最新の新型コロナワクチンは本当に意味があるの?

さて、新型コロナウイルスのパンデミック が始まってからもう何年も経ちましたよね 。僕たちの生活も本当に大きく変わりまし た。そんな中で今多分多くの方が新しい コロナワクチンって正直まだ打つ意味ある のかなって疑問に思ってるんじゃない でしょうか。今回はですね、このまさに 確信をつく問いに最新の科学的なデータを 見ながら一緒に迫っていきたいと思います 。いや、本当にそうですよね。状況も 国一刻と変わってきてますから、こうやっ て疑問に思うのはすごく自然なことだと 思います。というわけで今回はこの問いに 答えるための何かヒントになるかもしれ ないすごく新しい研究データがあるので これを一緒に見ていきましょう。さてまず は最初のセクションです。みんなが抱く 疑問。そもそもどうして新しいワクチンに ついてこれほど多くの人がうーんて確信を 持てずにいるんでしょうか。まずはその 背景からちょっと探っていきましょうか。 その理由って多分大きく3つくらい考え られると思うんですよね。まず1つは今の 新型コロナって昔ほど重症化しなくなった なって肌感覚で感じてる方が多いこと。 それから2つ目にもうすでにたくさんの人 が1回は感染して免疫を持ってますよね。 で、さらにこれまでのワクチン摂取で得た 免疫っていうのもかなり広く行き渡ってい ます。こういういろんな要因が重なって 毎年ワクチンを打つのってどうなんだろ うって感じる人が増えてるわけです。 そしてその気持ちは実際の接取率のデータ にもはっきりと出てきてるんです。これ アメリカのデータなんですけどすごく 面白い結果なんですよ。2024年から 25年のシーズンインフルエンザワクチン の摂取率は42%でした。これに対して 新型コロナワクチンの摂取率なんとその ちょうど半分21%だったんです。この 数字がね、多くの人が感じている迷いを くっきれと映し出してるって言えるんじゃ ないでしょうか。ではセクション2答えを 探す最新です。このみんなが輝える迷いを どうにか解消できないか。そのヒントを 求めて世界で最も権威のある医学雑誌の1 つに乗ったある大規模な最新の研究を今日 はじっくりと見ていきましょう。この研究 論文こんな一分で始まるんです。印象的に 意味のある結果に対するワクチン有効性の 現代的なエビデンスが必要とされている。 いや、これってまさに今みんなが知りたい ことそのものですよね。この研究がいかに 私な問に答えようとしているか、その強い 意思が伝わってくるようです。で、何より この研究の規模がすごいんですよ。対象に なった人の数なんと約30万人です。 29万5971 人。これだけ多くの人たちを長い間 追いかけることで本当に信頼できる結果を 出そうとしたというわけですね。しかも 研究のやり方がすごく賢いんです。ただ 単にワクチンを打った人と打たなかった人 を比べるんじゃなくて、インフルエンザ ワクチンだけを打ったグループと インフルエンザと新型コロナのワクチンを 同じ日に両方打ったグループを比較したん です。こうすることで元々健康への意識が 高い人たち同士を比べられるので、新型 コロナワクチンそのものの効果をより正確 に図れるっていう仕組みなんですね。さあ 、結果を見る前に1つだけ言葉の整理をし ておきましょう。ワクチン有効性という 言葉です。これはワクチンが実際の社会で 例えば入院みたいな特定の出来事をどれ だけ防ぐかを示す指標でリスクが何 パーセン減ったかで計算されます。これを 頭の片隅に置いておくとこの後の数字が すんなり入ってくると思いますよ。それで はいよいよ確信部分です。セクション3。 これが有効性の数字。この2つのグループ を6ヶ月間追いかけた結果一体全体どんな 違いが見えてきたんでしょうか。まず1つ 目のすごく大事な発見です。新型コロナ ワクチンを打ったグループはコロナが原因 で救急外来にかかるリスクが29.3% 低かったことが示されました。さらにです ね、もっと深刻な状況、つまり入院につい てですけど、これについてはもっと大きな 効果が見られました。入院するリスクが 39.2% 。つまりおよそ4割も減ったんです。 そしてこちらが最も重要なポイントかも しれません。新型コロナでなくなって しまうリスクがなんと64%も低かったん です。これはものすごく大きな差だと 入れるんじゃないでしょうか。で、この グラフを見るともう一目瞭然ですよね。 救急外来、入院、そして死亡と。状況が シリアスになればなるほどワクチンの有効 性がぐんぐん高まっているのがはっきりと 見て取れます。さて、セクション4は 私たちへの本当の意味です。ただこうやっ てパーセンテージだけ聞いてもいまいピン とこないかもしれないですよね。この数字 が具体的に僕たちにとってどういう意味を 持つのか、もうちょっと身近な数字に 置き換えて考えてみましょう。この研究で はデータをこんな風に翻訳してくれてい ます。もしワクチンを1万人の人が摂取し たらその後の6ヶ月の間におよそ18人の 救急外来の受信、およそ7人の入院、 そしておよそ2人の死亡を防ぐことが できると推定されるわけです。こうやって みるとワクチンのインパクトがより具体的 に感じられますよね。さらに大事なのが この予防効果って誰か特定の人たちだけに 当てはまるものじゃなかったっていう点な んです。この研究によると若い人でもお 年寄りでも元々健康な人でも寿病がある人 でもみんなに一貫して効果が確認されたと 報告されています。これはかなり心強い 結果と言えそうですね。それでは最後の セクション、最後のまとめです。これまで 見てきた話を全部整理して僕たちが最初に 立てた問い、最新の新型コロナワクチンは 本当に意味があるのかという問に1つの 答えを出していきましょう。これが今回の 解説のデュっとした要約です。まず世の中 にはワクチンに対する素朴な疑問があり ました。そこで私たちは信頼できる大規模 な研究に目を向けました。その結果最新の ワクチンは特に重症化したりなくなったり するそういう深刻な事態のリスクを大幅に 減らすことと関連しているという証拠が 見つかりました。結論としてワクチンで 助かる人の絶対数というのはもしかしたら 小さいかもしれないけれども重症化を防ぐ という点でのメリットはこの研究からは 明らかと言えそうです。もちろん科学的な 解説としてフェアであるためにこの研究の 限界点、つまり注意しなければいけない点 にも触れておく必要があります。これは あくまで観察研究なので直接的な原因と 結果を証明するものではなくて関連性を 示したものです。それから対象者が主に 高齢の男性の体液軍人だったこと。そして 副反応についてはこの研究では評価してい ないという点も研究者自身がきちんと指摘 しています。最終的にこの解説はあなた 自身がより多くの情報に基づいて判断を 下すための1つの重要なデータを提供する ものです。この科学的な根拠があなたに とって何を意味するのか、是非ご自身の 状況と照らし合わせながらじっくり考える きっかけにしていただければと思います。 今回の解説は以上です。靴オアカデミアに いいねとチャンネル登録をよろしくお願い いたします。

元の論文
Association of 2024–2025 Covid-19 Vaccine with Covid-19 Outcomes in U.S. Veterans

Citation
N Engl J Med. 2025;393(15):1–12.

要約
米国退役軍人省の電子医療記録を用いて、2024–2025年シーズンの新型コロナワクチンの有効性を検討した観察研究。2024年9月〜12月にインフルエンザワクチンを接種した295,971人を対象とし、うち164,132人が同日にCOVID-19ワクチンも接種(併用群)、131,839人がインフルエンザワクチンのみ接種(対照群)であった。追跡期間は180日。

6か月時点の推定有効性は、COVID-19関連救急受診29.3%、入院39.2%、死亡64.0%、三者複合28.3%であった。10,000人あたりのリスク差は救急受診18.3件、入院7.5件、死亡2.2件減少であった。有効性は65歳未満、65〜75歳、75歳以上、併存疾患や免疫状態の有無にかかわらず一貫して認められた。

効果は時間とともにやや低下し、1〜2か月で37%、3〜4か月で32%、5〜6か月で21%に減弱した。感度解析および負の対照アウトカム(腎疝痛、捻挫、耳鳴など)でも結果は頑健であった。

絶対リスク減少は小さいが、ワクチン接種は入院・死亡を有意に減少させ、KP.2株対応mRNAワクチン(Pfizer-BioNTechおよびModerna)は流行中のKP.3およびXEC変異株に対しても防御効果を示した。著者らは、現在の感染重症度の低下を踏まえても、高齢者や併存疾患を持つ人では接種による利益が明確に存在すると結論づけている。