内田真礼&伊瀬茉莉也『The Summer/あの夏』日本語吹替版予告
水と私は18の夏に出会った。 危ない。ボけて。 何組なの? 9組。君は? 2組。 キムイデオン。 あ、 誰か来てるよ。 その週は毎日いチご牛乳が届いた。 瞳が茶色いんだね。高校卒業したらここを離れよ。一緒ならどこでもいい。 空にすけそ 随分遅かったね。起きてたの。 私たちは吸って吐く気遣いそのものだった。
Netflix初の韓国アニメーション作品『あの星に君がいる』の監督としても記憶に新しい、新鋭アニメーション監督ハン・ジウォンが、第51回韓国日報文学賞を受賞した「わたしに無害なひと」に収録された、チェ・ウニョンによる短編小説「あの夏」をアニメーション映画化した『The Summer/あの夏』。8/15からの全国公開に先駆け、日本語吹替版の予告編及び主人公イギョンを演じた内田真礼、イギョンの恋人スイを演じた伊瀬茉莉也からの作品に寄せたコメントが解禁となった。
予告編では、運命的な出会いを果たしたイギョンとスイの出会いから、スイから手渡される「イチゴ牛乳」をきっかけに距離を縮めていく2人の様子、「高校を卒業したらここを離れよう、一緒ならどこでもいい」というスイの言葉などが切り取られている。夏の日、逃避行のような疾走感のあるバイクでの2人乗りの場面に、BTSのRMもファンを公言するシンガーソングライター、ソヌ・ジョンアによる劇中歌「Run With Me」が彩りを添え、切なさを増幅させる。「私たちは吸って吐く息づかい、そのものだった―」という温かくも切実なイギョンの独白とともに幕を閉じる予告に、本編への期待が高まる。
主人公イギョン役 内田真礼
―イギョンを演じてみて印象に残ったこと
イギョンの心の揺れは、あまりにも自分に正しくて
こんな時、人は成長するのだなと思いました。
きゅんとするシーンの高揚感は、夏の映像とともに、
体温を感じられるものになっていて、
イギョンの心を追体験したような感覚になりました。
イギョンは心に嘘がなくて、もはや清々しい。
素直に生きる等身大の10代に、きらめきを感じました。
―これからこの映画を観る方に伝えたいこと
ふたりの瑞々しい青春が輝く映画です。
イギョンもスイも、人間らしく生きている。
2人の夏を覗いてみてください。
是非お楽しみに!
スイ役 伊瀬茉莉也
―スイを演じてみて印象に残ったこと
スイは、一見すると明るく快活な女の子ですが、
その内側には誰にも見せていない不安や寂しさ、
そして「好き」という気持ちに対してまっすぐすぎるほどの純粋さがあります。
そんな不器用で、でもとても愛おしい彼女の想いを声にのせて届けられるよう、心を込めて演じました。
―これからこの映画を観る方に伝えたいこと
高校生から大人へ――
胸がギュッと締めつけられるような切なさと、
優しい光に包まれるようなぬくもりが交差する、
そんなかけがえのない時間を描いた物語です。
誰もが成長の中で一度は通る、戸惑いや葛藤、揺れる気持ち。
その時にどう選択したとしても、きっとそれは後の人生の糧となり、
自分の中で静かに息づいていくものだと思います。
この作品が、観てくださった方それぞれの大切な記憶や想いに寄り添い、
ふとした瞬間に心をあたためる存在になれたら嬉しいです。