離婚したら超名門令嬢に求婚されました~実は俺、世界最強の龍閣閣主で、元妻はもう後悔し始めてるようです~【驚龍】|#逆襲 #熱血 #都会ドラマ #全話フル
お嬢様 向かいのあの人はリ どうして彼が 修羅義神と対等に渡り合えるのか チン・ユー 私の婚約者よ チン・ユー あのチン家の私生児だよね 彼はすでに家を追い出されたって 今ではただの 捨てられた無用なものだ どうしてそんなに彼にこだわるの 無用なものだよ 私が調べたところによると チン・ユーがチン家に入ってから わずか三年で チン家は 目立たない小さな家族から 江城一の有力な 名門となった 不思議だと思わない? まさか 全部チン・ユーのおかげなの 違う チン家が今の栄光を手にできたのは すべてチン・ユーが 裏で操っていたからよ 名門に簡単にできる男が 魔物のはずがないわ 名門を築く男が どうして魔物扱いされるの チン・ユー、字は無双 25歳で 龍閣の閣主を継いだの 四方を平定し 頂点に立った 私は嘘を言ってないよね あなたは 修羅か 大夏の神 チン・ムショウ 誰もが君が天下一だと言う 特別に挑みに来た 今日は勝負をつけよう 生死も決める そこまで必要か 一つの山に虎は二匹いらない お前を倒せば 俺が新しい龍閣の閣主だ 俺はこれから妻のためにご飯作るんだ お前と遊んでる暇はない 本当に面倒だ チン・ムショウ 君は本当に隠れた実力者だね どうやら 私たちの縁談は 早く進めないといけないね シーユエ 今日は帰るの早いな ちょっと待って 今ご飯作るよ いいよ チン・ユー 離婚しましょう 離婚? どうして? チン・ユー 姉さんは今や チェン・グループの社長で 江城でも 有名なお嬢様だよ それに君は ただの無職だろ どうやったら姉さんにふさわしい? 少しは自覚しろよ ふさわしくない 俺が結婚したときは チェン家は倒産寸前だった 助けたのは誰だ 誰だよ 俺が救ったんだぞ 今は裕福になったから 俺はもうふさわしくない? あの時はあの時 今は今よ それにさ 家にいる間 三年間タダ飯食っただろ どう返すつもり? どうするんだ チン・ユー 君に申し訳ないとは思ってる 離婚したら 百万元あげる この家も君に渡す 慰謝料のつもりだ 全く分からない 俺が何したっていうんだ 君は能力がない 私たちのレベルには届かない 私たちの輪に入れない シーユエのそばにいるだけで 彼女の足を引っ張るだけ 彼女の重荷よ 私は違う 彼女を押し上げてやれる 守ってあげられる ビジネス界のリーダーに 彼女を江城で 一番輝く女性に 今なら 分かったか チン・ユー 知っているか チェン家がここまで 順調に来られた理由を 教えてあげるよ 全部スウ少のおかげだ スウ少が仕事とってきて 投資も集めてくれて それでチェン家は どんどん発展したんだ 道 それは君と蘇少 の違いだ その間に 誤解でもあるのか 陳家の急成長は 蘇鵬と 全く関係ない 蘇少とは無関係だ まさかお前と関係あるのか いや 全部俺のおかげだ 本当に俺のおかげだ 何だって お前のせいで? 秦ってやつ おい、お前 そんなこと言う前に 鏡で自分の顔をよく見ろ お前はどんな奴か よくわかるだろ お前みたいな雑魚が 蘇少と手柄を争う資格があるか そんな器量もないくせに 秦羽 お前が俺と離婚したのは 未練があるんだろう だがな こんな嘘までつくなよ 俺は嘘ついてない 全部本当だ 本当のことだけだ 渓月 もうここまで来たんだ もう隠さないよ 陳家が今の輝きを手に入れたのは 全部俺が陰で支えてきたからだ 俺が仕事を運んできた 俺が縁をつないで道を開いたんだ 障害も除いた 渓月 君が負けず嫌いなのは知ってる 君に重荷をかけたくなくて 本当のことはずっと言わなかった でも実は俺が なのさ 前は向上心がなかったけど 少なくとも性格に問題はなかった でも今のお前を見てみろ どんな姿になったんだ 目立ちたがって 平気で嘘までつく 蘇少と手柄争いまでするなんて 本当にがっかりだ 渓月 どうか怒らないで こういう小物はね 虚栄心が強いんだ 普通にあることよ 渓月 俺にはわからないんだ 俺の話は本当なのに なぜ信じてくれないんだ どうやって信じろっていうの 結婚して三年 お前はずっと何もせず まともな仕事さえなかった 蘇少を見てみなさい 名家の生まれで 商界でも突出している どうやって比べるんだ 渓月、信じられない その言葉が君の 口から出るなんて ずっとこの何年も 俺が君のためにしたこと 全く見えなかったのか 今さらそんなこと言っても もう意味ないわ 私たちは同じ世界の人間じゃない 署名して 秦ってやつ まだボーっとして何してる さっさと署名しろ みんなの時間を無駄にするな 離婚したいって言うなら いいだろう 望み通りにしてやる ただ一つ望むのはな 絶対に後悔するなよ 後悔? 後悔する? お前が後悔する資格あるか 江家の婚礼の品が届いた 江家の現金 五百万元 金の延べ棒 千両 限定版スポーツカー一台 そして雲頂別荘一つ 結婚の申し込みに参りました 結婚申し込み? どういうことだ 蘇少 この結納品は あなたが用意したのですか 俺? いや 父さんは 俺に結婚の申し込みをさせに来させたんだ この品は 多分父さんが用意したものだよ 蘇家はさすが名家だ さすがの気前の良さだ またも限定版の高級車 また雲頂別荘までも 総額は 一千万元は下らないな 大したことない これはただの小銭だよ どうってことない 姉さん 見て あなたは離婚したばかり すぐに蘇少が結納を持ってきた それだけで 本気が伝わるわ 本当に羨ましいよ やっと 理想の相手を見つけたんだね 秦羽 見たかしら これが蘇少の力よ たった一つの結納でも あなたの一生かけても 稼げないわよ あなたみたいな人間は 蘇少の靴すら磨けない シャオシャオ そんな言い方やめなさい 秦羽はたしかに問題児だけど でも彼はあなたの元義兄よ 少しは 彼に顔を立てなさい もしあれば とっくに身を引いてるはず こんな貴重な品 雑な人間は 触ってはいけない おい これは蘇少が 姉に贈った結納品よ ちょっとくらい触ってもいいでしょ なに 何様のつもりよ 程繁、陳小姐に謝って さもないと 給料差し引くわよ お前なんかに 謝罪なんてしない こちらのお嬢様は 秦先生への結納品をお持ちした これはうちのお嬢様が 秦先生に結納として贈るものです どういう意味だよ これは蘇家の 結納じゃない 秦羽への結納だと? 冗談だろ ちっぽけな蘇家が この私にたてつく気? 施しを与えたつもりよ 結納品は私が持ってきた 今日から 秦羽は私の男よ 彼をいじめたら あなたたちを海に投げて魚にするわよ 美女さん 冗談でしょ こんな男を 本気で好きなのか お前 俺を殴ったな 殴って何が悪い もう一度私の男を侮辱したら その口を 引き裂くわよ あなたが陳溪月ね なかなか美人じゃない でも残念ね 見る目がないわ 秦羽と離婚するなんて それがあなたの 一番大きな失敗よ もちろん 私は逆に感謝してるわ あなたが秦羽と離婚してくれたから 私はようやく 秦羽を手に入れた 私は何も していない だから言うのよ 本物の龍を見落とした 信じなくてもいいけど きっといつか 後悔するはず 私のしたことは 後悔してない そう じゃあ見てなさい 行くわよ あの若造 運だけはいいな 離婚したばかりで すぐにお嬢様に目をつけられて 理不尽だよな 何がお嬢様だよ 俺にはただの男狂いに見える もうやめよう 今夜の資金調達会議 とても大事だ 早めに準備しないと 心配いらない 蘇家の支援があれば 資金調達会議は 必ず成功する やっぱり蘇少だ 今夜のうちの陳家が 出世できるかどうか 全部あなた次第よ お安い御用さ 江小姐 どうしてここに もちろんあなたに会いに来たのよ 私たち幼馴染でしょう 何年も会ってなかった こんなに会わなかったら 私のこと忘れたかしら 江小姐 ご用件は 率直におっしゃってください 実は特に用件はないの 今回来たのは 主に かつての約束を果たすためよ 約束? 何の約束? まさか忘れたの? うち仰雨家は 婚約してるんだから さっき贈ったあの贈り物は 結納品ってことで 江さん 私と秦家は もう縁がありません 婚約のことは もう言わないで 贈り物はお返しします 用事があるので 失礼します 秦羽 逃げられても無駄よ あなたは絶対に私のものだから 閣主様、お目にかかります 私に何の用だ? 閣主様 ご夫人の 資金調達会について ご指示どおり 多くのビジネスエリートを 招きました 他に こちらは游龍グループの会長 趙弘勝 用意した十億元の資金です ご確認ください この十億は… もともと資金調達会で 渓月津に用意した贈り物だ 残念だな 閣主様 気が変わったのですか いや、もういい 何だかんだいっても夫婦だったんだ この投資は せめてもの贈り物にする 彼女への 最後の贈り物だ ご来場の皆様 こんばんは 本日は、私たち陳氏グループの 初の公開資金調達です 陳氏グループの発展は 皆様もご存じでしょう ここでお約束します 三年以内に 陳氏グループは 上場を成功させます そのとき皆さんの投資は 十倍に いや百倍にも その時は ぜひご支持をお願いします 私は陳社長の実力を信じます 平安製薬の私が 五百万投資します 陳社長は才色兼備 知恵も抜群です 黄家は 七百万投資します 陳氏グループの発展は目覚ましい 未来が楽しみです 私は劉です 千万円投資します 素晴らしい まさか今夜 これほど多くの大物が わが資金調達会場に お越しいただけるとは これは 陳氏グループも すぐ上場が成功しそうですね お母さん これは全部蘇少様のおかげだ 蘇少様が人脈を使って これだけ多くのビジネス界の巨頭を招いたんだ さすが蘇少様 本当に大物だ いえいえ これは 実は私の力じゃありません すべて 父のおかげです 蘇少様、謙遜しないでください この何年も ここ数年 あなたの助けがなければ わが陳氏グループは ここまで順調に発展できませんでした 特に今夜の資金調達会のために きっと尽力してくれたのでしょう 大したことじゃありません 気にしないでください 陳社長 陳氏グループが 急速に発展したのは 陰で貴人の助けがあったからでしょう 今日はあえてお伺いしますが その「貴人」とは 一体どなたですか 今夜はその方と会うために来ました ぜひお目にかかりたいのです どうか お会いできれば光栄です 正直に言いますと その貴人は遠くにいて 実は目の前にいます それは…… 秦羽 どうして彼が? 秦ってやつ 自分の立場分かってるのか 自分がどんな身分か分かってるのか こんな場に来るなんてよくやるな 程ファン 出て行け 外に出ろ 陳グループの投資 いらないのか お前のその小銭 俺のバッグの値段にもならないぞ 投資? 笑わせるな お前 場をわきまえろ その目でよく見ろ 今日のこの場を みんな金持ちや名士だ お前だけが こんな富豪たちの前で 目立とうなんて イケメンぶるな ここにいる皆さんはみんな貴賓だ 最低でも百万単位の投資家 お前ごときが何だ 何の自信だ こんな場で偉そうにするな 秦羽 お前何しに来た 今日はうちの陳グループの 大事な日だぞ 来るなと言ったろ 何度も言った 俺は投資しに来た 信じるかは勝手だ これが君に会う最後だ 文無しのくせに 何の投資だ そのくだらないプライドは捨てろ 私たちはもう終わった 客人は大事に 投資したいなら そのチャンスをやろうじゃないか イケメンくん 投資したいんだろ いいだろう じゃあ見本を見せてやる ここには五千万元ある これは私がシーユエの ために用意した投資資金だ お前は? いくら出せるんだ 五十か? それとも五百か? 五千万元 五千万元 すごいな もし俺が 十億元を投資すると言ったら どうする? 十億元? イケメンくん 自分が誰だと思ってるんだ 江城全体でも 十億元出せる富豪は 数えるほどしかいないぞ どんな自信だ こんな場でいばるとは じゃあ俺が跪くよ お前を兄貴と呼んでやる お前 言ってみろ 十億元? そんな馬鹿な 十億元 本当に十億元の小切手だ どうしてこんなことが 一体なぜこんなに 一言で 十億もの大金を出すなんて この人、何者なんだ もしかして まさか 陳家を助けた恩人なのか そんなはずない ひも男のお前が 十億元もあるわけない この小切手 絶対偽物だ 目をよく見開け この小切手には 遊龍グループ会長の署名がある 銀行の公式印もある 本物か偽物か 一目瞭然だ どうだ 遊龍グループ支社の 馬マネージャーが来たぞ まさか遊龍グループが 人をよこすなんて 陳家も顔が広いな 遊龍グループは 江城トップの企業だ 資産は何千億もある もし遊龍グループと 縁ができれば 大出世も夢じゃない もうすぐ出世できるだろう 馬マネージャー馬マネージャー ちょっと見てください この小切手 本物か偽物か こんな大きな額 うちの遊龍グループの小切手を 偽造するなんて 馬マネージャー どういうことですか この小切手は偽物ですか 見てごらん 精巧な偽造だが 私の目はごまかせない それに 遊龍グループ会長は どうしてそんなことがあり得るんだ 名もなき子供に 貧民署がこんな大金の小切手を出すなんて 断言する 偽物だ 秦羽 お前はなんて無謀なんだ 小切手まで偽造するとは 分かってるのか これは犯罪だぞ お前ってやつは 偽の小切手で私を騙そうなんて 命令する すぐに出て行け 坊や よくも 俺の游龍グループの小切手を偽造したな どんな結末になるか分かってるか 馬マネージャー どうしてその小切手が 偽物だと分かるんですか 私は游龍グループのマネージャーだ 私が偽物と言えば 偽物なんだ 馬マネージャー 発言には 責任を持ってください まずは趙宏盛さんに 電話して 詳しい事情を確認してください 無礼だ 会長の名前を直接呼ぶとは 何様のつもりだ 今すぐ跪け さもないと どうしてそんなに 落ちぶれてしまったの 以前は蘇少と 功績争いだけだったのに 今や違法なことまで しだして 本当に期待外れだわ 陳溪月 俺がどんな人間か お前が一番分かってるはずだ 俺は絶対に偽の小切手なんか 使ったりしない ここまで来ても まだ嘘をつく気か もし馬マネージャーが 鋭い目で 真実を見抜かなかったら きっとあなたは 最後まで嘘をつき通すつもりだったのね 陳溪月 一度くらい信じてくれないか この小切手は 游龍グループの会長が 直々に書いたんだ 本物だ 信じないなら 自分で調べてみろ もういい 秦羽、君はもう壊れてしまった 偽造小切手 嘘と言い訳で 私を引き止めようなんて もう諦めなさい あなたの行動は今や 私の気持ちを遠ざけているだけ もう 今すぐ出て行って もう会いたくない 陳溪月 俺は一度だって嘘をついたことはない でも理解できない なぜ俺が何を言っても 信じてくれないんだ 夫婦になって三年なのに 少しの信頼もないんだな どうやって信じろと 游龍グループの会長が どれだけの地位か あの人は江城一の大富豪よ あなたには憧れる資格さえ ないのに どうして渡すはずがあるの もし私が言ったら 游龍グループの会長は 俺が上に立たせた 駒にすぎないと 信じるか 秦羽 いい加減なことを言うのはやめて 人は貧しくてもいい でも誇りは持つべきよ 今のあなたの姿を見て 本当に情けないわ 私の中のあなたは こんなにも見苦しかったのね もうこれ以上話すな すぐ誰か呼んで連れ出して ここにいて邪魔しないで 今日は 今日は私たち 陳氏グループの資金調達大会よ この手の人間は 参加する資格すらない 忠告してあげるわ 大人しくしておきなさい 馬マネージャーに追及されたら 本当に牢屋から出られなくなるわ 豪門江家のお嬢様が到着されました なんだって 江家の人まで来たのか 陳家の顔は こんなに効くのか 江家は 南省三大豪門の一つだ 莫大な財産 圧倒的な実力 南省全体で まるで風と雲を操るような存在だ 徳のある江家のお嬢様 才能も抜群だし しかも絶世の美貌の持ち主だ もし彼女と結婚できたら まさに ご先祖も天国で喜んでるはずだ なぜ彼女が この狐みたいな女が なんと江家のお嬢様だったのか 江お嬢様 どんな風の吹き回しでいらしたんですか あの人 馬文才 遊龍グループマネージャー 会長のプライベートパーティーで あなたにお目にかかりました 江お嬢様 なぜ私を叩くんですか この平手打ちは 目が節穴だったから叩いたのよ 今この瞬間から あなたは遊龍グループをクビよ クビ? 江お嬢様 あなたは名家のお嬢様だけど でもうちの遊龍グループの 会長じゃないのに 何で私をクビにできるんです 何でだ? 遊龍グループの黄社長の電話 見てみる? 黄社長 黄社長 馬よ お前は江お嬢様を怒らせるなんて もう命が惜しくないのか すぐに会社から出ていけ そうしないと許さないぞ 江お嬢様 どこで気分を害したのかわかりませんが どうかお許しください 見逃してください 江お嬢様 あなたたちは私の婚約者の 十億の小切手を破った 二つ目 あなたは私の婚約者に 暴言を吐いた これがあなたの最大の過ちよ 婚約者って 秦さん 本当に失礼しました 大目に見てください どうかお許しを 秦さん すみません 今さら何を言っても遅いわ さっさと出ていけ さもないと さもないと あなたは遊龍グループを クビになるだけじゃ済まない 出ていく 江お嬢様 秦さん 出ていきます 秦羽はまさか 江家のお嬢様と繋がっていたとは それはつまり さっきの十億の小切手は 本物だったのか 終わった 俺は 自分の手で 十億の小切手を破った 俺はなんてことを 陳渓月 この一撃はあなたへの教訓 これが最後の警告よ 今の秦羽は私の男 もう一度でも彼に手を出したら 必ず後悔させてあげる さらに あなたの行いのせいで 私は江家を代表して 陳氏グループを完全に封鎖する そして これから 陳氏グループと協力するなら 江家を敵に回すことになる 陳渓月 これが あなたが私の男に手を出した代償よ 違うんです江お嬢様 私たちは江家と 何の恨みもないのに なぜ封鎖するんですか わが陳氏グループを そうですよ江お嬢様 もし何か悪いことをしたなら 謝ります でも 私たちの生活まで絶たないでください 蘇少 あなたは顔が広いから 江お嬢様に頼んでくださいよ 頼むのか 彼にふさわしいとでも? 秦羽 あの十億の小切手も 江お嬢様がくれたものか 本当なのかどうか そんなに重要か どうせ何を言っても 信じないんだろう 俺は 前から言ってたでしょ この女は価値がない この女は価値がないよ 自分を苦しめる必要ないのに 帰ろうよ シーユエ これからどうしたらいいの 陳氏グループが封鎖されたのよ 私たち おばあちゃんにどう説明するの 俊とどうやって生きていけばいいの 姉さん 秦羽って 江さんと仲良さそうじゃない? だったら 秦羽に頼んでみたら そうだよ 秦羽はずっとあなたに 優しかったじゃない あなたが頼めば きっと助けてくれるよ 江さんに頼むのも 秦羽 また君に助けられたみたい 今度はどうしてくれるの? どうやってお礼しようか じゃあ 結婚してあげようか 江さん 今はそんな冗談 言う気になれないよ わかったわかった もうからかわないよ 本当に色気のわからない人ね 江さん 陳氏グループの封鎖 この件 何とかできませんか なに 心配になったの? 陳渓月はもう君に 何もしなかったのに 一応夫婦だったからね こんな風に こじれたくはないんだ 封鎖を解くのはいいけど 条件があるわ 一つだけ約束して どんな約束? 明日の昼 雲頂ホテルで会いましょう その時詳しく話す 必ず来てね 待って 君に話がある 陳總、何かご指示ですか 秦羽 江家が取り消したの 陳氏グループの封鎖を それは君のおかげ 確かに君のために頼んだよ でも江さんがどうするかは もう私には決められない どちらにせよ 君には感謝してる それから 昨夜は君を誤解してた すまなかった 知らなかったよ どうやって江さんと知り合ったのか でも一つ忠告しておく 何事も自分の力で 他人の権力に頼っても 長くは続かないよ 自分自身が優秀 それこそ本当の優秀さだよ じゃあどうして 僕が優秀じゃないって分かるの 君は昨夜 注目されたけど それもすべて 江さんがバックについてたから 彼女は何度か君を助けてくれる でもずっととは限らない 現実をきちんと見てほしい 一足飛びは期待しないで つまり君はまだ僕を信じないんだ この言葉はきついのは分かってる でも伝えたかった 君のためを思って言ってる 他人に頼るより自分に頼れ 他人に頼るより自分に頼れ、ね じゃあ君と蘇鵬 あれはどういうこと 秦羽 信じなくてもいいけど 私は蘇鵬が好きじゃない 蘇鵬とは何の関係もない 私の行動は ただ 陳氏グループのため ビジネスの世界では 十分な力がなければ 一歩も進めないの つまり それが君の離婚の理由か 私は 今さら言っても もう意味がないわ 離婚した以上 お互いきれいに別れましょう 私はまだ用があるから 失礼するわ 女ってやつは 離婚してもまだ未練たらたらだな 今日こそ思い知らせてやる 秦羽、来たのね どうぞ座って リンシュエン これがあなたが待っていたお客様よ 秦周道はどこの御曹司だ 紹介してやろうか 後ろの席だ それが秦羽だ 秦羽 この名前聞くと どこかで聞いた気がする 思い出した もしかして君は秦家の 外にいる私生児か 私生児 家から追い出されたと聞いたぞ 全然大したことない どうして僕たちと同じテーブルなんだ 言い忘れてたけど 秦羽は 今は私の彼氏なの 何だって 彼氏 宣 冗談でしょ あいつは秦家の人間だぞ 君にはふさわしくない 君は僕の兄さんと 本当にお似合いなのに まったくだ 江家と高家は名門同士だし 江小姐が高公子に嫁ぐのは 自然な流れだ おい そこの私生児 よく聞けよ 宣はうちの兄さんが狙ってる女だ 分かってるなら 自分で身を引けよ 兄さんがすごいって知ってるのか 当然だろ 兄さんは高家の後継者だからな 文武両道 容姿端麗だ 最近は龍閣にも入ったんだ 将来が楽しみだ 何だって 龍閣 あの伝説の 天下の豪傑を従わせる 大夏の魂と呼ばれた 謎の組織か そうだよ 龍閣は 最高の権力を持つ 全員がエリート中のエリートだ 高官も権力者も 大富豪も 皆龍閣の命令に従う 龍閣に入れば 一気に出世街道だ 一気にのし上がる まさか 高公子が龍閣の一員とは これじゃ南省全体が ひれ伏すしかないな 私生児よ 兄さんのすごさ 分かっただろ 龍閣入りか まあまあってとこかな おい まあまあってなんだよ 龍閣のすごさ分かってるのか 本当に分かるか 龍閣入りがどれだけ難しいか知ってるか お前みたいなやつじゃ 兄さんを見上げる 資格もないぞ 指図する立場じゃない 秦羽 もっと敬意を持って話せ 龍閣の一員を怒らせたら 江小姐も君を守れないぞ 龍閣には四舵八堂 三十六旗がある 兄さんはどの一つの 旗に入ったか知ってるのか なんだと 俺が入ったのは 三十六旗のトップ 天魁旗だ 高公子、こんにちは 兄さん、やっと来たんだ この私生児が 兄さんを見下すなんて 身の程知らずだよ お前 だいぶ強気だな 龍閣に入ったからって まあまあって言うのか じゃあお前は 何様のつもりだ 残念だな 実は俺も龍閣の一員だ お前が こんなみすぼらしい格好で 龍閣に入れるのか 龍閣はいつから 見た目重視になったんだ よし お前が龍閣の一員というなら 証拠は 龍閣のメンバーはみんな 身分証の腰牌を持ってるはずだ できるなら その腰牌を見せてみろ みんなに見せてみろよ そんなもの 普通はいつも身につけてないだろ つまり 持ってないんだな ただの 見せかけだ お前がそんなにすごいと思ってたのに 結局のところ 口だけが達者だったんだな 坊や 龍閣の者を騙って 外で好き勝手やっている それは大罪だぞ 今すぐ命令する ひざまずいて謝れ さもなくば 自業自得だ 無理だな すぐにひざまずいて謝罪しろ 謝れ 俺は お前には耐えられないと思うぞ お前だけじゃない 天魁旗の旗主でも 王陽が目の前に立っても 俺の前では無茶できないはずだ 大したものだな 坊や 自分が何を言ってるかわかってるのか うちの旗主を侮辱するとは それは死罪に値する 死罪だぞ そんな軽々しく言っただけで 死罪になるんだ それは知らなかったな 龍閣は今そんなに横暴なのか お前みたいなやつに 龍閣の威厳はわからないだろうな 高公子は名門の出だ 今は龍閣の一員 お前みたいな者じゃ 到底敵わない ちゃんと頭を下げて謝れば もしかしたら 許してもらえるかもな 坊や お前が今日は 大人しく謝らなければ 俺が容赦しないぞ 高遠 秦羽は俺が連れてきた どうした 今日は俺の目の前で 手を出すつもりか 霊宣 こいつはあまりにも無礼だ 少し懲らしめてやらなければ 今後もっと 大変なことになるぞ 秦羽が問題を起こしても、俺が責任を取る お前が気にすることはない おまえ 坊や 今日は 霊宣の顔を立てて お前と争わない だが今後は 気をつけた方がいいぞ 誰でも 俺みたいに寛大なわけじゃない 高公子 そういえば 最近龍閣で開催される英雄宴が 間もなく始まりますが あなたは 招待状をもらいましたか 英雄宴って何だ 英雄宴は龍閣の 三年に一度の大イベントだ そのときは有力な商人や豪商 高位官僚や貴族 皆が名声を聞いて集まってくる 残念ながら 英雄宴の招待状は ごく限られてる うちの劉家も 色々なコネを使っても 今のところ 一枚も手に入れられなかった 英雄宴に参加できるのは みんな 時代を動かす人物ばかりだ 劉家ですら 招待状を手に入れていないなら それも当然だろう 俺ですら やっと数枚手に入れただけだ 霊宣 この招待状は お前に残してある お前の江家は ずっと龍閣とつながりたがってたろ この招待状があれば きっとチャンスがある 龍閣の幹部たちと知り合える さらには 万を超える人の頂点に立つ 龍閣の閣主に会うこともできる それは家の名誉となることだ それは家の名誉となることだ 名誉と繁栄だ もういいだろ わかってないな 閣主様は 天下の頂点だ この世に並ぶ者はいない存在 ちょっと足を踏み入れるだけで 南の州全体が震えるぞ 天下の大人物だ もし会えることができたら 本当に幸運なことだ それはまさに大きな栄誉だ 兄貴 龍閣の主 一体どんな顔をしているんだろう 俺にチャンスはあるかな 閣主様の身分はどれほど高いか 俺も龍閣に入ったばかりだ もちろんお目にかかる資格はない お前はどうだろうな 変な妄想はやめろよ お前にそんな運命はない それは分からないだろ もしかして閣主様が 俺みたいなのが好きかもしれない お前 なに笑ってる 別に 私はただ兄貴の言う通りだと思う 納得だわ お前 もういいよ 晴晴 こんな奴に無駄口をきくな こういうやつは 俺たちのレベルには絶対届かない 俺たちの高みに 宣 この招待状 俺はかなり苦労して手に入れたんだ やっと手にした 今お前に贈るよ これはつまり 婚約の贈り物だと思ってくれ 婚約の贈り物? ごめんなさい そのものは 受け取れません 玲宣 分かっているだろう この招待状の価値 これがあれば お前の江家は さらに上を目指せる これはまたとない 好機なんだ 高公子 一枚の普通の招待状で 婚約の贈り物にするつもり? それはさすがに無茶すぎでは お前みたいなやつが 分かるはずがない 龍閣の招待状の重みを 俺の手元のこの一枚だけで 大きな家門たちは 競って奪い合う いや もしできるなら 我が劉家は 財産の半分を払ってでも この招待状と交換したい 本気だ これはまさに無価値の宝だ こんなもの 俺にとっては 欲しいだけ手に入る物さ お前がか 好きなだけ手に入るって? 鏡で自分の顔でも見てみろよ 自分の器をわきまえろ 大ぼらもたいがいにしろ 招待状持ってこれるなら 俺、このテーブル丸ごと食ってやるよ いいだろ 高公子 お前は本当に強欲だな それなら 願いを叶えてあげよう 黄泉 雲頂ホテルにいる すぐに招待状を一枚持って来い 芝居くさいな 本当に自分が大物だと思ってるのか 電話一本で 招待状を持って来いだって? まさか自分を 龍閣の主だと思ってるのか 見せてくれよ どこまでその芝居ができるか どこまで持つか見ものだな 龍閣の使者が到着した なに? 本当に使者が来たぞ お前 まさか本当に 龍閣の上層部なのか 秦様 ご依頼の 英雄宴の招待状です ご確認を ご苦労だった そこに置け うそだろ 本当に英雄宴の招待状だ しかも本物だ どうやって手に入れたんだ 電話一本で 招待状を取り寄せるなんて 一体何者なんだ ありえない お前はただの秦家のやつなのに どうして手に入れた 英雄宴の招待状を 人を見下すなよ こんなもの 俺にとっては 難しいことじゃない お前 待て みんな騙されるな この招待状は 偽物だ 偽物だ そんなはずない 小僧 他人は騙せても 俺は騙せないぞ 俺の推測が正しければ さっきの龍閣の使者 お前の自作自演だろ それにこの宴の招待状も 尚更だ お粗末な偽物だ 高公子 証拠はあるのか 俺のこれが偽物だと証明できるか 証拠が欲しいのか 簡単だ 皆見てくれ 俺のこの招待状は 金文字で赤い地だ だがお前のは 金文字で黒い地だ 色が全然違うだろ これなら 馬鹿でも本物と偽物が分かるな なんだ、騙された 本物の招待状でも 持ってきたのかと思ったよ まさか盗んできたとは うまいな 高公子はよく見抜いた でなければみんな 騙されるところだった 小僧 人を騙す気なら もう少し本格的にやれよ こんなガラクタを 俺を馬鹿にしているのか 高公子 自惚れているかは知らないが 一つだけ確かなのは お前の目は悪いということだ よく見ろ 俺のは貴重な招待状だ お前が持っているのは 普通の招待状だ 両者の間には 大きな差があるのは当然だ 嘘をつくな 何が貴重な招待状だ 俺は見たこともないぞ お前ももらえなかったんだろ お前のランクが低いだけだ 小僧 ふざけたことを言うな そんな言い訳で ごまかせると思うな 馬鹿なことを言うな 江小姐 どう思う あなたは私の男だもの 私はあなたを信じてる 霊宣 あいつは詐欺師よ 絶対に騙されないで そうだ霊宣 彼はただの秦家の平民だ どうやって 本物の貴重な招待状を手に入れるんだ 本物か偽物か 英雄宴の当日には 自然に分かるだろう いいだろう 小僧 しばらく好きにさせてやる 英雄宴のときに お前の正体を 暴いてやる 楽しみだな いいぞ それじゃあ 見届けようじゃないか 蘇がなんでここにいるんだ まさか 渓月 魔族との協力のために 俺たちの協力が順調にいきますように 一杯どうぞ 瀟瀟は 彼女も来ると言ってたが さっき連絡した 彼女は 道が少し混んでるそうだ しばらく来られない 構わないよ 先に飲もう 陳渓月 本当は まず君の心を掴むつもりだった それから君を手に入れようと 思った でも君は秦羽のことを まだ未練があるようだ なら仕方ない 少し手段を使うしかないな 蘇鵬 死にたいのか 渓月 渓月 渓月 秦のやつ この小生意気め やめろ こんな公の場で 私の娘に手を出すなんて どういうつもりだ お母さん 私はやってない 信じて 私は自分の目で見ました 遥が偽物なわけがない いいぞ 秦羽 お前は姉さんを手に入れられないから こんな 卑劣な手を使うのか お前なんて畜生以下のクズだ みんな分かっただろ 渓月を害そうとしたのは蘇鹏だ こいつが 渓月の酒に薬を入れたんだ ちょうど私が見かけた もし間に合わなかったら 渓月は被害に遭ってた 蘇少 どうしてあなたが? ありえない 蘇少の身分で そんなことするわけがない 絶対お前だ わざと誣告して 俺の言うことが信じられないなら 自分で調べてみろよ 蘇少 一体どういうことだ あなたが姉さんを傷つけるわけないよな そうだろう? 秦羽が嘘をついてるんだろ そうだ 違う 秦羽が犯人だと言い張ってるだけだ 俺はさっき見たんだ 秦羽が渓月に手を出そうとしてた 俺が止めに入った そしたら突然暴力を振るわれた 見ろよ この怪我を見てくれ どんな目に遭わされたか 蘇鹏 よくも事実を逆さに言うな 待て! 私たちの前で まだしらを切るつもりか 秦ってやつ 前はただ お前が情けないだけかと思ってた まさかここまで最低だとは こんなことまでやるとは 蘇少が助けに入らなければ 娘が台無しにされるところだった 嫣 もうこいつと話すな 今すぐ警察に電話しろ 今日だけは 絶対に許してはだめだ 何があったの? 渓月 目が覚めたんだね さっき起きたこと まだ覚えてる? 覚えてない どういうこと? 私の服が 姉さん 全部秦羽って奴のせいよ あいつが姉さんに悪いことをしたんだ さっき 蘇少が必死で助けてくれなかったら この変態に 汚されたんだよ 違う こいつは普段は 大人しそうに見えて 本当は卑怯者なんだ 秦羽 そんなこと信じられないよ 姉さん 人は見かけによらないんだよ 渓月 俺はさっきトイレに行ってた 戻ってきたら 君がソファで 意識を失ってたんだ 秦羽が君に手を出していた 俺が止めなかったら 結果は 想像もできないぞ 陳渓月 これは俺には関係ない 蘇鹏が君の酒に何かしたんだ 俺が止めたんだ 今は逆に俺を犯人にしている ふざけるな 蘇少は立派な人だ そんなこと 絶対にしない 明らかに お前が罪を擦り付けてるんだ 渓月 絶対に信じちゃだめよ 秦羽って奴を 私たち全員が見たもの あいつが君に手を出していた なぜ なぜこんなことを 離婚で あなたが傷ついたのは分かる でもこんなことをする必要は ないでしょう 陳渓月 君は俺を信じないのか 母さんたちが見たんだ どうやって信じろって言うの? 渓月 俺たちは三年夫婦だった 俺がどんな人間か 君が一番分かってるはずだ もし君に 悪意があったなら 今日まで待つ必要はない それは離婚する前のこと 離婚後だ 君は納得できない 何でも引っ張り出してくる いいだろう 信じられないか 証人がいる 僕は蘇鹏が 物を彼女の手に渡すのを見た 酒に何か仕込んでた 僕は蘇鹏が 物を彼女の手に渡すのを見た 酒に何か仕込んでいた 違う僕じゃない 違う じゃあこれは何なんだ 僕は 今真実を話せば 真相を言えば 責任は問わないと約束する ご飯はほどほどに 口は慎め 蘇少は立派な身分 彼を中傷したら 自業自得よ 緊張しないで 安心して言えばいい 一体誰が指示した 僕は よく考えてから言え 彼だ 彼が指示したんだ 酒に細工をしろと 僕は そうか秦ってやつ 本当にお前が 泥棒が泥棒を叫ぶとは 姉さん これで分かっただろう あいつは卑劣漢 李は紳士よね シーユエ 俺は前から秦羽のやつが 腹に一物あると見抜いてた 今やっと真相が分かった 君も 十分警戒しないとな なぜ嘘をつくんだ 止まれ どうした 手でも出すつもりか 陳シーユエ 誓って言う 僕は一度も 君を裏切ったことはない あいつら二人がぐるになって 僕を罠にはめた 人間は君が雇ったんだ 真実が明らかになった今 認めないなんて 本当に厚かましい 警察だ 今すぐ警察を いいだろう 警察呼べ ホテルには監視カメラがある 僕を信じられないなら 防犯映像を確認しよう 全てが明らかになる 秦羽 お前は一体いつまで 証人も証拠も揃っている どんなに言い逃れしようと 自分を辱めるだけだ 秦羽 私はずっと 君は正直者だと思ってた まさか今になって こんな姿になるとは 考えも狭くなった 嘘ばかり言う 罪を逃れるために 蘇少に罪をなすりつけるなんて 君のやり方が 本当に失望したよ 分かった 失望か 僕は下劣だよ どうせ底辺さ 君は清廉ですごい人だ 君の周りは皆いい人間 君の平手打ちは素晴らしい 僕が悪いんだ 自業自得だ 余計な口出ししなければよかった 秦羽 ここまで来ても まだ悔い改めないのか 悔い改めないよ 気にくわないなら 警察に捕まえさせろよ お前 秦羽 私たち 夫婦だったよね 今日の件は 今回は見逃す でも次同じことがあれば 絶対に許さない かわいいやつ 今回は助かったな 李は姉から離れてくれ さもないと 本気でやるぞ 秦羽 秦羽 君は真実を知っている それが何の役に立つの 誰も君を信じないよ 君みたいな可愛い子は 力も言葉も弱い 言っても無駄さ 君なんか 俺の足元にひざまずくしかない どうだ 今すごく怒っているだろ とても悔しいだろ そういえば 君には感謝しないとな 君と渓月が仲良くするから だからこそ 俺にチャンスができたんだ きっともうすぐ 必ず 彼女を自分のものにできる 安心しろ いじゅんを手に入れたら 必ず彼女をお前に譲ってやる ただ 壊れてなければいいがな それは分からないけど 五分やる すぐ蘇家を破産させろ お姉ちゃん 秦羽ってやつ本当に狂ってる 本当にこのまま許していいの 私なら 警察に突き出すよ いじゅんにこれ以上手を出させないように でも 私にも非があるから 彼に反省してほしい 今回の教訓で しっかり省みてほしい お姉ちゃん、優し過ぎるわ 今日は 蘇様が助けてくれなかったら 本当に 秦羽にどうされたか分からないよ そうだな、娘よ 蘇様みたいな正直な人 今は本当に貴重よ しっかり大切にしなさい 蘇様 明日うち陳家で宴会があるの よかったら一緒に食事どう 親睦も深めましょう 嵐おばさんがそこまで言ってくれるなら 遠慮せず伺わせていただきます もしもし 小可愛い子ちゃん 一体 どんな大物を怒らせたんだ うちの蘇家 もう破産させられたぞ なに どうしてだ どうしてこうなったの 全部お前のせいだ小可愛い子ちゃん 程繁、今すぐ戻ってこい 蘇様 どうしたんですか 顔色が悪いですよ なんでもない 急に急用を思い出した 先に失礼します 父さん 急に なんで蘇家が破産するの この馬鹿者 誰を怒らせたんだ 自分で思い当たることはないのか 何かの間違いだろ ずっと真面目にやってきたのに どんな大物を怒らせるなんてできるわけない 俺じゃないなら まさか俺のせいか? さっき游龍グループの董事長 趙弘が 自分で電話をかけてきたんだ ひどく怒鳴られた しかも もう通告を受けた 蘇家は今や もう破産だ 游龍グループ そんな大企業 俺が敵に回せるはずない 絶対 何かがあるはずだ 言い訳は要らん すぐ游龍グループに行くぞ 分かったな もし取り戻せなければ 容赦しないぞ 秦さん すべて手配が済みました これからは 蘇家は 江城から消されます よくやった 趙会長 蘇家の蘇明昌が面会を求めています どうしても話したいそうです なかなか行動が早いな 秦さん どうしますか 会うべきですか もちろん会うさ 一体どんな手を使うのか 見てみたいね 行け 連れてこい 趙社長 息子を連れて お詫びに参りました もし何かご無礼がありましたら どうか趙社長 どうかお許しください どうかお許しを この親不孝者め 程繁が謝罪いたします すみません、趙社長 私 秦と名乗る男 なぜここにいるんだ 蘇鵬 お前はずっと 俺を 踏みつけにするつもりだっただろ どうした 今はもう踏みつけてないな わかったぞ お前が裏で邪魔してたんだな 俺の蘇家を弄びやがって 許さない 貴様 よくも秦先生に無礼を 秦先生 はっきり言っておく 秦先生 は私、趙の大切なお客様だ 秦先生に無礼な態度は 私を無視したも同然だ お客様…? そんなはずがありません 趙社長 俺は彼の素性を知っています 陳家の婿養子にすぎません 取るに足らない男です どうか ごまかされないでください 井の中の蛙だな 秦先生の正体は お前ごときが 推し量れるものか 余計なことを言うな 足を折られたくなければな 趙社長 子供のしたことです どうかお怒りにならないで 代わって謝ります 私に謝っても意味がない 秦先生 本当に申し訳ありません もし 息子が無礼を働いたなら どうかお許しください 帰ったら きちんと厳しく指導します 出来損ないが なにをぼんやりしている 程繁、秦先生に 謝りなさい 謝罪しなくて結構です 蘇少は身分が高いから 私の方こそ恐れ多いです 蘇鵬 昔のことは もう水に流すが 絶対に許せないのは 陳渓月に毒を盛ったことだ 蘇家の破産は お前への処罰だ 次があれば この世から消してやる 今すぐ 私の目の前から消えろ 何をぼんやりしている 秦先生の言葉が聞こえなかったのか 程繁、出て行け 可愛い子よ 自分のしたことを見てみろ 我が蘇家の数十年の基盤が すべてお前のせいで崩壊した そんなはずがない 秦羽なんて取るに足らない奴だ どうして 趙弘勝のお気に入りになれるんだ 分かったぞ きっと江家が あいつは あの男は 江小姐と関係があるんだ 江家の力を借りて 私たちに復讐するつもりだ 今度は江家までもが出てくるのか お前 いったい外で何人敵を作ったんだ 父さん あいつは 所詮、江小姐の おもちゃだ そのうち 飽きられて捨てられるさ そうすれば終わりだ あんな奴 長くは続かない 今そんなこと言っても意味ないだろ うちはもう破産したんだ 父さん 確かに破産したけど 俺たちには能力がある 少しの資金があれば 必ず再起できる 口で言うだけならな でも今 どこから資金を調達するんだ 俺の知り合いたちも 蘇家が破産したと聞いて みんな遠くに避けている お父さん 方法があるよ 小羽 何してるの おばあちゃん 小羽 明日は陳家の家宴よ あなたと溪月 絶対に忘れずに 帰ってきてこのおばあちゃんに会いなさい おばあちゃん 明日は用事があって 行けないかもしれない 帰ってきてご飯食べるだけだし そんなに時間かからないよ どれだけ忙しくても 健康に気をつけるのよ おばあちゃん 実は私と溪月はもう どうしたの 溪月がいじめたの? つらいことがあるなら 私に全部言いなさい 私は 必ずあなたの味方よ ありがとうおばあちゃん 何でもないよ じゃあ明日行くね 分かった おばあちゃん、またね 閣主様 陳家に帰ってお酒を飲むんですか 三年ぶりです 陳のおばあ様は私を実の孫のように思ってくれている 今回帰ったら 最後の別れになるだろう ああ、そうだ 私のためにプレゼントを準備して 明日持って行くから 分かりました 以前から蘇少の名声は聞いていましたが 今日お会いして やはり立派な方ですね 聞いた話では蘇氏医薬は 日に日に儲かっているとか 毎年何十億も稼いでいるそうですね そんなにすごいんですか 蘇さん 僕の彼女なんですが あなたの会社で 働かせてもらえますか もちろん大丈夫ですよ 小さなことです 蘇さん さっき言ってたじゃないですか いいニュースを発表すると そうだ いい知らせが一つあります 皆さんと分かち合いたいです 蘇家は省都に進出することを決めて 新しい会社を設立します 今 パートナーを募集中です ご興味ある方は ぜひ投資をご検討ください 新会社が発展すれば 毎年たくさんの配当があります 新しい会社を設立するなら かなり投資が必要ですね うち蘇家は すでに十五億投資しました 十五億も? 蘇家は本当に財力がありますね うち蘇家の実力は 皆さんもご存じでしょう 蘇家と組めば 間違いなく儲かります 皆さんとの関係のおかげで 今回お伝えできるんです この儲け話を このチャンスを それから パートナーの枠には限りがあります もし枠が埋まったら たとえ どれだけお金があっても もう投資できません 蘇家は名門ですし 財産も莫大 きっと安心です 私は三百万元出資します 蘇さん私も仲間に入れて 私は五百万元出すよ 素晴らしい 出資が多ければ多いほど 儲けも多くなります 蘇家のパートナーになれるのは 本当に名誉なことです 私は 一千八百万円出資します お母さん そんなにどこから? 私は長年頑張ってきたからよ 少し貯金があって当然でしょ お母さん投資は慎重にして もし損したら大変だよ 溪月 蘇家は資本が厚くて 実力もある 損するなんてありえないわ 溪月 あなたはいくら出資するの 私たちの関係なら 私たちの関係だし 投資してくれたら 私は元の条件に加えて 毎年さらに分配金を増やしてあげる どうだ 俺を信じてないのか 君を気に入ってるから 巍から君に言ってるんだ もし信じられないなら それでいい どうせたくさんの人が このチャンスを待っているんだから そんなつもりじゃない 主に陳グループは 今発展段階で 私の手元の 使える資金は多くない それでどれくらい出せるんだ 大体九千万元くらい 十分だ 九千万で出資 毎年配当は 三割以上になる 三年で元が取れる 五年で倍になる 外でわざわざ 大変な思いをして 仕事するよりずっと楽だろ でもこの九千万は 会社の予備資金なの もし会社に問題が出たら 対応しやすいように 姐さん うちの会社は順調だよ 何か問題があるわけないじゃないか 本当に問題があっても 蘇少がついてるだろ 溪月 迷うなよ これは絶好のチャンスだ この機会を逃したら もう二度とないよ 蘇少は正直者で 名家の出だ それでも信じられないのか それに わが陳グループが 今日まで発展できたのは すべて蘇少のおかげじゃないか 溪月 俺を信じるなら 出資してくれ 信じられないなら やめておいていい わかった 出資するわ よし 今すぐ人を呼ぶ 契約を持ってくる 秦羽さんが来てくれた 坊や どうして来たんだ 秦のやつ 本当に図々しいな 呼ばれてもないのに来るなんて 小羽は私が呼んだの 何か問題でも? おい小羽 早くおばあちゃんのそばに座りなさい 小羽よ いい知らせがある 蘇家が会社を立ち上げるの 仲間を募集している お金を出資すれば 毎年三割以上の配当がある 興味があるならどう? もし要らなければ おばあちゃんには他の蓄えもあるから おばあちゃん みんな騙されてるよ 新会社設立も 仲間募集も 全部蘇鹏のでたらめだ 俺の知る限り 蘇家はすでに破産した 何だって 破産? 本当なのかよ まさか 蘇家は毎日大金が入ってくるし 資産も厚い 破産するなんてありえない 小羽 これは蘇家の名誉に関わることだ 冗談じゃ済まないぞ おばあちゃん 俺は冗談じゃない 蘇家は本当に破産したよ それに みんなを新会社に出資させたいのも 俺の予想が正しければ 金を集めて逃げるつもりだろう ふざけるな 秦のやつ 警告するぞ デタラメ言うな 蘇家は名家中の名家だ 莫大な財産があるのに 破産するわけがない デマを流し続けたら 警察に通報するぞ 言う通りだ 蘇少が仲間を集めるのは みんなのためだ 分からないなら 余計な口を挟むな 本当かどうかは 蘇鹏に聞けば すぐ分かるだろ 蘇少 みんなに説明してくれ 蘇家は本当に破産したのか これは秦ってやつが わざと作り出した噂だ 蘇家は三代にわたる蓄積がある 十年の底力もある いくら使っても使い切れない どうして潰れるんだ どうして破産なんてする 秦ってやつ お前見たか 蘇家の金を 人がいくら使っても使い切れないほどだ 蘇鵬 お前の面の皮は 本当に厚いな もうこんな時なのに まだそんな芝居をしているのか お前が何してるか分からないのか 秦羽 嫉妬しているんだろう 蘇少が自分より優秀で 自分より金持ちだから だからそんなことを言うんだ わざと 蘇少のイメージを 壊そうとしてるんだろ 私は おばあさまの顔を立てて 一言だけ親切に忠告するけど 信じないなら 自分で調べてみろよ それでいいだろ 調べるもんか たとえお前が死のうが 蘇家は絶対倒産しない その嫉妬まみれの口 本当に腹黒い 秦羽 蘇少の優秀さを認めて なにか問題あるか なんでお前は そんな卑劣な手を使って 中傷するんだ 中傷? 誣告? 陳渓月 時々本当に 分からなくなるよ 蘇鵬は嘘ばかり言って ほころびだらけなのに 君はいつも信じてしまう 僕が真実を暴いて善意で忠告しても 君たちは 僕を卑しいやつだと思う 君の目に 僕はそんなに 信用に値しないのか 秦羽 時には 自分の問題を 見直すべきだよ 君の話には 信じる力がない もういいや 信じないなら 言わなかったことにする 忠告しても無駄だ くそったれ 蘇家が逃げるとき 後悔しないでくれよ 私は後悔しない 秦羽 お前に何の権利がある 私たちの後悔を決めるのは 私たちの運命も お前には関係ない 秦羽よ秦羽 たとえ真実を暴いても どうなる 誰が信じるもんか 結局 今は私が一番の勝者だ 金持って逃げれば 一生贅沢に暮らせる もうやめよう 皆もう話すのやめろ 家族なんだから みんな仲良くしないと こんなの家族じゃない おばあさま 初めまして ささやかな品ですが 受け取ってください この高級人参は 私がかなり手間かけて手に入れたものです 気力や体力の回復だけでなく 長寿や健康にも効果があり、価値は 100万元です なに 100万元 そんなに高いのか これは高級人参だから 百万元の価値があって当然さ さすが蘇少 本当に太っ腹だな 秦ってやつ 見ただろ これが蘇家の実力だ お前は 蘇家が倒産したら こんなに 高価な贈り物ができると思うか 蘇少 この贈り物は いくらなんでも高価すぎます 私は受け取れません 宝だなあ こんなの大したことありません もっと高価なものもあります それは三年前の オークションで 見かけた一本の 極上ヒトレンオウ それはいくらするんだ 少なくとも一千万元だ なんと、一千万元 それはもう私の 一生分の貯金だ 蘇さん ご存じですか どの富豪が その宝を手に入れたのか 実は 私も誰が落札したか見ていない 落札されたのは ですが 私は運よくオークション会場で 1枚だけ 極上ヒトレンオウの写真を撮った 皆さんにも見せましょう これが価値一千万元の 極上ヒトレンオウです やはり素晴らしい 極上ヒトレンオウ 私たち普通の人は 手に入れられない 蘇さんが贈ったような あの上級ヒトレンさえ もうとても貴重だ 確かにそうだね 秦ってやつ 蘇さんは出すとなれば 百万元の価値ある 極上ヒトレンだ お前は 何を贈るつもりだ やい 一文無しのやつが 何をいい物が贈れるんだ 無理させるなよ その通りだ 蘇さんの百万元ヒトレンと比べて あいつのガラクタなんか おばあさんの目を汚すだけだ もういいよ 贈り物は高価さじゃない 気持ちが大事だ おばあさん これ、私からのプレゼントです ほんのお気持ちですが 心ばかりです どうかお受け取りください 小羽、ありがとうね おばあさん 食事は遠慮します ちょっと用事があって 先に失礼します そんなに急いで また機会があれば お伺いします きっと蘇さんの 百万円の豪華な贈り物がすごすぎて 顔を潰さぬように 逃げるしかなかったんだ あいつがどんな物を 贈るのか見てやろう なに 極上ヒトレンオウ 極上ヒトレンオウ そんなはずがない ちゃんと見たのか 分からないけど 秦羽が贈ったこれは 蘇さんの写真の中の 極上ヒトレンオウと まったく同じだよ 見せて この携帯のコード 箱のものと一致してる まさかこれが 本物の極上ヒトレンオウなのか 秦羽はどうやって 秦羽がどうやってこれを こんな高価な宝を どうやって手に入れるんだ お前が渡したのか もちろん違う それは不思議だな 別におかしくないわ 小羽は元々とても優秀 一本贈ることも 極上ヒトレンオウを 不思議じゃないわ あの時 陳家が苦境に陥った時 もし 小羽たちが資金を集めなかったら 陳氏グループは とっくに倒産していた 今の隆盛も ありえなかった おばあさん 本当に冗談じゃないですよね 昔私たちの投資者が 秦羽だったってことですか そうよ 小羽が私の名義で 陳氏グループに投資してくれた 彼は私に 誰にも言わないでと 迷惑をかけたくないと そう言ってた 小羽は本当に 思いやりに溢れている子だ 渓月 小羽と結ばれるのは 本当にあなたの幸運なんだよ ちゃんと大事にしなさい どうしたの これは なんでこんなに見苦しい色なの おばあちゃん 一つ知らせがあります ずっと言えなかったことがあるの 実は私とチン・ユーは もう離婚したの 何ですって 離婚 シーユエ シャオユーは灯篭で探しても 見つからないような良い男なのよ あなた あなた あなたたち 一体どういうことなの 何も問題がないのに なぜ離婚したの チン・ユーなんて化け物だわ うちの娘にはふさわしくない あなたたち やっとわかったわ あなたたちは 一緒になって シャオユーを追い出したのね なんて恩知らずなんだ 恩を仇で返すなんてひどい シャオユーがいなかったら あなたたちが今 こんなに幸せな生活を送れるのか おばあちゃん 勘違いじゃないですか チン・ユーなんて 婿養子でしかないじゃない 何ができるっていうの おばあちゃん年取って 記憶力が悪くなるのは仕方ないよ 年は取ったけど まだしっかりしてる おばあちゃん どうか気を鎮めて おばあちゃんなんて呼ばないで チェン・シーユエ 警告するわよ 絶対に シャオユーを連れ戻しなさい さもないと一生後悔するわよ 私…… 何ぼんやりしてるの 早く追いなさい チン・ユー 待って 話があるの チェン社長 私たちの間には もう 話すことはないと思うよ チン・ユー おばあちゃんが言ってたの うちのチェン家が倒産しかけたとき あなたが出資してくれたって 本当にそうなの そうでも違っても 何の意味があるんだ なぜ教えてくれなかったの 早く言ってくれれば 言っても君は信じるかい チェン・シーユエ いつになったら信じてくれるんだ 俺が何を言っても何をしても 君はいつも気にも留めない さっきみたいに 親切で注意してあげても 返事はどうだった 冷たい態度 チン・ユー 確かに誤解していたこともあるけど 全部が君の言う通りじゃない でも全てが正しいわけじゃない 全部が正しいとは限らないでしょ そうかい それなら もう話すことはないね チン・ユー ユーお兄ちゃん 何をぼんやりしてるの 早く車に乗って 今夜は デートの約束があるでしょ チン・ユー さっき急いで 出かけようとしたのは 彼女とデートするためね そうだよ 違う さっきあなたがくれた極上ニンジン王も ジャンさんがくれたものなの そうでも違っても 君に何の関係がある チン・ユー あなたが努力すると思ってたのに やっぱり変わってないね 女に頼ることしかできないなんて 俺は女に頼ってるよ でもあなたチェン社長は 自分の力で 一から始めたんだ これで 満足かい あなた…… もう用がないなら もう行くよ チン・ユー 他人に頼るのは 長続きしないわ いつか必ず この道理が分かる日が来る 秦羽 あなたに会うために 特別におしゃれしてきたのよ なのに別の女性のことを考えてるなんて それはひどくない? 私に何か用なの? 用がなきゃ 会いに来ちゃダメなの? 用がないなら降りるよ わかったわかった 言うよ お父さんがあなたのこと知ったの 会いたいって 僕に会うの? もしかして あなたが気に入ったみたい 婿にしたいんじゃない? パパ 会いたい人 連れてきたわ 江さん、こんにちは パパ なんなのその態度 挨拶してるのよ どうして 無反応なのよ 秦羽くんだな 聞いた 娘を好きなんだって 自分で酒を注ぎなさい パパ まだ話さないで 秦羽 たしかに婚約はあったけど でもあれは ずっと昔の話だ 今の君は ただの 秦家の家柄だけだ うちの娘とは雲泥の差だ だから 少しは 分をわきまえろ 江さん いいから 不満もあるだろうが じゃあ 率直に言おう いくらなら 娘から離れるんだ 五百万か 足りないか いいだろう お前が 娘の前から消えたら 一千万やる 一千万はお前のような人間にとって 十分だろう 一生食いっぱぐれないぞ 一千万 一千万で 娘の 一生の幸せが 買えると? 江さん 僕と娘さんは ただの友達です 上を目指そうなんて思ったことはありません もし穏やかに 言ってくれたら すぐに身を引きます 迷惑かけません ご心配なく 正直に言うと あなたなら百の方法で 僕を遠ざけられたはずなのに よりによって 一番嫌いなやり方をされた だから 今は気が変わりました 君 確かに秦家とは縁を切ったが でも江さんの娘との 婚約はまだ残ってる そこには 江家ご先代の署名もある 江さん本人が 断らない限り 僕は身を引きません 無礼だぞ 自分にそんな権利があると思ってるのか 警告しておく 調子に乗るなよ 江さん 一つ忠告します 僕と江さんとの婚約は 総督閣下が 直接証人です あなたが勝手に破棄したら 総督閣下はどんな風に思われますか どう思う 総督閣下がどう思うか 脅すのか 偉そうな態度だな 事実を言っただけです それに 父親なら 娘の幸せを 優先すべきだ 利益ばかりを 追い求めるな 一体何様のつもりだ 人の親に説教とは パパ 私は秦羽の言うこと間違ってないと思う 私、高遠なんか全然好きじゃない どうして 無理やり結婚させようとするの 高遠は名門の出身だ さらに龍閣のメンバーでもある 前途洋々だ 秦羽なんかより はるかに優れている お父さん どんなことでも あなたの言うとおりにするけど このことだけは無理です 自分の幸せを追い求めたい こんな魔物についていって どんな幸せがあるんだ 人は見た目で判断できない なぜ秦羽を魔物だと言うの よし お前が彼を魔物じゃないと思うなら そうだな チャンスをやろう 自分を証明してみろ その実力を見せてみろ どんなチャンスですか 万豪グループの劉彪が うち江家に二十億元の借金がある もし三日以内に このお金を取り返せたら お前たちは 自分たちの幸せを追い求めろ もし駄目なら お前はできるだけ 遠くに行ってくれ 約束だ できるだけ 遠くに行ってくれ 約束だ 本当に頭にくるな 江おじさん あなたは 彼らを引き離したいんですよね なぜ秦羽に こんなチャンスを与えるんですか 宣は頑固な性格だから 強引にやると 逆効果になるだけだ 私が必要なのは 秦羽に 自分から諦めてもらうことだ でもしも 秦羽が本当にやり遂げたら どうします どうやって判断しますか 本当に 金を取り返すだけだと思ってるのか 私を甘く見るなよ まさか 江おじさんには他に策があるんですか 劉彪の後ろ盾を知ってるか 誰ですか 言ってみろ 王天虎 何だって 王天虎 まさか あの南省で 影響力を持つ 裏世界の帝王なのか そうだ 南省には天王と呼ばれる三大名門がある そのうちの一つが江家だ 我が江家は その三家に入っている そして一番上にいる天王が 王天虎なんだ しかも 王天虎という男は 龍閣のあの 天下至尊と関係がある 総督ですら 頭を下げるほどだ 道理で 地位が安定しているんですね 南省の裏世界の帝王になるわけだ なるほど 背後には 閣主がついてるんですね 劉彪は王天虎の部下だ 手段も非常に残酷だ 私が人を送っても みんな足を折られて戻ってくる 考えてみろ 秦羽なんかに できるわけがないだろう なるほど 罠を仕掛けて 秦羽に飛び込ませるんですね 秦羽が 劉彪に会いにいけば 金は取れないだけでなく 重傷を負わされるかも そのときは 失敗を理由に 追い出せばいい 江おじさん この招はまさに虎に狼を食わせるですね さすがです あんな奴が私に挑戦するなんて 身の程知らずだ 秦羽 ごめんね 父があまりにもひどすぎるの 心配ない ちょっとしたことだ 劉彪は有名な凶悪犯よ 劉彪は粗暴で有名なの 簡単に取り返せないわ 無理しなくていいの 私が何とかするから 大丈夫 自分で解決できるよ まさかお父さんに見下されるわけにはいかないでしょ 秦羽 さっき言ったこと 本気で言ってたの 何のこと 今になって とぼけてるのか さっきまでの勇気はどこ行ったの やめてくれ ただ俺は お前の父さんのやり方が好きじゃないだけだ それと 高遠道ってやつは評判最悪だ 君は友達だし 火の中に飛び込んで欲しくない なんで そんなに私のこと気にするの もしかして 本当に私のこと好きなの 変なこと考えるなよ ただ 借りがあるだけだ まだ用がある 先に行く 素直じゃない男だな この私が いつか絶対あなたを落としてみせる 何 会社の資金に問題が出たって どうしてそんなことに わかった すぐに方法を考える お姉ちゃん どうしたの 会社から電話があって 資金繰りが厳しいって 資金が足りないって 今すぐ現金が必要なんだ あの九千万を投資していなければ こんなに苦労しなくてすんだのに お姉ちゃん 蘇少の新会社に出資するのは 絶対に損しないよ それにさ もしお金が足りないなら 銀行でローンを組めばいいじゃない それですぐ解決よ 銀行は手続きが面倒なの 申請しても 少なくとも十五日かかる もう待てない お姉ちゃん 急ぎなら 知り合いがいるよ 頼れる人が ほら 友達なんだ ワンハオグループの 劉彪 シャオシャオ 私は 劉彪って人信用できる人じゃない気がする 本当に借りて平気なの 大丈夫かな お姉ちゃん安心して 俺と彪哥は仲良いから 全然問題ないよ 行こう 彪哥 久しぶりです シャオシャオ来たか 遠慮しないで どうぞ シャオシャオ来て 座って シャオシャオ まず一杯 飲んで 彪哥 まずは用件から話そうよ 姉さんの会社が 資金繰りに困ってて お金が必要なんです 助けてほしいです 君のお姉さんか みんな友達じゃないか 金のことなら 任せろ お姉ちゃん 彪哥はやっぱり義理堅い 絶対助けてくれるって思った 久しぶりですね陳社長 久社長 江城四美女の一人だし 今日お会いできて 噂通りの美しさですね 褒めすぎですよ彪哥 いくら借りるつもりですか陳社長 五千万 問題ないよ ただしうちにはな うちのルールがある 九出十三還というやり方だ 五千万借りても 最初に受け取れるのは四千五百万だけだ 一ヶ月後 元利合わせて 六千五百万返してもらう それと 一か月の間 しっかり俺の相手をしてもらう 呼んだらすぐ来るように わかったな 彪哥 冗談じゃないよね お金を借りるだけで 体を売るんじゃない 俺の顔見て 冗談に見えるか ビョウ兄 利息が高すぎるよ 私たち払えない すみません シャオシャオ、行こう 止まれ 来るのも突然 帰るのも突然 わざとだな 俺をからかってるのか 今日の金は 借りてもらうしかない 借りなくても借りてもらう さもないと 家族全員にひどい目にあわせるぞ ビョウ兄 正義もないのか そんなやり方 やり過ぎだろ やり過ぎだ ここは俺の縄張りだ 好きにするさ ビョウ兄 みんな友達だろ そこまでしなくてもいいだろ 友達? 俺を友達と思ってるのはお前だけだ 俺はただお前を 落としたいだけさ お前は やっとのことで お前らみたいな 最高の姉妹に出会えた 今日は 俺と一緒に楽しもう 最高に気持ちいいぞ、どうだ ふざけんな クソ女 俺を殴るのか 今日は 思い知らせてやる やめろ なんで来たの 危険だって分かってたから スウ少が手伝いに来た よかった スウ少がいれば もう安心だ シーユエ 無事か 大丈夫 あなたが間に合ってよかった スウ少 リュウビョウは本当に悪いやつ しっかり懲らしめて 安心して ここは任せろ リュウビョウ この子たちは 俺の友達だ 俺に免じて 今日のことは 水に流してくれ お前のために? なんでお前の顔立てなきゃいけない 人には情けを残せ いつかまた会うさ 俺に喧嘩売ったら 得はしないぞ 情けを残せ 俺を殴るのか 誰だか分かってるのか 知ったことか 邪魔しやがって ただじゃおかないぞ なに スウ少は蘇家の跡取りだぞ 名門の出だ 権力がある 彼に手を出したら 自殺行為だぞ 何様のつもりだ 蘇家の一族なんて 負け犬みたいなもんだ リュウビョウ 調子に乗るな 俺もヤクザの知り合いがいる 本当に怒らせたら ためらわず お前にお仕置きするぞ 坊や 笑わせるな お前が俺にお仕置きだと? 俺の兄貴が誰か知ってるか ピンジュン台の 俺が怖がるとでも? 坊や、覚えてろよ 俺の兄貴は王って姓で 天虎って名だ みんなから 虎爺と呼ばれてる 虎爺? な、なんだ お前のボスが 虎爺なのか? やばい 一大事だ 虎爺って すごい人だろ すごいどころじゃない 虎爺は 南省の裏社会の帝王だ 全てを操る大人物 三大財閥ですら 虎爺の顔色をうかがう 間違いなく 裏も表も 誰もが虎爺に逆らえない 虎爺を敵に回したら 彼は南省全体で 居場所がなくなる これは本当に災難だ もう終わりだ 俺たちはもうおしまいだ おい 来い さっきの威勢は さっきはあんなに強気だったのに 今はなんで黙ってるんだ ビョウ兄 誤解だ さっきのは全部誤解なんだ 誤解でしょ? ふざけた誤解だな おい 今になって怖くなったのか 遅い カン・シェンハンはどこ行った まずはお前どっか行け あとでゆっくり相手してやる 離れろ お前もだ 今日はもう決めたんだ お前か? 自分で服を脱いで俺をもてなせ 終わったあと 必ずいい思いをさせてやる 嫌なら じゃあ俺が 自分でやるしかないな 三つ数えるぞ 一つ数える 俺が自分でいくぞ スー スー少 スー少、お願いだよ、答えて 今はあなただけが 娘を救える もう二つ目だよ 二つ目 どうやら 自分でやるしかなさそうだ やだやだやだやだ だめだ、やめて 放せ 白昼堂々と 女を暴行するとは どうかと思うぞ おい お前は誰だ 俺の邪魔か? 劉彪を探してる 俺が劉彪だ 俺に何の用だ ちょうどよかった 聞いたんだが 江家に二十億元の借金があるとか それは本当か? そうだとして お前に関係ないだろ 俺は江家のために来た 二十億利息付きで 払ってもらうぞ おい バカなこと言うなよ 俺に借金取りが来るとはな もし払わなかったら どうするつもりだ 払わなきゃ 足を折るだけだ こいつ俺の足を折るって言ったぞ おいおい やってみろよ あいつ頭おかしいんじゃないか ビョウ兄に逆らうなんて 自殺行為だろ 命知らずなやつだ 劉彪の後ろには虎爺がいる そんな人に喧嘩売れば 江家でも守れないぞ 秦羽 ここに来ちゃだめだ 早く逃げて 一芝居うってすぐ逃げるつもりか そんな簡単に行くかよ おい よく聞け 今まで 俺は 人に取り立ててきたが 人から 取り立てられたことはない お前さっきの言葉 すごく気にくわない 本来なら お前を殺すところだが でも今日は 機嫌がいい チャンスをやろう ひざまずいて 俺に三回頭を下げろ そして三回「おじいさま」と呼べ そしたら見逃してやる 同じように三回チャンスをやる 大声で借金を返して そのあとひざまずいて 自分を三発ぶて さっきのことは なかったことにしてやる おい 死にたいのか 何してる、早く来いよ あいつ頭おかしいんじゃないか ビョウ兄を殴るなんて 命が惜しくないのか 秦羽 人を殴っちゃだめだ お前は本当に衝動的だな お前の言う通りにすれば 俺は立ったままで 殴られるのを見てろっていうのか ビョウ兄貴の後ろ盾が 誰か知ってるか 南省の裏社会の帝王だ ワン・ティエンフーだ ワン・ティエンフー? あいつなんて 俺の前じゃ取るに足らない お前は本当に話にならない 坊主 お前はもう終わりだ お前の家族も全員終わりだ お前らみたいなやつらは 一人残らず 逃げられると思うな ビョウ兄 俺たちは無実だよ 手を出したのはチン・ユーだ 復讐したいならあいつにしろよ 俺たちは関係ない 虎爺 トラブルが起きました そうだよビョウ兄 悪いのは悪人 チン・ユーが死のうが生きようが 俺たちには関係ない お前があいつにどうしようと 全く問題ないよ 余計なこと言うな お前らはあの坊主を知ってるだろ 知ってるなら 覚悟しろ 同じ罰を受けるんだ チン この疫病神め お前のせいで俺たちは大損害だ チン・ユー 何をぼーっとしてる 早く跪け ビョウ兄に謝れ 死にたいなら一人で死ね 俺たちを巻き込むなよ 違う お前がビョウ兄を怒らせたんだ お前が死んでも自業自得だ でも俺たちを巻き込むなよ 俺がやったことは俺が責任を取る お前たちには迷惑かけない だけど俺に謝れなんて あいつにその資格はない よく言うな化け物め 死ぬ間際まで強がるのか 今命令する 今すぐビョウ兄の前にひざまずけ 土下座して謝れ 許しを請え そうしないと ひどい目にあうぞ 覚悟しろ チン・ユー 男なら臨機応変になれ 頭を下げるべきときは下げろ たった一つのことで 自分の人生を台無しにするな 俺は 自分が悪いと思ってない それに お前らの価値観で 俺を判断するな お前らが神扱いする人間でも 俺の前では 取るに足らない チン・ユー ここまで来て お前はまだ目が覚めないのか まさかみんなを 道連れにするつもりか 違うと言っただろ 俺のことはお前らに迷惑かけない 今怖いなら すぐに出ていけ 逃げたいのか もう遅い 虎爺はもう来る途中だ 今日は どこにも逃げられないぞ 終わった もうおしまいだ 全部この疫病神のせいだ 全部あいつのせいだ スウ少 お前は何でもできるだろ 早く何とか考えろよ さもないと 俺たち本当に終わりだ 俺の親父は顔が広い 電話してみるよ 虎爺が来たぞ 手遅れだ 虎爺がもう来た チン・ユー お前が言ったんだぞ 自分のことは自分で責任取るって あとでちゃんと自分から名乗れよ 俺たちを巻き込むな どうなってるんだ 坊主 お前はもう終わりだ 俺の後ろ盾 虎爺が来た 虎爺 そいつです 俺の縄張りで騒ぎを起こしたのは そいつに腕を一本やられました 虎爺 私のために正義を貫いてください ちゃんと俺の名を使ったか 虎親分の名前を出した あなたの名前も言った でもあの小僧は全然相手にしなかった お前が仕切るつもりなら お前のことも一緒にやっつけると言ってた 面白いじゃないか どれほどのものか 確かめてやる 太后の頭の上で騒ぐとは 虎親分 あいつが問題の小僧です 秦 なんてこった まさかこのお方だとは 劉彪 俺を火の中に突き落とす気か 虎親分 この小僧は無礼でした 俺を殴りました またあなたにも いろいろと暴言を どうか絶対に許さないでください それにこの連中 みんな この小僧の仲間です虎親分 虎親分 俺たちは無関係です 全部秦羽のせいです 罰するなら あいつだけをやってください そうです そうです 虎親分 俺たちは何の罪もありません 虎親分 私の父は蘇大強です 以前あなたにご挨拶しました 俺たちと秦羽は 全く関係ありません どうかお手柔らかに 道を開けてください 秦羽 お前がどれだけの禍を起こしたか見ろ もう俺でもお前を救えないぞ 小僧 さっきは随分と威張っていたな どうした もう黙るのか どうせ もう足が震えてるんだろう 劉彪が手を出して暴行 借金も返さない この件は どうやって裁くんだ 小僧 頭がどうかしてるのか 俺の物は 虎親分の物だ お前に脳みそはあるのか 虎親分に借りを返せと? お前こう言ったのを覚えてるぞ もし返さなかったら 足を折ると言ったな 足はここにある やれるもんならやってみろ 無礼者 虎 殴ったな お前を殴ったんだ かわいこちゃん 返さない奴が 手をあげるなど 自分の責任だ 虎親分 私は まだ言い訳する気か 俺の看板を掲げて 好き勝手していたね 今日ここで掃除してやる 俺は 見間違いじゃないよな 虎親分が殴ったのは まさか彪兄貴とは 一体どうなってるんだ 劉彪が悪事を重ねたせいで 虎親分の怒りを買ったんだ 虎親分 私は一体何を間違えたんですか 男をいじめ女を侮辱し 弱い者いじめもした してないとでも? 今すぐ みんなに謝れ さもないと皮を剥ぐぞ 早くしろ すみません 俺が悪かった 心がこもってない 誠意がない ごめんなさい 俺が悪い 二度としません 皆さん大目に見てください 今回だけは許してください 謝っても無駄だ きっちり返せ すぐにだ すぐ返す 早く行け 今すぐ行きます 王天虎 お前の管理の怠慢で 部下を 好き勝手にさせた 自分にも 罰を与えるべきだろう 秦羽 おまえ頭がおかしいのか わかっているのか 自分が何を言っているのかわかってるのか この方は虎爺様だぞ 南省の王だ 命が惜しくないのか 喋れないなら口を閉じろ 誰もお前のこと唾だとは思ってない 小可愛い子ちゃん またくだらないこと言ったら 叩くからな 秦羽 お前は本当に無礼すぎる 虎爺様は寛大だ もう十分大目に見てもらってるんだぞ それなのにまだ偉そうに喋るのか 生きるのに飽きたのか 何をぼーっとしてる 程繁、虎爺様に謝れ なんで私が彼に謝らなきゃいけないの 明らかに彼自身の問題なのに むしろ彼が私たちに謝るべきでしょ 狂ってる狂ってる お前は本当に狂ってるわ 秦って奴、さっさと黙れ 不幸の星め まさか 全員を巻き込むつもりなのか 虎爺様が怒ったら 血が十歩まで飛ぶぞ 虎爺様を怒らせたら 誰にも助けられない 秦羽、お願いだから もう喋らないでくれ 皆さん皆さん 秦先生の言うことは間違っていません 私の監督が行き届いていませんでした この子が皆さんにご迷惑をおかけしました ご無礼をお詫びします ここで 皆さんに謝罪します どうかお許しください 夢じゃないよね 虎爺様が私に謝ってる 信じられない 堂々たる南省の裏のボスが まさか私たちに頭を下げるなんて 夢を見てるわけじゃないよね 本当にありえない 秦先生 もしもう用がなければ 私は先に失礼します 行きなさい 行こう行こう おかしいな 虎爺様はあちこちで名を馳せ 権威も絶大だ 普段は強引で有名なのに 今日だけは こんなに穏やかだなんて さっき見たとき 虎爺様は完全に低姿勢だった 何かに怯えているみたいだった 秦羽 まさか虎爺様と知り合いなのか 姉さん、やめてよ 秦羽の身分なんて 虎爺様を知ってるわけがない 彼なんてただの雑魚だし そんな人と繋がれるはずがない 南省の裏のボスだぞ 虎爺様がさっき寛大だったから だけなのに あんな不敬な発言 普通なら首が飛ぶよ でもさっきの虎爺様の態度 やはりおかしいよ わかった きっと蘇少のせいだ 蘇少 俺 いや さっき虎爺様が来る前に 蘇少が家族に連絡してたし きっと蘇少のお父さんが 虎爺様に電話したから 虎爺様が あんなに丁寧だったんだ 俺の父親にそこまでのコネがあったのか でも父さんじゃなかったら その場にいた誰が そんな大物なんだ まさか虎爺様がいつもと違ったのは やっぱり 蘇家の影響力のせいか さすが蘇少だな 虎爺様にまで顔が利くなんて 本当にすごい 実は僕は何もしてない 全部父のおかげさ 父は以前 虎爺様と一緒にご飯を食べたことがあるし その時に 親しくなったのかも 秦って奴 見ただろ これが蘇少の力だ お前なんかじゃ絶対敵わない おい 何を笑ってる 本当にそう思うのか 王天虎が蘇家の顔を立てたと まさかお前の顔を立てたとでも お前なんて所詮雑魚だ このゴミ野郎 蘇少のおかげじゃなかったら 今ごろお前なんて 虎爺様に八つ裂きにされてるぞ 遥命だ ここに立って嫌味ばかり言って チン・ユー さっきスー少が お前を助けたんだぞ 感謝の言葉もないなんて 本当に品がないな 大きな口を叩いて あいつにそんな資格があるのか チンのやつ ちゃんと話せるのかお前は スー少が命を救ったんだぞ 感謝しないばかりか 文句まで言うのか 言っとくぞ お前は恩知らずだ 自分に実力がないから 他人がうまくいくのを妬んでるだけだ 心が腐ってるな チン・ユー スー少にお礼を言え この苦難を お前は乗り越えたけど スー少がいなかったら とっくに死んでただろう 俺の命は スー・ポンの助けなんかいらない それに あいつにそんな力はない ワン・ティエンフーがあいつに頭を下げたのは スー家に権力があるからだ 虎爺の顔立てさ 何の問題がある 俺からすれば お前はただ嫉妬してるだけだ スー少のほうが権力があって 自分より優れてるからだろ あいつこそ 恩を仇で返す小人だ チン・ユー もうこんな時なのに まだ理屈をこねるのか 少しは大人になれよ チェン・シーユエ 理屈をこねてるのは俺か それともお前らだ 見る目がないな 少しでも頭があれば スー・ポンに 騙され続けたりしないさ チン・ユー お前は 俺を侮辱するのはいい だが俺の女を侮辱するな 今命じる 今すぐひざまずいて謝れ さもないと容赦しないぞ 勝手にしろ お前らにかまって時間を無駄にしてられない 待て 勝手に行く気か 手を離せ どうだ 不満か チンのやつ 俺を怒らせたってことは 虎爺まで敵に回したことだぞ 自分がどれほどのものか よく考えるんだな 消えろ チン・ユー、正気か どうして人を殴るんだ チン・ユー よくもやったな よくも人に手を出せたものだ お前ってやつは スー少が善意で助けたというのに 恩を仇で返すとは 動物以下だな お前ら目は節穴か 先に手を出したのはあいつだろう スー少はただ 軽く触れただけだ なのにどうして そんなに強くやるんだ だからあいつが先なら 当然ってことか 俺がやったら 極悪人ってことか 屁理屈言うな スー少はお前を助けたばかりだ どうであれ 人を傷つけるな 今命じる スー少に謝れ 断ったら? 謝れ よくやった この小生意気は殴られるべきだ そうだ 一度こらしめないと 自分の 身の程が分からない 俺らに 俺に お前はまだまだだ チン・ユー なぜだ なぜそんなに頑固なんだ スー少のことになると 私の店で細工して スー家破産に追い込んでも 私は目をつぶったけど どうして人を殴ったのか お前はいつから そんなに無分別になった 俺が横暴だと? じゃああなたは あなたは何様なの いつも他人ばかり責めて でも考えたことある? 自分は本当に間違ってないのか ああ違う あなただけが自分勝手だ あなたは自分が 何をしても間違いないと思ってる だけど 今は説明したくない 説明する気もない 私はただ希望する イージュン 私から離れて もう互いに関わらないで 秦先生 虎爺から連絡が もう注意されました 以前は 私が無礼でした どうか ご容赦ください これはあなたへの借りです 利子も含めて返します ご確認ください よし そうだ秦先生 虎爺が 特別にあなたのために プレゼントを用意しました 気に入ってください 秦先生、お気をつけて ビャオ兄貴 冗談でしょう 虎爺が秦羽に贈り物なんて 彼は何者だ ただ秦先生だ 虎爺の命を救った それ以外に理由があるか なんだって そんなことがあるのか ビャオ兄貴 冗談じゃないでしょうね 秦羽という怪物が 何の価値があって 虎爺の命を救えると 無礼だぞ 秦先生は お前が侮辱できる人ではない よく聞け 秦先生がいなければ お前らなんか 既に虎爺にバラバラにされてただろう ここに立って 偉そうにできるか 待てよ 虎爺が俺たちに優しいのは蘇少のおかげじゃなかったのか 蘇家のためじゃないのか 蘇家 ただの潰れかけの家族だぞ 虎爺が何で あんなのを気にする 何だって 倒産? 蘇家が倒産なんて 本当に知らないのか 誰かに聞いてみれば すぐ分かる 蘇鵬が お前たちに言ってないのか 蘇家はもう倒産したって 蘇少 一体どうなってるんだ 蘇家は本当に潰れたのか いや完全な倒産ってほどじゃない ただ 資金繰りが止まっただけさ ごまかすな まだごまかすのか もう借金まみれのくせに ここで見栄張るなんて 俺が知らないとでも? お前も蘇大強も もうよそ向いてるじゃないか あいつらは きっと 金をかき集めて逃げるつもりだ お前たち貸してないよな もし貸したなら すぐ返してもらえ さもないと逃げられたら 全て失うぞ 元も子もなくなる 蘇少 全部本当なのか 急に思い出した 家の用事があった 先に行くよ お先に失礼 お前ら何してる 相手はもう行ったんだぞ 早く追えよ このクソ蘇鵬め やっぱりあいつが本物の… まったく可愛いものだ 俺たちを騙しやがって 行こう 追え つまり 秦羽は嘘をついていなかった 蘇家が倒産したのも本当 お酒に細工をしたのも事実 さっき起きたこと全部 秦羽が助けてくれた 私が 私が彼を誤解していた このすべてが 私のせいなんだ チンユー チンユー 待って さっきは私が悪かった 私が感情的になりすぎた 本当は知らなかった スーがそんな人だとは でももっと意外だったのは あなたがずっと私のために尽くしてくれていたこと でもわからないの なぜもっと早く説明しなかったの なぜもっと早く言ってくれなかったの なぜ自分で 黙ってすべてを背負ったの 説明しなかったんじゃない ただ君が 一度も信じてくれなかったんだ 俺が何を言っても 全部嘘だと思った 違う 違うの チェン・シーユエ もう過去のことは重要じゃない 今となっては 俺たちは完全に終わった もう手放そう 手放せない 私は無理 チンユー 私だって 間違いを犯した でもあなたは何も悪くないの もしあなたがもっと早く教えてくれたら もしもっと早くしっかりしてくれていたら 早く正直に話して 早く自分の力を証明してくれたら どうして私が疑ったりする? 結局 あなたが努力しなかったから 先に私を失望させた チェン・シーユエ あなたはいつも そんなにプライドが高い 決して 自分の過ちを認めない 結局 俺たちの間違いは 少しでも信じ合えていたら 今日みたいにはならなかった それなのに 君は一度も チャンスをくれなかった チェン・シーユエ 君はいつも 自分の世界に生きて 俺はその心に入れなかった 俺は努力した でも今はもう疲れた もうこれ以上は無理 続けたくない もう手放そう お互いのために少し思い出を残そう もうこれ以上傷つけ合うのはやめよう ごめんなさい わざと傷つけた チンユー 私が悪かった 本当に自分の間違いが分かった あなたと離婚したその瞬間から 本当に間違いに気付いた 知ってる? 誰も私の心には入れないって言ったけど でも実はいたの 実はもうずっと前から それはあなたよ 気付いてる? 私はあなたを本当に愛してしまった もう暗くなった なんでまだ帰らないの お嬢ちゃん 前から言ってたろ チンユーなんて頼りにならない奴だって 目玉一つ返せない 出世なんてできないよ だから 早く諦めなさい そんな嫌味言わなくていいでしょ あなたはわざといじわるしてるだけよ なにがいじわるなのよ チンユーはこんな小さな困難も 乗り越えられないなら どうしてうちの娘と結婚するのよ あなた もういいわ もう待たなくていい チンユーは来ない それから 明日はあなたの誕生日パーティーよ その時 たくさんの大物が来てくれるわ しっかり準備しておきなさい 高遠が好きじゃなくても それでも 名家の御曹司はたくさんよ でもチンユーだけは絶対だめ 見下さないでよ もしチンユーが本当に成功したらどうする もしできたら娘婿に認めるわよ そうしたら認めてあげる いいわよ 約束だよ 何が約束なのよ チンユー やっと帰ってきたのね 大丈夫なの 心配しないで 大丈夫だよ なに 自分が口論で勝てないと分かった だから 賢く身を引いたんだろう まあ正しいな 時を読む者こそ俊傑というしな その力がないなら お前は おとなしく命令に従え 江伯父 彪の借金 元金も利息もすべて返した あなたに 本当に取り返してきたのか そんなことどうやって 借りたものは返すのが 当然だろう 何が不可能なんだ どうやってやったんだ 父さん 方法はどうでもいい 結果が大事なんだ 約束だぞ 約束を忘れないでよ 小人 秦少をお迎えします 蘇鵬だな 私は遠路はるばる 上京から来た それは私の 大切な弟のためだ だから私を失望させるな そうでないと 私は本当に怒るぞ 秦少、ご心配なく あなたは上京の 四大家門の筆頭 秦家の後継者 未来の上京の大富豪 私は恐れ多くてそんなことできません それならいい 私を喜ばせてくれれば 蘇家を守ってやる 再び蘇家を盛り上げる それどころか さらに栄光をもたらす ありがとうございます秦少 小人は秦少のために 火の中水の中も いといません さて、時間を考えると もう六年も 弟に会っていない とても会いたかった 会ってみたい 本当に死んでるのかどうか まさか江城で 細々と生きていたとは 本当に不愉快だ 江城には何人か知り合いがいる ちょっと金を出せば 秦羽を始末できる いやいや 彼は私の兄弟だ 大事な親族だ そんなつまらない死に方じゃ 面白くない 私はゆっくり苦しめてやる ひざまずかせてやる 私に媚びへつらわせてやる 親とも離れさせて 生き地獄を味わわせてやる 秦少 私に何か御用ですか 聞くところによると結婚していたとか たしか 昔は 美しい奥さんがいたとか そうです もう離婚してますが 関係はまだ切れていません それはいいな 弟のすべてに 私は興味がある 権力も 金も 地位も そして女も 全部手に入れる 兄弟なら 運を分かち合うべきだろう そうだよな はいはい よし じゃあ会いに行こう この美人に 蘇鵬 お前なんか よくもまた顔を出せたな 渓月 そんなに怒るなよ 今回は お前に大きな チャンスを与えにきた これは上京秦家の御曹司だ 資産は数千万 地位も高い 上京秦家 こんにちは 私は秦傲だ 秦羽の兄だ 秦羽の兄? まさか秦羽も 上京秦家の一員なのか 昔はな でも今は違う 六年前に 秦羽は私生児として 家から追放されたんだ それなら秦羽は もう秦家とは関係ない 私に何の用だ もちろん 君に求婚しに来た 結婚の申し込みだ 冗談を言っているのか これは百億元だ もし君が私と結婚すれば この金は 君のものだ 秦少 あなたの家は 確かに大金持ちだが でも 確かに万能ではない だが前提として 相手に対抗できる力が必要だ 陳家は ここまでの発展は 決して簡単ではない 私の一言で 君の家を順風満帆にできる もちろん 断ったら 君の家を 一文無しにすることもできる 脅しているのか 違う 忠告だ もし私が断ったら 断ったら とりあえずこれを見ろ これは何だ これは私の母のペンダントじゃないか なぜ君が持っている 母に何をした 安心しろ ただ君の家族を 私のところに招待しただけだ でも私を怒らせたら どうなるか保証できない もし彼らに何かあったら もし彼らに何かあったら 許さない いい度胸だ ますます君が気に入ったよ どうする 決断しろ 結婚するのか しないのか シーユエ 秦少は身分も高く 大金持ちだ 彼と結婚するのは まさに前世からのご縁だよ 何を迷う必要がある しかも 君も望まないだろう 家族に何か起こることを 秦少の権力なら 人を消すなど 本当に簡単なことだ やめて 家族に手出ししないで 家族を守りたいなら 素直に言うことを聞け 私を満足させてくれれば 全てうまくいく シーユエ 良い鳥は良い木を選ぶ どうせ今 君は秦羽と離婚した 秦少と結婚するのは 当然の流れだよ しかも 家族と一緒に 贅沢な生活を楽しめる やらない理由があるか お嬢さん 私の我慢は限界だ 受けるかどうかだ 受ける よろしい これでいいんだ そうだ 秦羽の居場所を調べろ 私の 兄としての婚約 前もって彼に知らせてやる はい 皆さんお待たせしました 今日の誕生日宴で 江お嬢様から 重大発表があります なんの重大発表ですか もちろん江お嬢様の婚約のことだ 実はもう婚約者がいるそうだ しかも江家も認めている たぶん近々結婚するだろう 何 婚約者だって どこの坊ちゃんだ なんて幸運な 江お嬢様に選ばれるなんて もちろん我が高家の者だ 皆さんご存じの通り 我が高家は 早くから江家と同盟している すでに婚約は決まっている 皆さんが話している 江お嬢様の婚約者は 私の兄だ なるほど高家のご子息か おめでとう 高家のご子息は名家の出で 文武両道だ 才能あふれる 江さんは本当に まさに珠玉の組み合わせだ 皆さん、褒めすぎですよ 囊宣と結婚できるのは 私の幸せです 兄さん、あそこ見て あいつ、なんで来たんだ 江叔父は もう片付けたって言ったのに きっと納得できなくて 文句を言いに来たな こういう素人、見飽きたよ 止まれ 何の用だ 僕は参加しに来た 宣の誕生日パーティーに来て何が悪い 何か問題あるか 今日ここにいる連中は みんな金持ちか権力者だ お前は何者だ どんな資格がある 俺たちの仲間に入るなんて ない 分かってるなら さっさと帰った方がいいぞ そうすれば 俺たちの目を汚さずに済む お前らこそ まず状況を確認しろ ここは江家の敷地だ 江靈宣が主人だ おまえたちには どんな資格がある 資格? 我が高家と江家は 古くから親しい 私と靈宣は 遅かれ早かれ結婚する お前は 俺に人を追い出す 資格があるかって聞いてんのか 結婚なんて無理だろ 本当に世間知らずだな この業界の人間はみんな知っている 高公子と江小姐は まさにお似合いのカップルだ 今夜 江小姐はお祖父様の前で 高公子との結婚を発表する もしも 高望みはやめとけ さっさと諦めろ そうだ 自分の立場をわきまえろ 高公子と比べたら 格が違い過ぎるぞ お前 今になってもまだ 現実が分かってないようだな お前は 宣が本気で好きだと思ってるのか 彼女はただ お前と遊んでるだけだよ 俺たちみたいな身分の人間は 家柄が合う者同士で結婚するのが当然だ 俺は大企業の後継者 力もコネもある 今はさらに「龍閣」にも入った これからはもっと明るい将来が待っている お前は 一体何様だ 何を根拠に 宣が君と一緒になると思うんだ 高公子 自信を持つのはいいが 過信は禁物だ 自信過剰は良くないぞ それがどうしたって 俺はその資格はないさ 秦ってやつ できれば これ以上トラブル起こすなよ 恥をかかないうちにな もしも 追い出されたら 見苦しいぞ 追い出されるのは 誰になるかな 江小姐が来たぞ 見て 靈宣が俺に向かって笑ってる 皆さま、本日はご参加いただきありがとうございます 今日は私の誕生日です そして人生の中で とても大切な瞬間です この機会に 嬉しい知らせが 皆さんにあります 嬉しい知らせ? 何の知らせ? それは すでに婚約者がいます そして私は決めました 年末に結婚します もう結婚するのか もう俺には望みがないのか 本当に運がいいやつだな 江小姐の ハートを射止めるなんて 兄さん 宣がもう公表したぞ 今宵お前が パーティーの主役だ おめでとう高公子 美女を手に入れたな 江小姐は江城四美の筆頭だ こんな美人を嫁にもらえるなんて 本当にうらやましいよ 今や 南省全体で私以外 他にはいない 宣にふさわしい人間は 江さん あなたの婚約者は離さんですか 今日は会場に来ていますか 今日は私の誕生日パーティーよ もちろん会場にいるわ 今から 皆さんに盛大に紹介します 私の婚約者です 兄さん、準備はいい? 君の出番だよ お前 今日は来るべきじゃなかったな なぜかわかるか それは自分を辱めることだからだ 今のように 私は壇上に立ち 皆の注目を浴びている だがお前は ネズミのように 暗がりに隠れて 嫉妬してるだけだ これが 私たちの差だ 目を開けろ よく見ておけ 今から見せてやる 本当の輝きというものを 決して手が届かない存在だ 今から 私の婚約者 秦羽さんを壇上にお迎えします 何だって 秦羽だと? ありえない まさか彼なのか 私の聞き間違いか 江さんの婚約者が この男だったなんて 絶対に間違いだ この男に何の資格がある 江家と縁を結ぶなんて 玲宣 冗談だろう そうだよな? 君の婚約者は明らかに僕だろ この男なわけがない 高さん どうしてそう思うの ここにいる 全員の中で 君にふさわしいのは僕だけだ 君と僕は まさに天が結んだ縁だよ 天が結んだ縁? 高さん 自信過剰じゃないですか 宣 もうふざけないでくれ 兄と何かあったのなら 家で解決しよう こんな大勢の前で こんな大勢の場で こんな冗談を言うなんて 名家の顔に泥を塗るようなものだ まず言っておくけど 私は冗談なんて言ってない 私の婚約者は秦羽です さらに 私たちは何年も前に すでに婚約していました 最近父も この結婚を認めました ありえない 江叔父がこんな 怪物みたいなやつを認めるなんて 高遠 言葉に気をつけて 私の婚約者を侮辱するなら 私を侮辱するのと同じよ これ以上失礼なことを言えば 容赦しないわよ くっ 今日皆を招いたのは この喜びを発表するためです 今日から 私は江玲宣 もう相手がいるの 江さん ちょっと手伝ってくれってだけじゃなかったのか なんでこんな大げさな場面に どうせやるなら全力でしょ ここにいる人達 みんな江家と縁を結びたがってて 本当にうんざりなの ちょうどこの機会を借りて 彼らの期待を断ち切りたいの あなたじゃなきゃ 収拾がつかなかったわ 見てごらん、壇下の人達 みんな 私を食い物にしたがっている 何を怖がるの 私が守ってあげる 彼らだってどうにもできないわ 秦羽 忘れないぞ いつか俺が 龍閣の旗主になったら 必ずお前を足元にひれ伏させる 上京の秦家が来たぞ 何だって 北京の秦家 それは私たちのビルで トップレベルの名門だ 国を買えるほどの大富豪だよ 秦家は金持ちなだけじゃない 権力も絶大だ 総督でさえ 顔を立てなきゃならない まさかあの秦家の御曹司が 私たちのパーティーに来るとは 本当に幸運だ 秦傲に何があったの 秦家の後継者が 非嫡出子と対決か これは見ものだな 魔物はやっぱり魔物だ 秦家の長男が来たから もう正体を表したな 僕の可愛い弟よ 久しぶりだな 本当に会いたかったぞ 何しに来た 可愛い弟よ 僕たちは六年ぶりの再会だ 兄として とても恋しかったよ 君が来てくれないなら 僕が会いに来るしかないだろ その嘘くさい口を閉じろ 見てると腹が立つ 怒ったのか お前は相変わらず短気だな 昔と同じだ 全然変わらないな どうした 二人は知り合いか 知らなくても問題ない 紹介しよう これは僕の婚約者 陳シーユエ 君の未来のお義姉さんになる人だ 婚約者? どうだ 綺麗だろう これで僕たちは家族だな さあ 「お義姉さん」と呼んでみろ 陳シーユエ 何をふざけてるの 彼が誰か分かってるのか もちろん知ってるわ 彼は秦傲 秦家の後継者よ 私の未来の夫なの シーユエ 何かあるのか なにか悩みがあるのか もしあるなら 何でも僕に話してくれ 僕が解決する 悩み あるとしたら 全部自分で選んだことよ 秦少みたいに 権力も地位もある人 誰だって憧れるわ シーユエ 秦傲はそんなにいい人じゃない 彼に嫁ぐなんて 虎の中に飛び込むようなものだ それは私の問題よ あなたには関係ない シーユエ 陳シーユエ 昔のことは もう気にしないけど 今度ばかりは絶対に僕の言うことを聞け 君は絶対に彼と結婚しちゃだめだ 彼は狂ってる 君を壊してしまう 僕の言うことを? 何様のつもりよ あなたと私は何の関係があるの どうしてあなたに従わなきゃいけないの シーユエ 僕は君のためを思って 私のため? ふん いらないわ その時間や労力があるなら むしろ 江さんをもっと気にしてあげて あなたたち付き合ってるんでしょ 秦羽 勘違いしないで 私とあなたは もう何の関係もない 私たちはもう終わった あなたに関係ない もう お互いの道を行こう もう何の関わりもない それと 私がなぜあなたを捨てて あなたのお兄さんを選んだか分かる? お兄さんに比べて あなたは何もない あなたはただの ちっぽけな存在よ 存在? 今になっても まだ僕のことを信じないんだな いいさ 余計なお世話だったな 勝手だったよ 君が好きなら 権力に惹かれるなら 君の幸せを願うよ ただ 君には希望してる 決して後悔しないで 私は 私は後悔しない ごめんね、秦羽 こう言うしかなかったの あなたを巻き込みたくないから あなたに傷ついてほしくない 私はあなたに借りが多すぎる 数え切れないほど 今できるのは あなたが無事でいることを祈るだけ 危険から離れて たとえ一生恨まれても 私は気にしない あ、そうだ 親愛なる弟よ いい知らせを伝えたい 三日後に 私と君のお姉さんが 婚約パーティーを開くんだ 必ず来てくれ 絶対に来てね 待ってるよ 秦羽 私は正直 陳溪月のこと好きじゃない でも彼女 今日はなんか変だったよね 彼女はもうすぐお金持ちの家に嫁ぐから 私の前で自慢するのは 普通のことだよ 私が気にしてるのは陳溪月じゃなくて 秦傲なんだ 秦傲ってやつは 有名な危険人物 何だって やりかねない 今日の夜突然現れたのは 明らかに 君を狙ってきたんだ 警戒しないと 分かってる 閣主 さっきもう調べました 秦傲が江城に来たのは 蘇鵬が敵を引き込んだせいで 復讐のためです 陳溪月は? なぜ秦傲と 一緒になってるんだ 私の知る限り 秦傲は陳溪月に百億を 結納金として渡した 百億? 何か事情があると思ったのに 結局お金のためか どうする もっと詳しく調べる? いや、必要ない 誰にでも 選ぶ権利がある 彼女は秦傲を選んだ つまり栄華を選んだんだ 私は 止める理由はない 秦傲は本当に冷酷なやつ 陳溪月が彼について行けば いずれ痛い目に遭うはず もう彼女には忠告した 本人が受け入れなかっただけ これ以上口出しすれば 恥をかくだけ 閣主 この話はやめよう 英雄宴の件は 準備はどうなってる? 英雄宴は五日後に開催 招待状はもう出した 今、南省の各大家族は みんな争って 席を確保しようとしている あ、そうだ もう一つ 南省の総督が すでに江城に来ていて 何度も面会を求めています 一度会ってみますか? やはり省のトップだ 多少は顔を立てるべきだろう そうだな 追檬 場所を決めてくれ 明日の昼に 私が直接会いに行く はい 蘇兄さん おめでとう 北京の秦家が後ろ盾になれば もう君の出世は間違いない これから儲け話があったら ぜひ俺も誘ってくれよ 馬さん、そんなご冗談を あなたは警察署の探偵長 江城で影響力抜群じゃないですか 僕はこれからも あなたに頼らなきゃいけませんよ そんなこと言うなって みんな兄弟だろ どうした? 知ってるのか あいつは俺と因縁がある それに 奴は秦少のお気に入りでもある こいつは 何者だ? 力もコネもない小物ですよ なるほど じゃあいいだろう 俺があいつを片付けてやる 馬さんはどうするつもりですか こんなやつに対しては 手はあるさ よく見てろ 秦羽だな 今俺は疑っている 今俺は疑っている お前が禁制品を持っていると 今すぐ立ち上がれ 捜査に協力しろ 馬警部 証拠もなしに身体検査ですか それは規則に反するのでは 俺の規則が規則だ 立て これは何だ あの親分が指示した 馬警部 あんた自分でこれを 俺の体に押し込んだだろ 今度は逆に俺を陥れるつもりか 面白いじゃないか まだ言い訳するか 見たら一発で犯人だ くだらない話はいい 今から命令する すぐにひざまずけ 両手を頭の上に 馬警部 俺はあんたとは初対面だ 何でこんなふうに俺を陥れる どういうつもりだ 余計なことはいい 今日は友人と食事の約束がある しかもその人は あんたが手を出せる相手じゃない もし今すぐ立ち去れば 俺も 何もなかったことにしてやる そうじゃなければ 自業自得だ 自業自得か 俺が誰か知ってるのか よくも脅してくれるな いいだろう 俺の名前は馬強 巡査のナンバー2だ 「生きた死神」と呼ばれている 江城のこの地では 俺に逆らえない者はいない 俺が怖がる相手はいない 江城にはいない じゃあ南省の総督はどうだ 総督だと 自分をそんな大物だと思ってるのか 分かっているのか 総督様の力を 南城の十三城市 江城も含めて 総督の言葉一つで 全ての人の生死を決められる お前ごときが 総督に顔がきくなんて まったくの冗談だ なぜそう言わない 天下の帝王だって言えばいいだろ 本当に俺を捕まえるつもりか 捕まえずに 飯でも食わせてやると思ったか 誰か こいつを連れて行け 署に連行しろ 待て お前らはいらない 自分で歩く 俺も見てやるよ こんな真昼間に 何ができるか見せてみろ 馬さん あんたのやり方 本当に見事だな こんなの大したことない 子供だましだ 小部屋に入ったら あいつを思い知らせてやる 俺の本当の腕をな 何だって 閣主様が捕まった 一体どういうことだ この大それた奴は 閣主様まで捕まえるとは 調べろ 今すぐ調べろ 江城を ひっくり返してでも 必ず見つけ出せ 早く行け 何だって 秦羽が捕まって署に連行された まさかこんなことに 一番腕のいい弁護士を探せ すぐに向かう くそっ 馬強め よくも 秦先生を陥れるなんて 行け 全員を動員しろ 必ず秦先生を救い出せ もしもし 警察署の馬強だ どこから湧いたピエロだ 私の男を罠にはめるなんて 命知らずめ 今すぐ警察署の総監を呼び出して すぐに彼を解放しろ もし私の男がケガしたら 髪の毛一本でも抜けたら 私はお前ら皆を滅ぼす 閣主様が危険に すぐに遊龍令を発令 四舵八堂七十二旗に通知 彼を守れ 急いで江城に援護しろ もし閣主様に何かあったら 私は江城を 天地崩壊させるぞ はい 小僧 正直にしろ 白状しろ 抵抗するな 素直に話せば 多少は楽にしてやるぞ 何の罪だ 俺に何の罪がある 罪があるかどうかは重要じゃない ここは俺の縄張りだ 俺が有罪と言えば それで有罪だ 馬警部 悪事を重ねれば必ず自滅する お前は事実を歪め 無実の者を陥れている 報いを恐れないのか 報い 俺にそんなこと言って笑わせるな 俺は江城で長年やってきた 害した人間は お前一人じゃない それでも俺を見ろ 今も平然と生きてるだろ お前も同じことを 何度もしてきたんだろう 社会の害虫みたいなやつは 排除しないと どれだけ被害が出るかわからない 無駄口叩くな すぐに罪を認めろ さもなければ痛い目に遭わせるぞ 俺のやり方は容赦しない もし計算が合っていれば 俺はもう一時間ここにいる そろそろ出る頃だ どうした 誰かが 助けに来るとでも思ってるのか 教えてやるよ この部屋に入ったら 俺がすべての主だ 誰が来ても無駄だ 警部 陳グループの 陳渓月が弁護士を連れてきた 保釈を要求しています 陳グループの総裁だ その程度の力じゃ 俺から人を救い出すなんて ただの夢物語だ 伝えておけ 秦羽は重罪人だ 保釈できない 了解です 小僧 陳グループまで味方についたか 大したもんだな 少しはコネがあるようだ 残念だが ここじゃ通用しない 無駄だ 警部 遊龍グループの会長 趙弘勝が来ました 彼が 秦羽をすぐに釈放するよう求めています 趙弘勝か 彼は江城の 一番の大富豪じゃないか まさか彼までこの小僧を知っているとは 警部 大変です さっき総警部から電話が すぐに釈放しないと 俺たち全員終わるぞ 総警部が… あのお方まで 彼を知ってるのか 小僧 お前一体何者だ 総警部とどんな関係だ 正直に言うが知らない お前らの総警部など 知らない それよりも 俺が知ってるのは 南省総督だ 総督閣下が到着した 警察署の馬強です 総督閣下にご挨拶します 馬強 お前はなんて大胆なんだ お前が誰を捕まえているかわかっているのか 彼は天下至尊の地位だ 最上位の存在だ 国主でさえ 三分の礼を尽くして拝む だがお前は ここで罠にはめようとするとは 命知らずめ こ、彼は 彼は… 彼が… 私は卑救駕をお連れします 閣主様、お許しください 大丈夫です 私はただお茶を飲みに来ただけです 徳があなたを活開王と呼ぶそうだ 私は知らない あなたの開王殿 私を受け入れられるかな 閣下 わかりました 閣下は私の過ちを許してくださる どうかお許しを 私は必ず 誓って心を入れ替えます 新しく生まれ変わります 馬探長 私はあなたとは面識がありません なぜ私を陥れたのですか 誰かの指示だったのでしょう そうそう ちがう 蘇鵬です 蘇、あのかわいい奴が 大金で私を雇いました この件は 私には関係ありません 私はただ一時の迷いでした どうか許してください 蘇鵬が やっぱりアイツの仕業か 大人 蘇鵬を逮捕しますか まだ急がない 蘇はただの小物だ 後ろに黒幕がいるはずだ しばらく様子を見よう 機が熟したら まとめて一網打尽にする はい 大人 彼はどうしましょう この活閣王 なかなかの大物です 多くの人命に関わってます 殺人事件も多い 詳しく調べて 法に従って対処せよ 大人 私を見逃してください お願いします 助けてください 牢に入れろ 厳重に監視しろ 蘇鵬 秦羽 怪我はない? どうしてここへ? 君がトラブルに巻き込まれたって聞いて 弁護士を連れて助けに来たんだ 私は死なない 陳社長、心配は無用だ 無事ならよかった もう少し気をつけて 絶対に他人と 喧嘩しないでね 次は私も 保釈できる保証はない 助けて 陳渓月 その偽善的な顔 やめてくれないか わかるか 守ろうとするほど不愉快だ 秦羽 君が私を嫌っているのは知っている でも気にしない 無事な君を見て 私は安心した 陳渓月 君が自分で言ったことだ 橋は橋、道は道だと もう関係ないって 今更こんなことして どういう意味だ でも私は やっぱり君が 特別に強く見える 私はただ君を助けたい それだけだ ごめん いらない 今はただ 私から離れてほしい そんなに私を恨んでいるのか 自分の行動を見てみろ 私が君を恨んでも 当然だろう 仕方ない 以前は私が悪かった 君に謝る 謝罪しても 私は受け取らない それに 今は君は秦傲の人だから もうこれ以上 私に関わらないで 他人に誤解される 君は本当に私を嫌っているんだな でもそれもいいかもしれない 今日が 私たちの最後の対面だ 明日、秦傲と 無事に婚約式を終えたら 私は上京に引っ越す もう江城には戻らない それと、ありがとう この三年間 私を大切にしてくれて 私はずっと心に刻みます 江さんはいい子ですよ 見て分かります あなたのことが本当に好きなんですね でも二人の身分には まだ差があります だから もっと努力しなきゃいけませんよ 最俊 幸せを祈っています 一人で酒を飲んで 何が楽しいの? 私が付き合ってあげるよ なぜ来たの 電話しても出なかったし もしかして自殺しちゃうかと心配で だから様子を見に来たの 何を言ってるの 私はただ一人で 少しお酒を飲んでるだけ 私の知る限り 普段あなたは お酒を飲まないタイプだよね 今日はやけにたくさん飲んでる どうして? 何か悩みでもあるの? 言わなくてもわかるよ あなたはきっと 陳溪月と秦傲の結婚のことで 悩んでいるんでしょう 彼らが婚約したって 私と何の関係があるの ごまかさないで その気持ちは 全部顔に出てるよ でも言うとね 実は 陳溪月と秦傲の結婚には 裏があるんだよ どういう意味? 私はすでに詳しく調べた 陳溪月が 秦傲との結婚を承諾したのは 秦傲が 陳家の家族の命を盾にしたから もし従わなければ 秦傲は 陳家を滅ぼすと言っている そんなことがあったなんて じゃあ陳溪月は以前 なぜ私に言ってくれなかったの もちろんあなたを巻き込みたくなかったからよ あなたの性格なら そんなこと知ったら 絶対に黙ってられないじゃない でもあの秦傲は 権力も地位もある もし無謀なことしたら 自分が危ないだけ だから 彼女はあなたを遠ざけたの それに 陳溪月は秦傲に 結婚を承諾するとき 一つ条件を出した あなたを傷つけないこと まさか彼女が そこまで思っていたなんて だから 陳溪月には言えない事情がある 全部秦傲のせいよ 秦傲という男は 本当に狡猾だから 最初も彼の策略で あなたも家を追い出されたんだし 秦傲 もういいよ とにかく 言うことは全部言った この先どうするかは 自分で考えて とにかくね どう選んだとしても 私はずっとあなたを応援する なぜ 私にこんなことを言うの 同じ女性として 私は陳溪月が好きじゃないけど でも 秦傲に彼女が壊されるのも見たくない これは私の車のキー 使い終わったら ちゃんと返してね ありがとう ばかね 帰ってって言ったら 本当に帰っちゃうなんて お嬢様 私には分かりません なぜ 秦羽に真実を伝えたのですか あなたにとって一番のチャンスだったでしょう 彼が好きだからこそ 彼を傷つけたくないの それに後悔してほしくない でも二人がヨリを戻したら どうするの 秦羽の気持ちがまだ残っているなら 私たちは一緒になれない だからこそ 彼の気持ちを尊重したい お嬢様 やっぱり分かりません あなたに言い寄る人はいっぱいいるのに なぜわざわざ 秦羽を好きになるのですか 君は経験したことがないから 当然わからない 昔からずっと チン・ウの姿 もう深く 私の心に刻まれている シュアン妹、怖がらないで ユウ兄がいるよ リィも君をいじめられないよ ユウ兄 覚えてる? 君のシュアン妹がね 黄泉 龍閣の名にかけて 私のために一つ頼み事がある 上京のチン家に知らせて 明日必ず来させて 門の死者を片付けさせる さもなければ 同罪として罰する シーユエ もっと元気を出して そうだよ、お姉ちゃん チン少は 上京チン家の後継者だよ 彼と結婚したら 私たちチン家は 一気に出世できる チン少 婚約式の用意はすべてできています いつでも始められます あの悪魔の弟は なぜ来ていないの チン少がここにいるから 彼は来られないさ 来なくても構わない 今夜の新婚の夜を 録画して彼に見せる しっかり楽しんでもらうよ チン少、お見事です よし、始めよう 今日は縁起の良い日だ この素晴らしい時を迎えて 私は光栄にここで宣言します チン・オウさんと チン・シーユエさんの 婚約式が 正式に始まります やはり 本当にお似合いのカップルですね では 新郎新婦に 誓いの言葉を聞きます チン・オウさん あなたは チン・シーユエさんと 永遠に添い遂げることを 誓いますか 誓います チン・シーユエさん あなたは チン・オウさんと心を一つにし 永遠に離れずにいられますか シーユエ チン・シーユエ よく考えてから答えたほうがいい もし私に恥をかかせたら 私はすごく怒るぞ 責任は重い チン・シーユエさん あなたはチン・オウさんと 心を一つにし 永遠に離れずにいられますか 私は 私は誓えません 私はしません あの悪魔がなぜ来たの まさか式を壊しに来たのか 変だな 捕まったんじゃなかったのか どうしてここに現れるんだ 私の愛しい弟 やっと来てくれたね チン・ウ、お前は何しに来た 早く帰れ すぐに出て行け チン・シーユエ チン・オウとお前のことは もう知っている 知ってどうするの チン・オウには勝てないよ どうせ自分が恥をかくだけだ チン・オウなど 私にとっては取るに足らない 今日は彼との過去の恩讐を 清算するために来た 清算? どうやって清算するの チン・オウは名家の後継者よ 地位も権力もある お前は? 家を追い出された 私生児 何を持って彼と比べるの どこが勝っているんだ 今は昔とは違う チン・オウどころか チン家の族長でさえ 私の前では 従うしかない お前は頭がおかしくなったのか 自分が何言ってるかわかるのか 何を言ってるんだ 今回のことは 私が原因だ 君を守るために来た すべての問題を解決する 必ず君を守る 筱之夏のことは 私のことはあなたに心配されなくていい 私はもう 何の関係もない すぐに出ていって 陳渓月 私たちはあんなに多くのことを乗り越えてきた それでもまだ私を信じてくれないのか わかってる 江小姐があなたの後ろ盾でしょ でもそれがどうした 秦家の勢力は 江家よりもさらに上よ それに江家も あなたのために 秦家と揉めたりしないわ 自分でわかってるでしょ もう行って 私の頼みの綱は江家じゃない 自分自身よ 今日ここに来たのは 秦傲に破滅させるためよ 秦羽 もうやめてくれないか 少しは自分の立場をわきまえてほしいよ 自分で破滅するのはどうでもいい でも私たちを巻き込まないで 早く出ていけ 今すぐ出ていけ 秦の名前を持つ者 耳が聞こえなかったのか 娘のために早く出ていけ 出ていけ 秦羽 本当にしつこいな 姉を追いかけて 婚約式まで来るなんて こんなやつ見たことない 厚かましいにもほどがある 陳渓月 信じるかどうかは別にして 今日は すべて解決するから 秦羽よ秦羽 まさか 婚約を邪魔しにくるとはな 本当に勇気があるな 秦傲 これは俺たちの個人的な問題だ 他人を巻き込むな それは俺に頼んでるのか かつてのお前はあれほど誇り高かった 家を追放されても 一言も弱音を吐かなかった 今は 一人の女のために 俺に頼むとは 本当に面白いな 頼むなら 頼む態度が必要だ その情けない顔 見ていられないな じゃこうしよう そうだな 跪いて 三回犬のように鳴け それから俺の股の下をくぐれ 俺が満足したら 考えてやってもいい 勘弁してやるかもしれない 秦傲 チャンスをやっているんだ 罪を償わせてやる 調子に乗るなよ 俺にチャンスを? お前なんか所詮負け犬だろ そんなやつが何を言うつもりだ 秦傲 もし離れることを選べば 江城を一歩も踏み入れなければ 昔のことは 水に流してやる もし拒んだら 断るのか じゃあ 新しい恨みも古い恨みも一緒に清算だ そのとき そのときは お前を徹底的に潰してやる 俺を潰すつもりか 俺の可愛い弟よ まさかわからないのか 全然わかってないのか 今お前はただの敗者だ まだ俺の前で 大口を叩くのか 徹底的に潰すつもりじゃないのか いいだろう 今日はここに立って 見せてもらおうじゃないか どうやって俺を潰すつもりなのか もうやめろ秦羽 はっきり言ったでしょ 私たちはもう 何の関係もない ここでもう しつこくしないでよ あんたがいらなくても 私たちはいるんだから 秦羽 姉はもう お前には手の届かない存在だ 分かってるなら さっさと出ていけ お前が愛した女は もうお前と一緒に行きたくないみたいだぞ むしろ俺の胸に飛び込んでくるんだ 怒っているだろう とても悔しいよね でも無力に怒るしかないだろう 他に何ができるんだ そうだ 俺が聞いたところによると 彼女はまだ純潔らしいぞ 本当にもったいないな あんな美人が お前のそばにいるのに よく我慢できたな そうだな もしかして問題があるのか いや、気にするな 兄弟なんだからな 幸せを分かち合おう 兄さん お前にも分けてもいいぞ お前が望めば 今夜の新婚の時に お前を招待して 直接見学させてやるよ 秦傲 俺は今までお前に害を与えたことはない なぜ そんなに俺を追い詰めるんだ 理由は簡単だ それはお前だ お前の存在が ただの お前の母さんはか わいいね お前も可愛いよ お前たちはみんな 卑しいゴミだ 踏みつけられて当然だ 永遠に這い上がれない 死ね やめろ 秦羽、お前は頭がおかしいのか 今日秦少を傷つけてみろ ただじゃおかないぞ お前が彼の肩をもつなんて 彼は君で遊んでいるんだ 私は君のことを思っている それすら分からないのか もう一度言う 私には助けは不要だ 秦少と結婚できるのは私の誇りだ 私の幸せを壊さないで 本気でそう思うのか 秦羽 私は女だ 私も頼りたい お金持ちに嫁げるチャンスなんて 誰もが欲しくても手に入らないんだよ 今私の手に入った 断る理由なんてない でも君は 秦傲が好きじゃないだろう 好きかどうかなんて関係ある? 人は皆体裁が大事 私が欲しいものは あなたには与えられない でも秦少ならできる これがあなたたちの差よ そうか いいだろう その言葉 お前の口から出るとは 陳渓月 俺はずっと お前が脅されていると思っていた まさか楽しんでいるとは思わなかった 俺は本当に間違っていたよ こんな女を好きになるなんて すまない 来るべきじゃなかったな 俺たち ここで終わりにしよう 俺の可愛い弟よ まだ分からないのか 女は強者に従うだけなんだ 俺には力も権力もある 俺は彼女を守れる 贅沢を味わわせられる お前と一緒なら 一生貧乏暮らしだぞ 秦傲 自分の勝ちは決まったと思っているのか もちろんだ 今のお前には何も無い 最愛の女性まで 俺のもとに来た そのお前にどんな資格がある 俺に勝てると もちろんだ もし跪いて頼めば 自分がゴミだと認めれば 俺の気分次第で もしかしたら この女を返してやるかもな どうだ 跪くか、跪かないか チャンスは一度だけだ 無駄にするなよ 秦傲 俺はお前にチャンスをやった だがお前は大事にしなかった ならもう容赦しないぞ 徹底的にやる 今日から 徹底的にお前を封じる お前の名誉も金も潰す 家も財産も お前が蒔いた因果を すべて自分で背負わせてやる 俺が約束する 今回は秦家もあなたを守れません 守るつもりもありません 秦羽 お前、頭でも打ったのか 俺を封じたいって? そんな力が本当にあるのか? ピエロめ 田舎者はただの化け物だ 大声で叫ぶ以外に 他の能は何もない 秦少の前でそんな態度をとるとは お前、本当に命知らずだな 「游龍集団」の会長がいらっしゃいました 游龍集団の会長 あれは 我々江城市の一番の富豪だ さすが秦少だ やはり顔が広い 江城一の金持ちも顔を出したぞ 江城一の富豪どころか 秦少の地位なら 南城知事が来ても 礼を尽くすしかない 人気者は悩みが多いな どこに行っても たくさんの有力者が 知り合いになりたがる 本当に困ったものだ 同じ秦という名字でも 生まれつき王になる者もいれば そうでない者もいる 運ですらかなわない 秦羽、お前はもっと早く離れるべきだった なぜここで 自分を辱めるのか 趙会長、こんにちは 今日お会いできて 大変光栄です 游龍集団の趙弘勝です 秦先生にお会いします 秦先生 俺の目が変なのか? 游龍集団の会長が まさか 秦羽に礼を? そんなはずがない 秦羽ってやつは ただの田舎者だぞ 人違いじゃないのか 趙会長は秦羽を 秦少と間違えてるんだ きっと人違いだ 趙会長 人違いではないですか 秦羽ってやつは 彼はただの 何の力もない田舎者です どうして あなたの礼を受けられるんですか 無礼者 お前は何様だ 秦先生に無礼を働くとは やっぱり人違いですよ 秦少 こいつこそ 上京秦家の後継者です この秦羽など 偽物にすぎません 騙されないでください 上京秦家など 秦先生の前では 話になりません なんて口のきき方だ 趙、 お前なんて 成金に過ぎない この場で大口を叩くとは 秦家を怒らせたら どうなるかわかってるのか その通りだ 江城ならまだしも この世を牛耳ったところで 上京秦家の前では ひれ伏すしかない 私が頭を下げるべきは 秦先生だけ 君のような小物には その資格はない 趙弘 趙弘勝 調子に乗るなよ 秦家は百年の名門だ 底力が違う お前ごときが どういう資格で 我々秦家に逆らうつもりだ 趙会長は資格がない では私ならどうだ? これは江城江家の 家長だ どうしてここに? 南省三大名家のうち 江家はトップだ その地位の高さは 上京秦家には及ばないが それでもほとんど差はない 江伯父 そんな風に呼ぶな うちの娘が 泣いてごねて 俺にお前を助けろと強引に頼んできてな 本当は手を出したくなかった 江家の家長 今日ここに来たのは 俺の場を荒らすためか 秦少、誤解しないでくれ 私も人に頼まれて 来ただけだ この子の無事を守るためだ もし どうしても彼を守ろうとすれば 私は 手を出して止めるしかない 江族長 我々雨家は あなた方とは無縁の関係だ たかが秦羽のために 秦家に逆らうつもりか 仕方ない 秦羽は うちの娘が好きな人だ 万が一何かあれば 娘はきっと悲しむ 父親としては 娘が私の前で 涙を流すのは見たくない そうか 素晴らしい どうやらお前たちは 本気で秦家に 盾突くつもりだな うちの秦家は百年の名門 人脈は天に通じ 勢力は非常に大きい 南省総督ですら 会えば敬意を示さねばならない お前たちのような連中が 何になるというのか 俺の前で人を守る? いい度胸だな 秦羽は俺が必ず手に入れる 誰が来ても無駄だ 彼を守ろうとするなら 俺が容赦しないぞ 秦傲 随分と威張っているな これは虎の令牌では? まさか彼も? 虎様 まさか… 伝説の地下の皇帝 王天虎か 南省には「二網頂三豪門」と言われる 最強格の一人だ 今目の前のこの人物こそ 三大名門を凌ぐ実力者 トップの存在だ 秦傲 ここ南省は俺の縄張りだ お前たち秦家がここで好き放題して 俺に一言あったのか 虎さん 俺はあなたに恨みはないはずだ 一体どういうつもりだ 俺に恨みはないかもな だが 俺の命の恩人に仇なした 命の恩人? つまりお前は 秦羽のことか そうだ 秦先生こそ 俺の命の恩人だ 彼に敵対するなら 俺王天虎に敵対することになる まさかこの男 虎様と関わりがあるとは 道理でこんなに派手なわけだ 最初は江城一の富豪 続いて南省の名門 そして今は 地下の皇帝まで 虎様も現れた この若者はいったい何者だ よくこんなにも 大物を動かせるな 秦羽 本当に意外だ 周到に準備してきたんだな 分かった 今日は虎様に免じて お前は見逃そう さっさと消えろ 俺がお前を見逃す? 俺の方が許さないぞ 言ったはずだ 俺が守ると決めたからには 君みたいな可愛い子でも 容赦しないぞ 勘違いするな 王天虎が後ろ盾でも 俺の前で調子に乗るな 言っとくが 俺を怒らせたら 誰もお前を守れない 大膠 区のボスよ 秦先生に無礼とは 命が惜しくないようだな 王天虎 まさか俺を殴るとは この先どうなるか 分かっているのか そんなの知ったことか 秦先生に敵対するなら 代償を払ってもらう 王と名のつく奴 調子に乗るな 南省で幅を利かせていても 俺たち秦家も黙ってはいない 本気でやり合うなら ただではすまないぞ 首都の秦家が出てきたら おじいちゃんが来たぞ 王家のやつらもお前らも 一人残らずな 今日は覚悟しろよ 特にお前だ、可愛い子 勘違いするなよ 王天虎が後ろ盾だとしても 安泰だなんて思うな うちのおじいちゃんの前では お前ら全員ゴミ同然だ 黙って終わりを待て あれが秦老爺さまか やっぱり威厳があるな 秦老爺さまがいるときは たとえ南省の 裏の王・王天虎でも 勝手には動けない 秦家のやつ どうしてもやっちゃいけなかったのは 秦少を怒らせたことだ これでお前の終わりだ 秦羽よ、秦羽 前に忠告しただろう なんで素直に出ていかなかった いくら たくさん味方を呼んだとしても それがどうしたというんだ 秦家という巨大な存在に 結局は蛾が火に飛び込むようなものだ おじいちゃん、やっと来てくれた あいつらが あいつらが 秦家を侮辱して 私にも手を出してきたの 絶対に私のために 公正を示して 必ず私のために 正義を貫いて 彼らが打ったのは私じゃなくて 打ったのは 秦家全体の面子だ 今回は見せしめにしなきゃ 秦家の威信が崩れる そうだよ、秦老爺さん やりすぎだよ、あいつら まるで 秦家を無視してるみたいだ 奴らに 痛い目を見せないと 南城のボスだと勘違いして 傍若無人に振る舞ってる 秦家に逆らうなんて それにこの可愛い子 6年前にうち 秦家から追い出されたくせに いまさら ずっと恨んでて 復讐の機会をうかがってた 今日の一件も 全部こいつが仕組んだんだ 絶対許しちゃいけない 絶対に逃がすな 無礼者め じいちゃん なんで私を叩くの この可愛い子が 人間性が最低だな 道徳心も失せてる 毎日 とんでもない 悪事ばかり働いて 秦家の名誉は お前のせいで台無しだ おじいちゃん私は 黙れ お前は嫉妬深くて 腹黒い こんなクズが そもそも 秦家の後継者にふさわしくない いまここに宣言する お前から 秦家の後継者の資格を剥奪する 本日をもって お前を家から追い出す まさか 秦老爺さまが 秦少を家から追い出すなんて どうなってるんだ 秦老爺さまが来たのは 秦少の味方をするためじゃなかったのか なんで急に秦少を叱りだしたんだ 信じられない おい 一体どういうことだ なぜだ なんで私を家から追い出すの 情けないやつめ 自分で何をしたか よく分かっているだろう 当時お前が嫉妬して 羽を罠にかけたからだ 羽は 大きな濡れ衣を着せられた 今日来たのは お前にその罪を償わせるためだ つまり 秦羽の味方なのか そうなのか 違う あの時私は一時的に頭が混乱して そそのかされて 羽を罠にはめた 今日は来たのは 罪滅ぼしをしたくて 当時の彼への償いだ 私は一方で お前を家から追い出す それから 私は秦羽を 秦家の 新しい後継者に指名する 何だって 秦羽を後継者に守るなんて なんてことだ じゃあ秦羽は まるで鯉が龍門を越えて 一気に出世だ どうしてこんな まさか秦羽が 運が向いたのか ありえない 絶対にありえない 私は秦家の正統だ 私の血筋こそが本流だ お前なんかただの 家から追い出されたかわいそうな奴だ そんなお前に 秦家の後継者になる資格はない まさか 頭がおかしくなったのか あなた お前は本当に目上も敬わず 兄弟で争う悪人だ もしまだ 侮辱する気なら 容赦はしない 手加減しないぞ 秦傲 裏切られる気分は どうだ さっき私が言ったことを覚えてるか お前を 徹底的に潰してやる 全財産を失わせてやる 覚えておけ 秦家ですらお前を守れないぞ お前が裏で仕組んだんだな お前の仕業だろう 一体何をした 私はただ相手の手段で その身に返しただけだ 今のお前は 自業自得にすぎない 言っただろう 全部私が解決する 全ての面倒事を 秦傲なんか 私にとっては無価値だ これで 信じたか これで 信じたか うん 信じるわ もちろん信じている 本当にね 前から分かってたのよ あなたはただ者じゃないって 今やあなたは 秦家の後継者だもの 母さんは本当に嬉しい 前は本当に 少し厳しかったけど 全部あなたのためだった 本当はね母さん あなたのことが大好きよ 分かってる あなたがずっと渓月を好きだったこと そうだな 今日は本当にいい日だから あなたと渓月 今日結婚しなさい いやいや 義兄さん 本当に 姉さんと離婚してからというもの ずっと落ち込んでたんだ 見て分かるよ 二人は本当に両想いだ これでよかった すべての誤解も もう解けたし これでまた 元に戻れるね またやり直せる もし僕が 秦家の後継者じゃなかったら 君たちは こんなこと言えるのか 言えるよ あなたがどんな人でも 私たちの大切な婿だ そうよそうよ お金や地位は関係ないよ あなたは私の義兄だ 陳渓月 あんたはどう思ってるの 私たちは全員賛成よ いいわね 君がそう言ってくれるなら もう安心した 秦家の後継者なんて 僕は最初から望んでいない 何だって 後継者をやめるのか 冗談だろう 僕が冗談に見えるか 秦家を出たその瞬間から 秦家とは 何の関係もない しかも 秦家の後継者という身分は 興味ない 全く気にしない 秦くん 変なこと言うなよ これは天の財産だ 無数の人々が夢に見る機会だ 絶対に逃してはいけない そうだよ義兄さん 絶対に 感情的にならないでよ 鯉が龍門を超える機会だ 千載一遇だ たとえ 自分のためでなくても 私たちのために 考えてほしいよ 君たちはさっき 僕の身分なんて気にしないって どうしたの 今さら後悔してるのか 僕は 秦くん 私たちは本当に 君の身分は気にしていない でも 君が出世してほしいんだ こんなにいい機会を前にして なぜ断るんだい 僕の意志は決まってる 絶対に変えない 秦くん君は頭がおかしくなったのか 自分が何をしてるかわかってるのか 君は明らかに上流階級に登れるのに 豪門の主になれるのに それをわざわざ 自分を貶めて進歩を放棄するなんて 本当に愚かだ 義兄さんお願いだよ 引き受けてくれよ 僕のことは いつから 君たちに口出しされるようになったんだ 僕が断るだけじゃなくて たとえ 秦家の後継者の身分でも 君たちに何の関係があるんだ 羽 羽 昔のことは 全部私が悪かった おじいさんを許してくれないか 私はきっと 全力で補おうとする 僕を羽と呼ぶな 君にそんな資格はない あの頃ずっと 僕を目の敵にして 私生児だと思い 家門の恥だと だからたとえ 秦傲が僕を陥れようとしていると知っていても 冷たく見ていた 結局僕を家から追い出した 君たちは皆秦傲と同じ 同じ穴のムジナだ 僕は 秦安泰 君の考えは分かっている 君は秦家の後継者の座を 僕に譲ろうとするのは 僕が龍閣の一員だからだ 今後二度と 僕の前に現れるな 昔のことは もう水に流してやるが 今度同じことをしたら 手加減しないぞ よくもやったな秦羽 お前は本当にバカだ 跡継ぎの座を断るなんて わざわざ何になりたいんだ 自分で自分を苦しめてる 何が義兄さんだ あきれるよ 鯉が龍門を超える機会を 大事にしないなんて 一生みじめに生きればいいさ 若秦 これからどうしますか 慌てるな まだ終わりじゃない たとえ秦家を追い出されても でも祖父母は みんな名家だ 国に匹敵するほど裕福だ それで再起できる それに 明日は龍閣の英雄宴だ 僕は総督閣下と懇意だ 全く問題なく 総督閣下を通じて あの 至高の 龍閣の主と 何だって 龍閣の主 あの世に名高い 朝廷も圧倒する 万人の頂点に立つ 天下の人々が尊敬する 世界の覇者だ そうだ あの御方に 評価されれば 秦羽なんて問題外だ 王天虎や秦家さえも 僕の足元にひれ伏すことになる 徹底的に屈辱を与える さすが若秦様だ 本当に人脈がすごいですね 秦少 もし幸運にも この世の至高の存在と知り合えたら 導いてくれませんか 私も恩恵にあずかれますか 君が十分忠実であれば 何も問題ない ありがとうございます秦少 秦少 あなたが英雄宴に出席すると聞きました できれば 私たちも連れて行ってもらえませんか あなたは 秦羽と仲良くしていたのでは どうして急に変わったんだ 秦少、わかっています 秦羽なんて化け物は 泥のようで何にもならない どうしてあなたと比べられましょうか 私たちは 私たちは ずっとあなたの味方です はいはい 秦羽なんて 卑劣な小悪党ですよ あなたとは違います 秦少は高貴な家柄に生まれ 将来は明るい 秦羽は あいつなんて 頭から尻尾までゴミですよ なかなか目が利くな そこまで言えるなら そこまで言えるなら よし 一度だけチャンスをやろう 明日私についてきて 龍閣の英雄宴に参加しなさい ありがとうございます秦少 秦羽よ、秦羽 見ていろ 俺の前で偉そうにするなよ あの方と知り合いになったら この世の至高と お前を地獄に落としてやる 待って 話がある 私たちの間に 何を話すことがある 秦羽 どうやって あんな大物たちと知り合ったの 一体どれだけの 秘密を隠してるの 今そんなこと言って何になる 言いたくないならいい でもさっきは あなた、わがままだった もしあなたが 秦家の後継者になったら 天下を動かせるし 贅沢にも生きられる なぜ断ったのかわからない どうして断ったの 陳溪月 君は僕を分かってない だからこそ そんなことを言う 君たちの望んでいる 栄華や富貴は 僕の目には 全てはかない雲だ 僕が大事なものは 君には理解されない 僕たちは本当に違う人間だ だから 一緒にはなれない 秦羽 確かに今日は 私が多少行き過ぎた でも全部、あなたのためなの あなたが無事ならそれでいい それが悪いこと? 違う 悪いのは僕だ 余計なことをすべきじゃなかった もし現れなければ ここにいなければ 君はもう望み通り 金持ちに嫁いでいた どういう意味よ あなたの心の中で 私は 虚栄心だけの女だと思ってるの? そうか、違うか もう関係ない なぜ あなたが来たのは 私のためじゃないの? 私が秦傲に嫁ぐのを望まないから 婚約を壊しに来たんでしょ それはあなたの心の中に私がいる証拠 もう少しで成功するのに なぜ諦めたの あなたがうなずいてくれるなら 何もかも捨てて 一緒に行くのに 陳溪月 もう自分を騙すのはやめて そう 認めるよ 以前は君のことが好きだった でも今は本当にもう疲れた もうお互い終わりにしよう 秦羽、ごめんなさい 私 私、あなたを傷つけてしまったことわかってる あなたに謝ります そして約束します イジュンはもう二度と 同じ過ちは繰り返しません もう止められない 君のもとを離れるべきじゃなかった 復縁してくれないか 前みたいに 平和な日々を送りたい ねえ 今さらそんなことを言っても 何の意味もないわ 一度終わったことは 元には戻らないの それに 私の心の中には すでに他の女性がいる 自分の道を歩んで どうして どうしてこうなったの 私は一体どうしたらいいの 外はこんなに寒いのに なぜ中に入らないの 中で休もうよ もし君と陳溪月が 仲睦まじくしているのを見たら 自分を傷つけるだけだろう どうして君だけなんだ 陳溪月は 解決すべきことは すでに全部終わった だから先に帰るよ 陳溪月については 僕たちはもうとっくに終わった 今日は後始末しに来ただけさ まずは秦傲と決着をつけること 二つ目は 陳溪月が 災難に巻き込まれないように 助けたかっただけ 本当に 三年の付き合いが こうして終わったのか 人は前を向かなきゃ 過去にこだわりすぎると 無駄に悩みが増えるだけだ 羽お兄ちゃん やっぱり あなたは私を失望させないね 今日は本当に助かった 行こう ご飯でも食べに 君がそこまで言うなら 遠慮なくご馳走になるよ 閣主 これは明日の 英雄宴の招待者リストです ご確認を 秦傲 彼は家から追い出されたはずでは どうやって招待状を手に入れたんだ 私の知る限り 秦傲は南省総督の 陳国民と親交があります この招待状は 陳国民が贈ったものです つまり 彼は陳国民を通じて 龍閣との関係を作り 再起を図っているのでしょう その可能性はあります あの男はまだ諦めていませんね 閣主 秦傲の資格を 取り消しましょうか 必要ない 普通の手順で進めればいい ちょうど良い機会だ 徹底的に彼を見極めよう はい 秦羽 その招待状はどこで手に入れたんだ 他の人と違うみたいだが 江叔父さん この招待状は 特別なものなんです だから他の人とは違うんです 特別な招待状? 本当なのか? もちろん嘘さ 江叔父さん 私の持っているこの招待状こそ 本物の招待状です 秦羽が 君たちに渡したものはね ただのゴミだよ もしそれを持って 英雄宴に参加したら 恥をかくだけでなく 下手すれば 龍閣に 偽物と疑われて 逮捕されるかもしれないよ 逮捕? 高公子 食べ物は何を食べてもいいが 口は慎むべきだ 証拠がないのに 私は龍閣の者だと 君の言葉が 証明になるとでも? 高公子 自信を持つのはいいが 過信は禁物だ 自分で自分を 窮地に追い込まないように 君は何様のつもりだ 私の足を踏みつけるなんて 秦と名乗る奴 お前が分別があるなら 自分で出て行け 龍閣の英雄宴は お前みたいな 小物が参加できる場所じゃない この英雄宴に私が参加しなければ たぶん収拾がつかない 絶対収拾がつかない 自分を何様だと思ってるんだ 龍閣の閣主か 笑わせるな 江おじさん 招待状が欲しかったら 私に直接言えばよかったのに 方法を考えて 用意できたのに でも一番やっちゃいけなかったのは 秦羽なんかを信じたことだ 高遠 勝手なこと言うなと警告する 霊宣 君たちのためを思って言ってるだけだ 江家は名門中の名門 君たちもまた 立派な人物だ もし今日ここで門前払いされたら 噂になって 恥をかくぞ 秦羽 この招待状は 一体どういうことだ ちゃんと説明してもらおうか 江おじさんご安心ください お約束します この招待状は 絶対に何の問題もないです まだ言い訳してる 二つの招待状 こんなに違いがある 目が見えてれば 偽物か本物かわかるはずだ 高公子 考えたことあるか もしこの招待状が 本物だったら どうするつもりだ それが本物だったら 俺がそれを食べてやる いいだろう高公子 そんなにそれが 食べたいなら 満足させてやるよ 尊敬する龍国の貴賓 郭遠より 龍閣の貴賓 そんなことあり得ない あり得ない この招待状 まさか本物か 高公子 今度は何か 言い訳があるか いや そんなはずない お前何か間違ってないか そんな貴賓用招待状なんてあるか 俺は知らないぞ お前が知らないのは お前の地位が低いからだ 旗主クラス以上の高層だけが 格があるから 高層用の招待状がもらえる 旗主 まさか君 本当に龍閣の高層と それはお前の知ったことじゃない でも君は賭けたんだ 食べてもらおうか お前 秦くん まさか 本当に貴賓用招待状を 手に入れるとはな やっぱり見込んだ通りだ 江おじさん、褒めすぎです 行きましょうか そうだった 君たち 彼が食べ終わるのを見てろ 食べ終わるまで中に入れるな はい もしもし 総督閣下 どちらにいらっしゃいますか お迎えをお送りしましょうか いや結構だ もう向かっている 秦傲 念のため忠告しておく 閣主は とても尊いお方だ 日々ご多忙だ 誰でも簡単に会えるわけじゃない 理解しておけ 心得ております 分かっています 総督閣下 その時は 私のことをよろしくお願いします 事がうまくいけば 必ず礼をします 昔の縁もあることだし 力になれるか試してみる だが約束はできない 君が得られるかどうか 閣主様のご寵愛 それはお前次第だ 自分の運命にかかっている 総督様 必ずや良い結果を出してみせます それと 無理強いは禁物だ たとえ寵愛を得られなくても 勝手なことをするな 閣主様を怒らせたら 大夏中 お前を守れる者はいない 私でさえ巻き込まれる 分かったな 総督様 ご心配なく 一万回のチャンスをもらっても 決して無礼はしません よし それでいい また後で 秦少 どうしましたか 総督様はなんと? 総督様が言った 俺に万龍閣の閣主を会わせてくれると ただし あの方のご寵愛を得れば 出世街道まっしぐら すぐにでも さすが秦少 やっぱりすごいな そういうことなら 秦少はいずれ 一人を除いて 皆の上に立つんだな 素晴らしい 秦少 もし将来出世されたら どうかお忘れなく 私たちを引き上げてください 心配するな 俺が無上の権力を 手にしたら 堂々と お前の娘を嫁にもらう その時は 俺たちは一家になる いやいや 皆家族になるんだ 家族だ 私はあなたと結婚しない なんだと? 私はあなたと結婚しないって言ったの 渓月 ふざけるな 秦少と結婚できるのは 何代もの徳の積み重ねだ そうだよ姉さん 秦少は身分が高いし 前途洋々よ あなたにぴったりの良縁だ 絶対に変な気を起こさないで どうしたの? まさか 秦羽のことが まだ忘れられないのか 言っておくが 俺が成功したら 最初に潰すのはあいつだ もちろん お前が素直に従えば お前の栄華は約束する もし断ったら 構わない ちょっと苦しめてやる 秦傲 お前のすることは止めないが 私を巻き込まないで 私は人間よ お前のおもちゃじゃない 無礼者め 俺にそんな口を利くとは 死にたいのか 秦傲 男のくせに 女をいじめて 恥ずかしくないの 秦羽 なんで奴が来たんだ? 本当にムカつく 今日は秦少の舞台なのに 小物の秦羽なんて 何もできやしない またお前か小可愛いやつめ いつもつきまといやがって 秦傲 言葉に気をつけろ お前はもう 秦家の後継者じゃない 俺たちに偉そうにする資格はない 秦家を離れたから何だ 俺は相変わらず出世する お前なんか 足蹴にしてやる それだけだ はっきり言ってやろうか 秦少は総督様と 深い縁がある それに まもなく 龍閣閣主のお気に入りになる その時には まさに一人の下で 万人の上に立つ お前ら全員 秦少の前にひれ伏すことになる 排気ガスを嗅げ 龍閣の閣主 秦羽 江家が後ろ盾にいるからといって 王天虎が君の後ろ楯になっているからといって 私の前で 威張れると思うな お前はただの虫けらだ たとえ 王天虎であれ 江家であれ 龍閣の閣主の前では みんな猫同然の存在だ お前が頼るものなど 私の前では何の価値もない 私が一言言うだけで お前の家族を 全滅させることができる どうだ 怖いだろう すごく絶望してるだろう 私はお前の 怯えた顔を見るのが好きだ 秦羽 虫は結局は虫だ どんなに努力しても 変わらない 泥の中から這い出してきた身の上 秦傲 なぜだと思う 龍閣の閣主が君を重用すると思うのか もちろんだ 私には総督様が 後ろにいるから それだけの理由では ない 全然違う 本当のことを教えてやろう 陳国民は君を守れない 彼も君を守る勇気がない 今すぐ消えれば 許してやるかもしれない そうしなければ 今日の英雄宴が お前の死ぬ場所だ 死ぬ場所だ 私が間違っているか 死ぬ場所だ 秦羽 わかってるのか 君は何を言っているんだ 総督様は一省の主だ 権力は絶大だ その地位は 龍閣の至高者の次に位置する 君は総督様さえも 眼中にないと言うのか どれだけ傲慢なんだ 総督を侮辱するのは 大罪だ 秦羽 すぐに罰が下るぞ まったく命知らずだ 自分の立場も わきまえない 自業自得だ 秦羽 一度だけチャンスをやる 今すぐひざまずいて 私の靴を舐めてきれいにしろ そうすれば総督様の前で 少しは好意的に話してやる そうすれば 犬のように生き延びられる 本当にひざまずくのか ひざまずかない ならば死ね よし 私が相手してやる 秦少 死にたがりめ 貴様 痛い痛い やめろ 秦羽 ずいぶんと図太いな 今日は龍閣の英雄宴だ よくもこんな場で騒ぎを起こしたな もう生きるのに飽きたのか 高公子 こいつです 英雄宴を台無しにした 大罪人です 決して許してはいけません 法を無視している 横暴すぎる 必ず罰を よくも秦少を殴ったな 今日こそ死ぬぞ 秦羽 来るな まったく懲りないやつだ 誰か こいつを捕まえろ 総督様のお出ましだ 総督様 よかった 総督様 やっと来てくださった 秦少と総督様は 親しい間柄だ 今日秦少が殴られたのに 総督様が黙っているはずがない 必ず報復するだろう 秦羽はもう終わりだ こんな馬鹿な 世間知らずな奴 死んでも仕方ない これは厄介なことになったな チン・ユー 私の命の恩人が来た お前はすぐに破滅だぞ 総督を侮辱し 人を殴った 英雄宴まで開いた お前は大罪を犯したぞ 今日はどうやって死ぬか見ものだな チン・ユー さっきはあんなに威張ってたのに 今はなぜ黙ってるんだ もう一度調子に乗ってみろよ ここで一体何が起きたんだ 総督閣下 実はですね この生意気な小僧が 無法者で しかも英雄宴まで始めました 絶対に許せません 全く度し難い よくもやったな 龍閣翠辺の英雄宴を こいつがやったんです 総督閣下 私が証言できます この者は傲慢で横暴で 非常に生意気です 他人を殴っただけでなく さらに あなたにも無礼を働きました お願いです 必ず罰してください 必ず厳罰を お願いです 私も証言できます 総督閣下 私たち全員証言できます 総督閣下 まったく身の程知らずだ この小僧を立たせろ お前はこっちを向け 誰なのか見せてみろ 一体何者だ チェン・グオミン あなたが言ったのか 私に罪を問うつもりか いやいや あなたを裁いて何が悪い 堂々たる一省の総督が その資格がないとでも 教えてやろう 今すぐひざまずいて謝れ さもなくば 私が怒ればお前はすぐに灰になるぞ わかったか 黙れ 本当に 見る目のない奴だな お前は今 誰を相手にしているかわかっていない 彼こそ お前がひれ伏すべき存在で お前ごときが 敵に回してはいけない人だ 南省総督チェン・グオミン 龍閣閣主様に謹んでご挨拶申し上げます 立て はっ 閣 閣主様 私は夢を見ているのか これ一体どういうことだ 堂々たる一省の総督が どうしてこの男にひざまずいたんだ 総督閣下をひざまずかせられるのは ただ一人 龍閣閣主だけだ まさかお前が まさか チン・ユーが龍閣の閣主だったのか チン・ユー 龍閣の閣主 娘よ 私は夢を見ているのか まさかお前が選んだ婿が まさか伝説の 天下至尊とは 私は羽兄さんがすごい人だとは思ってたけど 想像もしなかった 彼がまさか そんな身分だったなんて 総督閣下 彼が龍閣閣主なわけがない こいつは 家を追い出されたただの怪物だ チン・ユーにそんな 器量はない 無礼者 無礼な発言をするな 閣主を侮辱するな 誰か こいつを捕えろ 総督閣下 弁解させてください 信じない ありえない こいつはただの化け物だ 卑しいゴミ野郎だ どうしてそんな奴が 私の上に立てるんだ ありえない 彼が天下至尊だなんて 信じない チン・アオ 今になってもまだ改心しないのか 私はお前に機会を与えた だが自分でそれを大切にしなかった 逆に何度も私に挑んできた 今のお前の結末は 自業自得だ 私は納得できない 秦羽、この小可愛い奴め お前を殺してやる 無礼だ 誰か、こいつを捕まえろ 陳国民 刺毅龍閣の閣主を襲うとは お前の罪は重いぞ 死罪は免れん 連れて行け 法に従って処理しろ たとえ死んでも お前を許さない 終わった すべて終わった 終わった 私は閣主様を怒らせた どう言い訳しよう 私たちは何か間違ったのかな 私は本来 栄華を享受できるはずだったのに でも 私たちは自分の手で すべてを台無しにした 造尊様 お母さん どうりで どうりであなたはあんなに自信満々だった やっぱり もう頂点に立っていたのね なぜ なぜ早く教えてくれなかったの 言っても 信じたか 私は もちろん信じない だって何を言っても 何をしても あなたはいつも気にしなかった 秦羽 前は私が悪かった 改めるよ やり直そうよ もう遅い 去ったものは戻らない 二度と前には戻れない それに 私は新しい居場所を見つけた 分かったよ 幸せを祈るよ 閣主様 この者たちはどう処理しますか 任せる はい みんな こいつらを追い出せ 早く外に出せ 急げ おばかさん さっきはちょっと無茶したね もし怪我してたらどうするの あのときは何も考えてなかった あなたが傷つくのが怖かっただけ こんなに長い間 全然変わってない そんなことない 私はもっときれいになったんだから そうだね きれいな女性だ じゃあ 僕と結婚してくれる? うん、喜んで
ようこそ【そうげき むげん】へ!
🌟 ここは爽快感たっぷり、展開がアツすぎる短編ドラマの楽園!
🔥 毎話がアドレナリン全開、予想外の展開で止まらない!
💥 ビンタ系逆転劇、🏙️ 都会系スカッと物語、⚔️ バトル系熱血ドラマ──全部そろってます!
今すぐチャンネル登録して、あなたのショートドラマの旅を始めよう!
#そうげき むげん #覚醒 #復讐 #逆転 #最強 #成り上がり #熱血 #注目短ドラ #戦神 #男向け #短ドラ #修仙 #都会ドラマ #びじょ #人気短ドラ #タイムスリップ