【アニメフル全話】君の声を届けたい - 感動の青春ストーリー

【アニメフル全話】君の声を届けたい – 感動の青春ストーリー | Anime English Subtitle 2025

[音楽] [音楽] ありがとうございまし。じゃあ夕方のえ、はい。で、 [音楽] あ、こんにちは。いらっしゃい。いいのが入ってますよ。 [音楽] れてるよ。 [音楽] 19対6で岡丘女子の勝ち。それではレイありがとうございました。帰れ。ゆう。来年はあなたが部長なんですって。新人戦楽しみにしてるわ。ではナさご機げよ。あ、うん。またね。レモンスライスの蜂蜜。冷たくて美味しいよ。うわあ。ありがとう。しずくちゃん。うあ。あ、パでおし。しずくちゃん天才。レモンを砂糖と蜂蜜につけただけだよ。え、本当にそれだけ? ゆのじいちゃん気造のバスですか? 先輩。ん、原体会前のいい練習になりましたねえ。悪かったね。手応えなくて。ち、どうせうちは弱勝だよ。まあまあ、昔は仲良く遊んだじゃん。俺は昔から嫌いだったよ。楓でちゃん。あ、ユニだけは絶対負けたくない。でも今のうちの部じゃだめ。強くなろうなんて誰も思ってないもん。きっとイライラしてどなっちゃうんだ。ああ、部長やだな。部活やめよっかな。しずく、今度は何作んの? [音楽] うん。チョコレートブラウニーに挑戦してみようと思って。何それ? チョコレートで作ったケーキ。溶かしたチョコにアーモンドとかくるみを混ぜてね。やばい。うまそう。あ、あ、私お母さんに頼まれごったんだ。え、そうなん。先行くね。うん。 3 日ぐらいしたらバイト休みなんだけどどっか行かない? 分かった。連絡する。うん。うん。楓でちゃんは何でもはっきり言いたいことを言う。私はそんな楓でちゃんの裏表ないところが大好きだけど。昔おばあちゃんがこんなことを教えてくれた。痛いの痛いの飛んでいけ。 [拍手] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] 言葉にはね、魂が宿ってるんだよ。こ玉って言ってね。こ玉だからお願い事をする時はきちんと声に出すことだけどね。他の人への悪口は自分に帰ってきちゃうから消して口にしちゃいけないよ。ん? 私としずくちゃん、ゆうちゃん、楓出ちゃんは子供の頃から仲良しでいつも一緒に遊んでた。だけど小学校に上がった頃から私たちとゆうちゃんの間には少し距離ができていて、ゆうちゃんはクラス委員長に推薦されるほどの人気者になっていたんだけど、楓出ちゃんはそれが面白くないらしくて目の敵にするようになった。楓で同じ組みね。せ、堂々と戦いましょう。ご転んざいのに。あ。のことあなたのん [音楽] だけず濡れ。えーい。早くやめ。こういうのは聞いてくれないんだよな。アクアマリン。よいしょ。お、あれ?ついてきたの ?ちょ、ちょっとすみません [音楽] 。どなたいますか ?喫茶店。ああ。エコードだ。音楽室で見たことある。バルティ。ふん、消えたことあるぞ。誰もいないのかな ? マイクってことは何かの放用かな?なんでこんなところに動くのかな?あ。ああ。スト中。あれ?音出ないのかな? じゃあで、そっと針を落とすんだよね。そっとだよ。そっと。あ、乗った。やっぱり三恵さんが花歌で歌ってるやつだ [音楽] 。お、ラジオアクアマリンラジオ。これで放送してるってことかな。ああ。ああ [音楽] 。皆さん、こんにちは。日坂高校2年生、雪合さです。今日の天気はとっても残念な感じの雨ですよ。日坂海岸には雨でも頑張るサーファーさんがポツポツいるかなって感じ。サーファーさん、雨ですよ。関係ないですか?そうですか。どうせ海の中だしね。喜んでいるのはカエルさんくらいかもしれませんね。カエルさんゲコゲコ。カエルさんは気楽そうでいいですね。ああ。皆さんはどうですか ?楽しんでいますか ?私はちょっと疲れています。何にって友達とか仲間とか勉強とか色々です。私はラクロス部の2年生なんですけど、今日を最後に3年生が引退していきました。これからは私たちが1年生と一緒に新しいラクロス部を作っていかなきゃいけないんです。新部長に選ばれた楓出ちゃんはかっこいい子なんです。みんなに頼りにされる。でも楓でちゃんは悩んでいます。強い部活を目指すのか、それとも仲良しサークルの方がいいのか。それというのもうちの日坂高校ラクロス部の宿的。敦賀女樹女樹には子供の頃から楓でちゃんがライバル氏しているゆうちゃんがいるからなんです。楓でちゃんはゆうちゃんに絶対負けたくないと。だから強い部活にしたいんだけどみんながそれを望んでいるのか。 [音楽] 昔は仲良かったのにな。 [音楽] 4 あ、皆さん知っていますか?言葉にはこ玉が宿っているんです。本気の言葉は本気の願いはいつか現実になるんです。だから私はここで言います。楓でちゃんとゆうちゃんが仲良くなりますように。それでは皆さん聞いてくれてありがとう。よかったらメールください。宛先はナサットマークJP。お便り待って [拍手] まんちゃってね。あちあ。うわ。ああ。あ。ええ。みさん、みえさん、みえさん、お母さんだろ? あ、いたの?今日はお相番ああ、それより大変。知ってる?日坂の商店街に喫茶店があるでしょ?今は潰れてるんだけど。あ、多分だけど。落ち着きなさい。だからお寺の方から海岸通りに出る角のところにある。あったね。えっと、なんてったかな? [音楽] ああ、あそこか。えっと、アクアマリン。そうだ、そうだ。アクアマリン確かあそこラジオやってたよな。知ってるの?それがどうしたの? き、来たの?リスナーからのお便り。 [音楽] 昨日の放送聞きました。あそこは私のお母さんのミニ FM 放送局です。ミニFM というのは電波の届く範囲がせぜ100m くらいの小さな小さなオ局のことです。目の前の日坂海岸と町の人たちに向けてお母さんがDJをして放送していました。でも12年前お母さんとおじいちゃんが車の事故に会いそれっきりお店は閉めてしまいました。私が昨日聞いたのは本当にたまたまです。お母さんの声をもう聞くことはできないんです。嫌なことを思い出させないでください。今度あの家に入ったら不法侵入で警察に言います。ひどくない?黙って人のうち入ったからでしょ。ああ、まあそうだけどだって廃墟だと思ったんだもん。愛去でも無断で入っちゃいけないの。分かったよ。もうそれより夏休み終わったらすぐ新路相談あるでしょう。どうするの? ええ。うん。あ、何かやりたいことないの? どういう会社に入りたいとか、こういう勉強したいとか。勉強はしたくないんだけど。バカ言って。お父さんみたいに日ので運転したいな。日の伝の運転手になりたい。 [音楽] またこだ。三恵さんは聞かないんだよ。信じてないから。はい。はい。神様をもっとおりこさんにしてお願いします。 [音楽] でもどこで聞いてたんだろうね、その子。そんなに遠くないところまでしか届かないんでしょ。電波近くに住んでるんじゃないの?矢沢さんって言うんだって。 12 年前あそこの喫茶店やってた人のお葬式出しとるってじいちゃん言ってた。でもその後引っ越しちゃったみたいでそれから会ってないって。そうなんだ。ありがとう。太なんでそんなの調べてんの? 関係ないでしょ。それで今日は叫んでかないの? え? お前時々うちに来て金のとこで叫んでるだろう。知ってたの?あ、でも何言ってるか全然。誰かに言ったらお尻蹴っ飛ばすからね。 [音楽] 言わないよ。やっぱり誰か来たんだ。おお、ナさちゃん、こんなとこでどうしたの? こんちは、しちゃん。この喫茶店の人ってどうなったか知らない? ここ? そう、閉まっても随分立つからな。ドキド誰か戻ってきてるみたいだけど。本当?昨日とか知らんけど。どうして? あ、うん。昔親父がしょっちゅ通ってたなあ。おじさん何か知ってるかな? 今うちにいるぜ。忙しいふりしてよ。あ、ありがとうしちゃん。あ、あ。ああ、知ってる、知ってる。木の毒でなあ。車の事故でな。海岸通りの夕日堂のカーブんとこ。あのお店ってラジオやってたんですか? よく知ってるな。そう、娘のあねちゃんがやってたんだが、マスターはなくなって、あねちゃんもネタきりになっちまってな。お子さんまだ小さかったのに気の毒だよ。 [音楽] ネタ切り亡くなったんじゃないんですか? 中学校の迎えにリハビリセンターあるだろう。あそこに入院してるって聞いたぞ。散々っていただいたら右側の動画まっすぐってください。 [音楽] ありがとうございました。ごめんください。あさん、こちらはラジオアクアマリン日坂海岸からお届けしています。お母さん、聞こえますか? 今年はお母さんに届くようにラジオをやってみたいと思います。おじいちゃんのコレクションの中から私も大好きなこの曲を聞いてください。 [音楽] [音楽] あ [音楽] ごめんください。 [音楽] どなた? 昨日不法侵入したものです。え、なんであんな言い方するの?え、メール、お母さん生きてるじゃん。目覚冷覚めるかもしれないじゃん。なんでもう声聞けないなんて言うの? [音楽] そんなこと言っちゃだめだよ。あ、そんなこと言うと本当にそうなっちゃうんだよ。 [音楽] あ、あの夏休みの間はお母さんのそば [音楽] [音楽] によって。うん。うん。そうなんだ。うん。 [音楽] 昨日こっちについてたまたまラジオつけたら聞こえてきて。そっか。そうなんだ。ごめんね、本当に。 [音楽] お母さんラジオが好きだったから。そっか。そうだよね。聞こえてるかもしれないもんね。あなたの声が聞こえてきて、私とても腹が立って。わかる。私が悪い。本当にごめんなさい。聞きたいんだけど。何な? 今日聞いたのよね。私の声。うん。聞いたよ。聞こえてきたよ。お母さんどうだった? え? 何か反応あったかなって。あ、あ、ああ。ああ。ああ、ごめん。気づかなかった。12 年も反応ないんだもの。仕方ないわ。し、仕方なくないよ。じゃあさ、話そう。もっとたくさん。え、ラジオでさ。そうだよ。話し続ければきっと声も届くよ。やろうよ。私も協力するからね。こ玉ってあるんだよ。何それ? 言葉には魂があって、ちゃんと恋に出せばその願いは叶うの。そんなの信じてるの? あるんだって。じゃどうして届かないの?私の言葉、私の声。ずっと目を覚ましてって子供の頃から呼びかけ続けてるのに。それはでも私の事玉見えたよ。薄い紫色の紫。そう。お母さんのところにあと少しで届きそうだった。見えるのあなた? うん。なんとなくだけど。私の名前シオンっていうの。紫の音って書くの。え、なんだやっぱりシオンちゃんのこ玉だったんだよ。 [音楽] でもだからっておやっぱりラジオやろうよ。お母さんに向かってラジオで話そうよね。ねえね。 [音楽] すっごく臭くて。それで太じゃなかった。その友達にね、マウスウォッシュやったらいいんじゃないって言ったら本当に持ってきちゃって。無理やり口の中に入れたの。小太郎っちゃがって思いっきりかぶって残ってるの未だに腕とこも前だよ。それで楓出じゃなくていいちゃんがそれ見るたびに先に消毒しといてよかったねって。でもそれって逆だよね。まかな。 [音楽] え、どうしたの?いいね。楽しそうで。え、私やっぱりだめ。話すことなんてない。ちょっと待てよ。そんなシオンちゃんごめん。私やっぱり無理。どうして天校多かったから友達いないし。そういうのめんどくさいと思ってきたし。そんな何も話すことなんてないの。じゃあ作ろうよ。これからいらっしゃいませ。 [音楽] おナさ、いらっしゃいませ。 [音楽] ごめんね。仕事中にバイトには来んなっつったろ。ごめん、ごめん。で、誰? 色々あってさ、友達になったシオンちゃん。高校どこ? この辺じゃないんだね。親戚かなんか。あ、あのね、その私たち今ね、ラジオをやってるのは?ラジオ?わかる? 分かるよ。けど何やってるって? えっと、あのシオンちゃんちの喫茶店に機械とマイクがあってアンテナがあってミニFM です。この町の中ぐらいしか電波が届かない。うん。そうなの。はあ。こんにちはよ。いらっしゃい。何ですかここ? この感じ。まだ喫茶店だって。シオンちゃん紹介するね。友達のしずくちゃん。来てみな。え、なんかすごいよ。何? ラジオやってんだってこ。ラジオ?じゃあもうすぐだから。おお。え、お母さんには7月25日3 時を回りました。今日はこのアクアマリンに新しい友達が来てくれています。楓デさんとしずさんです。今日はなんと4人でお送りします。ええ、初めまして。私は楓出って言います。漢字じゃなくてひがで書くんです。の幼馴染みです。よろしくお願いします。 [音楽] え、私、あ、こ、こんにちは。私はしずって言います。私もさちゃんと楓でちゃんの幼馴染みです。 [音楽] しずくは漢字です。よろしく。あねさん、聞こえますか?私たちシオンちゃんと友達になりました。シオンちゃんにはこれからたくさん私たちのことを知ってもらおうと思ってます。今日は私セレクトでアクアマリンのクラシックコレクションからうちの母えさんがよく鼻歌している曲をかけちゃいます。ビバルディ作曲春です。 [音楽] 毎日お昼過ぎに来てマイクの前でおしりして1日あったことを話す。シオンちゃんはほとんど聞いているだけだったけどちょっとずつ話すようになっていった。その言葉はその言玉はきっとお母さんに届いてるんじゃないかな。色 [音楽] ラジオネームだって。初めまして。ラジオを聞かせていただいていてもいいられずメールさせていただきました。あなた方はラジオがどういうメディアかお分かりいているのでしょうか? クレマラジオネーム相色により [音楽] どうしよう。無視無視。それが1 番わざわざ送ってくれたんだよ。もうごツも来てるし。それはちょっと引くんじゃ。でもこの人も近くで聞いてるってことだよね。どっちにしろ下手に絡まない方がいいって。ほっとこ、ほっとこ。の方が好みだけど。誰かよ。うん。 [音楽] [音楽] あ、こんにちは。間に合った。ええ、ナ買い出し行ってるから先に始めててってさ。そう。うお。雪稲さんですよね。そうですけど、アクアマリンスタジオのあ、聞いてくれたんですか? 失礼ですけど、あなたたちラジオというものを分かってらっしゃらないんじゃないかと。はあ。お返事いただけなかったので直接会うしかないかなと。アイ仮面ただいま参です。だから理想的なフォームっていうのはこうじゃなくてこうなわけ。内と一緒道のね。分かるわかるわかるあん適当に返事してるでしょう。そんなことない。とにかくあ [音楽] よ。そちらどちらさん放送中でしょうが。えっと、中原あめさんです。私たちと同じ学校のその DJ 楓出さん、オエア何度か聞かせていただきました。本当ご自分の得意な分野を語るのは大変いなと思いました。楽しく語れかつリスナーにとって意外な発見ももたらされるなとだろ?うん。面白かった。しかしラジオはテレビじゃないんです。こうとかこうとか音だけで伝わらない。見ないと分からないような表現は避けるべきカット。あ、こいつ色。 [音楽] [音楽] さらにそのノート私の何ですか?この緩はとだって素人だし。それにこの音楽というのはそこはもうここの自慢のコレクションから。あそこにあるレコードですね。そうそう。なかなかのコレクションかと思われですがラジオ電波喪失に対しては既存の楽曲には権利者に使用量を払わなければなりません。え、お金払うの? いいじゃねえか。ここにこんなにレコードあるんだし。だめです。たえ、小規模とはいえ立派なラジオ局、喪失としての法的責任をしっかり果たすべきです。なの?さあ、チオンさん。はい。ご自蔵はお聞きしました。あなたのお母様も地域の人々に愛される放送を望んでいると思われます。立派なお母様のためにもきちんとした方がよろしいかと。 [音楽] あ、はい。ラジオにとって最も大事なものとは何か?はい。ナさささん。 [音楽] ええ、さあ。うん。あ、次下ネタ。うん。シングルです。 [音楽] シングル。 [音楽] 日坂町ミニFMステーション。ラジオアクアマリン敵な。おお、すごいラジオっぽい。美工事音はちんです。彼女は湘南音楽学院ピアノかに通うミュージシャンであります。よろしく。おちんは音楽に関してはジーニアスな腕前でして。でも今のはお葬式みたいじゃねは? 私ももっと明るくて元気出そうな感じの方が好きかも。はうーん。じゃあどう? [音楽] いいね。 [音楽] 午後の一時って感じね。 [音楽] あの、さっき見つけたんだけど、 [音楽] これはカセットテープね。何? この中のテープに音声が録音してあるのよ。応記録だって。オンエアつまり放送の記録かと。シオンちゃんのお母さんのこちら日坂町日坂海岸からお届けしています。ラジオ悪アマリンDJの赤です。金さんの声。今日のお天気は晴れ。風が気持ちよくて雨の予感はありませんね。魚さんの店頭には朝れのままがもう入ってきていました。まだ身は細くて尖っていて本当の刀みたいでしたけど秋の近づきを感じました。私はやっぱり塩焼きと大根おろし。 [音楽] お腹箸を入れてたっぷりの大根おろしと一緒にいただく腹技の苦みはもう最高ですね。早く来い来い。サンの季節。そんなわけで秋の訪れを感じた今日もいつもの曲からお聞きください。私この曲覚えてる?サティね。 [音楽] え?ああ、そうか。これコモリタだ。う、きっとお母さんは毎日歌ってたんだよ。 [音楽] ああ。やはり音楽の力は偉大です。それなんだけどさ、今みたいに俺たちが自分たちで作った歌を自分たちで歌ってラジオで流すのはいいの? それです。え、であるならば何もありません。一そこのラジオ曲のテーマソングを作るというのはお母様に習ってみで歌いそれを放送すればいいかと。曲は私に作らせて。音は素敵。私歌を歌うの大好き。カラオケなら得意だぜ。わ、私歌は大丈夫。ちゃんと考えて作るから。ふ。全て音は蜂に任かせなさい。 [音楽] こうして私たちの少し忙しい8 月が始まった。日坂商商店街ラジオアクアマリンあ、まずはあめちゃん指導の元ラジオの仕組みや放送について勉強した。あめちゃんの説明は少し難しかったけど、みんなの意見が一致したことがある。それはリスナーを増やすこと。 [音楽] あめちゃんが言うにはラジオはリスナーがいてこそ。私たちは商店街のお店一見一件にポスターを貼らせてもらった。多くの人に聞いてもらうにはみんなの知りたい情報をお届けしなければならない。私たちは色々取材をして町の情報を集めて回った。驚いたのは、あねさんの放送を覚えている人がたくさんいたこと。あねさんのラジオアクアマリンは商店街のみんなの楽しみの1つだったんだ。特に川袋電気店のおじさんはすごい。アクアマリンのラジオの機材は全ておじさんが揃えたものだというのだ。そしてシオンちゃんにまた会えたこと。ラジオアクアマリンの再開を本当に喜んでくれた。ミニFM局というのは出力がとても小さくてこの商店街全部には届かない。アマチュア無線オタクだったおじさんはトランスミッターという中器をいくつかのお店に配って商店街全域に電波が届くようにしたのだそうだ。もう15年以上も前に設置した機会なので壊れていたりなくなっていたりしたけれどおじさんは理の助けをつなげるように1つずつ修理点をしていった。毎日のラジオでのおしりは楽しかった。しずくちゃんが作るお菓子やコーヒーを目当てにしちゃんも時々顔を出すようになった。女子高生とのおしり目当てではないことを祈る。ゆ、変えて何かようかよ。ぶ、別にちょっと通りかかっただけですわ。こそこそ覗いてないで中に入れよ。検大会でお忙しいかもしれませんけど。あなたに関係あって。あ、失礼します。ナさとしずにもよろしく。チス楓出じゃん。バイトはもういいの? まあね。で、今日はお葉さんの歌が完成したの? 本当に? それでみんなで歌う前に1 人ずつ音を合わせるんだって。なんか1度にバーって歌うんじゃないの? ふん。大葉がそんな素人っぽい仕事をするわけないでしょうが。へイヘイ。じゃあ少し声出してみようか。ふん。 [音楽] 心の緊張しないで。あ、すみません。心の限り何度もいい声。え、ナの声明るくて眩しくてまるで太陽のよう日火りに咲くひ回りって感じかな。褒めすぎじゃねえ。声だけでそんなのわかるの [音楽] ?雨の音、風の音、波の音、日の音、しずくちゃんの足音、あめの声、楓出ちゃんの声。みんなそれぞれ生まれ持った音があるの。あ、なんか分かるかも。音というか言葉に力があるっていうか。言葉に力。言葉には言玉があって、私時々見えることがあるの。またこ玉の話かよ。こ玉素敵。信じてくれるの?楓出ちゃんなんか全然信じてくれないんだよ。当たり前だろ。ナさき大事な力を持って生まれてきた天使なのかもしれないね。このラジオを始めたのだってきっと運命なんだよ。そ、そうかな。さあ、一度歌ってみよう。うん。不思議な人だなあ。人の心を一瞬で取り子にしちゃう。アーティストってこういう人のことを言うんだ。 [音楽] いらっしゃいませ。今思い出しても笑える。見たあの顔見た。見た。超固まってた。3名様ですか? 大体厳しすぎるんだよ。監督のお気に入りだからってさ。そうそう。ついてけるわけねえじゃん。あんなのどうするかな?ゆのやつ。あ、またじいさんに相談すんのかな? さすがに部長は辞態するっしょ。つかやめんじゃね? [音楽] また明日。うん。それじゃお先にまたね。シュオンはお母さんとこ行くって。そっか。どうぞ。サンキュー。はい。ナさちゃんもありがとう。しずくちゃん。いい香り。ああ、こんな毎日が終わらなきゃいいのにな。 [音楽] そうもかないだろ。もうすぐ夏休みも終わって 2 学期が始まるし。今まだ実感ないけど受験の準備だって少しずつしないと。受験か。 [音楽] こちら日坂商店街ラジオ悪クアマリンDJ のさです。今日のゲストはアクアマリンのパテシえしずくちゃんにお越しいただきました。しずくちゃん、何か将来の夢は決まっていますか? え?何?急に。じゃあ、私小さい頃からパテシエになりたいってずっと思ってたのね。 [音楽] [音楽] しずく。お菓子好きだもんね。だからね、フランスに留学しようかなって。 [音楽] ええ、どうして? それでね、少し前からフランス語がお勉強してるの。 [音楽] やだねえ、どうしよう。 [音楽] しずは大人なしそうに見えて真はしっかりしてるもんね。応援するよ。ありがとう。嘘?何?2 人して分かり合っちゃわないでよ。もう全然知らなかったよ、そんなのなあ。うん。ちょっとだけ相手しない? え?何?ゆのことなんだけどさ。ゆうちゃん何日か前かな?あいつ来たんだよ、ここに。え、そうなの?顔出してくれればよかったのに。しずくちゃんは知ってるの? いや、まだしずには言ってない。どうしたの? あいつ部長になるのみんなに反対されたんだって。え、同じ学校のやつから聞いたんだ。一斉にタイぶ届け出されたってひどい。そんなのあいつらしくないよな。楓でっちゃんでかけをするから。駆け?あ、あ、 [音楽] 日坂商店街ラジオクアマリン。こんばんは。 DJの楓出です。ゆ、聞いていますか ?聞いたよ。あんたのこと。部活大変だったんだって。もしこの放送聞いてたらさ、遊びに行こいよ。ナさもしずくも毎日ここにいるからさ。俺はバイトだからいないかもしれないけど。ゆうちゃん、またみんなで遊ぼう。ゆに、この曲を送ります。この曲っておが作った曲。俺たちのために作ったの以外に自分で作ったのを何曲か使っていいって渡してくれたんだ。そうなんだ。ゆにさ、メール送ったんだ。聞いとけって。あ、だからあいつんちまで電波届くか知らないけどな。ナさは嫌いだっただろ。う、俺が言うのこと悪く言うの。いいんだよ。知ってたから。ナさは優しいもんな。ゆはさ、俺と違ってお嬢様だから揚げ増しが必要だろ。俺は大嫌いだけどね。きっと届くよ。楓でちゃんの玉かよ。いい加減しつこいなあ。しずくちゃんも楓出ちゃんもゆうちゃんもいろんな思いを抱えて生きている。その思いに正直に立ち向かって生きている。みんな偉い。みんな素敵だ。 [音楽] [音楽] 心 [音楽] おはよう。ほら、何時だと思ってるんだ? [音楽] ええ?うーん。まだ10時。来週には夏休みも終わりだろう。いつまでも寝てるんじゃない。そんなこと言ったって休み明けに実力交差があるから頑張ってるんだよね。みえさんナイスフォロー。 [音楽] おお、そうだったのか。偉いじゃないか。うん。勉強してれば機嫌いんだもん。親なんてそんなもんだ。ねえ、ご飯自分で襲いなさい。ケッチ。今日も行くの?喫茶店行くよ。結構評判いいじゃないか。嘘。聞いたの?お父さん。俺は運転中が多いから聞けないけど日坂駅の斎藤さんが聞いててな。やだ。変なこと言わないように気をつけよう。はい。あ、ありがとう。いただきまでもあれだろう。あそこをそろそろ取り壊すんじゃないか。隣の空地と合わせてコンビニにするって浜さんとこから工事申請来てたぞ。日の伝の路面区間だからな。トラックとか出りすんじゃないかな。お、いつから?シオンちゃん、しんちゃん、 [音楽] ナさ、ゆうちゃんナさは知らなかったの?この店とっくにおじい様の会社のものなのよ。今日から解体の準備が始まるっていうのにみんなに言ってなかったの?え ?シオンちゃんナさんどうなってるんだよ。それがゆう。ゆうちゃんごめんなさい。最初から決まってたの。え、夏休みの終わりにお母さんおばあちゃんちの近くの病院に店員するの。 [音楽] マジかよ。なんで黙ってたんだよ。あなたたちが勝手に盛り上がってたんじゃない。お前のためにやってたんだぞ。そんな言い方あるかよ。 [音楽] 私がおじい様に夏休みの間だけでも伸ばせないかってお願いしてみますわ。さ、シオンさんのお母様が転員するまでラジオを続けるといいわ。シオンさん、それでいい? どうなんだよ。みんなの思いを無駄にしちゃいけないわね。お前に聞いてねえよ。シオンが決めることだ。ごめんなさい。でも私ならそれぐらいおじい様に頼めば。おじい様。おじい様って大体そのおじい様がここを返しめたからこういうことになってんじゃないのかよ。カでちゃん、もう一度言ってご覧なさい。そんなんだから嫌われんだ。あ、ナさ、どうしてどうしてそんなこと言うの?ゆうちゃんはゆうちゃんでしょ。楓でちゃんのそういうとこ大嫌い。外のあれは何ですか? どうしたの? おじい様はゆうちゃん。おじい様は悪くないわ。おじい様は頑張ってるわ。町のためになればって。それを誰も知らないくせに。呼ばれたから来てあげたの。それだけだから呼ばれたからあいつ放送を聞いてくれてたんだ。 [音楽] [音楽] ナさちゃん。 [音楽] ぎちゃんナさ探しだよ。ほくここが分かったわね。街中探してたら時間かかっちゃった。バカみたい。結局みんな私じゃなくておじい様を見ているのよ。 [音楽] そんなことないよ。うん。は知らないから。この町最大の厚労者。浜長介の孫娘。私がいくら頑張ってもそういう風にしか見てもらえないの。楓出は昔からだから今更て感じだけど。そんなことないよ。言ってたよ。ゆうちゃんの落ち込んでるところ見たくないって。そう。負けたくないだけなんじゃないかな。本当は大好きなんじゃないかな。ゆうちゃんのこと。うん。私おじい様好きよ。う、尊敬してるし、もっと色々教えていただきたいと思ってる。うん。人がいろんなこと言うけど出る食いは撃たれるって。おじい様は平気な顔してるわ。かっこいいんだから。そういう人に私もなりたい。そうなんだ。だから私こんなことぐらいで負けないから。楓出にだって負けないわ。かっこいいなあ、ゆうちゃんかっこいいな。 [音楽] どうしたの?どうしてナさが泣くの?バカね。泣きたいのは私よ。みんな偉いな。本当に偉いな。 [音楽] これも下げてもらっていい?かしこまりました。はい、ただいまお伺いたします。 [音楽] 日坂商店街ラジオアクアマリンDJナがお届けしています。皆さんこんばんは。シオンちゃんのお母さんこんばんは。今日はとっても素敵なゲストを呼びしています。私は楓出ちゃんやしずくちゃんと幼馴染みの浜マスカゆうちゃんです。こんばんは。初めましてゆうと申します。すいません。トイレ。うん。ゆうちゃんはすごいんです。小学校の時はいつも一等で。そんな話やめて。頭いし、みんなに人気があって帰りますわよ。でも聞いてください。勉強しないで100 点が取れますか?ただ足が早いだけでラクロス部の首相になれると思いますか? ナさん。ゆうちゃんは1 位になりたいと言葉にしたら自分で頑張るんです。努力するんです。楓でちゃん、んだり、決めつけたり、そんな良くない言葉は良くない事玉になって自分に帰ってくるんだよ。そんな良くない言葉ばっかり口にする楓でちゃんを私は見たくない。ナさ、本当大げなんだから。でもね、楓でもし聞いてたら一言だけ言っておくわね。いつでも受けて立ちますわ。熱血ドラマカッつうの。 [音楽] それでは今日の放送はここまで。日坂商店街ラジオクアマリン DJナさがお送りいたしました。ありがとう。楓出ちゃん聞いてたかな?お、本当負けず嫌らいね。あ、 [笑い] シオンちゃん。ナさ、ラジオごっこは今日で終わりよ。え、短い間だったけど本当にありがとう。シオンちゃん、まだ夏休み終わってないよ。ゆうちゃんだっておじいさんの許可取ってくれたって。そうよ。せっかくおじい様が8 月の終わりまで続けていいって。無駄よ。どうせお母さんには聞こえてない。そんなことない。きっと届くって。届くはずないじゃない。こんなこといつまでやったってお母さんは目を覚ましたりしないのよ。とっくに諦めはついてるの。お願いだからもうそっとしておいて。本気で思ってない。うしオんちゃんの今の言葉は見えないもん。まだ言ってるの?バカみたい。そんなものあるわけないじゃない。見たも。じゃあどうしてお母さんは目を覚まさないの?どうしたら届くの?教えてよ。それはもう帰ってそう。そんなものあるわけないじゃない。 [音楽] [拍手] あ。しんちゃんの [音楽] [拍手] バカう。 [音楽] あ。はい。こりゃしばらく動きませんね。お父さん。ん?ラジオ、ジオつけて。え?あ、ああ。海岸通りは異前充点です。やん。商店街ラジオアクアマリン。 [音楽] 今日はご近所に出張して悪おじさんからお届けしています。ラジオ聞きの皆様、シオンちゃん、あねさん、聞こえますか? アクアマリンが突然なくなってだけど私たちはちゃんと最後の放送をしたいと思いました。そしたらこんなにたくさんの人が駆けつけてくれて聞こえるか? [拍手] 私は聞いたよ。しオんちゃん。あさん聞こえてるか? お母さん。私たちアクアマリンがなくなっちゃって放送用の機材も捨てられたと思ってたの。 [音楽] だけど実は袋電気店さんが機材一式引き取ってくれてたんだって。他にも今日のためにスピーカーとかも用意してくれて新しい中継機も繋いでもらってるんだよ。 [音楽] 町の人たちがね、アクアマリン壊れたの見てどうしたのって心配してくれて、お寺の太子君が赤王子の経済を貸してくれるよう交渉してくれたんだよ。 [音楽] 楓でちゃんとゆうちゃんは一緒にチラシを配ってくれてね。みんな悪アマリンの放送聞いてくれてたんだって。びっくりだよね。あさん、みんな、あねさんの声をもう一度聞きたいんだって。 [音楽] [拍手] お父さん戻って。え、ここじゃ電波が届かないの。お願い。お願い。運転士さん、分かりました。 [音楽] [音楽] シオンちゃん覚えてる?みんなで練習したあの曲まだ 1度もラジオで流してなかったよね。だから今日みんなの前で歌うよ。シオンちゃんも歌ってね。 [音楽] [音楽] [音楽] [音楽] あ。 [音楽] [音楽] うああ。う。 [音楽] うわ。ああ。 [音楽] Så [音楽] けた涙困らせたよね。でもいいんだ。しつでお互い本命で話せば大好きだと分かるか [音楽] [音楽] とか母さお母さうん。 [音楽] [音楽] しおんちゃんに届いたの [音楽] こら、休むな。こ言ったって。ゆうちゃんが部長に復活したって聞いちゃったから。もう楓でちゃん影響受けすぎ。ほら、早く、早く、待ってよ。奇跡のような高校2 年の夏休みが終わって当たり前の毎日が戻ってきました。だけどこの平凡な毎日は全てがけが買がえのない日々なんだなと言えないけれど、そんな気がするようになりました。 [音楽] そして将来の目標を見つけることができた私は秒43 午後7 時を回りました。こんばんは。寒いですね。東京は今日今年1番の冷込みとなりました。コートの襟りを立てて帰宅するお父さんたちの吐く息が真っ白です。路面の凍結も心配ですね。足元には十分お気をつけくださいね。それでは今日の1局目からおかけしましょう。あの頃の私にこ玉が出てないよと言われないように頑張っています。 [音楽]

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