『秒速5センチメートル』未公開スペシャルインタビュー集【大ヒット上映中】

[音楽] まず1つ自分がどういうものを好きなの かっていうのが 1つ明確に形として 分かった作品で ありましたね。っていうのと同時に なんかいろんなものを見た時に ちょっと秒速5cmみたいだって思って その風景を好きになったりとか その瞬間を好きになったりとか綺麗に思っ たりとか そういうなんか日常に影響を与えてくれる すごく美しい作品だなと思いました。 ま、ものすごく うん、恐ろしいオファーだなとは思いまし た。元からのあのファンの方もあるし、 今回で初めて秒速5cmっていうものを 見る方にとっては、ま、この作品が持つ 魅力っていうものがあまりにも 強烈だなと思っていて、ちょっとこの秒速 5cmという作品における塔の高をやる 責任感というのは今まで経験した にもないだろうし、この先経験するものと もまた種類の違う覚悟と考え方が必要だ なっていうのを 思いましたね。 すごくこう生きてる時間に翻弄されている なとそういうものを受けて強烈に影響を 受けてすごくこうある意味で人生ってもの に対して受け身でい続けるしかない そういうキャラクターだなって思うと同時 に苦しいんですよ。苦しい時間がすごく 長くて、きっと何かを攻めたいんだろう けど、どうしてもどこにも悪物がいない人 なんですよね。 だから誰かをこう どうにかすることで解決することでもない しでも本当にそれってまと得てるような気 がして僕も実際この エンディングの頃の高き30歳僕自身が今 30歳で どこにも 悪物がいない苦しさ悪物 がいない苦しさじゃないな自分の苦しさと か 良くない循環みたいなものにでも悪物がい ないというか、 じゃあ自分が悪いのかっていうとそうも 思いたくないのか思えないのかっていう なんかそういうものをそういうものも全編 で全体通して 描かれてるような気がして、 [音楽] ま、きっと絶好調な 人の方が少ないんだろうなって勝手に思っ てるんですけど、 ま、絶好調の瞬間があったとしてもそう じゃない時間の方が圧倒的に長いんですっ ていう、ま、僕もそんな風に自分のことを 思ったりもするタイプなんですけどにとっ て かけてた言葉というか 思いというかうん。根拠のない そういう思いみたいなものをなんか最後 渡してくれるような映画 でしたね。だ、最後、ま、主人公の塔の 高きが 、ま、歩くシーンで終わるんですけど、 見終わった後、 なんかその続きのつもりで ちょっと街を歩いて 見た空がああ、なんか秒速5cmみたいな 空だなって、どんな空でも思いたくなる ような映画だなと思って、心から素敵だ なって思う完成でしたね。 本編はかなり大きな画面で見て良かったな と思うようなシーンやっとするような風景 。あの環境で聞いて欲しい音、曲、声が たくさん 詰まっているような作品になっています。 ええ、秒速の実写結構2度聞きするぐらい 秒速が実写みたいな感じで、あの、アニメ として完成されてファンがいっぱいいる 秒速を絶化するのって思ってすごく びっくりしましたし、でももちろん同時に すごく興味もそられてでもどうなるんだろ うって思った時にその奥山さんが監督って いうのを聞いてこれ今奥山さんは カメラマンさんとしてあのよく知っていた ので、あ、なんかぴったりかもって思い ましたし、あとあの松村君がたきっていう のもぴったりかもって思って、で、その 2人の名前を聞いた時にすごくあ、なんか 秒速の実写っていうのが急に現実的に素敵 なものになりそうって勝手にお客さん みたいな目線で思い ましたね。でも同時に明り役って言った時 はなんで私が明かりなんだって思いました 。それこそアカりさんは本当に アニメーションの中でも進格化されたよう な存在というか女神みたいな印象だったの で、ま、存在が女神みたいな人がやるん だろうなって勝手に思っていたので プレッシャーもありましたしどう取り組ん でいいのか取り組み方のもうスタートが 分からないっていう感じもあったんです けどでもそれと同時にそうで、チーム の概要を聞いたり、あと台本をいただいて 、あ、この内容だったらなんかこう アニメーションをすごいリスペクトし ながらもそれぞれの人間がすごく浮き出て くるような軍像劇として面白い映画になり そうだなって思ったので、その自分だけが こうビクビクして踏み込まないっていう よりはどうなるかわ分からないけど、なん か参加させてもらってみようかなって思い ました。 [音楽] 私も台本いいてこう演じながら感じたのは やっぱりたき君はすごくその過去かつての もう美しいものをずっとこう抱きしめて そこから動かずに生きてる。それを 抱きしめたものをこう削りながら自分の今 の人生を生きてる人で明かりさんはこの 宝物を宝物として家にしまって今ある フィールドを精一杯 楽しんで角でもなくやりすぎないわけでも なくこう今のものを等身台に楽しんで生き てる人だなっていう風に私は受け取ったの でなんかそれがすごく なんナチュラルで素敵だなって台本を読ん だ時は思いました。 [音楽] 初店員の役だったので初店であの店員さん 体験じゃないですけどあの初店員の仕事の 裏顔を拝見したりとかあと結構ポップを 書くシーンが多かったのでなんかポップの 本買ってポップの書く練習したりとかあと 天体のこと調べたりとかなんかあかりさん が普段生きてる世界 のその働いて たりする世界のことをもうちょっと知ろって思ったりあと私自身もすごい幼少期本の虫だったのでもうずっと自中毒で本をずっと読んでた人間だったのでんかその時期のことをインクの匂いとか思い出したりとかアニメを見返したんですけど結構出てなくてどうしようってどこをどう参考にしようみたいな焦りはありましたね。 はい。 [音楽] 実際お会いすると本当にこうふっと存在感 を消す人って 多分キラキラされてる場が多いと思うん ですけどふっと存在感を消す時があって それがすごい素敵だなと思って見てました しその感じもすごい高きに合ってるなって いうかなんか最初聞いた時も思いました けど松村さんが高きっていうのでもうその 病速の実写っていうのがあ、なんか面白そ うって思うなって思いました。 [音楽] 結構自分自身がわかんなかったり悩んで たりしても、こう自分の中で解決策を探し てしまうタイプで辛いとかも人にあんまり 言わない人間なんですけど、なんか ちょうどあの時期 思ったこと全部言ってみようキャンペーン みたいな自分の中でそういう時期があって なのでちょうどの時に幸せだったんでも 関係性もあったし今抱えてる不安とか なんかどういう方向にしていこうかなって いう のが思ったまんま話 たりとかあとメールのやり取りしたりして たのであかりさんがアニメの中で女神すぎ て石の時にもうなんか何を着てるかも 分からないしどんな人なのか分からないし どうしようっていうのをあの監督にその まんま言った記憶があって監もなんか そんな直球で言われてもみたいな感じで 多分タじたじだった風に見えたんですけど でもあの現場で1つ1つ私もこうして いこうかなとかあったら相談したりとか なんか方向性はそっちで行きたいけどもう ちょっとこう見えたいっていうオーダーが あったりとかなんかすごく1個1個丁寧に わかんない時もわかんないって言える監督 というかま同年っていうのもあると思うん ですけどすごく安心して撮影一緒に楽しく 取り組んだなっていう印象がありますね。 たくさんのファンがいらっしゃるあの秒速 5cmというアニメが実写映画になりまし た。あの、本当に圧倒される映像日とあと それぞれのキャラクターがとても浮き立っ てくるような素敵なストーリーも謝って きっとファンの方も秒速の存在を知ら なかった方も映画館でドっぷり浸って ちょっとこう自分の過去とか甘酸っぱい 思い出にこう解雇したりとか色々自分に 重ね合わせて感じられる作品になってると 思います。え、是非たくさんの方に見て いただきたいなと思います。楽しみにして てください。 [音楽] 塔の高きという人物にこう深く入り込んで いくというか、彼の内面をこう描いていく 本当にその繊細な心のキ々であったりだと か旗から見たらもしかしたらなんてこと ないことに見えるかもしれない彼のこの 心情の変化っていうのをうちにうちにこう 掘り下げていく作品だと思っててでもその 内側にこう折り下げていくからこそあの とてもこう普遍的な 誰しもが感じるようなこう変性を帯びたになっているっていうクロであるが故えに枕クロにつがるみたいななんかそういうアニメーション作品だなっていう印象がありました。 [音楽] あの、深海さんが原作のアニメーション 秒速5cmをあの、テレビに投して、そこ で当時このシーンはこのような思いで描き ましたということを解説してくださったん ですけど、その時の表情が初めて何かを 捜索した時の少年のようなキらめきのある 目をしていて、僕もそういう作り手であり 続けたいなと思いましたし、あの、山さん も1人のこう作り手としてライバルだと僕 は思っていますっていう風におっしゃって くださって、奥山組としてあの今回秒速 5cmという原作を思うようにというか、 こう思い切ってあの原作の枠に収まらない ものとしてこれがいいんだと信じるものを 作ってもらっていいんですよっていう風に こう背中を押してもらえてるようなすごく こう自信にもなりましたしなんか安心感も 与えていただいたような記憶がありますね 。 つ村さんはやっぱり しっかり 迷うことと向き合える人というか、瞬々が ある人だと思っていて、自分の中で しっかりこう対話をして、そういう迷いや 揺らぎがあるからこそのなんか人間らしさ とか信頼に至るところがあると思っていて 、なんかそれをこううちに隠さずに ちゃんとこう打ち明けてくれるというか、 なんか今こういうことに迷っていてどう 思いますかっていうのをこちらのことも 信頼してくれた上で話してくれるのが すごくこう一緒に悩むことができる人って いうか、その人物像が高きとも通るところ であると思うし、それはまあ引いては深海 さんや僕自身もすごくこうなんか真金感が 湧く、同じような性質を持っている人な じゃないかなという風に思いました。 高畑さんは本当にこう、あの、キャリアと しても大先輩ですし、ま、僕が10年以上 前から写真の仕事でご一緒してきているの で、今まで気づき上げてきた信頼関係って いうものもあったので、本当に僕としては こう、うん、安心感やなんか頼れる存在 みたいなところもあって、でも今回の撮影 を通じて高畑さん自身もそれこそ松村さん と同じようにこう悩んでることとか自分の 中で分からないっていうことをちゃんと こう言葉にして伝えてくださったので高 さんもこういう悩みや迷いっていうものを 持ってるんだなっていうのをなんか間の 当たりにしてなんかそういった意味でも こう共感するところもあったというか死野 と同じようになんかちゃんと今に重心があ るっていうか今生きているこの時間を すごく大切にしてなんかそこにしっかり こう地に足がついていて前を見ている人 っていうか透き通ってるマ差しというか 実直ななんかこう精神性みたいなのは すごく魅力的だなという風に思いました。 [音楽] ま、手応えはもうこれ以上ないっていう ぐらいあります。やっぱりこれだけあの 作品に対して誠実に紳摯に向き合って くれる、え、スタッフキャストの皆さんと 出会えて、あの、本当に幸せですし、それ がちゃんとこう作品に 現れていると思いますし、やっぱそうやっ て集団で何か1つのとこ目指すってすごく 難しいことである中でそれがやりきれた っていうのは組としても自信になりました し、なんかあ、ちゃん映画でしか感じ取れ ないパワーのようなものを受け取れるもの になったなっていう感触があるので、あと はやっぱり映画を見る時に日頃日常の中で 感じる悩みだったり不安だったり感だっ たりそういうま言ってしまえばある種 ネガティブな思いみたいなもののって誰 しもが抱えてると思うんですけどなんか それがこう持っててもいいんとかなんか それを携ん でいくっていうことの美しさというか、 なんかそういう人生の不思議さも含めて なんかこう背中に手を添えられるような 作品になったら嬉しいなと思っているので 言葉で言うとチ部ですけどやっぱりこう 大丈夫だよっていう言葉を作品から 投げかけられるといいなと思っています。 [音楽] ああ、もう昔のことなんてあんまり覚えて ないんですけど、でも自分にしかできない ものをやりたいという強い気持ちはあり ました。本当はアニメって言ったら スタジオジブに宮崎あ作品みたいなものが 自分で大好きなんですけど、宮崎監督 みたいなものはとても作れない。だから こうすごい自分の生活の小さなものだけで 作品にできないかと。コンビニに入ったり 、電車に乗ったり降りたり、自動改札通っ たりとかそういうものだけで何かこう映画 が1本できるんじゃないかと。ちょっとし た瞬間にね、僕たちはこう普通に階段登っ たり降りたりしてる時もいろんなことを 考えたり、好きな人のこととか気になっ てる悩みのこととか考えちゃったりして いるわけで、日常の中にもそういう気持ち の寄伏はあるかなと、そういうものだけで アニメーション作れる、アニメーション 以外できたらいいなみたいなことをなんか こう目標にしていたような気がしますね。 いや、もう何もかも覚えてないことばかり なんですけど。えっと、確か あの当時自分がメールアドレスを公開して いて、で、作った作品の感想とかが当時 メールで届く時代だったんですよね。その 中で定期的に僕にメールをくれるファンの 方がいて、その方が深海さん知ってますか ?桜の落ちるスピードは秒速5cm なんですよってことがメールの中に書いて あったような気がするんです。実際はまた スピードは色々違うんでしょうけれども、 でもその言葉が何だか印象に残っていて 最終的にタイトルにしたんじゃないのかな 。今久しぶりに話していて思い出しました けどうん。メールで教えてもらった謎知識 があのタイトルの元になっています。あの 時僕にメールくださった方元気にしてるの かな?元気ですかね?元気だといいなと 思います。あのいろんなヒントいただき ました。ありがとうございますとお伝えし たいですね。 北斗君は僕にとってはスズの戸締まりの 蒼太なんですよね。どういう人?蒼太君だ と思ってましたね。ちょっと年の離れた 友人関係 がスズメの土まりまでを作り終えた後も ずっと続いていたのでそうだな不思議な 巡り合わせだなという風に思いました。 アニメーション映画って1本1本作るのに すごく時間がかかってしまうのでスズメの 戸島という映画を作ってであれから数年 経ちますけど今に至るまで僕は新作映画を まだ出せてないんですね。今作ってはいる んですけども。そんな風にその映画を 出せる前のこう長い隙間の期間に蒼太君が 助けに来てくれたみたいな気持ちになり ました。あの、世の中から忘れられない ように僕の作品が蒼太が来て5cmを 新しい形で実写映画にして世の中に届けて くれるんだなっていう、こう不思議な 巡り合わせみたいなものを感じましたね。 簡単に一言で言うのが難しいんですけれど も、とにかく考えてることだと思います。 あの、迷っていること、考えていること で決してその自信に溢れた人じゃないと 思うんですよね。それがキャラクターの 芝居にも現れていて、いつも 誠実に言葉を探りながら喋る。なんていう か、それがこうすごく耳を傾けたくなるん ですよね。次彼は何を言うんだろう? どんな行動を取るんだろうっていうことが 気になって仕方がない。そういう意味では 彼の誠実さが吸引力になっていて、 いろんな人の耳や目を引きつけてしまう ような人、そういう俳優だと思いますね。 とても良かったです。自分自身の、ま、 原作のものを見るっていうのは僕は あんまり得意じゃなくて、ま、秒速5cm が初実写化なんですけど、でも今までに 例えば秒速5cmは漫画にしていただいて いたりとかもあるし、今いろんな過去作品 とかはコミカライズとかノベライズして いただいたりもしてるんですよね。 あるいはその音楽にしていただいたりする じゃないですか。脚本からラット インフィストが曲を作ってくれたりとか そういうものをこう見たり聞いたりする たびにいつもちょっとなんていうか居心地 の悪い気持ちになるんですよね。すいませ ん。こんなものをベースにやっていただい てしまってみたいな気持ちになってしまっ て、秒速の映画を見た時も最初は居心地が ちょっと悪くて、なんか高き何も行動に 起こさない男ですいませんとか、あの好き になる理由とかこれで良かったんだろうか とか、あのそんな風にこの映画で良かった のかなみたいな居心地の悪さでずっと見て いたんですけど、でも途中からぐっと 引き込まれてしまって、原作と同じピアノ 曲がかかる瞬間とかあの辺りからはもう ずっと泣いてしまっていてまさか自分の 原作で泣くなんて思わなかったんですよね 。なんで泣いてんのか自分でもよくわから ない。奥山組がすごく匠民作ってくれて いるからそれで泣いてるのかもしれないし 自分自身のあの時はあったけど今はもう なくなってしまった可能性みたいなのに 泣いてるのかもしれないしあるいは 2000年代日本が持っていたけれども今 はもう亡くなってしまったその日本社会の 亡くなってしまったものに対して泣いてん のかもしれないしなんだか自分でもよく 分からないまま最後までずっと心を動かさ れ続けてアニメーションとも重なるような ラストの演出を見時に気持ちのいいものを 見せてもらったなという風に思いました。 こうちょっと気持ちが妥しながらずっと見 ていって、でも本当にこの人たちに形にし てもらえて幸せな笑顔になったなという風 に最後には思いました。僕は秒速5cm ってアニメーション作ったことがちょっとなんだか恥ずかしいなとか うまくできなかったなみたいな後悔。喉に刺さった魚の骨みたいな感覚がずっとあったんですけれどもこう綺麗に消えたというか、成仏したというか、骨が抜けたというか、そんな気持ちにまさかなれるなんて思っていなかったんですけど、あの原作を作った会があったなという風に思わるような映画になっていました。あの、感謝しています。 [音楽] ま、秒速5cmのその原作においては、あ 、中学生時代におそらくリアルタイムで見 たと思うんですけど、発表された時に深海 誠監督のアニメの描写っていうのはそれ までにやっぱなかったものなんで、子供 ながらになんかこう全く新しいもの見てる という背景美術のね、キラびやかな美しさ 、どうにもこう全弁当して流れてる石感と いうか、あ、そういうものが今までに見た ことがなかったし、中学生の頃の、ま、多 な精神とかにね、すごくやっぱり ぶっ刺さったものがあったんですよね。え 、なのでこう修学旅行とかにあの原作の 小説持っていってこうアイビアでこう他の クラスメイトがわちゃわちゃしてるそばで 1人で小説読んだりとか典型的なそういう 青年だったわけででそこからまあ時が流れ てミュージックビデオ監督としてえ奥監督 と出会って関連なりそのキックバックなり え作ってくださって様々なミュージック ビデオ監督と一緒にね、やってきました けど、やっぱ彼はものすごく得意なものが あるというか、あ、やっぱこう映像に 関する熱1周年みたいなものがやっぱ 図抜けてある人間で映像を撮る1人の人間 としてもうその時点で信頼がある 人なんですよね、個人的に。で、その人が 秒速5cmの実写映画版を取 るっていうのはもう自分にとってはこれ 以上ないというかね。そこに自分の居場所 というかね、あ、オファーしてくださって で、自分の居場所が用意されて るっていうことは自分としてはありがたい 。もうただただ嬉しい。そういう体験でし たね。最終作業を残した状態の、え、映画 のデータを頂いて本格的に政作を始め たっていう形にはなるんですけど、主人公 の高木、あの松村北斗さんが演じる高きが なんでしょう。自分の人生とこう結びつき すぎて、あの、ま、あの、要するに似すぎ てて、いろんなことが姿形とかではなくっ て、あ、なんか精神性というか、もう サファイな書作とか、ほんのちょっとした 言い方とか誰かからこう投げかけられる ちょっとあの厳しいような言葉とかにも 画面を通してそのまま直通で自分にも 刺さるみたいな、そのくらいこうどっ かしら見覚えがあるんですよね。見覚えが あるからこそ、え、中学生当時の自分が、 え、小説を1人で読んだりとかあ、してた んだと思うし、もしかしたらこれ自分の ために作られたんじゃないかくらいの、 そのくらい自分の人生にを思い返すような ところがあったんですよね。ってなると もうそれを軸に作っていかざるを得ない みたいな感覚がすごくありましたね。 ア91年っていうのが劇中何度も言葉に されるワードで、ま、1つの軸になってる んですけど、ま、その言葉を聞くたび、 その数字聞くたびにああ、自分の生まれだ なっていう風には少なくとも自分にはもう 嫌が多いもそう思ってしまうところがあっ て、それもまたこうどっかサブリミナル的 に自分の確保をこう思い起こさせるような 作用がこれすごい個人的な話で申し訳ない ですけど、あの、あるんですよね。これは 本当差し出ましい話だ、話だとは思うんす けど、映画に対する主題家に自分の反省を 盛り込むっていうのはが、しかしそうせ ざるを得ないっていう、そういう感じでし たね。この曲 を作るにあたって一番自分が重要にしてた 軸が、ま、いわゆる錆ビのメロが終わった 後に流れ出すうるさい神請あれができて から、あ、ここだなっていうこれを目がけ て、え、曲を構築していくっていう作り方 をしたんですよね。それはあの曲のあの 神請のフレーズにいろんなものを託すと いうか、あ、ちょっと前の自分だったら歌 で表現してたと思うんですよね。あの言葉 とメロディで、え、表現していたものを 新鮮に代弁してもらうっていう、そういう 作り方をしたんですよね。で、それが秒速 5cmってものが持つ押し付けがましくな さというか、豊かな隙間というかね、そう いうものを表現するにはちょうどいいん じゃないかと思ったっていうところがあっ て、言葉にするとどうしても具体的になる し、ちょっとこうトーマッチというかうん 。こういう感じがあるなと思ったので神請 のフレーズ にだいぶと大事なものを託したっていう 実感がありますね。

『秒速5センチメートル』大ヒットを記念して、主人公・遠野貴樹を演じた松村北斗、ヒロイン・篠原明里を演じた高畑充希、奥山由之監督、原作・新海誠と、主題歌「1991」(読み:ナインティーンナインティワン)を手掛けた米津玄師による、『秒速5センチメートル』未公開スペシャルインタビュー集を大公開!
特番やスペシャルメイキングムービーでは放送されなかった未公開シーンを含む、貴重なインタビューを収録しています。

【作品情報】
■公式HP   :https://5cm-movie.jp/
■公式X :https://x.com/5cm_movie_2025
■公式Instagram:https://www.instagram.com/5cm_movie_2025/
■公式TikTok  :https://www.tiktok.com/@5cm_movie_2025

原作 :新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
脚本 :鈴木史子
監督 :奥山由之
音楽 :江﨑文武
主題歌:米津玄師「1991」
劇中歌:山崎まさよし「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速 5 センチメートル』Remaster〜」
出演:松村北斗 高畑充希
   森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
   岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
   又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
   宮﨑あおい 吉岡秀隆
制作プロダクション:Spoon.
配給:東宝
公開日:10月10日(金)

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