前か 最初から大勢を率いて迫った 扇動している 鳳求凰は私が演奏した なぜ冷月心が 古筝の聖手だと そうよ 私たちはみんな彼から聞いた 聞いたことがない 冷月心 がこの鳳求凰を演奏するのを そうよ 沈様 沈お姉様の言う意味が わかりません 世間の人は誰も 古筝の聖手の本当の姿を見たことがない 証言するなら 証拠を出すべきだ 証拠がないなら それは冷月心が あなたたちを買収して私を陥れたことになる お母様 私が証拠です お母様 なぜここに 私が来なければ あなたはこの女に 心を奪われ沈家の基盤を 滅ぼすつもりか 奥様 冷さんがおっしゃってました 晩棠夫人が 瓊音大典で 古筝の聖手を偽ったと 沈府は 十万両の損失を被るだろうと 何だと 林氏の賤女め よくも沈家を 奥様 旦那様はすでに冷さんを 古筝の聖手として 沈府の楽館に住まわせると 触れ回っています しかし今 今はどうなった 早く言って 今は沈夫人が 古筝の聖手を偽ったので 皆が 冷さんの偽りを疑い 次々と契約を解除しようとしています もし誰も 冷さんのために証言しなければ 旦那様は 十万両の賠償金を払うことになるでしょう 十万両 馬鹿げている ありえない 冷さんに伝えて 私が 直接証言すると 奥様、ご恩は 決して忘れません あなたは硯之のために怪我をした 私が知らんぷりできるわけがないでしょう 奥様、よくぞお越しくださいました 感謝に堪えません なんと立派なお姑様でしょう 私と硯之の結婚の日 潇潇の満一歳の誕生日 あなたは消息不明 今となっては 妾の子のために肩を持つとは 月心だけだったはず 彼女は硯之を救うため 右手の筋を全て断ち切った それだけでも 命をかけた恩義がある 今日私は 彼女に必ず справедливость を返す 私は沈硯之のために 承諾書にサインし 持参金を質に入れ お金を工面した時 この妾はどこにいた? 今日は見せてもらおう 「鳳求凰」さえ 弾けない下品な芸妓に 何の証拠があるのか 彼女の肩を持つとは これが証拠だ 福 これは まさか教坊司が 古筝の名手のために 特別に作った指輪か ということは 冷姑娘こそ 当時の第一人者だったのか この偽者が 今日 ついに正体を現すのね 区区たる品で 名手を装うとは この指輪が なぜ彼女の手にある? あの承諾書と一緒に 陳の店に渡したはず この指輪は 名手の指のサイズに合わせて特別に作った 世界に一つしかない 誰がはめられるか 誰が本物の名手か 林晚棠 今ならまだ間に合う 体面を保てる 恥をかくのはやめなさい お気遣いなく この指輪は 元々私のために作られたもの 私の指は細く 常人とは違う 私以外には誰もはめられない お姉様 名手を装うために よくもまあそんな嘘を でっち上げられるわね 感心するわ 真偽のほどは 試せばわかる それならば 冷姑娘が先に試しては 私は冷月心 떳떳하다 噂を恐れることはない お姉様が自ら証明したいなら この機会を お姉様に譲りましょう この指輪のサイズは 明らかに私の指に合わない やはり偽物か 試す必要はない これは教坊司のものではない 偽物だ お姉様はまだはめてもいないのに この指輪が偽物だと断言するとは 公平ではないのでは この指輪はあなたのものではないから あれこれ言い訳をするのでしょう さあ、はめてみなさい 誰が本物か 見せてやりなさい 冷姑娘こそ 本物の古筝の名手だ 名手、冷月心 私が名手を真似るようになってから 容姿や立ち振る舞いまで全てを模倣した この世界に一つしかない指輪さえ 人に作らせた 林晚棠 私にどうやって勝てるの? たとえ彼女がはめられたとしても 本物の名手の指のサイズは? 教坊司に聞いてみたらどう? お姉様 この指輪は偽物だと言うけど 本物はどこにあるの? 嘘ばかりつく偽物と 口論する必要はない 芝居がかったことをしても 結局は偽物だ 名乗りを偽る輩は 当然 八つ裂きにされるべきだ 林晚棠 今日を過ぎたら 二度と這い上がれない 誰が助けに来るのか あら 腕の骨が折れそう 警察に通報するわ お若様 遅くなりました お命じした件は どうなりましたか? よくもまあ、すり替えたな 証人はいるのか 陳氏両替店の陳の店主 いつでも呼べます この男を知っているか 陳氏両替店の陳の店主 この件は陳の店主の手を煩わせるまでもない ここにいる全員が証人だ お見知りおきを この男を知っているか どこから来たのか 知らぬ この方は古筝の名手、冷姑娘だ 耳が聞こえないのか? 知らん 私は林姑娘しか知らない 彼女こそ私と 五年前、契約を交わした 古筝の名手だ まさか本当に晚棠なのか ありえない 林晚棠がまさか 古筝の名手だなんて あなたの契約書は きっと偽造だ 紋与 一枚の契約書など 何の証拠になる? あなたたちが 共謀して偽造したのだろう そう言うと思った これは 役所の印鑑が押された副契だ これは 確かに役所の印だ 名手様 この指輪を 本日お返しに上がりました 過去の無礼をお許しください お見逃しください お気になさらないでください 晚棠 持ち主の元に戻ったのだから 受け取っておきなさい その通りです これは私の気持ちです 陳の店主、ありがとう 彼女は まさか本当に古筝の名手だったとは 捕らえろ 今日の騒ぎを起こした者は 誰一人逃がすな 行け すぐに役所に戻って取り調べを受けるのだ 沈郎 どうすればいいの? 私に何ができる? あなたが名手を偽ったから こんなことになったんだ 硯之 月心を責めないで 彼女はあなたの命の恩人だ 責めるならこの災いを呼んだ女を 彼女が引き起こした災いは 彼女が責任を負うべきだ 晚棠 私のしたことは 全て沈家の事業のためだ 沈硯之 あなたは沈家のためなら 正妻を妾だと中傷し 他人が彼女の貞操を侮辱するのを黙認するのか 男として恥ずかしくないのか これは沈家の内輪もめだ あなたには関係ない あなた 謝お若様 ここは私に任せてください 晚棠 夫婦としての 情を 沈硯之 もし心に 少しでも後ろめたさがあるなら この離縁状にサインして 行きましょう はい 謝様 今日は馬前でご奉公 王宮の宴に 私もお供させていただけませんか その時になれば知らせがある あら 謝様 お見送りいたします 王宮の宴の招待状を ついに手に入れたぞ 王宮の宴 謝様 なぜ私の過去を 詳しくご存じなのですか あの陳の主人は怪しい どうやって見つけたのですか 私は琴を十数年習い 聖手の名は広く知れ渡っています 昔のことが不思議でしょうか あの陳の主人は 気難しい性格です どうやって説得したのですか それに 彼はあなたを 恐れているようでした それは違います 陳の主人は善良な人です 少しばかり礼儀正しかっただけです とにかく 今日は 助けてくれてありがとう 私たちの間では そんなに遠慮しなくてもいい 承淵と呼んでください 承淵 ええ 気をつけて 少し痛む ただの 琴の練習でできた古傷です 待って あの人は私に なぜこんなに優しいのだろう まさか ばかげている そんな妄想はやめよう ちょっとした傷です 気にしないで 晩棠 これからは あなたの傷はすべて 私の心に刻まれるだろう お母様 お母様 瀟瀟 なぜここにいるの 謝のおじさんが連れてきてくれたの お母様 謝のおじさんの家は大きくて お城みたい 謝のおじさん 瀟瀟はここに住めるの 瀟瀟 もちろんいいよ いつまでいたい 好きなだけいればいい やったー お母様 瀟瀟はお母様と一緒にここに住む 謝様 私と瀟瀟は 今日はいろいろとお世話になり ご迷惑をおかけしました 迷惑だなんてとんでもない 普段は私一人しかいないので あなたがここにいれば 活気が増します 私と瀟瀟は すでに沈家を出ました 今は住む場所がありません 謝承淵は心が優しいから きっと 私たちを傷つけないでしょう では そうしましょう やったー 私とお母様はまた家ができた 旦那様 今は誰もが知っています 冷さんが聖手を偽っていると 各楽団が 契約解除を求めています 私たちは 10万両も賠償しなければならないのです 行くぞ 沈郎 そんなに簡単に諦めるのか 諦めずにどうする まさか 林晩棠に 戻ってきてくれと頼むのか まさか 林晩棠が聖手だと本気で信じているのか どういう意味だ あの陳の主人は ただの好色漢だ なぜ 林晩棠を助けると思うんだ 彼らは以前から関係があるんだ これは これは晩棠の筆跡だ これは 彼女と陳の主人の密通の手紙だ そうだ 彼女は こんな卑劣な手段で私を陥れたのか 林晩棠 私があなたと 陳の主人の手紙を偽造して 沈硯之に言うんだ あなたと陳の主人は 以前から関係があると その時 どう言い訳するのか見ものだ 沈郎 私たちは座して死を待つわけにはいかない 沈家は500万両の負債を抱えている 大羅金仙でも どうすることもできない 私たちは王家の力を借りて 立ち直ることができる 王家 どうやって近づけばいいんだ 私には王宮の宴に 入る方法がある 本当か ええ よかった 沈家は助かる 月心 ありがとう 晩棠 また楽団が 琴を弾いてほしいと 誘ってきていますが もちろん行きます 疲れませんか 私の琴を聴きたい人がいるのは 幸せなことです 若様 奥様があなたに お見合いをするように言っています 名家の令嬢ばかりです 奥様に伝えてください 好きな人がいると 瀟瀟が学校から帰ってくる時間だ 迎えに行ってきます ご一緒しましょうか いいえ、結構です 逆子 お前が来ないことはわかっていた 逆子 お前が来ないことはわかっていた それなのに私はなぜ着飾ったのか ふん 皇帝が密かに視察するように 私は民情を視察できないのか 視察するにしても そんなにする必要はないだろう 話をそらすな 言え またあの女に会いに行ったのか 晩棠は清らかな人だ 母上、そんな 噂を信じないでください 今日は楽師と笑い合い 明日は商人と密会していると そんな女が国母にふさわしいのか それはすべて悪人の罠だ 母上、偏った意見を聞かないで 子持ちの離婚女というのも罠か つらい経験をしたからこそ 人を思いやることができるんだ お前 月末の宴に 必ず彼女を連れて行く 連れてきたら 私はお前の母親ではないと思う 今回は必ず彼女を連れて行く 愚かな息子が妖女を7年も追いかけて 結婚して子供までいるのに まだ諦めないのか 会ったら おばあちゃん、お腹が空いた お嬢ちゃん、ありがとう お母さんは すぐに来るわ どけ どけ お嬢ちゃん、大丈夫か 邪魔な庶民 早くどけ 悪意を持って人を傷つけた上に よくもそんな口がきけるな 王宮の宴の招待状はまだ手に入らない ろくでもないことに この年老いた乞食め 私の従者を傷つけた上に 逆恨みとは そちらに非があるのに 母上が言っていた 過ちは償うものだと あら 林晩棠(リン・ワンタン)の子供 私を説教するとは 小娘、こやつを知っておるのか いつも母上をいじめるのです その行いを見るに やはり蛇蝎の心 おばあ様、お気を悪くされずに 来世は 良い親を選んで生まれるのが一番 薬 助けて おばあ様を助けて お願いだから戻ってきて 薬 おばあ様は薬を飲めば良くなるの? おばあ様、少しは良くなりましたか? もう大丈夫だ 小娘 今日は わらわの命を救ってくれた 潇潇(ショウショウ) 母上 この老婦人は わらわは ただの貧しい乞食じゃ 先ほど心臓の病が急に発作して 娘さんのおかげで助かった おばあ様 病院に運んで診てもらう必要は? 必要ない わらわは この小娘に 少しばかりの褒美をあげたいだけじゃ 母上が言っていた 善行は見返りを求めない おばあ様が元気でいてくれればそれでいい そうです おばあ様 どうぞお大事に これで失礼します おばあ様、さようなら もしこんな賢い嫁と孫を得られたら 太后(たいこう)様にお目通りを わらわの意を伝えよ 皇室の宴は 最高の格式をもって 沈潇潇(シェン・ショウショウ)一家を迎えるように はっ 太后が沈氏一家を招き 皇室の宴を開くとのこと ご都合はいかがでしょうか 喜んでお受けいたします 早速ご報告いたします ごゆっくり 月心(ユエシン) 太后が今日 私を皇室の宴に招いた 何と 陳(チェン)の店主は私を門前払いしたのに 太后は これは天佑だ 太后のご寵愛を得られれば 我が沈(シェン)家の楽府は 必ずや京の都に名を轟かすだろう あの10万両の賠償金も もう心配する必要はない よかった わあ、たくさんの美人画 謝(シエ)おじ様、なぜ浮かない顔を? この俗っぽい美女たちでは 潇潇(ショウショウ)の可愛らしさに及ばないし ましてや君の母上の美しさには 謝(シエ)おじ様 もしかして母上に惚れているの? 潇潇(ショウショウ)がお父様と呼んであげてもいいよ 潇潇(ショウショウ)、何を言っているんだ もう寝る時間だ 謝(シエ)おじ様 頑張ってね 子供の戯言だ お気になさらないでください 三日後、宮中で宴がある 母も参ります もしよろしければ ご一緒いただけませんか 私は今、汚名を着せられている身 あなた様の評判を傷つけるかもしれません 若様 奥様が早くお妃を選ぶようにと 何度も庇ってくれた 私も 一度くらいは助けてあげないと 私は あなた様とご一緒します そう言ってくれると思った あなたは沈(シェン)公子ですか 沈(シェン)某です これは太后様から賜った紫綬(しじゅ) 公子、お佩びください これは 紫綬(しじゅ)を身につけるとは 上客の礼 沈(シェン)様はきっと 太后様のご寵愛を得られるでしょう しかし、太后様はなぜ 太后様が到着されれば 公子もご存知になるでしょう これは天からの恵み 沈(シェン)家と皇室の協力も いよいよだ 宮中の料理はさぞかし美味しいだろう 私のお菓子が霞んでしまう たとえ御用料理人がどんな腕前でも あなた様の手作りの半分にも及ばない 謝(シエ)おじ様は奥手だから 私が一肌脱がなければ 母上、お腹が痛い 一緒に行きましょう いいえ 謝(シエ)おじ様 母上をよろしくね あら 晩棠(ワンタン) そうだ まだ済ませていない雑用があった 先に失礼するよ わかった 先に行ってください 以前は朝廷の権力者たちは 商人である我々とは付き合おうとしなかった 今では 太后様から賜ったこの紫綬(しじゅ)のおかげで 彼らの態度も変わった 林(リン)氏 なぜここにいる それは私のセリフだ なぜあなたたちがここに ここは御宴 身分の高い者しか入れない 我々は勅命を受けて来た 宮廷の宴に招かれるのは 富豪か貴族 承淵(チェンユエン)はただの楽師なのに なぜ招待された あら 林晩棠(リン・ワンタン) もしかして 私たちが宴に参加するのを知って わざわざ陳(チェン)の店主に頼んで 紛れ込んだのかしら 林晩棠(リン・ワンタン) 先日、偽の聖手(せいしゅ)を仕立て上げ 陳(チェン)氏と結託して偽証したことは 本来なら不問にするところだが もし今日、沈(シェン)家の大事を邪魔するようなら 言いがかりだ いつ陳(チェン)氏を誘惑した 証拠がある まだ言い逃れをするか 今すぐ出て行け 沈砚之(シェン・イエンジー) 自分が汚れているから 人も皆汚れていると思うのか 陳(チェン)氏に招待されなければ 誰が天威を冒すものか あなたのような賢い人には 私は 承淵(チェンユエン)の名前を口にできない さもなければ 承淵(チェンユエン)に累が及ぶ 私はここに来る手段がある あなたたちが来られるなら 私が来られないはずがない 皆さん、見てください 御宴に不法侵入者がいます 早く追い出してください それはできません こちらは上客 無礼は許されません 何だと 鉄券を持つ者は 皆、陛下の貴客 法にのっとり追放できません 貴客だと まさか 沈(シェン)公子の紫綬(しじゅ)よりも貴い者がいるのか 沈(シェン)公子が尊いのは当然ですが 宮廷の規則は厳格 僭越はできません こんな粗末な菓子を持って宴に来るとは これは私が手作りしたものです ささやかですが、心を込めて作りました 皆さん、こんなものが 皇室に献上されたのを見たことがありますか 見たことがない 林晩棠(リン・ワンタン) 早く立ち去ってください 太后様のおなりだ 誰にもお前を救えない 出て行け 私が沈瀟瀟一家に会いたい 太后様 沈のお父様だけがいらっしゃいました あら 何家の子供はなんて無鉄砲なの ごめんなさい、ごめんなさい 沈瀟瀟 おばあ様 どうして私の名前を知っているの? もう一度よく考えてごらんなさい ああ、あの日… お利口さん 今日は口がもっと達者ね あら どうして一人でここにいるの? お母様は? お母様は謝伯父様と… 太后様、ご報告します 前殿で騒ぎを起こしている者がいます 誰が私の場所で騒ぐのかしら まずい、お母様だ なんと乱暴なやつ どうやって私の宮殿に入り込んだ? 太后様、ご報告します この女は沈公が連れてきました 伝えられるところによると 瀟瀟さんの実の父親だそうです 瀟瀟 瀟瀟、この人はあなたのお父様なの? お父様とお母様はもう離婚しました いつもお母様をいじめるの おばあ様 お母様を助けて 愛人だったのね 瀟瀟 おばあ様と一緒に悪者を懲らしめに行くのはどう? 行きましょう 沈郎 沈家の盛衰はこれにかかっている もしここで情けをかけたら 沈家の基盤はすべて終わってしまう その通り これが最後のチャンスだ 本来なら お前の醜聞を公にするべきではなかった それなのに、お前は王家の宴に出席するために 陳の店主に身を任せるとは 恥を知れ 言いがかりだ 私は陳の店主と数回会っただけだ では、このラブレターはどう説明する? 確かに私の字だ しかし、私が書いたものではない では、このラブレターはどう説明する? 確かに私の字だ しかし、私が書いたものではない 白紙に黒字で書かれている まだ言い逃れをするのか こんな卑劣な手段を使って 王家の宴に紛れ込むとは こんな女を王家の宴に置いておくと 太后様が知ったら お前たちの首はいくつあっても足りないぞ お嬢さん、まずは 潔白な人は潔白 出て行くべきなのは、この男と女だ 林さん、出て行ってください なんですって? 無礼だ よくもそんなことを あなた達は私の客人を どこへ追い払おうというの? 私の客人を どこへ追い払おうというの? この雰囲気 見覚えがある 楽に お母様 瀟瀟 どうして瀟瀟が… 瀟瀟は悪いお父様とは話さない 瀟瀟 どうしてあなたと 太后様が一緒にいるの? この女は皇帝陛下が求めている 沈氏 まさか この人が皇帝陛下 忘れられない琴の名手 その娘だ 太后様、ご明察ください この女は商人と不倫しています 卑劣な手段で 王家の宴に入り込んだのです 太后様 これは偽物です 太后様、ご明察ください あなた あなたは私を知らないの? 民女は どうして知ることができましょうか 太后様のような高貴な方を 先日、私のことを貧乏人と罵ったのに 今日は高貴と呼ぶのね あなた あなたは数日前の なんと不誠実な女だ あなたは 数日前の物乞い 無礼だ よくも太后様にそんな口をきけるな この悪い女が私のおばあ様を突き飛ばしたの 子供 嘘をついてはいけません 沈硯之 なぜ瀟瀟を叱るのか 私、沈氏楽府の硯之は 太后様から紫綬を賜り 恐悦至極に存じます 月心は決して鳳家を侮辱するつもりはございません 何か誤解があるはずです なぜ私があなたに紫綬を授けたか知っていますか? はい 存じません この綬帯は瀟瀟のために授けたのです 瀟瀟のために? 先日、私が心臓の病で倒れた時 瀟瀟が私を助けてくれたのです それなのに、この毒婦に突き倒され 死にかけるところだった なんですって? よくもそんな 不敬なことを 沈郎 その時は太后様だとは知らなかったのです 太后様でなければ何をしてもいいとでも? 瀟瀟 なぜこんな大事なことをお母様に言わなかったの? 瀟瀟はお母様を心配させたくなかったの こんな子を育てられるのは きっと立派な家柄の淑女だろうと思っていたが 慈母の力だったとは 太后様、お許しください 私は当時 日和見主義者で 太后様、ご報告します 陳氏が自白しました これらはすべて偽造です これは… これはすべてあなたの策略だったのね 太后様、ご報告します 調査の結果、蘇さんの多くの噂は すべて冷氏が 街のゴロツキを買収して広めたものです 関係者はすべて役所に送られました これは… これはすべてあなたの策略だったのね 名医のふりをして ラブレターを偽造し 晩棠を陥れた あなた 沈郎、私は誓います 林氏はこの女はあなたに任せます 役所に送って裁きを受けさせます 王法が正当な判断を下すでしょう 女 女 あの時 この可愛い子を殺しておくべきだった 瀟瀟を呪うのか 今すぐ大理寺に連行しろ 沈郎 私はあなたを助けたことがあるのよ 沈郎 沈郎 情に迷わず 本当に大切な人を見失わないでください 今日の宴はこれまで 皆、下がりなさい 瀟瀟 私たちも行きましょう はい 小さな匈奴 よくも何度も 我が大夏の国境を侵すか 宴はまだ終わっていないのに なぜ客人は皆、次々と帰っていくんだ? まさか 晩棠 母后 晩棠はどこだ? 行った 母后が彼女を追い出したのか? ただの捨てられた女と子供ではないか そんなに彼女に夢中になる価値があるのか? ふん 話してみろ 一体彼女のどこが好きなんだ? 一目惚れだ 理由など必要ない 私から見れば 彼女はお前 皇帝のおもちゃに過ぎない 今日、白黒はっきりさせてもらおう この林氏を大夏の地から永遠に消し去ってくれるわ 彼女はただの玩弄品ではない 初めて会った日 もしかして、新入りの楽師か 林氏 やはり天賦の才がある 朕は毎日毎日 毎年毎年、ここに琴を聴きに来る しかし、まだ一度も見たことがない このようにひたむきに琴を練習する者を 世間の人々は皆、彼女が色事で人に仕えていると言うが 彼女のこの手が どれほどの氷の弦を弾き切ったかを知らない 普段はお前を冷酷な閻魔大王だと思っているが まさかお前が情熱的な男だったとは よく聞け 晩棠 おバカな息子 母さんはここまでしか助けられない 潇潇 おばあちゃんと一緒にきれいな飾り紐を選びに行こう 謝おじさんは頑張ってね 行きましょう 潇潇、私たちも行きましょう 林さん、ちょっと待ってください もしあなたが去ったら 私の愚息は悲しみに暮れてしまうだろう 息子さんは 今上陛下 謝承淵 彼が 今上陛下だとは そうです 皆の者 林小姐を着替えさせよ もしこのような賢い嫁を得られたら それはわが息子にとって幸運なことだ なぜ身分を隠していたのですか 帝王の名など ただの肩書きにすぎない この真心だけが 日月も照覧する お心遣い痛み入ります しかし、私にはまだやり残したことがあります あなたが琴の道を志していることは知っています 心配する必要はありません 応える必要もありません ただ、あなたの残りの人生を私が守らせてください 私は楽館を開設したい 琴の道を世に伝えたい あなたの望みは 朕が必ず力を尽くして助けよう 潇潇 お母さんと謝おじさんはお似合いかしら お似合い 潇潇は謝おじさんが一番好き じゃあ、おばあちゃんは? おばあちゃんが一番好き この口は 蜜でも塗ったかのようだ 今すぐ沈家から出て行け 二度と私の前に現れるな 沈郎、沈郎 あの時、私がお前を助けたことを忘れたのか いつまで恩に着せるつもりだ この数年間、金銀財宝で お前のような毒蛇を養っていたとは 申し訳ございません 出て行け 沈郎 晩棠からの手紙だ 私は元々役者 身は琴に寄せる しかし、豪族の道化には甘んじない 天子の玩具にはならない 心の拠り所は ただ沈郎、あなただけ 晩棠 この人生、必ずあなたを裏切らない 昔、沈氏の商いが傾いたと聞いた 私は自ら琴の道を絶ち 陳氏と契約を結び 浮名を捨てるように あなたの生活を全うするため あの時 私は難産で 血に染まった しかし、あなたは商売のために奔走し 私のそばにはいなかった 私はそれでも、あなたの苦労をねぎらった 恨むことなどできようか あの時 私は難産で 血に染まった しかし、あなたは商売のために奔走し 私のそばにはいなかった 私はそれでも、あなたの苦労をねぎらった 恨むことなどできようか しかし今日 あなたが他の女の子供を抱いているのを見て 他人の夫となり 十年の思いが 一夜にして打ち砕かれた 私は 許すことができない 晩棠 ごめん 私が間違っていた 謝おじさん ずっとお母さんと潇潇と一緒にいてくれる? 潇潇 潇潇とお母さんが見捨てない限り 謝おじさんは一生離れない じゃあ、謝おじさんは絶対に行かないで お母さん いい? 晩棠 潇潇 また何か用か 林晚棠 あなたが私に書いた手紙はすべて読んだ それで初めて昔の過ちに気づいた もしもう一度チャンスをくれるなら 私は必ず 五百万両の借金がまだ残っている 沈公子 妻と娘と一緒に背負うつもりか それとも、聖手の名を利用して金儲けをするつもりか たとえゼロから始めたとしても構わない これからは これからは 絶対に晩棠と潇潇を 苦しめたりしない もし私がまだ平凡な楽師だったら あなたは振り向いてくれる? 潇潇 パパが買いに連れて行ってあげる キンモクセイのお菓子は好き? 謝おじさん 毎日潇潇に美味しいものを食べさせてくれる パパを邪魔しないで 沈公子、ご自重ください 行きましょう 晩棠 私が間違っていた 怒らないでくれ 沈郎 なぜそんなに酔っているんだ 晩棠 やっぱり心が弱いんだな 沈郎 私はあなたと永遠に離れない 冷氏 出て行け 沈郎 もう言ったはずだ 私たち二人は二度と会わない ご主人様 なぜこんなところに 沈さん さっき林氏に伝言を頼まれた 明日の翠楼で重要な話があるそうだ しかし、ご主人様と奥様はもう おしゃべりな 林晚棠 今度こそ 必ずお前を 誰もが唾棄する女にしてやる 沈硯之 見ていよう お前はまだあの女を愛せるかどうか 陛下 沈家から人が来た 林姑娘を誘いに 午に翠楼で会いたいそうだ 重要な用件があるらしい 何の用件だ 老奴は 存じ上げません 行って返事をしろ 時間通りに参ります 朕も一緒に行こうか 辺境から八百里の緊急連絡 陛下は速やかに御書房にお戻りください 国事が重要です 私は大丈夫です わかった もう三刻過ぎた 沈硯之はなぜ来ない お嬢様、ごゆっくりどうぞ 当店に新しく入荷した雲霧茶です ご丁寧に 林姉さん、お待たせしました あなたか 冷氏 あなたは牢獄にいるはず まさか 沈郎は私の牢獄の苦しみを憐れんで あちこち手を回してくれた 彼の心にはやはり私がいる 沈硯之 沈硯之はどこだ 彼は来るはずがない あなたが仕組んだ罠か 姉さんはやはり頭がいい 薬を盛る そうでなければ 姉上が私の思い通りになるはずがない 彼女が飲み干すのをこの目で見る必要がある これは 必ず彼女が飲み込むのを見届けます 入れ 林晩棠(りん・ばんとう) 今日から 都を見てみろ 誰がお前のような 乞食に汚された女を求めるか 都で名高い聖手娘子とは ああ 一度春宵を共にできたら 死んでも風流だ ハハハ ここは どこだ お前は何者だ あっちへ行け お嬢ちゃん、怖がるな 今日俺がお前の亭主になってやる ハハハ あっちへ行け お前 可愛い子ちゃん 今日は生きて地獄を見る思いをさせてやる すぐに広めろ 林氏は今三階の個室にいる 男と密会していると すぐに行ってきます 都中に知らせてやる 旦那様 林姑娘(りん・クーニャン)との約束は 何の約束だ 昨日、冷姑娘(レン・クーニャン)から話があり 旦那様と林姑娘(りん・クーニャン)を昼に まずい 晩棠(ばんとう)が危ない 皆さん、見てください いわゆる聖手は こんなにだらしない様子だ 聖手の名を得るのも当然だ こんな卑劣な手段を使っているとは 屏風の裏には誰が隠れている お母様 瀟瀟(しょうしょう) 聖手を陥れるとは 幼い娘と密会しているとは 母娘が同室にいるのか 風紀を乱す 子供は母と一緒に旅館に泊まっている 何か問題でも? まさか 人は? とんでもない 無駄足を踏ませて きっとこの部屋にいる あの乞食は明らかに 探しているのはこの男か ありのままを話せ 全部この毒婦の仕業だ 彼女が私に指示したんだ 聖手の純潔を汚せと 盗人猛々しい まさか、過去の噂は 全部嘘だったのか 人証も物証もある 明日には都中に知れ渡る お前の毒婦のようなやり方が 違う、私じゃない 一体どういうことだ 安心して 何もなかったことになる 下がっていい 朕は後で処理する 陛下、国境のことがお急ぎでは 下がれ 謝(シエ)のおじ様はお母様を探しに行くの? お前の母を守るために 瀟瀟(しょうしょう)も行く 冷氏(レンし)はもう逃れられない 朝廷のことに忙しいのに、なぜ 朕はお前が一番大事だと言ったはずだ 瀟瀟(しょうしょう)も抱っこ 瀟瀟(しょうしょう) 一歩遅かった 誰だ、こんなことをするやつは 自分でぶつかってきたのに 逆恨みするとは あら 沈家の妾じゃないか 可愛い子ちゃん、死にたいのか 皆さん、見てください この女が聖手の夫を誘惑した 妖婦だ こんなやつは豚の檻にでも入れてしまえ 豚の檻に入れろ 豚の檻に入れるべきだ こんなやつは豚の檻に入れろ 豚の檻に入れろ 豚の檻に入れろ 林晩棠(りん・ばんとう) 絶対に許さない いつまで得意でいられるか 瀟瀟(しょうしょう)、またね 先生の言うことをよく聞くんだよ 分かった、お母様 晩棠(ばんとう) 残りの人生はお前と娘を守り抜く きゃあ、あなた達は誰 助けて 晩棠(ばんとう)を放せ 助けて 離して 晩棠(ばんとう) 必ず助け出す お前達は何者だ 早く離せ 姉上は私の声が分からないのか 冷月心(レン・ユエシン) この私だ 何をするつもりだ 姉上は私の声が分からないのか 冷月心(レン・ユエシン) この私だ 何をするつもりだ 姉上の命を奪う 人殺しだ 法で裁かれるぞ 法の裁き? 私はもう地獄にいる 法など恐れるものか 林晩棠(りん・ばんとう) お前のせいで 何もかも失った 街のねずみになった お前が奪わなければ 沈郎(シェン・ラン)はとっくに私のものになっていた 聖手の名も 私のものになっていた 沈郎(シェン・ラン)の心も 聖手の名も いつからお前のものになったんだ 可愛い子ちゃん その澄ました顔が 一番ムカつく お前に何が分かるんだ 私に文句を言う資格があるのか やめろ やめろ 冷月心(レン・ユエシン) 恨みがあるなら私に来い 彼女を傷つけるな 沈郎(シェン・ラン)、その深情けぶりが 本当に吐き気がする 昔、彼女の母娘を傷つけた時は どうしてそんな様子は見せなかった 好きなようにしてくれ 晩棠(ばんとう)を解放してくれ 彼女を放して こいつを死ぬほど殴れ やめろ そんなに殴ったら死んでしまう 姉上、あなたは彼を恨んでいるんじゃないの? 妹は姉上のためにやっているのよ 謝(シエ)のおじ様 瀟瀟(しょうしょう) どうしたの どうしたの パパが悪者に連れ去られたって 謝(シエ)のおじ様、お願いだからお母様を助けて 瀟瀟(しょうしょう)、ここで待っていなさい うん 朕の命令を伝えよ 御林軍三千を動員し 徹底的に探せ 必ず晩棠(ばんとう)を見つけ出すのだ 承知いたしました お願いだから こんなに殴ったら 本当に死んでしまう やめろ 沈郎(シェン・ラン)は彼女を助けると言った 命と引き換えにしたら どうだ 本当か、私が死んだら人を放すか 信用するな 沈砚之(シェン・イェンジー)、命を懸けないで 晩棠(ばんとう)、今世では申し訳ない 来世では必ず恩返しをする 彼女は嘘ばかりだ なぜ彼女を信じるんだ 可愛い子ちゃん、黙ってろ 沈砚之(シェン・イェンジー) バカなことをするな 沈郎(シェン・ラン)、どうぞ 沈砚之(シェン・イェンジー) 冷月心(レン・ユエシン)、約束したな 沈郎(シェン・ラン) お前は愚かだと言うべきか バカだと言うべきか 私と交渉する資格があるのか 忘れたのか あの時の命の恩は ただの芝居にすぎなかった 後で私の顔色を見て行動して 気をつけて あなたが聖手を捜しているのを知っている あの日の事故は 私が仕組んだ罠だった あなたが あなたが 今日 夫婦まとめて送ってやる やめて 晩棠 ご無事でしたか 大丈夫です 早く硯之を助けて 硯之、起きて、眠らないで 至急、御医を呼んで 晩棠 あなたに私にあれこれ言う資格はない 晩棠 目を覚ましたか やはり私を捨てられないんだ 体の痛みは 晩棠、やり直さないか きっとあなたを裏切らない 昔の傷は 忘れていません ただ ただ、もう言いたくないだけ では、なぜ 今回、寄り添うのは 殿のご恩に報いるため 昔、私は沈家のためにすべてを尽くした これで貸し借りなしだ 晩棠 行かないで 晩棠、お願いだから行かないで やり直しましょう 本当に悪かったと思っている 沈硯之の愛は断ち切られた でも、私の心にはいつも 破鏡は二度と元に戻らず 覆水盆に返らず 晩棠 承淵 あの日の言葉をもう一度お尋ねしても 朕の王后になってくれないか お母様、早く承諾して 瀟瀟は謝おじ様がパパになるのが嬉しい 喜んで やったー 瀟瀟は謝おじ様がパパになるのが好き
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