「1000キロ離れた日本に津波が押し寄せる規模」京大・西村卓也教授に聞くカムチャッツカ半島M8.7地震と津波警報 南海トラフ地震などにかかわる可能性は…?
え、今朝塚半島付近でマグニチュード 8.8の地震がありました。大阪にも第1 波が到達した模様です。え、12時5分後 としています。え、現在日本列島の赤い ラインに西村はい。ええ、赤いラインに 津波警報が出ています。え、ではここで 京都大学防災研究所の西村拓也教授と電話 が繋がっています。西村さん はい。あ、こんにちは。よろしくお願いし ます。よろしくお願いします。 え、今回の地震の原因ですとか規模の特徴というのはあるんでしょうか? はい。あの今回の地震はあの太平洋用プレートという海のプレートが北米プレート陸のプレートの下に沈み込むタイプの地震で開型地震と呼ばれるタイプの地震です。 あの同じような地震のタイプとしては東日本大震災のま希望あの地震ですね。 あ、あるはラフなど、ま、このようなタイプの地震ということが知られてまして、え、特徴としては今回地震の規模がマグニチュード 8.7 ということで、非常に大きな規模だったということです。 これあのについて9.0 だった東日本大震災に匹するような規模ということで、え、この、ま、非常に規模が大きかったので、あの、神源から離れた日本でもこの、ま、揺れが実際震度 1とか2 の場所が出ましたし、え、津波もですね、こう日本の方に押し寄せて、ま、まさに来ているような状況ということになります。 はい。 え、津波に関しては警報そして注意法が出ていますが、日本近海での地震が誘発される可能性というのはあるんでしょうか? [音楽] そうですね、あの、もちろんこのだけ規模の大きい地震で、あの、ある程度日本レッドもこの、ま、ゆられているような関係から、あの、その誘発的な地震っていうのが、ま、可能性がゼロというわけではないんですけれども、ただ、ま、震源の距離を考えますと、これが例えばすぐ直ちに南回トラフ地自身につがるとか、あるいは は、他の想定されている弾法の地震につがるということは、ま、あまり考えにくいのかなと思っております。 [音楽] はい。え、日本、え、ロシアで起きた地震ですが、ま、日本まで津波の影響が来たというのはやはりそのマグニチュード、自信の持つエネルギーの大きさということなんでしょうか? そうですね。はい。 あの、このクラスの規模の地震というのは、ま、なかなか、あの、世界的に見ても、まあ、 10年に1 回とかそのぐらいの感覚でしか馳発生しないような規模になってきますので、あの、ま、今回、えっと、ロシアから、ま、かなり日本から 1000km 以上離れたような地域なんですけれども、ま、太平洋沿岸に津波がこうし寄せてるぐらいの、ま、規模の地震だったということで、えっと、この、ま、津波の特徴としては特にこの津波がですね、第 1波だけではなく、第2波、第3 という形で割と長い間こう何度も押し寄せたり引いたりするというようなことがあの予想されますので、え、しばらくの間あのその津波の避難というのを続けていただきたいなと思っております。 え、どれぐらい、ま、半日から 1 日という風に言われていますけれども、それぐらいは見ておいた方がいいということですか? はい。そうですね。 あの、ま、今のところで、あの、言えるのは、ま、そのぐらいの時間規模ですけれども、あの、当然の地象大学、あの、津波の注意法をずっと発例してる間にはずっと避難を続けておくということが必要だと思います。 はい。え、過去に起きた同じ地域での地震で日本に被害があったっていう例はあるんですか? そうですね。 あの、このカモ着下では、あの、マグニシュート 9.0という自信が1952 年にもありまして、 えっと、その時にはですね、日本の、ま、山陸地方などで特に高い津波がありまして、え、その津波による避難、あの、被害が出たということがありますので、ま、あの、規模がやはり大きいと貨着下貨の地震であっても日本でこういう被害が出るということはあの、過去にあったということです。 うん。 え、北海道で、あ、北海道でも津波が到達しまして、で、関西でも到達しました。今後も注意が十分必要ということですね。 そうですね。はい。あの、今まだ第1 波、第2 波の辺りが、ま、あの、観測中ということなんですけれども、この後さらに高い津波が来る可能性もありますので、今の状況だけでこの安心とか、あの、まだそんなに津波が高くないっていう風には判断せずにですね、十分、あの、この後も警戒を続けていただきたいなと思います。はい。はい。わかりました。西村先生、ありがとうございました。 はい、ありがとうございました。 はい。え、京都大学西村先生にお話を伺いました。え、現在の津波の様子です。 え、赤いラインが津波警報、黄色が津波 注意です。え、ナ浦、串本、白浜、和歌山 、大阪でも第一波が到達したと予想され ます。え、マグニチュード8.8という 大きな地震がカムチ塚半島付近で起きたと いうことで、え、近畿地方でもこれだけの 津波みが予想されています。え、すぐに 逃げるようにしてください。第1波が来た と言って安心しないでください。え、津波 は第2波、第3波と続けてくる可能性も あります。として波が高くなる可能性も あります。え、近くにお住まいの皆さん、 え、川などにも近づかず、そして海からは 必ず避難。高い建物、遠くではなくて結構 です。高い建物、しっかりした建物に避難 するようにしてください。え、この時間は マグニチュード8.8カム茶塚半島付近で 起きた大きな地震について、その津波に 関する情報についてまとめてお伝えしまし た。
気象庁によりますと7月30日午前8時25分頃、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震がありました。各地に津波警報が出ています。
京都大学・防災研究所の西村卓也教授に電話で話を聞きました。
京都大学防災研究所の西村卓也教授に今回の地震と津波、その後の関連について話を聞きました。
――地震の原因、規模の特徴は?
西村教授 今回の地震は太平洋プレート(海のプレート)が北米プレート(陸のプレート)の下に沈み込むタイプの地震で、海溝型地震と呼ばれるタイプの地震です。同じタイプとしては東日本大震災の規模の地震で、あるいは南海トラフ地震などもこのようなタイプの地震ということが知られています。
西村教授 特徴としては、地震がマグニチュード8.7ということで非常に大きな規模だったということです。これはマグニチュード9.0だった東日本大震災に匹敵するような規模で、非常に規模が大きかったので震源から離れた日本でも実際震度1や2の揺れがありました。津波も日本の方に来ている状況です。
――日本近海での地震が誘発される可能性はあるのでしょうか?
西村教授 誘発的な地震の可能性がゼロというわけではないんですけれども、ただ震源の距離を考えますと、これがすぐ直ちに南海トラフ地震に繋がるとか、あるいは他の想定されている活断層の地震に繋がるということはあまり考えにくいのかなと思っております。
――ロシアで起きた地震ですが、日本まで津波の影響が来たというのは、やはりそのエネルギーの大きさということなんでしょうか?
西村教授 このクラスの規模の地震はなかなか世界的に見ても10年に1回とかそのぐらいの間隔でしか発生しないような規模になってきます。今回日本から1000キロ以上離れた地域なんですけれども、太平洋沿岸に津波が押し寄せるぐらいの規模の地震だったということです。
西村教授 津波の特徴としては、第一波だけではなく第2波、第3波で、割と長い間、何度も押し寄せたり引いたりすると、いうようなことが予想されますので、しばらくの間、津波の避難というのは続いていただきたいと思っています。
――半日から1日というふうにも言われていますけれども。
西村教授 そうですね、今のところ言えるのはそのぐらいの時間規模です。気象庁が警報注意報を発令してる間に避難を続けておくということが必要だと思います。
――過去の同地域での地震で日本に被害があった例はあるんですか。
西村教授 カムチャツカではM9という地震が1952年にもありまして、そのときには日本の三陸地方などで特に高い津波がありまして、津波による避難被害が出たということがあります。規模が大きいと、カムチャッカ地震であっても日本でこういう被害が出るということは過去にあったということです。
今は第1波、第2波がの観測中ということなんですけれども、この後さらに高い津波が来る可能性もありますので、今の状況だけで、安心とか、津波が高くないっていうふうに判断せずに、この後も警戒を続けていただきたいと思います。
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