【解説】南海トラフ震源域で 水深約2000メートルの海底の「沈降」を初観測『週刊地震ニュース』

週刊地震ニュース社会部災害担当中浜道デスクです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 え、9月29日から、え、10月5 日までの1週間ですが、国内では震度 1以上の地震が42回、そして震度4 の地震が1 回ありました。見ていきたいと思います。こちらです。 え、29日になります。9月29日午前2 時35分頃、鹿児島県の、え、豊島村の 悪石島というところで震度3の地震があり ました。え、信源はこのトカラレッド金塊 で地震の規模を示すマグニチュードは 3.3神の深さは10kmでした。実は この時周辺では、え、今月の5日になって もまた震度3の地震型ということで、 引き続き地震活が続いてるというという 状況です。はい。そして今度はこちら、え 、10月3日になります。え、午後3時 20分頃ですが、え、福島県の田村市と 桂村で震路3となりました。信源は福島 沖きです。え、地震の希望を示す マグニチュードは4.4、神の深さは 55kmでした。そしてもう1つ、え、 この期間1番大きかったのは震度4の地震 になりますが、え、こちらは福島県の双葉 町で、え、5日、え、午前0時21分頃に 発生した地震です。え、え、地震の規模が 5.7、そして新源の深さは50km という地震でした。はい。え、さてですね、え、 3日、え、今月3 日の昼頃なんですが、え、関東地方で、え、わずか [音楽] 10 分程度の間にですね、立て続けに振にの地震があったんですね。ちょっとこちらをご覧いただきたいと思います。え、 10月3日です。え、午後0時37分頃、 ま、お昼頃なんですが、え、この地震で 信源が千葉県の南東ということで暴走半島 の先一方になります。え、この地震が起き まして、東京の千代田区でなどで震度2と なりました。そしてこの地震のわずか11 分後です。え、今度は東京湾を信とする 地震がありまして、え、東京の町田市など で震度2を観測したんですね。 え、こちらの地震、東京湾で震源の深さ 112km ということでかなり深い地震だったんですが、ま、両方ともマグニチ、 4.1 ということで、ま、ほぼ同じような規模の地震が立て続けに起きたんです。 はい。近い場所で うん。10 分、およそ10分で2 度の地震ってこれは珍しいことなんですか? そうですね。あの、あんまりね、同じよう な関東地方でね、このように地震が いっぱいあるわけではないので、あの、 なかなか珍しい地震ではあったんですが、 改めてこの南関東の地下の複雑な構造って いうのはちょっとご覧いただきたいと思い ます。え、私たちがいる東京の下というの はですね、北米プレート、フィリピン 海プレート、太平洋プレートということで 、え、3つのプレートが重なり合っている 、ま、複雑の地形、日本の国内でも非常に 珍しい地形の場所なんですね。先ほど言い ました、千葉県の南東であったり、東京湾 、いわゆる、ま、千葉北西部という風に 呼ばれてる場所がありますが、そういった 場所には地震の巣があってですね、この 東京湾の地震というのはこのようにフィ、 え、太平洋プレートが沈み込む1番深い ような場所で起きた地震んですね。この ようにいろんなパターンの地震が起きる 場所です。この2 つの地震なんですが、ま、10 分程度の差ではあったんですが、いずれもちょっとメカニズムがまた違うと場所も少しずつ違うということで直接の関係はないんですが、やはり関東地方南部というのはいろんなパターンの地震が起きやすい場所ということで、ま、改めてですね、地震対策をしっかりやって欲しいなという風に思います。 はい。 え、さてですね、今回、あの、ご紹介したいのは、え、将来地震が、え、巨大来地震が起きる可能性が高い南海トラフ地自身の新源機器で初めて成功した地面の変化についてなります。え、こちらの図なんですが、え、これ四国地方、キーハとありますね。 え、この辺南海トラフの新玄機という風に されてる場所なんですが、え、 ジャムステック海洋開発研究機構がですね 、この何回たるの新玄域でこのキー半島の 、え、南側のあるエリアにあります観測機 、この辺ネットと書いてありますが、これ は地震系があったり、水圧系が、ま、地下 海底ですね、海底にですね、置かれていて 、ま、地震や津波を観測する装置がね、 このようにあるんですね。 実はこの海底の大体 2000m付近、水深2000m 付近の海底で実は今回初めてこの海面が沈んでる。 はい。 そういったことが分かりましたという発表をしたんですね。で、実際にどの辺沈んでるかというと、このキー半島の南頭側のとこにあります。このポイントは年間で 1.5cmしていました。そして金半島の、え、南性側になります。 え、こちらの赤いポイントでは年間で 2.5cm、 え、沈み込んでいるというのが分かったんです。 この沈み込んでいくってことでこう何が分かってくるんでしょうか? はい、あの、南海トライフの起きるメカニズムをちょっとおさいすることになるんですが、 え、こちらのようにフィリピン海プレート、ま、海側のプレートが、ま、沈み込んでいく、そして陸側のプレートの下に沈み込んでいくということで、この南海トラフのあたりが起きて、あの、地震が起きやすいという場所であることは確かなんですが、 この歪み込みによって、え、この歪がですね、溜まっていくんですね。 この陸のプレートを一緒に沈み込んで地下 の方に持っていこうとするんで、この辺 歪みが溜まるんですが、この地下の方に 沈み込ませるという動きになると実はこの 辺の地面が進化するんです。陸もそうです し、この海底も陳するっていうことは 分かってはいたんですが、今回この海底の 部分で、あ、実際に陳化してるんだという ことが、ま、年間1.5、2cm、1.5 から、ま、2.5cmというね、あの、 数字ではあるんですが、実際にこういう ことが観測できましたよということがされ たんですね。この海底ではない場所では これはよくあったことなんですよ。はい。 実は、ま、陸上では実は分かってはいたん です。次のグラフ列になります。はい。 こちらはですね、毎月公開されています、え、図なんですが、 静県お前、あの、原発がある場所になりますが、え、こちらもですね、地面の、え、進行量、変化量というのを示したグラフになるんですね。 国土地がGNSとGNSSと言って衛星を 使ってですね、そのお前のポイントがどれ くらい動いてるかっていうのをずっと調べ ているんですが、ま、1998年頃から ですね、このようにずっと右肩下がりに なっていますが、およそ20cmですね、 地面が沈んでることは分かっているんです 。20cmです。じゃあ、こういった沈み 込みっていうのは他の地域ではどうですか ということを聞かれますが、和歌山県の 塩崎キーハ島の先端になりますが、実は塩 のでも同じようなことが起きてるんです。 1970年頃に比べると今ですね、やはり このように20cm近くですね、ずっと 地面が、ま、沈み込んでるということが 分かっています。そして今度こちらになり ます。 え、南海トラフのですね、新源機の西の方に動きますが、え、高知県の富崎周辺でも地面のですね、え、口が確されていますね。このようにですね、ずっと 1900、 こちらはだいぶ歴史が古いんですが、このように沈み込みがあることが分かっているんですが、一方でこの辺の 1940 年くらいにグラフがグっと上がってるじゃないですか。 はい。 これ実は1m 流気者って逆のことがね、起きてたということがちゃんと正確に分かっているんですね。 この1m の気というのはこ何が要因なんでしょうか? はい。じゃあこの1の流気型はその 1940 年代なんですが、何が起きたかこちらになります。 はい。1946 年に昭和の南海地震という地震がありました。この崎のですね、ま、震源が非常に近い場所だったんですが、この地震が起きたタイムでタイミングで地面がグっと上がったんです。 1m 近く上がって、そして地震が終わった後、また再び地面が進化し始めてるということが、え、このようにグラフで分かっています。なので、また、あの、ずっと歪みを貯めてるので、ま、こうやって沈み込んでいって、もしかしたら次起きるかもしれない、何回トラフになれば再び、あの、気するということが考えられる可能性があります。 あの、これまでですね、このように東海 地方であったり、近畿、ま、このように 四国地方では、ま、地面の動き、陸地の 地面の動きがこのようにしっかり観測され ているので、ま、ずっと沈み込んで るってことが分かっていたんですね。ただ 今回この海底の付近で実際に沈み込みって いうのがあったんだよということを、え、 証明したということが、ま、意義があると いう風に専門家の先生は話しています。え 、こちらです。え、今回研究を見ました、 え、ジャムステックの、え、町田副主任 研究員に聞きました。 この南海トラフの新元っていうのは実はそのさっき言った地震であったり水圧系のデータっていうのは 24 時間リアルタイムで観測ができているんですね。 はい。 なのでその海の中の様室数沈み込みが起きているとかそういったことがもっと変化が早く気がつける可能性があるんじゃないかという風に先生は話しています。 はい。 これず定期的にずすることで、ま、今回年間 1.5から2.5cm のだったんですが、このスピードが早まったり遅くなったりとかそういったことがリアルタイムで分かるかもしれないと、そんな風に話しています。そして今回 2点2 つの場所で観測が行われましたけど、実はあのキー半島周辺だったり四国であったり他の場所でも水中の観測っていうのやってるんですね。 そういった場所のデータもこういう風に 実際に観測に使ってその辺の地下の動きっ ていうのをリアルタイムでチャレンジして みたい。観測をやってみたいという風に 話していました。はい。はい。え、以上 週刊実信ニュースでした。

JAMSTEC海洋研究開発機構は南海トラフ地震の震源域、海底2000メートル付近で水圧計の観測のずれを補正する技術を開発し、地面が沈降していることを明らかにしました。地面の沈降が意味することは?社会部災害担当・中濱弘道デスクが解説します。【週刊地震ニュース】

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■トカラ列島や東北地方で地震 福島県沖では震度4も

9月29日から10月5日までの期間、国内では震度1以上の地震が42回あり、うち震度4が1回ありました。

▼9月29日午前2時35分ごろ、鹿児島県十島村の悪石島で震度3の地震がありました。震源はトカラ列島近海、地震の規模を示すマグニチュードは3.3、震源の深さは10キロでした。

▼10月1日午後11時50分ごろ、岩手県大船渡市や宮城県石巻市などで震度3の地震がありました。震源は宮城県沖、地震の規模を示すマグニチュードは4.6、震源の深さは59キロでした。

▼3日午後3時20分ごろ、福島県田村市と葛尾村で震度3の地震がありました。震源は福島県沖、地震の規模を示すマグニチュードは4.4、震源の深さは55キロでした。

▼5日午前0時21分ごろ、福島県双葉町で震度4の地震がありました。震源は福島県沖、地震の規模を示すマグニチュードは5.7、震源の深さは50キロでした。(速報値)

▼5日午後2時42分ごろ、鹿児島県十島村の悪石島で震度3の地震がありました。震源はトカラ列島近海、マグニチュードは3.4、震源の深さは20キロでした。(速報値)

■約10分の間に東京で震度2が2回

10月3日昼ごろですが、わずか10分程度の間に東京などで震度2の地震が相次ぎました。

▼午後0時37分ごろの地震は、千葉県南東沖を震源とするもので千代田区などで震度2を観測。(マグニチュード4.2 深さ60キロ)

▼午後0時48分ごろには、東京湾を震源とする地震で町田市などで震度2を観測しました。(M4.1 深さ112キロ)

関東南部の地下は太平洋プレート、フィリピン海プレートが沈み込み、その上に陸のプレートがある複雑な構造となっています。千葉県南東沖や東京湾(千葉北西部)には地震の巣と呼ばれ、繰り返しやや強い地震を引きおこす場所もあります。

今回の2つの地震は、たまたま10分程度の間隔でおきましたが、比較的地震活動が高い場所が震源で、直接関係はないとみられています。

■南海トラフ地震の震源域で 海底の沈降の様子を初観測

JAMSTEC海洋研究開発機構は南海トラフ地震の震源域のうち、紀伊半島から四国沖の海底にDONETと呼ばれる、地震津波観測監視システムを整備していて、震源域の真上の海底で直に地震や津波の観測をおこなっています。

JAMSTECの町田副主任研究員らは、ここに設置されている水圧計の観測のずれを補正する技術を開発し、水深2000メートル付近の海底で今回初めて地面が沈降、沈み込んでいることが明らかになったと発表しました。紀伊半島の南東沖の熊野灘で年間約1.5センチ、紀伊半島の南西沖では年間約2.5センチの速度で沈降していたということです。

■南海トラフ震源域ではプレートの沈む込みによる沈降も

南海トラフ地震は沖合のフィリピン海プレートが陸のプレートの下に沈み込むことで、境界付近にひずみがたまり、それが限界に達することで繰り返し発生する大地震のことです。陸側のプレートが、海側のプレートに引きずり込まれるようになっているため、これまでも地面が沈下することが分かっていましたが、海底でこれを明確に観測できたのは初めてのことです。

■南海トラフ震源域の陸地では 年々「沈降」するデータが観測

毎月公開されている、静岡県の御前崎の観測点の地盤沈下の量を示した図です。国土地理院が衛星を使って地面の変化を観測していますが、それによると御前崎は1998年に比べると約20センチ近く、沈んでいることが分かっています。

地面の沈み込みは、南海トラフ地震の震源域のほかの場所でも見られています。紀伊半島の先端、潮岬周辺でもデータがある1970年頃から「沈降」が観測されています。

高知県室戸岬周辺でも地面の沈降が観測されています。ただ室戸岬では1946年におきた昭和の南海地震によって、逆に地面が大きく隆起したデータも残されています。その量は1メートル近くにのぼります。昭和南海地震(1946年)のひずみの解消による地殻変動で地面が隆起、その後は再び、ひずみをためはじめているため、地面が少しずつ沈下、こうした隆起と沈降を繰り返しているのです。

■海底の観測によって、震源付近の地盤の変化に「早く気がつける」か

これまで東海・近畿・四国地方の陸上では国土地理院によって地面の動きが観測されていましたが、これが海底でも明らかにされたことの意義をJAMSTECの町田副主任研究員は次のように話しています。

南海トラフ震源域の海底のデータはリアルタイムで観測できているため「変化に早く気がつける可能性がある」としています。今回は2か所のデータから、沈降していることが明らかになりましたが、南海トラフ地震の海域では同じように海底でのリアルタイム観測がおこなわれているため、町田副主任研究員は、ほかの場所でもデータの取得に挑戦したいとしています。
(2025年10月6日放送)

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