レプリコンワクチン:原理と効果・安全性について
皆さん、こんにちは。靴王アカデミム。 さあ、今日はですね、ワクチン技術の次 なる進化、まさに未来のワクチンについて 見ていきたいと思います。あの、新型 コロナのパンデミックで画期的なMRN ワクチンが、ま、世界を救う上で本当に 大きな役割を果たしたこと。これはもう皆 さんの記憶にも新しいですよね。でもです よ。もしそのワクチンがさらに進化して もっと少ない量でずっと長く効果が続くと したらどう思いますか?今日はまさにそれ を可能にするかもしれない次世代技術 レプリコンワクチン。これ別名自己増殖型 RNAワクチンとも言うんですけどこれに ついてね詳しく掘り下げていきますよ。 はい。というわけで、MRNAワクチンの 次なる進化というテーマなんですけども、 まず今のワクチンの課題から見ていき ましょうか。うん。あの、第1世代の ワクチンもちろんすごく効果的だったん ですけど、時間が経つにつれて免疫が ちょっと落ちてきちゃうっていう、ま、 そういう課題があったんですよね。具体的 に言うとどういうことかって言うとですね 、せっかくワクチンで得た免疫が、まあ数 ヶ月で弱まっちゃったりとか、あとは 新しい変異株が出てくるとちょっと効果が 落ちちゃうとか、そうなると結果的にはい 、またブースター摂取お願いしまって何度 も打つ必要が出てきちゃうわけです。だ からこそもっとこう1回打ったらガツンと 効いてしかも長持ちするそんな新しい ワクチンがもう本当に求められていたって いう背景があるんですね。そこでです。 そこで登場するのがこの自己増殖型RNA 通称SRNAあるいはレプリコンワクチン と呼ばれる今日の主役ですね。じゃ、これ までのワクチンと一体何がどうでしょうか ?その楽器的な仕組みちょっとね、分かり やすく解説していきましょう。はい。ここ がめちゃくちゃ重要なポイントです。いい ですか?従来のMRNAワクチンっていう のはウイルスのトゲトゲの部分、あの光原 を作るための設計図だけを僕たちの細胞に 届けるんですね。ところがこの新しい自己 増殖型SRNAワクチンはその設計図と セットでなんとコピー機そのものも一緒に 届けてくれるんですよ。そうするとどう なるか?このコピー機が僕らの細胞の中で もうものすごい勢いで設計図をコピーし まくるわけです。 だからほんのちょっとのワクチンを駐車 するだけで体の中ではウイルスの部品が わーっと大量に作られる。その結果僕たち の免疫システムはいわば超スパススパルト な訓練を受けるみたいな感じでものすごく 強力でしかも長持ちする免疫をゲット できるとまあそういう仕組みなんですね。 なるほど。仕組みは分かったと。じゃあ この理論って実際にはどれくらいのパワー があるのって気になりますよね。ここから は具体的な臨床試験のデータを見ていき ましょう。今回注目するのはRCT154 という名前のSRNAワクチンです。まず これを見てください。大規模な臨床試験の 結果なんですけど、このART154なん と新型コロナの重症化を95.3% も防いだんです。これはもう脅異的な数字 ですよね。やっぱりワクチンに1番期待 するのは重症化を防ぐってことですもんね 。で、次にとか熱とか何かしらの症状が 出る感染。これを防ぐ効果は56.6% でした。うん。この数字だけ見るとあれ ちょっと低いのかなって思うかもしれない んですけど。いやいやとんでもない。これ 当時ものすごく感染力が強かったあの デルタカ具が相手だったんですよ。それを 考えるとこれはかなり優れた結果だと 言えるんです。として何より大事なのが 安全性ですよね。ご安心ください。この ワクチン副反応はほとんどが軽かったり 一時的なもの例えば駐車したところが ちょっと痛いとかそういうレベルですね。 で、その安全性は僕たちがもうすでに打っ ている従来のMRNAワクチンとほぼ同じ レベルだっていうことがちゃんと確認され ています。はい。有効で安全だっていうの はよく分かりました。でも本当に知りたい のはで効果は長持ちするのってことですよ ね。ここからがこのSRNA技術のまさに 新骨です。いや、ここからが本当にすごい データなんでよく聞いててくださいね。 ある研究によるとこのSRNAワクチンを ブースター摂取してから半年後、つまり 180日経った時点での体の中の交代の量 。 これがですね、なんと従来のファイザーのワクチンを打ってからたった 1 ヶ月後の交代の量よりもまだ高かったって言うんですよ。これすごくないですか?半年経っても 1ヶ月後より高いんですよ。 このグラフ見てもらうとその違いが 1目瞭然ですよね。左側が今回の SRNA ワクチン、右が従来のワクチンです。見てください。 半年経った時点でもSRNAワクチンを 打ったグループは従来のワクチンを打った グループのなんと2倍以上の交代をキープ してるんです。つまり免疫がずっと長持ち するっていうことのこれ以上ない証明です よね。さあ、ここまでの結果をまとめると 何が見えてくるでしょうか?このRNA 自己増殖型っていう技術はもう間違いなく ワクチン開発の歴史におけるとてつもなく 大きな一歩だと言えるでしょうね。考えて みてください。より少ない量でOK効果は ずっと長持ちする。そして新しいウイルス が出てきても素早く対応できる。この 低容量、持続性、迅速性っていうまさに3 揃ったSRNA技術はこれから来るかも しれない未知のパンデミックに備えるため の僕たちの強力な切り札になる可能性を 秘めてるわけです。この新しい テクノロジーが次のパンデミックから 私たちを一体どうも持ってくれるのか未来 への大きな希望を抱かせますよね。という わけで今日の解説はここまでとなります。 不オアカデミアチャンネル登録といいねを よろしくお願いします。
元の論文
Persistence of immune responses of a self-amplifying RNA COVID-19 vaccine (ARCT-154) versus BNT162b2
Citation
Lancet Infect Dis. 2024;24:341–343.
要約
BNT162b2で初回免疫した成人に対し、追加ブースターとしてsaRNAワクチンARCT-154を投与すると、Wuhan-Hu-1およびオミクロンBA.4/5に対する中和抗体価が1か月後だけでなく3・6か月後まで高く維持された。抗体低下の速度がBNT162b2より緩やかで、用量は5 μgと少量であった点も示された。
元の論文
Safety, immunogenicity and efficacy of the self-amplifying mRNA ARCT-154 COVID-19 vaccine: pooled phase 1, 2, 3a and 3b randomized, controlled trials
Citation
Nat Commun. 2024;15:4081.
要約
ベトナム成人を対象とした統合試験で、ARCT-154は良好な安全性と免疫原性を示し、2回接種後の中和抗体セロコンバージョンは約94–96%であった。主要評価では主にデルタ流行期において、発症予防効果56.6%、重症化予防効果95.3%が示された。
元の論文
Rise of the RNA machines – self-amplification in mRNA vaccine design
Citation
Trends Biotechnol. 2023;41(11):1417–1429.
要約
自己増幅型mRNA(replicon/saRNA)ワクチンの概説であり、少量単回投与でも強い体液性・細胞性免疫を誘導し得る利点、LNPやVRPなどの送達法、プラットフォーム化に向けた安全性・規制課題を整理した。多価化、粘膜投与、がん免疫治療への応用、設計の小型化・AI設計など今後の展望も示している。
