舘ひろし主演、藤井道人監督、映画『港のひかり』ショートPV(知らない背中編)【2025年11月14日公開】
 
 これから先は好きに生きろ。ヤの時代は終わる。 その正義官が原因で親父から追い出されたんだから皮肉なもんだよな。 また俺の前でしべもらすか。 親ぶに向かって何言ってんだこら。おい。 ねえ、おじさんはそんな人じゃないよね。答えておじさん。 強さってのはな、誰かのために生きられるかってことだ。 かっこつけてたってな。結局あんた誰のことも助けられてねえんだよ。 野郎が俺の兄貴はなさんだけだよ。 行くな。お前が死んでは何にも変わらねえぞ。す、また誰かのためか。 [音楽]
 
 昨年に公開され数々の映画賞を総なめにした映画『正体』にて、第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督とキャメラマン・木村大作が初タッグを組み、北陸の港町を舞台にした完全オリジナル脚本で描く、映画『港のひかり』が11月14日(金)より全国の劇場にて公開される。
主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。歌舞伎界の新星として注目を集める尾上眞秀が盲目の少年・幸太を、成長した青年・幸太を人気と実力を兼ね備えた眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。おじさんと幸太との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動エンタメ大作だ。
この度公開されたのは、ショートPV「知らない背中編」で映し出されるのは、任侠の過去を捨て、常に誰かのために生きてきた三浦という男の生き様。裏社会から足を洗いカタギの世界で生きる三浦に対し、「その正義感が原因で親父から追い出されたんだから、皮肉なもんだよな」と吐き捨てる河村組の組長・石崎(椎名桔平)。石崎と対峙する姿や一人佇む姿からは三浦の心の奥に潜む孤独を感じさせるが、先代の組長・河村(宇崎竜童)の言葉を胸に愚直に生き抜こうとする三浦の姿が印象的だ。
監督・脚本:藤井道人
 企画:河村光庸
 撮影:木村大作
 美術:原田満生
 音楽:岩代太郎
 出演:舘ひろし 眞栄田郷敦 尾上眞秀 黒島結菜 斎藤工 ピエール瀧 一ノ瀬ワタル MEGUMI 赤堀雅秋 市村正親 宇崎竜童 笹野高史 椎名桔平
 配給:東映 スターサンズ
 (C)2025「港のひかり」製作委員会
 