日本のテレビドラマ娘よ 🎬🎌🅷🅾️🆃🎌🎬 Full HD 2025
[音楽] どういうちゃ 人のバ鹿にバカばっかりなんだ。ああ、先生、こんにちは。お手伝いに来ました。先生。 おい、み子、みんこ、おい、ないのか?お帰りなさい。聞いてるんだよ。どっか行ったのか? いらっしゃいますよ。勝手に どうして早く言わないんだよ。 想像しい人だね。何騒いでんだよ。 あ、どうもご苦労様。たくさんあるからね。お好きなだけ召し上がって。い [音楽] ただきます。 いただきます。 何してんだよ。みんな朝から来てくれておかげでやっとここまで片付いたんだ。挨拶ぐらいしたらどうなんだよ。 すまないね。 それだけ。 ご苦労さん 気にしないで。時々おかしくなっちゃうんだ。気発の関係かなんかでほっときゃいいんだ。どうぞ。 まるで財目が違うわ。ほらどうだよ。これボコボコボコボコ言ってや。 これが人間の住む家か。前のうち知ってる。 ええ、それはもう お家っていうのは何も言うんだよ。古い家だが柱 1 本ビクトしちゃいないぞ。何十年住んだって飽きるってことはないんだよ。 それはもう何度も昔芝に大前という有名な糖領がいてその人が腕によりをかけて作った岸だから。 馬鹿にしやがってなんだと思ってやん。 あれでよく恥ずかしげもなく脳々と生きていられるもんだよ。バカ野郎。 [音楽] おじ。おい。あの、あの申し訳ないんですけど僕たちこれでまだ仕事終わってないんですけど。 [音楽] すみませんね。こんな変なのが飛び込んできたんじゃ。あとなんとかしますから。きおさん。はい。 [音楽] 包んであげて。はい。すいません。すいません。よいしょ。 [音楽] [音楽] 親父 親 [音楽] 親父な んだよ。 親父いくつになった?年だよ。 聞いてどうするんだ? いいから行ってみな。忘れたのかい? お前の年に30他者いいんだよ。 いい年だね。そろそろ別がついてもいい頃だと思うがね。 何が言いたいんだ? 悪いと思わないのかい?なんだやりゃ。何があったか知らないけど当たりすることないじゃないか。そのうち評判になるよ。藤沢正次郎もとうと行けなくなったかね。そうなりゃおしまいだ。現稿の注文なんか来なくなる。おママの食い上げだ。 どうする? 私今日どこ行ってたか知ってるかい? 知らないね。どうせその辺りブラブラしてたんだろ。働くのが嫌だから。 違うね。税務所言ってた。 何しに? 何しにってことはないだろう。税金だよ。続々税だよ。散々悩まされた白物だから耳揃えてバーっと払ってやろうと思ったんだよ。 いっぱることないよ。払うの当然なんだから。 ところが見ろ。円体手数料。あ、罰金か。こりゃがないよ。随分遅れたんだから文句言えないよ。次のやつ見てみろ。 所得税予想が額なんだよこりゃ。所得税だったらちゃんと払ってるじゃないか。親父の現行量とか税とか。 見ろ。お前さん何にも分かっちゃいないね。そんな所得税とわけが違うんだよ。いいですか?私はね、 2 年前に尿房が死んでそれで相続税ってもの払わなきゃならなくなった。住んでた家が尿房の名義になってたもんですからね。ところがその生が払えない。私と娘と 2人で分けても高いんだ。 これがびっくりする。 あの辺りうんと地下が上がっておりますからどうしてもそれに伴って税金の方も いや、それはいいですよ。ご時なんだから。それでまあどうしようもないんでとうとう家と土地を売ることにしたん。そん時に私は行ったんですよ娘に。 これは大切な金だから新しい家はなるべくケチしてちっぽけなもので我慢しようね。そうすりゃお釣りがたっぷり来て当分暮らしも楽になるんだからって分かるでしょう。この気持ちは。 はい。 ところが今伺えばその差額にもろに所得税がかかる。こら知らなかったね。 いや、税上そのようになっておりますので。 これはちょっとひどいんじゃないですか?家庭の事情で節約しなきゃならないものから贅沢する人間よりたくさん税金取ろうって。あら、どっか間違っちゃいませんか? 税上そのようになっておりますので。 見ろ。黙っちめ。所得税がかかるってことは当然市民税もくっついてくるってことだ。 大変な金額だよ、今の私たちにとっちゃところがまだそれでおしまいじゃないんだ。次のやつ見てみろ。不動産しとくぜ。 このうち買ったってことでまた税金だよ。まだある。前の家の固定しさんぜ。あのうち売ったからってね。はいさよならってわけにいかないんだよ。今年の分はこっちかかってくんだよ。 どうだ?驚いたろ。 この分だとまだまだ出てきそうだな。冗談じゃないよ。これ以上払わされてたまるかい。 やっとおしまいか。それにしても次から次へとよく思いつくもんだね。頭いいね。全部しって 関心しててどうするんだよ。全部足してみろ。あのうち売った金いくらも残りゃしないよ。何のことはない。 あの立派なうちがこのボロ屋にただで変わっちまったってことだ。どうだい?これだけ聞いたらお前さんだって腹立つだろ。頭に血登るだろ。 しょうがないね。向こうの言う通り税がそうなってるって言うんだったらうちだけ特別ってわけじゃないだろ。 だからその税は間違ってると言ってるんだよ。そいつが出たらめだと言ってるんだ。 あまり興奮すると血圧上がるよ。 気をつけた方がいいね。どうかなさいました。 相変わらず異勢がいいね。元気そうだな。 心配だったんでしょ。みこさんのこと。引っ越しは大変だから。 そりはそうですよ。心配しますよ。 あなたも大変でございますね。 何が 毎日のように様子見にいらしてたのに遠くなっちゃったか。 大して遠くはないですよ。 うんと小さい時からのお知り合いでもご兄弟いらっしゃないから。 でもね、明日病院いらっしゃるたびに学校休んでお送るまでなかなかできることじゃございませんよ。 また来るよ。 あら、お手伝いにたんじゃ。 また来る。 どうした?具合が悪いか? やっぱりあれだね。親父あんまり変わったことしない方がいいね。 何の話だ? 前のうちだよ。世間並みに親父の名義にしときゃよかったんだ。それなら相続も何もなかった。 ママの名義にしたのが間違いの元さ。 そんなこと言ったってママが先に死ぬなんてこのも若いんだし。第一教皇に言いは張ったんだよ。本人が自分の名義にしてくれって。あなた事には順序ってものはございますからね。あなたこれでもつお亡くなりになっても大丈夫ですよ。なんて何度も言ったよ。 なあ、みこ、 私が こんなバカみたいに腹立てるのはお前さん のことを思うからなんだよ。 これで私が死んだらあとどうなると思う? また相続税だ。このうちの私の分払えるか い? となるとまたこのうち売らなきゃならない 。 今度と同じだ。売った後には何にも残らない。そりな巫女のことだ。体さえまともなら人並以上に暮らしていけるだろうよ。何にも心配することはないんだが。 [音楽] 親父の本まだたくさん残ってるんだ。早いとこやっちまわないと日がくれちまう。 あ、外人な話してるんだ。 [音楽] 真面目に聞いたらどうなんだ? いいことがあるよ。迷安だ。親父にうんと頑張ってもらうんだ。まだまだその気になりゃ使い道あるだろ。こっちもその気になって精一杯貯め込むようにするからさ。 [音楽] それは私だって精一杯やるよ。そのつもりでいるんだ。 だったらいいじゃないか。心配らないよ。ちた。働いたらどうなんだ?親父の本だよな。みこ。 [音楽] 足は今度っていう今度は嫌ってほど思い知らされたよ。おかげですっかりなくしちまった。 何を? 愛国神 なんだって 愛国だよ。 あったのかい?そんなもん。 当たり前じゃないか。物心がついてからずっと忘れたことはなかったよ。 さすが違ったもんだね。名丸は バカ野郎。お前さんだって同じじゃないか。愛国心の塊りだったじゃないか。 いつの話してんだよ。 戦争中だよ。15か16 の子供みたいな年で軍事工場に借り出されて、それをまた名誉のように思い込んで自分が飛行機作ってりゃ日本は戦争に勝てるなんて口聞いてたじゃない。あれ一体何だってんだよ。 いいじゃないか。みんなそうだったんだから。 挙げの果てにどうなった? 6 に食うものも食わず星がありません。勝場ではと体壊しちまったじゃないか。それも生優しい病気じゃないよ。人臓片っぽっちまうような大病だ。 ま、過て命は取り止めたもののあんなに上だった巫女今じゃ病気のとヤになっちまったじゃねえか。 [音楽] 巫女だけじゃないよ。何百万って人が死んでるんだ。ひどい目にあった人ならいくらいたか知れないだろう。日本だけじゃない。世界中に数えきれないぐらいたんだ。つまでもグズグズ言ってんの見もないよ。 いいよ。間違ったこと言ってんじゃないんだよ。巫女みたいな人間はね。 国が何らかの償内をすべきなんだよ。全倒な国ならね。 やだね。償内なんてまっぴらごめんだね。 それはついどころか。そういう人間から思いっきり税金踏んだくってんだよ。 国なんてそんなもんだろ。どこだって お前さんってやつはね、腹中じゃ同じことを思ってても私が言うと逆らうんだよ。 本当に日がくれちま。急いで片付けないと。 よし、決めた。これから誠日が来たって日の丸なんて出してやんないんだ。新聞の政治なんかもう一切見ないよ。新聞だってね、 2つも3 つも取ることはないんだ。そうだ。おい、清さん。 はい。 きさん。 はい。 はい。何でございましょう? あ、新聞の電話番号知ってんな。 どうなさんです? 断るのいらないんだよ。 それは無理でございますよ。 何を? どの新聞もまだ申し込んでおりません。第一電話がまだ繋がっておりません。 [音楽] [笑い] [音楽] 痛むかね 少し。あ、でもそれほどは うん。歩く時は 大して ちょっと立ってら歩いてゆっくりでいいから。 まだですか? うん。ああ、いいよ。座って正直に言ってくれなきゃ困るね。 うん。 無料したんだろう。引っ越しの時。 そりゃ少しは 少しじゃないだろう。 バカっぱ働きに働いたんじゃないの。何でもしといて引き受けなきゃ気が済まない人だから。丈夫なもんでも引っ越しってのは参っちまうもんだ。少しは考えなきゃ。 考えないわけじゃないけど親父がまるで役に立たないから。 そりはあるだろうけど。 先生も正直に言って運悪くなってるの?ま、色々調べてみましょう。 どうぞ。お大事になさってください。 どうも。 お待ち。ど様。 いつもより長かったね。 うん。新しい機会買ったからね。 使い慣れてないのかな?時間かかるんだ。でも死にかけた人を助けてくれる機会じゃないんだよ。死にかけてますよって教えてくれるだけ。 言われたわけじゃないでしょうね。 まさか何言ってんの?でも悪くはなってる。引っ越しのせいだって叱られちゃった。 大なしくしてれば良くなるの? 良くはならないな。どれだけ食い止められるかってだけの話だからね。あら、あ、しばらくいかがです。おかげ様で随分そうよかったね。 なんやかやと元気づけていただいてありがとうございました。 そんな本当にこの子がとっても喜んで明るくなってあ感謝しております。菅原さんお入りください。すいません。呼んでますので。 さよなら。 さようなら。はい。バイバイ。 [音楽] 優しいんだな。誰にでも ねえ。海見に行かない?見たくなった。連れてってよ。だめ。 そは言ってもいいけど大丈夫かな? [音楽] 何が 体に? 兵器平気。 [音楽] ねえ、もっとスピード出ない?思いきり出してよ。 [音楽] いいのかな? お願い。 大丈夫?綺麗。わっさお。 今日は天気がいいから。 [音楽] ねえ、ひろし君、このまま車であの海の中に消えていったらどんな気持ちかしらね。 [音楽] え、 どうしてそんなこと? [音楽] お。 ごゆっくりだったね。出されたの 少しね。 うお。どうだった? 3 枚つからやってんだ? え?まだ1週間あるよ。 あっ、1 週間なんて困っても知らないよ。断りになんて言ってやんないからね。 あ、なんだ。帰ってくるなり。ガミ 心配してるんだよ。ギリギリになったって徹夜なんてできないだろ。年だから。 なんだかまだ馴染めないんだよこの部屋に。 よ、そのうちみたいで 言い訳したってだめ。 言い訳じゃないよ。 目方測ったかい? あ、 メ方だよ。 ああ、測った。ついさっき いくらあった? 1 時いじゃない? 良くないよ。いくらだ? な、78kgだ。 また増えたね。 増えてないよ。 元々多いんだよ。思い切って 10kg減らそう。何言って? 今日から野菜だけだな。ご飯も軽く一前だ。 じ、冗談じゃないよ。そんなもの食って仕事ぞできるかよ。 大丈夫だよ。様子見ながら餌作るんだから。 餌 いいか?親父。巫女はね一生懸命なんだよ。ちゃんと勉強もしてるんだ。 ああ、そうですか。それはどうもご親切に。ああ、幸せだね。こんな親高校な娘へ持ってさ。 念のために行っとくけどね。こっちはただ 1 日でも長く持たせて働かせなきゃならないから。 そうでしょうとも。よく分かってますよ。言われなくたってね。 となるとまず野菜だな。きさんに行ってたっぷり仕入れてもらわないとな。 [音楽] 勝てんちゃい。 あの現代女性の方を見になりました。現代女性頼まれてたのかい? うん。写真をな。 親父の うん。 あ、2枚もらってもらおうかな。 はい。 親父の写真どうしよってんだい? いや、あのカラーのグラビアなんだ。あとなんか言ってた。とにかく口になるんだよ。 物好きな雑誌だね。こんなじじの 何でもいいから。あ、着物出してくれよ。 何がいいな? 何でもいいよ。 困ったなあ。何着せてもまになんないからな。 [音楽] うん。 あ。 なるべくこう机の影かなんかで目立たないように。 そんなことできるかい。早く出してくれよ。 着物いいけど。なんだその顔? [音楽] 洗った方がいいよ。汚いよ。 [音楽] そ。うん。あ、洗うよ。 [音楽] どうぞ。 こちらでお待ち願いますでしょうか?すぐ参ります。 どうもすいません。 あ、こんにちは。お邪魔してます。 現代女性の そうです。川村と申します。 何かああいの人だとばっかり思ってたからちょっとびっくりして。ああ。 長くやってらっしゃるの? いえ、まだ5年です。 やっぱり写真の学校かなんか言って いや、大学は高学部で化け役学やってました。でも好きなもんですから。今はたくさんいらっしゃるんでしょうね。女の人 いますよ。商売ヶが多くて大変なんです。 でも一流の雑誌で いえ、社員じゃないんです。フリーですから。 それじゃろんなところへ。 そうですね。外国の仕事もありますし。あ、レイか30°とか 大変だ。 でも体だけは丈夫ですから。いいですね。若くて元気で。 いやあ。あ、どうもどうも。 お待たせしました。 川村と言います。 あ、 え、まずあそこの行き書きがとってもいいですから、あの前でお願いできますか? ああ、いいですよ。あ、今ゾり持ってきますから。な んだこれ? 着物だよ。 おかしいから。 おかしいなんてもんじゃ。 直してくれよ。あ あ、すいません。ちょっと直しますので いいですよ。 急ぎませんから。 花から着てくれりゃいいじゃない。 うるさいのもちょっとあっち向いて。 最初から え? あ、 おいおいおい、ちょっと 願望するなよ。 なん? ちょっといいからじっとしてたよ。 うん。なあみこさっきから考えてたんだかね。私 1 人行ってるのなんだか愛そうがないからさ。 もし良かったら一緒に入らないから 写真に。 うん。いや、向こうもね、よろしかったらそうしたいって言ってるんだよ。 親父最初からそういう注文だったんだろう。 え、あのね、作家と娘っていう企画なんだ。みんなやってるんだよ。何もその面倒なことしろって言ってんじゃね。ちょいと顔だけ出してくれりゃいいんだよ。 [音楽] お断りだね。 どうして 好きじゃないんだよ、そういうのは。 そり私だって好きじゃないよ。でもさ、断れないんだよ。 [音楽] だったらどうして引き受けるんだよ。 いや、だから断りきれなかったって言ってるじゃないか。 ね、私はお前さんの望み通り 1 日でも長く作家としてやっていきたいと思ってる。 そのためにはね、そういうサービスも必要なんだよ。今そういう時代なんだ。分かるだろう。そのくらいのこと [音楽] 分かるよ。 だったら 分かるけどお断り。悪いけど断ってくれ。 みこなあ。おい、頼む。み子。み子 [音楽] あのお通りこれでいいでしょうか? いらないよ。 あのでも取るんじゃ? いいんだ。 いいらないって言ったんだろう。 そうですか。 あ、あの はい。 あ、もちろん娘と一緒じゃなきゃいけないんでしょうな。 はい。そういう企画ですから。 ああ。いや、あの、それがですね、そのな、何て言いますか、急に病になりましてね。 あ、いいですよ。 あ、それでしたらまた日を改めて あ、いや、そのね、日を改めても そんなにおるんですか? え、あの、とにかく後で編集長に電話しときますんで、今日んところは申し訳ありませんが。 あ、そうですか。それじゃあこれで。 あ、どうすいませんね。 あの、 ん、 さっきの方違うんですか? え? あ、さっきここにいらした。 ああ。あ、あ、あれね、あれは違うんです。あれ、あの隣の人でね、世があってたまたまあ、それじゃあ どうも。 お邪魔しました。 どうも。せっかく遠くまです。 い、じゃあお大事に。 あ、 [音楽] [音楽] やっぱり お嫌なんでしょうね。 いとこに写真が出るのは なんで何してるの?そんなとこで聞いてたのか? 聞こえますよ。勝手まで 何が嫌なんだろうな。分かるかい?お前さん うまく言えませんけど。 うん。 私はね、巫女がどうしてあんな体になったか短い文章に書いて戦争の傷跡がこんな形で残ってるってことなるべく多くの人に分かってもらおうと思う。 それならなおのこと嫌でございましょう。 どうして? うまく言えません。 言えないなら黙ってるよ。 余計なこと言うんじゃない? 申し訳ございません。 風呂を湧いてないんだろう? 湧いてますけど。 え? お入りになりますか? 入りたいから聞いたんだ。 どうぞ。 もしもし。 そうです。います。呼びましょうか?ちょっとお待ちください。親父電話だよ。どうする? [音楽] 今入ったばっかりだよ。 後にしてもらうかい? そうだな。どっからだい? 高野さん。時々かけてくる女の人。 あ、おい、ダめだ。リすぐ行くから。 おい。お、切っちゃだめ。切っちゃ。 [拍手] あ、もしもし。ああ、久しぶりだね。お 元気?え?あ、ひっ越しはもううん。いや 、そんなお話するような家じゃないんだよ 。本当アですよ。いや、場所は悪くないん だがね。うん。 う、よかったら遊びに来ない?え、だめ。相変わらず豪場だな。うん。いや、いいよ。こっちから行くよ。うん。あ、いつがいい?うん。こっちはいつだっていいんだよ。 うん。 きさんちょっと来て。金持ってきて。 喜んで喜んでいきますよ。どこへ出?早く早く早く。 あ、はい。 浮いてから出ればいい。もうちょっと絶対持ってきて。真剣なんだよ。 だからね、そっちも少しは真面目に考えてくれないと。うん。待ち切れずにお酒に失礼なんてことになるかもしれない。いいの?それで悔ない?え、なんだって?うー。これ珍しいね。なんだご相談っていうのは。 [音楽] 本当かい?こいつは面白くなってきやがったな。え、あの銀座? [音楽] おお、いいね。 うん。行きましょう。行きましょう。楽しみだな、今から。 え、何来てくるの?え、着物服教えるよ。それくらい [音楽] 邪魔だよ。 この丸もいやいや、なんでもないよ。うん、大丈夫だ。うん。 [音楽] 何日かぶりで行き返るような思いだよ。 あ、あるね。 あ、はい。 えっと、ミートパイただきたいんだがな。 はい。 どう とんでもない。 あ、そうか。じゃあ私だけ かしこまりました。 あ、切れた。 あんな大きなステーキ食べた後で 植えてるんだよ、私は。何しろこんところ毎日野菜ばっかりだからね。鳥だよ。まるで。 だって巫女が作ってくれるんでしょ。 うん。ま、ちゃんと勉強してね。親父の餌作ってんだから心配するなって言ってるよ。 だったらいいじゃないの。感謝しなきゃ今時そんな娘。 ストップ。悪い癖だよ。 何かっていうと巫女の方に話持ってこうとすんだ。 いいじゃありませんか。聞きたいんだから。 それもしつこいんだよ。ネホリー歯掘り。おかげで随分喋らされたよ。 まだまだ。いくら聞いても面白いんだ。 今日はね、もっと大事な話をするんだ。これから君のアパートへ行ってさ。 うん。その折り行ってご相談っていうのを聞くんだよ。 [音楽] そうだろ。あれ?そう言ってたじゃないか。それ楽しみに出てきたんだよ。嘘かい?あれ? ま、いいや。こんなところで言い合いしててもしょうがないよね。楽しみがなるべくゆっくりの方がいいんだよ。お、来た、来た、来ましたよ。 お待たせいたしました。 はい。 ご苦労さん、何ともあれ、まずこれを食べてから。全てはそれからだ。だきますよ。 どうぞ。 うん。うん。うん。うん。うまい。 [音楽] 結構大きな音だね。文句言ってやろい。 そうしょちゅでもないから。 何だ? 知らない。顔見たこともない。 [音楽] あれ? [笑い] 部屋はいいんだけどな。なかなかよくできてるよ。 あそこはだめ。寝室だから いいじゃないか。ちょっとぐらい ダめ。 相変わらずだな。 お茶が入りました。 お、いいお茶だ ところでそろそろどうだろう? え、 ねえ、楽しみもあんまりゆっくりだと先が 落ちるん じゃないかな。おい、焦らすなよ。 実はね、ようやく肩がついたのよ。うん。と言ってくれたの。 別れてもいいって。手続きは 済ませたわ。 だからあの人とはもう赤の他人自由のになったの。 そうかい。や、そらかったね。それじゃこの私と一緒になれるんだね。そうか。かいやね。私はもしかしたらもうダメじゃないかと思ってたんだよ。何事も諦めちゃいけないね。辛し強く待ってれば必ずこういう日が来るんだもの。いやあ、ありがとう。嬉しいよ。 心のそっからバざいだな。 何1 人で興奮してるの?私はまだ何にも言ってはしませんよ。いや、何度も言ってたじゃないか。あっちの方さえ肩がつけばって。 だけど条件があったでしょ。 条件? 巫女のこと。巫女が承知してくれるかどうか。 なんだよ。そんなことか。 何がおかしいの?もししてくれなかったらこの話はおしまい。 いや、心配ないよ。あれのことなら大丈夫だ。 分からないじゃない。話してみなきゃ。 いやいや、これはね、あれは実によくできたやつでね、人間はさっぱりしてる。ま、親の口から言うのもなんだが気持ちは素直だし、それなりの苦労もしてる。その上履行問だよ。 あいつはね、実に物分かりのいい娘なんだよ。 これまでの話と随分違うようだけど。 1 日中親父旗下ろしてボロクソに行って恐ろしく辣言葉投げつけてくる。その上人間が強っぱりでへそ曲がりで いやい。だからそれはその物事っていうのは見る角度によってね色々違うもんなんだよ。 そうかしら。 あ、大丈夫だよ。 任しとけ。よし。それじゃ前は急げだねえ。つ来るか?どこへ? いや、私んとこだよ。一緒に暮らすんだよ。 あなたのお家は行かない。例え結婚することになっても。 何が嫌なんだ? 嫌なことなんかないけど。 だったらクリアいいじゃないか。 分からない。 巫女のことよ。巫女とは一緒に暮らさない方がいいと思う。 情 私はね、あなたよりもずっと苦労してるからよく分かってるの。 じゃ、どうすりゃいいんだ?私はあのうち出るわけにはいかないよ。 だからあなたは鎌倉にいらっしゃればいい。 富士もえと変わらないじゃないか。 そんなことない。時々ここへ通ってくればいいんだから。 そんな夫婦ってあるかい? ありますよ。ま 1本 なんだって? よくご存知のはずよ。平安長ではそれが普通だったのよね。 う、いや、それは昔 だってあなた憧れてたじゃありませんか。 私はいつが古典。 うん。 手放しで来散してるじゃありませんか。男の理想だ。憧れだって。 いや、こんなものどこで?これ戦争前の本だよ。 探せばありますよ。 いや、しかしね。これとそれとはさ。 はい。だったらあなたこの本に嘘書いたの? え?いやう、嘘別に書いてないけどさ。大地通ってくるったってこんなアパート? こんなとは何よ。 さっきいい部屋だって言わなかった? ええ、言った。行ったけどさ、隣からレコードが聞こえてくるような部屋じゃ落ち寝てられしないよ。 ちょっと待って。あなたはね、ここに泊まることはできないの。来るのは毎日来たって構わないけど、夜はちゃんと帰るのよ、巫女のところへ。 おい、つまいっていうのはね、夜来て朝帰るんだよ。こじゃないか。 いいじゃありませんか。ベコベでも [音楽] 私はね、あなたと結婚するならそれしかないと思ってるの。どうしても嫌だとおっしゃるならぎよく諦めましょう。これまでのご縁だと思って。 [音楽] [音楽] 私はね、結婚ってさ、もう年だからね。 そんな大きなものを望んでるわけじゃないんだよ。好きな尿房といつも一緒にいられてうまいものを食してもらって痒いところに手が届くように世話焼いてもらってさ。それでいいんだよ。それが望みなんだよ。 だからそれはその通りしてあげますよ。ただし夜だけはどんなに遅くなっても必ず巫女のところに帰ること。 [音楽] それさえ守ってくれたら喜んで結婚します 。 嫌なら 絶対にダめ。 [音楽] 分かったよ。 大せの通りするよ。 [音楽] そう 。 きさん。 いや あ、親父か。 なんか妖 入ってもいいかい?あ、だめならいいんだ。今じゃなくても いいよ。入っても。 ただいま。 お帰り。 なんだ、まだ起きてたのかい? うん。 仕事か。 急ぐようなもんじゃないんだけどね。 おお、随分できたじゃないか。可愛いね。これなんか だめだよ。触っちゃ。明日の朝取りに来るんだ。 評判いいからな。巫女のスリッパーすぐ売れちまう。そうじゃないか。 目障りだな。つったってられちゃ。 え、 始末つかないのかい? ええ。あ、お土産合い買ってきたクッキー。巫コの大好きなやつ。 それはどうも。 用があるんだろ? うん。まあ 早いとこ片付けてもらいたいね。 分かってるよ。実はなあ。 みこ、ちょいと相談があるんだね。巫女はあの高野さんって人は知ってるよね。 知らないね。 ほら、よく電話かけてくる女の人。 声だけなら。 うん。その人がね、一度巫女に会いたいって言ってるんだね。 なんだそれ? え、今日ちょっと用があってあったんだよ、その人に。 そしたらそう言うんだ。 何のよ? いやってほどの私はよく話してるからね。みこのことを。あ、興味あるんじゃねえかな。 ごめんだな。くれ。くびれちまうんだ。知らない人に会うと。 いやいや、そんな人じゃないんだよ。とってもいい人なんだよ。気持ちの優しい。うん。だからさ、気楽に会ってもらえればいいんだ。 何する人? 仕事は持ってない奥さんだったから。 呆れた。人の奥さんとあんなふざけた長電話してたのかい? いやいや、今は違うんだよ。ご主人と別れたんだ。だから今は独身なんだよ。 いや、気のな人でね、その別れたご主人ってのが相当ひどい男だったらしいんだよ。 そんな影はどこにもないよ。明るくって無邪気でとっても正しい人なんだよ。下手くそだね。親父。 え、 なんだよ。さっきから人のカルがっちゃもタモタもタモタ 何企んでるのかすぐ分かっちまうじゃないか。 いや、でもみことその人のことを合わせなきゃならなくなっちまったんだろ。 いや、さすが巫女だな。 恐れ行ったよ。 関心したってしょうがない。 ま、そういうわけなんでさ、どうだろうな。とりあえず会うだけ会ってみてくれないかい。頼むよ。 ママが死んで2年だね。 うん。私もね、考えたんだよ。早すぎるんじゃないか。悩んだんだ。 悩みに悩み抜いたんだよ。 こんな話はしたくないんだけどね。巫女 なら分かってくれると思うんだ。 私はね、この人と一緒になって38年。 その結婚生活たるや誠に散たたるもんだっ た。 きっとも幸せじゃなかったんだよ。 冷たい人だったからね。 巫女のマだよ。 そらみこにはいい母親だっただろう。でも私にとっちゃね。恐ろしく常の怖い冷たい女だったな。 ママだって苦労したらしいね。親父勝手な男だから。 うん。それは認めるよ。弁解はしないよ。しかしね。 私だって 随分我慢したぞ。我慢に継ぐ我慢だったよ 。 自分の気に入ったものにはね、異常なほど の愛情を注ぎ込むんだよ。犬だってそう だろ。あの家ん中に犬が何匹いた?こやめ てくれたて気はしないんだよ。大きな犬が 増える一方だよ。 その挙げ句に抜け抜けと言ったもんだよ。 人間と違って犬は決して人を裏切りません からね。 私がいつっ たっていうんだ? [音楽] そんな人生送ってきたんだよ。 死ぬ前に5年でも6年でいや、例え1年で もいいんだよ。 本当の結婚の幸せってのを味わってみたい んだよ。 それが 私の願いなんだ。 なあ、どうだろうな。巫女 年取っちまった私のその願いを叶えて もらうわけにいかないかね。 いいよ。親父のことなんだから親父が決めればいいんだ。本当かい? 文句言ったって始まらないだろ。 それじゃ会ってくれるんだね。 しょうがないな。 いやあ、ありがとう。嬉しいよ。 いくつだよ、その人。知らないのか?いや、それが巫女と同い年なんだ。 物づきだね。こんなじじと 何を言ってんだ。男と女の間ってものはね、そんな年なんかで割り切れるもんじゃないんだよ。 あの人と私はお互いに理解し合ってるんだよ。 理解? そう、理解だよ。それが人間にとっては 1番幸せなことなんだよ。 あ、まあ、どうでもいいよ。ところでと嫁さんが来るとなるとあれだな。やっぱりもう少し大きなうちにしときゃよかったな。 いや、ところがこのうちには来ないんだよ。 来ない。 どうするんだ?出ていくのか?親父 とんでもない。なことできるわけないじゃない。 じゃどうするんだ? つまどいこ。 つまどい。 いや、私がね、そのあの人のアパートへ通うんだよ。だ、朝行って夜ここへ帰ってくる。 またそりゃ優雅な話だね。 親父が思いついたのか? いや、向こうだよ。 承知したのかい? だってそれじゃなきゃ結婚しないって言うんだ。 なんでまたそんなこと思いついたんだろうな。 巫女だよ。 巫女がどうしたってんだ? 巫女のためにはそれが 1番いい。や、それしかないって。 怒っちゃだめだよ。彼女は随分考えた上でのことなんだよ。 机持ってくかい? ん? 向こうで仕事することになるんだろ?机変わったら仕事できないよ、親父は。 いや、そんな広くない部屋だからね。向こうにあるもので間すことになるだろうな。 それにね、私はこのうちのものは何ひつ動かす気はないんだよ。だから全然変わらないんだ、このうちは。巫女だって何にも変わることないんだよ。 親父やっぱり様すよ、その人に会うの。 どうして? つどいだったら顔さなくても済むんだろ。 しまいまでそのまんまでいいじゃないか。 [音楽] それともう1つ頼みがあるんだ。 巫女のことあまり気にしないようにね。 こっちも気にしないようにするから。 世の中うるさいことばっかりだろ。せい 気楽に暮らした方がいいんじゃないか。お 互いに。 分かった。 そう言っとくよ。 はい。 あら、お帰りなさい。寒かったでしょ。 どうしたの? 何してるの、そんなとこ。 何起こるの? 昨日はどうした?昨日 うちにいなかった。どこ行ってたんだよ。 電話かけたんだぞ。出から。何のかけたって出しない。うち帰ってもっぺかけた。それでも出し。 ちょっとね、お友達のところへつい長いしちゃって。 友達って誰だ? 西岡さんよ。 本当か?聞いてみるぞ。 なんだよ。何がおかしいんだ? 焼き持ち焼きの石頭。焼き持ち焼きの石頭。 殴るぞ。 どうぞ。 お殴りなさい。 ちゃんと毎日来てるのに 1 日来ないと思う。どっか遊び歩いてるなんてやつだ。 ね、私がどうして遊びに行ったかわからない。 注文か考えがないからだ。 何言ってるの?あなたなんかね、私をニぼにする資格ないわよ。な んだと? 本当に分からないの?あなたの来ない時の私の気持ち。 まるで1 人で置いてき彫りにされたような。どうしてもこの部屋にいられなくなって。それがあなたには分からないっていうの。この赤。 おお。ちょっとおよせ。よせよ。ほら危ない危ないじゃないかよ。 [音楽] 本当か?本当に寂しかったのか? 友達のところで。 うん。 いちいちバカっぱなしたってどうにもならない。や、俺はうん。 これだよ。やった、やった、やった。これ何してるの? パた。 これたよ。 頭おかしくなったの? こんなこと生まれて初めてだよ。 こんなことって? こんなこと言ってくれる女だよ。 それで嬉しいの。 それじゃあ仲りしましょうか。 しようしよう。悪かったな。怒ったりしてな。 それじゃね、中直りの印にいいものあげる。 え、 あなたのお好きなもの? え、なんだろうが。 はい。 あれ?これ名古屋の上がり妖感じゃないの? お好きでしょ? いや、好きなんてもんじゃないよ。目がないんだよ。 ええ。うん。うーん。こんなものどっこで手に入れたんだ? [音楽] え? 売ってないはずだよ。 なんだよ。 どこだっていいでしょ。 いや、知りたいんだよ。おい、もったいぶらなくいいじゃないか。うん。 [音楽] あなたを黙って食べてりゃいいの。 はい。 おかしなやつだね。 いやあ、しかしいい味だよ。 そう、 全然変わってないね。 うーん。うん。うん。 [音楽] [音楽] あら。こないだから進んでませんね。 1枚も。 ああ。 ああ。じゃないでしょ。 あなたね、毎日何しに来てるんですか?決まってるじゃないか。仕事だよ。 何にもしてないじゃないの。うるさく言うのもどうかと思うから黙ってたんだけど。いいんですか?こんなことで聞いてるの? [音楽] うるさいな。書けないんだよ。 どうして 何してるの?ん うん。いや、このね、やっぱり机がね、 [音楽] あ、こういうものってのは馴染むまでに 1年2年はかかるんだよな。 何悠調なこと言ってるの?私なんかこの机買った日に手紙 15枚書いたわ。 手紙と一緒にするなよ。 今はそんなこと言ってる時代じゃないんですからね。 はい。これって な、なんだど、どうしよってんだ。いいから描くのよ。何でもいいから。ちんぷイぷイでも何でも。はあ。手が動けば釣られた頭も働き始めるの不思議なもんだと思うな。人間って。 [音楽] そ、なんか書いてあったのか、それ? うん。の虫。 ん? 自分で見つけたの?手紙書く時。 また手紙だ。 やってごらんなさい。間違いなく書けるから。 ごめん。コムルで。 そう。どうしてもダメだって言うんなら私が書いてあげる。 今日は絶対許さないんだからさ。おっしゃい。 分かったよ。書くよ。描きゃいいんだろ。 はい。あ。 [音楽] あっち行けよ。 [音楽] 書いた。何してるの? 今足音が聞こえたみたいでしたから。 いいよ。帰ってくれば分かるんだから。 1電車ずつ遅くなるみたいですね。前は晩 そっかな。 やっぱり別れるのはおついんですよね。もう少し、もう少しで遅くなんじゃありませんか。つまらないこと想像しないで。夜なって冷いから。今日薄ぎしてらしたでしょ。 大丈夫。風なんて引きしないよ。 よし。あ、今夜随分冷えるね。外へ出たら風邪引いちゃうかもしれないよ。 大丈夫。下着1 枚余分に着ていけばちゃんと買ってありますから。あと 8分ですよ。 いや、今ちょうど油が乗ってきたところなんだがな。 あとはまた明日。 いや、そういうわけにはいかないんだよ。 明日になればまた調子が変わっちまうから、こういう時はね、思い切ってやっちまった方がいいんだよ。例えまでかかっても 残念だけど終電が出ちゃいますからね。あと 7分。 いやいやだ、出たっていいよ。私は仕事が大事なんだよ。 帰れなくなりますよ。 いいよ。電話しとけばいいよ。 だめです。 霊国なやつだなあ。 いいじゃないか。一晩ぐらい止まったって 約束したでしょ。忘れたの。 はい。ストップ。 え? あ、これお土産ね。一緒に持って帰って。 ここは私のうちだよ。自分のところへ泊まってどうして悪いんだ? どうしてあなたのうち だって?私が家賃を払ってる。 でも住んでるのは私なんだから私のうちよ。 いや、私のうちだ。 巫女のこと忘れたの? 巫女はどうしたんだ? 1 晩でもあなたが帰らなかったらどんな気持ちがすると思う? 何ともやしないよ。 そんなことありません。ほら大変。あと 4分。早く早くこれ来て。 巫女のことは気にしないでって言ったんだよ。 本人がお互いに気楽に暮らしましょうってそう言ったんだよ。 どうしてそう分からないの? 一晩でもここに止まったら私は巫女からあなたを奪ったことになるのよ。 ならない大げなんだよことが 1 度奪われるとね。あなた突然神聖な父親に変わるのよ。 神聖どういう意味だよ。 ゆっくり考えなさい。電車の中で。おい、そういう人をたぶらかすようなこと言うんじゃないよ。 はい。ギリギリ3分となりました。 ああ。おい。あ、分かったよ。帰るよ。帰りゃいいんだろう。こんなとこもう 2度と来るか。 [音楽] 着いと風邪引きますよ。はい。はい。こっち。 [音楽] [音楽] [音楽] なんでどうしたの? 寒かったろ? い 大したことずっとそこにいたのか。 横須賀戦に事故でもあったのかと思った。いい心配させられたよ、バカバカし。 あ、そりゃすまなかったね。何ぼっとつったってんだよ。おた、ついてるよ。 うわ。 こんなに遅くなるなら止まってくりゃいいんだよ。起きて待ってるのが嫌だからね。きさんにだって悪いだろ。 うん。そうしようかなとも思ったんだけどね。やっぱり帰りたくなっちゃってな。 ちゃんともう1枚着せてもらったんだね。 うん。うん。 それならあったかそうだ。 ああ、あったかいなあ。できたのか現稿は? あ、できた。 何枚?30 枚。 嘘つけ。 いや、本当だよ。今日1日で書いたんだ。 とっても信じらんないな。 はい。じゃあ見せてやろうか。 どうだ? どういうことだ? こういうこともあるんだよ。時には。ま、あと 10 枚もかけばおしまいなんだがね。明日にして帰ってきた。な んだよそれ? お、これはね、お土産なんだ。 巫女にあげてくれって。な んだろう。 開けてみなよ。ええ。お、ちょっと当ててごらんよ。 [音楽] おお、匂うじゃない? 巫女の好みにぴったりだ。 あ、そうか。それ良かったな。 どうして分かるのかな?不思議な人だね。 これは何だ? ブランデーだ。 おかしいな。誰も酒飲まないことは知ってるはずなんだがな。 神だ。何も書いてない。 え?うん。 親父松田先生のこと話さなかったか? 病院の松田さんか? うん。 話したかなあ?あ、ほら、鎌倉来てからずっとお世話になってるんだって。 ブランデのことは? うーん。 ブランデの2 で知る人と知るコレクターだって。喋ったに違いないよ、親父。 あ、そういえば それだよ。 松田先生のお正母に使えってことだよ。そういう人でも大喜びするような品者なんじゃないのかな。 そうかな。 違いないよ。 それならそれと一言言ってくれりゃいいんだ。黙って渡すから。 怖い人だね。姿見せないでずかずか踏み込んでくるような感じだ。 いや、あれとしちゃそれなりに気を使ってるつもりだと思うんだがね。 [音楽] そっか。親父の嫁さんなんだから当然のことだと思ってるんだな。余計なこと言っちゃいけないんだ。そろそろ寝るよ。眠くなった。 [音楽] あ、私はもう少しあったまってくよ。 うん。 じゃあおやすみ。 あ、おやすみ。 [音楽] 親父幸せ か? あ、まあ そりゃ そうなんだろうな。 よかったな。 俺行ってくれ。喜んでたって。 [音楽] は [音楽] [拍手] うるさいな、 [拍手] どこだ?おい、どこ?ああ、だめだよ。ここはお前ん血じゃないんだから。ほれ。だめだよ。出てかなきゃ。おいし。 ダめだってんだよ。入ってきちゃ。おい、 来い。あ、おい。ああ、痛い、痛い、痛い。 おい、み子、みこ。あ、来てくれ。おい。う、 [音楽] どこにいるんだ? あ、ここだ、ここだ。 何やってんだ、そんなところ。寝っ転がって。 寝っ転がってんじゃないよ。あ、痛い痛い痛い痛い。あ あ。 きさん、きさん。 はい。悪いけど起きてお父ひっくり返ったんだよ。ひっくり返った。どこでございますか? [音楽] 2 番に。 ええ、 早く。 はい。 はい。あら。 どうなさいました? あ、見りゃ分かるだろう。 あ、いた、いた、いた。 あ、ごりなさっていけます。 ああ。 はい。 誰かバナナの顔でも捨てたんじゃないか。 そんなもにありゃません。どうしてまたこんな寒いとこ いや犬が入ってきやがったんだよ。そいつを追っ払ってやろうと思って。 バ鹿だな。もう 分かってんですよ。ここに足取られて夕方からしばらく振ったからね。 そんなこと知るかい。こっち。 ああ、ちょっと。 ああ、 無理するな。つんだよ。あ あ、だめだ。 きさん引っ張ってこうか。大丈夫ですか?みよう。 はい。はい。 あ、ちょ、いいですか?せーの。 よいしょ。 肩に。 あ、痛い痛い痛い。 洗いを戻し 風になったんですね。ちょっともうちょっとですか?あ、 もうちょっと。もうちょっと。はい。 はい。さ、よし。 あ、あと私がやります。大丈夫か?はい。 大丈夫です。 え、 さてどうしよう。 どうしようって。どうすんだ。 はい。旦那様いいですか?うん。 はい。 どうすんだ?どうす?あ、痛い、痛い、痛い。 もうちょっとよいしょ。 はい。せーのもう 1息。 よいしょ。はい。 はい。いいですか? ああ、痛い、痛い。 はい。 よいしょ。 よいしょね。はい。もうちょっと。もうちょっとですよ。 はい。 はい。怒たです。あらあら。 うん。 旅もびしょびしょ。ちょっと待ってください。 全くれたじだな。 [音楽] いくら犬が嫌いだからって。こんな夜中にも 誰も転ぶつもりで出てきゃしないよ ね。 ああ、 お医者様を呼びしましょうか。 ええ、呼ぶな。 あ、 いいんですか? 無理だよ、こんな時間においしったって。 おい、 あの、ほら。 はい。 あの、あれあったろう。 このくらいのどこへでもハッチがうやつ。 うん。 あのシップはい。 あれでいい。あれであれで十分だ。 はい。それ今すぐ おい。 大さんに騒るなよ。い 騒いでるんじゃないんだよ。おいんだよ。 あ、 どこ撃ったんだよ。か え、分からん。うん。 痛いところあるだろう。 いや、だから腰から背中肩にかけてずっと全部痛いんだよ。どこ? しょうがないな。転び方まで武器用なんだから。 [音楽] ございました。 あ、ありがとう。これでよろしくございますか? うん。 あと私やるから悪かったね。起こしてしまって。 あきさん。 はい。 悪かったね。 いや、私はもう起きるのは平気でございますかな?あ、 [音楽] なんかいちいち言い方がもう 何グズぐズ行ってんだよ。 あ、この辺りか。 うん。そこは痛い。あ、もうちょっと上だな。上。 うん。 あ、痛いしょ。叩くなよ。 静かにしろつってんだよ。 あ、ここは え、あ、痛いな。 あ、 うん。そこも あ、いた。 このあ、様じゃ。あ、 先が思いやられるね。 何が? 親父が死ぬ時だよ。世話焼けるこったろうな。 何を言いやがる。おしよし。いや、私はね、ガタガタしないよ。ああ、穏やかに死んでやるから見てろ。 口先ばっかりだからな、親父は。 おお。 ま、いいよ。できるだけのことはしてやるから。 ああ、 面のだな。ありたけちまおうか。 おい、そんなはどうすんだやらに。もういい。もうい。 寒いよ。おい、 寒い、寒い。 よし。 はい。 これでおしまい。 しかしなあ。味方ってあれだぜ。そうそう。無理はできないよ。 そんなことないよ。平気だよ。父の世話ぐらい。松田先生だってね。随分良くなったって言ってくれてるんだ。 悪い癖だよ。巫女のその強がりは。 強がりじゃないよ。来年あたりね、予なんかできるんじゃないかと思ってるんだ。 え、どこ行くんだ? ちょいとしたらみがあってね。四国の徳島だよ。 おお、徳島か。あのナルトのタはうまいぞ。 食べることだけだよ、親父は。 え、じゃあ何しに行くんだよ。 あ、えらやっちゃ、えやっちゃよいよ。泡踊り見に行くのか。そりゃいいな。私もあれは一度見たいね。 違うよ。見に行くんじゃないよ。踊りに行くんだ。 え、みこ ありゃいいよ。網かぶって赤い毛出しでちょっとこう向き加減で足並み揃えてくり込んでくとこなんて何とも言えないもんな。 うん。それはいいだろうけど。 み子はそんなことできるわけないじゃないか。 どうして今はね、よそから行ったもんでも入れてくれる縁があるんだよ。ちゃんと調べたから知ってるんだ。 そりゃあるだろうけどな。 なんなら見せてやろうか。 え、 男踊りもいいんだよ。あの踊りはね、ちょっと変わってんだよ。こう手と足が一緒に寝るんだ。右と右だろ。左と左。右と右。左と左。それでな、ちょっとこう肩から入ってくんだよ。 あ、えらやっちゃ、えらやっちゃよいよい気だよ。 あ、大谷に通れば石ばっかり。さっさやんま通ればさっさばっかり。あ、えらやっちゃ、えやっちゃ。よい、よい、よい、よい。えらやっちゃ、えやっちゃ。よい、踊る。あほに見る。あっほ。 同じあっにゃ。そんそ。 えやっちゃ、えやっちゃよ。 えらやっちゃ、えらやっちゃ。よいよい よいよい。えらやっちゃ。えらやっちゃ。 よいよい。えらやっちゃ。えらやっちゃ。 よいよいよいよい。お みどうした?ああ、痛い。痛い。ああ。 それ見ろ。やっぱり強がりじゃねえか。 親父。 そんな無茶するからさ。 親父 なんだいこにいる?動けないんだよ。 もしかしたら巫女の方が先かもしれないね。 な、なんてこと言うんだ。 [音楽] 親父結構しからな。長持ちするんじゃないか。 それはね、あ、私だって長い長い気はしたいよ。だけどな、巫女がいなくちゃ生きてたって何にもなりゃしないんだよ。 [音楽] 本当か? 当たり前じゃないか。 みはね、もういいと思ってたんだ。親父にはあの人がいるから。 馬カ野郎。なんかこと言うんだ。本気でそんなこと考えてたのか。まさか巫女みたいな人間がい世間並のくだらないこと。 [音楽] 分かったよ。 2 度と言わないよ。並み子病気ってやつはな。諦めたら負けなんだよ。長にやるんだよ。巫女だ若いんだ。頑張ってれば新しい薬だってどんどん見つかってるんだし。 聞いてるのか? 聞いてるよ。 分かったか?せっかく生まれてきたんだから生きてる方がいいもんね。 [音楽] そうだと思う。生きてさえな。なんかってできるんだよ。 巫女にはそれだけの力があるんだよ。 [音楽] そうだな。頑張ってみるよ。 [音楽] はい。 さ、急に、え、いや、あの、23、3日前 からちょっとそんな感じはあったんです けど、とっても我慢強い方で、あ、それで 、あの、あの、旦那様今日そちらへ参り ませんので はい。 はい。ありがとうございます。いずれまた 、 あ、 ごめんください。 その犬があれですか?滑って怪我されたという。 また切っちまったんだ。 おい、なんだ、もういいのか?担当上がり。んうん。 犬はお嫌いじゃなかったんですか? おい、よしよし。ほら、たくさんあるぞ。ほい。 うん。 あちらへ行かなくていいんですか? 入れないんだ。巫女の部屋の前行くと足がすくんじまうんだよ。昔 キーっていう犬を飼ってた。巫女が 4つの時でとっても可愛がってた。 その犬がどうしたことか一晩のうちに死ん じまったんだ。 あの日は 巫女が危ないって言われていて、 近くの古いに怒って水を飲んじまって赤に なって ところが急に 持ち直してとうとうと助かった。 リッキが 身代わりになったんじゃないかと思ってね 。 この犬にそんなことを期待してるわけじゃ ないが、 何かにすがりたい気持ちでな。 どうしたんだ? 巫女が 青い海の中へ切れてしまう。 [音楽] 誰も巫女のこと知らない。先生だって知らない。 [音楽] 君は巫女の何を知ってるんだ? 車でもうスピードで海の中消えていったらどんな気持ち?ナ様、ラナ様来てください。あ、早く。 早く早く 早く来てください。 [音楽] さ、親父 どこにいるんだ?これにいるよ。 やっぱり巫女の方が先だったね。 親父の時の完病できなくなっちまった。何を言ってんだ?バカな。 かわいそうな親父。また巫女の遺産しなきゃならないね。 相続ぜ。こっそり踏んだくられるぞ。いや、いいよ。そんなこと。 哀れな親父。自分で稼いだもん。相続しちゃ税金払って。 どこにいつ言ってんだ。バカなさんように。 親父なんだ。 褒びくれないか巫女にな。 何の褒美だ? これまでよく生きてきたなって。美 ああ。やるよ。やるとやると思う。やると あの 長かったからね。 え、かった。ほった。かった。こ、よく頑張ったなあ。 頑張ったね。 みんな覚えてるかい?金労働員で飛行機の工場へ泊まり込みで行ってた巫女が突然帰ってきた。 覚えてるよ。 思いしってな。 巫女の顔が真っ赤だったんだ。 ああ、これは荷物が重いからじゃない。 病気だ。 すぐ分かったよ。 み16だったなあ。 あ。 子供みたいだ。それをひどい目に合わしやがった。あん腹が立って。腹が立ってな。 [音楽] いいんだよ。そのはいつまでも言うなよ。 あれかな?飛ぶな。く褒美をやっても足りないくらいだよ。 [音楽] [音楽] 親父なんで 巫こ困ったよ。向こうへ行ってママにあったらどうしよう。 [音楽] あの人のこと どう言えばいいのかな? やっぱり 素直に会っときゃよかった。 それだけが 心の国 [音楽] ん 行こ、 よいしょ。 [音楽] グる。 うわあ。 あ、おお。 あ、 勝手に入って悪いと思ったんだけどました。 なんとかうちん中のあり様だ。 電話だけでもしようと思ったんだけどね。 いいんですよ。私のことなんか。お体かがですか?それだけが気になって。 うん。ま、なんとかやってるよ。 きよさんいないんですか? え?あ、昨日出てった。暇をくださいって。 やはりね、巫女がなくなるといづらいんじゃありませんか。 外へはお出にならないの? うん。 どこへも は寺にも行かない。 どうして行くんだ?行ったって何もならし ないよ。 ここへ来るかね? ああ、 今すぐにってわけにゃいかんだろうがな。 来られないわ、このは。 巫女はまだ生きてるもの。 あなたも離れることできないでしょう。 ああ、できないね。 これまで通りでいいじゃありませんか。何も変わりしないのよ。 ああ、 アムになったわ。 何かご用はありませんか? ないね。 何も考えてらっしゃらないんでしょ。 念頭だからね。 それじゃ私 帰るのかい? あまり長いしない方がいい。正直言ってね。 ここへ来るだけでもどこか後ろめたくて よほど玄関で引き返そうかと思ったくらい この先 巫女はますます強く行き始めるでしょうね 。 あなたの中で 私の入り込む隙はなくなるかもしれないわ 。 でも 私はお待ちしてますから。 で [音楽] [音楽] ああ、 バカに冷えてきやったな。 何がどこにあるのかさっぱり分かりはし ないよ。 おきさん色々教えてくれたんだけど 全部忘れちまった。 何にも覚えちゃいないよ。ああ、 どうせ何来たって様にならない。巫女の 言う通りだよ。 私は酒が一滴も飲めないからね。 今ほど情けない時はないよ。 1日 正気でいなきゃならないんだ。 それにしてもまあ大勢来やがったなあ。 どっから伝え聞いたか知らないけども まるで知らないやつまで来や。 それはみんな口を揃えてお前さんのことを 褒めちぎるんだよ。 巫女の優しさ思いやり き配り。 お前さん外の人間には優しくしてみんなに 疲れてたんだなあ。 ひし君言ってたよ。 みにも誰も知らない別な面があった。 当たり前じゃないか。 裏若い娘が戦争のために大病を患らって 娘らしい暮らしは何にもできない。何もか もを 抑え込んで 戦後の日本を必死に 生きてこようとしたんだよなあ。 私ね最近やっと分かったよ。 お前さん、 大勢の人に 優しくしてた分、世の中にたった1人しか いない。この親父に向かって、 ものすごい 独絶をぶっつけてきたんだな。 そうだよ。 そう思った時ね、私はなんだか救われた ような思いがしたんだ。 美こ。今の私のたった 1 つの望みはな、もう一度あのお前さんのすごい憎まれ口を思いっきり私に浴びせて欲しいんだよ。 それだけだ。 きり私に毒づいて欲しいんだよ。 皆さん一体 今 どこにいるんだ?へえ。 どこ行っちまったんだい? どこにいるんだよ
日本のテレビドラマ娘よ – 毒舌な娘・みこ(一路真輝)と暮らす初老作家の父・省二郎(杉浦直樹)。父は娘と同い年の冴(竹下景子)にプロポーズし…。切ない親子を情感豊かに、時にコミカルに綴る。