アメリカの大統領選挙まであと3週間。トランプ大統領はペンシルベニア州で選挙集会を開き、新型コロナウイルスからの復活をアピールしました。ペンシルベニア州は、2016年の大統領選で、トランプ大統領が得票率0.7ポイント差で勝利した激戦州の中の激戦州です。いま、トランプ陣営は“郊外の女性”の支持獲得に躍起になっています。郊外の女性は大統領選で、毎回、カギを握るといわれています。アメリカでは女性の投票率が、男性より高く大票田です。過去には、郊外に住む子育て中の白人女性を指す言葉として“サッカーママ”が話題となりました。同時多発テロやイラク開戦後の2004年の大統領選では、治安やテロ対策に強い関心を示す“セキュリティママ”が、選挙戦を左右したといわれています。今、“郊外ママ”たちは『Zoom』といったビデオ会議のサービスを交流に使っていて、今回、メディアは彼女たちのことを“Zoomママ”と呼んでいます。ビデオ会議を使うのは、中流から上流層の女性。特に55歳未満の母親が多く、調査ではビデオ会議を使う女性の4人に1人が、政治やニュースを話題にしているといいます。
元々、女性には不人気といわれるトランプ大統領ですが、世界最悪のコロナ感染国にした失策で、郊外の女性からの支持は民主党・バイデン氏に大きく水をあけられています。
“Zoomママ”ジャニーさん:「コロナを抑えることで経済再生が可能になる。コロナを抑える前に経済を再生しようとしても逆効果。郊外は大きく変わった。隣の家の人も共和党支持者だが、トランプ氏は支持しないそうです」

コロナの安全を軽視するトランプ大統領が、一方で重視するのは、別のタイプの“安全”。つまり治安で、「“法と秩序”が大事だ」と訴えます。トランプ大統領がやり玉に上げるのは、警察官による黒人男性の殺害など、差別に抗議するデモ活動に乗じた暴動や略奪。さらに、一部の人が警察予算の打ち切りを主張していることを、バイデン氏の主張とすり替え、大統領が代われば、治安が悪化すると訴えています。
トランプ支持者:「“法と秩序”は必要。バイデン氏は警察予算を打ち切るって。犯罪被害者に誰が対応するというの。殺人者や暴力を振るう人はいなくならない」
トランプ支持者:「国中が放火され、買い物にも行けない。そんなことを良しとするアメリカ人はいないはず」
トランプ支持者:「夫は銃を所持しているけれど、私は銃に触れたことがなかった。でも、いろんな事件があって、今は銃のレッスンを受けている」
一方、“Zoomママ”の一人、クリスタ・ヒクソンさんは、元々は共和党支持者でしたが、トランプ大統領の危機感をあおるメッセージは響かないといいます。
クリスタ・ヒクソンさん:「“法と秩序”の問題は、私には響かない。
[テレ朝news]