【超解説】実写映画 秒速5センチメートルがもっと感動する動画!
実はこの描き方というのは実写版 オリジナルのものではないんですね。実写 映画版を見た後、アニメ版を見直して、え 、さらに深海さんが書かれた小説漫画版を 見た後、6回も心にずきと泣いている ミスノさんがこう電車に乗れないっていう 描写がありましたよね。バンボ部チキンの 銀河鉄道という曲です。かなりこの作品に おいて聞いているんじゃないかなと。何も の意味が含まれているように。お疲れ様 です。今回は実写版秒速5cm深掘り超 解説やっていきます。ついに公開された 今作アニメ版を救いつつ新たな側面を見せ てくれました。この映画を自分なりの解釈 でさらに深掘りしてもっと楽しもうという 動画になっております。ネタバレありの 動画になっておりますのでお気をつけ ください。このチャンネルは好きな作品が もっと好きになるチャンネルです。 チャンネル登録、ほ、コメントお待ちして おります。それでは早速参りましょう。 まずは今作はどのようにして生まれたのか サクっとこれまでの背景から簡単にお伝え していきます。ただこの制作背景が今作の 根換にあると思います。アニメ版の監督で ある深海誠は建設会社の息子さんとして 生まれましたですが、未来ある後継の道を 立ち、ゲーム会社へと就職します。そこで 映像やパッケージなど絵の仕事について いきます。その後は2000年に彼女と 彼女の猫という作品を発表します。第12 回CGアニメコンテストでグランプリを 獲得。今作に登場してくる猫の名前がミ です。この時は午前3時頃まで自分で自主 政策をした後、6時に気象して会社業務を するというかなりのハードワーク。あまり に忙しく新作政策は進まない中で今でも 付き合いがあるコミックスウェブフィルム がマネジメントを名乗ります。生活費条件 に会社を代謝した後は2002年には星の 声。この作品は宇宙と地球でどんどんと 離れ離れになり連絡が途えていく高校生。 これをほぼ1人で作ったと話題になって いきます。その後は2004年に雲の 向こう約束の場所を公開。南北で分断され た核空の日本という国の運命が描かれて いきます。その運命に眠ったままの初恋い の少女さりが関わっていくというお話です 。主人公の声に死者版にも登場している 吉岡秀さんが声を担当しております。大切 な四春期という象徴。それを失っても生き ていかなきゃいけない。おにならなきゃ いけない。辛い毎日の中でどこかへ行か なきゃいけない。そういった自分が感じて いた気持ちをこれまで描いてきました。 それを改めて短編にした作品が秒速5cm です。宇宙ロケットという巨大なトークへ 行くものと小さな初恋いというこの極端な 2つを退避として自分を見ていないことに 気づいてしまうだけれどもそんな切ない 思いも美しい風景に取り込むことであなた もその一部なんだよとエールを送るような 作品として作られたのが2007年秒速 5cmです。アニメ版の方は63分と実写 版よりも半分ぐらいの尺になっております 。この作品からさらに高い評価を受けて、 え、その後の道へ進み、現在は大ヒット 作品を連発しております。天気の子には 実写版にも出てきた森奈良さんだったり、 スズメの取り締まりでは松村北斗さんも 声優として参加しております。実は時折り 秒速5cmの実写版の話は来ていたそう です。ただ自分としても難しいだろうと 南色を示していたところ、この実写版の 玉いプロデューサーを中心にCMだったり ミュージックビデオなどの映像 ディレクターを務めていた奥山監督と 2020年ヤングシナリオ対象を受賞した 、え、鈴木さんという若手を証集してこの 実写版が制作されたという背景になって おります。ではこっからはアニメ版と実写 版の比較をお話ししていきましょう。 やはり1番大きいのは構成による順番の 変化ですね。アニメ版の方は大花賞 コスモナウト秒速5cmという自系列順番 に飛び飛びながらも進んでいく構成となっ ております。ただ実写版ではこの2009 年の高書きから1991年過去を振り返る ような内容になっております。特にアニメ 版ではかなり短い秒速5cm1番最後の3 部のパートを自社版では長めに描くように なってます。それにより社会人の時の パートナー、ウのリサとの関係性であっ たり会社の人との距離感といったものも 描かれていきます。さらに大きな自社版 ならであの改変ポイントとしては大人に なった高きと明りがギリギリまですれ違い そうになっていく。そうすることで ひょっとしたら実写版ではこの2人が 出会っちゃうのかもという緊迫感や ドキドキ感を生むことに成功しております 。今の高き、2009年の高きがいかに 苦しんでいるかを見せた後に、え、その 痛みとなった原因となる今作でも最も感情 を揺さぶられるエモーショナルな切ない 2人の別れのシーンを終盤に持っていく ことで観客の心に改めてずと響いていき ます。アニメ版の方だと自系列に進んで いるので1番最初にこう感情が大きく動く 幼少期の別れがあった後の方を全く向いて いない高きとの別れがあり、最終的に大人 になったことであれ明かりとすれ違いそう で出会う会うのかああはないと言った山崎 正義さんの曲にある言えなかったという 好きという言葉が報われないまま明り側の 気持ちも少ししか分からないということで なかなかうまく深海さんが目指した思いが 伝わらず当時の観客の心の傷になったと いうことは実際にあると思います。実写版 は恋の傷からちゃんとそれでも進んできた というのが伝わるようになっていますし、 え、さらに明り側の物語も描くことで高き のあの恋は彼女の西場に慣れているという ことを観客は知ることができます。囚われ てきた後悔からゆっくり生きる人の支に なり観客に寄り伝わる構成に自社版は変化 していました。実はこの描き方というのは 実写版オリジナルのものではないんですね 。というのもこのアニメ映画が公開された 後、ひたすら悲しいショックで席を立て なかったなど、多くの人の声、感想を見て いた深海さんは元々は報われなかった人で もこういう物語を求めているんじゃないか 。励まそうという気持ちで作ったものの逆 に見た人を落ち込ませてしまったという ことでこの秒速5cm自分が書いたアニメ 映画を保管するために初めて自分自身で 小説を書いたのがこの小説版秒速5cm です。実写版はこれからも物語を引用した と明言されております。え、さらにですね 、ここだけでは終わらないんですね。この 実写版もう1つの秒速5cmワンマサイド という本があるんですが、これもプロット 協力として実写版の方にクレジットされて おります。ではこの文字として表現された 秒速5cmがどのような影響を与えてある のか。私この実写映画版を見た後とアニメ 版を見直して、え、さらに深海さんが書か れた小説版を見直した後自社版をもう1回 見て漫画版を見た後、もう1つの小説 ワンマサイド版を見てですね、6回も心に ズキズキと泣いている私なりの小説で映画 を保管するお話をこっからしていきたいと 思います。小説版は映画が公開された少し 後に2007年の11月に発売されました 。さらに深掘りされてるんですけれども、 種ヶ島編の心境だったり、この自社にも あったような社会人編の人間関係だったり とか、そして水野以外にも大人になった後 に登場してくる他の恋人たちとの関わり なども描かれております。特に印象的なの は高きの金に対する気持ちですね。彼自身 も自分を思ってくれている金に対して はしく思っていたものの心に残り続けて いる。どこか遠くへ行かなきゃいけない。 誰かの恋人として定着したくないという ことで告白だけは絶対にさせたくない。 そういう圧をですね、金内に高きはかけて いきました。その後もおいになってからも 様々な恋人に出会います。初めて付き合っ た人だったりとか他にも付き合ったものの 激しくぶつかり合い、傷つき合う人も登場 したりしてきます。いんなになって いろんな女性と付き合っていく中で描かれ ているこの水野との関係性というのは他の 女性との中でも特に大切にしていたという ことが明らかになっていきます。ただ水野 がより深い距離に踏み込もうとしてもどう しても拒絶してしまう。あの日感じた 守れるだけの力が欲しい。もっと強くなら なきゃいけないということが誰かと距離を 取り続けてしまう。彼の生き方に大きな 影響を与えてしまっていました。その分 周りにいる人たちを傷つけてしまい、誰も 幸せにしなかった後悔というのが彼を包み ます。そんな中で大丈夫だよの言葉を 探し求めていたという風に描かれているの がこの小説版です。なので実写版にある その描き方というのはもう小説版ですでに 保管されているものでもあるんですね。 秒速5cmは漫画版もあります。こちらも 良くて、この深海さんが物語を保管された 小説版が元になっているのはこの漫画版 ですので、この作品が好きな人は漫画版を 読むこともお勧めします。漫画版は漫画版 オリジナルでですね、その金のその後と いうか深掘りもなされているところも注目 ポイントです。そしてもう1つの小説版。 アレンジされた物語として登場してくるの が秒速5cmワンモアサイドという、ま、 アナザーサイドを描いたお話ですね。 2011年6月に発表されたものです。 特徴的なのは大花賞は明り側の気持ち、 コスモナウトは高き側の気持ち、秒速cm は高きと明りの気持ち両方が描かれており ます。結構ページ数も多くて、また違う 側面で描かれているので新鮮です。特に 明りの気持ちが描かれているところが作に 深みをもたらしてくれます。元々は天金属 で暗く俯きがちだった明り。実は大丈夫だ という言葉。それは高きが大丈夫だからと いう声をかけてもらった。あそこが規定に なってるんですね。明りが彼に言った秒速 5cmなんだってあの言葉。単純に トリビアを教えたわけではなく、このまま ずっとこのゆっくりとしたスピードで自然 と高きと一緒にいたいという彼女の心の中 から出た控えめな愛の言葉だったという風 に語られております。上がりにとって高き はもう1人の自分としてとても大きな存在 だったんです。しかし天校が2人を 引き裂いていき中学に進学しても馴染めず 孤独と描かれております。そこで手紙を 出すことになっていくんですが、やり取り をした後、高木が今度種ヶ島に転校すると いうことで本当のお別れが近づいていき ます。あの時に遠いところからやってきた 彼に力をもらえた。もう1人の分身でも ある私にきっと大丈夫と声をかけました。 高きの行動によって励まされて前向きな 気持ちになれた彼女は高きがいなくても 生きていかなきゃいけない。彼と自分への エールとして前に進むための背中を押す 言葉としてあの言葉をいわば返してあげた ような感じです。小説版ではその後の明り の姿も描かれています。たき君がいなくて も大丈夫じゃなきゃいけないと思いつつも 高校時代で1人でいるしかなかったランチ タイムだったり、え、ひどい裏切りにあっ た時、人間関係をこじらせて孤立して しまった時もあの日の記憶が片わりして くれてたと描かれております。太目を向け たポストの影にも路地裏の窓にも向いの ホームにもあの時にもらった気持ちが守っ てくれている。だからずっと孤独じゃ なかった。明りの中にあるあの思い出 出会いと別れっていうのはずっと支えに なってくれていたわけなんです。初店員と なっていくのもこの小説版として描かれて いますし、実写版でミ野さんがこう電車に 乗れないっていう描写がありましたよね。 あの理由もワンマーサイドの方では描かれ ております。実はお兄さんが電車に見投げ して自殺してしまったことで電車に乗れ なくなっているんです。実写版だけ見ても 楽しめるように作られてるんですが、これ まであってきた秒速5000mという道の 量ですね、改めて1つに表現して、え、 さらにアレンジしたものになっているん ですね。ちなみに実写版の中で、え、 明かりがレンタルした月とキャベツという 映画、ワンモアタイム、ワンモアチャンス が主題家になっており、歌っている山崎 正義さんが初めて主演した映画です。物語 自体も被る部分があります。かつての人気 ミュージシャンが引舎でキャベツを栽培 することになる。そこである女性と出会っ たことで曲を作るきっかけになっていくん ですが、その女性はある理由で離れ離れに なってしまう。その歌を歌ったのがこの ワンマータイム、ワンマーチャンスの歌に なっているんですね。色々とお話ししまし たが、これらを踏まえた上で実写版を さらに深掘りして楽しんでいきましょう。 奥山監督は今作を時間と距離の収縮性のお 話だという風におっしゃっていました。 この2人が出会い近い距離になるまで 楽しい時間は短くあっという間に過ぎて いくけれども大切な人を待ち望む時間は とても長く感じてしまう。その2つが 折り重なりあったものの永遠に離れていっ てしまう。この幼い2人にとってはその後 の中高という時間は巨大すぎる人生であり 暴落とした時間でありあまりにも思って いる以上にどこまでも長く感じてしまい ます。心理的距離は近くも物理的な距離に よって遠ざかっていくこの2人。種ヶ島編 では1991年から中学生を経て1997 年もう高校3年生になっております。調節 版を引用するとこの段階でもう明りの顔も ほぼ覚えていない状態で別の日常があった という風に描かれております。彼女のこと は夢の中で出てくるあの少女として存在し ておりあの幼かった初恋はですねもう遠い 遠い記憶として高校3年の段階で明りへの 気持ちは薄れてしまっております。ただ、 あの時には持っていなかった携帯なんです が、あの日守れなかった少女に送ろうとし て、え、でも連絡先も知らないから送れ ない。そのメールを送るという動作が自分 の独り言を記録する習慣へと変化していき ます。この種ヶ島編では金宿との距離が 描かれていきます。物理的な距離はすぐそ にあって近いんですけれども、心理的な 距離は逆にどこまでも遠い。学を聞いたり 、タバコに手を出してしまったり、先生に どうやったら慣れるかを聞いたり、早く 遠くへ行きたいもののゴールはどこにある のか分からない。この決定的な距離にが 気づいてしまうというものが描かれていき ます。その後は社会人編。新しい着地点が 見つかりそうでもいざとなると心の奥で 距離を置いてしまう。初恋を守れなかった 無力感に加えて大人になる過程で自分は どこまで行けるんだろうという消層。周り の人と距離を置き傷つけてしまい。え、誰 も幸せにしてない。この状況、これに限界 を感じ、やめてしまい、引きこもり状態に なってしまいますが、ただこれはですね、 悪いことだけではないです。え、これまで とにかく遠くへ行きたいと思っていた彼が ここでようやく立ち止まるわけなんです。 あるきっかけを読みます。これが個人的に この映画面白いポイントだなと思いました 。元上司とたこ焼きというもっといろんな 風景、人物がいる中でなぜこの2つの要素 だったんだろうと思いましたが、これこそ が今作を象徴する要素だと思います。あの 時見た桜の美しさ、雪の落ちるはさ、波に 反射する光の美しさ、初めての奇、こう いった世界の美しさはそれだけでは構成さ れているわけではなく、フラフラとした 生き方だったり、出会う人を傷つけてきた これまで大切なことは忘れてしまい、いつ までも過去をどこかで引きずっている自分 、それすらも世界の美しさの一部であると いう風に深海監督も1番最初の段階から 考えていました。これまでおにしてきた 人間関係、それは実は無意味なものでは なく自分にきっかけをもたらしてくれます 。だからこそただ綺麗なものだけでなく おっさんとたこ焼きによって彼は救われる わけなんですね。失礼なこと言ってしまえ 本当にすいません。安倍孝志さんは 素晴らしい俳優です。切り捨ていたものに も意味がある。それにより立ち直り気づき を得る瞬間が訪れていきます。彼の人生は 変化生まれ変わっていきます。そのイ かつて自分が小さい頃好きだった宇宙の 仕事をしていきます。それにより自分を 徐々に取り戻していく。忘れてしまってい た明かりとのあの日の痕跡を思い出して いきます。一方、明かりは人付きが苦手 だったはずでしたが大人になった彼女は 明るく笑顔に囲まれています。そして宇宙 が好きなまま。ただそれはあの日彼がくれ た大丈夫だからという言葉。明りといると 笑顔をなれというその言葉で自分の名前が 好きになりました。あの日の思い出は彼女 にとっての日常であり、今の明るい彼女 自身を作った一部糧になっています。明り の人生が実写版で優しく明るく照らされれ ば照らされるほど高きとの思い出の影響が 伺えます。あの切内別れというのは悪い 結果ではなかったんですね。そして約束の 日2016年3月26日になりますがここ で桜の木の前で高木は目をつます。これ までの描き方っていうのは大切な人と離れ てしまう。再開までを長く感じてしまっ たりとかキャッチコピーもどれほどの速さ で生きれば君にまた会えるのかという時間 の収縮性でいう時間が伸びる方の描き方が されていました。ただこの実写版はかつて 自分が好きだったものに触れていくことで 記憶が蘇っていくフラッシュバック。そう 今度はあの時に瞬間的に時間が巻き戻る。 時間が縮む方がこの実写版では描かれて いきます。目をつったあの瞬間、明りを 光原を追いかけたあの瞬間と重なっていき ます。目を開けたら、しかし彼女の姿は そこにはありませんでした。ただ何もない わけではないんです。実は描き方として 自分がこれまで歩いてきた足跡がそこに 確かに残っていました。これまでどこにも 行けなかったわけではなくここまで歩いて きてそこにたどり着いたわけなんです。 どうしても思い出せない。彼は館長に 気持ちをし、本当に思い出したいはずの 大事な言葉が残っていないことを告白し ます。彼女っぽい絵が書かれたあのポップ だったり、彼女が昔言ってたあの言葉を 少女が知っていたり、彼女としたあの約束 を知っている女性が現れたり、え、彼女の ような人の痕跡を辿どっていきます。その 人が言う約束なんて忘れて幸せになってい て欲しい。その瞬間に時がギュっと縮んで いき、あの瞬間に戻っていく。そこで きっと大丈夫という忘れていたあの言葉を 思い出していきます。まさに主題にもある 通り君の声が聞こえたようなそんな気がし たことで時間も空間も飛び越えて重なり もう1度あの言葉と出会うことになります 。明りはなぜあの場所に行かなかったの でしょうか?あの約束というのはダメな 大人になっていたらこの桜の木で会って 世界の破滅を迎えようみたいな約束だった と思います。明りはきっと高きはいないと 確信していたのではないでしょうか。 むしろ彼女からするといなくて欲しい。私 に力をくれた彼約束を忘れてきっと立派に なっていると信じてくれているわけなん です。あの約束を知っている女性はあの 場所に来なかったということは彼女自身 またちゃんと大人になっているわけなん です。本当に思い出したかった言葉を 思い出して前に進むことで彼は今までの 自分の生き方を否定せず責めずにちゃんと 好きだということを今からでも伝えること でみ野の彼女への大丈夫という助けになっ ていきます。初めて大人として彼が誰かを 救えたようなそんな気がした瞬間だったの ではないでしょうか。その後は世界の美し さに気づき遅かったけれどもこれまで進ん できた自分の道のりを振り返り自分もその 一部だということに気づいていきます。 その瞬間に彼はすれ違ってしまうんですが 、彼女の姿はもうそこにはいませんですが 、あの日の思い出はすでにもう彼の傷跡で はなく、もうこれから会えなかったとして も高きにとっても自分を支えてくれる 思い出になったのではないでしょうか。 はい。長くなってしまいましたが、個人的 にもうちょっと深掘りしたい部分があるん ですね。追加された実写版ならでは象徴と なる曲があります。それがバンプオブ チキンの銀河鉄道という曲です。これは リリースされたのが2005年です。自系 列としては2009年になっているので 2008年に販売されたカップリング集に 収められてるのでそれで聞いているのかも しれませんがこの銀河鉄道という曲がです ねかなりこの作品において効いているん じゃないかなと何層もの意味が含まれて いるように私は感じました。歌詞の一部を 引用すると僕の体は止まったままで時速 200kmを超えている。考えるほどに おかしな話だ。僕は止まったままなの。錆 の部分は誰もがそれぞれの切ッ符を買って きたのだろう。今までの物語を川に詰めて きたのだろうという風に歌われております 。電車という強制的に我々を運ぶもの。 言い換れば社会、人生、時間、運命だっ たり置き換えれると思います。そんな中で 誰もが必死に自分の人生だったり荷物の 置き場所、居場所を守っています。特徴的 なのは万部の曲というのはストーリーに なっている曲があります。この銀河鉄道に おいては主人公の視点で周りの乗客を 見渡しながらですね、何の役にも立てない 自分を後悔しているように描かれているん ですが、曲の後半ではある少女が キャンディをくれるんですけれども、それ をもらっただけでその少女が喜んでくれた 。それだけで涙は止まらないという歌詞に 変化していきます。最後は人は年を取る 始まりから離れていく。動いていないよう に思えていた僕だって進んでいるという風 に幕とします。まさにこの物語にあるよう な不透明な自分の人生に意味を見い出す 今作を象徴するような楽曲としてこの銀河 鉄道はめちゃくちゃ効いてるなと思いまし た。しかもそれだけではなくてこの銀河 鉄道の歌詞の中にはですねを超いで手を 振る人、見送りたい人がいるのだろう。 相手を思うならやめてやれよ。ちょっと 恥ずかしすぎるだろうという歌詞があるん ですが、このバンプが過去に出してる曲と のクロスオーバーになってるんですね。 自転車を声いで手を振る人っていうのが 歌われた歌が、え、車輪の歌という歌が あります。離れ離れになる少年少女連想さ れるような歌になっているんですね。この 点でも秒速5cmと被ると思います。 さらにこれ銀河鉄道というのはですね、 カップリング局なんですけれども、収録さ れているシングル局が主人公の高が務めて いるプラネタリウムというタイトルになっ ております。さらに、しかもこの プラネタリウムが収録されているものが オービタルピリオドというアルバムなん ですが、映画の中にも登場してきた ボイジャーという曲があります。小説版 以上に色濃く加えられた要素が宇宙だっ たり、その衛星です。心の距離と物理の 距離、その進縮性でさらに宇宙と衛星を 交えたこのワンポオブチキンの加えられた 鉄道という楽曲にすごく神話性があるよう な器用の仕方になっていて、え、これは 深いなと思い違いかもしれませんが思い ました。そんな中でも分かっちゃい、 分かっちゃいんだけれどもどうしても気に なる部分っていうのがもう2人は出会う ことはないんですか?ここやっぱり気に なりますよね。小説版では言葉でもう2度 と会うことはなかったという風にはっきり 言われております。この作品自体が叶わ なかった思いに大人になって折り合いを 自分自身でつけてそれを糧てに人生を経て 大人になっていくそんな美しさこそが今作 の魅力だと思いますが、しかしですね、 この実写版こと実写版に関しては必ずしも そうとは言いきれないようなちょっとした 小さな可能性を残してるんじゃないかなと 思います。というのも何よりこの2つの もう会うことはないボイジャー1号、2号 明りと高きというこの衛星に関しては先生 という共通の知り合い中継地点があります し、お互いそれっぽい人の存在を確信では ないものの認識しているわけなんです。 さらに明りが旅立ってしまった国というの がメルボルンでしたよね。なんで メルボルンなんだろうと思っていたんです が、当然ですね、もうこれまですれ違って いたこの2人がもう2度と会えないぐらい 遠い距離に行ってしまう。それでも生きて いくっていう風な演出にも聞こえるんです が、このメルボロ実は昔は宇宙観測の窓口 として発展しておりました。現在はその 役割を終えてしまっている施設がたくさん あるそうなんですが、かつて栄えたその 天文台が観光地として発展していたり、 最新型のデジタルプラネタリウムが存在し ていたり、宇宙が好き、ひたすら上を見 続けていた明りの結婚相手が天体に 何かしら関わる仕事をしていてもおかしく はないと思います。このプラネタリウムの 仕事を続けていきそうなこの高きと遠い 遠い時間の果てにそれこそちゃんとした 大人になってもっともっと年を重ねた先に 何か言葉を交わす瞬間が訪れるのかもしれ ない。なぜなら人が出会う確率は 0.003% だからです。この出会う確率だったり結婚 してメルボルに行ってしまうというのは 実写版オリジナルの要素になっているので 遠い時間の果てにいつかまたたどり着ける そういったものを予感させてくれているの ではないでしょうか。まとめに入っていき ましょう。ずれてしまっていったこの2人 の距離。片方はあの日の思い出を力に前に 進み、もう片方はあの日の思い出を求めて 守らなければいけないと彷徨ってしまい ました。全く違う速度で生きてきたこの 2人。守れるだけの力がなかったあの日の 敗北感。どこまで自分が生けるのか大人 なりに連れて感じる相感だけれども自分が どこへ行きたいのか分からない。これは恋 だけの話じゃなく共通する不遍的なテーマ 性だと思います。しかしそういった彷徨い 続けてきた人を傷つけた時間にも何かしら 意味があり進んだ分だけゆっくりでも足跡 が残っています。道のりは速さかける時間 。どんなゆっくりとした速さでも時間が 流れている以上どこかに進んで誰かと何か で繋がっているんです。過去の傷跡も自分 が進んできたこれまでの一部であり、時を 超えて大丈夫だよと支えてくれる言葉に なります。秒速5cm。それはゆっくりと でも確実に待っていくそんな速度だから こそそのゆっくりとした生き方をとても 美しく感じるのではないでしょうか。はい 、最後までご視聴ありがとうございました 。よければこの動画を見終わった後も映画 見返してみてはいかがでしょうか。そして よければチャンネル登録、高評価、 コメントお待ちしております。それでは また次の作品でお会いいたしましょう。 さよなら。バイ。 [音楽]
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