未解決事件について調べていくなかで、最近、印象に残っているのが東電OL事件です。

20年以上も前に起こった事件で、一流企業のエリート・キャリアウーマンが、老朽したアパートの空き部屋で首を絞められ、死体で発見されたのですが、当時たいへんに話題になったとのこと。

それというのも、この被害に遭った女性は、東電という一流企業に勤務し、初めての女性管理職になるほど優秀な人材だったのですが、昼間の顔とは対極になる、全く異質な別の顔を持っていたためです。

その別の顔とは、毎夜、街角に立って行きずりの男性に声をかけ売春行為をしていたというもの。

このセンセーショナルな話にマスコミ・週刊誌が飛びつかないはずは無く、高学歴、高収入、一流企業の管理職が、なぜこのようなことをしていたのか、たいへん謎の多い事件なのです。

そうしたことから事件は長期化するのではないか、と思われましたが、意外にも早く動きがあり、発生からわずか二カ月後、警視庁は日本に出稼ぎに来ていたネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリさんを容疑者として逮捕。

これで事件が解決して一件落着と思われましたが、この事件の場合、そういうわけにはいかず、ゴビンダさんによる犯行とした場合、合理的に証明することができない部分が多く残るとして、最終的には2012年、裁判の結果、無罪が確定しています。

それ以降、真犯人が逮捕されていないため、未解決事件となってしまいました。

ではいったい、誰が彼女を殺したのでしょうか?

今回は、東電OL事件についてご紹介していきたいと思います。

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■ 引用元

『午前0時の逃亡者』 永島雪夫著 リアン合同会社

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