【スカッとする話】結婚30年記念日に離婚宣言する夫「ババアとは離婚だ」私「…」黙って家を出ていくと翌日、夫から80件の大量着信→私(やっと気づいたw)実は…【スッキリ・仕返し・スカッと】

ババーとは離婚だ。これが現実なんだよ。 受け入れろよ。何の努力もしてこなかった 。お前が俺と添いられるわけがない。 結婚30年記念日に夫から離婚宣言をされ た。私はそのまま何も言わずにそのまま家 を出る。そして次の日午前5時からスマホ がなり続けていた。着信件数は軽く 80 件。電話の主は夫。留スバン電話に困惑した夫の声が録音されていた。 おい、俺の下着はどこに閉まってあるんだ?お前が嫌がらで隠したんだろ?このままでは仕事に遅れてしまうだろう。 スマホに録音された音声を再生するたびに夫の焦った表情が思い浮かぶ。 やっとことの重大さに夫も気がついたが、 私の名前はみさ子60歳。専業主婦として 夫の春を30年間支えてきた。私たちは 知田共に認めるお取り夫婦。毎年海外旅行 に出かけ記念日を祝っている。昨日も今年 の結婚記念日の旅行先について話し合って いた。しかし今年は夫の都合が合わず近場 の温泉旅館に日帰りで遊びに行く。そんな 話が出ていたが、今年は結婚の記念。 あえて夫婦水らずで自宅で過ごすのも悪く ないと考えている。 私たちが出会った場所は当時私たちが勤め ていた会社。夫はそこの会社の営業部に 務めており、売上は常に1位2位を争う ほどの実力者。営業部だけではなく別の 部署の社員からも一目置かれる存在。その 中でも女性社員たちは夫の名前を知らない 人はいないくらいだった。単性なルックス に加えて高身長。さらに仕事もできるため ちやほやされている。女性社員たちが結婚 したい男性社員の話をしていると名前が 毎回上がる。夫はそんな華やかな存在。 それに比べて私は至って地味な女性社員。 当時の私は警理部で事務として働いており 、もちろん私も夫の存在を入社してすぐに 認識。まさに高値の鼻な夫の姿に憧れを 抱いていた。しかし夫が私のことを認識し ているわけがない。部署が同じだったとし ても私のような地味な社員は顔すら覚えて もらえない。さらに部署が違うため廊下で すれ違う時に顔を合わせるだけの関係。 うちの会社は同じ部署でも忙しい時は全く 挨拶をする暇もないくらい多忙。しかし夫 は廊下ですれ違うととてもフレンドリーに 挨拶をしてくる。私はその度に淡い期待を 寄せていた。しかし夫は女性社員には誰に でも挨拶をする。女性社員たちが噂をして いたが、夫はモてすぎて女性社員たちを 区別できない。バレンタインにチョコを くれた女性社員に失礼がないようにと誰に でも挨拶をするらしい。 の夫は私のことをファンのうちの1人だと 勘違いしていたようだ。そんなモテオだっ た夫だが性格は真面目で誠実。浮いた話は 全くない。それがまた女性社員たちからの 人気に拍者をかけていた原因だった。その ため本気で夫と付き合おうとする教者もい た。何回も振られているのに付き合って もらえるまで告白をやめない。そんな女性 社員たちを見ているとさらに自分の気持ち がどれだけ愚かか理解する。女性社員たち は私よりもはるかに美人で異性交流には 困っていないように見える。そんな人たち でも夫と付き合うことは困難を極めている 。 噂では夫はすでに結婚読みのため女性社員 たちを相手にしていない。それを直接夫に 確認する女子社員までおり、車内では夫の 偽情報が広まっては消えていく状態。私は そんな夫の根モは派もない噂に一期一し ながら仕事に打ち込む。そんなある日、私 は上司に頼まれた伝票の整理をしていた。 それはたまたま夫の営業の売上伝票。当時 はまだ何でも手書きが当たり前の時代。夫 の殴り書きの文字を見ておせ辞にも綺麗と は言えないと笑ってしまう。しかしそれを 見て可愛いと呟いてしまった。 それを聞いていた女性社員が声をかけてき た。私は慌てて自分の使っているボール ペンのノック部分を見せる。うさギの マスコットがついている。それを女性社員 に見せて懸命にごまかした。 女性社員は納得したのか、すぐに私の席 から離れていった。 少しでも夫の情報が欲しいからと夫の伝票 整理を従がる女性社員は多い。伝票整理が 終わったら営業部に報告に行く。しかし それはいつも私ではなく他の女性社員。夫 と顔を合わせたい一心で常に仕事の 取り合いをしている。私はそんな女性社員 たちが苦手だった。浮いた話になんて興味 のないおい性格。そんな顔をしながら今日 も真面目に仕事に打ち込んでいた。 しかし同揺が現れたのか伝票にお茶を こぼして書かれていた文字が消えてしまう 。そんなトラブルもよくあることだった。 また位置から伝票を書き直すことになる。 しかし、今日はさらについていない。夫の 殴りかきのメモまでお茶が染み渡っていた 。私は大きなため息をついて上司に営業部 に売上の確認をしてくると伝える。 さっきの女性社員も真面目に勤務をして いる。私が夫に思いを寄せているとは思っ ていない。営業部に近づいてもきっと何の 嫌みも言われないだろう。そう思っていた のだが、女性社員は必要に私に食って かかってくる。わざとお茶をこぼしたので はないか。そう言われたので私は冷静に 言い返した。それなら代わりに売上を聞い てきてほしい。その間に別の仕事を進め たいからと伝えた。すると女性社員は私に 自分で行くように不機嫌そうに言い放つと 廊下へ出ていった。 私はそのまま営業部に向かい、そこに夫が いないことを確認する。ほっとしたような 残念なような複雑な気持ち。しかし伝票の 売上は夫の上司に聞けばいいだけ。私は夫 の上司に頭を下げて伝票にお茶をこぼして しまったことを伝えた。よくあるトラブル のため夫の上司はとてもやかに対応して くれた。しかし私は憂鬱だった。できれば 夫が在籍の時に営業部を訪れたかった。 ただでさえ別の女性社員に仕事を横取りさ れている状態。こんなことでもなければ夫 と話す機会はない。しかし運悪く今日は外 で営業回りをしていた。夫の上司は私に 女性社員たちの夫への態度について愚痴を こぼし始める。どうやらうちの部署の女性 社員たちは夫の上司にはスコブル態度が 悪いらしい。マナーが悪いと注意をした ことがあり、それで寝にたれているのだと 説明された。それに比べて私は真面目で夫 に興味がない。そのため安心して仕事を 任せられると言われた。 どうやら夫と話をするためにわざと伝票を 紛出する教者がいるらしい。私はその話を 聞いてしまうと、夫に気持ちがあることは 誰にも言えない。しかし夫の上司が私に 愚痴をこぼす気持ちは痛いほど分かって しまう。私もさすがに夫の取り巻きの女性 社員たちはやりすぎだと思っていた。 ついついそのことで夫の上司と話が 盛り上がってしまう。そして伝票を再び 受け取り、ほっと人安心して自分の部署に 戻ろうとした。するとなぜか背後に夫が 立ち尽くしている。驚きで声を出しそうに なったが、さらにその後ろには同じ部署の 女性社員。私は冷静さを保ちながら一例を して立ち去ろうとした。 夫と余計な雑談をして女性社員たちに睨ま れたくない。しかし、夫は私をその場に 引き止めた。伝票のことは直接言ってくれ たらよかった。そう言われても私が営業部 を尋ねた時、夫はすでに席を外していた。 どうやら夫は営業先から仕事をドタキャン されて戻ってきたらしい。夫のことを全く 意識せずに会話をするのは非常に困難を 極めた。正社員の目もあり、学生でもない のに無駄に胸の鼓動が早まる。夫は私の ことなんて認識していないだろう。そう 思っていたが私の名前を知っていた。 ゲ理部に戻った後、女性社員から案の女 嫌みを言われる。誰よりも真面目に会社に 勤務しているみさ子という名前の女性社員 。夫は私のことをその程度にしか認識して いない。そう言い放つと私が仕上げた伝票 を取り上げる。そのまま営業部にまとめた 伝票を届けに行くのだろう。私もこのまま 夫には真面目なだけの社員として認識され ているだけ。そう思っていたのだが、それ から3ヶ月後夫から告白された。 この3ヶ月間は仕事の度に夫と話し込む ことが増えていたのは事実。しかしそれは 私の仕事が早いから直接雑用を頼まれてい ただけだと思っていた。しかし夫は私に 行為を抱いており告白しようと思っていた と打ち明けられた。私は流されるまま夫と 交際。自分の気持ちにすら夫に伝えてい ない。 それよりも夫と私が付き合っている。 そんなことを知られたら会社が大騒ぎに なる。そのことが不安で今まで以上に身を 潜めて仕事をしている。特に毎年 バレンタインにチョコレートを夫に送って いた女性社員にはバレたくない。なんで あんたみたいなさえない地味な女が恋人に なれたんだ。そんな目で見られることは 分かっている。私は会社に敵を作りたく ない一心だった。それに夫は必要以上に 持てる。 そのためきっとすぐに別れることになる だろう。それなら誰にも知られない方が いい。仕事がしづらくなるのだけは避け たかった。しかし私と夫の交際は予想より もはるかに順調に進んでいく。会社では 人目があるため仕事以外では会話をする ことはない。 それでも夫が私にばかり仕事を回すため 女性社員たちに気が疲かれそうになった。 しかし夫の上司はここ外に女性社員たちに 嫌を言っていたそうだ。夫が私にばかり 仕事を任せるようになった原因は女性社員 たちにある。それは事実だったため、その 日から女性社員たちは大なしくなった。 そして私と夫の交裁も3年目を迎え、互い の両親に挨拶を済ませて無事に婚約。 そしてその半年後、夫は上司に結婚する ことになったと報告。 それは会社中に一瞬で広まり、相手は誰だ とお祭り騒ぎ状態になった。女性社員たち の騒ぎぶりを見ていると、夫は芸能人か 何かなのだろうか。改めて夫の女性社員 からの人気ぶりに驚きが隠せなかった。 それと同時に婚約者が私だと知れ渡ったら 何をされるか分からない。結婚後も仕事を 続けるつもりだったが、やはり女性社員 からの目が恐ろしいと感じる。それは夫も 感じていたらしく、次の日には私に専業 主婦になってほしい。そう言いながら正式 にプロポーズの言葉を伝えてきた。仕事に はやりがいを感じていたが、私は普通の 幸せを選び、会社をこぶきた。夫の結婚が 出たと同時に私が退職願いを出したことも 噂で広まった。しかし女性社員たちは私が ヘッドハンティングされたと勘違い。何の 音もなしに私は無事に夫と結婚できた。夫 との幸せな時間がゆっくりと流れていく 生活。夫は結婚後も私に優しく 浮気なんてありえないと常々ね口にしてい た。こんな幸せがあっていいのだろうか。 今まで頑張りを神様に評価された気分だっ た。 地味な人生を歩んできた私だが、結婚生活 の幸福度だけは誰にも負けないと自付して いる。として私と夫は結婚後順調そのもの ですぐに小宝に恵まれる。第1種の長男の 譲るが誕生。そして年後で次男の健太が 誕生した。 そして夫は息子たちの誕生を気にローンを 組んで新築一軒屋を購入する。私は絵に 描いたような幸せな家庭を手に入れて満足 だった。 私の結婚生活の30年間は何不自由なく 幸せで夢のようなことばかり。そしてこれ からも私は世界一幸せな主婦として生きて いく。 そう信じて疑わなかった。しかしその幸せ は突然崩れ去る。それはいつも通りの静か な朝。今日は30年目の結婚記念日当日。 結局今年は夫が多忙なため旅行は断念せ ざるを得なかった。さらに今日は会社で 残業になるかもしれないと言われていた。 そのため何の準備もできていない。 しかしたまにはゆったりと2人の時間を 過ごす。息子たちが生まれてまもない頃 以来だが2人でそれを思い出すのも悪くは ないだろう。 今日は夫が家を出たらすぐに晩御飯の 下ごいをしよう。鉱物を揃えて思い出話に 花を咲かせる想像をする。するといつも ならまだ眠っているはずの時間。それなの に夫がリビングにやってくる。疲れている せいで睡眠時間が短くなっている。私は 心配のあまり夫に声をかける。すると夫は 私の顔を見るなりため生息生きをもらす。 何よ?疲れてるの?毎年記念日は勇気を もらっているんだから何もなくとも休んで も良かったんじゃない?今からでも会社に 連絡を入れても遅くないわ。そう伝えると 夫は思い口を開いた。 今日でみさ子と連れって30年か。この間 にだいぶお前も年を取ってしまったな。昔 は純木層で真面目な子。そう思っていたが 、それは遠い過去の話だ。 え、私だってそう思うわよ。いろんなこと があったけど平和だったわね。 息子たちが自立した後は特にそう感じる ことが増え始めたわ。これで息子たちが 結婚して子供が生まれたらさらにおばあ ちゃんになるわね。私は夫がダイニング テーブルに座るといつも通りに朝食を並べ 始める。全くお前は危機感がないな。呑キ に朝食なんて作っている場合なのか。夫は それを軽減な表情で見つめている。今日の 夫は記念日だというのに機嫌が悪い。ここ 最近仕事以外でも人付き合いが急激に増え て休めていないことが原因だろう。 どうしたのよいきなり 本当に疲れているのなら今日くらい休ん だら次の日の休日も接体があるんでしょう 。それなら休める時に休んでおかないとね 。それが嫌なら接対を断るしかないわ。 仕事とはいえ休みを返上するのは良くない 。 すると夫は私の顔をじっと見つめる。そして唐突にとんでもないことを言い出した。 じゃあみさ子、今日でお前の夫をやめてもいいか?俺は前々からババーとはさっさと離婚したいと思っていたんだ。私は驚きなあまり手にしていた皿を勢いよく床に落としてしまった。 しかし夫は皿が割れる音がしても全く表情 を変えることすらしない。 まるで私が皿を落とすことを予想していた かのようだ。夫は私から目を背けて先に 置いてあった味噌汁をすすりながらスマホ をいじり始める。何を言ってるのよ。 つまらない冗談なんて朝から聞きたくない わ。せっかく作ったハムエッグが台無しよ 。すぐに作り直すから気にしなくていい けど。幸せな生活を送っていたと自付して いる。しかしその反面本当は薄うだが 気づいていた。夫に女の影が散らついて いる。それは息子たちが小学生になった頃 に始まった。帰宅時間が遅くなり、息子 たちの相手をする時間が減っていく。 しかし、私との記念日を大事にしており、 義両親に息子たちを預けてくれることも あった。しかしいつもどこかに夫は若い 女性と関係を持っている。そんな疑惑を 抱いていたが確証はなく、浮気の証拠も 全くない状態が続いた。夫はモてるタイプ の男性。それゆえに私が考えすぎているの ではないか。一緒の会社に勤めていた時も 夫には浮いた話は一切なかった。それでも それでも不安になり問い詰めようかと思っ た。私は浮気されることを異常に恐れてい た。夫婦関係が悪化し、今の関係が壊れて しまうのではないか。その不安感から私は 夫の行動に目をつぶってきたのは事実。 家族の幸せを壊してたまるものか。私は 懸命に現実を見てみぬふりをし続けた。 しかし今日の夫の発言で私が積み上げてき た努力が全て無駄になった。私は夫との 結婚生活を思い返す。夫との関係を 思い悩んだ時期ばかりだ。浮気の兆候以外 にも私たちの価値観のずれは結婚後に発覚 する。 特に夫の本性と価値観に気がつき始めた頃 が唯一離婚の危機を感じていたと記憶して いる。それに気がついたのは次男が3歳を 迎えて保育園に通い始めた頃。やっと息子 たちも保育園に預けられるようになり、 育児に余裕ができてきた。基本的に家事 育児には口を出さない夫だが、息子たちの 送迎は積極的に手伝ってくれる。毎日の 家事育児に追われて疲れきっていた私は心 の底から夫に感謝。夫は保育士や保護者 から評判のかっこいいパパとしてすぐに 有名になる。 会社でも保育園でも夫は常に女性たちの 注目を集めていた。それに比べて私が保育 園に息子たちを迎えに行くと白い目で見 られる。最初はその原因に気がつかなかっ た。しかし保護者の噂話でその現実を知っ てしまう。夫と私は年齢差があると思われ ており、私は夫よりも10歳以上年上で 高齢出産。そんな噂が保護者の間で広まっ ているそうだ。当初はそんな噂話なんて気 にしていなかった。夫のルックスがいい からそんな変な噂話が流れているだけ だろう。 しかし鏡を見れば確かに結婚前から10歳 以上は吹けたように見える。そのくらい 年後の息子たちの育児は大変で自分の美容 ケアをする時間もない。自分ではまだまだ 年相応のつもりだったが不に年上に間違わ れることも増えていった。 1番ショックだったのは息子たちを連れて 買い物をしていた時。幼稚園でも高齢出産 ではないかと噂されたが、店員が息子たち を孫だと勝手に勘違いしてくる。さらに そこに夫がやってくると息子と買い物をし ているのかと尋ねられた。夫と私が並んで いると親子に見える。それだけは本当に私 の胸に突き刺さった。夫は結婚後も以前と 変わらずわかわかしいまま。 が夫を見つめる目はキラキラとしている。 世間の評価が私をひどく傷つけていた。 それに加え、夫は派手な私服を愛用して いる。会社の営業部で働いている以上、見 た目に気を使っているだけだと思っていた 。夫の私服はあまりにも若づりではないか と思ったこともある。しかし、世間一般的 に私の方が吹けているだけだと思い言葉を 飲み込む。 夫は私が母親に間違われても気がつか なかったふりをしてくれていた。夫の行動 に異変が現れたのは息子たちが小学生に 上がった頃から。そろそろ夫も若づりは やめるだろう。しかし夫は相変わらず 変わらないまま。会社でも相変わらず女性 社員たちから見つぎ物をもらってくる。 絶対に浮気はされたくない。だからこそ私 も美容ケアは欠かさなかった。その会も あり、夫から若くなった。昔に戻った みたいだ。そう言われることも増えた。 結婚記念日は毎年旅行に連れ出してくれる 。夫と釣り合う女性でいるために私なりに 努力を積み重ねてきたつもりだ。しかし、 夫は息子たちが自立した後も若づりをし 続けており、私は限界を感じていた。 夫は50歳を過ぎた後も異様に若い格好を 好み着用し続けている。さすがの息子たち もそれはやりすぎだろうと忠告していた。 昔は努力をすれば夫の隣に並んでも損が ない程度には若作づりができていた。その 頃は私がふけており、夫は年騒応だった からとも言える。 しかし今の夫の若作づりは見ていて いたしい。確かに吹けて見えるよりは私も いいと思う。しかし息子の保育園での扱い を思い出してしまうと忠圧がのしかかった 。私も夫のように若づりをするべきなの だろうか。夫と並ぶと親子のように見た目 の年齢さが出てきてしまっている。 私だって努力をしてこなかったわけでは ない。夫婦の価値観の違いはどんどん 浮き彫りになる。夫の若づりはどんどん ひどくなっていき、白髪が増えると髪を 異様に明るくし始める。会社では控えてい た香水もどんどんきつい匂いのものへと 変わっていった。さらに夫は流行り物が 好きで、スマホにもいち早く乗り換えてい た。 出世街道に乗るにつれて夫は若さに異常な に執着し始める。自腹で高額な美容系や 用品を買いやさり、顔にシができただけで 機嫌が悪くなる。その買いもあって、今目 の前の夫は30年前とほぼ同じ顔。 それほど夫の容姿はあまり変わっていない ことは事実だ。夫が若さに執着する理由、 それは夫の家庭環境にあると推測できる。 夫は15歳の時に義母をなくしている。 その1年後に義父の秋春が若い女性と再婚 。最婚相手は夫と4つしか年の変わらない 女性。夫も当初は岐阜の表編ぶりに戸惑っ たそうだ。 しかしその女性とはわずか1年ずで離婚。 その後も岐父は再婚と離婚を繰り返してい た。 再婚する相手はいつも20代前半の女性 ばかり。義母が生きていた頃から浮気を 繰り返していた。私と結婚した当初夫は 岐阜のようにはなりたくない。絶対に幸せ な家庭を築づいて岐阜の目を覚させてやる と誓っていた。 そんな岐阜を反面教師にしようとした夫 だったが、若い女を囲うことがステータス 。幼い頃から歪んだ価値観を岐阜から 吸い込まれていたのだろう。岐父は結婚の 挨拶の際に私をじろじろと観察し、年齢を 尋ねてきた。私は夫も2つ年した。 しかしそれを聞いて岐阜は大きなため息を つく。 として夫をギろりと睨みつけ、私が横にいるにも関わらず言い放つ。 男は若い女を連れて歩くべきだ。年島を抱えたら人生の墓場の始まりだぞ。結婚自体が人生の墓場。俺もお前の母親と結婚した時は幸せだった。だけどそれは飛んだ勘違い。結局すぐに後悔することになる。 男として終わりたくないなら、今すぐに結婚をやめて俺の言うことを聞け。 そんな岐阜の言葉に当時の夫は懸命に言い返し続けていた。その後も夫と岐阜は降論が耐えず、それから 10 年間疎状態が続いた。それでも夫の中で岐阜の教えがね付いていたと知ると心がえぐれてくる。 今の夫はまさに岐阜の生き移し、まるで私 を見下したように笑っている。異様に 若づりをし始めた頃からどことなく おかしいとは思い始めていた。常に一緒に 生活をしてきた私がいつの間にか妻では なく背景と貸している。悪いけど俺はもう 負け犬じゃない。息子たちもきっと俺の 気持ちを分かってくれる。今なら言える けど、みさ子と買い物に行くたびに息子と 間違われていただろう。その時俺がどれ だけ苦痛だったか子供ができた途端おば さんになった。いつも自分は年騒応だと 言い訳をしていたが、お前は周りの誰より も吹け込んでいたからな。 私は自分の努力を全否定された。夫のため に尽くしてきた結果がこれか。確かに見た 目は吹けたかもしれない。それでもそれに 荒がってきたつもりだ。夫のような 痛々しい若作りはしたくない。それを目の 前にいる夫に言ってやりたかった。 今の夫の姿はまるで20代の若者を持して いるかのよう。息子たちですらそんな格好 はしないはずだ。夫が自由に好きな格好を するだけなら構わない。しかし夫に 惜しみない愛を誘いできた私と家族を否定 することは許されないはずだ。言っておく が俺には今20代の若い浮気相手がいる。 正式に再婚をするつもりだ。今すぐに入籍 したいと言われて断れなかった。SNSで 知り合ったんだが、やっぱり若い子は純粋 に可愛いって思える。最初から親父の言う ことを聞いておけばよかったと心の底から 思ったよ。やっぱり俺の親父は偉大だった と再認意識させられたんだ。 若さという幻想に溺れていて現実を直視 できていないのだろう。夫は岐阜と同じ道 を辿どる。すぐにそれが巨行に過ぎないと 気がつくはず。 私は離婚に反対するつもりはない。だけど 、あなたが若い女性に惹かれる理由、それ はきっと恋愛感定からではないわね。 お父さんみたいになる前に引き返したら あんな悲惨な最後を迎えるくらいなら家庭 を大事にするべきだと私は思うわよ。 余計なお世話だよ。俺は父さんが言ってい たことが理解できた。ずっと我慢をしてい たが、浮気相手がいることで俺の精神は 保てていた。だからお前みたいなおばさん を今まで我慢して連れて歩いていたんだぞ 。父さんの件は分かっている。でも俺は あんなは絶対にしない。俺なりに絶対に 幸せを掴んで見せる。もう決めたんだよ。 我慢は絶対にしない。 夫が若い女性に惹かれる理由。それは恋愛 感情によるものではない。単純に自分の おいを認めたくないだけ。 鏡を見るたびに時間の経過に怯えている。 それは岐阜も同じだった。若い女といれば 自分はまだまだ現役だと思い込める。その 証拠に岐阜も自分のおいを隠そうとして 懸命に上いていた。だが現実は残酷で そろそろ夫も自分の見た目においを感じる 年齢になる。若い女を隣に置けば一目両戦 。夫もすでに62歳。そろそろ定年も迫っ ていた。そう。じゃあ今日から別居し ましょう。こういうのは早いうちに済ま せるべきだから。突然のことだったが私は すっかり夫に覚めてしまっていた。夫を 会社に送り出した後、私は静かに荷物を まとめ始める。 その姿を見ていた夫は私に追い打ちをかけるようにつく。 ババーとは離婚だ。これが現実なんだよ。受け入れろよ。何の努力もしてこなかったお前が俺と添い遂げられるわけがない。私は何も言わずにそのまま家を出た。あんなに大切にしていた家族だったが、全く涙は出なかった。もうあの家には私が思い描いていた理想の程はない。 現実に向き合い、これからの自分の人生を 考えることにする。私は息子たちに心配を かけたくない一心で泣けなしの貯金をえて ホテルに宿泊する。人形主婦として節制を 心がけてきたため抵抗があったがしのごの 言ってられない夫と別れるつもりで出てき たというのに ホテルのベッドで明日のことを心配してい た。夫は結婚してから家事を1度もした ことがない。どこに何があるかも全く 分からないはずだ。自宅をめちゃくちゃに されることは想像がつく。 そして次の日、午前 5 時からスマホが鳴り続けていた。着信は軽く 80 件。電話の主は夫。留ス守番電話に困惑した夫の声が録音されていた。 おい、俺の下着はどこにしまってあるんだ?お前が嫌がらせで隠したんだろう。このままでは仕事に遅れてしまうだろう。 ベッドの上で録音声を再生するたびに夫の焦った表情が思い浮かぶ。 やっとことの重大さに夫も気がついたよう だ。夫はやはり何がどこにあるのか把握し ていない なあ。話をしよう。昨日は勢いであんな ことを言っただけだ。だから今すぐに戻っ てこい。俺がこんなに大変な状態なんだぞ 。 夫の計画性のなさに呆きれてしまう。私が いなければ生活すら危うい状態。なのに夫 は若い女にうつを抜かして私との離婚を 宣言した。もうしばらくの間私は夫の様子 を伺うことにする。夫が失ったのは本物の 愛があった家庭。それを無惨にも捨て去っ た罪は償うべきだ。 心を入れ替えて浮気相手と別れるのなら私 も自宅に戻らないことはない。しかしその 日の夜夫に電話をかけても出る気配がない 。すでに浮気相いて自宅に連れ込んだの だろうか。それとも同僚たちと飲み歩いて いるのだろうか。以前1度だけ夫のスーツ から飲み屋の名刺が出てきたことがあった 。私はそれを自分の財布にしまい込んでい たことを思い出す。慌てて名刺を確認し、 天名と女性の名前で検索をかける。女性の 名前はまどか。店のホームページとSNS が見つかった。SNSには夫との親密な 関係を匂わせるような投稿が多々見られる 。 飲み屋に勤務しながら美容系の インフルエンサーをしているらしい。嫌な 予感は適中した。夫の浮気相手はまどかと いう女性で間違いない。SNSが更新さ れるとそこには飲んだくれる夫の姿が投稿 された。夫が来店したことを嬉しそうに 報告している。 夫が来店したことを嬉しそうに報告して いる。夫のことを心配していたのが馬鹿 らしくなる。元気そうにボトルを開ける夫 の顔を見ると腹が似えくり返りため息が 漏れる。きっと夫はこれからも反省する ことはない。以前からずっとこんな派手な 生活に憧れていた。浮気相手は夫のことを 実業家だとSNSで紹介している。夫は ただの会社員。よくもそんな嘘がつけた ものだと呆れ替える。確かに高級ではあっ たが夫は経営者とはほど遠い営業マに過ぎ ない。若い浮気相手に見を張るためにその 橋抜きで嘘をついているのだろう。 夫の腕には高級ブランドの時計。それは私 が節成してプレゼントしたもの。普段は 滅たにつけていなかったが、飲み歩く時に 着用していたのだと気がついた。接退と いうことにして毎月1度浮気相手の店に 足しげく通っていたようだ。 さらに浮気相手は書籍を出版していた。 金持ちの年上男と付き合う方法とメリット 。その金持ちの年上男とは夫のことなの だろうか。浮気相手はかなり怪しい仕事を しているようだ。きっといつかボロが出る に違いない。浮気相手は美容サロンの経営 を目でいる。投資者を募集しているが、 なかなかうまくいっていないようだった。 そして投資者として白ハの矢が立った相手 が夫だったのだろう。 私は浮気相手のSNSを証拠として スクリーンショットしていく。浮気相手に 私が頑張って設した預金を使われるくらい ならさっさと離婚しよう。慰謝料を請求し て円を切った方がマし。そしたら夫が いくらされようか関係ない。 今までの積み重ねで貯めたものは共有財産 。きっちりと不定の大価を支払ってもらう つもりだ。さらに浮気相手のSNSを閲覧 し続ける。すると浮気相手は夫からもらっ たみ物を投稿済み。私にプレゼントして くれた高級ブランドのバッグと同じものも ある。 夫は勝手に私の高級ブランドバッグを 持ち出し、浮気相手にプレゼントしていた ようだ。あまりにも最低な夫の行為が信じ られない。私は自分の高級ブランドの バッグがなくなっていたことすら気がつい ていなかった。さらには来月の脇の誕生日 には高級レストランに行くそうだ。そこは 誕生日やちょっとした記念日の旅に利用し ていた思い出の詰まった高級レストラン。 そしてそのままレストランがあるホテルに 2人で泊まる計画があるらしい。相手の SNSに投稿された写真に移る夫を再度 確認する。その表情はまるで恋に落ちた 少年のように浮かれている。呆れてしまい ため息が漏れた。私は夫がまだ浮かれて 判断力が落ちているだけ。 次の日私は弁護士事務所に離婚相談の予約 を入れてから夫に電話をかける。本格的に 弁護士を雇う前に夫と話し合いの場を 設けるべきだと思った。電話をかけると夫 は声が枯れており、昨晩を遅くまで飲んで いたことが伺える。もしもし。今どうし てるの?話があるんだけど具合が悪そうね 。夫は酒を浴びるほど飲んでいたのだ。 とてもじゃないが具合がいいわけがない。 帰って来る気になったか?俺は本当にお前 がいないとダメだと気づいた。たった1日 でもお前がいないと俺はやっていけない。 身のほど思い知ったよ。お前がいてこその 俺だったってなあ。 心にもないことを言う夫には切れる。気分 次第で態度を変えているだけだ。いえ、 1度だけあなたと真剣に話がしたいと思っ たのよ。ことを大きくしたくないから今後 について話し合いましょう。あなたは浮気 相手と別れる気がない。それはもう分かり きっていますので。夫は長い沈黙を続ける 。私は淡々と話し合いの日と場所をして、 そして浮気相手をそこに同行させるように 伝えた。夫はしぶしぶだが納得したらしく 話し合いに同意した。そしてそれから2日 後。夫が浮気相手を連れてカフェにやって きた。見るからに派手な若い女性。その横 で若づりをした夫が生きり立っている。旗 から見たら痛々しい光景だろう。 今日も夫は高級ブランドの腕時計を着用中 。やはり浮気相手と会う時に着用する癖が ついているのだろう。待たせてしまったわ ね。本当に浮気相手を連れてくると驚いた わ。 電話では私とやり直したいとかそんなこと を言っていた気がしたけどね。夫は自信 まんまに浮気相手の方に手を回す。 その表情から察しするに、やはり夫は現実 が見えていないようだ。やっぱり若い子は 違うんだよ。俺とお前が一緒に行ったら 親子だもんな。そんな風に見られ始めたの がいつからだったか。 お前は覚えているのか? 周りに自慢するかのように大きな声で私をまくし立ててくる。私が黙っているとさらに夫は私を侮辱するような発言を繰り返す。それを聞いていた浮気相手は私を見下したような目で見ていた。そしてクスとい出し夫の肩にもたれかかり挑発的な態度を見せる。 そして夫は私にとんでもないことを言い出した。 俺は前にも言ったがみさ子とはもう離婚したつもりでいる。そしてまどかちゃんと再婚するつもりだ。もうちで同棲しようって話も出ているからな。でもまどかちゃんの仕事が起動に乗るまではお前を家に火政府として置いてやる。 すでに私の心は覚め切っており、夫に対して何の感情も湧いてこなかった。お前はずっと専業主婦だっただろう。生活に困るだろうからしばらくは様子見だ。俺は今まで通りまどかちゃんと交際を続けながらお前の世話をしてやる。最初は何の冗談なのだろうか。そう思って夫の話を黙って聞いていた。 しかし夫は私を実際に火政府として家に置こうとしていた。俺が丁年するまでは世話をさせてやると言っているんだ。こんな可愛いまどかちゃんに苦労をさせるわけにはいかないからな。 私はあまりにも自分勝手な意見を押し付けてくる夫に嫌悪感をあわにする。そして今まで飲み込んでいた言葉を吐き出す。私の心配はしてたかも結構です。 私はそんな話を聞きに来たわけではないので離婚については双方意をしている上で弁護士をつけたいと思っていただけなのよ。 本当にそれでいいのか?断ったら絶対に後悔するからな。これから行く当てもないお前に手を差し伸べてやっているんだぞ。 もちろんよ。私は離婚するつもりで家を出たのだからあなたに心配される筋合いはもうない。 これからは1人で気ままに生きていくわ。 私の言葉を無視するかのように夫は浮気 相手とイチイチし始める。夫の名義で浮気 相手のお店を開業する。そんな話をし ながら2人は盛り上がっている。 私が両親から遺産相続した預金を解約して 浮気相手に見つぐつもりらしい。の預金は いつか夫が会社を退職した際趣味でカフェ を作ろうと思って貯めていたものだ。私は 主業の傍原バリスタになるための資格を 取得していた。それを知っているのに夫は 堂々とその資金を浮気相手に貢つぐ。 そんなふざけたことを話し始めた。これ 以上の侮辱行為があるだろうか。 私は我慢ができずに夫に問いかけた。ねえ 、私の夢を忘れたの。いつか店を開きたい と言っていたでしょう。いつも嬉しそうに 私の話を聞いてくれていたじゃない。 夫は私を見下しながらあまりにもひどい 発言を繰り返していく。あれはお前の猛言 だろう。一方的に俺に趣味を押し付けて いただけ。俺は最初からお前とカフェ なんて経営するつもりはなかった。 今も昔も俺はそんな店はやりたくもない。それとお前の預金は俺たちの共有財産だろう。私が食ってかろうとすると夫はそれを遮え切るようにさらに続ける。 俺の火政府にしてあるんだからまどかちゃんに経営試験は譲るべきだ。俺がせっかくいい提案をしてやったんだぞ。ババーは空気を読んで自調しないと嫌われるぞ。 お前の見た目ではどう考えても金を見つが ないと俺をつなぎ止められない。カフェを 開業しても客なんて1人も来るわけがない んだ。私は我慢ができず一目も気にせずに テーブルに拳を落としていた。 ごめんなさい。それだけは絶対に譲れない ことなの。でも私は離婚の意思を示しに来 ただけ。もう婚臨罪自宅に戻るつもりは ありません。この後弁護士事務所に履行に ついて話し合いをしてきます。私の今まで の幸せな結婚生活は全て幻だった。その ままカフェを出た後、弁護士事務所に 向かう。夫と浮気相手が何やら騒いでいた が相手をするつもりはもうない。夫の浮気 の証拠は浮気相手のSNSで十分に揃って いた。すぐに慰謝料を請求し、夫がこねる ようなら離婚裁判を起こす。 1週間後、夫に弁護士から通知が行くと、 またスマホに多数の着信履歴が溜まって いく。相変わらず夫は私のことを奴隷か 何かだと思い込んでいるようだ。こんな夫 の思い通りになるのは尺に触る。これから 私は夫の心配なんて1mmもしない。そう 簡単に離婚は成立しないだろう。そう予想 していたが、意外にも早く決着はついた。 夫は弁護士から説得をされたようで1ヶ月 後無事に離婚に同意している。慰謝料を 支払うことを約束し、今後一切私には 関わらないと宣言したらしい。私と夫の 30年間はとてもあっけなく終了して しまった。それから半年後、私はやっと 息子たちに離婚したことを伝えた。離婚後 はすっとした気持ちだったが、息子たちに 電話をした時は涙が止まらなかった。 ずっと溜め込んでいた不平不満を口にする と息子たちは口を揃えて私のことを慰めて くれる。これからは第2の人生が待って いる。せっかくだから1人でカフェを開く ことにした。息子たちにそのことを相談 するととてもいいやんだと賛成してくれる 。その日を境いに私の人生は再び動き始め た。友人の紹介でコミカを借りることが できた。 海辺のおしゃれなカフェを開業。長年の 計画を立てていた夢が叶った瞬間だった。 お気に入りの花を飾り、癒される音楽を 流す。窓から海が一望できる素晴らしい 立地の土地。静かに時が流れるのを感じる 。こだわった豆で入れるコーヒーが評判の 店。私も家業当初はこんなにうまくいくと は思わなかった。元夫とのことがなければ きっと踏み出せない一歩だったと思う。 元夫とは色々あったが長年の夢を私は1人 で叶えてしまった。失ったものは多かった が、不思議と心は軽かった。私が本当に 欲しかったものはここに揃っている。地元 の人に支えられずつ常連客も増えた。この まま穏やかな日々が続いてくれたらと願う 。そんなある日、閉店際に書類の整理をし ていた。最近は仕入れ先が増え、仕事の 人脈も着々と増えつつある。そんな私の スマホに知らない番号がかかってくる。 普段はスマホに登録されていない番号から の着信には出ないことにしていた。しかし ここ最近新しい取引先の人と連絡先を交換 している。 登録されていない可能性もあるため失礼が ないようにとっさに電話に出てしまった。 電話の相手はまさかの元夫夫。 離婚後、夫の連絡先は全て着信拒否に設定済み。まさか夫が新しい電話番号で連絡をしてくるとは夢にも思っていなかった。 久しぶりだな。元気にしているか気になって電話をした。全く電話が繋がらないからわざわざ新しい携帯にしたんだよ。それは正解だったな。 それでお前は今何をしているんだ? 突然のことで困惑してしまう。もう元夫と話すことなんてないと思っていた。どうしているかじゃないわよ。もう連絡は一切しないと言ったじゃない。約束もろに守れない人になったの。私が今何をしていようと関係ないでしょう。私たちはすでに赤の他人。息子たちも立派に自立しているのよ。 俺が悪かった。だから俺の元に帰ってきてくれ。そう言ったらみさ子は俺の元に戻ってきてくれるんだろう。 離婚前にも同じようなやり取りをした。元夫は自分の都合のいいように私を扱う。元夫と離婚が成立してからもうすでに 3 年が経過している。今年は元夫が低年対職を迎える年。 元夫に環境の変化があったのだろう。元夫 が浮気相手と破局したことは容易に推測 できた。 そんなことはありえない。私は第2の人生 を歩んでいるんだから、もうあなたと電話 で話すことすら面倒だと思っているし、 うんざりしているのよ。すると元夫の 電話口の声は震え始める。以前のような 地震に満ち溢れた様子はない。元夫の異様 な雰囲気に気がつき、私はついつい元夫の 言葉に耳を傾けてしまった。 元夫は私と離婚した後、何があったのかを 淡々と語り始める。離婚後の元夫は浮気 相手と順調に交際を続けていた。しかし 家事をしたことがなかったため、自宅は めちゃくちゃで生活リズムが乱れた。 そのせいで会社でも仕事がうまくいかなく なり居場所を失っていた。また以前のよう な若い女性社員からちやほやされる機会も 減ってきていたらしい。そのため元夫は さらに浮気相手に入れ込んでいったそうだ 。 65歳で会社を退職するまでに浮気相手の 店の開業資金を調達する。そのために会社 の仕事を放棄して仕事中に投資の勉強を 始めていた。それがさらに会社での片を 狭くさせていき、副業が禁止されている ため厳重注意を受ける。退職後に何をして も構わない。しかしそれまでは副業を禁止 されていた。 それなのに元夫は会社からの忠告を無視し て副業で投資に手を出してしまう。そして 案の上トラブルを起こしていた。さらに その影響で勤務態度が悪くなり続け会社で の信用を失っていく。かつてはちやほやし てきた女性社員たちも元夫に対して影口を 叩くようになったそうだ。若い女に 入れ込んでいるただの枠作りをしている 痛いおじさん。 その影口に腹を立てた元夫は女性社員たち と後になったらしい。それでもなんとか 定年まで勤め切ったが、投資の失敗もあり 住んでいた家も売却寸前。退職金も全て 借金の返済に当てたそうだ。しかし元夫は 浮気相手だけは自分を愛している。を 信じ込んでおり、元夫は浮気相手との再婚 を目でいた。金当ての浮気相手が借金 だらけの元夫の相手をするわけがない。 再婚については退職後ずっと歯ぐらかされ 続けていたそうだ。 その間に浮気相手は音信普通になり、 ついに先月の店も飛んでしまったそうだ。 と夫は何度も夜の店の店長に浮気相手の居 場所を問い詰めたそうだ。あまりにも元夫 の諦めが悪いため店長は真実を告げた らしい。 浮気相手は元夫と交際を始めてからも複数 人の男性と同時に交際していたそうだ。 元夫はそのうちの1人に過ぎず浮気相手は 客の1人として元夫を見ていた。私は元夫 と電話をしながら浮気相手のSNSを検索 してみた。美容系のインフルエンサーをし ていたが、SNSはすでに全て削除済みに なっている。元夫が今私に話している内容 は全て事実で間違いないと察した。 そして元夫は今路島に迷いそうになって いる。しかし値するような人物とは言い がい。まさかとは思ったけど、あなたが 投資で失敗しているとはね。浮気相手も ままさか借金持ちの相手と結婚なんてし ないわよ。 そんなことはない。まどかちゃんは俺に ベタ惚れだった。俺が女に振られるなんて ありえない。俺を捨てるなんてどうかして いるだろう。 どうしてこうなったんだ?俺がこんなにも面倒を見てやったのに。 元夫は電話口でお越え越をあげながら泣いているがそれは反省ではない。これが元夫の本性。夫のプライドを傷つけられた。そのことに耐え切れず 1 人になった後で大騒ぎをしている。お前は俺の元に帰ってこい。お前みたいなババーでもやり直してやるから。 お前には俺が必要だろ。皆のことを大事に思っていたくせに。 若い頃の魅力的で完璧だった元夫はもう存在していない。元夫の悲惨な現状は今の私にとって見ればとても笑える話。若さを崇拝していた男が若さに振り回されただけ。 ただそれだけで家族も幸せも全て失って しまった。 私がかつて予想した通り、元夫は岐阜と 同じ末路を辿っている。人は失って初めて 気づくものだと言うが、元夫は失ったもの が何かまだ気づいていない。 元夫が失ったのは妻だった私でも浮気相手 でもなく己の人生そのものだ。私は怒る 気力もなくただ静かに元夫の問いに答えた 。今の私はあなたにすがるほど愚かな女 じゃないのよ。もう自分の人生を自分の足 で踏み出して人生が充実しているしうまく やっているの。 俺に捨てられたからって魔惜し言っている だけだろ。本当は俺が電話をかけてきた ことを心の底から喜んでいるんじゃないの か。また拾ってやるって言ってるんだよ。 捨てられたやつに選択権はないんだよ。 あなたが捨てたのは私じゃない。あなたが 捨てたのは人生そのものでしょ。私は 負け惜しみなんて言っていない。だって私 はもうあなたに用はないんだから。私は 浮気相手にうつを抜かすような最低な男に は一切用がないんだからね。電話を切る 直前におつが聞こえた。それでも元夫は 同場に値するような人ではない。私は静か に電話を切り、この番号もさっさと着信 拒否に設定した。元夫に残されたものは何 もない。息子たちも元夫とは連絡を取って いない。温かい家庭を捨てた元夫の身から 出た錆。数日後、カフェの風林が鳴った。 私は来客が来たのかと思い椅子から 立ち上がる。そこにはボロボロの服を着た 大分元夫。私は驚きのあまりとっさに 身構えてしまう。私の知っている元夫とは 別人のようにつわりをしてしまっている。 やっと見つけたぞ、みさ子。ロックも俺の 連絡先をブロックしてくれたな。何をして いるのかと思ったら俺に黙ってこんな店を 開業していたとは。息を荒げ目が散ばしる 元夫の表情。私は恐怖でスマホを床に 落としてしまう。どうしたのよ。もう連絡 をしてくるなと言ったでしょう。それに このカフェは私が1人で開業したの。 あなたに許可を取る必要なんてないんだ から。足が救み、その場から動けない。 元夫の雰囲気が恐ろしく声を出すのが やっとだ。 どうして俺の周りの女はこぞって店を足し たがるんだろうな。そのせいで俺は今や 借金まみれで自宅すら低に入りそうだ。 それとこのカフェ、この辺だとかなり評判 だと聞いたぞ。でもその資金は俺の幸せの ために使うべきだった資金のはずだろう。 どうしてお前だけがこんないい思いができるんだよ。 ま辺に置いてあった花瓶を持ち上げる元夫。恐怖で私の足はガクガクと震え始めていた。あまりにも身てな元夫の言葉に怒りが湧き上がるが恐怖が勝ってしまう。どうにかして警察に通報しなければこのまま何をされるか分かったものじゃない。 私は懸命に声を振り絞る。絶対に元夫に 恐怖心を悟られてはいけない。これは私の 夢が叶った証拠よ。老後はあなたと2人で カフェを開きたい。そう思っていたのに。 私を捨てて浮気相手を取ったのはあなたよ 。こっぴどく捨てられたみたいだけど私は こうやって今1人で夢を叶えたの。と夫は 私をじろじろと見つめて鼻で笑う。ババー が経営するこんなちっぽけなカフェなんて 誰が来る?評判だと言っても老人ホーム みたいに年寄りばかりだろう。カフェ なんて若くて可愛い子が経営していた方が いいに決まっている。俺にこの店を教えた 常連客もじとババーだったよ。それなら 一そこのまま老人ホームを経営した方が 稼げる。そっちの方がかなり重要があるし 、お前もそろそろ入居準備を始めたらどう だ?相変わらず私を年寄り扱いしてくる 元夫。浮気相手との居ざこ座のせいか元夫 も随分と吹け込んでしまったように見える 。 しかしもう見た目の年齢は元夫も私も大し て変わらないだろう。あの若かわ々かしく 整った顔立ちをしていた元夫。しかし すでにそのおかげは全く残っていない。年 そうと言いたいところだが頬がこけており 年齢以上に吹けて見える。相変わらず失礼 ね。私はこの店で元気にやっているのよ。 バリスタの資格が行かせているし、この カフェには若い学生だって来るのよ。俺は 水ぼらしいババーが経営するカフェが気 に入らないんだよ。ここでお前が元気に やっているから何なんだよ。 年よりがカフェでコーヒーを入れている。それが不快だと感じているんだよ、俺は。 やはり元夫は未だに若さに固執している。私は呆きれてしまい、ただ下を向いていた。それでお前は俺の面倒を見る気はあるのか?ないなんて言わせないからな。俺が 30 年間お前を養ってきたんだ。これからはお前が俺を養う番だろう。 この俺がわざわざここまで来てお前を探し当ててやったんだからよ。お前の人生は俺がいなきゃ何の面白みもないくだらない人生だった。 私は大きく深呼吸をして元夫に伝える。これが私の本心だけは元夫に届いて欲しい。ええ、確かにその通りよ。私の人生は平凡で退屈そのものだった。 あなたが声をかけてくれなかったらきっと 今頃何をしていたでしょうね。でも私は あなたとの離婚を経験してこうやって1人 で頑張って夢を叶えたの。私の人生は 美しいものだと自付しているわ。若さでも 富でもないものを私は手に入れたの。誰と どんな時間を過ごすか。それで人生が 決まるとずっと思っていた。その相手は あなた。ずっと家族でいられると信じてい たの。でも今は違う。今は堂々と胸を張っ て言える。その時パトカーのサイレンが 鳴った。常連客の老夫婦が通報してくれた らしい。閉店時間を過ぎてもカフェの電気 がついていることが気になって覗いたそう だ。 元夫は花瓶を手にしており、危険人物と 見なされ警察に連行されていった。 これでもう元夫が私に近づくことはない だろう。定期的に警察が店周辺を巡回して くれるそうだ。それから1週間後、カフェ のドアベルが鳴る。そこには警察に通報し てくれた常連客の老夫婦。 今日は夫婦揃って改良を加えたカフェラテ を飲みに来たそうだ。手を繋いで会話を する。むつまじい姿にこちらまで笑が こぼれる。私と元夫も以前はこんな夫婦に なる予定のはずだった。 寂しい気持ちが湧き出してくるとふと波の 音がまから聞こえてくる。夕日が沈み海が 小金色に染まる。私が望んでいた未来は どこにあるのか。予定はだいぶ変わって しまったが、私は絶対に後悔だけはしてい ない。老夫婦に聞こえないように私はその 場で小さな声で呟いた。ありがとう。私を 自由にしてくれて。すると私の言葉が 聞こえていないはずの老夫婦が私の本を見 て微笑みかけてくる。 そして私はカフェの窓辺に並ぶ花を見つめ た。涙が溢れてきそうになるのを必死に 我慢する。元夫がプロポーズしてくれた あの夜、私はその言葉をずっと信じて 尽くしてきた。でも今ならわかる。誰かの 評価で人生は決まるものじゃない。自分で 自分を大切にできる人こそ本当に幸せで 充実した人なのだと。翌朝私はカフェの 黒板に新メニューと共に書き加えた。 置いていくことは別に悲しいことではない 。心も体もさらに成熟し続けているという 証拠。若さを追いかけ続けた元夫は結局 永遠に未熟なままだ。私はこれからも自分 らしく生きていく。過去を悔まずに未来を 恐れず見つめ続ける。元夫との離婚後、私 はようやく本当の幸せと自立をする喜びを 知った。それは紛れもない自由。私が失っ たのは夫でも幸せな家庭でもない。それは 私を縛りつける鎖だった。私は今自分の ことを誇りに思っている。

【スカッとする話】結婚30年記念日に離婚宣言する夫「ババアとは離婚だ」私「…」黙って家を出ていくと翌日、夫から80件の大量着信→私(やっと気づいたw)実は…【スッキリ・仕返し・スカッと】

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