花總まりさんの私だけに

まるで人形みたいに大なしく まるで犬 みたいに懐ついて控えめなおき先の ふりはできない。 王にとついだ 私を束縛できない。私が従うのは 私 だけ お空高く 舞い上がり 世界を見下ろす 危険な冒険 だけ 耐える価値がある ことのように解き離た れて光目指し 夜空と 見失しう ことはない。 年だけ

’95