コロナワクチンを打ってもなぜ感染?免疫刷り込み現象とは?

靴オアカデミアへようこそ。さて、今日の テーマはですね、きっと皆さんもなんで だろうって1度は感じたことがあるはずの あの、もかしい疑問です。そう、なぜ 私たちは何度もコロナにかかってしまうの か、この大きな謎に一緒に迫っていきたい と思います。いやあ、もうね、ワクチンも 打ちました。ブースターも摂取しました。 なんなら前にかかったことだってあるなの にまた感染してしまう。なんだかまるで ルールがどんどん変わっていく終わらない ゲームみたいで正直混乱しちゃいますよね 。そう、まさにこの疑問なんですよ。特に オミクロン株が出てきてから多くの人が あれだけ対策したのになんでっていう経験 をしたんじゃないでしょうか。一体私たち の体の中では何が起こっているのか。その 答えをこれから解き明かしていきましょう 。さあ、いよいよこの謎の確信に迫って いきますよ。この問題を解く鍵は実は 私たちの誰もが経験するある出来事に とってもよく似ているんです。それこそが 免疫システムの初恋いです。これどういう ことかって言うとですね、私たちの免疫 システムっていうのは初めて出会った ウイルスのことをものすごく強烈に記憶 するんです。その最初のインパクトが あまりにも強すぎてその後に出会う ちょっとだけ姿を変えたウイルスへの対応 までずっと左右し続けてしまうね。なんだ か甘酸っぱくて忘れられないあの初恋い みたいだと思いませんか?この現象専門的 には免疫すり込みって呼ばれています。で 、これ驚くことにコロナで初めて見つかっ た話じゃないんですよ。なんと1940年 代あの有名なポリオワクチンのジョナス ソークたちがインフルエンザで特区の昔に 発見していた現象なんです。歴史があるん ですね。じゃあこの張り込みっていう、ま 、いわば初恋いの記憶が私たちの体の中で 具体的にどんな風に働いているのか、その メカニズムをちょっと除いてみることにし ましょう。この4つのステップが全ての鍵 を握っています。まずステップ1最初の 出会い。ここでオリジナルウイルスを覚え た記憶B細胞っていうま、専門の兵士が 作られます。次にステップ2。オミクロン のようなちょっとだけ顔付きが違う新しい 敵が現れるとどうなるか。ステップ3記憶 の指導です。体はゼロから新しい兵士を 育てるんじゃなくて、あの最初の戦いを 経験したベテラン兵士、つまり古い記憶B 細胞を叩き起こすんです。その結果が ステップ4反応はめちゃくちゃ早い。でも 作られる武器は昔の敵に合わせたものなの で新しい敵には100%は効かない。 まあまあのレベルになっちゃうわけです。 つまり私たちの免疫は正確さよりも スピードを優先するっていう戦略を取っ てるんですね。しかもこのすり込みって コロナだけの特別な話じゃないんです。 この表にあるインフルエンザウイルスでも 全く同じことがもう70年以上も前から 知られてるんですね。どちらも姿を コロコロ変えやすいRNAウイルス。人類 にとっては本当に長年のそして毛けごい ライバルってわけです。さてここまで聞く と皆さんこう思いませんか?え、じゃあ 免疫すり込みって体の設計ミスなんじゃ ないのって。 ところがここからが話の面白いところなん です。科学者たちは今これを血管どころか むちろ私たちのスーパーパワーなんじゃ ないかと考えているんです。まさに鹿子 大学の進化生物学者KTゴスティック博士 のこの言葉がその確信をついています。 ちょっと考えてみてください。全くの 無防美。丸越の状態で未知の敵と戦うのと ちょっとは古いかもしれないけど武器と鎧 を持っているのとではどっちが有利か答え は明らかですよね。この少しでも記憶があ るっていうことがもう精死を分けるほどの 大きな違いを生むんです。つまりここには はっきりとしたトレードオフがあるわけ です。このスライドにある通り連れ込みの 最大の利点つまりスーパーパワーは重症化 したりなくなったりするのを徹底的に防ぐ その電光切のスピードです。一方で欠点は 感染そのものを防ぐのはちょっと苦手で 新しいワクチンの効果を少しだけ鈍らせて しまうかもしれないということでも多くの 人が感染はしたとしても大事に至らなかっ たのは間違いなくこの初恋いの記憶の おかげなんですね。じゃあ科学はこの賢い けどちょっと頑固な振り込みとこれから どう付き合っていこうとしているん でしょうか。未来のワクチン戦略を ちょっと見ていきましょう。今科学者たち はこの張り込みの限界を超えるために すごくエキサイティングな挑戦をしてい ます。まず1つ目は警備ワクチン。これは ウイルスの入り心である鼻とか喉にいわば 門番を配置するような戦略です。そして2 つ目はアジバントの活用。これは免疫 システムのコーチみたいなものでワクチン と一緒に入れることでおい、もっと広く もっと強く反応しろよってより質の高い 免疫反応を引き出すんです。そして究極の 目標がパンコロナウイルスワクチン。これ はウイルスの変異知らすい部分じゃなくて 、どんなコロナウイルスにも共通する弱点 を狙うまさに必殺技の開発ですね。どれも 私たちの免疫をさらに貸国するための挑戦 なんです。考えてみれば私たちの免疫シス テムって何億年もの進化を経て手に入れた 驚くほど賢いサバイバル戦略なんですよね 。完璧じゃないかもしれないけど、いつで も私たちのために最善を尽くしてくれて いる。科学の役割はその偉大なシステムを 深く理解してそのポテンシャルを最大限に 引き出す手助けをすることです。この探球 の先にどんな未来が待っているのか本当に 楽しみですよね。靴オアカデミアにいいね とチャンネル登録をよろしくお願いいたし ます。

元の論文
Immune imprinting and next-generation coronavirus vaccines

Citation
Nat Microbiol. 2023;8:1971–1985.

要約
本総説は、SARS-CoV-2に対する免疫「インプリンティング(original antigenic sin)」が、ワクチン効果や免疫記憶にどのように影響するかを包括的に論じている。初回感染やワクチン接種によって形成された抗体記憶が、後続の異なる株に対する応答を偏らせ、変異株への免疫幅を制限することが報告されている。特にオミクロン株に対する中和抗体応答は、初期株(Wuhan-Hu-1)に強く誘導される傾向がある。将来のワクチン設計では、抗原設計・接種順序・粘膜免疫誘導を考慮し、インプリンティングの影響を克服することが重要とされる。ナノ粒子ワクチンやモザイク抗原など、多価・広域的免疫を誘導する新世代ワクチンが有望と結論づけている。

元の論文
How COVID imprints the immune system

Citation
Nature. 2023;613:428–430.

要約
本稿は「免疫インプリンティング」がCOVID-19の免疫応答に及ぼす影響を、一般読者向けに解説したものである。初感染時に形成された免疫記憶が、その後の感染やワクチン接種による抗体反応を支配し、新たな変異株に対する応答を限定する現象を説明している。オミクロン感染後も初期株やアルファ株への抗体が優勢で、オミクロン特異的抗体は限定的であることが示された。ただし、免疫成熟(affinity maturation)や新規B細胞応答により部分的に克服できる可能性もある。ワクチン開発では、鼻腔内ワクチンやアジュバントの活用による広範な免疫誘導、さらにパンコロナウイルスワクチンが将来的方向性とされている。