パーシャルドラマ『まほろばに響く』_02_渇き

いただきます。 ちょっと話あって、今度売れない 6 ガ手にフォーカスしたドキュメンタリー番組やる。 何ですかそれ?つまんなそうっすね。 だよね。だきます。 俺出してくれるんですか? まあ、候補の1人 出してくださいよ。 タクト君さ、なんかこう乾いてるものないの?な んすか?乾いてる。なんていうかな。苦しんでるっていうか強烈な乾きがあるのがロックローラーでしょ。 まあそうすね。 たクト君が今歌うことで 1番苦しんでるものは何? 死んだ親友が残した呪いの言葉すかね。 何?何?何?何それ? 親友がよく言ってたんですよ。言葉なんてない方がいい。言葉があるから人は気持ちを伝えられないんだって。 ええ、哲学者 難しいやつだったんですよ。 それが呪いの言葉。 まあ、はい。死んだ親友の言葉って自分の価値観と違っても呪いになってまとりつくんですよ。 そういうもんかね。 歌っててもこの歌詞伝わんないのかなとか考えちゃって伝わんないのかなって思いながら歌ってる 6歌手絶対売れないね。

パーシャルドラマ第1弾
『まほろばに響く』 #02_渇き
 
[ドラマ全体のあらすじ]
音楽を愛する拓斗と、言葉に懐疑的な哲学肌の親友・智治。
智治の自死によって拓斗の時間は止まり、「言葉は本当に伝わるのか」という問いに囚われ続ける。
数年後、拓斗は今野と出会い、「言葉」の意義を超越した、大切な人が存在し続けることの尊さに辿りついていく。

[ CAST ]
拓斗:長谷川慎也
智治:乙藤 翔太
今野:田中 萌

[ STAFF ]
監督・脚本・編集:宇山 貴子
撮影・録音:佐久間 ナオヒト

[ Special Thanks ]
kooge

ロケ地:吉祥寺
企画・制作:ラナンキュラス株式会社
 
[パーシャルドラマとは]
物語の一部分(=パーシャル)だけを抽出し、セリフやテロップ、音、風景だけで構成される短編映像作品。
脚本は60分以上の長編作品の一部分を切り抜いて使用される。
(本編全編の公開予定はありません)
「パーシャルドラマ」はラナンキュラス株式会社の本企画のために使用している造語である。

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