「日本映画フル」北の国から’2002遺言
幸場さんのところの大輔君がひっそりとふ のって言ったのは10月の末の寒い夜だっ た。 そのことを私は後で知られた。 そんなことより同じ夜 はいはい 私にはショックなことが起きたね 。木本先生連絡取って。あ、分かりました 。 きますよ [音楽] 。 [音楽] こちらお願いします。入ります。はい。 はい。 [音楽] 急に苦しめだしま [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] [音楽] 知り合いだったのかい? おばさんみみたいな人です。 聞いてたの? いえ、 ガが肝臓に回っちゃってる。ご主人には一次前告知た。本人はご存じない。 [音楽] [音楽] はい。 [音楽] おさんにはもう 知らしたんだ。 元気なうちに 住の 花親姿を見せようと。それで今ゴロに2人 の心境を急いでもらってる。 どこまで事情を知ってんのか。 シリアがみんな 頼んませんのに 毎日やってきて [音楽] 手伝ってくれてる。 て言っていいか? [音楽] 何も言い取ってくれ ?はい、ありがとう。はい。はいよ。はい よ。 [音楽] れまた緊急で入院したらしい。 [音楽] どうも進行が早いみたいだな。さんはどくないのか?いや、いたい。 [音楽] [音楽] やっぱりな。 どうして 近頃どうも顔色につがない。 [音楽] あんたゆってもう書いたか? ゆ? ああ、 だってあれ財産がある人が過去だべ。 おい、誰だって帰とかんじゃいかん。 あんたはもう帰えたんかい? 当たるだ。 60 過ぎたら書くのが筋だ。書いたところがもうなんとなく書き直しとる。あれはな一度書くと結構はまる。また新しく書き直したくなる。長男には [音楽] 1 も残してやらんぞとか。娘は可愛いから運と残すとか。 それが時々1体が変わる。あの野郎今日の あのタトは何だ?あいつ残す分は60% カットだとかそんなこと考えるのは なかなか楽しい。こさんもぜひ おらには残す遺産なんかな何もないもね。 違う。そういう問題ではない。これはな。 すれば俺の生前あいつらが俺にどういう態度を取ったかそれに対する勤務表定みたいなもん。 勤務定な。 およ。俺が死んじまった艶の先であいつらは初めて融合軍をあげ自分がなんぼの点数だったか初めてそれを知って確然とするんだ。俺はそんな様子を天井裏の節穴からじっと観察してにんまりとする。 [音楽] てめの組織を天井裏から見るんか。 それが俺の夢だ。誰が電をいくらんだかそこまで見届けてからすろ。考えただけワクワクしねえか。 [音楽] ちょっとワクワクするんな。 かけよ。早く帰とかんといかん。 ほら手紙だって6 人かけんのにいい先生を紹介する。 先生、 昔古別中の校長だった山下先生っていう人格がいる。これが遺言のベテランだ。とにかく紹介する。まず 1つかけ。ゆりゴン。あ、おいら。 [音楽] ガらし 長くない 気が する。 ここで 遺言を深く 残して やるものは 残してやるものは 何もないな。 [音楽] そでいいじゃないですか。あ、そうですか 。文に心がこもってますよ。余計な就職は 何にもない。 ただ はい、残るものはあるはずです。それを よく考えてみてください。つまらんも後で トラブルの種になります。なるほど。 書き直3日後に見せてください。分かり ました。 あの、先生、 1 つだけあの問させていただいた礼と言いますか、シ令の件なんですが、 [音楽] それですからね、 [音楽] 1 つお願いがあります。はい。私入門させてください。 あなたは今6号で捨てられてあるものだけ を使ってうを立てておられる。成田さん から聞きました。いやあ、この時代に 素晴らしいことが去る方だと金々尊敬して おりました。 是非その方面のご指導をいただきたく。 ああ、お上手じゃないですか。その調子 ですよ。 キは 4と12 とかが痛が痛んじゃダめだ。全て入れたら空気のはい。 [音楽] [音楽] ダめだ。それじゃん。 羊にあんたこだわりすぎてますよ。もっと 他に何かあるんでしょう。 それに5事が多すぎます。 船 1冊開けましょう。そんな [音楽] 巨です。 メジャバットきちんと慌てないできちんと はいすいません。くそだな。 [音楽] 以前の素朴かけてきましたね。 うん。 読む人に受けようっていうらしさが出てきた。 あ、はい。先生引っ張る。引っ張りすぎ。戻す。 [音楽] [音楽] 足って。 足た。 よし。ゆっくり上げて 上げて。おい。まった。足まった。箱せ。まった。 たくね。 分かりました。 ああ、すみいいからいいから。先生お願いします。そっち持ってください。すいません。 はい。大丈夫ですか?はい、お願いします。大事にしてよ。 あのじゃない。 そっち。 あ、 そっち。はい。いせーのよ。行くよ。 [音楽] はい。 じゃあゆっくり下ろし。ゆっくりでいい。 はい。オッケー。オッケー。 先生。 暇引っ張って。 はい。はい。 お願いします。 はい。 こっち緩て。どうぞ。 さん合ってるかい?指示して。 [音楽] 指示して。 お願いします。 おらいもうちょい。もうちょい。おらい。おらい。おらい。お。おらい。おい。はい。もうちょい。もうちょい。止まった。 [音楽] どうも。ありがとうございました。疲れ様でした。すいません。 [拍手] ありがとうございました。 いや、毎日勉強になります。あの、そろそろ雪が来そうなんで、おらもうちょっとやってきます。あ、それで例のあっちの宿題の方を今回もうちょっと伸ばしていただければそれはダめです。人はいつ死ぬか分かりません。 こっちはこっち、あっちはあっちです。ここへ違いでした。申し訳ございません。まだまだいたんかい?帰っていいよ、今日は。 [音楽] [音楽] あ、ご苦労さん疲れたべ。お茶飲まんかい?そこであんたどちらの方?ちゃんとはどういう関係だい? いや、わしはただに来た旅行者です。 [音楽] 何も知らんかった。だから敵に働れがギリ来た人だと申し訳でしたか。あんたすごいな。あんたすごい人だ。 誰をおっしゃかさ。 お茶はどうぞ。 これは全部そこらに捨てられったもんでしょう。 恥ずかしい。 いただきます。 あ、こちら。 さっき手った方々はここからの近所の連中です。手間返しと言いまして、お互い人手を貸し合うんです。 [音楽] 日はそういうことはしちゃいかんのです。 働いてくれた分は 働いて返すと 金物で返すのはなしで。 あ、雪が来たな。 [音楽] あなたお泊まりは? いや、まだ決めてません。 何かですか? いや、大口です。このお口だ。 [音楽] うちに行きませんか?え、どうです?うち に来ていっぱいやりませんか?来たねえ ところだが宿がまたならうちに泊まってけ いい。 町の宿は金がかかるね。 あんた すごい人だな。 やめてください。申し遅れました。私 [音楽] 高村です。 あ、これ忘れとった。黒です。みんなゴローと呼んでおります。 [音楽] [音楽] このは、あ、もうみんなに笑われており ます。 これもあんたが自分で作られた。 ここらは旗から石が出るんで捨ててある石 を頂戴してきてはい。 大生まれもこちらですか? 在林の松です。親父を含に知りましたが、さっき手間返しと言われましたが、あ、はい。 [音楽] [音楽] 漁村ではあれをモやいと言いますな。 [音楽] はあ。 内地ではゆいと言いましてね、 結ぶという字を書いてゆいと言います。 まだここらには残っとんですな。 [音楽] 失礼ですが、ご家族は お1人でお暮らしですか? 彼は死にました。 れと娘が 娘に孫が町のアパートに住んでりがです。 [音楽] 息子さんは 今離れたとこにおります。 かわいそうなセラで 借金でフラに折れんようになったんです。 どうして借金を作ったんです? 人の 借金を背負わされたんです。 息子の 責任とは言えんのです。 [音楽] 兄貴のように しっとっとた男が死んで [音楽] その牧場を継がされたんです。ところが そこが偉い借金抱えとって [音楽] 父さんでした。 [音楽] [音楽] 人生には色々 ですやん。 [音楽] お、 雪が本になってきましたなあ。あ、酒あり ますか?はい。また風呂は入りませんか? 風呂は自慢できんだ。はい。 はい。その [音楽] 夢を見ていた。 [音楽] またあの夢だ。 夢というべきかだよね。怪気現象という べきかんじゃねえよ。 なんでおめ裏野に戻らねえんだ? だってお兄ちゃんのせいじゃないか。お兄ちゃんの借金のせいじゃないか。 [音楽] そう言たいんだけど、 お兄ちゃんの幽霊は僕に喋らせず ひたすらつも首を閉めてくんだ。 そしてケタケタ笑い続ける。 こんな明るい幽霊ってあんのか?野に帰れもじ [音楽] [笑い] ゆい 父さんが明日の朝船で海に出るからじんちゃんに一緒に付きって。 あ、俺でも明日仕事がね。 はい。 の朝腰に迎えに行く。あ ん。 その奥技を言わさずトに引きずられて見えてた。 [音楽] 冬の海に出るのは初めてだった。 [音楽] 身を切られるような寒さだった。 船は土地に使う小さな船で 操縦しているのは いつもドと組んでいるジアンという恐ろしく無口な人だった。 涙が 船は陸に沿ってぐんぐん進み [音楽] 歌 道路は切れて 雪をかぶった走れとこの荒々しい山だけが見えた。 海は初めて。 はい。冬はこれからスケソが再生。 [音楽] はい。 最も今までの 1/10 も取りすぎだ。取れるだけ取ってそこへロシアのトロール線まで来て猫ぎさって海をした。 [音楽] 海もたまらん。 これほど森がしっかりしとんのにバブのが 今来とるんだ。 あの、あのトはいつ来るんです?もう間も なくだ。 優が来る前に届く。 あの、あれ前誰かに聞いたんですけど、そのトはハーレムを作るじゃん。本当すか? [音楽] 100以上のメスに 1 匹のオスだ。あれはたまらん。俺も女とやんのは大好きだが、あそこまでやんのはしんどすぎる。繁殖機の後はオはげそりだ。 [音楽] 嫁とはもうやったか? いえいえ、とんでもない。まだやってません。 お前のお援さんは流表を見たことがあるか? いえ、ないと思います。 ないならどうして呼んでやらん。 ここまでお前を育ってくれたんだろうが。お前が金出して呼んで差し上げろ。金がないならわしが貸してやる。 [音楽] いえ、金なんとかなります。びしろ。 [音楽] わかりました。呼びます。ありがとうございます。この海に流が来る。流が来たらすぐお呼びしろ。 [音楽] [音楽] はい。 父さん、 小ぶたちですみません。 したこの金は ラウスに動作に来てもらう金です。 是非 流表を見て欲しいんです。 チームカップまで車で行って 車を置いて石車線に乗ると 釧まで片道6510円で行けます。 釧の駅前からラウス行きのバスが出ていて 、片道のバス体が4790円 です。 とりあえず これだけ送りますが、 帰りの交通費は来た時ます。 品が決まったら教えてください。ラウスでは役場前で降りてください。そこへ迎えに行っています。 [音楽] どうした? [音楽] 水が 春までは持つまってられた。 [音楽] それで 住谷の結婚式を 来週中にやろうと思うんだ。 [音楽] ありいけど 式には当てるも及ばん。 お前も呼ばん。 あいつはもう 人には見せられん。 うちの完成まであとどのくらいだ? 1週間で なんとか形にする。 頼む。 悪いな。 [音楽] あいつは この心境を楽しみしとる。 痛みが薄れるとう、このうちに入れる台所 用品とか火材道具とかそんなことばっかり 俺に面をさせる。 あいつの具合のいい時を狙って 出来上がったこのうちを 見せてやりたい。 [音楽] そん時悪いけど みんな外してくれ。 [拍手] だから [音楽] おだ [音楽] 分かった。 [音楽] それだけだ。 すまん。 こすら 赤ちゃん [音楽] ここの母方 みんな 俺らに任せるわ。 お、 水ちゃんについてて。やれ。 [音楽] なんかみんな 本当に よくやってくれる。 [拍手] テポはお前の 普段の人徳だ。 [音楽] [音楽] ジ、 [音楽] お前の招待を受け取った。 嬉しかった。 [音楽] 送ってくれた金を使って俺はこの冬ラウス へ生かしてもらう。 流表を見るのは初めてだ。 今やってる仕事が終わったらあ、い [音楽] いや、誰が うん。朝から今日はもう帰るね。 フラムの味から手紙来たんだ。旅来たら行った。 [音楽] 私のこと言ったの?まだ言ってない。 [音楽] [音楽] 時 [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] 生きてりゃききっといも涙の使うよ。 [音楽] 帰ってたっていか? 今こいつから話聞いてよ。 [音楽] 息子が 広間違いない。今浜で仲間といた。 分かった。ありがとう。気をつけます。はい。 [音楽] はい。やって。 [音楽] [音楽] なんか言ってあげたさいよ。 [音楽] よ。 はい。ちょっと はい。はい。それは [音楽] はい。 [音楽] 避けるじゃねえか。帰ってきたぜ。待てよ。 [音楽] 話があるならお父さんとしてください。 [音楽] やめてよ。やめて。あなたともけなはずでしょ。 [音楽] [音楽] 戸籍場はまだ夫婦のはずだがな。 いい加減にしてよ。自分から勝手に出てって。 戻ってこようかなって思ってんだ。 勝手なこと言わないで。私は全然そんな気ないわ。 男ができると強気になるんだな。だ、あいつは。 [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] どこの鍵だ? [音楽] 話か。俺が直接 人の尿房に手を出すなって。 そんなことしたら 正じゃないわ。 面白えじゃねえか。 どうしよってんだ。 [音楽] 飛んがらないで話しようぜ。 3べとこ止まってくから今夜。 お父さん呼びましょうか? 中にいるわよ。 [音楽] [音楽] すいません。 あ、 電話はゆいちゃんからだった。別れたご主人が帰ってきていて何するか分からない人だから気をつけるようにって言ってきた。 [音楽] ドキドキしていた。 気をつけろったって どうすりゃいいのか。 僕は本来 平和主義者 [音楽] [音楽] し [音楽] お前か。 に手出してんのはどなたですか? [音楽] どなたです。 う 。ああ。 [音楽] [音楽] H [音楽] だらしね野郎だ。 [音楽] 少しはおい人の尿房ぶんど取りてんならな。そんぐらいの覚悟と違いぐらいもだ。 [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] いるでしょ。じんちゃんいるでしょ。開け て。 ちょっと開けてよ。じゅんちゃん。じん ちゃん。お願い。じんちゃん。 勘弁してくれよ。 や、可愛い。痛すぎて見せたくねえんだよ。 見せてやられたの?あいつにやられたの? じちゃん、お願い。開けて。怪毛見せて。 病院行かなくて大丈夫なのねえ。骨折れてないの?じんちゃんお願い。いじゃあの人今どこいんだ? [音楽] [音楽] どこに行って? あんたのご主人だよ。いい場所教えてくれ。どうする? [音楽] どうもしねえよ。 話しに行くんだ。 話すって俺もう嫌なんだよ。こそこそしてんの嫌なんだよ。 [音楽] あ、 今までずっとそうなんだよ。 [音楽] なことから 年中逃げて [音楽] ガ落しないで 黙って下げて そうやって そうやってずっと生きてきたん そういうやり方も 嫌なんだ。 [音楽] 投げられてもいいから、 もう一度ちゃんと [音楽] 逃げずにあって 話したいんだ。 そんなこと 聞く人じゃないわ。 聞いてくれるまで話すよ。 あの人仲間の家にいるの?またやられるわ。 やられてもいいよ。なんやられても話すよ。分かった。 [音楽] それじゃ私も行く。いいよ。いいよ。 1 人で行きたいんだ。あの人のエルバージョだけ [音楽] 一緒に行く。 [音楽] 鉄砲はまずいよ。 [音楽] いいの?あの人はそういう相手なの?実談入ってるの? [音楽] 入ってる。 ひちゃん 切れる人々 [音楽] 僕たに やっぱり 鉄砲は車に置いとこう。 [音楽] え、 え。 [音楽] [音楽] やべ、やべ、違います。違います。違い ます。ただ俺穏やかに、穏やかに話しに来 ただけです。あの、それにあの、元々俺が 行けなかったんです。あの、ゆいちゃん 結婚してるなんて全然知らないで、本当 です。髪かけて誓います。絶対本当です。 したのはそれからもうだいぶ後でけどそん 時はもうどうしようもなくてやってません 。やってません。本当本当な何もやって ません。あの本当清らかに俺何もやって ませんですからお願いします。お願いし ます。あの改めて改めて俺お願いします。 あ、すいません。忘れてました。 [音楽] 俺 黒板ジというもんです。 逃げも逃げも隠れもいたしません。 31歳独身です。 絶対ゆいちゃんを幸せにします。 [音楽] ゆいちゃん。ゆうちゃんを。ゆうちゃん ください。 俺と俺と結婚させてください。お願いします。 [音楽] この通り。お願いします。お願いします。結婚さしてください。お願いします。お願いします。お願いします。結婚さしてください。お願いします。お願いします。お願いします。結婚さしてください。 [音楽] [音楽] お願いします。 お願いします。 結婚さしてください。 お願いします。お願いします。結婚さしてください。お願いします。お願いします。 [音楽] [音楽] 翌朝起きたらバイヤの前浜から海りの音が消えていた。そして表が来た。 [音楽] 流表は翌日から海を覆い、 ラウスの景色は一変した。 しれ床の山からお次足や大足が獲物を求め て降りてきた。 風向きによって流はあっという間に消え去り、翌朝またシっと港いぱを埋めていたりした。父さんがフラノからやってきたのはそんな [音楽] [音楽] 2月の縛れる夕方だ。 [音楽] [音楽] どうしたんだ?その顔ちょっと転ん [音楽] 久しぶりに見父さんは 前よりかなり吹けたように思えた。 [音楽] できたぜ。 いや、すごい。これはすごいよ。 すごいだろ。あそこに見えるのがあ、しだ。 するとあそことここの間には呼線があるんかい?故郷線となる何かい?この赤い紐かなんかこう貼ってあるんか?体の具合どうなんだ?体調悪いって思ったに聞いたぜ。 [音楽] 別にどっちだね。は可愛いぞ。これが食べちゃぐらいだ。 [音楽] 食べないでよ。初期しは相変わらず連絡してこないよ。 その癖 [音楽] 借金だけはきちんキッチンと返しとる らしい。 お前の方はどうなんだ? 俺のは サボってる。 [音楽] 返してねえんだよ。 [音楽] 全く 割れながら どうしようもないよ。 [音楽] 三沢の爺いさんにこの前あったんだ。 お前の借金の話をしたら、そんなことは 忘れたって笑っとったぞ。 [音楽] じさん、この前倒れてな、 起きられなくて ベッドに寝たっきりだ。 お前に会いたい。 ダめだめとった。 本当にあの人は [音楽] 仏様みたいな人だな。 チキともかく お前 あんだけあったらどうだ? 父さん、 そのことな。 今考えてたんだよ。 このま、このままじゃ行けないって ずっと思ってて なんだかん逃げてた気がしてきたんだ。 いっつも逃げてた。 そんなもんだ。 今までずっと逃げてた だけど 最近思い始めたんだよ。 逃げたって始まんない。 [音楽] 何も変わらない。 [音楽] のに帰ろかって思ってるんだ。 帰って 今度こそ身を固めようかって [音楽] 実はさ、 一緒になりたい人いるんだ。 したその人に会ってほしいんだ。 その人と その人の父親っていう人にいや 、父親って言っても 本当の親じゃなく、 実は その人のご主人の親なんだ。 なんて言うとその人結婚してんだ。実は去年の秋の素上を見に行って偶然旅行政先生にお前の話わかんねえ。 [音楽] [音楽] いや、鮭とその人とどういう関係が? いや、鮭はもういいよ。 1つっていった。 いただけど奥さん まだ正式にはね いかんちろ。そりはいかん。 ちょっとちょっと聞てよ。貫通剤って知ってるか?貫通貫通よ。それ付 3 つよ。ダメ。そ、それ許さの違うのと。父どさ。父さん違うの?違うの?ちょ、ちゃんと聞いて。聞いて。 聞いて。お願 説明するのに1時間かかった。 聞いてちょ。 り子先生のとこであったこと、 コンビニの弁当のこと、戸のこと、 ゆいちゃんの主の現れたこと、 暴力を振われたこと。 あのね、 そこに話し合いに行ったこと。ゆちゃんが領を突きつけたことは省いた。 [音楽] 父さんはやっと理解したみたいだった。 理解したみたいだけど、 父さんは黙っていた。 そして ふと見たら涙を貯めていた。 どうして泣いているのか分からなかった。 相手が人妻だというショックからか。 それとも僕が身を固めると言ったので 嬉しい涙を流していたのか。 とにかくお父さんは 涙を貯めていた。 [音楽] [音楽] 来た、来た、来た、来た、来た、来た。 来た。何が 1つ目じゃないかと。 [音楽] ああ。はい。はい。はい。はい。ただいま。入った。 [音楽] [音楽] ごめんなさい。紹介する。これ親父高村ゆいさん。 [音楽] ゆいです。すいません。朝早くから。な [音楽] のなさ、どうぞ。 [音楽] ああ、あのちゃちゃんちょっとどうした?父さんが昨日から帰らないの? [音楽] 帰らないって? 昨日の朝と同時に行った日昼には帰るって言って出たんだけどじちゃんのお父さ [音楽] が見えるって言ったらできてくわすんだっ てジアンと2人で出かけたの 気な表が気にできたから [音楽] どうしたろ トが帰ってこないんだって トってあの海にいる 後で説明する。どうだ? [音楽] 流ヒは風向きですぐ移動する。昨日いっぱいに入っていたものが朝になると全部消えてたりする。 [音楽] 都道は流だ。流表と共に来る都道。 その船は漁選とは比較にならない小さな船 だ。 給に挟まれた人を押しつ。 天候が悪く時間も良くなかった。 何倍の漁選が相業を休んでの中 の船を探した 会場 不良でべず は夕方にはきできた のは確実となり の そのことが流れ みんなは浜に流木を集め、それに火をつけ て大きな焚き火にした。 にいるその者に港の場所を知らせるためだ 。 遭難があると心の漁村では こういう向かを何日も何日も 延々と炊き続けて帰りをずらしい 8 時過ぎ 中別から先生がテレビのニュースを見て 駆けつけてくれた ゆあ、モ、あんちゃん大丈夫?寒くない? [音楽] 大丈夫です。先生は今から親がどうしたんだ?分かった。え、相手になって分かった。どうなった?まだ見つからない。 さん、分かるか?り子先生だよ。 お久しぶりです。 これもう一度向こう戻るから。 こっちは大丈夫よ。 すいません。 焚き火のところに戻ったら 吹雪は少し収まっていて ゆいちゃんのご主人が たった1人で ポツンと焚き火に竜木をくべていた。 [音楽] さん絶対帰ってきますよ。 [音楽] あの人そんなやな人じゃないっす。 [音楽] 気休めを言うな。 こうじゃみんな 無責任に勝手なこと言いやったら ダメだっていうやつ。 まだ生きてるってやつ。 船にわって助かってるってやつ。冗談じゃ ないっす。 [音楽] [音楽] あの癌は全く やった曲げたぜ。ゆいのやつ本当にぶっ放なすか思った。ビった。とけまで話した。 [音楽] あいつね、負けた。 元々何のかも言える立場じゃねえんだ。俺 が勝手に飛び出したんだから。 でもな。 もうそろぐらしくね。 [音楽] お前に譲る。 [音楽] 幸せにしてやってくれ。 [音楽] すいません。 [音楽] [音楽] 何時だ? 10時15分。 [音楽] [音楽] 寒いだろうな。 [音楽] 親父。 [拍手] [音楽] [拍手] 日がありゃいいが。 [音楽] [拍手] [音楽] また風が動き出した。そうすか。 [音楽] 明日の朝は多分 また流兵が帰ってくる。 [音楽] この焚き火 から見えるんでしょうか? [音楽] 見えると思わなきゃお前。 迎えてる意味がねえだろうが。ちょっと留探してくるわ。 [音楽] [音楽] 俺も一緒に行きましょうか? いや、お前はここで昨日のバしたらご主人の背中は寂しそう [音楽] [音楽] だった。 [音楽] 海は確かにまた少し風が出て、 しかし 海鳴りは聞こえなかった。 [音楽] あれから本当に20年経つんですね。はい 。10年昔と言いますが [音楽] 20年経つと色々あります。 え、色々あって、ま、 当然ですが、 [音楽] あの、 1つお聞きいいですか? 何ですか? 順が は付き合ってるらしい娘さんのことなんですが。 [音楽] ああ、ゆいちゃんね。 はい。 私が紹介したんです。私の教え語でとってもいい子。 [音楽] 1つはだって聞きましたか? 人妻。あ、ていうか元妻ね。 [音楽] 最も席はまだ抜けてないみたいだけど。そう。 [音楽] [音楽] 難しい。 [音楽] [拍手] 男が作られ。 [音楽] 知ってるわ。 [音楽] でもそれとは事情が違うのよ。ゆいちゃんのご主人は女子さえて [音楽] 2 年前に蓄しちゃってるの。実質的にはもう別れてるの。 [音楽] 席がまだ抜けてないと [音楽] くらないことにこだわるんだな。 付き合ってるんだから、それでいいじゃない。それともバ位じゃ行けません? [音楽] いや、飛んでおるないです。 [音楽] 順だって実際が バイクつも [音楽] これまで散々苦労してきた子だから じん君と一緒に苦労していけると思うわ。 [音楽] ありがとうございます。 もったいない 話です。 [音楽] 明け方日のそばで気がついたら港いぱに流が開いていた。 [音楽] どうだ? [音楽] 大丈夫か?どうさ、 [音楽] この人彼女のご指じてや。そうか。 [音楽] [音楽] 海は昨日と一変していた。 好転は収まり 船から太陽が登ろうとしていた。 6時頃ちゃんが朝飯を運んできた。 来てくだか。あ、え、ついさ。 [音楽] すいません。頭まるから召し上がってください。 [音楽] [拍手] [音楽] どうぞ。 あ。 あ、 [拍手] [音楽] [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] 美味しい。 うん。 [音楽] 美味しいです。これ竜は暑いもんなんですか? [拍手] 暑いですよ。 よく船がこうやって出ますですね。 ここらの船は高鉄線ですから手先を流表に 乗り上げて船の重みで割るんです。 乗り上げては爆し。乗り上げては爆し。 [音楽] したの? [音楽] [音楽] [音楽] がたぞ。が 帰ってきたよ。帰ってきた。 [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] ああ [音楽] 。 H だ [音楽] [音楽] [音楽] お バラバラバラや ああ、 よく 殿を打ってきた。 今夜は と鍋だ。 いやあ、 しまれた。 [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [笑い] [音楽] [音楽] みさのちょっと先だ。 3 等お追おったうちの一等でかいのを撃った。 [音楽] 当たったいもの船をするうちにもうブクブクブクブ沈みやる。うわ 1mだ。 怒るな野郎。潜ろうとしやがる。 そこへ入がドンとドン優勝したに早た最後だ。 [音楽] 飛び込んでワイヤ引いてこるで持ってゴさん ゴールさん 届けたよさんってくれの来られたらびっくりされたした。 あんたらのところは投校民族だが心の僕は狩猟民族だ。あ、炎はまだ来ない。 でもでも来い 見えた。見えられしい。聞こえない。ちょっとちょっと待って。もちもち。うん。 [音楽] [音楽] うん。分かった。何こない。 [拍手] にまだ来ない。これです。赤たのばちゃなくなったって。すいません。 [音楽] [音楽] [拍手] お願い気をつけて違う。行って逃げたら来たぞ。 う、黒いの親父なぜ逃げドラボドロボドロ [音楽] 2年ぶりに見るフラノの景色だった。 6号は全く変わっていなかった。 [音楽] ただその中で またフラノから 世話になった人が1人消えた。 おばさん [音楽] 散々お世話になりながら 何もできなくてすいません。 僕がこっちに来た子供の頃から 目立たないけどおばさんはいつも 優しく あったかく 僕らの面倒を見てくれました。 僕はおばさんに 本当に何にも [音楽] [音楽] わざわざ 帰ってきてくれたんかい [音楽] すまんな。結婚式にはお母さん結局出ることができなかったんです。 [音楽] でも写真見てご嬉しそうでっかく居が立ち上がったってな。 [音楽] 見たんですよ、おばさん。わざわざ病院 から。いつ?1週間ぐらい前の夜中ですよ 。電気工事俺がやってたら 本当かい?さんと 向こさんとすめちゃんが3人で 抱えるようにしてそっと夜中に 俺 見ちゃいけないような気がして裏に潜んで じっとしったな。 おばさんの嬉しそうになら声が聞こえてきて [音楽] 最高ね。 最高ねって。 [音楽] こんにちは。田成です。 [音楽] 大変だったな。 事務所にみんないるわ。 [音楽] いいじゃん。 こいや、お前にちょっと待っていいか? あ、そして 話んだ。 私も。 あら、チームつきたの?大してます。 まずあの光電返し、高電返しね。どんなもい あの1 泊のりは多いんですけど。いくらですか? 700円。高いな。うん。 [音楽] 進んでますか?あ、いや、 あれっきり 23日旅に出てたもんで こういうことが 不に起こります 。 それにしてもこちらはあまりにも若すぎた 。 全くです。 私あれから考えました。あなたの文章に何 がかけているのか。 死という実感がかけてるんです。 あなたどっかで自分はいつまでも死なない もんだと そう信じてる。 いや、 だけど あなたもいつかは死にますよ。 死んだ後の世界を想像しなさい。 自分が死んだ後のこの6号、 そこで生きてる 息子さんや 娘さんや、 そして お魔さんたちの遊んでる姿 [音楽] そうすりゃきっと彼らに残したい本当の心の文章がかけますよ。 [音楽] それが正しい遺言というもんです。 [音楽] 私全然知らなかったのよ。 去年の夏水 さんまた元気で 何でもこのうち遊びに来たのよ。 すっこう気に入っちゃって。 この家全部父さん作ったの? [音楽] そうよ。もあっちこちから拾ってきて。あ、これだね。冷蔵庫よ。 [音楽] 本当だ。電気は 水力発電よ。裏の小さな水車作って。 すっごいな。 うん。 ねえ、裏にもう1件立ってるでしょう。 あれできたとこ。はい。おっちゃん。ス ちゃんたち夫婦の新居。 伊勢さんに頼まれてお父さんたちがはい。なん来なかったかい?え?どうしたの? [音楽] いないんだ。 どうした? いや、まだみんな集まって飲んでんのに。 気がついたら中 [音楽] よし。 [音楽] ガちゃん [音楽] な。 せっかく こんなうち立ててもらっとるによ。 [音楽] 見に来たんだ、あいつ。 すごく喜んでた。 ありがとう。 [音楽] ありがとう。 [音楽] [音楽] その晩遅く町へ出て ポタルのアパートに止まることになった。 可愛いな。触ってごらん。外。こんな肌ってたまんないよ。 本当だ。 私たちも昔こんな肌してたのかな? 兄ちゃんも早くお嫁さんもらって子供作。 責任感湧くわよ。通信と来た。 長吉地からは全然手紙ないのか? 全然。 お兄ちゃん本当にい場所知らないの? 知ってたら教えるよ。だけど月の借金はきちんきちんと返してんだって。 [音楽] そう。 そっから居場所つめないのか。振り込み先調べるとか やろうとしたけどダメだった。最初のうちが手紙がいつ来るかってポストが毎日気になったわ。でももう諦めた。 [音楽] どっかにいい人できたのよ。 兄ちゃんみささんに借金返してないん でしょ? 家族の人に言われた。 知ってる?おじいちゃんネタきりになっ てんの。 そのこと。 今回ちゃんとする質問だよ。その覚悟をしてこっち来たんだ。 [音楽] できんのかな? [音楽] こっち帰ってくること考えてんだ。 [音楽] 帰ってくるの?結婚しようと思ってんだ。 [音楽] 冗談でしょ? 木だよ。 誰と? ラウスで知り合った女性だよ。土山にもこないだ紹介した。ゆいって言うんだ。 [音楽] どうやって食べるの?こっち不ケーキで仕事なんてないよ。 [音楽] ゆこばさんのあの耳見て思ったよ。父さん竜にやればなんとか生きられる。 [音楽] お兄ちゃんの考えめちゃくちゃだな。食もないのに結婚するなんて。 結婚もしねえのに。お前子供作ったじゃねえか。それは言えるね。 [音楽] 俺の ずっと 長いこと見てて、 ああいう親父が嫌だやだって ずっと そのことに反発してて だけど 最近俺もんだけど 俺ん中には やっぱりわしの血が嫌をなくかれてて、 それはに 反発することじゃなくで、 むしろ 素敵なことなんじゃないかなって。 [音楽] うまく言えねえな。 [音楽] 分かるよ。 [音楽] 私も最近自分のことそう思うもん。 [音楽] ゆい 。 死んだ後の世界を想像しなさい。 自分が死んだ後のこの6号、 そこで生きてる 息子さんや娘さんや そして お孫さんたちの遊んでる姿。 ウイラがいなくなった後のことを書く。 じゃあ お前はゆいちゃんと結ばれて 勝手にやれ。 こたる。 お前も 勝手にやれ。 い、 お前の成長する姿が見えないのは たまらない。 のことを忘れないでくれ。 [音楽] じじはいつもお前のこ あ、 [音楽] [音楽] いえ牧場 [音楽] の後へ行った。 [音楽] 読者はそのまま放置されており、 見捨てられたまま 昔の通りあった。 懐かしい機会が残されたまま錆びつき、 雪に半分漏れていた。 そうちゃん、 許してください。 [拍手] あの頃、 お兄ちゃんの膨らましてた夢を こんな形で僕は潰しました。 まさかおばさんも あ子さんも 今はフラノりました。 そして僕は [音楽] そうして 僕あ。 [音楽] ごめんください。 [音楽] おじいちゃんご出してすいません。黒板じです。 失礼します。 [音楽] すいません。 あの時おじいちゃんせっかく優しく言って くれたのに月々きの返済を俺さってました 。これからは毎月必ず返します。 今までのことは許してください。 俺もう逃げません。 絶対返します 。 あち [音楽] はい。 [音楽] て 帰ってきたんか。 はい。 よかった。 広 で あんたが フラの 戻れ なんたか いつも 心に病んどった 良かった。 よかった。 すいません。 うわしょ。 こんなと 必が ダメになった。 よかった。 ゴルタも 喜んだろ。 はい。 よいしょ。 いしょ。 て もう でしょ。 とべ、 トんべ、 トべ。はい。 トべ。どうす? トンべ。 あ、正面すか? 飛んべて。あ、あ、どう?あ、トイレ、トイレ行きましょう。あ、す。 はい。あ、あ、しめ。あ、はい。はい。分かりました。えっと、 [音楽] 失礼します。失礼します。失礼します。 はい。ちょっと待ってください。 ちょっと待っ、ちょっと待ってください。 はい。う、う。ああ。 [音楽] あ、大丈夫ですか?これでいいすか? はい。はい。やってください。 [音楽] どうしようもなく暑いもの が僕の心に突き上げていた。 [音楽] かつてこの人はいつも黙々と奥さんと畑で働いていた。その奥さんをなくしてからもこの人は全く変わらなかった。 [音楽] 手を吹きましょうか。 [音楽] あの日牧場を倒産、この人は家族の反対を押し切って [音楽] 1500万の借金のを月々 3 万で許してくれたなのにその行為を僕は裏切っ [音楽] おじいちゃん、 そんなに謝らないでください。謝らなくちゃならないのは僕です。こんなことするくらい毎日でもします。毎日来ます。 [音楽] [音楽] これから毎日来ます。 [音楽] 多分その時僕の中にはっきりノに帰ろうという気が固まったのだと思う。 [音楽] それまで僕は 借金の返済を 金のことだけで考えていた。 だけど 金のことはもちろんとして それ以前に心の 誠意の問題があったんだ。 [音楽] ゆいがそこにいた。 フラノになぜかゆいちゃんが歩いていた。 何を買うでもなくコンビニを出ると ゆいちゃんは通りをスタと歩いた。 僕は黙ってその後をつけた。 ゆいちゃんは店屋を眺めながら歩いたが、 そのしっかりした歩き方にはただ ブラブラと見物するのでなく、 何か目的があるように思えた。 [音楽] へ行き 金者屋入り 病院 そして 市役所へ行った。 市役所へ行った時 僕は理解した。 そうだ。ゆいちゃんはこの町を確かめてる 。 これから住む町を確かめようとしている。 [音楽] ゆちゃんが鎮者へ入っていった時、 僕のその思いは 確信となった。 [音楽] い、抱っこして。おいしょ。おいしょ。 ついたっく。これから [音楽] 10時んとこに行くから 1 人でトイレ行ってきてください。よいしょ。はい。できる。はい。行って。はい。 [音楽] じおじちゃんがね、帰っご飯食べるんだって。 [音楽] [音楽] ホタル 長いことい場所も教えないで悪かった。 岐阜の山奥の工事現場で1度も町へ出ず 働いていた。 こっちの仕事が昨日終わって明日から栃木 の現場に移る。 今まで手紙を書かなかったことを謝る。 俺は 弱い人間で 君らのことを少しでも考えたら 崩れてしまうだろうと怖かったからだ。 君らのことは考えないようにした。だけど しょっちゅ夢に見た。 会は大きくなったんだろうな。 君は1人で怒ってるだろうな。 これからは居場所をはっきりさせる。 下に書いた住所が俺の住むところだ。 今年の休みにもしかしたらさんですか?ゆいちゃんですね。はい。 [音楽] [音楽] 父さん、 [拍手] 父さん、しちゃんから今手紙が来たの。住所、住所ちゃんと書いてきた。住所ちゃんと書いてきた。その夜の会話はよその人にはあんまり喋っても面白くないと思う。乾杯。 [音楽] [音楽] とにかくみんながハッピーでハであり、ゆいちゃんも立ちまちみんなに溶け込み、父さんはデレデルとゆいちゃんの肩き、その中で平然とかは眠っており、 [音楽] [音楽] 結局みんながここで止まることになって ちょっと揉めたのはそのりで [音楽] る時はゆいちゃんとお兄ちゃんが上でいいでしょ。 [音楽] いやいやいやいやいや、それはまずいでしょ。 どうして いいじゃない。一瞬になるんだもね。 そう。 お、お樽とゆいちゃんが上に寝ろよ。そう。 [音楽] うしだよ。 え、ゆいちゃん。え、ゆいちゃんは? 私はどこでもいいです。 おちゃよ。あった。じゅんとホタルが上に寝て [音楽] うん。 ゆいちゃんとおらがっと組み合わせだ。ない。 [音楽] あら、そう。ゆちゃんと一緒で言えてい いいですよ。 おら、俺が許され。 [音楽] よし。終わった。じゃんけん。公平にじゃんけんだ。 だめだ。 結局女が上に寝て 男が下に寝ることになった。こでしょ。 [音楽] 小さな家に注している家族の空気を久しぶりに吸った。 [音楽] しかも 新しい家族までいたんだ。 [音楽] その晩はうんと引い込んでいて、 森の遠くでの音がした。 夜中にまた霊能。 あの夢を見た [音楽] [音楽] 幸せや。 幸せなり 野郎。幸せなり。え?幸せ。 目を覚ましたらホタルが立っていた。寝てる。 [音楽] いや、どうしたろ?父さん。 [音楽] 私ね、 しちゃんとこに行こうと思うの。 そうするべきだって 私思うの。 [拍手] そうしなよ。 俺もそう思う。 [音楽] どう思う? 父さん [音楽] 行くべきざっとだ 。 どうすんだ?もちろん連れてくわ。行けない。行けなかな。 [音楽] 海行くのか。 [音楽] 買いも 一緒に 連れてちまうのか。 [音楽] 翌朝 ラウスの戸からという凄まじい量の解散物 が届いた。 透けそうな箱の1番上にゆいちゃんの正式 な離婚照明が ガムテープでぺったり貼り付けられていた 。 3月25日 ホタルが立った。 [音楽] 初期くれぐれもよろしく行ってくれ。 うん。 2 人すぐまた帰ってくんでしょ。このまま帰らないつもりじゃないんでしょ。お兄ちゃん。 [音楽] ゆいちゃん、父さん、よろしくね。 [音楽] あ、正気中頼む。 [音楽] [音楽] あれ? [音楽] 夕マので車内に忘ないようおりください。 [音楽] ラも [拍手] [音楽] [音楽] 3番乗り場から 旭行きの普通列車間もなく発車いたします。 [音楽] 3番乗り場から16時58 分発行きの普通列車間もなく発車です。 かっくじにバイバイはくじ人じにバイバイは もういいかい?もういいかい?もういいかい [音楽] まあ、まだよ。 もうあ、おいよ。 [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] い。 [音楽] さ、お客さん危ないって待ちなさい。 [音楽] お客さん危ないでしょ。お客さんはい。お待ちなさい。ほら待って。 こらさ [音楽] 恥ずかしいぐらい父さんは泣きなさい。 [音楽] 恥ずかしい父さんは走った。 父さんで [音楽] でも僕はその父さに感動していた。 [音楽] 父さん、あなたは素敵です。 [音楽] あなたのそういう認を [音楽] 昔の僕なら別したでしょう。 [音楽] でも今僕は素敵だと思います。人の目も何も一切気にせず。 [音楽] [拍手] ただひ向きに家族を愛すること思えば父さんのそういう生き方が僕やホタルをここまで育ててくれたんだと思います。 [音楽] そのことに 僕らは今頃ようやく 少しだけ気づき始めてるんです。 父さ、 [音楽] あなたは 素敵です。 [音楽] [音楽] それから僕らはゆさんに石の家で新しく暮らしを始めた。僕は父さんを手伝いながら沢のおじいちゃんのところへ通っている。 [音楽] 父さんは今年も焼いている。 [音楽] [音楽] ユい じる [音楽] 俺には お前らに残してやるものが何もない。 でも お前らには うまく言えんが、 残すべきものは もう残した気がする。 金や品者は何も残せんが、 残すべきものは 伝えた気がする。 よきちやゆいちゃんには お前らから伝えてくれ。 俺が死んだ後の6号はどんだか きっと何にも変わらんのだろうな。 いつものように春 雪が溶け 夏花が咲いて 畑に人が照れ いつものように白井の親方が夜遅くまで トラクターを動かし いつものように デメンさんが働く。 きっと以前と同じなんだろう。 大半の黄色の向こうに ゆこばさんやすめえちゃんの家があって、 もしも お前らがその周辺に 拾ってきた家を立ててくれると嬉しい。 拾ってきた町が 本当にできる。 朝のクを敷き詰めた広場で カや孫たちがんでたら 嬉しい。 金なんか望むな。 幸せだけを見ろ。 ここには何もないが自然だけはある。 自然は お前らを死なない程度には 十分毎年食してくれる。 自然から頂戴しろ。 そして謙虚に 包ましく 生きろ。 それが どうなの? お前らえな 。 [音楽] [音楽] これが俺たちの罪かよ。 [音楽] 本当に空飛んでたんだも 父さんを見たんだよ。もう ちゃんとトロを見たんだ。 神フの自衛隊のヘリコプターじゃないかい。グザグにこんな風に飛んでたもんね。 も違ったしな。 たけた。 [音楽] じゃあいた赤乳バター先 [音楽] あ、本当だ。り子先生だ。これ よし。 悪いな。 [音楽] [拍手] [音楽] う [音楽] ちゃんの噂をしているから。分かったから。 [音楽] [音楽] 分かったからやめてね。分かったから。ラ [音楽] 父さ。寝ちゃだめだよ。 寝てるもんか。 やたよ。ちがある。手が出て早くしまえしまえ。 [音楽] ラララララララララララララ [音楽] [音楽] いつでもに帰ってくんだぞ。 [音楽] [音楽] 乾 [音楽] お前笑えよ。もう全よ。 [音楽] [音楽] [音楽] เ [音楽] ສ [音楽] [拍手] เฮ [音楽]
「日本映画フル」北の国から’2002遺言
