福原遥「今の自分は何ができるんだろうと考えていただきたい」同世代に向けてメッセージ 映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」トークショー

お話しようと思うんですけど、本作はもう 皆さん見ていただいたのでお分かりかと 思いますけれども、あの特攻隊員たちの ですね、姿が中心に描かれております。 そして皆さんもご存知の通り1945年の 8月の広島、そして長崎への原爆日を始め 、先日中にはですね、全国で多くの尊命が 奪われました。今年は終戦80年の節めの 年でまいります。本日のイベントで改めて 皆様が戦争や平和について思いを巡らせて くださったことと思っております。本当に あの2階のロブにはですね、たくさんのお 客様がメッセージボードに平和への願いの メッセージを書いてくださいました。本当 に皆様ありがとうございます。 [拍手] で、是非ね、皆さんにも見ていただこうと思うんですけれども、福原さん、伊藤さん、そして小塚さんに聞いてみようと思うんですが、このタイミングでこうやって映画を見てくださったわけでございます。 [音楽] 皆さんがなんか同世代の方たちにどんなことが伝えられたらと思いますか? そうですね、こういう事実があったっていうことはもちろん教科書だったりところであの知っているとは思うんですけどなんか改めてこういう事実があったってことをしっかり感じてあの今の幸せは今ある幸せは当たり前じゃないんだって今の自分は何ができるんだろ ってうん。色々考えていただきたいなって 思いますし、あの、今の世代だけじゃなく て、この先の世代もこの作品が 繋げていけるというか、こういう事実が あったってことを忘れないでいてもらう ためにうん、この作品がつげていける作品 になればいいなと思っております。はい。 本当にそうですね。ありがとうございます。伊藤さんはどうでしょうか? [拍手] はい。あの、そうですね。ま、僕自身も そうだったんですけど、あの、こういった 事実があの、過去にあったっていうことっ て学校の授業だったりとか教科書だったり とかで教えてもらうこともあると思うん ですけど、やっぱそういう場所って教科書 で見たものとか授業で教えてもらった ものっていうのは記憶にも残ってるし、 そういう事実があったっていうのは分かる んですけど、 その心の奥そこのどこまで刺さるかって 言うとなかなか難しい部分がどうしても あったりすると思うんですよ。けどこう いう映画っていうものをあの通して、え、 戦争だったりとか、あの、ま、今回の作品 でと特攻隊の方々があの、いてくださっ たっていう部分だったりとかっていうのを 映画を通して見てもらって、感じてもらう ことでより深くあの、心の中に刻まれる 部分ってあるんじゃないかなと思ってて、 で、僕この映画が公開した後に、あの、 いろんなメールだったり手紙だったりとか で、学校の先生からお手紙だったり、あの 、お声をいただくことが多くて、あの、 自分たちが授業で、あの、伝える部分 もちろんあるんですけど、生徒たちにこの 作品、この映画を見てくれっていう風に すごくあの、言ってますっていうのを伺っ て、あ、すごくそういう風な映画の存在の あり方があるんだなっていうのを、あの、 改めてというか、あの、感じた部分もあっ たので、より多くの同世代だったり、あの 、下の世代 の方々に、え、伝わっててくださったら嬉しいなという風に思っております。 ですね。はい。ありがとうございます。さん、お願いします。 [音楽] はい。え、そうですね。本当に、ま、ま、 本当にこの話は、ま、フィクションでも何 でもなく実際にあった戦争で日本がこう 経験したことが今あって、そして僕らが こうやって生活してるもその歴史があって 今があるっていうことで、ま、それが やっぱり なんだろうな、今の10代の子たちに知っ てくれるっていうだけでもすごくなんか いいと思っていて、で、その中で、ま、 さっき自分のメイクの話出しましたけど、 どう思うかっていうのはそれぞれので、 ただこの事実があるっていうことを知って 自分でどう感じるかっていうことがあの すごく、え、大事なことなんじゃないかな と思います。え、そしてなんだろう。ま、 今はこういう携帯1つでいろんな情報が こう手に入ることができるので自分で考え て自分でどう感じるっていうことが結構 薄れていくことだと思う思うので、こう いう1つのあの花のような作品に見て、え 、今の若い子たちがどう思うのか、自分で 見て自分でどう感じるかっていうことを すごく大切にして生きていて、生きていっ てくれたら嬉しいなと思いますし、自分も そういう風な人間でありたいなと思いまし た。はい、ありがとうございます。 そして 少美先生は本当にね、戦争を知らない子供たちにも戦争があったことを伝えたいって思いで執筆されたという風に伺っていました。 でも今って本当に世界中の情勢は非常に大きく変わっていると思うんですが、何か新たに感じたこととかございますか? そうですね。その私が書いた時はもう10 年前なので、あの戦争は過去のものだっ たりとかあの遠い海の向こうのことって いう風に感じている子たちにもうちょっと こうなんか共感しながらというか現実に 起こったことであって起こっていることな んだっていうのを感じて欲しいなと思って 書いたんですけど今はもう本当に毎日の ように戦争っていう言葉がテレビから流れ てくるし映像が流れくるし、多分また私が 書いた時に思っていたのとは違う受け取り 方をしている子もたくさんいるだろうなと 思うんですけど、やっぱりその例えば戦争 のニュースの映像で空爆されていたりとか ミサイルが飛ばされたっていうのを見た時 にじゃああの空爆されてる町にどんな人 たちが住んでどんな生活をしていてその 空爆によって何が奪われたんだろうとか その爆撃をしている側の人たちはじゃあ どんな考えでどんな思いなんだろう、ま、 この作品をきっかけに思いをせてくれたら とてもあの未来につがっていくことなのか なという風に感じています。はい、どうも ありがとうございました。 本にね、もっともっと届いていくと願って おります。

俳優の福原遥さんと水上恒司さんがダブル主演を務めた映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(成田洋一監督)のシネマ・コンサート&トークショーが8月8日、東京都内で行われ、福原さんや伊藤健太郎さん、小野塚勇人さん、原作者の汐見夏衛さんが登場した。

 原作は、10代を中心にTikTokで話題を呼び、累計発行部数50万部となった汐見さんの同名小説シリーズ(スターツ出版文庫)。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生の百合(福原さん)は、ある日母とけんかをして家出をし、目が覚めると1945年、戦時中の日本にいた。偶然通りかかった彰(水上さん)に助けられ、彰の誠実さや優しさにどんどん引かかれていく百合。だが彰は特攻隊員で、まもなく命がけで戦地に飛ぶ運命を背負っていた……というストーリー。

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#福原遥 #映画あの花