愛はスパイス 最終話「I was spice」 #前田敦子 #平子祐希 #蓮見翔 #佐久間宣行 #ショートドラマ
いらっしゃいます。 [音楽] 久しぶり。見つかっちゃったか。どうぞ。 [音楽] ありがとう。 ご注文は? あ、えっと お任せでいい?ワンオペだからちょっと時間かかるかも。 全然ゆっくりで。 どうして分かったの? 隣の人に調味料あげたでしょ?あそこにメモが書いてあったから。 ええ、バレてたんだ。すごい。なんか夢じみたい。はい。ヤップ風太郎い物振りった。申し訳ないけど私も戻るつもりないんだ。トン汁作ってって言ったでしょ。 [音楽] なんかすっごい冷めちゃって。 それに関してはごめん。本当知らなかったとはいえ、 前の男と同じとかじゃなくて私の豚汁が好きなんだろうなと思って。 うん。好きだよ。て、今まで食べた豚汁の中で一番美味しかったもん。 本当に豚汁だけ食べてる。それ どういうこと? 夜遅くまで作業してふとキッチンに行ったら作ってあったのを見つけたウレスタとかと一緒に食べてるから美味しいんだよ。 うん。そんなことないよ。 だってあん時食べた豚汁がこの世で一番美味しくっていスライスープ。 お、豚ん汁作ってよ。せっかく会えたのに初見の料理ばっかじゃん。 付き合ってきた人みんな。そう、私が教えた隠し味とかすごい覚えて作って食べさせてきて、私が教えたんだから隠れてないじゃん。だから 1 回でも同じ料理をリクエストされたらすぐ別れてきた。 それは極端だよ。ちょっと お帰りなさい。 ありがとね。え、待って待って待って。 今日で最後だからこの店も おう。会えない。 豚汁は甘酒入れたら美味しくなるよ。 いや、それでも君が作った豚汁にはならなかった。 作ったの? 豚ま、ニン参ン大根、こんにごま油で炒めてで、水、味噌で甘ざけ。 それ私のレシピと全く一緒だよ ね。私に作って欲しいだけだよ、それ。愛はスパイスじゃないよ。 [音楽] 早く食べちゃないとうちに。 はい。 [音楽] 知らないスープなのに彼女が作った味がした。