１日から５連休、各交通機関は下りのピークを迎えています。一方で、連休中もコロナ対応にあたっている医療現場からは、「もう限界」という声もあがっています。
「緊急事態宣言中の大型連休の東京・渋谷です。やはり去年と比べると人出は多いです。また午後の時間帯になって、どんどん人が増えてきました」（皆川玲奈キャスター）
大型連休と週末が重なった１日、東京・渋谷には多くの人の姿が見られました。同じく緊急事態宣言が出ていた去年の連休と比べると、明らかに人出が増えているのがわかります。
旅行の自粛が呼びかけられている中、各交通機関は下りのピークを迎えています。東京駅では、東海道新幹線の下りで、新幹線自由席の乗車率が最大９０パーセントとなりました。
一方、医療機関は、休みなくコロナ患者らの対応に追われています。東京・墨田区にある墨田中央病院では連休中も毎日、発熱外来を開くことにしました。
「発熱外来に来る患者さんは多い？」（皆川玲奈キャスター）
「きのうも１日３０人くらい」（墨田中央病院 小嶋和樹事務長）
予約なしの患者にも対応するために、２日以降は院内に発熱外来を設置するということです。大変だったのは連休中のスタッフの確保です。
「うちの病院もなんとか看護師を集めているが、人が少ないなかでさらに無茶をさせて。（連休中も）毎日来ないといけない看護師さんもいる」（墨田中央病院 小嶋和樹事務長）
看護師不足で現場の負担は増しています。
「コロナ関係なく人手が不足している状態。欠員が２人。妊婦も夜勤に入っている」（名古屋市内の病院に勤務する看護師【２０代】）
こう話すのは、コロナ患者を受け入れている名古屋市内の病院で働く看護師です。
「防護服を一度着るとそれこそ半日。自分では気づかないところで、どっと疲れが出る。同期のスタッフはこのような状況が続くなら、正直やめたくなると」（名古屋市内の病院に勤務する看護師【２０代】）
今週明らかになった東京オリンピックへの看護師派遣の依頼について、こう訴えます。
「日常の勤務もギリギリ。そこから人を集めるのがどれほど大変か理解してほしい」（名古屋市内の病院に勤務する看護師【２０代】）
（01日16:31）
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