【全話フル|日本語字】顔のアザで捨てられた子の秘密~実は天界から遣わされた幸運の赤ちゃんだった#短編ドラマ #minidrama

悦悦(ユエユエ)、おいで。 はい、お母さん。 やっぱり私は産めなかったんだ。 こんなブサイクな娘。 ほら。 あの子の顔を見て。 あんな大きな赤い斑点。 やっぱりうちの悦悦(ユエユエ)は可愛い。 これこそ私の子供。 本当に可愛いわ。 二人の子供は 病院で取り違えられたんだ。 こんなことが起こるなんて 誰もが思わなかったわ。 へっ。 あんたたちみんな そう思ってるんでしょう。 あんたの家の娘に うちのものを ただ食いさせて。 あら、王(ワン)さん。 そんな言い方はできませんよ。 うちも悦悦(ユエユエ)を育てました。 今は飢饉の年です。 あなたたちの家は何を食べてるの? え? 雑穀のお粥よ。 うちが食べてるのは トウモロコシの蒸しパンよ。 あなたたちの家で育てたのと うちで育てたのと 同じなわけないでしょう。 いいわ。 このブスは あんたたちにあげるわ。 悦悦(ユエユエ)。 お母さんと行くわよ。 家に帰ったらご飯を 食べさせてあげるから。 お母さん、ご飯が食べたい。 妹。 何が妹よ。 言っておくけど この子は妹じゃない。 このブスこそ あんたの妹よ。 お母さん。
家に帰ろう。 ええ、行きましょう。 お母さん。 福宝(フーバオ)は間違ってました。 福宝(フーバオ)を捨てないで。 あっちへ行きなさい。 王淑芬(ワン・シューフェン)。 なんてことをするんだ。 子供に 手を出すなんて。 行くぞ。 おい、お前。 妹。 福宝(フーバオ)。 大丈夫か? 福宝(フーバオ)。 私はお父さんだよ。 お前が生まれた時 二つの病院で 取り違えられたんだ。 この、この子は お兄ちゃんだ。 もう一人お兄ちゃんがいる。 学校へ行ったよ。 この、この人はお母さんだよ。 福宝(フーバオ)。 もし、もし すぐに 呼び方を変えられないなら 私たちを おじさん、おばさんと呼んでもいいんだ。 呼ばなくてもいいんだよ。 福宝(フーバオ)。 お腹が空いたでしょう。 さあ。 さあ。 これは雑穀のお粥だよ。 とりあえずこれを食べてね。 このろくでなしの王淑芬(ワン・シューフェン)め。 いつもトウモロコシの 蒸しパンばかり食べさせてるって言ってたのに。 どうしてこんなに 痩せてるんだ。 子猫みたいに。 うちには 食べるものがないけど 悦悦(ユエユエ)を こんなに太らせたのに。 飢饉で 食糧が不足してるから みんな大変なんだ。 お兄ちゃん。 庭の鶏の卵を 取ってきて。 妹のために栄養をつけさせてあげよう。 ええ、行ってらっしゃい。 福宝(フーバオ)は卵を食べられるの? もちろん食べられるよ。 うちには 雌鶏が一羽いるんだ。 毎日卵を産んでくれるんだよ。 これから全部福宝(フーバオ)にあげるよ。 卵が一つしかないのに 福宝(フーバオ)にあげるの? そうだよ、全部あげるよ。 福宝(フーバオ)にあげるのね。 でも私が食べたら あなたは食べられなくなるよ。 私たちはもう大人だから 卵は必要ないんだよ。 もし たくさんの卵が あったらいいのに。 みんなで食べられるのに。 お母さん、早く来て。 うちの鶏が化け物になった。 お母さん、早く来て。 うちの鶏が化け物になった。 うるさいな、騒ぐなよ 村人に 聞かれたいのか 父ちゃん、早く見て うわ、すごい 見間違えじゃないよね この三年間の飢饉で 鶏がこんなに たくさん卵を産んだなんて聞いたことない 卵はどんどん 少なくなるって言うのに まさか うちの鶏が 化け物になったとか いいことじゃないか みんなで卵が食べられる 父ちゃん、早く見て たくさんの卵 これ 一体どうなってるんだ もしかして 鶏も我が家が貧乏だと お前はバカだな 飢饉で死んだ人が多くて 貧しい人が増えたのに どうして鶏は そんなに親切で うちに来て産むんだ もういいから、喧嘩はやめろ 早くかごを持ってきて 卵を拾うぞ 飢饉が始まってから こんなにたくさんの 卵を見たのは初めてだ 満倉 早く お母さん、後で 卵焼きをたくさん作ってくれ ケチらずに 今日は家族みんなでご馳走だ はい この飢饉の年に 私たちが 卵を食べられるなんて さあ、ご飯だよ 福宝はどうして食べないの 福宝 早く席についてご飯を食べなさい 福宝 席についていいの この子は王家にいた時 辛い思いをしたんだな 福宝 これからは 毎日席についてご飯を食べられるよ 一番美味しい卵スープと 一番濃いお粥は 全部福宝にあげるよ そうだよ、福宝 これからは誰もお前を 席につかせないようなことがあれば 兄ちゃんがやっつけてやる お兄ちゃんありがとう お母さんありがとう はい さあ 早くご飯を食べなさい さあ 父ちゃん 父ちゃん どこに行くの 裏山に畑があるから 耕してくる トマトを植えて 後で 福宝に 卵とトマトの炒め物を作ってあげる 福宝も手伝う 福宝 福宝 お前はまだ小さいから 行かなくてもいいんだよ もし 散歩に行きたいなら お兄ちゃんと一緒に 町に卵を売りに行こう 卵を売る そうだよ うちにはこんなにたくさんの卵があるから 家に置いておくと もったいない 売って お金を稼いだ方がいい 満倉 道中気をつけてな 割らないように 卵が売れたら 妹に 新しい服を買ってあげて はい はい はい、持って 卵のお金じゃ足りないから ここにもあるよ 欲しいものを何でも買っていいよ わかった、お母さん 行くぞ、妹 遊びすぎないで 夜は早く帰ってきてね 卵を売るぞ、卵を売るぞ 新鮮な卵はいかがですか お兄さん 卵を見ていってください 卵を売るぞ 卵を売るぞ、卵を売るぞ 福宝、お兄ちゃんと一緒に叫ぼう 卵を売るぞ、卵を売るぞ すみません、卵はいくらですか 一個2角です とても安いですよ とても新鮮です 一つください こんなに早く 売り切れちゃうなんて 兄ちゃん、すごい 福宝(フゥバオ)がすごいんだ お前が呼んだら みんな来たんだ 兄ちゃんが新しい服を買ってやる 兄ちゃん 食べて 兄ちゃんは甘いものが苦手なんだ 冰糖葫芦(ピンタンフールー)は好きか? うん 冰糖葫芦(ピンタンフールー)大好き 新しい服も大好き ありがとう、兄ちゃん たいしたことないさ 兄ちゃんが大きくなって 仕事に就いたら 福宝(フゥバオ)は何が食べたい? 兄ちゃんが全部買ってやる うん あのブス なんでここにいるんだ あら 新しい服まで着てる 家は貧乏なくせに 新しい服を買うなんて 見栄っ張りね 食べるものに困るんじゃないの 王(ワン)おばさん 福宝(フゥバオ)が何を着ようと うちの問題です あなたには関係ありません 妹 そちらで元気にしてるか? ちょっと、何するのよ 妹って まだ子供じゃない このガキ 誰を妹と呼んでるの 言っとくけど あんたの妹は あんたの隣にいるわよ この子はうちの娘だ そうよ、私はママの娘よ 勝手に呼ばないで 悦悦(ユエユエ)は前は 俺に一番懐いていたんだ まさか 連れて行かれて数日で 俺たちのことを忘れるなんて うちの娘が 言ってるのを聞いたでしょ 勝手に親戚ぶらないで 福宝(フゥバオ)、行くぞ 待て まだ聞いてないことがある なんでこんなブスを 連れてきたのよ まさか 子供を交換しようと 思ってるんじゃないでしょうね そんなことさせないわよ こんなブス いらないわ 見てみなさいよ 顔のシミが どんどん広がってるわ この先 もっとブスになるに決まってる 将来 絶対にお嫁になんて行けないわ 交換しなくても 妹はお前とは関係ない たとえ俺が 息絶えても 一生面倒を見てやる バカね ブスのくせに 大事にされてるのね 貧乏になるのは当然だわ 悦悦(ユエユエ) 行くわよ 行くわよ あんなブスと 一緒にいないで 邪魔しないで どいて 誰よ、こんなもの 投げ捨てたのは 兄ちゃん 福宝(フゥバオ)はブス? 私を交換したりしない? 福宝(フゥバオ)、あいつの言うことを聞くな お前は俺の妹だ どうして お前を交換するんだ でも、福宝(フゥバオ)が来てから たくさんお金を使った お金は何とかなる でも、もし俺たちが 福宝(フゥバオ)が5歳の時に 服を買ってやらなかったら お前が大きくなったら 二度と着れないだろ 5歳の服は うん、分かった、兄ちゃん 福宝(フゥバオ)が大きくなったら たくさんお金を稼いで 両親と兄ちゃんにあげる よし、兄ちゃんは信じてるぞ 帰ろう 兄ちゃんは宝物だ あれ 道に 金が落ちてる 偽物じゃない? とりあえず 両親に見てもらおう 本当に拾ったのか 金のネックレスだ 何枚も替えられるわ 大団円ね お前 この金のネックレスは値打ちがあるけど このネックレスは 必ずしも金とは限らないわよ お母さんが言ってたけど 本物の金は 火で焼いても黒くならないんだって じゃあ マッチで試してみよう 黒くなってない 本当に金だわ なんてこった これは もし誰かが落としたものだったら きっとすごく慌ててるわ 福宝 お母さんに詳しく話して これはどこで見つけたの? 私が拾ったの 私のものよ お母さん 早く売って お肉と交換して 福宝 誰が言ったの? 拾ったものは 自分のものだって 福宝 何かを拾ったら 誰かが 落としたってことよ この物は 持ち主がいるの あなたのものじゃないのよ 詳しく教えて どこで拾ったの? 王おばさんのよ 王さんのこと? えっと 彼女の家に 返しに行ってくるわ だめ 私が拾ったのよ 福宝 確かに 王淑芬は ろくなもんじゃないけど この金のネックレスは とても高価なものよ 横領しちゃだめよ お母さん このネックレスは彼女のではないわ 彼女が奪ったのよ この子は いつも運がいいくせに どうして今日は 何もないの? 隠してるんでしょ 出しなさい お母さん お母さん やめて これを拾ったの なんてこった わぁ! 金だわ 誰だこんなに不運な人は 金のネックレスをなくすなんて 気にしないわ とにかく拾ったんだから 私のものよ 東湾大通りで拾ったの そうだったのね この金のネックレスは 王淑芬のものではなかったのね 東湾大通り あなた 明日町に行ってくるわ お母さん 市場には人がたくさんいるのに どうやって 誰が金のネックレスを落としたか分かるの? まさか 市場で叫ぶわけじゃないわよね? 誰が叫んじゃだめって言ったの? ネックレス! 誰が金のネックレスを落としましたか? お母さん そうやって叫んだら みんな集まってくるわ まあ見てなさい ネックレス!誰が金のネックレスを落としましたか? ちょっと! ここで何叫んでるの? このご時世 誰が金のネックレスを拾って 黙ってるものか 大通りで叫ぶなんて 今の金のネックレスは 貴重品よ 家族全員の食糧が買えるわ ということは 本当に金のネックレスを拾ったの? もちろんよ この間 ここで一つ落としたの この金のネックレスは私のものよ ちょうだい お姉さん どんな 金のネックレスを落としたのか 教えてくれる? 金のネックレスは金でしょ 証明できないなら この金のネックレスがあなたのものであると 渡せないわ そういうことか お母さん、賢いね 当たり前よ ちょっと、あなた 自分の物を取り戻すのに あなたに証明しなきゃいけないの 当たり前でしょ こんなに高価な金のネックレス そう簡単に 持って行けるわけないでしょ 何をそんなに言うんだ あなたは拾えなかったんでしょう あいつは詐欺師だ みんなで 追い払ってやれ ちょっと、あなた 行け行け行け あなたって人は どうしてそんなことするの さっさと出て行け うちの 街で詐欺なんかするな 行け行け行け やめて 工場長 どうしてここに 奥さん あなたが拾った金のネックレスは ペンダントが 無事のお守りですか 真ん中に宝石がついてて 下に 3つ 金の鈴がぶら下がってる おっしゃる通りです 落とし主はあなただったんですね どうぞお持ちください これです 本当にありがとうございます このネックレス 3ヶ月前に失くしてから 母が3ヶ月間病気で 父が亡くなってからというもの これは父が 母に残した唯一の形見なんです 本当にありがとうございます どういたしまして これ、お金です 受け取ってください いえ 本当に結構です ネックレスをお返ししたのは お金のためではありません それに、このネックレスは 私が拾ったものではなく うちの娘が拾ったんです 子供さん ありがとうね 落とし物を 落とし主に返すのは当然のことです 福宝はお金を受け取れません 本当にいい子ですね それなら これは受け取ってくれますか 奥さん あなたは 私の母の命を救ってくれました もし受け取ってくれなかったら 心が落ち着きません 受け取ってください 子供のために 体力をつけてあげてください それならいただきます ありがとうございます どこに落としたんだろう あれは金のネックレスだ 数百元もするんだぞ 淑芬さん 何してるの 何でもない あのね さっき見かけたんだけど 周さんの母子 福宝と彼女の母親が 米と肉を持っていたわ 本当に羽振りがいいわね 何て言ったの 米と肉よ そうよ 周さんの家はあんなに貧乏なのに 絶対に買えないはずよ 米と肉なんて もしかして金のネックレスを 拾ったんじゃないかしら お母さん 言っておくけど これはネックレスの落とし主が くれたものなんだ そう そうよ、くれたの 一体どんな身分なんだろう こんなに貧しい時代に 肉や米を くれるなんて そんなに貴重なものを 私もよくわからない でもあちらは こんなにたくさんくれるんだから きっとお金持ちに違いない 福宝のおかげだ 福宝が うちに来てから うちでは 卵や肉が食べられるようになった 福宝は うちの福の神だ お母さん 妹の顔の 赤い跡が小さくなった気がする 見せて 本当だ やっぱり 神様は そんなに意地悪なはずがない うちの福宝(フゥバオ)を こんなにきれいに 育ったのに こんな大きな赤アザがあるなんて 福宝(フゥバオ)は福がある子だ これから もっときれいになるよ ええ、そうね ほら 鶏の足だよ ありがとう、お母さん お父さん、どうぞ こんなに米と肉が あの忌々しい周(ジョウ)家が やっぱりそうだったか いい度胸だ 私の金のネックレスが どこへ行ったのかと 思ったら この醜い子が 盗んでいったのね 私は醜くない お父さんが言った きれいになるって 悪い人だ うちに来ないで ほら見ろ 顔のこのアザ 醜くないって 誰が醜いんだ 福宝(フゥバオ) 王淑芬(ワン・シューフェン)、何してるの お前ら一家は腹黒い よくもまあ 私に何してるか聞けるわね この醜い子に 盗まれたんだから 探しに 来ちゃいけないのか 嘘だ、盗んでない まだ認めないか ほら見ろ お前らの家はどんなだ 雑穀のお粥なんて 一度食べたらなくなるのに 肉なんか買えるわけないだろ もういい、無駄口は叩かない 私の金のネックレスを返せ さもないと 承知しないぞ ネックレスは福宝(フゥバオ)が拾ったんだ お前のものじゃない もう持ち主に返したわ 何だって お前ら一家は 腹黒いな 返したって言うけど どこにも見当たらないわよ この金のネックレスは 数百元もするんだぞ 飢饉の時の命綱なんだ 私のネックレスを 着服して一家全員餓死させる気か 金のネックレスは お前のものじゃない 私が拾ったんだ お前が奪ったんだ ふざけるな ネックレスはもともと私のものだ 私が金を出して買ったんだ もういい とぼけるつもりだな いいだろう、とぼけるなら とことん付き合ってやる ちょっと 王淑芬(ワン・シューフェン)、この悪妻め 悪妻だって 私のネックレスを着服して 自分たちだけで 贅沢してるくせに 周(ジョウ)さん、言っとくけど 今日ネックレスを 返さなければ 絶対に許さない 絶対に許さない 私のものを盗んで認めない上に 人を殴るなんて 王淑芬(ワン・シューフェン) そのネックレスはどこから来た 自分が一番よく分かってるだろ 他人のネックレスを 着服しようとして 私の娘を唆すなんて よくもまあうちで騒げるわね 死んでしまえ 人のものを盗んで人を殴るなんて 絶対に許さない 人殺しだ、人殺しだ 言っとくけど お金はない 死にたいなら 手伝ってやるよ 呉紅英(ウー・ホンイン)、この女 言っとくけど 覚えてろよ 絶対に許さない 絶対にだ 絶対に許さない 飢饉の時の一食なのに 王淑芬(ワン・シューフェン)のせいで 食糧を無駄にした それにあの金は 絶対にあいつのものではない 妹を陥れようとしてる 本当に腹黒い 福宝(フゥバオ) これから あの女に虐められたら やり返してやれ どうした 母ちゃんがついてる うん 突っ立ってないで 足があるんだから 走らないと 分かったよ、母ちゃん お父さん この地面にも まだ食べられる物がある またお碗をいくつか持ってきて 無駄にしちゃだめよ 憎き呉紅英め 一家そろって ちょうどいい なんだ 昨日やられたからって 一晩で助っ人を呼んだのか 黙れ 従兄 この子です 私の金のネックレスを盗んだのは 嘘よ、福宝は盗んでない 私が拾ったんだ それに金のネックレスは もともとあなたのものではない 他人の物を無理やり奪ったんだ それは良くないことだって 母ちゃんが言ってた 大きなお世話よ 子供に 説教される覚えはない この子です 以前うちに住んでたことがあって うちの金のネックレスを どこに置いてあるか知ってるの きっとこの子が 家族みんなで 夜中にうちに来て 盗んだんだわ 王淑芬 人聞きの悪い そのネックレスは福宝が拾ったものよ あなたのものではない もう持ち主に返したわ その金のネックレスは
妹のものだ 妹がしてるのを見たことがある 今日出さないと 承知しないぞ 命はないと思え お父さん、大丈夫? 大丈夫だ よくも親父を殴ってくれたな この 青二才が 俺に手を出そうってのか どうした 死にたいのか 兄貴 何かあったら俺に言ってくれ まだ子供なんだ あら 何を今更 今更、怖いからって許しを請うの お前だよ、周さん ネックレスは出すのか出さないのか 強制捜査するぞ ない まだ認めないか 探せ ちょっと 何をするんですか 誰にも触らせない 家には何もないよ 趙さん おとなしくしてろ 邪魔するなら 家族まとめて ぶっ飛ばすぞ
ぶっ飛ばす 家の中を捜さないで お金はない 従兄 肉と野菜だけです あら あらあらあら 欲ボケども 説明してください これはどういうことですか この米と肉は きっと 私の金のネックレスを売って買ったんだ いい加減にして 持ち主からの贈り物です 嘘つけ 誰があげるの こんな貴重な物 できるなら 本人を呼んで 面と向かって言い合おう よかった あなたがお父さんに渡した 大事な物を取り戻してくれて そうでなければ 私は死んでも 死にきれない ありがとう そうだ、兄貴 感謝したのか もちろん感謝したよ 買った魚と 米と肉を 全部あげたんだ あなたって子は あんなに助けてもらったのに 大変お世話になったのに 少ししかあげなかったの 分かってるのか あの人たちが どこの人か 彼らは 軽石村の周さん一家です。 彼らの末娘が ネックレスを拾いました。 いいわ。 プレゼントを背負って、 私たち親子で 直接会いに行って、 ちゃんと感謝の気持ちを伝えましょう。 うん。 道理をわきまえなさい! 福宝が拾ったもので、 あんたのものじゃない! 私の手の中にあるものは、 私のものよ。 あんたが盗んだと言えば、 盗んだことになるのよ! 小娘! 早く金を出しなさい! 一体何をしたいんだ? この悪党! このブス! お前さえいなければ、 私の金のネックレスは無くならなかったのに! 悪い人だ! あの金のネックレスはおじさんのもので、 あんたのものじゃない! おじさんのもの? どう見ても、 あんたは私の金のネックレスを 横領して返さないつもりだろ! このブス! 家族全員泥棒だ! 私たちは泥棒じゃない! あんたこそ泥棒だ! 泥棒だと言ったら泥棒なのよ! 村中の人が 私がその金のネックレスを
つけているのを見たのよ。 あれは私のものよ! いい? 今日中に 返してくれなければ、 警察に通報して、 家族全員 逮捕してもらうわ! ああ! このガキ! よくも噛みつきやがったな! 今日はお前の 犬の足を折ってやる! 福宝! 後どれくらいで着くの? お母さん、焦らないで。 もうすぐ着くから。 この家族は金のネックレスを拾って、 返してくれるなんて、 本当にいい人たちね。 あの、 拾得物を届けてくれた女の子の話を もう一度聞かせて。 彼女に会ったら、 やめろ! 誰であろうと彼らを傷つけることは許さない! 林工場長! 坊や、 大丈夫か? ちょっと、 あんた誰? 余計なお世話だ! おい! まさかこの ガキとグルなのか? 黙れ! こちらは 町の 製薬会社の林工場長だ。 軽河鎮の薬草はすべて 彼の会社のものだぞ。 よくも無礼な真似ができるな! り、林工場長! 何をしている! 彼らが 人をいじめているのが 見えないのか! 全員捕まえろ! ちょっと待って! 誤解です! 私は 周家の連中が 私の金のネックレスを盗んで、 自分のものにしようとしたんです。 私はただ自分のものを 取り返しただけです! この嘘つき女! あの金のネックレスは あんたのものじゃない! 無理やり奪おうとして、 奪えなかったから私を叩いた! でたらめを言うな! あのネックレスは 村中の人が私かつけているのを見たのよ! 私のものじゃないなら、 誰のものだというの? 黙れ! 坊や、 今言った金のネックレスは 前にあのおじさんに返したものか? はい。 前回福宝がネックレスを拾った時、 彼女が私から奪って、 彼女のものだと言いました。 今回福宝がまたネックレスを拾ったので、 母は落とし主に返すと言いました。 ネックレスは林おじさんのものだったので、 母は林おじさんに返しました。 でも彼女は福宝に 金のネックレスを返せと言いました。 なるほど。 母の金のネックレスは 最初にあなたに 隠(かく)したな 林(リン)工場長(こうじょうちょう) ということは そのネックレスはあなたのものだと そうです 金(きん)のネックレスは私(わたし)の物(もの)です 周(ジョウ)さんの家族(かぞく)は私(わたし)の 金(きん)のネックレスを返(かえ)そうとしてるのに あなたは横領(おうりょう)しようとした 私(わたし)の金(きん)のネックレスを 人(ひと)を殴(なぐ)るなんて 刑務所(けいむしょ)に 入(はい)りたいみたいね いえいえ 違(ちが)いますよ、奥(おく)さん 横領(おうりょう)しようとは 思(おも)っていません ただ、あなたに 返(かえ)さないんじゃないかと 思(おも)って このガキから ネックレスを取(と)り戻(もど)して 林(リン)工場長(こうじょうちょう)に返(かえ)そうと 今(いま)のは ただ、脅(おど)かしただけです 脅(おど)かしただけです 嘘(うそ)だ さっきのは 福宝(フーバオ)を殺(ころ)そうとした 本当(ほんとう)に 工場長(こうじょうちょう)に返(かえ)すつもりなら どうしてずっと 身(み)につけて 村(むら)で自慢(じまん)してるの そうよ 私(わたし)が拾(ひろ)ったネックレスを 奪(うば)い取(と)ったじゃない 自分(じぶん)のものだって 返(かえ)す気(き)なんてなかったくせに 小(ちい)さいガキども 生(い)きていたくないのか 生(い)きていたくないのか 私(わたし) この女(おんな) 手(て)を出(だ)すな 私(わたし)は死(し)んでるのか 林(リン)工場長(こうじょうちょう) こいつらと この女(おんな)を 警察(けいさつ)に連(つ)れて行(い)け いやだ 工場長(こうじょうちょう) 捕(つか)まえないでください 工場長(こうじょうちょう) 騙(だま)されたんです そうですよ、工場長(こうじょうちょう) 捕(つか)まえるなら 彼女(かのじょ)を 彼女(かのじょ)に騙(だま)されたんです 彼女(かのじょ)が一番(いちばん)悪(わる)いんです 誰(だれ)も逃(に)げられないぞ 紅英(ホンイン) 頼(たの)むから 助(たす)けてくれないか 捕(つか)まりたくない 家(うち)には悦悦(ユエユエ)がいるんだ 福宝(フーバオ)を 5年(ねん)も育(そだ)てたから 許(ゆる)してくれないか ねえ あ 福宝(フーバオ) 助(たす)けてくれ 福宝(フーバオ) 王(ワン)淑芬(シュウフェン) 福宝(フーバオ)の顔(かお)に免(めん)じて 今回(こんかい)だけは見逃(みのが)してやる 次(つぎ)はないと思(おも)え 子(こ)どものことは 考(かんが)えないからな はい 覚(おぼ)えておけ 福宝(フーバオ)はうちの恩人(おんじん)だ 虐(いじ)めたら 林(リン)家(け)に逆(さか)らうことになる 虐(いじ)めたら 林(リン)家(け)に逆(さか)らうことになる わかりました この乱闘者(らんとうしゃ)たちを 連(つ)れて行(い)け 工場長(こうじょうちょう) 私(わたし)たちは無実(むじつ)です 捕(つか)まえないでください 王(ワン)淑芬(シュウフェン) この女(おんな) 覚悟(かくご)しろよ 出(で)てきたら 殺(ころ)してやる まだ行(い)かないのか 行(い)きます すぐ行(い)きます やっと会(あ)えた 感謝(かんしゃ)します あ これを受(う)け取(と)ってください 奥(おく)様(さま) 何(なに)をするんですか このお金(かね)は もらえません あの そうですよ 私(わたし)たちは農民(のうみん)です 力(ちから)で稼(かせ)ぎます 手足(てあし)がありますから それに 今日(きょう) お金(かね)を受(う)け取(と)ったら これから 子(こ)どもの手本(てほん)になれません いいよ 周さんは嘘をつかない そうであれば 私は無駄口を叩かない あなたたちに道を示しましょう 我が家では 薬草を集めている 興味があれば 私にトウジンを植えてくれませんか? 1斤 私は50で買い取ります 1斤50以外にも 私たちはあなたに トウジンの種を提供します どうですか? 林工場長 私たちが植えたくないのではなく ただ、私たちの家の土地は 山奥にあるんです 何を植えてもうまくいかない そうでなければ私たちの家族は こんなに貧しくはないでしょう 周さん あなたの家の土地は 確かに穀物の栽培には適していません しかし、薬草の栽培には適しています 薬草の中には 山奥で育つのに適したものもあります そうだよ、お父さん 私たちの福宝が 私たちの家に来てから 運勢はどんどん良くなっている 卵を食べ 金を拾う 私たちの福宝は 福星だと思う 試してみてください そうだよ、お父さん どうせ裏山の土地は 他に何も植えられないんだから 試してみましょう お父さん もしうまくいったら わかった じゃあ試してみよう 周さん これはトウジンの種です 受け取ってください もしうまくいかなかったら 私が贈ったものとしてください 林工場長 私は必ずきちんと育てます しばらくして熟したら 町に行って 林家に私たちを訪ねてきてください はい、わかりました それではそうしましょう 長男 さあ、行こう それでは周さん 私たちは先に帰ります 気をつけて 私たちは先に帰ります 気をつけて ああ、私の福宝 お母さん おじいさん 林工場長の信頼のおかげで 私たちにこんなに 貴重な種をくれた 私たちは今 それを植えに行きます うん ああ よしよし 今は しばらく待って 芽が出るのを待ちましょう お母さん
明日には芽が出るよ あらまあ 私の可愛い福宝ちゃん 種は 成長周期があるのよ 発芽を経て 土を破り 肥料を施し 水をやる これらがなければ 育たないのよ なるほど わかったよ、お母さん トウジン、トウジン、早く大きくなって 大きくなったらあなたを売って お肉と交換するんだ あらまあ 本当に食いしん坊さんね もういいわ お腹すいたでしょ? 家に帰りましょう お母さんがご飯を作ってあげるわ やったー さあ、福宝、行こう お父さん この長男は 途中でどこに行ったの? もう、あのバカ息子は 鍬を畑に忘れてきたのよ 途中で思い出したのよ お父さん、お母さん、ただいま 途中で李さんの家の前を通った時 に 彼の周りに 何匹かの子犬が集まっているのを見たんだ 福宝が 家で遊び相手がいないと思って 一匹もらってきたんだ 子犬 お兄ちゃん、ありがとう。 お母さん。 犬を飼ってもいい? 欲しいの? 飼いましょう。 やったー。 お母さん、ありがとう。 犬が飼えるぞ。 なあ、お前。 薬草を栽培するのは初めてだから。 どうも落ち着かない。 心配で仕方ないんだ。 明日もまた。 様子を見に行こう。 お母さん。 私も行きたい。 一緒に行きましょう。 ええ。 昨日の晩に。 オタネニンジンの種を植えたばかりなのに。 一晩で。 全部芽が出たんだ。 それはきっと。 私が水をやったからだ。 バカだな。 どんな神水を使ったんだ? オタネニンジンが一晩で。 こんなに大きくなるなんて。 やったー。 オタネニンジンが大きくなった。 お金に換えられるぞ。 昨日、福宝(フーバオ)が。 オタネニンジンが早く大きくなればいいと言ってた。 今日、もう大きくなった。 あの子は。 只者じゃない。 人に知られてはいけない。 福宝(フーバオ)のためにならない。 お母さん。 これからどうするの? どうするって? 早く収穫してお金に換えるんだよ。 かごを取ってくる。 私がやる。 私がやる。 ここで待ってて。 お兄ちゃんに行かせる。 ちょっと。 あなた。 掘るのはやめて。 町に行って。 林(リン)工場長を呼んできて。 薬草を売るんだ。 薬草の育ちが早すぎるから。 疑われないように。 こう言うのよ。 以前から育てていたと。 分かった。 すぐ行ってくる。 周(ジョウ)さん。 奥さん。 林(リン)工場長。 林(リン)さん。 どうぞお座りください。 どうぞ、どうぞ。 妹、遊びに行こう。 この薬草は。 品質が良いですね。 でも。 今日は。 そんなにお金を持ってきていないんです。 もしよろしければ。 今日。 契約を結びましょう。 明日、お金を持ってきます。 以前お話したとおり。 1斤50元で。 本当に1斤50元ですか? もちろんです。 以前。 お話しましたよね? 商売人は。 信用第一です。 林(リン)工場長。 こんなに少ない薬草でも。 契約が必要ですか? 規則では。 工場に薬草を仕入れる際は。 必ず契約を結ぶことになっています。 決めた値段を。 売り手が翌日になって覆すことを防ぐためです。 そうなると。 違約金を。 いただくしかありません。 でも、周(ジョウ)さんの人柄は。 信用していますので。 契約はどちらでも構いません。 工場にそういう規則があるなら。 守らなければなりません。 ええ。 林(リン)工場長、契約します。 はい。 ここにサインをお願いします。 はい。 では、明日。 お金を持ってきます。 はい。 家でお待ちしています。 では、これで失礼します。 はい。 林(リン)工場長。 お見送りします。 こちらへどうぞ。 どうぞ。 こちらへどうぞ。 この野郎ども。 危うく刑務所に入るところだった。 今度は薬草で。 儲けようとしているのか。 夢でも見てるのか。 バーカ。 この薬草を全部 だめにしてやる。 違約金を払うがいい。 二度と売れなくしてやる。 あなた。 明日お金ができたら 自転車を買おう。 どこへ行くにも便利だ。 ゆっくり行きなさい。 あれ? 父さん。 薬草がどうしたか見てくれ。 これ、これ。 ちょっと出かけただけで 薬草が全部黒くなってる。 しかも熱いぞ。 まさかトウジン 自ら水が出てくるのか。 そんなはずはない。 トウジンが 自ら水が出てくるなんて 聞いたことがない。 明日、林工場長が 薬草を仕入れに来るのに 薬草を用意できなければ 違約金を払うことになる。 確か 違約金は 200元もする。 200元も どこから そんなお金を払えばいいんだ。 どうすればいいんだ、父さん。 兄さん。 心配するな。 干せばきっと大丈夫だ。 明日にはきっと元通りになる。 福宝、薬草が黒くなってる。 きっとだめになったんだ。 そう簡単には良くならない。 今回は私が 甘く見ていた。 諦めよう。 お金は 払う。 長男。 薬草を 台所に運んでくれ。 お父さんと もう一度考えてみる。 今回は私が 甘く見ていた。 諦めよう。 お金は 払う。 長男。 薬草を 台所に運んでくれ。 お父さんと もう一度考えてみる。 あなた。 これがうちの全財産だ。 20元。 まずは林工場長に払って 残りは 借用書を書こう。 そうするしかない。 林工場長が 私たちを責めないでくれるといいけど。 周さん。 奥さん。 薬草を仕入れに来ました。 おやおや。 周さんの家はすごいね。 薬草まで売るようになったとは。 前に言った通りの値段で 今すぐ決済しましょう。 何がそんなに高いんだ。 1斤50元。
周さん。 今回は 大儲けですね。 大儲けだって? 薬草を 本当に 出せるかどうかだ。 もし出せなければ お金を払わなければならない。 林工場長。 林工場長。 申し訳ありません。 薬草は 売れない かもしれません。 え? 売れない? 周さん。 契約したはずですが。 どうして契約違反をするんですか? ほらね。 出せないって言ったでしょ。 きっと 薬草を だめにしたんだ。 どうしてうちの 薬草がだめになったって 知ってるんだ? どうして知ってるかは 関係ない。 出せなければ お金を払え。 林工場長。 これは20元です。 残りの違約金は 借用書で払います。 周さんの家は 薬草を売るんじゃなかったのか。 どうして損をしたんだ? あらら それは自業自得だ 腕がないのに 無理をするからだ 当然だ 周さん この違約金は もういいんじゃないですか そんなわけにはいかない 事前に約束したことだ これは借用書とお金です 残りは少しずつ返します お父さん お金を払わなくてよくなった うちの薬草が良くなった お父さん お金を払わなくてよくなった うちの薬草が良くなった 福宝、何を言ってるんだ 昨日、うちの薬草は あんな状態だったのに そんなに早く良くなるわけがない 悪くなったものは悪くなった どうして お前の一言で 良くなるのか お父さん 妹は嘘をついてない うちのニンジンの 本当に一夜で良くなった ありえない 私は明らかに お前は何を明らかに 私は明らかに昨日 自分でニンジンをだめにした 彼らはありえない すぐに良いものを取り出すことはできない それはあなたと何の関係があるの? どうしてそんなに反応するの? 林工場長 私は見ていなかった 彼らはしばらくして言った この薬草は悪い しばらくしてまた言った この薬草は良い 私はあなたが受け取るのを恐れている 悪い薬草ですか? ええと
そうでなければ 彼らに 薬草を取り出させて みんなに見せてみましょう そうですか? そうです、取り出してください 見てみましょう 私は嘘をついていない 私たちの薬草は良い 強情だ 悪い薬草がどうして良くなるの? 後で本当に取り出したら どう言い訳するの? 福宝、ふざけないで 私たちの薬草は 昨日見たけど 確かに悪くなった 福宝は何を言っても当たる 今回も何かあるのだろうか 好転するのだろうか 取り出して見てみましょう 私は本当に信じられない 本当に取り出せるなんて 後でどう収拾をつけるか見てみましょう どう収拾をつけるか見てみましょう ほら 白い布で覆われている 本当にめくれば 良くなると思っているのか? そのとおり 私たちの薬草は良い 信じないなら 見てください これは最高の 品質のニンジンだ このニンジンの品質は 昨日よりも良い 私は薬草を長年仕入れているが 初めて見た こんなに良い品質のニンジンは 昨日の薬草は明らかに悪かった しかし福宝は薬草が良いと言った 今日は本当に良くなった これはありえない あなたたちはきっと この薬草に細工をしたんだ 林工場長 見間違えていませんか よく見てください 彼女の薬草は きっと悪いですよ 一体どうしたんだ? 私は昨日明らかに薬草を だめにした 王淑芬 どういう意味ですか? 工場長も言っている 私たちの薬草は問題ない なぜ私たちのものが 悪いと言うのですか? 私たちの薬草は 明らかに 全く問題ない そのとおり 明らかに 全く問題ない そのとおり 周さん 気にしないで さあ 薬草を 売ってくれ 売るよ 昨日量った 全部で21斤だ はい 1050元 どうぞ いくら? 1050元 すごい金額だな 世間知らずだな まるで 1000元以上 村人全員が 数ヶ月食えるぞ 薬草って儲かるな 周さんの家は 大金持ちになるな 間違いない 周さん 今回は 大儲けだな 父さん、お金持ちになったぞ 周さん もし また いいトウジンが あったら買うよ 値段も上げるよ ありがとう ありがとう はいはい 皆さん、解散 帰ってくれ 帰って 帰りましょう 周さんの家は きっとトウジンを育ててる 運がいいな 損をしなかったうえ 1000元以上も 手に入れたのか 周さん、奥さん 私はこれで 後日 取りに行かせます お気をつけて あなた お金ができたから 共同売店に 買い物に行きましょう ええ 米や油を 鶏やアヒル、魚も 全部買う 満倉に自転車を買って あなたにミシンを買って 福宝には 新しい服を何着か 全部買う いいよ 荷車を持ってきて わかった 車が来たぞ これがあれば 怖いものなしだ 今日はたくさん買おう スペースがあるし 福宝も乗れる あなた 気づいた? 福宝のあざが 小さくなってる ほんとだ 福宝 満倉 こっちへ おいで 見せてごらん 本当だ うちの娘は どんどん綺麗になるな 後で 服をたくさん買ってあげよう さあ、乗って 犬はお留守番ね 新しい服を買いに 気をつけて 誰もいないか お前らが 1000元を持つなんて ありえない この1000元は もらうぞ ありえない この1000元は もらうぞ どけ 後でお母さんと 福宝に お揃いの服を 買ってあげよう 母さんだけでいい 福宝はいらない 福宝はお金を稼いで 母さんに買ってあげる なぜ来たんだ 賢いな 坊ちゃん、早く お金が盗まれた 父さん、お金が盗まれた 福宝 誰かが 盗みに来たって どうしてわかった? 父さん ワンちゃんがそう言ってた ご主人様、早く家に帰ろう 私達に一緒に帰って欲しいんだ 福宝(フーバオ) 犬の言葉が分かるの? じゃあ、もしかして 本当に泥棒に入られた? 本当かどうかは別として 一度帰って確認しないと 前回の党参(トウジン)の件は 説明がつかない 娘を信じるわ まさかそんな 犬が知らせてくれるなんて 帰って確かめよう そうすれば分かる 行こう 行こう、福宝(フーバオ) 早く 早く中を確認しないと 早く 福宝(フーバオ) これは 本当に泥棒だ 早くお金があるか確認して 林(リン)社長にもらった 1050元 全部ない 憎らしい泥棒 一体誰だ? ワンちゃん 誰だか分かる? 私達のお金を盗んだのは 分かるよ、ご主人様 連れて行ってあげる 早く ここだ 王淑芬(ワン・シューフェン)の家だ 憎き王淑芬(ワン・シューフェン) お前だったのか 私達のお金を盗んだのは 行くぞ 周(ジョウ)さんの家じゃないか 入ってみよう 王(ワン)さん 出て来い 出て来い 王淑芬(ワン・シューフェン) 出て来い 騒々しい 何を騒いでるんだ 一体何の用だ? お前が盗んだのか 私達の金を 返せ なぜ知っているんだ? 私がお金を盗んだと まさか 見られたのか? ふざけるな 誰がお前の金を盗むか 証拠もないのに 人を陥れるな 証拠もないのに 人を陥れるな 悪い女 お前が盗んだんだ 子供のくせに 私を中傷するな 私はさっきから 部屋でラジオを聞いてたんだ うちの悦悦(ユエユエ)が 証言してくれる ええ さっきからずっと母さんと一緒に ラジオを聞いてた 一歩も離れてないわ 母さんを陥れないで 謝って なぜ謝る必要がある? うちの妹が言ってるんだ お前が盗んだって お前達家族が言う事が 真実だって言うのか こっちは 証人がいるんだ お前達も 証拠を出してみろ 王淑芬(ワン・シューフェン) 悦悦(ユエユエ)はお前の家族だ 証人にはなれない もうどうしようもないな お前達家族も 証拠を出せないじゃないか 今、お前に盗まれた 1000元 もう 返さないつもりだな 1000元 そんなに? 周(ジョウ)さんの家族は確信してる 王(ワン)さんの所の奥さんは 何かやったんじゃないか こそこそ何か盗んだとか そうかも そうじゃないかも 周(ジョウ)さんの家族も証拠がないし 認めるも認めないも 私は思うに お前達家族は心が黒いんだ 私を陥れようとしてる 皆さん、見てください 周(ジョウ)さんの家族がいじめてくるんです 自分達で お金をちゃんと管理してないくせに 私を陥れて お金を盗んだって言うんです こんなの道理に合わない 王淑芬(ワン・シュウフェン) 長老様 長老様がいらした 一体どういう事だ 集まって 何をしているんだ 長老様 長老様、どうか お裁きを 道理が通らないわ 王淑芬(ワン・シュウフェン) 長老様 長老様がいらした 一体どういう事だ 集まって 何をしているんだ 長老様 長老様、どうか お裁きを この周(ジョウ)家は 自分でお金をなくしたのに いきなり乗り込んできて 私が盗んだと言いがかりを 建邦(ジエンバン) 一体どういう事だ 誰が言ったんだ 王淑芬(ワン・シュウフェン)が お前の家の金を盗んだと はい
長老様 小狗(シャオゴウ)が言いました 福宝(フーバオ)が何だって? 犬が言ったんです 聞き間違いじゃないよな 周(ジョウ)家もひどいな 犬がしゃべるなんて 明らかに人をバカにしている 長老様、お聞きになりましたか 明らかに周(ジョウ)家は 証拠がないのに 今 犬を使って 私を侮辱しているんです 建邦(ジエンバン) 今回は お前たちが悪い 証拠がないのに むやみに人を陥れるのは 無茶苦茶だ 長老様 私は無茶を言っていません 彼女がどこに お金を隠したか知っています 捜し出せるはずです 福宝(フーバオ)なら捜し出せると まさか本当か そんなはずはない でも 王(ワン)家はそんなにお金がない 福宝(フーバオ)が本当に捜し出せたら 真相が明らかになる ダメよ 証拠もないのに いきなり家を捜すなんて 私を 見下している 許さない 建邦(ジエンバン) お前はいつも 落ち着いている子だ どうするんだ どうすればいい 長老様 私は娘を信じています もし見つからなかったら 王淑芬(ワン・シュウフェン)に謝罪し 賠償金を払います 本当か お金は もう隠してある 秘密の場所に 誰にも見つけられない これを機に お金をせしめられるかも いいわよ あなたたち 私の家を捜していいわ でももし 見つからなかったら 賠償してもらうわ この額を 500元 500元 500元 王淑芬(ワン・シュウフェン) 法外な値段だ そんなに大金を 紅英(ホンイン) 絶対に応じちゃダメよ 一時的な感情で もったいない いいわ もし本当に見つからなかったら 500元は 払いましょう 500元に加えて あなたたちの 薬材の商売も 譲ってもらうわ 譲って 今度は 元手も失うぞ 薬材の商売は 周(ジョウ)家が始めたばかりだ 大変な事になった 私は娘を信じています あなたの要求に応じます 今から捜していいですか いいわよ もちろんいいわよ でもね うちの家は多いの あなたたちは? 一部屋しか選べないわよ よく選ばないとね あなた お母さんは怒らないわ 福宝(フーバオ)ならきっと見つけられる ワンちゃん 早くお金を探して ワンちゃん 早くお金を探して まさか本当に信じてないでしょうね 犬が人間の言葉を理解できるなんて お金を探させるとは ばかげてる 周(ジョウ)さん 今回は大ごとになるぞ ざまあみろ 子供に何がわかるんだ 周さんも一緒になってばか騒ぎして おかしいな どうして見つからないんだ 子供 見つかったか ずいぶん時間がかかってるな 見つからないなら早く出てこい 弁償しろ わざと時間を稼ぐな お母さん、見つけたよ 私のかばん どけ 見て、お金だ 1000元以上も やはり王淑芬(ワン・シューフェン)が盗んだんだ 意地悪で醜い泥棒め あっちへ行け お金を置いてけ 子供のくせに あんたの家のお金だと言うなら あんたの家のお金なのか これは私がお金を 貯めておいたものだ これはうちのお金だ あんたの家のお金だと言うなら 証拠はあるのか 証拠がないなら これは私のお金だ 長老 うちのお金は 全部ペンで 周(ジョウ)と書いてあるんです 信じないなら 見てください なんてことだ この一家は貧乏で気が狂ったのか お金に字を書くなんて 長老、見てください 字が書いてあります これはうちのお金です 字が書いてあるからあんたの家のお金だって言うのか それなら この字は私が適当に書いたって言うぞ 黙れ 建邦(ジェンバン) どう思う 借金は返済 殺人は償い 盗みは 刑務所に行くべきだ 周建邦(ジョウ・ジェンバン) 幼なじみじゃないか なんてひどいことを 私を刑務所に入れる気か お願いだから、お母さんを捕まえないで お願いですから、捕まえないで お母さんと離れたくない 私を刑務所に入れる気か お願いだから、お母さんを捕まえないで お願いですから、捕まえないで お母さんと離れたくない 建邦(ジェンバン)さん 幼なじみじゃないですか どうか顔を立ててください いいですか 刑務所に行きたくないなら 彼女に 皆の前で窃盗行為を反省させます そんな そんなことできません もういい 刑務所に入れないだけでも 最善の結果だ 言い訳するな 嫌なら 今すぐ刑務所に行け 反省文を 今すぐ書け 今すぐ読め 詰めろ 私 お金を盗んだ 罪は重い 人民に頭を下げて罪を認めます 誓って更生し 生まれ変わります これからは自分のお金は 自分でちゃんと保管します 盗まれないように 一銭も減ってない うちが 今回お金を取り戻せたのは 全部福宝(フーバオ)のおかげだ お母さんもすごいよ ずっと福宝(フーバオ)の味方だった さあ、福宝(フーバオ) このお金は はい、どうぞ。 お母さん。 福宝はお金いらない。 あげる。 はい、どうぞ。 何がおいしいものが食べたいの? お兄ちゃんと買いに行こう。 それなら、お母さんとお父さんにも。 お兄ちゃんにも買ってあげる。 うん。 それに、子犬にも。 買ってあげる。 はいはい。 全部買ってあげる。 お父さん。 妹がうちに来てから。 うちの生活は。 どんどん良くなってる。 そうだな。 昔はうちが。 1000元持ってるって言ったら。 誰も信じなかっただろうな。 今は本当になった。 子供がかわいそうだ。 小さい頃からうちで育てなかったから。 お父さん。 妹に償いをしないと。 もっともっと良くしてあげないと。 この薬草が。 育ったら。 また。 福宝を学校に行かせてやろう。 本当にそう言ったの? さっきドアのところに。 張り付いて盗み聞きしたの。 薬草を売ってから。 福宝を学校に行かせるって。 あの周のやつらに。 恥をかかされたのに。 あいつらは。 どんどん暮らしが良くなっていく。 子供め。 覚悟しなさい。 ただじゃおかねえぞ。 福宝。 お母さんはいないのか。 お父さんが適当に編んでやる。 文句言うなよ。 お父さん、まあまあだよ。 悪くない。 周のお兄さん、周のお兄さん。 悪いけど、人参を貸してもらえない? うちの人が山で狩りをしてて。 イノシシに噛まれたの。 人参を傷口に塗らないと。 え、イノシシ? 福宝。 早く人参を持って。 お父さんと行くぞ。 あら。 村長さん。 建邦。 福宝。 早く。 人参を。 口に入れろ。 はい。 旦那さん。 旦那さん。 どうして目を覚まさないの? あら。 李さんの奥さん。 そんなに早くはない。 こんなにひどい傷。 一体何があったんだ? 村長さん。 うちには食べるものがなくて。 夫と相談して。 一緒に山に食べ物を探しに行ったの。 私はキノコを摘んで。 彼は裏山に行ったの。 まさか。 山に大きなイノシシがいたなんて。 大人よりも大きいのよ。 もう少しで食べられるところだったわ。 山に大きなイノシシがいた。 大人よりも大きいのよ。 もう少しで食べられるところだったわ。 大人よりも大きい。 どうやって助かったんだ? イノシシが満腹だったから。 本当に食べるつもりはなかった。 ただ噛みついただけ。 お父さん。 福宝は怖くないよ。 山は。 うちの村から。 少し離れてるから。 大丈夫だよ。 イノシシが。 探しに行かなければ。 きっと大丈夫だよ。 あら。 本当に山にイノシシがいるなら。 大変なことになるぞ。 村人を集めないと。 役所に報告しないと。 みんな、一旦帰って。 村人に伝える。 この数日間。 むやみに出歩かないように。 え? イノシシ。 そうだよ。 李さんは最後に。 私たちが帰る前に目を覚まして。 イノシシがいるって言ってた。 李さんは正直者だよ。 彼は嘘をつかない。 イノシシがいるって、彼が言ったんだ。 李さんは正直者だ。 彼は嘘をつかない。 うちの畑はどうなるんだ? うちの長男はまだ畑にいるのに。 裏山の畑は 村に近いから 森に入らなければ 大丈夫だ。 でも 用心しないと。 親父が言ってた。 イノシシは怖いけど 目が悪いから ちょっかいをかけなければ 大丈夫だ。 福宝(フーバオ) どこへ行くんだ? 兄さんのところへ行く。 福宝(フーバオ) 待ってくれ。 お母さん ついて行かないと。 ええ まあ あら 福宝(フーバオ) 早くこっちへ。 お兄ちゃんを見たわ。 裏山の森に入って行った。 本当ですか、おばさん? 兄が森に入ったの? 嘘をつくわけないでしょ。 早く行くわよ。 そうしないと、お兄ちゃんが 危ないわ。 行くわよ。 不思議だな。 5歳の子が あっという間にいなくなるなんて。 ああ 父さん どうしたんだ? 夕飯に呼ぶんだ。 満倉(マンツァン) お前一人か? 妹は? 何を言ってるんだ? 妹は父さんと家にいるんじゃないか。 え? おいおいおい どうしたんだ? 早くお母さんを呼んで来い。 妹がいなくなった。 え? 福宝(フーバオ) ここよ。 早く入りなさい。 おばさん 兄は 本当に森に行ったんですか? もちろん本当よ。 私が見たんだから。 早く入りなさい。 お兄ちゃんはイノシシに遭ったに違いないわ。 早く行きなさい。 父さんと母さんを呼んでくる。 だめよ。 間に合わないわ。 坊や あんたが帰って あんたの父さんと母さんを呼んで来たら お兄ちゃんの死骸を片付けるしかないわ。 こうしましょう。 あんたがお兄ちゃんを助けに行って 私があんたの父さんと母さんを 呼びに行くのはどうかしら? うん。 私が行く。 早く父さんを呼んで。 はいはい、分かった。 行きなさい。 イノシシは森の中にいる。 今度こそ 跡形もなく消してやる。 お前のせいで 周(ジョウ)家はもう威張れないぞ。 うちの豚は 500キロ以上あるって 笑えるよね。 ありえないでしょ。 李(リー)さんのところ お宅は 娘さんを見ませんでしたか? 娘さんって 福宝(フーバオ)ちゃん? ええ どうしたんですか? さっきまでここにいたのに 一瞬の間に いなくなってしまったんです。 探してもらえませんか? え? いなくなった? あのね 人の家のことに構うなよ。 自分の家の男は 足が不自由なくせに それに あの家の娘は 犬と話せるんだよ。 ええ
ええ 不気味だよね。 きっと 天罰が下ったんだよ。 ああ あんた、ひどい言い方だな。 ひどすぎるよ。 お母さん 妹を探すのが大事だ 相手にするな 探せ もっとよく探せ またどこかで死んでるんじゃないだろうな 兄さん 兄さん 兄さん 兄さん 兄貴 大 どこから水が あの子はどこに行ったんだ 福宝は見つかったか どうした まだ見つからないのか 長老に会いに行く あら 長老に会いに行くって 何になるんだ 私は言ったわよ あの子は不気味だって きっとどこかに行ったんだわ 王淑芬 またデタラメを言うな どこがデタラメなの そうでなければ どこに行ったか言ってみろ あの子 こんなに醜い 悪いやつも連れ去りたくないわよ あら あなたたち一家は もしかして演技してるんじゃないの 実は福宝が醜いから 人にやったんでしょ デタラメだ デタラメ そうでなければ言ってみろ この村はこんなに小さいのに どこに行ったんだ 周さん 福宝がいなくなったんですか 朝、王淑芬が 裏山に連れて行くのを見たわ 嘘をつけ 私がいつ福宝を 裏山に連れて行った 王淑芬 福宝をどこに連れて行った 私 あなたの娘なんか見るはずない 離して なぜあなただけを言うんだ 他の人には言わないのに 福宝はとてもおとなしい 勝手に走り回るはずがない 私の娘をどこに連れて行った 私の娘を 返して 淑芬 福宝を見たかどうか 教えて 言ってくれ 王淑芬 裏山にはイノシシがいる 危険だ うちの子が一人で 何かあったら 許さない 私 見てないと言ったじゃないか 見てないんだ 自分の娘に 何かあったら ちゃんと見てないからだ 私を責めるなんて 親切にするんじゃなかった 暴いてやるんじゃなかった 親切 あんたの心は腐ってる 理由もなく 私の娘を裏山に連れて行った 何を企んでるんだ 今日福宝に 何かあったら 許さない 動いてないと言ったじゃないか あんたの娘が死んだとしても 私には関係ない 返して 返して 人殺しだ お母さん
落ち着いて ああ 紅英 今は喧嘩してる場合じゃない 一番大事なのは 福宝を探すことだ みんな近所の人だ やめろ 言っておくけど 周建邦は刑務所を恐れない 言わないと 殺すぞ 言う 言う
言う 福宝は 裏山にいる 行くぞ 福宝 ここから 山林に入ったんだ 福宝 お母さん イノシシがいる 兄さんは? やられたのか 助けて 親父が言ってた イノシシは怖いけど 目が悪い 自分からちょっかいを出さなければ 大丈夫 親父が言ってた イノシシは目が悪い 俺が刺激しなければ 襲ってこない 本当に見えない 私はまず こっそり逃げよう だめ お母さん 福宝(フーバオ) お母さん このイノシシ 食べるなら私を食え 家族は食べるな 何を騒いでるんだ まるで私が お前たちを殺しにきたみたいじゃないか 誰も気づかないのか 私はただ 足のトゲを抜いてほしいだけなのに 痛い 兄さん 無事でよかった お母さん イノシシはただ 私たちに 足のトゲを 取ってほしいだけなんだ すごく痛いんだって えっ 人を食べに来たんじゃないの 福宝(フーバオ) また イノシシの声が聞こえたの? うん ちょっと 妹 待ってて 私が 私も行く 早くトゲを抜いてくれ 痛いんだ 足を下げてくれ よし 危ない イノシシが甘えるな 早く立て あら 私たちったら大騒ぎしすぎたわ あら 福宝(フーバオ)が無事でよかった そうでなかったら 一生後悔するところだった 王淑芬(ワン・シューフェン)は本当に憎たらしい 今度こそ 見逃すわけにはいかない もう甘く見てはいけない 王淑芬(ワン・シューフェン)は今回は 明らかに殺人未遂だ 悪質だ 帰りましょう すぐに警察に通報する うん お父さん お母さん 見てください イノシシからのプレゼント これ 何ですか? 福宝(フーバオ)にはわからない イノシシが言うには いいものだって 中には 骨を再生させるものが入っている これは ありがとう じゃあね 福宝(フーバオ) 帰りましょう さようなら 今度の王淑芬(ワン・シューフェン)は また逃げるつもりか あなた 帰ったらすぐに警察に通報しましょう ああ ちょっと 私を捕まえないでください あなたは陰湿で 5歳の子供を傷つけた 悪質な行為だ 裁判にかけられるのを待っていろ お母さん、行かないで お願いします 母を許してください 僕はまだ5歳なんだ 母なしでは生きられない 彼女が福宝(フーバオ)を傷つけた時 考えなかったのか 福宝(フーバオ)もまだ5歳なんだ 今日こうなったのは 彼女の自業自得だ 洞窟に 突き落とさなかっただけマシだ 怒らないで 福宝(フーバオ)は大丈夫 怒らないで お母さん、帰りましょう 今日の夕食はきっとできてる ええ、帰りましょう 父ちゃん、母ちゃんと福宝(フーバオ)の帰りを待ってて みんなでご飯を食べよう ああ えっ もう何時だ 母ちゃんと福宝(フーバオ)はまだ帰ってこない 何を焦ってるんだ 歩くのに時間がかかるだろう 周(ジョウ)さん 周(ジョウ)さん 林(リン)工場長、どうしてここに 裏山で イノシシが出たって聞いた 福宝(フーバオ)がまた騙されて 裏山に行ったって 子供に何かあったか 大丈夫、大丈夫 幸いイノシシに襲われなかった 子供は無事だ ええ、母親と出かけて すぐ帰ってくる それはよかった みんな噂してる 王淑芬(ワン・シューフェン)の仕業だって まさか彼女が 子供に手を出すなんて もし知ってたら 彼女がそうなら 最初に事件を起こした時に 刑務所に入れるべきだった 私たちも思わなかった 福宝(フーバオ)は運がよかった ああ 林(リン)工場長 父さん、林(リン)叔父さん、兄さん 福宝(フーバオ)、林(リン)叔父さんが会いに来たぞ 福宝(フーバオ)は山でイノシシを見て 怖かっただろう 福宝(フーバオ)は大丈夫 怖くない すごい、勇気がある この子は物事に動じない 将来有望だな、うんうん 周(ジョウ)さん 福宝(フーバオ)はもうすぐ6歳か 学校に上がる頃だな 最近学校を見て回ってるんだ 秋になったら 学校に行かせるつもりだ どうして秋まで待つんだ うちの息子も そろそろ学校だ でも学校に送っても 落ち着いていられない 家庭教師を 雇うかどうか考えてるんだ 家に来て教えてもらおうかと 福宝(フーバオ)を うちに行かせて うちの息子と一緒に学ばせたらどうだ それは ちょっと、それは無理だ 何を言ってるんだ うちの息子はとてもわんぱくで 福宝(フーバオ)は落ち着いてる 彼女がうちの息子の わんぱくを直してくれたら 本当に助かるんだ でも町と村は遠いし 福宝(フーバオ)は毎日 それは心配しなくていい うちには部屋がたくさんあるから 福宝(フーバオ)を うちに住まわせてもいい 食事も住む場所も用意する それは お母さん、福宝(フーバオ)は学校に行きたくない 福宝(フーバオ)はお母さんと離れたくない 何を言ってるんだ 何をわがまま言ってるんだ 林(リン)工場長がいい条件を 出してくれてるのに、行かないなんて どういうつもりだ お母さん、福宝(フーバオ)はお母さんと一緒にいたい 何の問題があるんだ 家族みんなで 一緒に行けばいいじゃないか その時に 家を借りてあげるから 畑にはまだ薬草があるし それなら お嫁さんに付き添ってもらって 福宝(フーバオ)と一緒に うちに住んでもらおう もしお嫁さんが 暇だったら うちの仕事を手伝ってもらえばいい 給料は払う 周(ジョウ)さんと満倉(マンツァン)は 家で薬草を育てればいい 迷惑じゃないですか 林(リン)工場長 迷惑じゃない 福宝(フーバオ)が行けば うちの息子も 感化されて 落ち着くかもしれない ハハ 分かった、林(リン)工場長の言うとおりにする お前、福宝(フーバオ)に付き添って行って 分かった、今すぐ 荷物をまとめる 行くぞ、福宝(フーバオ) さあ、行こう 着いたぞ 紅英(ホンイン)、ここがうちだ 家に入ろう 入って あなたたちが住む場所は もう手配してある お前たち ここに落ち着いて住むんだ ここを自分の家だと思って ありがとうございます、おばあ様 どういたしまして うちのあの バカ息子は 少しわがままだけど 福宝、もし兄が いじめたら おばあ様に言って おばあ様が懲らしめてやるから ありがとうございます、おばあ様 これから お兄さんに会うの? そうだ 行きましょう おばあ様 おばあ様、お帰りなさい もう3時間も 会ってないんだよ この子は 人がいるのが見えないのか 人にぶつかって わざとじゃないよ 小艺、紹介するよ この方は吴おばさん この方は福宝妹さん 早く福宝 妹さんに謝りなさい 謝らない おばあ様、この人がお兄さん? そうよ、この人がお兄さん お兄さん、私は福宝 一緒に勉強しに来たの 別に嬉しくない 一緒になんて 一人でもできる あら、この子は そんな言い方して 止まりなさい おばあ様、大丈夫ですよ 申し訳ありません、红英さん うちのバカ息子は 生まれた時から 病気を持っていて 医者が言うには 10歳まで生きられないと だから家族みんな 甘やかして育てて わがままになったんです 気にしないでくださいね でも 根はいい子なんです お兄さんは病気なの? そう、それに 重い病気なの だから福宝と 同じ年なのに 友達がいないの 一人も 福宝にも友達がいない お兄さんにもいない これから私とお兄さんは友達になる ありがとう 福宝 さあ、部屋を 見に行こう 行きましょう 今日は早すぎたかな 兄さんも先生も来てない おい、起きろ 帰れよ おい、起きろ 帰れよ 授業じゃないの? まだだよ 帰らない 勝手にしろ先生はもう帰った もう授業は終わったんだ 嘘だ、見てないもん ここは書斎の一つに すぎないんだ 隣の部屋で授業してる わざとだよ そんな目で見ないでくれ 早く帰れって言ってるんだ じゃないと何も学べないぞ どうして? お前は悪いやつだから ママがいるのに お父さんとおばあ様を奪うんだ 嘘つき 嘘じゃない お父さんが言ってた ここを自分の家だと 思えって ここは私の家なの 悪いやつ うちに来ないで 林さんが私に来るように言ったの 関係ない、早くうちから出てって 告げ口は許さない 子供のことは 子供だけで解決する 告げ口しないで ねえ 話しかけてるの 告げ口しないなら 明日 ノートを写させてあげる 勉強しに来たんだ 写しに来たんじゃない それに、まだ字が読めない もう5歳なのに 字が読めないなんて、本当にバカだな 父(とう)ちゃんは絶対(ぜったい)に君(きみ)のこと好(す)きにならないよ 父(とう)ちゃんは私(わたし)が一番賢(いちばんかしこ)いって言(い)ってる じゃ、私(わたし)と勝負(しょうぶ)する勇気(ゆうき)あるの もし負(ま)けたら うちから出て行(でてい)って もし私(わたし)が負(ま)けたら 君(きみ)はうちで勉強(べんきょう)を続(つづ)けていい どう いいよ 私(わたし)がいじめてると思(おも)わないでね 何(なに)ができるの 算数(さんすう)が得意(とくい) ここに算数(さんすう)のテストがある もし君(きみ)が10分以内(じゅっぷんいない)に 半分(はんぶん)以上正解(いじょうせいかい)したら もう二度(にど)と君(きみ)を追(お)い出(だ)さない 書(か)くよ 書(か)いてやるよ こんな難(むずか)しいテスト 私(わたし)だってできない 福宝(フゥバオ)は学校(がっこう)に行(い)ったことないから 絶対(ぜったい)できない おばあちゃんが言(い)ってた 人(ひと)は約束(やくそく)を守(まも)らないとだめだって もし君(きみ)が10分以内(じゅっぷんいない)に 終(お)わらなかったら 自分(じぶん)からうちを出(で)て行(い)くんだよ 時間(じかん)はそこにあるからね 絶対(ぜったい)に書(か)き終(お)わる うちの薬屋(くすりや)の売(う)り上(あ)げは 全部私(ぜんぶわたし)が計算(けいさん)してるんだから 後(あと)で追(お)い出(だ)しちゃだめだよ 書(か)いてから言(い)って 問題(もんだい)わかるの 恰好(かっこう)だけ 字(じ)が汚(きたな)いね ほんとうるさいな 言(い)っとくけど 10分(じゅっぷん)経(た)つよ まだ終(お)わってない 終(お)わった よし 今(いま)から答(こた)え合(あ)わせする あっ 当(あ)たってる あっ 全部(ぜんぶ)当(あ)たってる ほんとに学校(がっこう)に行(い)ったことないの ほんとに学校(がっこう)に行(い)ったことないの うん 今(いま)は全部(ぜんぶ)当(あ)たってる 追(お)い出(だ)しちゃだめだよ 俺(おれ)は お兄(にい)ちゃんは子供(こども)騙(だま)すの 俺(おれ)は男(おとこ)だ 絶対(ぜったい)に女(おんな)の子(こ)は騙(だま)さない じゃあ 約束(やくそく)だよ 明日(あした)先生(せんせい)と こっそり勉強(べんきょう)しに行(い)っちゃだめだよ 福宝(フゥバオ)も一緒(いっしょ)に勉強(べんきょう)する 一緒(いっしょ)にするなら一緒(いっしょ)にしよう でも 俺(おれ)のこと好(す)きになるなよ ふん 本当(ほんとう)に天才(てんさい)だ あんな難(むずか)しい問題(もんだい) 全部(ぜんぶ)当(あ)ててる すごすぎる 胸(むね)が…胸(むね)が苦(くる)しい…お父(とう)さん… 奥(おく)さま、李先生(りせんせい)がいらっしゃいました 早(はや)くお孫(まご)さんを診(み)てください 具合(ぐあい)が悪(わる)くなったみたいです 林社長(りんしゃちょう)、お坊(ぼっ)ちゃまは 急性心不全(きゅうせいしんふぜん)の発作(ほっさ)ですね 左心室(さしんしつ)への血液供給量(けつえききょうきゅうりょう)が 完全(かんぜん)に崩壊(ほうかい)しています これは 今夜(こんや)は越(こ)せないかもしれません えっ お母(かあ)さん 林社長(りんしゃちょう) お坊(ぼっ)ちゃまは 急性心筋梗塞(きゅうせいしんきんこうそく)の発作(ほっさ)です 左心室(さしんしつ)への血液供給量(けつえききょうきゅうりょう)が 完全(かんぜん)に崩壊(ほうかい)しています 今夜(こんや)は越(こ)せないかもしれません お母(かあ)さん 大丈夫(だいじょうぶ)ですか 李先生(りせんせい) 昼間(ひるま)は元気(げんき)だったのに 子供(こども)が どうしてそんなことになるんですか 間違(まちが)いじゃないですか 奥様(おくさま)、お坊(ぼっ)ちゃまの病気(びょうき)は 生(う)まれつきのものです 今まで生(い)きてこれたのが 奇跡(きせき)です 前(まえ)にも言(い)ったと 思(おも)いますが お坊(ぼっ)ちゃまの病気(びょうき)は いつ発作(ほっさ)が起(お)きてもおかしくないんです 奥様(おくさま) お母(かあ)さん 興奮(こうふん)しないで 深呼吸(しんこきゅう)してください 奥様(おくさま) 興奮(こうふん)しないでください すぐには受(う)け入(い)れられないと 思(おも)いますが 私(わたし)たちにできることは お坊(ぼっ)ちゃまが苦(くる)しまずに 逝(い)けるようにすることです いやだ 信(しん)じない 長男(ちょうなん)、すぐ 最高(さいこう)の医者(いしゃ)を 探(さが)してこい 早(はや)く はい 神様(かみさま) 私(わたし)の孫(まご)は まだ六歳(ろくさい)にもなっていないのに いい子(こ)なのに どうして連(つ)れて行(い)ってしまうんですか どうして 私(わたし)のような年寄(としよ)りを どうやって生(い)きていけばいいんですか お母さん もう人を手配しました 林工場長 うちには代々伝わる鍼の秘法があって 苦しまずに逝けるように 一時的に意識をはっきりさせる もし必要なら いつでも言ってくれ 分かった はい お母さん どうしてここに連れてきたの? 福宝 さっき近所の 家政婦が言ってたんだけど 若様が もう危ないって お母さん 危ないってどういうこと? つまり ちょっと様子を見てきて いい? 余計なことは言わないで お母さん 一緒に行かないの? 私は遠慮するわ 母親は こういう場面は見たくないの 福宝、行ってきて 分かった 町の医者が言うには もう助からないって お母さん 小艺が 安心して逝けるようにしてやろう 弟夫婦には連絡したか? ええ 弟と義妹は もうすぐ着くはずだ 李先生を呼んできてくれ 阿诚が来たら 小艺に鍼を打って意識を戻してもらう 家族みんなで 見送ってやろう 林おじさん 曾おばあちゃん 林おじさん、曾おばあちゃん 福宝が来たよ おばあちゃん、お兄ちゃん どうしたの? 福宝 お兄ちゃんは病気なの 昼間は元気だったのに そうよ 昼間は元気だったのに まさかこんなことに なるなんて 林おじさん、心配しないで 私が起こしてあげる お兄ちゃん、早く起きて 福宝 いいから、見せてあげて おい、棺桶の準備をしろ 棺桶の準備をしろ 家族みんなで 盛大に 葬ってやろう おばあちゃん、どうして葬るの? お兄ちゃんは死んでない お兄ちゃん、早く起きて 福宝、お兄ちゃんはもう 目を覚まさない お兄ちゃん、前に 私のことが嫌いだって言ったよね もう許してあげる 鍼は痛いから 自分で起きてよ おばあちゃん、お兄ちゃんが起きた おばあちゃん、お兄ちゃんが起きた 守源、早く 李先生を呼んでこい 小艺、どこか具合が 悪いところはあるか? おばあちゃん、大丈夫だよ 心配しないで さっき私を呼んで 起こしてくれたのは君か? うん ありがとう 李先生がいらっしゃいました 小艺、先生がいらっしゃったぞ 林工場長、おめでとうございます 若様の体は もう完治されました 以前の病状も すべて消えました これはまさに 医学の奇跡です よかった お母さん 小艺はどうして急に良くなったの? さっき入ってきたときはまだ 意識不明だったのに 福宝が呼んだら 目を覚ましたんだ まさか今日のことは 福宝のおかげ? 神様が 見守ってくれたのかも 李先生、今日は 本当にありがとうございました 守源、李先生を送って行って はい 福宝 助けてくれてありがとう これからは もういじめないよ いいよ、お兄ちゃん 無事でよかった お腹が空いているようね おばあちゃんの配慮が足りなかったわ 食事を運んで スープよ わあ、おいしそうなものがたくさん 福宝、味見して 気に入ったらたくさん食べてね ありがとうございます どういたしまして 福宝、どうぞ お兄ちゃんもどうぞ さあ、召し上がれ 小艺のことだけど どうして急に目を覚ましたのかしら この件について 何も推測していないのか 母さんの言いたいことは 福宝のことを言っているのか 確かに 福宝が来る前は 小艺は体が弱かった 福宝が呼んだら すぐに起きた なるほど 福宝はただ者ではない 言うべきではないことは 胸にしまっておきなさい 詮索すべきではないことも 無理に解明しようとしないこと わかりました、母さん 食事にしましょう ええ 兄さん、母さん 兄さん、母さん 子供はどうした 母さん 子供はここに いるじゃないか どうして自分の 孫を呪うんだ 叔父さん、叔母さん 福宝 この方は 林さんの弟さんよ この方はあなたの叔母さん 林さんの義理の叔母さん 叔母さん、この子は福宝 福宝 母さん、これは 一体どういうことなの どうして子供の命を 冗談にするんだ ね 二男、座って 義妹さんも座ってください 今日は 小艺が急に発病して 母さんは慌てて 口走ってしまったの わかっているわ あなたたちが小艺を一番かわいがっていることを あなたたちに 小艺の最期を見せたくて 母さん 今後はやめてください 母さん 小艺は私たち 林家の ただ一人の跡取り息子だ 子供が無事でよかった そういえば 前回 病院に行くように言ったけど 行きましたか 医者は何と言っていましたか 母さん 医者はやはり 私のせいだと言っていました 私が不妊だと この叔母さんは子供が産めないって ありえないわ 母さん 私たち夫婦も もう30代だし 運命に任せています 私と小婉は心から 愛し合っているんです たとえ最後に 本当に子供がいなくても 私たちには小艺がいるから 十分です もういい もういい 食事にしましょう 嫌な話はやめましょう 食事 あ さあ さあ さあ 福宝 どうしたの どうしてずっと 義理の叔母さんを見ているの 義理の叔母さんは子供が産めない そんなことはない 子供が二人いる可能性がある 男の子と女の子が一人ずつ 何だって 義理の叔母さん さっきあなたの 隣に座った時 確かに感じたの 赤ちゃんがいるって でもなぜか 妊娠しない もしかしたら 赤ちゃんがあなたのそばに来たくないのかも 福宝 義妹さん 気にしないでください 福宝(フウパオ)は 子供だから 悪気はないんです ああ 兄さん 大丈夫です 言ってることは事実ですし 子供は 私になつかないだけです 原因があるはずです 解決すればいいんです でも 福宝(フウパオ) 解決できない こともあるのよ たくさん医者に診てもらい 薬もたくさん飲んだけど 子供はできないって 福宝(フウパオ) 二番目の奥さんの つらいことを 言わないであげて さあ 食べましょう でも それは治せるの? それは ああ 大人はどうして 信じてくれないんだろう そういうのは身につけないと 前に誰かに 何かをもらったことがあるでしょ どこにも捨てちゃだめって言われた どうして知ってるの 誰にも 言ってないのに 福宝(フウパオ)にはわかるんだよ 奥さん 奥さんの体から 嫌な匂いがする それをあげたのは誰ですか まだ身につけてるんですか それは はっきり言いなさい 福宝(フウパオ)の言うことを聞いて それは身につけて いるんですか 身につけてるわ これじゃない これはそんなに 嫌いじゃない まだ何かあるはず まだ? まさか ないわよ 奥さん よく思い出して 思い当たらないわ ああ ネックレス え? 私が贈ったネックレス 小婉(シャオワン) 早く 外して 福宝(フウパオ)に見せて ええ 一体どういうことなの いったい 福宝(フウパオ) 見て これかな うわ おじさん 臭い 触らないで 福宝(フウパオ) まさか 勘違いじゃないの 兄さんは 臭わないぞ おじさん ネックレスを開けて これは 見たことがある 母さん これは 一体何なの 呪いの品だ 身につけた人は 子宝に恵まれない なんですって 子宝に恵まれない? それじゃ どうすれば いいんですか 燃やしてしまえ 小婉(シャオワン) 小婉(シャオワン) 小婉(シャオワン) 小婉(シャオワン) 一体どうなってるんだ 小婉(シャオワン)は妊娠してないのに どうして 臨月みたいに 一体どうしたんだ ああ 破水した お兄さん 医者を呼んで わかった 阿誠(アーチェン) お腹が痛い どうしたらいいの 部屋へ 行きましょう 小婉(シャオワン)が産むぞ 頑張って 小婉(シャオワン) ああ ああ 頭が見えてきた 頑張って 息を吸って 息を吸って 小婉(シャオワン) ああ 頭が出た 小婉(シャオワン) ああ ああ お兄さんはまだなの どうしよう ああああ 頑張れ 小婉(シャオワン) ああ ああああ 生まれた 生まれたぞ 小婉 母さん 小婉が産んだ この馬鹿者 誰がお前を入れと言った 妊婦は出産直後で とても弱っている 早く出て行け はいはいはい すぐ出て行きます 小婉 ご苦労様 女の子が生まれた うちには小芸(シャオイー)と この子がいる これで息子と娘が揃ったな お母さん 私のお腹の中に もう一人いる 何? もう一人いる ああああああ 今度は男の子だ あら よかった 小婉 小婉 叔母さん 母さん 小婉はどうなった 双子の兄妹を産んだ ただ気を失って まだどうなっているかわからない おばあちゃん 心配しないで 二番目の叔母さんは疲れて眠っているだけよ しばらくしたら目を覚ますわ ええ 守誠(ショウセイ) 今お前に聞く そのネックレスは 一体どういうことだ お母さん そのネックレスは小姑(しょうこ)がくれたんだ 子宝と幸福を祈るものだと言って そして私に念を押した 小婉に常に身につけさせろと 肌身離さず お前の小姑は心が正しくない 何年も前にお前の父と縁を切った この数年 うちからどれだけ金を巻き上げたか まだ構うのか これはこれは 知りませんでした それにさっきお母さんが小芸が病気だと言ったので 彼女にも伝えました 彼女はすぐに来ると言っていた お前は30過ぎのいい年をした男だろう 大柄な体格なのに 豚の脳みそ2つ分もないのか 彼女は小婉をあんな目に遭わせたのに まだうちに来させるのか 私を怒らせたいのか おばあちゃん 怒らないで おばあちゃん 座って 今日は小婉が出産した日だ 小婉にひざまずけ 母さん 生意気になったな 言うことを聞かなくなったのか 小婉にひざまずけ 聞くぞ そのネックレスは 小婉に贈ってどれくらいになる 13年になる 結婚したばかりの頃 小姑がくれた お前は おばあちゃん 怒らないで 小婉に謝れ 母さん 小婉はまだ意識がないんだ 謝れ 何でもないのに どうしてそんな迷信を信じるんだ この数年 お前は小婉を苦しめた どれだけ血を抜いたんだ どれだけ苦い薬を飲ませたんだ 小婉 間違っていた ごめんね 小婉 間違っていた 人間じゃない ごめんね 小婉 おばあちゃん 今は二番目の叔父さんに謝らせても 二番目の叔母さんには聞こえないわ 目を覚ましたらまた謝ればいい そうよ おばあちゃん まず二番目の叔父さんを立たせて まず弟と妹を見せてあげて お前はどう思う 母さん 小婉が目を覚ましたら 少しは根性があるようだな 今日の出来事はあまりにも奇妙だ 福宝(フーバオ)が小婉を助けたと断定できる 今日 小婉が突然 妊娠、出産したことは 口を堅く閉ざしておけ もし誰かに聞かれたら 小婉はずっと前から妊娠していたと言うんだ 小婉が目を覚ましたら お前たち二人は 病院に戻りなさい わかりました 私は口外しません おばあちゃん 私も口外しません 福宝(ふうほう) 今日はありがとうね どういたしまして、おばあちゃん これはうちの家宝なの あなたにあげる だめだよ、おばあちゃん お母さんが、人から物をもらっちゃいけないって あら、この子は あげるって言ったら、もらって帰りなさい お母さんにしまってもらいなさい 大きくなったら、またあげるから そうよ、福宝(ふうほう) もらっておきなさい だめだよ、おばあちゃん これはおばあちゃんの家の家宝でしょ 福宝(ふうほう)は大きくなったら 自分で稼いで自分で買うから ほんとに、この子は おばあちゃん、もう遅いから お母さんが心配してるかも 帰るね 送ってくわ おばあちゃん、僕も行く いいわよ、老二(ラオアル) 小婉(シャオワン)が起きたら 病院に連れて行って ちゃんと診てもらって 家で産むと、後々まで響くから 小婉(シャオワン)にご飯を作ってくるわ わかったよ、お母さん 小婉(シャオワン)が起きたら連れて行くよ 本当? 本当だよ、お母さん 嘘じゃないよ お兄ちゃんは大丈夫 二婶婶(アルシェンシェン)も大丈夫 双子の赤ちゃんが生まれたんだよ 福宝(ふうほう)、これからは他人には 安易に手伝わない方がいいわ どうして、お母さん? おばあちゃんと林(リン)おじさんは とても良くしてくれるよ 林(リン)工場長と奥様は良い人だけど 世の中の人がみんな 良い人とは限らないのよ お母さん、福宝(ふうほう)は 何か間違ったことをしたの? 福宝(ふうほう) 気づいてないの? あなたはとても運が良いのよ 運が良い? そうよ 福宝(ふうほう)は子犬と話せるし お兄ちゃんも起こせる 自分がすごいと思わない? 私たちにはできないわ 福宝(ふうほう)はすごいわ 福宝(ふうほう)、あなたが持っているものは 私たちにはないの このままだと あなたの能力が他人に知られて 危ない目に遭うかもしれない お母さん、わかったよ これからは必ず 自分の身を守るよ 覚えておきなさい、福宝(ふうほう) 絶対に知らない人に あなたの能力を知られてはだめよ お母さん、安心して 絶対に誰にも言わないから 福宝(ふうほう)は良い子ね 早く寝なさい うん この子は誰かに狙われてるんじゃないかしら それに、この子の顔の痣(あざ)が また小さくなってる 福宝(ふうほう)、福宝(ふうほう) どうしたの、お兄ちゃん? こっちに来て ほら、ほら、ほら 早く 福宝(ふうほう) 中にいる悪い女が 誰だかわかる? 知らない、会ったことないよ 二婶婶(アルシェンシェン)のネックレスを壊した 人の家族があげた物だよ 中にいる人はその人の孫娘だ 僕のいとこだ えっ 昨日の夜、二叔(アルシュ)が言ってた うちの小艺(シャオイー)は大丈夫です 老二(ラオアル)が間違って報告したんです 後で人をやってお送りします おばあちゃん、こんなに遠いのに 何度も往復するのは大変でしょう 帰りたくありません 林(リン)家で一緒にいたいんです いいえ、林(リン)家には一緒にいる人がいますから おばあちゃん そうは言っても 親戚じゃないですか この悪い女 誰が親戚だ あんたの家族はみんなろくでもない うちに近づくな 福宝(ふうほう) どうして玄関にいるの? 早く この方は小艺(シャオイー)のお兄さんでしょう 元気そうね この方は? この子は福宝(ふうほう) 私の妹です おばあちゃんが林(リン)家には 林怀艺(リンホワイイー)という病弱な子しかいないって 林懐芸に妹なんていたか? それに この娘の服装からして ただの下女じゃない 小芸お兄様 この方はあなたのメイド? よりによって 顔に赤い斑点のある子を 連れてくるなんて 怖い 沈嬌 言葉遣いに気をつけなさい 福宝は小芸の遊び相手よ 私にとって下女なんかじゃない 小芸の大事な妹なの 下女のくせに どうしてそんなに親しげなの? お婆様 分かりました では これで失礼します 後で人を送らせますから 福宝 小芸 行きましょう お婆様 昨夜来た時 強盗に襲われました 彼らは物を奪い 私を殴ったんです ほら 少し怖くて お婆様 しばらく林家に 滞在したいんです うちに来ないで あなたみたいな悪い女は大嫌いだ 小芸お兄様 そんな言い方しないでよ あなたの容態が悪いと聞いて それでこんな目に遭ったのに どうしてもと言うなら あなたのお父様に判断してもらうわ 本当に襲われたのか 演技か分からないし 小芸 どれくらい滞在したいの? せいぜい2週間よ これでみんなに取り入って お金をもらって帰るわ この沈嬌とやら 本当に襲われたのか 嘘か もし帰したら また家族が金をせびりに来るかも 分かった とりあえず2週間だけね よかった お婆様 どこに泊まるかもう決めたの 東の屋敷よ 景色がいいから あそこの部屋 あそこはもう 福宝親子が住んでいるわ 別の部屋にしなさい えっ お婆様 行きましょう ええ ただの平民の娘が 私と部屋を奪い合うなんて ふん お婆様 これをどうぞ 栄養のあるスープです 座って食べればいいのよ そんなことしなくていいわ お世話するのが好きなんです お婆様に お世話される気持ちを味わって欲しくて お婆様 そういえば 小芸のお父様 林おじ様を 見かけませんね 父は叔父の家に行った 父に金をせびろうとするなよ 小芸お兄様 誤解です お金が欲しいんじゃないんです 外から来て 喉が渇いたでしょう 私が作ったスープです 大したことないくせに 福宝にはかなわないわ 大したことないくせに 福宝にはかなわないわ 福宝 座って さあ 小芸お兄様 スープをどうぞ 福宝 この茶碗をどうぞ 大丈夫です 私がスープをよそってあげます いえ 結構です 自分でやります 気にしないで 小芸を兄だと思っているように 私も君を妹のように思っている さあ ありがとうございます 福宝 君 どうして茶碗をわざと倒すんだ 手がすごく痛い 私はやってない まだ認めないのか 親切にするんじゃなかった スープをよそってあげるんじゃなかった 私はやってない お姉様 自分で倒したじゃないですか 全部見てました 嘘よ あなたに恨みはないのに まさか私が わざと陥れるとでも? 自分の手が怪我したの? おばあちゃん 弟よ 私のためになんとかしてよ 福宝も ひどすぎるわ 福宝がどんな人か よく分かってる 嘘をつくはずがない あんたがひっくり返したって よしなさい、沈娇 福宝もわざとじゃないのよ そんなに怒らないで 座りなさい でも、おばあちゃん 本当に手が痛いの じゃあ、人を呼んで 医者に診てもらって 福宝はまだ小さいから 怖がらせないで 分かりました、おばあちゃん 許してあげる このクソガキ まさか林家で こんなにかわいがられるなんて このクソガキがいると 林家の人は私の 苦労に気づかない どうやってお金をもらえば だめだ 絶対に追い出さないと 福宝 まさか さっき来た沈さんが わざと茶碗をひっくり返して 濡れ衣を着せられたって そうよ、お母さん おばあちゃんは二番目の叔母を 彼女は私をいじめる 福宝は彼女が嫌い 福宝 じゃあ、近づかないように またいじめてきたら お母さんに言いなさい お母さんが 味方になってあげるから 毎日、林家の仕事に 行かないで 家の玄関に いないと寂しい ばかね
林社長がお金くれるんだから それに、お母さんはここで ご飯を食べるのに 何もすることがない じっとしてられないの でも、お母さんが疲れるのは嫌 あら 部屋でテーブルを拭くくらい たいしたことないわ いいから
ここで休んでなさい お母さん、仕事に行ってくるわ お母さん 夜は早く帰ってきてね ええ 夜は早く帰ってきてね ええ お母さん、水筒を忘れてるよ 目が見えないのか 私が入ってきたのに 挨拶もしないの 沈さん あなたが吴红英ね ええ 福宝、あのブスの子の母親 沈さん、うちの子はブスじゃない 何様のつもり 掃除婦のくせに 口答えするなんて 誰に許可をもらったの なぜ殴るの あんたみたいな人は 殴りたいから殴るの ここは弟の家よ もし ブスの娘を 学校に通わせ続けたいなら 私の気を晴らして 気を晴らす そうよ あんたの娘が 今日茶碗を割って すごく不愉快なの だから我慢しなさい やめて 福宝 クソガキ、お前を 探してたんだ ちょうどいいわ よくも私を殴ったわね 母さんをいじめて 何様のつもり 私にやってみなさいよ お母さんは私のために 手を出さないだけで いじめやすいと思ってるの けしからん なんて無法者だ また 母さんをいじめたら おばあちゃんに言って 追い出してもらうから お母さん、行きましょう 待ちなさい 付き添いのくせに 主を殴るとは ここは沈家じゃない ここは林さんの家よ おばあちゃんと兄さんの家よ あなたはここの人じゃないでしょ 私と同じで 仮住まいよ 福宝 この悪たれ娘 今日で私たち 完全に決裂ね 覚えてなさい 許さないわよ お母さん、行きましょう ええ 福宝のお母さん、大丈夫? 手で押さえてて 氷を持ってくるから 福宝 今日あなたは 沈娇を殴ったわね 仕返しが怖くないの 怖くないわ またお母さんをいじめたら また殴るわ 先生が言ってたわ こういう悪い奴は 事を荒立てないようにすれば つけあがるって うちの福宝は 学校に通い始めて 少ししか経ってないのに 事なかれ主義を知ってるなんて 二兄さん お母さん、福宝は二兄さんに会ったことない 二兄さんは 勉強してるの だいたい3ヶ月に 一度帰ってくるわ 今回は 帰ろうとしたんだけど 途中で お金を盗まれたの だから 二兄さんは私のこと嫌いになったの 二兄さんは 私のこと嫌いになったんだ そんなことないわ 二兄さんは あなたのこと嫌ってないわ 実の妹じゃない 今まで私は 二兄さんは 私のこと 嫌ってるんだと 思ってた まさか そんなことないわ 二兄さんは ちょうど休みだから 福宝 会いたい 会いたい 福宝は会いたい じゃあ明日 二兄さんが帰ってきたら 林さんの家に 寄らせて 会わせてあげる やったー お母さん 二兄さんは本当に私のこと好き もちろんよ 福宝は可愛いから みんな 福宝のこと好きになるわ でもみんな 私のこと醜いって言う そんなことないわ 福宝は 良いことをすれば この顔のあざは 消えるわ 福宝の 顔のあざが消えたら 誰よりも 福宝は綺麗になるわ お母さん 二兄さんはいつ帰ってくるの うん 明日よ あら 福宝、どこへ行くの お兄さんに プレゼントを用意するの そうしたら 二兄さんは私のこと 好きになる 二兄さんは今日帰ってくるの そうよ ずーっと 楽しみにしてたじゃない 学校が終わったら 早く帰ってきて 今日はあなたとお兄さんを 外食に 連れて行くわ レストランに行くの 行ったことない 贅沢して 今日は あなたたちを 食事に連れて行くわ やったー じゃあ今から 行ってくる 早く帰ってきてね 二兄さんに 会える あら この子 ゆっくり走って。 ここに二日間いたけど、 おばあちゃんと従弟は 相変わらず冷たい。 きっと フーバオが私を嫌っているんだ。 この生意気な子! なんとかして 殺してやる。 誰かいますか? ああ。 こんにちは。 誰ですか? 何をナンパしてるんですか? お嬢さん。 ナンパしていません。 ここはリン工場長のお宅ですか? そうです。 何の用ですか? 母と妹に会いに来ました。 お母さんと妹さん? 誰ですか? 母はウー・ホンイン、 妹はフーバオです。 フーバオがあなたの妹さん? 天は我を見捨てなかった! まさか出会えるとは。 フーバオの家族に。 フーバオ、 私はあなたに手を出せないけど、 もし私が お兄さんに手を出したら? そうです。 彼女たちを知っていますか? もちろん知っています。 ついてきてください。 はい。 これがあなたの妹と お母さんの部屋です。 ここですか? でも 母にも 妹の服にも会えません。 もちろん見られませんよ。 何をするつもりですか? 何をするつもりかって? すぐに分かります。 助けて!誰か! ゴネないで。 なぜ私をはめるのですか? 悪いのは あなたの妹が私と寵愛を争ったことです。 助けて! 誰か! ゴネないで。 助けて! お母さん。 お兄ちゃんはいつ来るの? うーん。 そろそろ来る頃だわ。 執事にも伝えておいたわ。 お兄ちゃんを見たら 中に入れてあげるように。 じゃあ、 入り口までお兄ちゃんを迎えに行きましょう。 あら、 入り口は今とても暑いから、 ここで待ちましょう。 お兄ちゃんが来たら 中に入れてあげて、 水を飲ませてから行かせましょう。 分かったわ、お母さん。 じゃあ、 ここで兄さんを待ちましょう。 うん。 これは? フーバオ、 これはあの日イノシシがくれたもの? そうよ。 今、プレゼントとして お兄ちゃんにあげるプレゼントなの。 まったくもう。 お母さん、 お兄ちゃんは このプレゼントを気に入ってくれるかな? このプレゼントは 貴重で他に類を見ないものよ。 お兄ちゃんは きっと気に入ってくれるわ。 ああ、 もうこんな時間なのに お兄ちゃんはまだ来ないわね。 ちょっと見てくるわ。 フーバオもお母さんと一緒に行く。 フーバオ、 外は暑いから ここで待っていなさい。 お兄ちゃん、 何かあったんじゃないかしら。 フーバオ。 フーバオ、フーバオ。 フーバオ、お母さんは辺りを 全部聞いて回ったけど、 リン家の人たちは 誰もあなたのお兄ちゃんを見ていないと言っているわ。 どうして兄さんは来なかったの? 来たことは確かよ。 あの子は正直だから、 来ると言ったら必ず来るわ。 今になって現れないのは、 きっと道に迷ったのね。 お母さんが外に出て 自転車を借りてきて、 ちょっと回ってみるわ。 お兄ちゃんを探しに。 あなたはリン家で大人しくしていなさい。 お母さんを心配させないで。 お母さん、安心して。 私は部屋にいるわ。 どこへも行かない。 絶対にうろつかない。 お母さんが行っちゃった。 二哥哥はいったいどこにいるの? 早く二哥哥を見つけて。 福宝は二哥哥に会いたい。 大変だ、福宝。 悪い女が人を殴ってる。 もしかして二哥哥かも。 何? ああ! このスケベ! やってない。 あんたが濡れ衣を着せてるんだ。 そうよ、私が濡れ衣を着せてるの。 それが何か文句ある? さっきもう 人に言いふらしたわ。 今日のところは、罪を被ってもらうわよ。 絶対よ。 ああ! 今日はこの棒を へし折ってやる。 福宝ってブスに 教えてやるんだ。 一生後悔させてやる。 脚、私の脚。 私の脚、私の脚。 今回は叫ばないのね。 もう感覚がないみたいね。 それはよかった。 ハハハハ。 やめて。 私をいじめるからよ。 お前の一家を ブスはブス。 車椅子の者は車椅子。 お前を 二度と立たせない。 やめろ! 脚、私の脚。 二哥哥。 福宝、福宝。 私だよ、二哥哥だよ。 感覚がない。 私の脚は感覚がない。 二哥哥、怖がらないで。 福宝がお医者さんに連れて行く。 人を呼んで二哥哥を運び出す。 お前がやったのか? そうよ、何か文句ある? このクソガキ。 自業自得よ。 これは私に 逆らった報いよ。 このガキ。 よくも殴ったな。 覚悟しなさい。 私の二哥哥が無事ならいいけど。 さもないと許さない。 フン。 五、六歳のガキが 私に何ができるの? 教えてあげるわ。 彼の脚はもう 私がへし折ってやった。 恨むなら 自分の運の悪さを恨むのね。 あんたの二哥哥。 二哥哥、怖がらないで。 兄ちゃんが人を呼びに行った。 福宝が必ず助けてあげる。 ハハ、本当に 助けられるとでも思ってるの? 無駄よ。 さっきの一撃で もう感覚がないのよ。 脚はもう折れてるの。 そう? 何をする気? 言っとくけど。 私に触るな。 あんたの二哥哥が先に 私に手を出してきたのよ。 これは正当防衛よ。 正当防衛。 そうよ、あんたの二哥哥は 変態なのよ。 私を見て わいせつな行為をしようとしたの。 私が反撃して 怪我をさせたのよ。 誰を呼んでも無駄よ。 私の二哥哥は 両親が育てたんだ。 そんな悪い人じゃない。 それに比べてあんたは。 ああ、このガキ! よくも突き飛ばしたな。 ぶっ殺してやる。 ああ! よくも私を殴ったな。 母親にも殴られたことないのに。 本気で 殴れないと思ってるの? 母親に殴られたことがないから そんなに意地悪なの? 私の二哥哥を陥れて。 私の二哥哥はあんたなんか眼中にない。 このクソガキ。 殺してやる。 福宝、危ない。 ああ! よくも噛んだな。 殺してやる。 おばあちゃん。 おばあちゃん、痛い。 何(なに)をそんなに慌(あわ)ててるんだ せかせかして 落(お)ち着(つ)きがないな おばあちゃんが悪者(わるもの)だ 福宝(フーバオ)の兄貴(あにき)の足(あし)を 折(お)っちゃった なに 行(い)くぞ ああああ 離(はな)せ このアマ 離(はな)さない 兄貴(あにき)の足(あし)を傷(きず)つけたな 絶対(ぜったい)許(ゆる)さない 謝(あやま)っても無駄(むだ)だ 夢(ゆめ)でも見(み)てるんじゃない 絶対(ぜったい)に あの足(あし)の不自由(ふじゆう)な奴(やつ)に謝(あやま)るもんか 兄貴(あにき)は足(あし)が不自由(ふじゆう)じゃない そうだ 違(ちが)う あんた 福宝(フーバオ) 危(あぶ)ない やめろ おばあちゃん やめろ おばあちゃん 大丈夫(だいじょうぶ)か おばあちゃん 私(わたし)は大丈夫(だいじょうぶ) 沈娇(シェン・ジャオ) 一体(いったい) どういうことだ おばあちゃんが悪者(わるもの)だ 福宝(フーバオ)の兄貴(あにき)の足(あし)を しかも兄貴(あにき)のことを足(あし)が不自由(ふじゆう)だって罵(ののし)った 全部(ぜんぶ)聞(き)こえてた おばあちゃんはそんなことしない 今日(きょう)の夜(よる) あの人(ひと)が私(わたし)の部屋(へや)に 入(はい)ってきて触(さわ)ろうとしたから 怖(こわ)くて人(ひと)を呼(よ)んで縛(しば)り上(あ)げたの 一体(いったい)どうして こんな酷(ひど)いことに 小艺(シャオ・イー) 誰(だれ)か呼(よ)んで 手伝(てつだ)ってもらって 早(はや)く うん お前(まえ)の仕業(しわざ)か 私(わたし)は だってあの人(ひと)が先(さき)に 触(さわ)ろうとしたのよ 無理難題(むりなんだい)ばかり言(い)って それに林家(リンけ)は 遅(おそ)かれ早(は)かれ周家(ジョウけ)のものになるって もし本当(ほんとう)に私(わたし)を犯(おか)そうとしたなら 文句(もんく)は言(い)わないわ 腹(はら)が立(た)ったから 手(て)を出(だ)したの 嘘(うそ)だ そんなこと言(い)ってない 嘘(うそ)なんかついてない おばあちゃん 信(しん)じない 信(しん)じないなら そこで掃除(そうじ)してる 人(ひと)に聞(き)いて あの人(ひと)があたしをいじめてるのを あの人(ひと)と一緒(いっしょ)に 縛(しば)ったんだから お前(まえ) 言(い)ってみろ おばあちゃん あの人(ひと)の言(い)うこと聞(き)いちゃだめ 言い訳(いいわけ)ばかりするから 朝早(あさはや)く起(お)きて 早(はや)く 福宝(フーバオ)と母(はは)に会(あ)いたいと思(おも)って そしたら、あの女(おんな)の人(ひと)に会(あ)ったんだ 福宝(フーバオ)を知(し)ってるって言(い)ったから 家(うち)に連(つ)れて行(い)かれた そしたら急(きゅう)に服(ふく)を 脱(ぬ)ぎ出(だ)して 縄(なわ)で縛(しば)られた 棒(ぼう)で足(あし)を殴(なぐ)られた 嘘(うそ)つけ おばあちゃん 信(しん)じちゃだめ そんなことない お前(まえ) 証拠(しょうこ)はあるのか ない ほらみろ 嘘(うそ)をついてる 私(わたし)に 下心(したごころ)があるんだ 認(みと)めようとしない そっちこそ証拠(しょうこ)はあるの 私(わたし)は 女(おんな)の子(こ)なのに あの人(ひと)に無理(むり)やりされたって そう言(い)ったら、そうなるじゃない まさか自分(じぶん)の 名誉(めいよ)を傷(きず)つけてまで そんなことするわけない じゃあ そっちも証拠(しょうこ)がないってことか おばあちゃん 人(ひと)を呼(よ)んできた 早(はや)く 早(はや)く担架(たんか)で運(はこ)んで 医者(いしゃ)に見(み)せて 足(あし)を治(なお)すのが先決(せんけつ)だ お前(まえ)のことは 後(あと)で話(はな)そう はい 言(い)っとくけど 今日(きょう)のことはまだ終(お)わってないからな 絶対(ぜったい)許(ゆる)さない 覚悟(かくご)しとけよ ぶっ殺(ころ)してやる 悪女(わるおんな) 兄(あに)さんに何(なに)かあったら 絶対(ぜったい)許(ゆる)さない かわいこちゃん 李(リ)先生(せんせい) 兄(あに)さんの足(あし)はどうですか 骨(ほね)を砕(くだ)いてもつながってる 兄(あに)さんの足(あし)は 折(お)れてこの先(さき) 車椅子(くるまいす)生活(せいかつ)になるかも 何(なに)? 何(なに)? まさか 先生(せんせい) 痛(いた)みも感(かん)じないのに 間違(まちが)いじゃないですか 一番(いちばん)怖(こわ)いのは 痛(いた)みを感(かん)じないことだ 兄(あに)さん 福宝(フーバオ)、どうすればいいんだ 足(あし)が不自由(ふじゆう)になった 親(おや)は俺(おれ)に勉強(べんきょう)させて 長年(ながねん) どれだけ食(く)い扶持(ぶち)したか これからどうやって 恩返(おんがえ)しすればいいんだ まず恩返(おんがえ)しのことは考(かんが)えずに まず自分(じぶん)の身(み)を大事(だいじ)にしろ 身(み)の回(まわ)りのことが できるようになれば一番(いちばん)だ 兄(あに)さん 先生(せんせい)、すみません まずこの子(こ)に応急処置(おうきゅうしょち)をしてあげてください はい おばあちゃん、兄(あに)さんは 私(わたし)のせいでこうなったの 福宝(フーバオ) 良(い)い子(こ)だ、悪(わる)くないよ 悪(わる)くないよ 絶対(ぜったい)に兄(あに)さんを治(なお)してあげるから はい、できるだけ安静(あんせい)にして 勝手(かって)に動(うご)かないでください 先生(せんせい)、ありがとうございました うん 小芸(シャオイー)、行(い)くよ おばあちゃんと一緒(いっしょ)に 先生(せんせい)を見送(みおく)りに行(い)こう 行(い)かない ここに残(のこ)って福宝(フーバオ)のそばにいる じゃあ、先(さき)に帰(かえ)るね あら 一緒(いっしょ)に帰(かえ)ろう 兄(あに)さん、ごめんね 私(わたし)のせいじゃなかったら 怪我(けが)しなかったのに バカだな、福宝(フーバオ)のせいじゃないよ 兄(あに)さんの運(うん)が悪(わる)かったんだ 絶対(ぜったい)に福宝(フーバオ)が治(なお)してあげるから さっきの先生(せんせい)は町(まち)で 一番(いちばん)名(な)のある先生(せんせい)だった 治(なお)せないと言(い)うなら 本当(ほんとう)に治(なお)せないかも 治(なお)せる お父(とう)さん、お母(かあ)さん、見(み)て イノシシからのプレゼント こ、これは何(なに)? 福宝(フーバオ)は知(し)らない イノシシが良(い)い物(もの)だと言(い)ってた 中(なか)には骨(ほね)を 強(つよ)くする物(もの)が入(はい)ってる お兄(にい)ちゃん、これを食(た)べて 食(た)べたら治(なお)るよ 福宝(フーバオ) やめなさい これは珠(たま)だ 食(た)べられない お兄(にい)ちゃん、私(わたし)を信(しん)じて この珠(たま)は本当(ほんとう)に 立(た)てるようにしてくれる 両親(りょうしん)から聞(き)いてないか 福宝(フーバオ)はすごくて 運(うん)も良(い)いって 前(まえ)にイノシシを倒(たお)したこともある イノシシがこの物(もの)は 骨(ほね)を再生(さいせい)できると言(い)ってた 両親(りょうしん)は確(たし)かに 妹(いもうと)は特別(とくべつ)だと言(い)ってた もしかして本当(ほんとう)に 立(た)てるようになるのか でも、ありえない 俺(おれ)は本(ほん)を読(よ)む人間(にんげん)だ そんなこと信(しん)じられるか お兄(にい)ちゃん、早(はや)く食(た)べて まあ、初(はじ)めて会(あ)った時(とき)に 妹(いもうと)からのお願(ねが)いだし どうせもう不自由(ふじゆう)だし 悪(わる)くてももっと悪(わる)くなるだけだ 食(た)べ終(お)わったら病院(びょういん)に行(い)けばいい 水(みず)をくれ ゴホッ、ゴホッ こ、こ、これは こ、これは さあ、立(た)って見(み)て さあ、立(た)って見(み)て おお、おお 本当(ほんとう)に治(なお)った 福宝(フーバオ) 一体(いったい)どうなってるんだ まるで夢(ゆめ)みたいだ 夢(ゆめ)じゃないよ、兄(あに)さん 兄(あに)さんは本当(ほんとう)に治(なお)ったんだ ありがとう、福宝(フーバオ) ああ これは どうしたの、兄(あに)さん どこかおかしいところがあるの 福宝(フーバオ) 背(せ)が伸(の)びた気(き)がする 背(せ)が伸(の)びた ああ、昔(むかし)はこんなに 高(たか)くなかったはずだ 前(まえ)はこれぐらいで 今(いま)はこんなに高(たか)くなった 福宝(フーバオ) 本当(ほんとう)に背(せ)が伸(の)びた 兄(あに)さんはすごい 福宝(フーバオ) ありがとう 兄(あに)さんを助(たす)けてくれて お兄様、遠慮なさらないで お母様がお兄様のところへ きっと心配しているわ 探しに行きましょう 分かった、福宝(フゥバオ) お母様を探しに行こう もしお母様が帰ってきて 私たちがいないと 心配するでしょう 行くわよ 一体どういうことなの さっきまで 危篤状態だったのに 珠を食べたら 歩けるようになっただけでなく 背も伸びた 福宝(フゥバオ)は化け物だ 化け物だ 私は彼女の兄を傷つけた 彼女はきっと 黙っていないでしょう どうすればいいの どうすればいいの だめよ、私はまだ若い 死ぬわけにはいかない じゃあ死ぬのは 別の人にするしかない あなたが何者であろうと 私のことは恨まないで 先手必勝よ ふん 福宝(フゥバオ) 一人でいるなんて好都合だわ 化け物め 覚悟しなさい 火事だ、火事だ どうして開かないの ゴホッ 誰か外で開けて 助けて、助けて ゴホッ 助けて お母様、助けて 助けて、ゴホッゴホッ 福宝(フゥバオ)、福宝(フゥバオ) どうして目を覚まさないの 仙女様、おかえりなさいませ あなたは誰?私はどこ? ここは虚無空間です あなたは元々 天界の小さな仙女でした 人間の温かさと幸せを感じるために 私が小さな仙女? そうです あなたの運命では 周家(ジョウけ)にいるはずでした 皆に愛される娘として 一生安楽に暮らすはずでした ですが 周家(ジョウけ)は子供を取り違えてしまった そのためあなたは小さい頃から虐待されてきた 償いとして あなたに 望みを叶える能力を授けました 私と他の人が 違うところは あなたがくれたのですね そうです、今あなたは全てを知った そろそろ私と一緒に 天界へ戻るべきです 私は死んだのですか 仙女様の肉体はまだ生きています それなら私は帰れますか 両親が恋しいのです それに兄さんもお兄様も 本当ですか 私は帰りたい 両親を探しに行きたい 福宝(フゥバオ)、福宝(フゥバオ) 福宝(フゥバオ) お母様 福宝(フゥバオ) 大丈夫なの 心配したわ あなたは お母様、私は大丈夫 もうお母様を心配させないでね あら、あなた どうしたの、お母様 さあ お母様に見せて 福宝(フゥバオ) 顔の痣が消えている 福宝(フゥバオ) 顔の痣が消えている 本当ですか 私の痣が本当に消えた 本当よ お母様の福宝(フゥバオ) とても綺麗になったわ お母様は怖くないですか あなたは 化け物だと思わないですか 犬と話せて 人を助けることもできる 福宝(フゥバオ)、何を言っているの 化け物なんかじゃないわ お母様は 福宝(フゥバオ)が私の娘だと知っている お母様がお腹の中で十月十日 育てて産んだ子よ 福宝(フゥバオ) なぜ突然倒れたの 誰かが火をつけて福宝(フゥバオ)を焼いたの 誰かが火をつけてあなたを ええ、でも でもこの部屋は燃えてないわ 何? まさか、私は妖精? 燃えたら元通りになった やっぱりあの声が助けてくれたんだ 福宝、正直に言ってごらん もしかして、あなたのせい? 昨日、お母さんは帰ってこなかったから 一人で家に寝ていたの 夜中に火事が起きて、とても暑かった 誰かがドアに鍵をかけたの 福宝は逃げられなくて 気絶してしまったの 何だって? 誰かがドアに鍵をかけた? お母さん ちょっと出かけてくる ええ 気をつけて おばあ様、これでも飲んでください いいから、構わないで あなたも座って食べなさい ついでだから 小艺お兄ちゃん あなたも食べて キツネが鶏に挨拶するようなもの 下心があるに決まってる さっさと私の家から出て行け あんたなんか歓迎しない 小艺 子供が口にしただけよ 気にしないで、座りなさい おばあ様 どうして今日は福宝を見かけないんですか あなたには関係ないでしょ あなたは二兄さんを陥れたのに まだ彼女を陥れようとするの ちょっと心配なだけです おばあ様 聞きましたけど 昨夜、彼女の家が火事になったとか 何が火事よ、でたらめ言うんじゃないわよ そうじゃないんですか おばあ様、もう誤魔化さないでください あんたが火事になればいいのよ 家族みんな火事になればいいのよ 福宝お姉ちゃんは ただ疲れて眠っているだけよ どこに火事があるのよ ないんですか でも、私は聞きましたよ ないわよ うちの家は火事になったの 私が知らないはずないでしょ どういうことだ 火事になってないなんて、ありえない あの火は確かに私がつけたんだ 家が燃えるのをこの目で見たんだ 燃え上がっていくのを どうしてこうなるんだ 沈娇 さっきからずっと 福宝の部屋が 火事になったのか聞いてるけど 何か言いたいことがあるんじゃないの そんなことありません、おばあ様 今日、福宝がいなかったから それで、また下男が 噂話をしているのを聞いて それで、何度か聞いたんです あなた嘘をついてる あなた嘘をついてる そんなに親切なはずがない 二兄さんの足を折ったのに まだ福宝を陥れようとするの 福宝が意識不明なのは きっとあなたと関係がある 小艺お兄ちゃん それは濡れ衣ですよ 福宝兄さんの件は 自業自得です 福宝が意識不明なのも 私とは関係ありません 証拠がないのに、勝手なことを言わないで 沈娇 今朝からずっと 福宝の 部屋が火事になったのか聞いてるけど あなた、おかしいわよ おばあ様 どうしてそんなことを言うんですか 真相はどうであれ、私が調べます もし、私に あなたの仕業だとわかったら 絶対に許さない あら これ どういうこと 福宝 顔のあざが消えてる とてもきれいだわ そうね 肌も白くてつやつやしてる これからは 誰にもブスなんて言わせないわ 福宝 顔のあざはどうして消えたの 熱で消えたの 熱で 消えたの お姉さん どうしてそんなに焦ってるの そんなことないわ、ただ気になっただけよ 福宝、あの子の言うことなんか気にしないで 早く座って食べなさい 座って 昨日の火は私が つけたんだ 鍵も自分でかけたんだ それなのに、福宝は無事だった 彼女はいったいどんな怪物なの? おばあちゃん。 昨日の夜 私の部屋が火事になったの。 誰が火をつけたのか知らないけど。 本当に火事だったのよ。 どこか怪我したの? おばあちゃん、心配しないで。 さっき執事のおじさんを見たんだけど。 執事のおじさんが言うには。 昨日の晩に誰かが。 わざと火をつけたって。 そんなに興奮してどうしたの? 福宝(フーバオ)、昨日の夜。 誰かがわざとあなたを陥れようとしたのね。 うん、お兄ちゃん。 じゃあ、執事は見たの? 誰がやったのか。 彼女よ。 でたらめを言わないで。 私は昨日。 彼女の庭には行ってないわ。 でも。 執事のおじさんが見たんだ。 あなたなのよ。 子犬たちがみんな教えてくれたの。 悪い女はあなたなのよ。 私のお兄ちゃんを殺そうとしたのね。 私を焼き殺そうとしたのね。 絶対に正体を暴いてやる。 でたらめを言わないで。 私があなたをどうこうする必要があるの? あなたとは。 利害関係がないのに。 あなたが福宝(フーバオ)を羨ましいからよ。 あなたは許せないのよ。 お兄ちゃんと、おばあちゃんが。 福宝(フーバオ)を好きでいるのが。 嫉妬して気が狂ったのよ。 でたらめを言わないで。 あなたはただの遊び相手でしょ。 きつい言い方をすれば。 ただの下女じゃない。 うちの方があなたより。 ずっと体面があるわ。 私が何を嫉妬する必要があるの? 沈娇(シェン・ジャオ)。 一体どういうことなの? 一体言うのか言わないのか。 おばあちゃん。 そんなことないです。 彼女は彼女の二番目のお兄さんと一緒で。 嘘つきなのよ。 早く追い出してちょうだい。 ここは私の家よ。 あなたの家じゃないでしょ。 あなたは何様なの? 福宝(フーバオ)を追い出そうとするなんて。 今日ここで言っておくわ。 あなたが出て行っても福宝(フーバオ)は出て行かないわ。 小艺(シャオ・イー)お兄様。 見てなかったでしょ? さっきの彼女の態度がどれだけ横柄だったか。 私はここの主人なのに。 彼女は私を陥れることまで。 するんだから。 何でもするわよ。 陥れたりしてないわ。 あの日。 あなたは私の部屋に。 ガソリンを入れたの。 福宝(フーバオ)を焼き殺そうとしたのよ。 彼女はガソリンのことまで知ってる。 そんなに詳しいなんて。 まさかあの日の放火を。 本当に彼女が見ていたなんて。 どうしよう。 信じないなら。 部屋を捜索しましょうよ。 彼女の部屋を。 ガソリンの瓶が。 まだ処分できてないはずよ。 ダメよ、人聞きの悪い。 私がなんで。 部屋を捜索される必要があるの? 私を何だと思ってるの? それに。 あなたの母親はもうどこかに行っちゃったじゃない。 彼女がもし事前に。 私の家に行って。 ガソリンの瓶を隠しておいたら。 私を陥れるんじゃないの? その心配はいりません。 私の母はずっと隣で。 部屋を掃除していました。 あなたの部屋には行っていません。 何と言おうと。 絶対に捜索はさせません。 それなら警察に通報しましょう。 警察に捜索してもらいましょう。 そうすれば調べられるでしょう。 以前のお兄様の事件も。 福宝(フーバオ)。 ここは林(リン)家よ。 通報したら。 みんな林(リン)家のことを。 どう思うかしら? ガソリンをまいて火をつけたなんて。 人殺しをしようとしたのよ。 林(リン)家だとしても。 福宝(フーバオ)に協力するべきだわ。 おばあちゃん。 福宝(フーバオ)、捜索しなさい。 ここは私の家よ。 私の言う通りにするわ。 もし何も出てこなかったらどうするの? もし何も出てこなかったら。 私は林家を出て行く よし、約束だぞ 昨夜のうちに 手を打って おいてよかった あんなに隠して 絶対見つからない もし見つけたら 私は宝宝に言って 捕まえてもらう どれだけ捜すの ずっと捜すなら いつ寝ればいいの 一度だけ捜す よし、約束だぞ もし見つからなかったら 林家から出て行け どうして 福宝を追い出したいなら まず私を追い出して 兄さん、心配しないで 私が必ず見つけ出す もし見つからなかったら 居座るつもりか おばあ様もいるから大丈夫 嘘はつかない じゃ、早く行こう 福宝 よく覚えておけ 言ったことを ごまかすなよ ごまかさないよ おばあ様もいるし おばあ様が見てるから 誰もごまかせない よし どうした 子犬が言うには 悪い女の仕業だって なんで怖がらないの この部屋にないなら どこにあるの 嘘よ、ここにしか住んでない 分かった まさか 見つからないからって 時間を稼いでるんでしょ そんなことない あなたが隠したんでしょ 言いがかりだ 証拠を見せろ 後悔するなよ えい 何をするんだ 捜さないのか あれはあの木の下にある なぜ知ってる だめだ もう探させない さっき言っただろ 部屋の中だけだって 出たら認めないぞ ここにある なんだ どいて 私が 掘り返してやる 何かあるぞ ただの石ころだ ああ ほら、おばあ様 やっぱりデタラメだ 瓶があるはずない あれは下にある ほら 何も出ないからって ごまかす気か さっきは部屋の中って 出たのかよ もう十分深いぞ これ以上どうしろと 福宝は どこかに隠したのかも 兄さん、灯油瓶は 下にある いい加減にしろ チャンスをやらなかった そうか でも、見てみろ 何が出たか これが お前が掘り出したもの ただの石ころ 福宝は間違えない まだ言い訳を おばあ様、出ました これは何 灯油瓶だ やっぱりお前だ 違う、違う 私を陥れたんだ わざと埋めたんだ まだ言うか 治安員を呼んで 調べさせる 部屋に戻るぞ 行かないで 私を陥れたんだ おばあ様、信じて 大丈夫 必ず 正義を果たす 福宝、怖がるな 警察に通報する 一緒に 治安員に言うんだ ありがとう、おばあ様 お兄ちゃん、ありがとう。 何を言ってるんだ。 うちの家に来て勉強を見てくれてるのに こんなことになってしまって おばあちゃんも 申し訳なく思ってるんだよ。 おばあちゃんのせいじゃないよ。 うん。 部屋の中が静かになったな。 まずい。 あの女、逃げた。 大変だ。 宝石類が あの忌々しい沈娇(シェン・ジャオ)め。 おばあちゃん、どうしたの? くそ、あのガキ。 私のドレッサーの 宝石類を 全部盗んでいった。 ドレッサーの宝石を 早く警察に通報しましょう。 人を陥れるだけでなく 物を盗むなんて。 早く探しに行きましょう。 追いかけるぞ。 沈娇(シェン・ジャオ)がお前を陥れて 逃げ出したって言うのか。 その逃げる時に 人のドレッサーの上の 宝石まで持って行ったのか。 そうです、お母さん。 あらまあ。 一体どんな人なんだ。 よくそんなことができるな。 あの 悪い女がまた戻ってくるのが怖いから お母さん、用心しましょう。 福宝(フーバオ)、どうして 壺が木の下にあるのを見つけたの? 見えたんだよ。 話を聞けば聞くほどおかしいな。 体の具合が悪いところはないか? ないよ。 お母さんは昨日、本を読んだんだけど 運がいい人は 寿命を削っているって。 お母さん、迷信を信じすぎだよ。 福宝(フーバオ)、信じるに越したことはないんだよ。 信じないよりはね。 お母さんは明日 詳しい人に 見てもらうから。 でもお母さん、福宝(フーバオ)は 本当に大丈夫だよ。 福宝(フーバオ)は元気だよ。 たくさん食べてるし。 お母さんはいつも不安なんだ。 お前が動物と 話せるようになってから お母さんは心配なの。 イノシシの時は危うく 心臓発作を起こすところだった。 見てもらうべきだったんだ。 そうすればお母さんも安心できる。 福宝(フーバオ)は大丈夫だよ。 何が大丈夫なの? 沈娇(シェン・ジャオ)が火をつけて 家を燃やして倒れたって言ったけど 今の家を見てみなさい。 何ともないじゃないか。 福宝(フーバオ)は運がいいんだよ。 福宝(フーバオ)、それはもう ただの運じゃない。 もはや奇跡だよ。 お母さんはちゃんと調べないと心配だ。 お母さん、心配しないで。私が守るから。 福宝(フーバオ)。 覚えておきなさい。 明日、学校から早く帰ってきて。 お母さんがその人を連れてきて 見てもらうから。 先生が待ってるわ。早く早く。 お母さん。
ゆっくり歩いて。 追いつけないよ。 早く早く早く。 先生、この子が私の娘です。 早く見てあげてください。 うちの娘はどうなんでしょうか? 見せてください。 あらまあ、この子には災いがありますね。 どんな災いですか? 先生、どうか助けてください。 娘を救ってください。 本来なら、この娘は 助からないはずでした。 しかし、あなたは私に出会った。 私は呼ばれて出てきたからには 当然、手を差し伸べましょう。 私の 秘蔵の品を出しましょう。 ええと これは 998元(約2万円)ではなく 788元(約1万6千円)でもなく わずか88元(約1800円)で すべての病の根源を断ち切ることができます。 本当ですか、先生? もちろん本当ですよ。 これは世界で 最も陽の気に満ちたもので 作られたものなんです。 悪いものは これを見ると逃げ出します。 これを使えば お子さんは健康になりますよ。 頭が良くなる テストの度に いつも1番だ もしかしたら 飢饉を救えるかも そんなにすごいのか そうよ たった88元で こんなに買える いいもの お買い得でしょ? ええ お買い得だ じゃあ、1つください 88元 はい この詐欺師 うちで金を騙し取ろうとしないで 俺が詐欺師なわけないだろ まともな 江湖の占い師だ 災いがあるって言うなら どんな災いがあるか言ってみろ 具体的に それは それは 言えないな もし的中したら 俺たちが 推進者になる 嘘だ あんたは明らかに 見え透いてる 金目当てでしょ おいおい その言い方は 聞き捨てならないな 俺には 本物の力があるんだ さもなければ お前の修行が足りないか 何も見抜けないんだ そう思うだろ? 先生 私も 娘の言うことももっともだと思う 確かに私たちは あなたの力を見ていない この80元は 少ない額ではない そうでなければ 少し 見せてください ふん 今日は 厄介な客に 出会ってしまったな いっそのこと 帰った方がいいかな 帰ってください まあいいさ せっかく来たんだ 少し お見せしよう 手品を じゃあ、始めてください よし 始めるぞ 始めるぞ 始めるぞ いいかな さあ 見せて おいおい 先生 何をするんですか? 彼女は どうしたんですか? 説明してください もしかして 娘の運が良すぎて 寿命を消耗したんですか? 彼女は 福宝だ 先生にお茶を 恐れ多いです 先生 先生 何が分かったんですか? 見えたぞ 彼女には大きな運がある 君たちは 絶対に 彼女を大切にしろ 将来 大きな幸運が訪れる 本当ですか? 本当です 私に災いはなくなったんですか? まさか あなたに災いがあるわけない あなたのそばにいる人は たとえ少しの間でも 幸運が訪れる あなたは 幸運に恵まれる 願えば叶う 幸運の女神だ 本当ですか? それは良かった 福宝 先生 もし娘が 願えば叶うとしたら 彼女の体に 何か影響はありますか? 良いことをすれば大丈夫だ 良いことをする もし見間違えていなければ 彼女の顔に 前(まえ)に何かあったはずよ あざか 赤い斑点(はんてん)か とにかく すごく恐(おそ)ろしい ええ、ええ お師匠(ししょう)様 うちの娘(むすめ)は前(まえ)に 顔(かお)にあざがありました でも、今(いま)は消(き)えました 娘(むすめ)に 影響(えいきょう)はないでしょうか 影響(えいきょう)はないよ この子(こ)は仙女(せんにょ)だ とても元気(げんき)だ この子(こ)は 小(ちい)さい頃(ころ)はきっと 私(わたし)たちと一緒(いっしょ)じゃなかったな よく分(わ)かりますね 言(い)ったでしょう 悪(わる)いことをすれば 顔(かお)に赤い斑点(はんてん)ができる 善(い)いことをすれば 赤い斑点(はんてん)は消(き)える 前(まえ)の悪事(あくじ)は たとえ本人(ほんにん)が自発的(じはつてき)でなくても ダメだ 小施主(しょうししゅ)よ お師匠(ししょう)様 一言(ひとこと)だけ言(い)うぞ お前(まえ)は 家族(かぞく)と共(とも)に 正念(しょうねん)を持(も)ち 善徳(ぜんとく)を積(つ)めば きっと どんどん良(よ)くなるぞ ありがとうございます もういい、もういい お前(まえ)も 大(おお)きな福(ふく)があるぞ おめでとう それでは 失礼(しつれい)します ありがとうございます お師匠(ししょう)様 こちらへどうぞ 無料(むりょう)で運勢(うんせい)を見(み)ます お母(かあ)さん、これで安心(あんしん)したでしょ 安心(あんしん)した ハハハ 行(い)きましょう おばあちゃんがご飯(はん)だって はい 行(い)こう さあ
乾杯(かんぱい) ハハハ 食(た)べて さあ、食(た)べて おばあちゃん どうぞ はい 皆(みんな)さんも食(た)べて どうぞ フウポウ ホンイン 実(じつ)は今日(きょう) 話(はな)したいことが あるんだ 何(なに)ですか、おばあちゃん シェンジャオを知(し)ってるでしょう もちろん知(し)ってる どうしたの おじさんに 捕(つか)まったんじゃない あの子(こ)は あの日(ひ)に林(リン)さんの家(いえ)から盗(ぬす)んで 帰(かえ)る途中(とちゅう)に 強盗(ごうとう)に遭(あ)って 林(リン)さんの家(いえ)から盗(ぬす)んだ物(もの)を 全部(ぜんぶ)奪(うば)われた その中(なか)の一人(ひとり)が 気(き)づいたんだ おじさんが探(さが)してる人(ひと)だって それで、おじさんに引(ひ)き渡(わた)したんだ そんな偶然(ぐうぜん)ある おばさん 知(し)らないの あの子(こ)はうちに泊(と)まりたがって だから 嘘(うそ)をついたんだ 強盗(ごうとう)に遭(あ)ったって 前(まえ)に 調(しら)べに行(い)かせたけど あの時(とき)は 嘘(うそ)だったんだ 因果応報(いんがおうほう)だ 善(い)い行(おこな)いをすれば善(い)い報(むく)いがあり 悪(わる)い行(おこな)いをすれば悪(わる)い報(むく)いがある 自分(じぶん)が投(な)げたブーメランは いつか自分(じぶん)に刺(さ)さる フウポウ、これから 良(い)い人(ひと)になるんだよ 私(わたし)も、私(わたし)も はい 良(い)い人(ひと)になるんだ さあ 乾杯(かんぱい)

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💓 ときめき、切なさ、すれ違い、秘密の関係…。
恋するすべての瞬間を、短く、美しく描き出します。

🏫 学園、💼 オフィス、💔 片想い、😢 別れ、そして✨ 再会。
あなたの心にそっと寄り添う“小さな恋の物語”をお届けします。

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