【金価格高騰の真相 地政学リスクとドル離れの先にある秩序|エミン ユルマズ氏】普遍的価値としての金/SWIFT制裁/ブリックスの戦略備蓄/SCOで進む“脱・米”と新興国の結束【金曜日のゴールド】

この番組はステイトストリート インベストメントマネジメントの提供でお 送りします。 こんにちは。 も始まりました。金曜日のゴールド キャスターの佐藤です。近年安全資産とし て注目が集まる金ゴールドへの投資に スポットを当てまして様々な視点からその 戦略的な価値を探ります。ゲストをご紹介 します。エコノミストのエミーマずさん です。エミーさんよろしくお願いします。 よろしくお願いします。 じゃ、まずは金科学年所から、ま、最高値更新し続けていますけれども、ズバりこの状況どうご覧になっていますか? いや、これがね、面白いのは今までの、ま、例えばね、いろんな、ま、例えば日本株が上がってたら今までドル建てでどうなってるのかって見る、チェックする癖があったんです、私は。はい。 ま、確かに今日本株は例えば 30% 上がってるけどでもそれってドル建てで見ると日経平均と本当は例えば 20%しか上がってないとか あ、意外ともうちょっと上がってるとかってなったんだけど もうこういう状況になるとももはやドルとか円とかじゃなくてゴールド建てで株を見た方がいいかもしれ もう指標も変わるぐらいの そうなんですよね。そうするとねゴールド立て見るとね株とか上がってないんですよ。だから そうなんですね。だってゴールドが50% 上がってるから年初来で 50%ってすごいですよね。 すごいですよ。だからそれだけの多分大きな ことが出来事が今起きている という、そういう年なんですよ。 その要因なども今日は詳しく伺ってまいりたいと思います。 うん。 では金曜日のゴールド今回のテーマはこちらです。知性学リスクから見たゴールドの行方ということで よくあの裕の金という風に言われます。 強いというに言われていますの価格の高等にはこの知性額リスクどういう風に影響しているんでしょうか? ま、性額リスクになんで強いのかって言うと、ま、金っていうのは要はあの例えば現金とかに比べるとまず持ち運びが楽なんですね。 うん。だ、例えばね、1 億の現金って持ったことあります? ないです。 ま、それあの私も持ったことあるって言ったらえみさんが 1 億貯めてなんか持ってんのかって勘違いされるんだけど、これ、 これはね、実はね、あの、えっと、オの日銀の、ま、あの、えっと、施設があるんです。元日銀視点ですね。樽の行くとそこで 1 億体験できるんですよ。こう持てるんですね。こういう あの、重さを。へえ、 めちゃくちゃでかいんですよ。これぐらいあります。 1億で。でもさ、今で 1億持ったらさ、5枚、5 枚だけじゃん。こういう1kgの棒を5 枚持ってば持って運べるでしょ。 そうですね。1kg、2000 万円ぐらいですもんね。 だから、あの、まず持ち運びが、昔からね、楽っていうのと、ま、知性格ってそういうことなんで、もう 1 つは要は金融システムが動かなくなった、通貨が通じなくなった、価値がなくなった時代においても金っていうのはどこに行っても、どの国に行っても認識されて、要は価値があるものとして他のサービスとかあのグッズと交換できるじゃないですか。その意味で極めてユニークな特徴なんですよ。 だからその感覚で言うと、ま、極めてアナログじゃないですか。 あはにと要じゃないですが必要ないですといわゆる他のリスク資産ま金もね一応リスク資産ではあるんです。あの 100% あの安全ではないの価格が動いてるからね。だけどこういう例えばいいろんなもの暗号資産からスタートしてなんかあのまえっと うん。 ジャンク祭だの、えっと、えっと、株式だの、なんだの不動産だのっていう比べた時には 1番だから安全性が高い リスキ資産となるんですよね。 うん。確かに通貨ですとね、 上がったり下がったりがありますけど、金っていうともう現物があるわけですもんね。 そう、そう、そうなんですよ。 現物があって、しかもそれってもう何千年の私たちの歴史の中でずっと要は通貨として使われてきた価値のあるものとして使われてきているんで どこに行ってもどの国に行ってもどの文明に行ってもそれが価値があるものとして認識されるっていう意味では金に変わるものってないんですよ。 ああ、そういう意味では、ま、勾配力が落ちないっていう風に そうですね。 言えそうですね。 そうなんですよ。 まさにそれが、ま、例えばね、あの今年上半期の首都権のあの新築マンションの平均価格って 9000万なんだって。 はい。 これをね、代金、この代金ゴールドで払うといくらぐらいかかると思います?さ、えっと 1kgが2000万ですから、ま、 4kgから5kgぐらいで、 そうですよね。ま、大体今そう、 2 万なんで、ま、ちょ上がってるけど、ま、ざっと 5kmだとしましょう。うん。 はい。で、そうしたらね、で、5kg で要は、ま、のべ棒、1kg ののべ棒、金のべ棒 5 枚で、ま、首権の新築マンションが買えると。で、これがね、あの、 10年後も20年後も30 年後もこれはね、僕はね、断言できる同じ 5枚であの、その、 え、マンションが買えると思う。 金なら変える。 そう。金なら帰える。ま、帰えるのは変える。あの、むしろお釣りが帰ってくるかもしんない場合によっては。 あ、 そうで実際それが起きたんです。 これは今、あの、例え話じゃなくて 5年前のね、 例えば首都県のマンション はい。 とで当時の金っていうのは 11k 5g だった時代ごめんなさい。えっと、いわゆる 1kg500万だった時代から考えると 10kmぐらいで5000 万で買えるマンションっていうのは今ま大体 1.55億ぐらいになってるんですよ。 1.2億1.5億ぐらいでも1kgって2 億になっちゃった。10kmって2 億になっちゃったじゃない。そうするとさ、実はさ、金でね、数 3万円 はい。 お釣りが帰ってくる。 確かにそう考えるとすごい資産ですね。 すごい。だ、それを現金で持ってたらさ、 5000万、5000 万じゃん。変わらずでしょ。 でも5000万の家が1億5000 万になっちゃったんですよ。 現金だったら買えないですけれども。 そう、買えないです。だ、これがだからわゆる金がいかにあの価値を保存するということなんですよ。 でも今起きてるのはただね特別市場環境だと思ってください。通常であればここまで他のリスク資産を金がアウトパフォはないんで、ちょっとやっぱり意味で知性額リスクだったりとか、ま、あとはその、 え、ま、脱ドルかの流れもあって、ちょっとこう金にとっては異常に強い という、そういう時代に入ったと。もちろん価値の保存昔からそうなんだけど、 100% そのなんて言うの全ていついつでも株とかよりも上がるっていうのはあんまりないんで。 これはちょっと面白い、え、その局面だと思います。 うん。今の知性学リスクから言いますと、 やはり咲たるものは戦争ですよね。 うん。そうですよね。うん。 ま、え、ウクライナー進行が始まってもう 4 年以上が経ちますけれどもこの金の後等っていうのはやっぱりウクライナ進行がきっかけにはなっているんですか? そうですね。ま、1つのきっかけだと思う 。ま、というのは多分、あの、ウクライナ 戦争が始まる前からあの、ま、ブリックス 諸国を中心に中央銀行っていうのは結構 いわゆる戦略備蓄っていうか、中央銀行の 備蓄として金を集めてたんです。 買ってたんだけど、ウクライナ戦争で何が起きたかっていうと、まずそのうん、 え、アメリカがいわゆるその、え、自分らで運用している、ま、スイフトっていうこれ国際決済システムがあるんですけどとベドルをつまり国際金融システムを 無気にしたんですね。要は制裁対象として使ったんです。 そうするとロシアは要はそのロシアの銀行っていうのに水から追い出されてでロシアの海外資産が凍結されたと。 で、それを見た他のブリックス諸国っていうのはちょっと待ってと。 これは私たちもいずれアメリカと対立した時にはこうなるかもしんないんで、これはやっぱり例えば米災とかベイドル建ての資産で持つのは危険だっていう風になっちゃったんですね。そうするとやっぱり各国っていうのは 1番安全性の高い 価値が保証されているものは何かって言ったらやっぱ金なんですよね。で、金をあの中央銀行っていうのは大量に買い出したっていうのがあります。 なるほど。 うん。 そういった今お話にあったアメリカれ、そしてドル離れ というのが進んでいる中ですけれども、え、直近ですね、 8月末に中国の上海で、え、 SCO 上海協力機構首脳会議が開かれました。 え、これは中国、ロシアが主導して 20 カ国を超える新国が協力する枠組ということなんですけれども、これもそういった流れを受けた動きになるんでしょうか? そうですね。 だから、ま、結局今見てみると、ま、このトランプさんが就任してからはまだ 1 年経っていないんですけど、でもやっぱりあのトランプ外交のあの影響っていうのは出ていて、例えばアメリカとインドの関係が悪化しているし、アメリカとカナダとかメキシコの関係が悪化しているし、アメリカと EU の関係が悪化しているし、やっぱりそういう意味ではその、ま、進国、リクス諸国はもちろんのことヨーロッパ EU諸国 からも結構そのアメリカトランプ政権に対する不満が今溜まってるんですよね。で、そうするとやっぱりなんかこう米国中心のシステムから何かしらのこう あの脱的な動きっていうの起きてるし完璧に脱じゃなくてもやっぱりアメリカへね存度を下げようっていうそういうような今流れが起きてますね実際ね。 だって、あ、これは私も想定外だったんですけど、ものすごく今あのトランプさんって、ま、ブラジルは理解できるんですけど、インドに 50%、な んでこんなにい、最近までインドとめちゃくちゃ仲良かったのにアメリカが インド関係が悪化してるっていう。これも読めないですよ。こういう知、これこそだから多分金が買われてる理由。トランプ政権が読めないです。 なるほど。 もうドル離れというよりトランプ離れともうありますね。だからだって何をやるのかわからないけどでも今回の違いってね 1 期目の時ってみんなぐれだと思ってたんです。トランプさんの当選をね、もう多分もう 2 度と来ないだろうと。そしたらねもっとあの復活し強く復活してきたんでそうなるとこれトランプ主義っていうのはアメリカからそう簡単にらないんですよ。 はい。 トランプさんがいなくなってもその流れは続くと。 分かりました。え、ここまで地性学リスク とゴールドの関係を中心にエミさんに伺い ました。ここからはゴールドにまつわる 様々な情報をご紹介します。今回は ゴールド基礎講座の1回目。担当は大橋 ひ子さんです。 金の投資にまつわる基本の木をおさいする ゴールド基礎講座。え、今回はゴールドの 気象性をテーマに私、大橋子がお伝えし ます。ゴールドが価値を持つ理由の1つに 埋蔵が限られている気象性が上げられます 。ゴールドの年間の生産量はおよそ 3500tから3700tで安定的に推移 しています。え、優史以来人類が採掘して きたゴールドの送量はおよそ21.6万 t、よく競技用プールの4.5杯分という 風に例えられますね。え、そして地中に 残っている埋蔵今5万4000t程度と いう風に言われています。ところで皆さん はピークゴールド説というのをご存知 でしょうか?え、近年新しい均衡脈が発見 されていないということから毎年3500 から3700tずつ生産を続けていると 現在の金鉱山およそ20年らずで枯渇して しまうのではないかという懸念があると いうことなんですね。え、でも安心して ください。え、先ほどご紹介しました ゴールドの埋蔵5万4000tよりも実際 は多いとされているんです。え、そこには ゴールドの生産コストが関係しています。 え、現在金鉱山の、え、金鉱石の質の低下 、それからインフレなどの要因でゴールド の生産コストは上昇続けています。24年 末で1ドロ4あたり1399ドル 前後とこれは過去最高を更新しています。 え、ただしゴールドの価格も現在 4000ドルということで大きく上昇して おり、生産コストよりも大きく上昇してい ますよね。え、先ほどの5万4000tと いう埋蔵量は10ぐらいの生産コストでは 採掘可能な量。生産コストで採掘可能な量 ということで、え、ゴールドの、え、価格 が上がってくればこれまで再散が合わない として無視されてきた金衡も再散が合うと いうことで生産できるということで埋蔵量 の方に加算されていくということで埋蔵量 が増えていく可能性があるということです 。え、ちなみに海の中にもゴールドは眠っ ています。え、海水の中には1tあたり 0.005 ppmという濃度のゴールドが溶け出して いて、え、その送料はなんと50億tとさ れています。え、ただしこの海水から金を 抽出する確率的な技術というのが今ないと いうことで、え、いくらゴールド価格が 上がったとはいえこの50億tが地上に出 てくるということはなさそうです。以上、 ゴールド基礎講座でした。 はい、ゴールドの基礎コーダーお届けいたしました。え、金曜日のゴールド、今週はこの辺りで失礼します。エミーさん、ありがとうございました。 ありございました。 また来週です。 この番組はステストリートインベストメントマネジメントの提供でお送りしました。

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「金曜日のゴールド」(毎週金曜12時05分放送)
【提供:ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント】
※本動画はPR・プロモーションを含みます

【画面に表示されている株価や指数等の数値は2025年月10月10日収録時点のものです】

✨世界経済の不透明感が高まる中、安全資産としての「金(ゴールド)」が改めて注目を集めています。
日経CNBCの投資家サーベイでも、日本株に次ぐ人気投資先として「ゴールド」が浮上。
『金曜日のゴールド』では、金投資の基礎知識から価格動向、経済・地政学リスクまで、投資家にとっての戦略的価値を探ります✨

〈テーマ〉
「地政学リスクから見たゴールドの行方」

〈ゲスト〉
解説:エコノミスト エミン ユルマズ氏
進行:佐藤 美樹

〈目次〉
【ゲストトーク】エミン ユルマズ氏
01:58 テーマ:「地政学リスクから見たゴールドの行方」
02:18 金価格の高騰には地政学はどう影響している?
・現金に比べると持ち運びやすい
・金融システムが崩壊しても「金」は普遍的な価値を保ち続ける
→ 購買力が落ちない
07:16 「金」高騰の要因とは?
・ウクライナ侵攻が一因
→ ブリックス諸国を中心に中央銀行が金を備蓄
・ロシアへの制裁対象に米SWIFT(国際決済システム)を利用
→ 「米ドルを持つのは危険」という認識が広まり、価値が保証される「金」に注目
08:46 米離れ・ドル離れの影響
・8月末、SCO(上海協力機構)首脳会議が開催
→ 20か国超の新興国が結集し、多極的な国際秩序づくりへ
・ブリックス諸国をはじめ、EU諸国からもトランプ政権への不満
→ 米国中心のシステムから脱アメリカの動きが加速

【ゴールド基礎講座】
11:17 ゴールドの希少性
11:34 希少性の高い資源
・地上在庫の総量(2024年)
→ 公式競技用プール約4.5杯分
・確認されている埋蔵量
→ 公式競技用プール約1.1杯分
12:38 ゴールドの生産コスト
生産コストは上昇を続けている
金価格 > 生産コスト
→ 採掘が進むほどコスト増、価格高騰の背景に

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