椿山課長の7日間 浅田次郎 西田敏行 伊東美咲

[音楽] はあ。 どこだ? ここは。 落ち着いて。 ようこそいらっしゃいました。 [音楽] 夢か。 おそらくご自分の置かれている状況を把握していない方もおられると思いますので説明しておきます。皆さんは今を遡ること 4日前に亡くなられました。 あ、すいません。 あ、あちらになった。はい、どうぞ。すいません。ありがとうございます。ありがとうございます。 お客様、こちら展示ですので、私この商品でいいから。 あの、この商品はあちらのにもございます。 あっちにもあるの?あれ? [拍手] [音楽] 任して。 セカラだよ。 [拍手] ここはいわゆる天国と地獄の中間地点。日本地区ですので日本語で注意所と呼ばれています。日本の皆さんは多分信じてらっしゃらなかったでしょうけど。 いわゆるあの世天国が 天国 よいしよしこ すごいですよ 時までの集計で予算の 112%ですよ。 よしよしよしよしよし。あ、魂ができた。明日足りなくなっちゃうよ。 [音楽] あ、それが100 しか用意できないって言ってんですよ。 はい。 ああ、宮本か。 よし、俺は交渉してあるよ。え、もう決めちゃいます。 ダめだよ、そんな。あんた足元見られてんだよ。 だって任せるって言ったじゃないですか。 これ言ったけどもこういう場ってのはやっぱり俺みたいな 何言ってん 大丈夫ですか?お [音楽] 過長者長 [音楽] 通称天国とは亡くなった方々全てにお疲れ様の気持ちを込めて宇宙が想像した世界だと考えてくだされば分かりやす と思います。そこにはお金も病気も犯罪もありません。 そこに行かにゃならんのですか? 良い質問でした。いいえ。こちらにいらっしゃる方皆さんに消滅の権利が与えられます。お手元のボタンをご覧ください。 そのボタンを押せば今すぐにでも消滅できます。 天国へ行かれてからでも申請して いただければ直ちに消滅することができ ます。ただしご注意ください。 1度消滅を選ばれますと永遠絶対の終了が 訪れます。 それでもよろしければということで ご希望の方はお手元のボタンをどうぞ。 ああ、 4 名の方が即消滅を選ばれました。では説明を続けます。通常天国では居住地、宗教、言語、お住まいになりたい環境を選ぶことができます。 [音楽] 冗談じゃないよ。 あの、天国にはいつまでいられるんです? いつまででも期限はありません。嫌になったらいつでも消滅できますし、 住む家はもらえるんですか? もちろんです。お好きなところにお好きな広さで家具長度も全て無料で入手できます。 [音楽] 例えば [音楽] ちょっと待ってよ。だって俺無理して 1個だって買ったんだよ。 25年論があと 21年。 あの、若ることはできます。 残念ながらできません。今の年からの継続となります。お年寄り専用の施設もございますよ。父さん、俺が死んじまったら父さんの面倒誰が見んの? [音楽] 家族には会えるんかいな。 いいえ。刑務所の面会じゃないんですから。ご家族の方が亡くなった場合にはお引き合わせできます。 [音楽] お父さん早く。 はい。は、陽介、俺の全て。じゃ、行ってきます。 うん。 行ってきます。 帰りはちょっとなっちゃうな。 わかった。 はい。じゃ、行きます。 行ってらっしゃい。 はい。 行ってきます。 ああ、俺の家族。 家族のために俺は仕事に打ち込んだよ。情報じゃない。 [音楽] 俺はまだ死ねません。 どうぞ。 戻ることはできませんか?いや、あの、私、あの、いきなりだったもんですから。あの、何の準備もしてなかったもんですから。 良いご質問でした。特例として初まで戻ることが認められる場合があります。それを私たちは逆草と呼びます。 逆草。 自分がいなくなった世界を自分で数日間 見るというだけのことで 帰って辛い思いをなさる方が大勢 いらっしゃいます。 では 逆草希望の方 初日までほんの数日ですよ。しかも認家可 には厳しい審査があります。 [音楽] よく考えたらお手元のボタンをどうぞ。 [音楽] 逆走希望された方は72人いましたけれど も審査を通ったのはあなた方3人だけです 。 それぞれに戻るにたる事情があると判断し ました。 武田さん、 あなたが戻らないと無益に人が殺し殺さ れるとして審査を通しました。 ゆ一君会える といいね。 つ木山さん はい あなたは重大な事実を知らず に死んでしまいました。それがあまりに気の毒なので審査を通しました。 その事実を知ってきてください。 え、天国の震災に気の毒がられるようなことは何もないけど、重大な事実ですか? [音楽] 知らない方が良いのかもしれませんが、ご希望もありましたから。 [音楽] あ、大な質。 [音楽] さて、禁止事故を申し上げます。 正体の暴露と復讐。この 2 点現金です。分かってますね。違反すると怖いことになりますよ。 [音楽] 怖いこと? [音楽] はい。怖いことに。さらに逆走期間終了後、元世の方々のあなたに関する記憶が変更されます。 [音楽] [音楽] すいません。あの、どう変更されるんでしょうか? 不快なもの。憎しみの記憶のみが残ります。 [音楽] ああ、それでも人の命が救われるならいいじゃないか。 憎しみの記憶は人を暴力に向かわせることもありますよ。武田さんの所の日かの後、さらに陰参な層に発展するかも。 驚かしやがって。貴族さえ守っていただけ ばそんなことにはなりません。 それから12歳未満の逆走者の場合大人が つきそうのが決まりです。 どちらかにつきそう約束をしていただか ないと優一は戻れません。 陽介と同年ぐらいだな。 死んじまったなんてよ。 よそし。 おっしゃ。 はい。あの、私が突き添いますけど。あ、ど、あ、どうぞ。 あなた方が亡くなられてからすでに4日が 経っています。初日まではあと3日。 よろしいですね。 逆走されて後悔した方も数多く いらっしゃいます。 思いとまるなら今ですよ。 さ、 気が変わらなければ お手元のボタンを どうぞ。 [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] うん。 うん。 うん。はい。 あ、え、ああ。ああ。ええ。 ああ、なんなんだこれ。これは。 うわあ。 もしもし。もしもし。 もしもし。もしもし。 驚いたでしょう。生前のあなたとは正安体にしてみました。 [音楽] [拍手] これが僕ですか? はい。名前は族名もじって和山つとしました。 見えてますよ。え、 あんまり恥ずかしいことはしないでくださいね。 それからそこのバック、そちらで何か必要なものがあったら、そのバックの中を探してください。その時々に応じて必要なものが何でも出てきますからお役立ってください。 読みりキットと呼ばれています。 あと手首の時計。 は、 それは残り時間を示す時計です。ご輪中の時間から計算して初の日までの残り時間を正確にお知らせします。 [音楽] 何か困ったことがありましたら携帯電話の左上のボタンをどうぞ。それは私への直通です。では思い残すことのないように頑張ってください。誰だ? [音楽] [音楽] 僕だよ。天国で一緒だった。 あ、ああ、そっか。ああ、君はゆ一君だったね。 [音楽] 今はれん呼っていう名前になった。 あ、俺はつ木。 聞こえてたから知ってる。 いつからそこにいた? ずっといたよ、そこに。全然気づかないんだもん。あ、そっか。ああ、なんだこれ?ピンクかはあ。 あ、いかん。こんなことしてる場合じゃない。 限られた時間自分の体見て過ごしまったよ。え、いえ なあ。あ、今日はこれからどうする? つ木さんは? あ、家に行ってみる。子供の顔が見たい。あ。 君は会いたい人がいるんだろ?誰?本当のお父さんとお母さん。 そっか。あ、居場所は分かるか? 頑張る。 あ、一緒に探そう。 僕は大丈夫だから後でいいよ。重大な事実が心配でしょ。 あ、君はいい子だな。ご両親もさぞ立派な方なんだろうな。 3 歳の時に離れたからよく覚えてない。探しに行こう。よし。 あ、なんだ?あ、も服キってことか。まずどこ行こう? [音楽] 家に行きたい。 育った家? うん。 大丈夫か?平気だよ [音楽] ななな。あ、家はどこだ? 正常。 あ、いいとこだな。よし、私。車しっかりしてんな。 [音楽] [音楽] [音楽] ねえ、ヤザのおじさんどうしてるのかな? また殺されてんだろ、どうせ。 でも優しそうだったよ。 あのな、ヤザにはヤザの世界があって、白ありさんや便ジムさんの世界と一緒なのよ。心持つんじゃありません。うん。どうしてんのかな?ヤザさん。 偉く厳重じゃねえか。だとこらゴは飛行機に乗るのもこうですもんね。 あんたが武田の兄すか? ええ、 信じられねえな。 もう座んないよ。 兄貴とは古い付き合いだが子供がいたなんて話は 1度も聞いたことがない。 物心つかない頃に里に出されましたから。 [音楽] そうかい。 そばだったのかい。 [音楽] あんたのさんは古き人を未だに残した 絵がい男だって。 [音楽] あんただけは言っとかなくちゃな。 武田兄貴は俺の代わりに死んだんだよ。 どういうことですか?石川さん。 兄貴をやったもは赤川と待ち号。操作権で釣ったってるところ現行派されたそうだ。偉く分かりやすいですね。 [音楽] 分かりやすぎる。 雇とったな。ちげた。 あいつしかいない。 [音楽] なんで兄貴は死ななきゃなんねんだよ。 ありがとよ。 [音楽] ありがとうございます。どうかこのことは市川さんだけの胸に閉まっておいてください。 なんで変なのにするんじゃないよ。エアスタイルのあんたは。親父は子供たちにむしろ機会に足を洗ってもらいたかったのです。 [音楽] 古分たちが敵を取りたいと思うのが怖い。それが心配で死んでも死にきれないくらいだと思います。 その心配は無だよ。す 武田の何かに興奮だと2人だ。 世話してくれと頼ってきたからうちで目の見てる。武田の兄貴がそれを望まないことは俺が一番知ってる。バカな真似は俺がさせないよ。順 一君とタクト君はどうしました? 詳しいね兄ちゃんな。詳しいな。 おい、言葉遣いに気をつけろ。武田の兄貴の息子さんだ。 あ、すいません。 あいつらには親父の先行を守らしてます。 初なのか過ぎたら足表せるから安心しください。 そうですか。 [音楽] この子が優一君と仲良くさせてもらって まして、優一君との約束をこてたいと言っ て聞かないんです。 それはわざわざありがとうございます。 どういったことでしょう? この子が最後に優一君に会った時に海の親御さんの話になったそうなんです。親御さん当てに出したかった手紙を実はこの子が預かってまして 私が預かりますよ。唯一のものなんでしょ? 連絡先をご存知でしたら教えてください。 知りません。 そういう情報は一切知らされませんでした から。 唯一は あの子が生まれてから 自分はこのうちにいちゃいけないと 勝手に思い込むようになったんです。 に扱うようにどれだけ気をつけてたか人の気も知らないで捨てた親のところに帰れば甘い化してくれるとでも思ってたのかしら。 [音楽] 違うよ。ママ行こ。 ゆ一との約束忘れてちょうだい。ゆ一はもうないんだからね。 あの、 [音楽] ごめんな。 俺の話し方が まずかったな。 ゆ一のことは 誰も忘れないよ。 ありがとう。 でもママは悪い人じゃないんだよ。 [音楽] 本当にお前は人間ができてな。 [音楽] どんな人が産んだのか 俺も見てみたいよ。 次はつ木さんの番だよ。 [音楽] ああ、 そうか。 正常からもそう遠くないんだな。 ちょっと寄っていきたいところがあるんだ 。この近くにいいか? うん。 お父、できるからね。待っててね。 あたてた ねえ。私やるわよ。 いいよ。 俺が作る今日で。俺はずっと最後の飯なんだから。ちょ施設に入れるのが嫌なら嫌ってはっきりそう言えばいいじゃない。あなただけが働いてるんじゃないでしょ。 私がこの家にいたら陽介の教育費だって満足に出せないじゃないの。こんな家買わなきゃよかったのよ。 父さんを引き取るために無理してこのうち買ったんじゃないか。本末店倒だよ。母親に早く死なれて毎日毎日飯作ってくれたのはあの親父なんだよ。 俺が高校を卒業するとだな。俺はそのお返しがしたいだけだよ。もういいわ。もう向こう行ってくれよ。 パートでレジ私の気持ち分かってよ。結婚してデパートもやめて。 もう私にはこの家しかないのよ。ひ介、ひ介、 2階に行こうね。 はい。おさんお待ちど様でした。できたよ。今日はすごいぞ。 おさんの大好物のほらムぎトロだ。 麦トロこ に口ともカになっちゃうからな。はい。今 ご飯食べね。 どうしたの?親父があそこにいるんだ。 [音楽] はあ。何やってんだ?親父。 どうかなさいましたか?こっちが聞きたいわ。お父さん。 お元気そうですね。つからそんなにお元気なんですか? いつから?いや、私はずっと元気ですよ。 この間施設でお見かけした時にはボけてらっしゃるのかなと思った。 おやおや。見られてましたか?私はね、息子夫婦が来た時はね、芝居をするんですよ。ボケ老人の。 どうしてそんな嘘? 息子家族の幸せのためにと思ってね。 私がいると あの家は壊れていた かと言って息子を傷つけたくはない。一斉 1代の芝居でね 後悔はしてなかったんですがね。 ただ ただ4日前に1人息子に死なれてその葬式 にも行けなかった。 気が抜けて本当にボけそうだ。ごらにもなく喋ってしまった。あなたは不思議な人だね。つい秘密を語りたくなる。 くどくな息子だぞ。俺は 何を調べてるの? ん?うん。調べてるんじゃないんだよ。 メールの交換をしてるんだよ。息子の死んだことも孫が メールで教えてくれたんだ。 よす知ってた? ありがとう。あなたは優しい人だ。何かしてあげられることありませんか? あるわけねえだろう。このクソやが。 この子施設にいたんです。ご両親を探してるんですけど調べられませんか? いや、お役に立てるかもしれません。私は役所で福祉の仕事を 1筋にやってましたから。 だから聞いてんだよ。 覚えてること言ってみて。 ジャンボキがすぐそばを飛んでいて。 あ、中にマリア様の白い像がありました。 東京だね。 はい。 いつまでの? 8 年前。 うーん。名前はと山中裕子。 うん。 誕生日は 平成6年10月6日。 分かった。調べてみよう。 明日またおいで。 はい。 [音楽] いいおじいちゃんだね。 レこの役に立てばいいけどな。 [音楽] なるほど。確かに重大な事実を俺は知らなかったわ。 [音楽] もしもし。 重大な事実ってこのことだったんだな。でももう少しだけ時間をくれないか。家の様子も見ていきたいし、この子の保護も最後まで続けたいから。 [音楽] [音楽] 今あなたが知ったのは重大な事実の一部に過ぎません。 まだあるんですよ。だからあなたはまだ戻れません。ご安心ください。 もっと重大な事実。 ホテルに戻る。 [音楽] 家に行ってみる。怖いけど知りたい。 [音楽] 俺んちなのに帰るのが怖い。 [音楽] はい。 つ木山さんにお世話になったか山と申します。お先行を上げさせていただければと少しお待ちください。分に申し訳ありません。 なんてこったよ。 [拍手] ああ、俺は死んだんだ。 ああ。 [音楽] あの、あなた主人とはどういうご関係だったんでしょうか? [音楽] いつもお世話になってまた 一体どういうお世話だったんだか違います。そんなじゃないです。 もうお帰りください。です。 いいですから帰ってください。帰ってくださいよ。た帰って言ってるでしょ。 つ山はそんな男じゃない。つ山男な。 あんなのその言い方汚らしいわね。もう帰って帰ってって言ってくれ。 ちょっとちょっとちょっと何の騒ぎですか? し君はこの変な女知ってるんじゃないの? え? しだ。 え? やっぱり知ってるんじゃない?何なのよ、この女。ちょ、 話してよ。つ木山に女がいたこと分かってたんだから。 本当に知らないんだって。 なんでお前はここにいるんだ? え?お前って俺はここにいる資格があるからいるの? あんな格がバカ野郎。 バカのってく品な女だな。つ山さんもとんでもない女に引っかかってたもんね。 しまだ。 あ、ちょ、ちょ、ちょっと大事だから。 大しいてこの人あ、あのお 1 人いたいますか?これ以上この人の心を乱さないでほしい。 勝手にやらせとこうよ。 でもみんな死ねばよかったんだ。 おじいちゃんは好き? メールとも今日も家でするからよろしくってメール打った。 そう。 いつまでそこにいるおつもりなんでしょうかね。 島だてめえ。 どこのどなたか存じませんが僕らのことはほっといてほしい。 俺のバローブ来やがってこんな 何?ちょっと大丈夫大丈夫大丈夫だから。 もうなしたばかりで恥ずかしくないのか君も。 余計のお世話よ。 あなたなんて合いないわ。 もういい加減にしろって。 まだりんこ帰るよ。連呼帰ろ。 [音楽] [音楽] [音楽] 元気を出すんだよ。 [音楽] カれ ない。大丈夫、大丈夫。1 人は [音楽] 渋滞大セル。これは知りたくなかった。息子も。はあ。そうでしたか。 [音楽] いや、先ほどは迂闊なことを言いました。 [音楽] え、 私も息子に会いに来ました。失礼します。 おじいちゃん、どうしたの? 明の死を病院の噂で知りました。 私にもお参りさせてください。 はい。親父。 おじいちゃん病院は ん。 おお、 すっかり頭は元に戻ったようです。 私はこの家にはもう戻りませんが、お 気遣いなく あなたがどう生きようとあなたの自由です 。 ただ陽介 の気持ちだけは大切にしてやってください 。はい。 俺ちょっと着替えなことかな? いやいや、お気遣いなくすぐに出ますから。よ介をお借りしていいですか? え、 あの子の気持ちを整理してやりたいと思います。よ介、行こうか。 ちょっと待って。 よす。 いやいや、ご心配なく。とんかつでも食べてすぐお返ししますから。 おじいちゃん 長い間風明と一緒に暮らしてくれてありがとう。え、今日は 2 人でゆっくり世がことを思い出してやってください。え、さあ、行こう。 いやあ、世間は狭いですな。あ、軽くどうです? [拍手] いや、親父を飲んだら正体暴露しちゃうん。 今日は娘た。 お、了解。 私も孫いっぱいやって帰ります。調べがついたら電話するからね。それじゃ 僕は帰らないからね。 お母さんを1 人にしちゃかわいそうだよ。そばにいてあげて。 男がいるじゃないか。あんなうちにたくない。 よす。あ、陽介、陽介、 [音楽] [音楽] 一緒によ。少しの間だけ。 [音楽] すげえ [音楽] セがれを思ってくれて ありがとう。 [音楽] 今日は1人で飲むことにする。いいな、 よす。 じゃ、 [音楽] 親父なくてお [音楽] 洋介、この子に惚れると後は辛いぞ。 本当はお父さんとどういう関係だったの? 親友かな?一心同体って分かるか? 愛人? まさか全然違う。 いいよ。愛人でも隠すことないよ。 れんこがうのを初めて見た。しばらく 2人でお話ししてて。 え、どこ行くの? 大人が行くところいいか? うん。 部屋から出ちゃだめだよ。 同じのお代わり捕まりました。 しました。 嫌なことがあったのですね。 分かります。 それ ありすぎですね。 俺も同じ寂しいことがあってね。そうなんだ。な、なんだろう、この気分。ああ、僕強いからいくら飲んでもあんまり酔えなくてね。 そうは見えないけど。 [音楽] 俺が吹いてやるよ。 大丈夫です。 いいから、いいから。 [音楽] [音楽] 部屋に来ねえか。 [音楽] あれ?何を頷いてんの?俺。え? [音楽] ああ、不思議だ。心まで女になっちゃった のか、これは。 [音楽] ああ。 [音楽] [音楽] あちちちどうしたこ これってことはえ ええ、 あの時の中年男ですよ。 ありゃりゃ。こりゃ驚きだ。まずい。俺は噛まねえぜ。 [音楽] え? 過去のことなんか忘れじゃねえか。 ダめだめ。 [音楽] ああ。え、しないんだ。 そうだな。やっぱりやめておこう。 時計に気づいてよかったな。 した後に気づけばよかった。だいま。 [笑い] [音楽] [音楽] [音楽] う [音楽] 。 [音楽] フライもあるぞ。フライ 卵もあるからいい。 うん。 誰か分かるか?霊のヤザだ。本当に? ええ。 あん時のガキか。な んだ? [音楽] あのカよ。こんなもんしか出てこねえんだよ。 入からだな。これ あ まいったよ。これ イヤリングか。 どうしたら れこのお兄ちゃん。 今日は早く帰るんだよ。 今日はれんこちゃんと一緒に探す。お母さんに電話入れときなよ。 おじいちゃんがうまく行ってくれるって。メールおじいちゃんから。 どこまで喋った? ちょっとだけだと大丈夫。 11時に公園で待ってるって。 うん。 どうするの君は?会社に行ってみる。一緒に行かなくて大丈夫?うん。 [音楽] また飲みに行こうや。 飲むだけだからな。 あ、じゃあお先 気をつけて。 ありがとう。 ありがとう。 今日は別行動するけど午後に連絡取り合おう。 うん。 君がいたのはおそらくこの精神だと思うんだがね。羽田の空港に近いし。問い合わせてみたら中庭にマリア像があることも分かった。 ありがとう。 ただ卒演生の名簿の中に君の名前がないんだよ。裕子で間違いないね。 精神に行ってみます。 青年日が同じ一っていう子が 3 歳の時までここにいたんだが友達のことを調べてんのかい?そうだとしたらそれはいけないことだよ。調べていいのは本人だけだ。 あ、ゆ内君に頼まれた。 [音楽] 頼まれてもダメなんだよ。本人以外知る件ではないの。 本は死んじゃったから。 そうか。それでもダめだ。 死者にもプライバシーってものがあるからな。 2人とも分かったか? 分かったよ。ケチ な。何? こでもありがとう。 [音楽] 友達のことだったんだ。 うん。 が本名なんだ。 本当に [音楽] 男の子みたいだよね。 91か。珍しいね。 唯一 はい。 [音楽] ここに30年も通ってたんだな。 ゆりですか?ゆりですか? お客様に向かってなんで口聞くんだ? お客様探し物がございましたらご案内いたしますが。 島田さん、あなたの説明が聞きたい。 え、 この時間なら抜けられるはずだ。 え、じゃあ北玄関でた通り向いに喫茶店がありますから、そこで待っててください。すぐ行きますから。 スマイルだね。 詳しいんですね。 島だ。俺とよくお茶した店じゃねえか。 でもスマイルじゃなくてマイルスですから。 そうだった。 [音楽] いらっしゃい。 [音楽] はい。いらっしゃい。 みんなコーヒー。はい。 [音楽] 旋回は来てるかな?ここ。 あ、いらっしゃい。 手身近にお願いしますよ。 [音楽] いつからですか?ゆきさんとは。 ね、あなたさ、つ木山さんの何なの?まずあなたから説明するのが礼儀なんじゃないの?私はつ山さんとは親友でした。 ふ、親友ね。 [音楽] 何でも知ってますよ、つ木山さんのことは。なんなら聞いてみてもらってもいい。 [音楽] その割にはゆきさんのことは知らないみたいですけどね。 盗竹だけしな。 いらっしゃい。ブレンドにしようかな。はい。ま、ま、あなたがつ山さんの親友だったってことは認めるとしましょうか。 でもね、俺の方が間違いなくつ山さんとは親しかったな。だって俺は誰よりも親よりもだよ。長い時間つ木山さんと一緒に過ごしてきたんだから。 入者以来ずっとだよ。親友以上だよ。あの人寝がおっさんだったからさ。戦友なんて臭い言い方してたけど。 それならなんで裏切るようなことをした? それが人間というものの不思議さ。 ゆきさんとはさ、 つ木山さんが付き合う前から 俺たち付き合ってたんだよね。だからもう 17年になるのかな。入社してすぐだった もんな。 でもちょうどその頃俺も他にもっとこう出世に有利な女の子いるんじゃないかなって思った時でちょうどそんな時にゼミの先生から通産省時間の娘と延談があってで見合いに行ったんだよね。 [音楽] [音楽] 黙って うんうんででもゆきどっかでそれを知ったみたいで急によそよそしくなっちゃってさ。 [音楽] で、ま、俺もその見合いがうまくってたから、ま、いっかと思ってほったらかしにしたんだけど、そしたらつ山さんと付き合ってるって噂になってて、で、俺も感情的になって雪にプロポーズした。 [音楽] ああ、知らなかった。 でもあん時の勇気は氷みたいだったなあ。上司の恋人横取りしたらあなたの将来ないじゃない。 [音楽] で、せら笑って、せら笑いながら急に泣い て 泣きながら つ木山さんなら信用できる。 信用できるから結婚するんだって きっぱり言ったよ。 ただ つ山さんから頼まれて断れなくて 新居の引っ越しの手伝いに行ったのが来年 のきっかけになっちゃったんだよね。 もうそれから後戻りできなくなってその ままずっと [音楽] どうも つ木山さんが1番仲が良かったのがあの人 。もう1人の親友ってやつ。とかとさん。 とさんね、つ木山さんの親友だったそう ですよ。 そうなんだ。 ええ、マスター。 はい。 ごめん。キャンセル、キャンセルごめんね。ちょっと行かなきゃ。これ全部俺のとこつけといて。 はい。 そうなの? どもこ、そんな目しないでくれよ。 いい。寂しいね。 [音楽] はい。 勝手に死に上がって。 とこ ウナコーヒー。 はい。ウィナーコーヒー 2つ。はい。 あいつのおりです。ここによくつ木山君たちと来たんだよ。も飲んでたんだ。 あの人親父だから 100 回来てんのにマイルスをスマイルって言い間違えるの。ここだとマスターに聞かれちゃうね。 あのとも子さんお仕事なと時間もらえませんか? いいよ。 誰かいるか? なんだ?てめは武田の息子です。組長に息子がいたなんて話。 聞いたことねえな。僕はいつも君たちのことを親父から聞かされてましたよ。よしおひた。それから君が順一君だね。 はあ。なんで分かるんだ。 どスで髭を揃ろうとして失敗した。本当に親父は君たちのことを心配していたんですよ。 つも実は親父キの癌で嫁名 1ヶ月の宣告を受けてました。 え、 残りの1 月をどう行きようか考え抜いていた時に親友の一川さんの命が狙われてることを知ってわざと間違えられて刺されたんです。まさか そこの近庫に遺言が入ってるはずです。 危険を察チした親父が最後の日に教会ました。 金庫親父にしかけられねえんだよ。番号は聞いています。 親父の字だ。一トへ。 お前たちがこの手紙を読んでいるということは俺の身に何かあったということだろう。 [音楽] 相手を恨んでも意味がない。 [音楽] あんた本当に親父の息子さんなんだね。俺さ、本当の親より親分の方が好きだった。 [音楽] 市川さんの代わりに命を差し出すことは 喜んでしたことだけど 残されたお前たちのことが気がかりでなら なかった。 だから こんな遺言を書いたんだと思います。 吉尾とひは市川のおじさんのとこにゲスを つけましたよね。 よく読め。 お前とタクトには 足を洗えと書いてあるはずです。 [音楽] そうしようかなって 俺も少し考えたんだ。妹が名越で見せ始め たんで手伝わねえかって電話くれたした タクトにもこの遺言を読ませてやってくれ ねえか。それがよ、タクトのやつ。親分が 死んだからおかしいんすよ。親父のコツボ をひっくり返して骨かじって 親城やったやろう。絶対俺がやってや るって。ブツブツ独り言いながら出てき やがって。それから戻ってこねえ。 [音楽] やばいな。意味ねえ人殺しをしなきゃいい けど。 [音楽] 俺が探せ。 [音楽] タクトタクト やめろ、たく。 [音楽] [音楽] は あのバカ 早しやがって。 思い出した。 こっちだと思うんだけど。 ここだ。 [音楽] 行こう。 ちょっと怖いや。 [音楽] ね、 [音楽] 知ってるの? うん。ちょっと待ってて。 [音楽] なくなったなんて まだ小学生なのに。 でも連絡先は教えられません。 みのみ 決まりだから名前だけ教えてください。 お父さんが市川大輔さん、 お母さんが市川し子さん。 大輔し ず子 昨日市役所の人から問い合わせがあったんで調べたの名前を聞いてどうするつもりなの? 調べて会いに行きます。 やめときなさい。怖い目に会うわよ。本当よ。 ゆ一君の本当のご両親はね、怖い人だった の。 え、 これもないよ。 いい加減に1人にしてくれよ。いや、親父 の若いが土地狂って一川さん、あなたを 狙っています。 俺が体を張ってお守りします。 エアスタイリストのあんたがいてくれても足でま的まとになるだけだよ。 あいつがもし死者ぐいで来たとして無傷で返してくれますか? [音楽] 守りたいのは俺じゃなくて若いの方か。 さすが武田の兄貴の血ついてるな。 タクトにはどうしても足を洗ってもらいてお願いです。一川さんいさせてください。 分かったよ。好きにしない。 どこにいるんだ?タクト。俺がいるうちに来てくるな。たけさん、これ片付けたらっぱいやりに行くか。兄貴の思い出晴らしでもしようや。 ヤザさん 給 うん なんだ 石川大輔さんって人知りませんか? 知ってるよ。 なんでだい? 私のお父さんなの?そう、そうなのかい。必ずわしてやる。明日まで待ってくれ。 [音楽] 本当にありがとう。ヤザさん絶対だよ。 [音楽] やった。 良かったね。今朝のお兄ちゃんが知ってた。 [音楽] れんこのお兄ちゃんヤザなの? え、あの元ヤザかな? [音楽] へえ、そうなんだ。 [音楽] どうした? 明日にでもちょっと合わせたい人がいるんです。 [音楽] 怖いな。お手洗頼むよ。もしもし。連呼か。今日は遅くなるから先に寝ててな。 [音楽] うん。そっちはどうだった? 明日そう。 あ、そうか。よかった。よかった。よしは一緒か? うん。 まだ帰ってないのか?変わって。 はい。 今日はうちに帰りなさい。 おじいちゃんがもう1日いいって。 お母さんがかわいそうだろ。 かわいそうじゃないよ。 本当に本当に。今日が最後だからね。 分かってるよ。 明日朝ご飯一緒に食べよう。 いいよ。 じゃあね。ごめんね。お待たせしちゃって。これ。あ、すいません。 このベンチで20 代の頃一緒によくタバコ吸ったね。面白いもの出てきたから見せてあげる。ん? 誰だと思う?あ、これもみ私 可愛い。 つけ山君のこと笑えないね。 そうだよ。 このクリスマスの夜だよ。初めてとも寝た 。 ノルマを売り切ってシャンパンで乾杯して で飲みすぎちゃってでこの部屋に 転がり込んだんだよね。で、目が覚めたら なんか照れ臭くて近所の記車店で モーニング食って別れたんだよね。 寝たのはその1回切りでもそれから夜けに 仲良くなっちゃって 私気が強いくせに人見知りするから接客 ダめで売上も成績悪くて辛かったのよ。 デパートなんかに入るんじゃなかったって 毎日。 そんな時いつも助けてくれたり励ましてくれたのがつ山君。 人見知りは治らないな。とこ 不思議にあなたには人見知りしないな。よかったらうち来る。 [音楽] いやあ、しかしただの兄にこんな大きな 息子がいたとはな。 しいちゃん、 失礼しました。 親父によくそう聞かされてまして誰だと思う? さあ、 武田の兄貴の息子さんだよ。 本当に息子さんがいらしたのって全然知らなかったわ。 俺も驚いたよ。 片に育てたかったんだと思います。真面目な里親に育てられました。そうごめんなさい。 バカす。自分なせて何度も言ったろ。 実は 俺たちも昔息子を人に委ねてな。 里後に出たおかげで ヤザにならずに進みました。 今は幸せです。 ヤザだった親父のこともずっと好きでした 。 優しいところも武田の兄さんそっくり。 きっと娘さんも幸せにしています。 じゃ息子だよ。 [音楽] そうだったな。 この人が復役してた時相談もしないで私が子供を施設に預けたの。 おせのこのた君みたいに幸せにしてるよ。 この人がいなくて、私が頼れるのはヤザ しかいなかった。ヤザのお金で育てたく なかった。 私がそのお金に頼ったら 私もこの人も 百の世界から一生逃げられないのが分かっ てたから。 私は 子供を捨てたの。 自分たちと子供を測りにかけて私は最低の人間。そんなことはない。 [音楽] それなのに百の世界に未だにいるんだからバカみたいよね。あのゴステ罰を受けてるのね。きっと [音楽] 俺だって一生懸命やってるのね。 頼むからバツなんて言わないでくれ。 ごめんなさい。ごめんなさいね。取り乱したりして。 [音楽] 継がせてください。 あ。 好きだったバコを お待たせ。 乾杯じゃなくて配って言うんだっけね。こういう時は 乾杯でいいじゃないですか。 そうだね。乾杯。 乾杯。 今日会ったばっかりと思えないんだ。あ、私も。 あのクソバカデブの人徳かな。 クソバカデブ。 つ木山とは同期入者でね、倒れる日までいつもそばにいたから何でも知ってると思ってたけど、あなたのこと知らなかったな。どこで知り合ったの? ああ、キャバクラーです。 そうなんだ。ごめんね。選索して。私の娘とつ山陽介君とか友達なのが後で分かって。 慌てたでしょ、あのバカ。 はい。あ、 4 人で会うようになって家族みたいでした。 つけ山に急に死なれて私寂しくて空気みたいなもんだったからなくなると苦しくてね。 [音楽] 俺も同じ気持ちだよ。とこ 経済的に男に頼るのが嫌だったのね。 私突っ張ってるわけじゃなくて普通にそう思ってたのでもね、あいつにあっさり結婚されてああ、私はつ木山と結婚したかったんだ。初めて気づいたの。 [音楽] え、そうだったの? バカだよね。本当に本当あいつが結婚するなんて思ってなかったし。 [音楽] だから私もあいつと結婚したいなんて全然 具体的に考えてなかった。空気だからさ、 ずっとそばにいるもんだと思い込んでたの よ。今の奥さんと付き合ってたことも知ら なかった。 もっと早く気がついてればよかった。 あいつがいたおかげで私は孤独を知らずに 生きて来られた気がする。 [音楽] 私 あいつのこと好きだったんだね。 死なれてから本当わかった。生きている うちに1回でも行ってればよかった。 もういないんだよね。 もうそんな気持ちも伝えられないんだよね 。 [音楽] どうやって急になくなるのよ。寂しいじゃ ないか。 [音楽] 私も ずっと一緒に痛かったよ。そんなことで 死んでる気がつくなった。バカ。 本当にはバカだ。 ごめんね。揺らしちゃったね。鼻道じゃないよ。大な事実。 [音楽] 変でしょ。ブロックサイだとすぐ変な噂になるからね。色々サインを決めて遊んでたの。リバであった時とかね。 [音楽] でもこのサインだけは使わなかったね。 [音楽] 2 人とも酔っ払ってる時決めたからな。あの馬忘れちゃったんだろうな。 忘れるもんか。鼻触るのは好きだよのが。ショートホープつ山さん喜んでますよ。きっと。 [音楽] もう今日は飲もう。いいよね。飲もう飲もう。もうどこへも行きたくない。 [音楽] クソバカデブに乾杯乾杯。 [音楽] え そのうち慣れるさ。俺なんかもうずっとい てくれてもいいぐらいの気になってきたよ 。 おう、俺だ。そろそろ向かってくれ。本当に大丈夫か? [音楽] 俺が1 番信用してる男だ。友達として話できる。うん。 は忘れてないよね。陽介君に唯一になってもらいたい。やっぱり唯一は友達のことだったんだ。 嘘ついてて。ごめん。 いいよ。 友達の中でよ介が 1 番好きだよ。何でもやる。どうすればいい? お父さんお母さんに会ったらね、こう言って。 僕が行っていいの?うん。実はね、僕も本当の矢じゃない人に育てられたんだ。 何言ってんだ。あ、いくら連呼の気を引きたくたってそんなこと言ったらダめだよ。 本当なんだよ。 お父さんのつやん時にね、島田さんが来て 、この人が本当のお父さんなんだよって お母さんが教えてくれた。 お母さん 行ってから泣いてた。まさか 本当なんで? [音楽] そう言わればよ介は柴田にそっくりだ。 重大すぎる。 失礼します。お引き合わせした人がおります。 なんだよって。 息子さんをお連れしました。 どういうこと? 俺たちのこと? どうしても2 人にお会いしたいと根性の頼みを受けました。出すぎた真似をしているのは十々承知の上です。 どうか てくれ。 ピシピシ 、 お母さ 産んでくれてありがとう。 いつまでもそう思っています。 [音楽] それを言いたくて 来ました。 ごめんなさい。 本当にごめんなさい。 [音楽] タクト いつか [拍手] やめろ。人違いだ 。 [音楽] 手を出すな。 おい、大丈夫か? 違うんだ。 たく [音楽] やぶ。 [音楽] もうどこへも行くな。ちょっとここいろ。 [音楽] [音楽] う [音楽] ありがとう。 [音楽] こ、 [笑い] [音楽] 言えてよかったね。 れんこちゃん。 僕ね、 本当のお父さんじゃなくて育ててくれた お父さんに言いたいんだ。 何? 何を 育ててくれてありがとう。いつもそう思っ てます。 でも もういないんだ。 でんこちゃんが羨ましい。 [音楽] 大丈夫。 絶対に伝わってる。 奇跡は あるんだよ。 [音楽] お母さんが待ってる。 早く お家に帰ろう。 もう少し 一緒にいよっか。 [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] じゃあここでお別れだね。 [音楽] じゃあな。 [音楽] [拍手] [音楽] これもうこの門はくぐらないよ。 そうね。 でもよ介が戻るまでは一緒にいてほしいの 。お願い。 もういい加減にしてよ。 ゆきさん、 今洋介君を送ってきたところです。 ゆきさん。 よ介よ。あ、ありがとう。 こないだはごめんなさい。 え、私のこそよ君が中で待ってるよ。 あ、俺ここで帰るわ。 2人も幸せになってくれ。 [音楽] よす。 よす。 よす。 お母さん、 もう心配したじゃない。 ごめんね、 よ介。 俺もう来ないからさ。 家でなんかしないでくれよ。 [音楽] いつでも来て お父さん。 ちょっとすか?はい。つ木山でございます。はい。 [音楽] 分かりました。すぐに。 [音楽] 何?えってどうした?おじいちゃんが亡くなったって。 え? すぐに行かなきゃ。し君も一緒に来てね。 あ、うん。うん。行こう。 はい。 もうやり残したことはない。そっちに戻してくれ。 本当にいいですか?まだ時間はありますよ。 やっぱり時間までいさせてくれ。 [音楽] [拍手] [音楽] これはよく皆さんありがとうございました。 [音楽] とも子あ、なんか言いたい。 [音楽] ああ、でもなんて言えばいい [音楽] うん。 [音楽] は [音楽] [拍手] お疲れ様。 さあ、行きましょうか。 は [音楽] [拍手] [音楽] ち [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] 正体暴露しちゃった。怖いことになる。 ああ、俺も心配だ。 お2 人ともご心配なく。奇跡の記憶もそのままです。 遅くなりまして。 それでは皆さん揃ったようなのでどうぞ。あ、 [音楽] おおす。 ええ、すごい。あ、 それじゃあ参りますか。 行きましょうよ。 お父さん。 お父さん死んだの? 参ったよ、ぽっくりさん。 うん。 お、ボケは治ったぞ。 それは知ってるって。 なんで? いや、そらうん。後で話せよ。 え?あ、そうか。 うん。あ