【田村淳のキキタイ!】深刻な社会問題・ネットの誹謗中傷 情プラ法施行でどう変わる?課題は?(2025年9月20日放送「今週のキキタイ!」)
[音楽] 日常生活においてもはや当たり前となった ネット掲示板やSNS。誰もが気軽に自分 の意見や思いを投稿できる一方で希望中や 悪質なデマが深刻な社会問題となっている 。総務省違法有害情報相談センターへの 相談件数を見るとその深刻差が浮き彫りに インターネット上の違法有害情報に関する 相談は2024年度に6403件に達した 。これは2年連続で6000件を超え受付 開始の2010年度と比べるとおよそ5倍 にまで増加している。こうした状況を受け 政府も継承を鳴らしている。政府後法オン ラインではSNS上で根拠のない悪口や 安易な誹謗中傷を行うと名誉既存在や侮辱 材などに問われたり高額の慰謝料を請求さ れることがあると注意を促している。また 他人を傷つけないための対策として誹謗 中傷と批判意見は違う。匿名でも特定さ れるとなっても時間を置くと3つの注意点 も示している。そんな中、今年4月に情報 流通プラットフォーム対処法通称 ジョプラ法が施行された。ジョプラ法は これまでのプロバイダー責任制限法の内容 に加え、大規模SNS事業者に希望中や 出マの対応を義務づける法律だ。ジョプラ 4で新たに事業者に求められる内容は主に 対応の迅速化と運用状況の透明化の2つ。 まず対応の迅速化について。これまで投稿 の削除を依頼したくても相談窓口が分から ないといった状況があったため削除申し出 窓口の整備や公表を義務づけた。また削除 の申し出に対し7日以内に削除するかどう かの回答を行う。もしくは7日内の判断が 難しい場合はその理由を通知することも 義務か。さらに弁護士などの専門員を SNSごとに最低1人配置することも求め ている。2つ目の運用状況の透明化では これまで削除基準がはっきりしないと指摘 されていたことから削除基準の策定公表 削除した場合の発信者への通知を義務付け た。また年1回投稿削除の依頼件数、対応 その後の対応などを公表することも明記し ている。さらに対応が不十分な場合、総務 大臣が勧告命令を出し、従わない場合には 最大1億円の罰金を犯かす。対象事業者は 7月中に体制整備を行うことが求められて いたが、その条件は平均月刊アクティブ ユーザー数1000万人以上か平均月刊 投稿数万件以上の事業者でユーザー同士の 交流を主な目的とするサービス。具体的に はGoogleによるYouTube、 LINEYahooのYahoo袋や LINEオープンチャット、その他にも MATikTokXなど経者が対象となっ ている。 ジョプラ法の思考によってユーザー保護が 進められる一方で課題も指摘されている。 まず何が削除対象になるかの問題だ。今後 の運用状況でどういった投稿が削除される のか、その基準と実績の透明化が重要に なってく。また削除は義務ではないという 点も課題となる。総務省のガイドラインに よれば人格権侵害だけでなくY埋接物、 違法薬物、詐欺、闇バイト勧誘などの情報 についても適切な削除対応を事業者に求め ている。しかし法律上は削除しなければ ならないではなく、削除等を行うことが できるとされているのが現状だ。常識的に 対応すべき違法な情報については削除等の 対応を行わなければ責任を問われる一方で どのような場合に削除等の対応をしなけれ ばならないのかは必ずしも明確ではない。 さらに表現の自由の問題も課題となる。 今回の対象サービスを見ると、総務省違法 有害情報相談センターに寄せられた相談の うち、指定事業者のサービスが舞隊となっ たものはおよそ5割。つまりトラブルの 半分は指定サービス以外で発生しているの が実情だ。表現の自由との兼合いから対象 はユーザー同士の交流を主な目的とする サービスに限定。このため対象事業者の GoogleでもGoogleにおける 口コみレビューは対象外となった。しかし そのGoogleマップを巡っては事実と 異なる内容や理由なき最低評価といった 投稿が横行し削除を依頼しても応じて もらえないことなどが問題となっている。 実際に今全国のイラ63の個人と団体が 虚偽の口コみを放置されたとしてアメリカ Google社に対し総額およそ 145万円の損害賠償を求め訴えを起こし ている。こうしたネット上の誹謗中傷に 関する訴訟は多く起こっているが問題は 賠償額より裁判費用が高くつくケースが あることだ。実際ネットの口コみで名誉 既損を訴えた裁判では原国が投稿者の開示 手続きを行ったが投稿者の特定だけで弁護 士費用など55万円もかかっている。原国 は330万円の賠償を求めたものの認め られた賠償額はわずか20万円だった。 加害者は数分で書き込めるのに対し被害者 は虚偽だと証明するのに多大な時間と費用 労力を強いられる。こうした構造的な問題 の改善も重要になってくる。ますます深刻 化するデジタル時代の言葉の暴力。 ジョプラ法の思考は改善の糸口となるの だろうか。
「田村淳のキキタイ!」(毎週土曜日17:00からTOKYO MXで生放送!)
2025年9月20日放送「今週のキキタイ!」テーマは…
深刻な社会問題・ネットの誹謗中傷 情プラ法施行でどう変わる?課題は?
■番組内容
「政治・経済」「社会問題」「国際問題」「医療問題」「宗教問題」「生活情報」「文化」など
東京を取り巻くあらゆるジャンルが議題に!
ニュースでは取り上げられないテーマや、報道では伝わらない背景を
田村淳が視聴者目線で聞き出し、考え、対話を通じて紐解いていく!
社会問題から日常のちょっとした「モヤモヤ」まで…
身近なテーマをじっくり掘り下げ、「知る」ことで新しい視点を提供
それが「田村淳のキキタイ!」です!
■出演者
田村淳
中村仁美(フリーアナウンサー)
中澤祐一(弁護士)
木村草太(憲法学者)
大家志津香(タレント)
■キキタイ世論調査&メッセージ募集
番組では視聴者の皆さまからの世論調査投票と熱いメッセージを募集中!
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