金(ゴールド)相場が3,600ドルの大台到達:その背後に中央銀行の存在(吉田 哲)【楽天証券 トウシル】

今回は金についてお話をいたします。海外 ですと3600ドル、日本ですと税抜きで 1万7000円という大題に価格が到達し ました。なぜこのような価格高等が起きて いるのかということについて中央銀行と いう視点から考えていきます。動画で 詳しく述べています。どうぞ最後までご覧 ください。 こんにちは。 楽天証券経済研究所の吉田です。今回は金 ゴールド相場が3600ドルの大到達。 その背後に中央銀行の存在と題してお話を いたします。こちらをご覧ください。まず は大題に到達した状況を確認をします。 これは2025年の1月6日を100とし たニューヨーク金と大阪の金先物の推移を 見ています。1月から4月中旬にかけて 大きく上がっています。これは様々な不安 が大きくなったということが原因として 考えられます。例えばトランプ米大統領の 就任、トランプ関税の導入、中東勢の悪化 などが上げられます。 4月の下旬以降なんですが横ばでした。 これはニューヨークの金先物が 3500ドルという当時の王台に到達をし て高値警戒感があった。え、加えて、え、 アメリカの利下げへの思惑が一時的に交代 したということが挙げられます。ですが8 月の中旬以降を大きく上昇しています。 これにつきましてはアメリカの利下げ観測 が大きくなった。FRBの不審や ウクライナ中東を巡る様々な混乱問題が 大きくなったということが挙げられると 思います。ま、このような経緯を経て 3600ドル1万7000円という横に 足したと言えます。現に比べると共に価格 は大体1.3倍になったと30%くらい 上昇したという風に言えると思います。で はその背景ですね。これは8月の中旬以降 の流れを示しているんですがドル建ての 価格が大きく上がりました。これは有時と 代体通貨。この2つの上昇圧力が大体資産 という下落圧力を総裁してあまりある状態 だったので上昇圧力が勝さり大きく上がっ たと言えます。利下げの観測が強まってき ました。これによってドル安観測が強まり ドルと金の退避においてこの代体通貨を きっかけとした上昇圧力が大きくなりまし た。加えて中東をウクライナも上戦の悪化 もありましたので有次伝統的有次と代体 通貨をきっかけとした上昇圧力が大きかっ たということですね。一方でこの利下げ 観測が強まってきますと利下げ資金調達 用意気 回復株価上昇とこの路線も出てくるわけ ですね。これは株の退避で言いますと下落 圧力です。ですので、この大体資産を きっかけとした下落圧力がありながらも これが総細されて結果的に上昇となったと 言います。そして円立てなんですけれども 、ドル金価格が上昇していることによって の上昇圧力が当然あったわけですが、 ドリアス観測が強まり、円高観測が強まっ たということで下落圧力も一定程度かかっ ていると言えます。この下落圧力を総裁し てあまりある上昇圧力があり、上昇圧力 勝さるということで円打ても上昇と言え ます。これが8月の中旬以降続いている 金層場を巡る短期的な状況です。 では2010年頃以降の値動きを7つの テーマで分析をすることについてお話を いたします。先に述べた代体資産、有次、 伝統的有次、代替通貨。この3点と言い ますのは7つのテーマのうちの中期の部分 に当てはまります。それ以外に4つの テーマがあるということですね。これを 時間軸に分けて見ていくんですけれども、 こちらの図の通りですね、単中期の 上げ下げ、細かい上げ下げですね、特に 2000年以降、2010年以降ですね、 目立っているこの単中の上げ下げ、これに あの3つが関わっていて、加えて中長期の 上げ下げというのもあり、加えて超長期の 上げというのもあり、この3つの時間軸が 存在していて、それぞれにテーマがあると いうことですね。で、かつて存在した従来 型思考と書きましたけれども、有時の金、 インフレジは金、株ト金は逆走感という キーワードについて、ま、これは以前70 年代後半ですとか90年代に生まれた言葉 と言われていますけれども、従来型思考 だけでは2000年以降、特に2010年 以降ですね、の金相場の分析をすることが 難しくなっていることはこの図ら見ても ですね、もう明白ですので、 中長期と長期のテーマを新しく導入をする ことによって全体的な金層の分析をして いくという現代的思考、この思考に則って 分析をしていく必要が出てきていると言え ます。それを少し言い方を変えますと、 こちらの通りなんですね。3期有事伝統的 有事代体資産代体通貨言い換えますと戦争 株との逆走感ドルとの逆走感これらにつき ましては短中期の材料として存在してい ます。従来型思考ま期間や一部の社会に 根強く残っているという点で言いますと 天道節的な立ち位置にあります。加えて 中長期超長長期という時間軸長い時間軸の 材料も存在しています。これらを全体的に 俯瞰的に見ていって金相場を分析をして いくという考え方が現代的思考でありが 天道説に対する自動説という風に言えると 思います。中長期には特に中央銀行長期は 特に非伝統的有事ですね。民主主義交代や 世界分担、ま、こういった材料を持ってし て全体的な金層場の分析が必要になって いると。それが現代的思考であり動説と 言えると思います。では次なんですが中央 銀行なんですね。この中央銀行と言います のは実は短中期の ドルとの逆走感大体通貨にも関わってい ますし外貨準備高か保有という点で言い ますと中長期の材料にも関わっていますの で実は単中期にも中長期にも関わっている それが中央銀行なんですねそもそも中央 銀行と言いますのは国の経済目標の達成 これは雇用の最大化を含むんですがに加え て物価の安定を目指す銀行の銀行と呼ば れるその国唯一の期間です。役割は通貨の 発行、金融政策の実施、金融システムの 安定、外貨準備とか交わす政策の大きな4 つがあります。この2番目に単中機の材料 、4番目に中の材料が含まれているという ことですね。そしてドル建ての金価格が 世界標準という状況の中でですね、その ドルの金価格に影響を及ぼすFOMC アメリカのですね、そう金融政策の話なん ですが、フェデラルオープンマーケット コミティ、FOMCですね。これは連邦 公開市場委員会と呼ばれていますけれども 、この会合を開いているアメリカの中央 銀行にあたるFRBド オブガズオブザ Federalリveブシステムですね。 え、これがあるわけですが、年8回に実施 をしていますと。で、このFOMCの メンバーと言いますのは常時12名と言わ れています。12名と言いますのはFRB のメンバーですね。1名、副議長1名、 理事5名、合計7名に加えてニューヨーク 連邦銀行の総裁1名とで、この8名は確定 なんですけれども、それ以外ですねの4名 についてはニューヨーク連金以外の11の 連邦銀行の総裁から4名ですね、持ち回り で1年の人気ということですね。で、合計 12名とですので、この投票権を持ってい ない11の連邦銀行のですね、え、ま、 これ7名ですね。この7名を含んだ19名 ですね。19名が全体的にFOMCの方針 決定に関わっているということが言えます 。ま、投票権は持っていないんですけれど も会合に参加をして意見などを述べると 言われています。ですので、やはりこう 19名の思惑というのがアメリカの金融 政策を大きくですね、決めていると左右し ていると言えます。その19名の思惑が ですね、実はヒントがあってですね、今後 金融政策をどのような方向性で、え、考え ているのかというヒントがあるんですね。 これがですね、え、CMEが公表してい ますペドウォッチツールの中にですね、 あるんですね。FOMCメンバー投票券 なしの含んでいる19名の思惑の中央地を 見ていきますと金利は2025年6年7年 ということでですねっ ても金利が下がるという方向で見ていると いうことですね。これはもう直近の資料 からもう公表されています。もちろん直近 の話なわけですので、今後変化する可能性 はありますがですが大きな流れですね、 この方針というのは続く可能性があると見 ています。と言いますのは、今まさに FRBはトランプ米大統領から利下げの 圧力を受けています。加えて人事介入も 受けています。強く大統領から影響を受け ている組織になっているわけなんですね。 そのトランプ氏は利下げを要求している わけですので、この流れがまさに19人の 思惑の中央地に及んでいると考えることが できると思います。と考えていきますと、 トランプ米大統領の在任期間は 2025678 ということでですね、2028年まで続き ますので、やはり 少なくともトランプ氏の在任機関はこの ような形で金利が下がっていく方針になる んではなかのかと思うんですね。その トランプ氏の在任期間と19人の思惑が ここで一致しているという風に私は感じて います。 この点で言えばですね、え、利下げがある と金層が上がると、ま、このような傾向も ありますので、やはり19人が金利が 下がると感じていると、その状況に変わり がなければ金相場に引き続き上昇圧力が かかり続けると言えると思います。 もちろん代体通貨を発端としたこのような 上昇だけがですね、金層相場を説明をする 材料ではありませんので、単中期的には 伝統的、え、代替資産も含めて見ていく 必要があります。ですが、やはり代体通貨 という点で言えばですね、上昇圧力が続く 可能性が高いとこの図から言えると思い ます。では次なんですが、中央銀行なん ですけれども、中長期の材料にも影響を 及ぼしていると申し上げました。その 中長期に関して見ていくんですけれども、 中長期的に見ていきますと、ドル、離れ、 金よりの姿勢が続いています。2010年 以降と言いますのは、中央銀行は全体的に 金のですね、え、解雇資料がプラスの状況 が続いています。つまり全体的には中央 銀行は金を買っているんですね。で、近年 ですと金の全需要の2割を超える規模の海 を買の量を示しています。こういった金を 徴用する状況というのが2010年以降を 目立っています。一方でですね、ドル離れ という話もあるんですね。 2010年と言いますと、以前の動画 レポートで述べました自由民主主義指数が 、え、下がり始めたタイミングなんですね 。その下がり始めとほぼ同じ時期に中国の 米国祭の保有残高が減り始めているんです ね。で、これは世界の民主主義が停滞し 始めて混乱が大きくなり始めて民主主義を 良いと考えている西側とそうでないという 考えを持っている非西側の間に分断が 生まれたと。この分断が深まり始めたと 言えます。この分断の進化、分断の深まり が始まったことによって非西側の最も 大きな国である中国が西側の資産の1つで ある米国祭を持たないようにすると、ま、 この流れがですね、え、どんどんこう、ま 、目立っていったんですね。2010年頃 以降と言いますのは、え、アメリカに 関わっている資産を持たないようにしよう と、ま、こういったですね、え、流れが、 え、目立ってきていることが、え、ま、 統計データから見れるわけであります。と いう風に考えていきますと、特に新高国の 中央銀行たちのアメリカバナレ、鹿の面で 言えばドルバレですね。これが2010年 頃以降から目立ち始めたと言えるわけで あります。で、今後のことに関してですね 、ワールドゴールドカウンシルが中央銀行 にアンケートを取っていまして、その アンケートのですね、え、結果を見ていき ますと、まさにそのような方向が分かる わけなんですね。と言いますのは、これは 5年後中央銀行全体の米ドルの保有比率は どうなると思いますかというですね、え、 アンケートがあって、そのアンケートに 多くの中央銀行が回答しているんですね。 で、これを見ていきますと、米ドルの保有 比率は下がりますと、 え、下がると思うと、え、回答した中央 銀行がなんと全体の73%だったんですね 。これは今年のアンケートなんです。 過去に遡って、え、見ていきますと、 下がると、え、回答した割合が2021年 が50%、22年が42%だったんですが 、23年は55%、24年は62% で今回ということでですね、近年徐々に 米ドルの保有比率が下がると考えている 中央銀行の割合がどんどとこれ上昇してき ているんですね。まさにこれはドルバナレ を示しているデータであると言えると思い ます。 で、一方でですね、金なんですが同様に5 年後という話で、え、アンケートが行われ ていまして、 今回その今年の結果はなんと全体の76% が上昇を予想したということなんですね。 どんどんと金に寄っていってるんですね。 で、2021年は38%でした。22年は 46、23年は62、24年は69とで 今回が76ということで徐々に金の保有 割合がどんどんと上がっていくと考えて いる中央銀行が増えてきているということ が分かるわけであります。全般的には ドルバレ金寄りと、ま、この傾向が強まっ てきているということですね。ま、過去の データを見てもそのような傾向が、ま、出 始めていますし、今後のですね、どうなる と思うかと、この移行の面で行ってもです ね、ドル、バナナレー、金よりが目立って いて、今後もそのような傾向が続くという ことが考えられると思います。これは まさにドル離れ、ドルから離れていった 資金がの一部が金に流入をしていくという 全体的な中長期のですね、流れが中央銀行 の中でも、え、起き始めているということ をですね、え、示していると言えます。 中長期の視点で見ていきましても、中央 銀行を発端とした金層倍の上昇圧力は今後 も続くと言えると思います。で、全般的に は、ま、金相場につきましては私は上昇 する方向で考えていまして、年内に 3700ドルを超えていくタイミングは あろうかと見ていますし、数年以内の 4000ドルや5000ドルへのですね、 え、到達ということは十分起きると考えて います。では今回は ゴールド金場が3600ドルの横大到達。 その背後に中央銀行の存在と題してお話を させていただきました。また次回もどうぞ よろしくお願いします。

※こちらの動画は2025年9月9日(火)に収録しております。

👇トウシルの記事はこちら
金(ゴールド)相場が3,600ドルの大台到達:その背後に中央銀行の存在
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/50013

🕒タイムスケジュール
00:00 オープニング
00:48 金(ゴールド)高騰、その背景を深掘り
04:20 2010年以降の値動き、七つのテーマで分析
07:12 中央銀行とは?FRBの今後の方針は?
12:47 中銀「ドル離れ・金(ゴールド)寄り」続く
17:59 [参考] 貴金属関連の具体的な投資商品例

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