「すずさん、お帰りなさい!」のん×片渕須直監督 公開から9年映画『この世界の片隅に』公開記念舞台挨拶【トークノーカット】
せーの すさんお帰りください。 ただいま。 え、この世界の片隅には、え、 2016 年に初公開いたしました野文さんの原作漫画を元に、え、片渕監督が 7 年の月を、え、かけて作り上げた作品です。 え、今年、え、9年ぶりの最後となります ので、え、是非、え、この後もお楽しみ いただければと思います。それでは早速 ゲストのお2人をお招きしたいと思います 。主演鈴さ役のさんと監督片さんです。 どうぞ。 [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] ありがとうございます。それでは早速ですがノさん会場の皆さんにご挨拶をお願いいたします。 本日はお越しいただきありがとうございます。 え、こうしてリバイバル上映ということで 、え、この世界の片隅にが再び、え、劇場 で見られる機会に恵まれたことにとっても 嬉しく思っています。え、是非、え、この 後ご覧になるということで、え、じっくり 見ていただければと思います。よろしくお 願いします。 さん、ありがとうございます。片監督、お 願いいたします。えっとですね、この世界 の片隅みには2016年に公開されてから 実はかなり長いロングランだったわけです 。で、そのあの監督である私は各地の劇場 でもう何百回、本当に何百回かなんです けども 誰も覚えてないんです。です。あの、舞台 挨拶させていただいたんですけども、あの 、久しぶりにでも隣にのんちゃんがすず さんを演じてくれたのんちゃんがいての 舞台挨拶になって、あの、なんて言うん ですかね、もう1度なんか新鮮な気持ちが 戻ってきたようでもあり、なんかあの日の また延長生きてるみたいな気がします。 あの、今日はどうもよろしくお願いします 。 監督、ありがとうございます。それでは、 すいません。スチールカメラマンの皆様、 フラッシュ撮影は一旦ここまでとさせて ください。はい。それではちょっとまずお 客様にお伺いしたいんですが、え、今回 あのテレビとか、え、配信とか含めて全く 初めてこの世界の住むをこれから見るよっ てお客様手を上げていただいてもよろしい ですか?ああ、結構いらっしゃいませ。 ありがとうございます。ありがとうござい ます。ありがとうございます。 映画館では初めてというお客様はあ、随分いらっしゃいますね。 ありがとうございます。 はい。じゃ、逆にあの10 回以上見てるよっていう。 あ、すごいな。 多いですね。 はい。ありがとうございます。 もう1 つ、あの、年齢のことを伺って恐縮ですが、 20代以下の方、29 歳以下の方いらっしゃったら手を上げていただいて、あ、多いですね。はい。 そうなんですよね。あの、9年、 最初の公開から9 年ですか、前回まだあの、政治、未成年だったよぐらいの方々ですよね。なんかそういう人たちがまた新しく映画館に来てくださるようになるって本当にありがたいなと思ってます。この本当にリバイバル上映っていう機会が与えられてあたりかありがたくてしょうがないところです。 はい、ありがとうございます。なぜ 29歳を聞いたか後で分かります。はい。 え、それでは、え、2016 年の初公開から9 年が経ちました。え、こうやって 2 度目の、ま、公開記念部隊挨拶を迎えた今のお気持ちをのさんお聞かせください。 あ、すごく嬉しいですね。 やっぱり私の中でもこの世界の片隅にと いう作品はすごく特別な作品で、え、私が こう役者をやっていく人生の中で、え、 欠かせない 作品になっています。 なのでこうやってずっとずっと、え、たくさんの方に見続けていただける作品だっていうことがとっても心から嬉しいです。 はい、ありがとうございます。 監督にもお伺いしたいんですけれども、え、ま、戦後 80年というは鈴ずさん100 歳の年にあたるわけですが、え、この年にこの映画が全国でご覧いただける環境になってることどのようにお感じになってますでしょうか? あの、そうですね、鈴さんはこれネタバレなのかな?鈴さんはあの戦争が終わる年に 20 十歳なんですよね。すいません。まだご覧になってない方申し訳ございません。あの、 20十歳なんですけども。で、そういう 年齢だった方が、えっと、100歳迎え られるっていうことは、あの、戦争中に 大人だった人、それからその戦争より1つ 前の時代をし、あの、実際にその中で生き てらっしゃった方のお話を聞ける機会も だいぶ少なくなってきてしまったんだろう なっていうことを感じざる終えないわけ です。で、そうするとそういう時代はもう 話を聞くことができない時代は遠くへ遠く へ去ってしまいそうなんですけども、そう いうことにならないようになんとか つなぎ止めようと思ってあの描いた映画 です。ですから映画の中にあのできるだけ 現実を描こう、あのそうですね、 スクリーンの中なんですけどそこに現実を 描きたいなと思って作った作品です。で、 あの、そういう意味ではその、そこの中に 生きている鈴さんはひょっとしたらあの 実在の人ではないんですけども、でもその 鈴ずさんの声をのんちゃんが演じてくれた ことで、あの、そうですよね。そこにいる 人、いつまでもみんなが覚えてくれる人と して鈴さんが存在できて、本当にそれは なんかそのあの意義あることだったなと 思います。ありがとうございます。あの、 先ほども20代以下の方もいらっしゃい ましたし、え、昨日今日の公開で小学生の 方とか、あの、若い方が随分見に来て くださってるようなんですが、若い人に この映画をどのように受け止めてもらい たいですか?のさんどのように感じます でしょうか?そうですね、今監督が おっしゃったように、あの、先の日本で 起きてた先の出来事を直接体験した方にお 話を聞 機会っていうのが少なくなってきている中で、え、あ、こういう生活があったのかもしれない。 こういう時代にあの立たされた時に すずさんたちはこういう風に生きてたのか もしれないっていう風にこう思いを巡らせ ていくとあの あ、自分が生きてるこの土地で こういう生活があったんだなっていう風に あの想像することができる 。して想像してみるとこう自分の生活の中 にある幸せを感じることができると思うん ですね。で、それをこう尊く思えるような そんな作品に、え、なっていたらいいなと 思います。ありがとうございます。片ぶ 監督同じように若い人にどのように 受け止めていただきたいでしょうか?そう ですよね。あの、戦争中って本当にもう 随分昔のことになっちゃって、あの、 ちょっとした時代劇みたいな距離感のよう な気がするんですね。で、戦争中だって今 までも映画とかドラマで描く時は女の人も 音ぺ履いてれば戦争中に見えるしなんか あの建物の窓ガラスになんだかわかんない 紙テープみたいなんで抜点してあれば戦争 中に見えるみたいなことだったんですけど も 紙テープあるのはいいんだけどのってどう してんだよとかあの戦争中物なかったんだ よねっていうとこからいろんな疑問を自分 たちで投げ投げ続けって本当はどうだった んだろうっていうところをあのなんて言う んですか?見つけていこうとした映画です 。で、そうすることによってそれがなんか その肩にはまった昔のことじゃなくてすぐ こう自分たちの隣にあることのように 見えるようにあのできるようにそういう風 にできるように作ったつもりなんですね。 あの今ちょっと画面に映ってるあの畑も実 はこな間だその場所行ってきました。で、 それまだあって、ちょっとイノシが出る から危ないんですけども、あの、あのまま 、あの通りにやって、ただ木がいっぱい 美いしげってて、向こう側の空が全部木で 埋まってたんですね。そうすると、あ、 やっぱりそういう生命力はこう溢れてそう いう中に同じ場所があったりするんだな なんて思ったりしてでもそういう風にあの このからご覧いただく映画の中に映し出さ れるところから今日の自分たちの生活まで は1つに繋がってるわけですよね。それを こあ 、そういうなんて言うんですかね、実な 感じみたいなものを見つけていただけると ありがたいなと思います。はい。 ありがとうございます。 さあ、ここからちょっと鈴さんにお伺いをしたいんですが、先ほどあの監督もおっしゃられましたが、 [音楽] 9 年前に公開された映画、え、最後すずさん、 20十歳で終わっております。 え、すずさんにお伺いするんですか? 鈴ずさんに。はい。 あれから9 年を経って鈴さん今はどのように暮らしてらっしゃるんでしょうか? そうですね、あの、子供があの、大きくなって言うことを聞かなくて大変です。 そ、あの、おいくつぐらいになったんですか?お子さんは。 16 歳。 そうですか。 9年も経つと はい。も言うようになりました。 監督鈴さんに何かお伺いすることありますか? あ、そうですよ。えっと、新幹線乗りましたか? あれ?新幹線? あ、まだできてないんだ。そうだ。 できてないんだ。あ、でもテレビはできてるかな? ああ。 あ、今すずさん標準語じゃないですか?テレビ、テレビはご覧になってるんですね。 テレビはテレビは見てるので標準後を覚えました。 ありがとうございます。そうなんでね、新幹線とこテレビとどっちが前だったっけとかごちゃごちゃになるけどでもすーさんは全部その中で生きてるはずだから うん。 全部ご存知はずですよね。 はい。ああ、心強いです。 はい。じゃあね、 鈴さんがさ去って言ってしまいました。ありがとうございました。え、大変あの名残り惜しいんですが、そろそろお別れのご挨拶をいただければと思います。え、すずさんじゃなくてのさんお願いいたします。 はい。皆さん、え、本当にこういう、え、機会に劇場にお越しいただいてとっても嬉しく思います。 え、この作品を見た後はなんかこう、え、 ご友人だったりご家族と、え、話し合って 感想を言い合ってみた後も、え、この作品 の中に思いをせていただけるととっても 嬉しいです。え、そしてこのリバイバル 上映ということで、え、上映期間が続き ますので、あの、 改めて周りの、え、方たちにお勧めして いただいたり、え、初めて見てくださった 方は是非ぜひ、え、 いろんな方と共有していただけたらなと 思うので、末え長くよろしくお願いします 。ありがとうございます。 ありがとうございました。片監督、お願いいたします。 あの、ま、スーさんが29歳なんだか 100歳なんだか分からなくなりました けど、でもスーさんはずっとあの日々から 生きてるんだっていうことが今日のん ちゃんがちょっとしたあの鈴ずさんの声を 出してくださったことで改めてなんか納得 できたような気がするんですね。あのそう さんはまだ生きています。今も生きていて どっかで元気にしてると思います。 あの、そうすさんは、えっと、そうですね、あの、ずっとずっと元気で今も生きています。もうそれ以上ちょっと言うことがなんかちょっとちょっとじと来てしまいましてありません。 [音楽] 監督、ありがとうございました。 はい。それではこの後マスコミの方向けのフォトセッションに移らせていただきます。 1回、え、ノンさんと監督は、え、あの、 談を降りていただきます。あ、後ほど再 登場いただきます。ありがとうございまし た。 [拍手] 本さん、片口監督、お願いいたします。じゃあ、ま、そのまま行きます。行きます。行きます。笑顔です。 [拍手] 笑顔せお願いします。いいすね。お客さんも 9 年分の笑顔ですよ。はい。はい。ありがとうございます。よろしいですか? はい。皆さん目線もらうので。 ありがとうございます。 いただきます。 きます。 はい、男性の方でお願いします。 お声お願いします。 ありがとうございます。ません。こちらお願いします。 ください。1 列目の方。はい、隣の方を声けお願いします。 2 列目の方も行きますので少々お待ちください。 1列目から行きます。 すいません。飛ばされてるんですよ。 はい、どうぞ。どうぞ。行ってください。 ありがとうございます。 はい、 ちょっとだいてます。ただいてます。はい。おしゃオッケーです。 こちらの上手側ですねのカメラまで見ていただいてよろしいですか?大丈夫そうですか? じゃ、ここ目線回もらいます。ま、こちら はい、 しばらくいた手を送っていただいてもよろしいです。みんなすいません。色々お願い事が起きて せーの すさんお帰りください。 ただいま。 [拍手] ていただきました。大丈夫ですか?お願いします。 はい。え、それでは、え、これにて、え、 舞台挨拶終了とさせていただきます。え、 野さん片口監督にもう一度大きな拍手をお 願いします。 [拍手]
2025年8月2日、テアトル新宿にて、[終戦80年上映]として、公開から9年を迎える映画『この世界の片隅に』のリバイバル上映公開記念舞台挨拶が行われ、のん、片渕須直監督が登壇。
※フォトギャラリー記事はこちらで配信予定
https://nbpress.online/archives/116474
映画『この世界の片隅に』
《INTRODUCTION》
こうの史代による同名漫画を原作に、片渕須直が監督・脚本を手がけた長編アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年公開)が、終戦80年を迎える今年、2025年8月1日(金)より全国にて期間限定で再上映いたします。
本作は戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた珠玉のアニメーション映画。
公開当初は63館でのスタートながら、戦時中の広島・呉を舞台に描かれるかけがえのない日常とその中で紡がれる小さな幸せが共感と感動を呼び、累計動員数は210万人、興行収入27億円を突破、累計484館で上映される社会現象となりました。
さらに、第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞ほか、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位など、アニメーション映画としては異例となる日本映画賞を次々と受賞。その評価は海を越え、国際的な映画祭でも高く評価されました。
あれから9年。時は流れても変わらず心に残り続ける物語が、期間限定で劇場の大スクリーンによみがえります。
《STORY》
誰もが誰かを想いひみつを胸に 優しく寄り添う
広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。だがすずは、それをそっと胸にしまい込む……。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 そして、昭和20年の夏がやってくる――。
声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 牛山茂 新谷真弓/花澤香菜/ 澁谷天外(特別出演)
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(コアミックス刊)
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
美術監督:林孝輔
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎
監督・脚本:片渕須直
製作統括:GENCO
アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
製作:2019「この世界の片隅に」製作委員会 ©2019 こうの史代・コアミックス/「この世界の片隅に」製作委員会
予告編:https://youtu.be/4_QoZJNZ04o
2025年8月1日(金) よりテアトル新宿・八丁座ほか全国にて期間限定上映!
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