日経平均、過熱?気になる4つのリスク(窪田 真之):9月16日【楽天証券 トウシル】
日経平均がや加熱しているということで、 少し日本株確定売りをしてもいいと思い ます。ただしあまりたくさん売りすぎては いけないと思います。というのは テクニカル分析で見るとまだ上昇の勢いが 落ちていないからです。気になる4 つのリスク、特に大米 5500億ドル投資を日本が約束したということについては先行きトラブルが生じる可能性があると思ってます。その他のリスクも含めて本編で詳しく解説いたします。 9月16日本株部投資 レポートをお届けします。楽天久保田です。 今日は加熱する日経平均にどう対処したら 良いか私の考えをお伝えします。まず日経 平均の週足チャートをご覧ください。日経 平均は一期に4万5000円 に迫る上昇となっています。ま、外国人 投資家が日本株を買ってきているわけなん ですけれども、外国人が評価する4つの ポイントがあります。1番目、日米完税 合意に基づく大統領例にトランプ大統領が 署名したと。それによって16日にも自動 車関税が22.5%から15%へ 引き下がる投しとなった。2番目、 アメリカの雇用統計が弱くて9月17日の アメリカの利下げがほぼ確実とで年内に3 回利下げがあるかもしれないという利下げ に対する期待が強材料になってます。3番 目、石首相が辞任を表明したということで 時期首相によって1段と定期策が取られる という期待が出てます。4番目、米国株で AIブームが続いています。AI株、 しばらく調整もしてたんですけれども、 足元また1段と上昇が加速しています。 生成AIを使った世界のビジネスの確信が 加速してるということが交換されています 。一方不安材料も4つあります。この不安 材料っていうのがまさにこの強材料4つの 裏返しなんですけども、日米完税合意で 自動車関税、総合関税などが下がるのは 良いんですが、一方日本は大米 5500億ドルの投資を約束させられてい ます。ただこれがアメリカ側にあまりに、 え、有利な条件なので、このまんまやると 日本にとって色々なあの問題が起こると いうことで、で、もし日本がアメリカが 要請する投資をしないと完税をまた 引き上げるという風に言ってますから、 そういった不安が先行き起こるリスクが あるということですね。で、2番目 アメリカの雇用が弱いわけですけれども、 今移民の取り締まりを強化してるという ことでアメリカの企業が非常に、え、慎重 になって生産拡大とかやらなくなってきて いるという中で、え、米器が失速する懸念 というものも出てます。メインシナリオで は米ソフトランディングですけれども、 リスクシナリオとして、え、米器が想定 以上に失速するということもちょっと意識 した方がいいかと思います。3番目、石橋 首相の辞任ということですけども、ポスト 石政権、また自民党をまとめられず期待さ れるような景気刺激策も出てこなければ 失望される可能性もあるということです。 で、4番目、米国AIブーム。日米とも AI関連株が、ま、やや加熱していると いうったところがあります。日本だと ソフトバンクグループやアドバンテストが 先週すごい勢いで上昇してますけども、 ちょっとあのAI関連株に特に、え、加熱 感が、え、出ているということは注意が 必要だと思います。ま、確かに、え、AI によるビジネスの変革っていうのはここ から加速してくるわけですけども、株価と いうのはそれを折り込んで強烈に上がる時 と下がる時繰り返すわけですけど、今 ちょっと上昇ピッチが早すぎることに 対する警戒は必要という風に思います。で 、私が特に心配してるのはこの大米 5500億ドル投資なんですけれども、 覚え書きにいろんな細かい条件が書かれ てるんですけど、米国側に有利すぎるんで はないかという風に思いました。で、簡単 にその私が重要だと思ったところだけを ピックアップしてるんですけども、 アメリカ側が要請する投資案件に日本が 融資をするということなんですよね。え、 で、米国側の指定口座に政府系金融機関 などが即事利用可能な資金を拠出すると、 え、いう風になってます。で、その投資 案件についてアメリカが特別目的事業隊 SPVを設立するという風になっています 。で、そのSPVにおいては米国または 米国が指名するものが管理統括するという ことで、ビジネスの主体はアメリカが必要 な資金を融視する出すのは、え、日本の 金融機関とそういう風に、え、この 覚え書きには、え、書いてあります。で、 ベンダーやサプライや、ま、いろんなあの 日本が技術を持ってる分野に関して、 いろんなあの材料だとか製造装置とか いろんなものを供給するものとしては可能 な限り日本の事業者を選択するという風に されています。で、取分なんですけども、 これあのリスクが高いから失敗してしま うってこともあるわけですけど、うまく いった場合ということですけども、投資 から生示するキャッシュルフォローは日本 からの融資を返済するまで日米で50% 分配ということですから、50%を日本が 取って、え、有資の返済に当てるという ことですね。で、残り50%はアメリカが 取ると。そして、え、日本からの有資が 返済し終わった後ですね、日本が10%、 アメリカが90%分配を受けるということ で、だからこの、ま、みなし資本と言わ れる資本にあたる部分はアメリカが90% 出して日本は10%だけというのが想定さ れているのだと思います。ま、もちろん アメリカ側が全て日本にやれという風に アメリカが指名するものが管理統括すると なってますから、全部日本がっていう可能 性もないわけではないですけども、一応 想定されてるのは米国が90%、日本が 10%ということです。で、これで、ま、 非常に有望な案件が出てくればいいんです けれども、日本の民間企業が自発的にやる ような案件というものはここのには含まれ ないという風に、え、説明されていますね 。だから例えば今INンTンTルがファン 隊のファンドリー事業をやろうとして うまくいかないので、ま、撤退して売却 しようという風にしてますけども、米国 政府が撤退するなと、え、指示をして米国 政府が、ま、INTに一部出資をしてその 事業を続けさせようとしてるわけですけど も、その反動体ファウンドリー事業を SPVとして分離した上でそこに、え、 日本に、え、融視させるというような要請 が来ないかということが懸念されてます。 これはどうなるか分かりません。私は 単なる思惑で言ってるだけですので、あの 、一切細かい情報は何もありませんけど、 例えばそういうことがあったとすると、 Intelの技術力がなくて、今 ファウンドリーがうまくいってない中で、 アメリカは反動体に高い完税をかけ、 そしてアメリカの反動体事業者にお金を 入れればうまくいくと思ってますけど、 技術力の複足というものはそこはもうどう しようもないわけですから、そういった形 で日本にあのリスクだけ求められるという ことになると、え、問題だろうという風に 思っています。というところで、ま、 先行き色々な不安はあるんですけれども、 じゃあ今すぐ日本株を、え、バーンと売っ てしまえばいいかというと、そういうこと ではないと思います。テクニカル分析と いうものも、え、しっかり見ていく必要が あると思います。これ2024年以降の テクニカル分析ものすごく大雑っ把な、え 、大きく目立つものだけ出してるわけです けれども、これ13周移動平均線と26周 移動平均線が、え、出ています。で、 細かい説明は省略しますけども、ここで 26周移動平均線に対して13周移動平均 線が上から下へ抜けるデッドクロスが出 てるわけですね。え、そうすると、ま、 下がる可能性が高いということで実際、え 、日経壁暴落してるんですけども、で、 ここで大きく急落したのがあっという間に 急通して長いした髭が出てるんですけど、 ま、これも必ずそうなるというわけでは ないんですけど、その後上昇する可能性が 高いということで実際反発してきてる。で 、さらにここでゴールデンクロスが出て さらに上昇したんですけども、そこで上昇 が終わり、今度はまたここでデッドクロス が出て急落した。で、長い下ひが出てから また反発してきて、ゴールデンクロスが出 てさらに上昇してきてるということです。 で、や加熱してきているのは、え、事実な んですけども、完全に今加熱と言えないの はここの上昇の仕方見ていただきたいん ですけども、ポーンと上昇するとその後 陰線が出て少し時間調整してで、また ポーンと上がってからまた陰線が出て調整 して、え、また上がってから陰線が出て そしてまた上がってるということで少し ずつ時間をかけながら上がってるので13 周移動平均線からの帰りがそんなに、ええ 、大きくなっていないということですね。 テクニカル分析っていうのはあくまでも 短期的な買と売りの勢いを比較している だけであって、最終的には株は ファンダメンタルズで動くわけなんです けど、ただ短期的な売買のタイミングを 考える時はこのテクニカルと ファンダメンタルズと両方見ていく必要が あると思ってます。で、先ほどお話しした ように、今のファンダメンタに関してです ね、この4つの材料をプラスに取れば全部 、え、強材料となりますし、それを ネガティブな面に考えれば全部、え、弱 材料となるということです。という中で今 、ま、買の勢いが強いという状況が続い てるわけですけど、どこで、え、状況が 転換するか分からないということを考える と、ま、少しずつ売りながら、え、様子を 見ていく。一気に大量に売ってしまわない ということですね。で、逆に何かあの悪 材料が顕在化してきた時に追加で売って くっていうことを考えたら良いという風に 思ってます。まあ、以上、日本株をかなり お持ちであるという人を前提にお話し いたしましたが、逆に日本株をもう ほとんど持っていないということでしたら ば、ま、今あの加熱してるので注意は必要 ですけれども、え、少しずつ、少しずつ、 え、時間分散しながらおめ買いしてくと いうことが、え、必要と思ってます。短期 の判断ではなくて長期の投資判断という ことで言えば、え、日本株は割安で上余地 が大きいという風に私は思っています。 ですので日本株をほとんどお持ちでない方 は、ま、少しずつ時間分散しながら 押しめ返していくのが良いだろうという風 に思っています。最後にテクニカル分析を 書籍でしっかり学びたい方に私の著書を、 え、紹介いたします。ダイヤモンドから 出版されているカブトレですけども、私が ファンドマネージャー時代に実際、え、 何万回というトレードをした中で得てきた 、え、トレーディングのテクニックについ てトレーニングできるように作られてい ます。以上です。ご成聴ありがとうござい ました。なお、今日のレポート内容を評価 していただければ是非チャンネル登録お 願いいたします。いいねボタンお願い いたします。ありがとうございました。
※こちらの動画は2025年9月16日(火)に収録しております。
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日経平均最高値更新、日本株は今、売りタイミング?四つのリスクを要チェック
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/50080
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